JP6715195B2 - 動物用ハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、四足動物に動物用車椅子を装着する際に用いる動物用ハーネスに関する発明である。
従来、後肢の運動機能が不十分となった愛玩犬等の四足動物の歩行を補助する動物用車椅子(以下、「車椅子」という)を、四足動物に装着する際に用いるハーネスとして、予め車椅子に取り付けられた動物用ハーネスが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特許第5460916号 特許第4335230号
しかしながら、従来の動物用ハーネスは、予め車椅子に取り付けられているため、ハーネスの動きが車椅子によって制限される。そのため、四足動物に装着するときのハーネス自由度が阻害され、四足動物にハーネスを装着しにくくなっている。また、ハーネスの装着状態の微調整については、四足動物に車椅子を装着した後で行う必要があるため、ハーネスの装着状態を調整しにくいという問題も生じる。この結果、従来の動物用ハーネスでは、四足動物に車椅子を容易に装着することができないという問題が生じる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、四足動物に対して動物用車椅子を容易に装着することができる動物用ハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、四足動物に動物用車椅子を装着する際に用いる動物用ハーネスであって、前側パーツと、後側パーツと、を備えている。
ここで、前側パーツは、四足動物の胴部に巻回される胴輪部と、胴輪部に設けられて胴輪部の周方向の長さを調整する胴輪調整部と、動物用車椅子に設けられた第1接続部に着脱可能に接続される第1被接続部と、胴輪部に取り付けられて四足動物の胸部前面を覆う胸当て部と、胴輪部に形成されて四足動物の腹部に対向する連結部と、を有している。
また、後側パーツは、四足動物の腰部に巻回される腰輪部と、腰輪部に設けられて腰輪部の周方向の長さを調整する腰輪調整部と、動物用車椅子に設けられた第2接続部に着脱可能に接続される第2被接続部と、腰輪部に取り付けられて四足動物の後肢の付け根を支持する一対の脚支持部と、腰輪部に形成されて四足動物の腹部に対向すると共に連結部に対して前後方向の連結位置を変更可能に連結される被連結部と、を有している。
この結果、四足動物に対して動物用車椅子を容易に装着することができる。
実施例1の動物用ハーネスを用いて犬に車椅子を装着した状態を前方から見たときの斜視図である。 実施例1の動物用ハーネスを用いて犬に車椅子を装着した状態を後方から見たときの斜視図である。 動物用車椅子の第1接続部を拡大して示す斜視図である。 動物用車椅子の第1接続部の分解斜視図である。 動物用車椅子の第1接続部の断面図であり、(a)は第1被接続部の接続時の状態を示し、(b)は第1被接続部の接続状態を示す。 実施例1の動物用ハーネスを犬に装着した状態を示す斜視図である。 実施例1の動物用ハーネスの前側パーツの表面側の展開状態平面図である。 実施例1の動物用ハーネスの前側パーツの裏面側の展開状態平面図である。 実施例1の動物用ハーネスの後側パーツの表面側の展開状態平面図である。 実施例1の動物用ハーネスの後側パーツの裏面側の展開状態平面図である。 実施例1の脚支持部を示す斜視図である。
以下、本発明の動物用ハーネスを実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、構成を説明する。
実施例1における動物用ハーネス1は、四足動物(ここでは、犬)に動物用車椅子100を装着する際に使用するものである。以下、実施例1の動物用ハーネス1の構成を、「全体構成」、「前側パーツの詳細構成」、「後側パーツの詳細構成」に分けて説明する。
[全体構成]
図1A及び図1Bは、実施例1の動物用ハーネスを使用して犬に車椅子を装着した状態を示す斜視図である。以下、図1A,1Bに基づき、実施例1の動物用ハーネスの全体構成を説明する。
実施例1の動物用ハーネス1は、図1A,1Bに示すように、犬(四足動物)Dに装着されてから動物用車椅子100(以下、「車椅子」という)に連結されることで、犬Dに車椅子100を装着するものである。
ここで、車椅子100は、一対の水平フレーム101,102と、連結フレーム103と、一対の起立フレーム104,105と、を備えている。
一対の水平フレーム101,102は、長手方向が犬Dの前後方向に沿った状態で、犬Dの両側にそれぞれ配置される。各水平フレーム101,102は、テレスコピック機能を有しており、伸縮可能になっている。
連結フレーム103は、長手方向が犬Dの横幅に沿った状態で、一対の水平フレーム101,102の後端部同士を連結する。この連結フレーム103は、図1Bに示すように、一方の水平フレーム101に連結された断面コ字状の外側フレーム103aと、他方の水平フレーム102に連結された断面コ字状の内側フレーム103bと、を有している。そして、開放面を前方に向けた外側フレーム103aの内側に、開放面を前方に向けた状態で内側フレーム103bが収容され、この内側フレーム103bの収容長さを変更することで、連結フレーム103の長さが伸縮可能になっている。なお、外側フレーム103aと内側フレーム103bとは、ネジN及び不図示のナットによって固定される。
一対の起立フレーム104,105は、一対の水平フレーム101,102にそれぞれ中間部が固定されると共に、下端部に車輪106が回転可能に取り付けられている。また、各起立フレーム104,105には、長手方向に並んだ多数の穴107が形成されており、水平フレーム101,102に設けられた突起部(図示せず)が多数の穴107のいずれかに挿入することで、起立フレーム104,105の高さ位置が設定される。
さらに、この車椅子100の各水平フレーム101,102には、それぞれ第1接続部108と、第2接続部109と、が設けられている。ここで、第1接続部108は、第2接続部109よりも前側、つまり水平フレーム101,102の前端部近傍位置に設けられている。また、第2接続部109は、起立フレーム104,105の固定位置に設けられている。
第1接続部108は、動物用ハーネス1に設けられた第1被接続部13が連結され、動物用ハーネス1を車椅子100に対して接続する部分である。実施例1では、第1接続部108は、図2A及び図2Bに示すように、本体部108aと、保持部108bと、キャップ部108cと、を有している。なお、図2A,図2Bでは、一方の水平フレーム101に設けた第1接続部108のみを示すが、他方の水平フレーム102に設けた第1接続部108も同一の構成である。
本体部108aは、水平フレーム101のシャフト本体101aの外側に嵌合された中空円筒体であり、外表面に第1被接続部13の角カン13aが嵌められる溝状凹部108dが形成されている。ここで、溝状凹部108dは、本体部108aの長手方向に延在された凹みであり、シャフト本体101aに形成された凹部101bに嵌合すると共に、車椅子100の内側に臨む。保持部108bは、本体部108aの外周に回転可能に嵌められたC型チャンネル材である。この保持部108bは、切れ目108eに臨む一端から周方向の所定領域に、角カン13aに挿入可能な軸方向長さに設定された保持片108fが形成されている。キャップ部108cは、シャフト本体101aに嵌合された本体部108aの先端に嵌められ、キャップ部108c、本体部108a、シャフト本体101aを貫通するブラインドリベットRによって上下方向から固定される。
そして、この第1接続部108では、図2C(a)に示すように、切れ目108eを介して溝状凹部108dに角カン13aを嵌めた後、図2C(b)に示すように、保持部108bを回転させて保持片108fを角カン13aに挿入する。これにより、第1接続部108に第1被接続部13が接続される。
なお、このとき、第1接続部108に対して、第1被接続部の高さ位置は、ほぼ同じ高さになるように設定される。
第2接続部109は、動物用ハーネス1に設けられた第2被接続部23が連結され、動物用ハーネス1を車椅子100に対して吊り下げる部分である。実施例1では、第2接続部109は、図1Aに示すように、水平フレーム101に取り付けられたDカン109aと、Dカン109aに連結されたナスカン109bと、を有している。
そして、この第2接続部109では、ナスカン109bを第2被接続部23が有するDカン23aに接続し、このナスカン109bに対して、Dカン23aの高さ位置を低い高さに設定することで、第2被接続部23が吊り下げられる。
実施例1の動物用ハーネス1は、犬Dの胴部に装着されると共に第1被接続部13が設けられた前側パーツ10と、犬Dの腰部に装着されると共に第2被接続部23が設けられた後側パーツ20と、を備えている。
なお、「犬Dの胴部」とは、犬Dの前肢の脇の下から胸骨周りの部分である。また、「犬Dの腰部」とは、犬Dの股関節周り及び臀部の周囲部分である。
そして、前側パーツ10と後側パーツ20とは、前側パーツ10が有する連結部15と、後側パーツ20が有する被連結部25とを介して、着脱自在に連結される。
[前側パーツの詳細構成]
図3は実施例1の動物用ハーネスを犬に装着した状態を示す斜視図であり、図4A及び図4Bは実施例1の動物用ハーネスの前側パーツの展開状態の平面図である。以下、図3〜図4Bに基づき、実施例1の前側パーツの詳細構成を説明する。
実施例1の前側パーツ10は、図4A及び図4Bに示すように、胴輪部11と、胴輪調整部12と、第1被接続部13と、胸当て部14と、連結部15と、を有している
胴輪部11は、伸縮性のほとんどない布材によって形成された帯状部材であり、動物用ハーネス1の使用時に犬Dの胴部に巻回される(図3参照)。ここで、胴輪部11は、通気性の高い材質からなる第1層11aと、耐摩耗性の高い材質からなる第2層11bとを重ね合わせた二層構造の布材によって形成され、犬Dに装着した際、第1層11aが内側になり、第2層11bが外側になる。
また、この胴輪部11は、長手方向中央部が犬Dの腹部に対向し、犬Dの背部側で長手方向の両端部が係合されて環状になることで犬Dに装着される(図3参照)。
胴輪調整部12は、胴輪部11の周方向の長さを調整しながら、胴輪部11の長手方向の両端部を係合固定する部分であり、ここでは胴輪部11に設けられた面ファスナーによって構成されている。すなわち、この胴輪調整部12は、胴輪部11の長手方向の一端に設けられた第1ファスナー12aと、胴輪部11の長手方向の他端に設けられ、第1ファスナー12aに着脱自在に貼り付け可能な第2ファスナー12bと、を有している。ここで、第1ファスナー12aは、胴輪部11の内側面(第1層11a)に縫い付けられている(図4B参照)。一方、第2ファスナー12bは、胴輪部11の外側面(第2層11b)に縫い付けられている(図4A参照)。また、第2ファスナー12bは、胴輪部11の長手方向に沿って延びた帯状に形成され、第1ファスナー12aの係止位置を胴輪部11の長手方向に変更可能になっている。
第1被接続部13は、胴輪部11に設けられ、車椅子100に設けられた第1接続部108に着脱可能に接続される部分である。ここでは、第1被接続部13は、保持部108bに保持される角カン13aと、角カン13aに挿入されると共に胸当て部14の長手方向端部に縫い付け固定された布片13bと、を有している。これにより、角カン13aは、上下方向に揺動可能となる。また、この第1被接続部13は、胴輪部11の表面に一対設けられており、犬Dに装着して胴輪部11が環状になったときに犬Dの両側部に一つずつ配置される(図3参照)。
胸当て部14は、胴輪部11に着脱可能に取り付けられて、犬Dの胸部前面を覆う部分である。この胸当て部14は、通気性を有する布材によって形成された帯状部材からなり、長手方向の両端部にそれぞれ設けられた第1スナップボタン14aと、胴輪部11の両端にそれぞれ設けられた第2スナップボタン14bと、を有している。そして、第1,第2スナップボタン14a,14bが係合することで胴輪部11に取り付けられる。また、第2スナップボタン14bは、胴輪部11の長手方向に沿って複数(ここでは3個ずつ)設けられており、係合する第2スナップボタン14bを異ならせることで、第1スナップボタン14aの係合位置を胴輪部11の長手方向に変更可能になっている。
連結部15は、胴輪部11に形成されて犬Dの腹部に対向すると共に、腰輪部21に形成された被連結部25が着脱可能に連結される部分である。この連結部15は、胴輪部11の幅方向中央部から犬Dの後方へと延在した後方延長部15aと、この後方延長部15aの内側面(第1層11a)に縫い付けられた面ファスナーの一方側である第3ファスナー15bと、を有している。
リード係合部16は、胴輪部11に設けられ、図示しないリード(引き綱)が着脱可能に係合される部分である。このリード係合部16は、両端が胴輪部11の外側面(第2層11b)に固定されたベルト16aと、ベルト16aが挿通されたリング16bと、ベルト16aの途中に設けられたサイドリリースバックル16cと、リング16bごとベルト16aが挿通されたスライダー16dと、を有している。
このリード係合部16では、サイドリリースバックル16cを外すことでベルト16aが二つに分割し、胴輪部11を展開可能とする。
[後側パーツの詳細構成]
図5A,5Bは実施例1の動物用ハーネスの後側パーツの展開状態の平面図であり、図6は実施例1の脚支持部を示す斜視図である。以下、図5A〜図6に基づき、実施例1の後側パーツの詳細構成を説明する。
実施例1の後側パーツ20は、図5A及び図5Bに示すように、腰輪部21と、腰輪調整部22と、第2被接続部23と、一対の脚支持部24,24と、被連結部25と、を備えている。
腰輪部21は、伸縮性のほとんどない布材によって形成された帯状部材であり、動物用ハーネス1の使用時に犬Dの腰部に巻回される。ここで、腰輪部21は、通気性の高い材質からなる第1層21aと、耐摩耗性の高い材質からなる第2層21bとを重ね合わせた二層構造の布材によって形成され、犬Dに装着した際、第1層21aが内側になり、第2層21bが外側になる。
また、この腰輪部21は、長手方向中央部が犬Dの腹部に対向し、犬Dの背部側で長手方向の両端部が係合されて環状になることで犬Dに装着される。なお、長手方向中央部には、犬Dの前側(頭部側)に向かって延びる切欠部21cが形成されている。
腰輪調整部22は、腰輪部21の周方向の長さを調整しながら、腰輪部21の長手方向の両端部を係合固定する部分であり、ここでは腰輪部21に設けられた面ファスナーによって構成されている。すなわち、この腰輪調整部22は、図4に示すように、腰輪部21の長手方向の一端に設けられた第4ファスナー22aと、腰輪部21の長手方向の他端に設けられ、第4ファスナー22aに着脱自在に貼り付け可能な第5ファスナー22bと、を有している。ここで、第4ファスナー22aは、腰輪部21の内側面(第1層21a)に縫い付けられている。一方、第5ファスナー22bは、腰輪部21の外側面(第2層21b)に縫い付けられている。また、第5ファスナー22bは、腰輪部21の長手方向に沿って延びた帯状に形成されている。
第2被接続部23は、腰輪部21に設けられ、車椅子100に設けられた第2接続部109に着脱可能に吊り下げられる部分である。ここでは、第2被接続部23は、ナスカン109bが連結されるDカン23aと、このDカン23aに挿通されると共に腰輪部21の外側面(第2層21b)に縫い付け固定される布片23bと、を有している。これにより、Dカン23aは、上下方向に揺動可能となる。また、この第2被接続部23は、腰輪部21の表面に一対設けられており、犬Dに装着して腰輪部21が環状になったときに犬Dの両側部に一つずつ配置される(図3参照)。
一対の脚支持部24,24は、腰輪部21に取り付けられて、犬Dの後肢の付け根をそれぞれ支持する部分である。各脚支持部24は、後肢の内側に巻回される紐部24aと、紐部24aの途中位置を腰輪部21に固定する固定部24bと、紐部24aの途中位置に設けられた長さ調整部24cと、を有している。
ここでは、紐部24aは、通気性及を有する布材で綿等の弾性体を包み込み、紐状に成形されることで形成されている。また、この紐部24aは、一端24αが腰輪部21に形成された切欠部21cの周縁に固定されている(図5A参照)。
固定部24bは、図6に示すように、長さ調整部24cである移動カンに取り付けられた布片24dと、この布片24dに設けられた第1スナップボタン24eと、腰輪部21に設けられた第2スナップボタン24fと、で構成されている。すなわち、第1,第2スナップボタン24e,24fが係合することで、紐部24aの途中位置が腰輪部21に固定される。なお、第2スナップボタン24fは、腰輪部21の長手方向に沿って複数(ここでは3個)設けられており、係合する第2スナップボタン24fを異ならせることで、第1スナップボタン24eの係合位置を腰輪部21の長手方向に変更可能になっている。
長さ調整部24cは、紐部24aが挿通された移動カンによって構成され、この紐部24aの腰輪部21に固定された一端24αから固定部24bまでの長さを調整可能にしている。
被連結部25は、腰輪部21に形成されて犬Dの腹部に対向すると共に、胴輪部11に形成された連結部15が着脱可能に連結される部分である。この被連結部25は、腰輪部21の幅方向中央部から犬Dの前方へと延在した前方延長部25aと、この前方延長部25aの外側面(第2層21b)に縫い付けられた面ファスナーの他方側である第6ファスナー25bと、を有している。
次に、作用を説明する。
まず、実施例1の動物用ハーネス1の使用手順を説明し、続いて、実施例1の動物用ハーネスの作用を「車椅子の装着容易化作用」と、「その他の特徴的作用」に分けて説明する。
[ハーネス使用手順]
実施例1の動物用ハーネス1を使用して、犬Dに車椅子100を装着するには、予め動物用ハーネス1を犬Dに装着する。すなわち、まず、前側パーツ10の連結部15の後方延長部15aを、後側パーツ20の被連結部25の前方延長部25aに重ね合わせ、第6ファスナー25bに第3ファスナー15bを貼り付けて係止し、前側パーツ10と後側パーツ20を連結する。このとき、犬Dの体長に合わせて、被連結部25に対する連結部15の係合位置を調整し、前側パーツ10及び後側パーツ20が適切な位置に装着されるようにする。また、前側パーツ10の胴輪部11及び後側パーツ20の腰輪部21をそれぞれ展開状態にしておく。さらに、リード係合部16のサイドリリースバックル16cは外しておく。さらに、胸当て部14も、前側パーツ10の胴輪部11から外しておく。
前側パーツ10と後側パーツ20を連結したら、動物用ハーネス1の前後方向を確認した後、この動物用ハーネス1を犬Dの腹部下方に差し込む。このとき、連結部15及び被連結部25が腹部に対向するように調整する。そして、腰輪部21の両端部を犬Dの背部側へと回して、この腰輪部21を犬Dの身体に沿うように巻回する。そして、腰輪調整部22の第4ファスナー22aを第5ファスナー22bに貼り付けて係止し、腰輪部21を犬Dに装着する。なお、このとき、犬Dの局部が腰輪部21に形成された切欠部21cの内側に対向するように、腰輪部21の周方向位置及び前後方向位置を調整する。
腰輪部21を装着したら、続いて、胴輪部11の両端部を犬Dの背部側へと回して、この胴輪部11を犬Dの身体に沿うように巻回する。そして、胴輪調整部12の第1ファスナー12aを第2ファスナー12bに貼り付けて係止し、胴輪部11を犬Dに装着する。その後、リード係合部16のサイドリリースバックル16cを締結する。
胴輪部11及び腰輪部21を装着したら、一対の脚支持部24,24のそれぞれの紐部24aを、犬Dの後肢の股下を通し、犬Dの後側に引き出してから固定部24bの第1スナップボタン24eを、腰輪部21に設けられた第2スナップボタン24fに係合する。これにより、紐部24aの途中位置が腰輪部21に固定される。その後、長さ調整部24cからの紐部24aの引き出し長さを変更することで、紐部24aの一端24αから固定部24bまでの長さを調整し、紐部24aを犬Dの後肢の付け根に緩みなく接触させる。
一対の紐部24aの長さをそれぞれ調整したら、胸当て部14を犬Dの胸部前面に押し当て、両端部にそれぞれ設けられた第1スナップボタン14aを、胴輪部11に設けられた第2スナップボタン14bに係合する。
これにより、動物用ハーネス1が犬Dに装着される。そして、動物用ハーネス1を犬Dに装着したら、この犬Dを車椅子100の内側、つまり、一対の水平フレーム101,102と連結フレーム103によって囲まれた領域に配置する。このとき、一対の水平フレーム101,102の間に犬Dが入れるように、予め連結フレーム103の長さを調整する。
そして、犬Dを車椅子100の内側に配置したら、水平フレーム101,102にそれぞれ設けられた第2接続部109のナスカン109bを、腰輪部21の両側部に設けられた第2被接続部23のDカン23aに係合する。これにより、第2被接続部23が第2接続部109によって吊り下げられ、後側パーツ20が装着された犬Dの後肢が、車椅子100に吊り下げられる。
なお、このとき、犬Dの後肢が適切な高さに吊り下げられるように、起立フレーム104,105に対する一対の水平フレーム101,102の固定高さを調整する。この水平フレーム101,102の高さ調整は、第2被接続部23を第2接続部109に連結する前であってもよいし、第2被接続部23を吊り下げた後であってもよい。
その後、水平フレーム101,102にそれぞれ設けられた第1接続部108の溝状凹部108dに、前側パーツ10に設けられた第1被接続部13の角カン13aを嵌め込む。そして、保持部108bを回転させて保持片108fを角カン13aに挿入し、この角カン13aを保持する。これにより、第1被接続部13と第1接続部108とが接続され、前側パーツ10が装着された犬Dに車椅子100が固定される。
なお、このとき、第1接続部108と第1被接続部13との前後位置の関係が適切な状態、すなわち、第1接続部108と第1被接続部13とが犬Dの幅方向に沿って対向した状態になるように、一対の水平フレーム101,102の長さを調整する。この水平フレーム101,102の長さ調整は、第1被接続部13を接続する前に行う。
[車椅子の装着容易化作用]
上述のように、実施例1では、犬Dに車椅子100を装着するには、予め動物用ハーネス1を犬Dに装着し、その後、この動物用ハーネス1に設けられた第1被接続部13及び第2被接続部23を車椅子100に連結する。つまり、この実施例1の動物用ハーネス1は、車椅子100に対して着脱可能になっている。
そのため、この動物用ハーネス1を犬Dに装着する際に、動物用ハーネス1の動きが車椅子100によって制限されることがなく、ハーネス装着時のハーネス自由度が阻害されない。これにより、この動物用ハーネス1を犬Dに容易に装着することができる。
そして、第1被接続部13及び第2被接続部23を車椅子100に設けた第1接続部108及び第2接続部109にそれぞれ取り付ければ、車椅子100に対して動物用ハーネス1を連結することができ、犬Dに対して車椅子100を容易に装着することができる。
また、上述のように、実施例1では、予め動物用ハーネス1を犬Dに装着してから、この動物用ハーネス1を車椅子100に連結して、犬Dに車椅子100を装着する。
ここで、犬Dは、腰輪部21を介して車椅子100に吊り下げられるため、犬Dの腰部に対して腰輪部21を隙間なく装着する必要がある。一方、腰輪部21をきつく締めすぎると犬Dの腹部が圧迫されてしまう。つまり、腰輪部21は、犬Dの腹部を圧迫しない状態で隙間なく装着されなければならない。
また、車椅子100は、胴輪部11を介して犬Dによって引っ張られる。つまり、車椅子100の荷重は、胴輪部11から犬Dに伝わる。そのため、犬Dと胴輪部11との間に不要な隙間が生じていると、車椅子100を引っ張った際に胴輪部11がずれてしまい、車椅子100が不安定になり、犬Dに不要な負担がかかることが懸念される。なお、胴輪部11をきつく締めすぎれば、腰輪部21と同様に犬Dの腹部が圧迫されてしまう。
さらに、犬Dは、犬種や個体に応じて体格に大きな差がある。つまり、犬Dの体長(胸部から臀部までの長さ)は、犬Dに応じて大きく異なる。そのため、前側パーツ10と後側パーツ20とを一体に形成した場合では、胴輪部11や腰輪部21を適切な位置に装着することができない。一方、前側パーツ10と後側パーツ20とが常時分離している場合では、動物用ハーネス1を車椅子100に連結したときに、犬Dを安定して支持することが難しいという問題が生じる。
これに対し、実施例1の動物用ハーネス1では、前側パーツ10の胴輪部11は、胴輪調整部12が設けられている。この胴輪調整部12では、第2ファスナー12bが胴輪部11の長手方向に延びているため、第1ファスナー12aの係止位置を胴輪部11の長手方向に変更可能になっている。そして、第1ファスナー12aの係止位置を調整することで、胴輪部11の周方向長さを調整することができる。
また、後側パーツ20の腰輪部21には、第5ファスナー22bが腰輪部21の長手方向に延びた腰輪調整部22が設けられ、第4ファスナー22aの係止位置を腰輪部21の長手方向に沿って調整することで、腰輪部21の周方向長さを調整することができる。
そのため、犬Dの胴回り寸法に応じて、胴輪部11及び腰輪部21の周方向長さを適切な長さに設定することができ、胴輪部11及び腰輪部21をそれぞれ適切な状態に装着することができる。
特に、この実施例1では、胴輪調整部12及び腰輪調整部22が、いずれも面ファスナーによって構成されている。そのため、胴輪部11及び腰輪部21の周方向長さを少しずつ調整することができる。
また、前側パーツ10と後側パーツ20とは、連結部15及び被連結部25を介して着脱可能に連結されると共に、被連結部25が有する第6ファスナー25bが犬Dの前後方向に延びている。そして、連結部15の第3ファスナー15bの係止位置を犬Dの前後方向に沿って調整することで、犬Dの体長寸法に応じて、前側パーツ10と後側パーツ20との間隔を適切な長さに調整することができる。これにより、前側パーツ10及び後側パーツ20を適切な状態に装着することができる。
特に、この実施例1では、連結部15及び被連結部25が、いずれも面ファスナーである第3ファスナー15bと第6ファスナー25bとを有している。そのため、前側パーツ10と後側パーツ20との間隔を少しずつ調整することができる。
そして、このように車椅子100を犬Dに装着する前に、予め動物用ハーネス1の装着状態を適切な状態に調整することができるので、車椅子100を犬Dに装着した後でハーネス装着状態を調整する必要がない。この結果、犬Dに対して車椅子100を容易に装着することができる。
なお、連結部15及び被連結部25は、犬Dの腹部に対向する位置に設けられている。そのため、この連結部15及び被連結部25によって、犬Dの腹部を支えることができ、車椅子100を安定して犬Dに装着することができる。
また、実施例1の動物用ハーネス1では、胴輪部11に設けられた第2スナップボタン14bが、胴輪部11の長手方向に沿って複数(3個)設けられている。そのため、胸当て部14の両端部に設けられた第1スナップボタン14aが係合する第2スナップボタン14bを変えることで、胸当て部14の胴輪部11に対する取付位置が、環状になった胴輪部11の周方向に変更できる。
これにより、犬Dの体格に応じて胸当て部14の位置を適切に調整することができ、動物用ハーネス1を適切な状態に装着することができる。
さらに、この実施例1では、腰輪部21に設けられた第2スナップボタン24fが、腰輪部21の長手方向に沿って複数(3個)設けられている。そのため、脚支持部24の固定部24bが有する第1スナップボタン24eが係合する第2スナップボタン24fを変えることで、脚支持部24の紐部24aの腰輪部21に対する取付位置が、環状になった腰輪部21の周方向に変更できる。
これにより、犬Dの体格に応じて脚支持部24の位置を適切に調整することができ、動物用ハーネス1を適切な状態に装着することができる。
特に、この実施例1では、脚支持部24が、一端24αが腰輪部21に固定された紐部24aと、紐部24aの途中位置を腰輪部21に固定する固定部24bと、紐部24aの一端24αから固定部24bまでの長さを調整する長さ調整部24cと、を有している。
そのため、上述のように、固定部24bを腰輪部21に固定し、紐部24aを犬Dの後肢に巻回した後に紐部24aの一端24αから固定部24bまでの長さを調整し、紐部24aを犬Dの後肢の付け根に緩みなく接触させることができる。
これにより、犬Dが後側パーツ20の装着途中で動いた場合であっても、紐部24aが後肢から外れにくく、速やかに脚支持部24の装着を行うことができる。
[その他の特徴的作用]
実施例1の動物用ハーネス1では、図3に示すように、胴輪部11に、着脱可能にリード(引き綱)が係合されるリード係合部16が設けられている。
そのため、車椅子100を装着した犬Dにリードを取り付ける際、動物用ハーネス1とは別に首輪や胴輪等を装着する必要がない。また、リード係合部16が胴輪部11に設けられていることで、犬Dの首に負担がかかることを防止できる。
また、この実施例1の動物用ハーネス1は、胴輪部11に一対の第1被接続部13が設けられ、腰輪部21に一対の第2被接続部23が設けられており、車椅子100に対して4点支持によって犬Dを支えることができる。また、胴輪部11及び腰輪部21によって犬Dを支えるため、首輪を用いる場合と比べて大きな面積で犬Dの体を支えることができる。このため、動物用ハーネス1と犬Dとの間に生じる擦れを少なくして、犬Dの負担を軽減することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の動物用ハーネス1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 四足動物(犬D)に動物用車椅子100を装着する際に用いる動物用ハーネス1であって、
前記四足動物(犬D)の胴部に巻回される胴輪部11と、前記胴輪部11に設けられて前記胴輪部11の周方向の長さを調整する胴輪調整部12と、前記動物用車椅子100に設けられた第1接続部108に着脱可能に接続される第1被接続部13と、前記胴輪部11に取り付けられて前記四足動物(犬D)の胸部前面を覆う胸当て部14と、前記胴輪部11に形成されて前記四足動物(犬D)の腹部に対向する連結部15と、を有する前側パーツ10と、
前記四足動物(犬D)の腰部に巻回される腰輪部21と、前記腰輪部21に設けられて前記腰輪部21の周方向の長さを調整する腰輪調整部22と、前記動物用車椅子100に設けられた第2接続部109に着脱可能に接続される第2被接続部23と、前記腰輪部21に取り付けられて前記四足動物(犬D)の後肢の付け根を支持する一対の脚支持部24,24と、前記腰輪部21に形成されて前記四足動物(犬D)の腹部に対向すると共に前記連結部15に対して前後方向の連結位置を変更可能に連結される被連結部25と、を有する後側パーツ20と、
を備えた構成とした。
これにより、四足動物である犬Dに対して動物用車椅子100を容易に装着することができる。
(2) 前記胸当て部14の前記胴輪部11に対する取付位置は、前記胴輪部11の周方向に変更可能である構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、犬Dの体格に応じて胸当て部14の位置を適切に調整することができ、動物用ハーネス1を適切な状態に装着することができる。
(3) 前記脚支持部24の前記腰輪部21に対する取付位置は、前記腰輪部21の周方向に変更可能である構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、犬Dの体格に応じて脚支持部24の位置を適切に調整することができ、動物用ハーネス1を適切な状態に装着することができる。
(4) 前記脚支持部24は、一端24αが前記腰輪部21に固定されると共に前記後肢に巻回される紐部24aと、前記紐部24aの途中位置を前記腰輪部21に固定する固定部24bと、前記紐部24aの途中位置に設けられて該紐部24aの一端24αから前記固定部24bまでの長さを調整する長さ調整部24cと、を有する構成とした。
これにより、(1)〜(3)のいずれかの効果に加え、紐部24aを犬Dの後肢に巻回した後に紐部24aの一端24αから固定部24bまでの長さを調整することができ、犬Dが後側パーツ20の装着途中で動いても、速やかに脚支持部24の装着を行うことができる。
(5) 前記胴輪部11は、着脱可能にリードが係合されるリード係合部16を有する構成とした。
これにより、(1)〜(4)のいずれかの効果に加え、車椅子100を装着した犬Dにリードを取り付ける際、動物用ハーネス1とは別に首輪や胴輪等を装着する必要がない。
以上、本発明の動物用ハーネスを実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、胴輪調整部12及び腰輪調整部22を面ファスナーによって構成すると共に、連結部15及び被連結部25が面ファスナーを有する例を示した。しかしながら、これに限らず、胴輪部11や腰輪部21の周方向長さや、前側パーツ10と後側パーツ20と間隔寸法を調整しながら係合することができればよい。そのため、例えばメス側又はオス側の一方を複数設けたスナップボタンや、カギホック、或いはベルトとバックルからなる連結構造等によって胴輪調整部12等を構成してもよい。
また、実施例1では、胸当て部14を胴輪部11に取り付ける構成として、第1,第2スナップボタン14a,14bを係合させる例を示した。しかしながら、これに限らず、面ファスナーやカギホック、スプリングホック等を介して、胴輪部11に胸当て部14を着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
さらに、一対の脚支持部24,24を腰輪部21に固定する構造についても、面ファスナーやカギホック、スプリングホック等を介して、腰輪部21に脚支持部24,24を着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
そして、リード係合部16については、この動物用ハーネス1に設けなくてもよい。この場合には、犬Dに動物用ハーネス1とは別に首輪や胴輪を装着することが可能である。
また、実施例1では、動物用ハーネス1を2輪の動物用車椅子100に適用する例を示したが、これに限らない。例えば前後左右に4個の車輪を配置した4輪の動物用車椅子や、それ以上の数の車輪を有する多輪車椅子であっても、適用することができる。さらに、第1被接続部13や第2被接続部23の数についても、適宜増やしてもよい。
また、実施例1では、車椅子100に設けられた第1接続部108に対して、第1被接続部13の高さ位置をほぼ同じ高さに設定し、車椅子100に設けられた第2接続部109に対して、第2被接続部23の高さ位置を低い高さに設定して、第2接続部109にて第2被接続部23を吊り下げ支持する例を示した。しかしながら、これに限らず、特に4輪以上の多輪車椅子にこの動物用ハーネス1を適用する場合では、第1接続部108に対して、第1被接続部13の高さ位置を低い高さに設定して、第1接続部108にて第1被接続部13を吊り下げ支持してもよい。
つまり、第1被接続部13及び第2被接続部23は、いずれも車椅子100に対して接続するだけでもよいし、吊り下げ支持されてもよい。
そして、第1被接続部13及び第2被接続部23を利用して、動物用ハーネス1に取っ手が設けられた歩行補助用のハーネスを取り付ければ、犬Dの体をカバンのように持ち上げて歩行を介助したり、起き上がるときの補助を行ったりすることもできる。
また、実施例1では、四足動物として犬Dに動物用ハーネス1を装着する例を示したが、これに限らない。例えば猫や豚等の四足歩行の動物であれば使用することができる。
1 動物用ハーネス
10 前側パーツ
11 胴輪部
12 胴輪調整部
13 第1被接続部
14 胸当て部
15 連結部
20 後側パーツ
21 腰輪部
22 腰輪調整部
23 第2被接続部
24 脚支持部
25 被連結部
100 車椅子
108 第1接続部
109 第2接続部

Claims (5)

  1. 四足動物に動物用車椅子を装着する際に用いる動物用ハーネスであって、
    前記四足動物の胴部に巻回される胴輪部と、前記胴輪部に設けられて前記胴輪部の周方向の長さを調整する胴輪調整部と、前記動物用車椅子に設けられた第1接続部に着脱可能に接続される第1被接続部と、前記胴輪部に取り付けられて前記四足動物の胸部前面を覆う胸当て部と、前記胴輪部に形成されて前記四足動物の腹部に対向する連結部と、を有する前側パーツと、
    前記四足動物の腰部に巻回される腰輪部と、前記腰輪部に設けられて前記腰輪部の周方向の長さを調整する腰輪調整部と、前記動物用車椅子に設けられた第2接続部に着脱可能に接続される第2被接続部と、前記腰輪部に取り付けられて前記四足動物の後肢の付け根を支持する一対の脚支持部と、前記腰輪部に形成されて前記四足動物の腹部に対向すると共に前記連結部に対して前後方向の連結位置を変更可能に連結される被連結部と、を有する後側パーツと、
    を備えたことを特徴とする動物用ハーネス。
  2. 請求項1に記載された動物用ハーネスにおいて、
    前記胸当て部の前記胴輪部に対する取付位置は、前記胴輪部の周方向に変更可能である
    ことを特徴とする動物用ハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された動物用ハーネスにおいて、
    前記脚支持部の前記腰輪部に対する取付位置は、前記腰輪部の周方向に変更可能である
    ことを特徴とする動物用ハーネス。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された動物用ハーネスにおいて、
    前記脚支持部は、一端が前記腰輪部に固定されると共に前記後肢に巻回される紐部と、前記紐部の途中位置を前記腰輪部に固定する固定部と、前記紐部の途中位置に設けられて該紐部の一端から前記固定部までの長さを調整する長さ調整部と、を有する
    ことを特徴とする動物用ハーネス。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された動物用ハーネスにおいて、
    前記胴輪部は、着脱可能にリードが係合されるリード係合部を有する
    ことを特徴とする動物用ハーネス。
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