JP3971443B1 - 愛玩動物用サポーター付きカート - Google Patents

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Abstract


【課題】 本発明は上述の問題に鑑み、運動機能の衰えた愛玩動物の歩行を支援することができる愛玩動物用サポーター付きカートを提供する。
【解決手段】 愛玩動物用サポーター付き胴着100は、愛玩動物の胴体に装着する胴着となる内胴着110と、内胴着に取り付けて内胴着を上方に支える帯状体のサポーター120を備えており、サポーター120により内胴着110を介して愛玩動物の胴体を上方に支える。愛玩動物が愛玩動物用サポーター付き胴着100を装着した状態において、サポーター120の上縁を上方に支える支持部であるフレーム材240と、愛玩動物の体が収まる空隙部と、飼主用の取っ手220と、接地面に走行車輪230を備えたカート部200を備え、空隙部に愛玩動物を収め、フレーム材240を介してサポーター120を上方に引き上げて内胴着110を介して愛玩動物の体を支える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、愛玩動物用サポーター付きカートに関する。
本発明の愛玩動物用サポーター付きカートは、飼い主の介助のもと、歩行が困難となった高齢の四足歩行動物の体重を支え、その歩行を助けるものである。例えば、高齢の犬の体重を支え、その歩行を助けるものである。
愛玩動物が高齢になると歩行が困難になってくるが、特に犬は習性として外を散歩することが健康上必要とされているため、歩行が困難であっても何とかその歩行を補助し、外を散歩できるような工夫が試みられている。
例えば、特開2004−208669号公報に開示された技術は、犬猫等の愛玩動物の胴体を乗せる台座と台座側部のベルトを設け、愛玩動物が当該台座の上に乗った姿勢でベルトを肩と腰に巻きつけて固定するとともに、当該台座下に車輪を設け、愛玩動物の歩行に応じて車輪が回ることにより台座全体の前進が確保せしめられるペット用歩行補助車に関するものである。当該ペット用歩行補助車によれば、愛玩動物が体重を台座に預けることにより足にかかる負担を軽くし、かつ、車輪の取り付け角度を工夫することにより、愛玩動物自身が当該ペット用歩行補助車の進行方向を簡単に変えられるという操作性能を付加せしめている。
また、例えば、特開2003−009704号公報に開示された技術は、愛玩動物の体を支えて歩行を補助するペット用歩行補助具であって、いわゆるカート状の走行台車の側面に支持ロッドを連結し、当該支持ロッドに愛玩動物の胴部を包み込む帯状紐の吊り下げ支持体を設けたペット用歩行補助具に関するものである。つまり吊り下げ支持体をU字型に垂らし、愛玩動物の胴部をそのU字型にした帯状紐の吊り下げ支持体上に載せ置いて体重を支えせしめる構造となっている。愛玩動物の足は吊り下げ支持体から露出しており、接地している。
また、例えば、特開2002−345360号公報に開示された技術は、特開2003−009704号公報に開示された技術に近い構成を備えた病犬介護用歩行補助具であり、いわゆるカート状の走行台車のフレームに病犬用の吊り上げベルトをU字型に垂らし、愛玩動物の胴部をそのU字型の吊り下げベルト上に載せ置いて体重を支えせしめるとともに、肩に装着する締め付けベルトを備え、当該締め付けベルトとカート状の走行台車と連結せしめて一体とし、愛玩動物の歩行に合わせて全体が前方に移動する構造となっている。
特開2004−208669号公報 特開2003−009704号公報 特開2002−345360号公報
上記のいずれの従来技術においても以下のような問題がある。
特開2004−208669号公報に開示された技術の場合、愛玩動物の自立歩行を目指したものであり愛玩動物が走行台車に体重を預けることは可能である。しかしながら実際には愛玩動物の自立歩行はかならずしも容易になるとは限らない。四輪者のように車輪間隔が大きい場合には車輪走行が安定しやすいが特開2004−208669号公報に開示されたものは車輪間隔が小さく車輪走行が安定し辛いため足腰の弱った愛玩動物の不安定な歩行ではかえって転倒を招く恐れがある。また、実際の愛玩動物の歩行は直線的な歩行ではなく足の運びに応じて体が上下方向に蛇行そして左右方向に蛇行をしながら進むが、台座の走行は直線運動であり歩行運動とは合わず、愛玩動物の歩行を困難にする恐れがある。
特開2003−009704号公報に開示された技術の場合、カート状の走行車両を用いて飼い主の介助のもと歩行を支援するものであり、愛玩動物がU字型に垂らされた帯状紐の吊り下げ支持体に体重を預けることは可能である。しかしながら実際には愛玩動物の歩行はかならずしも容易になるとは限らない。実際の愛玩動物の歩行は直線的な歩行ではなく足の運びに応じて体が上下方向に蛇行そして左右方向に蛇行をしながら進むが、特開2003−009704号公報に開示された技術の場合、愛玩動物と帯状紐の吊り下げ支持体といわゆるカート状の走行車両の一体性がなく、愛玩動物が帯状紐の吊り下げ支持体に体重を預けたままの静止状態では安定するものの、愛玩動物が歩行する状態ではいわゆるカートの直線的な前進運動と愛玩動物の歩行による上下左右に蛇行する前進運動とが合致せず、両者が一体性を保ちにくく結局、愛玩動物の歩行を困難にする恐れがある。
特開2002−345360号公報に開示された技術の場合もカート状の走行車両を用いて飼い主の介助のもと歩行を支援するものであり、愛玩動物がU字型に垂らされた帯状紐の吊り下げ支持体に体重を預けることは可能である。愛玩動物といわゆるカート状走行車両を締め付けベルトにより連結しており、特開2003−009704号公報に比べて愛玩動物とカート状走行車両の一体性は確保されている。しかしながら実際には愛玩動物の歩行はかならずしも容易になるとは限らない。実際の愛玩動物の歩行は直線的な歩行ではなく足の運びに応じて体が上下方向に蛇行そして左右方向に蛇行をしながら進むが、特開2002−345360号公報に開示された技術の場合、愛玩動物と帯状紐の吊り下げベルトとの一体性がなく、愛玩動物が帯状紐の吊り下げ支持体に体重を預けたままの静止状態では安定するものの、愛玩動物が歩行する状態ではいわゆるカートの直線的な前進運動と愛玩動物の歩行による上下左右に蛇行する前進運動とが合致せず、両者が一体性を保ちにくい。また、特開2002−345360号公報に開示された技術の場合、肩によりカート状走行車両を牽引する構造となっており、前足や肩の運動機能が衰えている愛玩動物には不向きであると言える。
本発明は上述の問題に鑑み、運動機能の衰えた愛玩動物の歩行を支援することができる愛玩動物用サポーター付きカートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の愛玩動物用サポーター付きカートは、
愛玩動物の胴体に装着する胴着となる内胴着と、前記内胴着に取り付けて前記内胴着を上方に支える帯状体のサポーターであって、前記愛玩動物の下腹を包み込む幅を持ち、左右に広げた状態における左側帯部分と中央帯部分と右側帯部分について、前記中央帯部分を前記内側胴着の下腹部分に縫合して取り付けて一体とし、前記左側帯部分と前記右側帯部分を前記内側胴着の側面から上方に立てた略下腹幅のサポーターを備え、前記サポーターにより前記愛玩動物の胴体を上方に支える愛玩動物用サポーター付き胴着と、
前記愛玩動物が前記愛玩動物用サポーター付き胴着を装着した状態において、前記愛玩動物の体側面上方において前記サポーターの上縁を上方に支える支持部と、前記愛玩動物の体が収まる空隙部と、飼主用の取っ手と、接地面に走行車輪を備えたカート部を備え、
前記支持部が、前記サポーターの略下腹幅の上縁全体につながるフレーム材と、前記フレーム材を前記カートに引っ掛ける引っ掛け部を備え、前記サポーターを上方に引き上げる力が前記フレーム材を介して前記サポーターの上縁全体にかかり、
前記飼主用取っ手を介した前記飼主による前記愛玩動物用カートの押し出しと前記走行車輪の回転により前記愛玩動物の歩行を介助する愛玩動物用サポーター付きカートである。
ここで、上記愛玩動物用サポーター付きカートにおいて、前記支持部が、前記カートと前記サポーターの上縁全体とをつなぐ複数本の弾性体を備え、前記サポーターを上方に引き上げる力が前記弾性体を介して前記略下腹幅のサポーターの上縁全体にかかるようにし、前記愛玩動物の歩行運動による前記愛玩動物の体の上下運動および左右運動による揺れに応じて前記弾性体が伸縮することにより、前記愛玩動物の歩行による運動軌跡と前記走行車輪による前記カート部の運動軌跡の違いを緩衝せしめ、前記飼主用取っ手を介した前記飼主による前記愛玩動物用カートの押し出しと前記走行車輪の回転により前記愛玩動物の歩行を介助することが好ましい。
上記構成によれば、サポーターとフレーム材が略下腹幅でつながっており、サポーターを上方に引き上げる力が前記フレーム材を介して略下腹幅のサポーターの上縁全体にかかるようになり、体全体を引き上げてやるので愛玩動物の体の一部に圧力が集中することなく適度に分散され、愛玩動物の負担が軽減されている。
弾性体の働きにより、前記サポーターを上方に引き上げる力が前記弾性体を介して前記サポーターの上縁全体にかかるようにし、前記愛玩動物の歩行運動による前記愛玩動物の体の上下運動および左右運動による揺れに応じて前記弾性体が伸縮することにより、前記愛玩動物の歩行による運動軌跡と前記走行車輪による前記カート部の運動軌跡の違いを緩衝せしめることができる。
次に、本発明の愛玩動物用サポーター付きカートにおいて台座を設けた構成とすることもできる。台座を設けた構成の本発明の愛玩動物用サポーター付きカートは、
愛玩動物の胴体に装着する胴着となる内胴着と、前記内胴着に取り付けて前記内胴着を上方に支える帯状体のサポーターを備え、前記サポーターにより前記愛玩動物の胴体を上方に支える愛玩動物用サポーター付き胴着と、
前記愛玩動物が前記愛玩動物用サポーター付き胴着を装着した状態において、前記愛玩動物の体側面上方において前記サポーターの上縁を上方に支える支持部と、前記愛玩動物の体が収まる空隙部と、飼主用の取っ手と、接地面に走行車輪を備えたカート部と、
複数の板からなり、広げ並べたり、重ねて折り畳んだりできる台座と、
前記カートの車体の一部に前記台座を並べて載せ置く台座受けを備え、
前記台座を前記台座受けに広げ並べることにより前記空隙部の下面を埋め、前記愛玩動物を前記台座に乗せることができ、
前記台座を前記台座受けから取り出し、重ねて折り畳むことにより前記空隙部の下面を解放することができ、
前記飼主用取っ手を介した前記飼主による前記愛玩動物用カートの押し出しと前記走行車輪の回転により前記愛玩動物の歩行を介助する愛玩動物用サポーター付きカートである。
上記構成により、愛玩動物が疲れて歩行しなくなった場合などにおいて、台座を広げ並べて愛玩動物を台座に乗せてあげることができる。
本発明の愛玩動物用サポーター付きカートによれば、愛玩動物の体全体を略下腹幅のサポーターにより包み込んで優しく保持し、内側胴着と一体になっている帯状体のサポーターを上方に引き上げることにより、略下腹幅のサポーターおよび内側胴着により愛玩動物の体全体を包み込むように上方に引き上げてやることができる。このように愛玩動物の体重を支えつつ、体全体を引き上げてやるので愛玩動物の体の一部に圧力が集中することなく適度に分散され、愛玩動物の負担が軽減されている。
本発明の愛玩動物用サポーター付きカートによれば、車体とサポーターの間を弾性体によりつなぐことにより本来は合致しない愛玩動物の歩行による上下左右に蛇行する前進運動と車輪走行によるカートの直線的な前進運動とを弾性体により緩衝することができ、直線運動をするカートを用いても弾性体を通じて上下左右に蛇行する愛玩動物の自然の歩行運動を適切に支援することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の愛玩動物用サポーター付きカートの実施例を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に示した具体的な形状、個数、角度などには限定されないことは言うまでもない。
本発明の第1の愛玩動物用サポーター付きカートの一例を示す。愛玩動物の一例として犬の構成例を示す。
図1から図3は本発明の第1の愛玩動物用サポーター付きカートの構成例を示す図面である。本発明の第1の愛玩動物用サポーター付きカートは、内側胴着とサポーター部分を備えた愛玩動物用サポーター付き胴着とカート部を備えた基本構成である。
図1(a)は本発明の第1の愛玩動物用サポーター付きカートの右側面図を示しており、図2(a)は同平面図、図3(a)は同正面図、図3(b)は同背面図を示している。
図1から図3において、100は愛玩動物用サポーター付き胴着、200はカート部である。
愛玩動物用サポーター付き胴着100は、内側胴着110と、サポーター120を備えている。この愛玩動物用サポーター付き胴着100を取り出してさらに詳しく示したものを図4から図8に示す。
図4(a)は愛玩動物用サポーター付き胴着100の正面図、図4(b)は同背面図、図5(a)は同右側面図、図5(b)は同左側面図、図6(a)は同平面図、図6(b)は同底面図を示している。
内側胴着110は愛玩動物である犬の胴体に装着する胴着である。内側胴着110は、胴着片111、開口部分112、接合部分113を備えている。
胴着片111を犬の体に装着し、犬の頭部から首を露出するための開口部112、前足を露出するための開口部112、下半身を露出するための開口部112からそれぞれ当該部位を露出させて装着する。この例では内側胴着110は愛玩動物の肩から腹付近までを包み込む形状となっている。
なお、この構成例では犬に内側胴着110を装着しやすいように接合部分113を設けている。図1から図3に示した構成例では接合部分113はマジックテープ(TM)により左右から仮止めする構造の例であるが、他にもボタン式、ジッパー式などの構成やその他の構成であっても良い。また、接合部分113は内側胴着110の背側に縦方向に設けられているが、背側以外でも良く、接合方向も縦方向に限定されない。
サポーター120は愛玩動物の胴体を上方に支える帯状体のものである。
図7および図8はサポーター120の構成が分かりやすいように示す図であり、図7がサポーター部分120を左右に開いた様子を上から見た様子を示す平面図、図8がサポーター部分120を左右に開いた様子を下面からみた様子を示す底面図である。この構成例ではサポーター120は一体の帯布となっており、帯布を左右に広げた状態において右側帯部分121、左側帯部分123、中央帯部分125を備えた構成となっている。
サポーター120の中央帯部分125は内側胴着110の下腹部分に縫合して取り付けられており、サポーター120は内側胴着110に取り付けられて一体となっている。下腹において縫合されたサポーター120は、右側帯部分121と左側帯部分123の両者が内側胴着110の側面から上方に立てられた形を基本形とする。
次に、カート部200は、車体210と、サポーターの上縁を上方に支える支持部と、愛玩動物の体が収まる空隙部と、飼主用の取っ手220と、接地面に走行車輪230を備えている。空隙部に愛玩動物を収め、支持部によりサポーターを上方に引き上げて内胴着を介して愛玩動物の体を支える。
このように支持部は、愛玩動物が愛玩動物用サポーター付き胴着100を装着した状態において、愛玩動物の体側面上方においてサポーターの上縁を上方に支える役割を備えている。実施例1の支持部は、サポーター120の上縁につながるフレーム材240と、フレーム材をカートに引っ掛ける引っ掛け部250を備えた構成となっている。
図9は実施例1の支持部の端部の構成例を模式的に示す図である。
サポーター120の上縁はフレーム材240とつなげられており、フレーム材240の端部を引っ掛け部250に引っ掛けて支持するが、この例ではこの構成例ではフレーム材240の端部はかぎ状になっており、引っ掛け部250に引っ掛けることによりサポーター120の上縁がカート部の車体210に支持される仕掛けとなっている。図9は一端しか示していないが例えば他端も同じ構成でも良く、また単に載せ置く構成でも良い。
図10は愛玩動物に対して実施例1の愛玩動物用サポーター付きカートを適用した様子を模式的に示した図である。
愛玩動物に内胴着110を装着し、空隙部に愛玩動物の体を収める。飼主は、飼主用取っ手220を押して愛玩動物の歩行を支援する。また愛玩動物の体重はサポーター120を介して車体210により支えられる。走行車輪230の回転により飼主が楽にカートを押し出しすることができる構成になっている。
実施例1に示した愛玩動物用サポーター付き胴着を用いれば、愛玩動物の体全体を略下腹幅のサポーターにより包み込んで優しく保持し、内側胴着と下腹全体で一体になっている帯状体のサポーターを上方に引き上げることにより、略下腹幅のサポーターおよび内側胴着により愛玩動物の体全体を包み込むように上方に引き上げてやることができる。このように愛玩動物の体重を支えつつ、体全体を引き上げてやるので愛玩動物の体の一部に圧力が集中することなく適度に分散され、愛玩動物の負担が軽減されている。
本発明の第2の愛玩動物用サポーター付きカートの一例を示す。愛玩動物の一例として犬の構成例を示す。
愛玩動物用サポーター付きカートは、支持部を除いて実施例1の愛玩動物用サポーター付きカートと同様の構成を備えている。支持部の構成として、カート車体とサポーターの上縁とをつなぐ弾性体を備え、前記サポーターを上方に引き上げる力が弾性体を介してサポーターの上縁全体にかかるように工夫されている。
愛玩動物の歩行運動による愛玩動物の体の上下運動および左右運動による揺れに応じて弾性体が伸縮することにより、愛玩動物の歩行による運動軌跡と走行車輪によるカート部の運動軌跡の違いを緩衝せしめるものである。
図11は本発明の第2の愛玩動物用サポーター付きカートの右側面図を示している。支持部を除いて図1に示した実施例1の愛玩動物用サポーター付きカートと同様の構成であるが、引っ掛け部250に代えて弾性体260を備えた構成となっている。
弾性体260は一端がカート車体210につながれ、他端がサポーター120の上縁とつながれている。
図12は愛玩動物に対して実施例2の愛玩動物用サポーター付きカートを適用した様子を模式的に示した図である。
愛玩動物に内胴着110を装着し、空隙部に愛玩動物の体を収める。飼主は、飼主用取っ手220を押して愛玩動物の歩行を支援する。また愛玩動物の体重はサポーター120を介して車体210により支えられる。走行車輪230の回転により飼主が楽にカートを押し出しすることができる構成になっている。
愛玩動物の歩行により、体が上下運動、左右運動をし、内胴着110と一体となっているサポーター120が上下運動、左右運動をしても弾性体260が伸縮することにより、車体210との運動の違いを緩衝せしめることができる。つまり、サポーター120の上縁には適切な上方向の力が加えられるとともに、愛玩動物の歩行による運動軌跡と走行車輪230によるカートの運動軌跡の違いを緩衝せしめることができる。
本発明の第3の愛玩動物用サポーター付きカートの一例を示す。愛玩動物の一例として犬の構成例を示す。
本発明の第3の愛玩動物用サポーター付きカートは台座を伴うものである。
高齢の犬などは体調の差異が大きく、最後まで元気に散歩できる日もあれば、散歩の途中で動けなくなってしまうこともある。本発明の第3の愛玩動物用サポーター付きカートはこのような場合にも対処できるように工夫を加えている。
図13は、本発明の第3の愛玩動物用サポーター付きカートの右側面図を示しており、図14は同背面図を示している。台座を除いて図1に示した実施例1の愛玩動物用サポーター付きカートと同様の構成であるが、台座270と台座受け280とを備えた構成となっている。
台座270は複数枚の板により構成されており台座受け280上に展開したり畳んでカートの一部に重ね置きできる構造となっている。図13および図14は複数枚の板からなる台座270を折り畳んでカート車体の上部に重ね置きした状態を示している。つまり、愛玩動物が実施例1や実施例2で示したように介助を受けつつも自ら歩行する場合の使用状態を示している。
図15は複数枚の板からなる台座270を展開してカート車体の下部の台座受け280上に展開した状態を示している。つまり、台座受け280上面に板状体が広げられている状態となっている。愛玩動物が疲労などにより歩行困難となった場合にこの台座270上に愛玩動物が乗り、飼主がカートを押してカートごと愛玩動物を運ぶ場合の使用状態を示している。
図16は愛玩動物に対して実施例3の愛玩動物用サポーター付きカートを適用した様子を模式的に示した図である。図16は台座270を台座受け280上に展開して愛玩動物を乗せた状態となっている。
愛玩動物の体重は台座270および台座受け280を介して車体210により支えられ、走行車輪230の回転により飼主が楽にカートを押し出しすることができる構成になっている。
上記実施例では犬用のサポータ付き胴着の構成を示したが、本発明の愛玩動物用サポーター付き胴着は犬用に限らず、猫用も同様に構成することができ、犬猫以外の動物にも適用できることは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。従って本発明の技術的範囲は添付された特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
本発明の愛玩動物用サポーター付き胴着は、犬、猫などの愛玩動物用の胴着、散歩グッズ、介護用品に用いることができる。
本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの右側面図 本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの平面図 本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの正面図および背面図 本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付き胴着の正面図および背面図 本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付き胴着の右側面図および左側面図 本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付き胴着の平面図および底面図 サポーター部分120を左右に開いた様子を上から見た様子を示す平面図 サポーター部分120を左右に開いた様子を下面からみた様子を示す底面図 本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの支持部の端部の構成例を模式的に示す図 愛玩動物に対して本発明の実施例1にかかる愛玩動物用サポーター付きカートを適用した様子を模式的に示した図 本発明の実施例2にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの右側面図 愛玩動物に対して本発明の実施例2にかかる愛玩動物用サポーター付きカートを適用した様子を模式的に示した図 本発明の実施例3にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの右側面図 本発明の実施例3にかかる愛玩動物用サポーター付きカートの背面図 複数枚の板からなる台座270を展開してカート車体の下部の台座受け280上に展開した状態を示した図 愛玩動物に対して本発明の実施例3にかかる愛玩動物用サポーター付きカートを適用した様子を模式的に示した図
符号の説明
100 愛玩動物用サポーター付き胴着
110 内側胴着
111 胴着片
112 開口部分
113 接合部分
120 サポーター
121 右側帯部分
123 左側帯部分
124 左取っ手
125 中央帯部分
200 カート部
210 車体
220 取っ手
230 走行車輪
240 フレーム材
250 引っ掛け部
260 弾性体
270 台座
280 台座受け

Claims (3)

  1. 愛玩動物の胴体に装着する胴着となる内胴着と、前記内胴着に取り付けて前記内胴着を上方に支える帯状体のサポーターであって、前記愛玩動物の下腹を包み込む幅を持ち、左右に広げた状態における左側帯部分と中央帯部分と右側帯部分について、前記中央帯部分を前記内側胴着の下腹部分に縫合して取り付けて一体とし、前記左側帯部分と前記右側帯部分を前記内側胴着の側面から上方に立てた略下腹幅のサポーターを備え、前記サポーターにより前記愛玩動物の胴体を上方に支える愛玩動物用サポーター付き胴着と、
    前記愛玩動物が前記愛玩動物用サポーター付き胴着を装着した状態において、前記愛玩動物の体側面上方において前記サポーターの上縁を上方に支える支持部と、前記愛玩動物の体が収まる空隙部と、飼主用の取っ手と、接地面に走行車輪を備えたカート部を備え、
    前記支持部が、前記サポーターの略下腹幅の上縁全体につながるフレーム材と、前記フレーム材を前記カートに引っ掛ける引っ掛け部を備え、前記サポーターを上方に引き上げる力が前記フレーム材を介して前記サポーターの上縁全体にかかり、
    前記飼主用取っ手を介した前記飼主による前記愛玩動物用カートの押し出しと前記走行車輪の回転により前記愛玩動物の歩行を介助する愛玩動物用サポーター付きカート。
  2. 前記支持部が、前記カートと前記サポーターの上縁全体とをつなぐ複数本の弾性体を備え、
    前記サポーターを上方に引き上げる力が前記弾性体を介して前記略下腹幅のサポーターの上縁全体にかかるようにし、前記愛玩動物の歩行運動による前記愛玩動物の体の上下運動および左右運動による揺れに応じて前記弾性体が伸縮することにより、前記愛玩動物の歩行による運動軌跡と前記走行車輪による前記カート部の運動軌跡の違いを緩衝せしめ、
    前記飼主用取っ手を介した前記飼主による前記愛玩動物用カートの押し出しと前記走行車輪の回転により前記愛玩動物の歩行を介助することを特徴とする請求項1に記載の愛玩動物用サポーター付きカート。
  3. 愛玩動物の胴体に装着する胴着となる内胴着と、前記内胴着に取り付けて前記内胴着を上方に支える帯状体のサポーターを備え、前記サポーターにより前記愛玩動物の胴体を上方に支える愛玩動物用サポーター付き胴着と、
    前記愛玩動物が前記愛玩動物用サポーター付き胴着を装着した状態において、前記愛玩動物の体側面上方において前記サポーターの上縁を上方に支える支持部と、前記愛玩動物の体が収まる空隙部と、飼主用の取っ手と、接地面に走行車輪を備えたカート部と、
    複数の板からなり、広げ並べたり、重ねて折り畳んだりできる台座と、
    前記カートの車体の一部に前記台座を並べて載せ置く台座受けを備え、
    前記台座を前記台座受けに広げ並べることにより前記空隙部の下面を埋め、前記愛玩動物を前記台座に乗せることができ、
    前記台座を前記台座受けから取り出し、重ねて折り畳むことにより前記空隙部の下面を解放することができ、
    前記飼主用取っ手を介した前記飼主による前記愛玩動物用カートの押し出しと前記走行車輪の回転により前記愛玩動物の歩行を介助する愛玩動物用サポーター付きカート。
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