JP3239361U - 犬の歩行介助用ハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】犬への負担を小さくしながら、後脚の機能が低下した犬の歩行や立位を介助できるハーネスを提供する。【解決手段】犬の歩行介助用ハーネス2は、リードを取り付けるための一対の金具8が両端に取り付けられたベルト4と、両端がベルトに固定され、伸縮性の有るテープから成る一対のループ6と、金具よりも犬の背中側に基部が固定された2本の第2のテープ9に、雄片11と雌片10が取り付けられたバックル、とを備えている。そしてベルトにより犬の下腹部を支持し、一対のループにより犬の後脚の付け根を支持する。【選択図】図1
Description
この考案は、犬の歩行介助用ハーネスに関する。
高齢、けが、病気などにより、犬の後脚の機能が低下すると、立位、歩行などが困難になる。後脚の機能が低下した場合に、ハーネスによる犬への負担が小さく、散歩時に歩行を介助し、排泄時などに姿勢を維持することにも有効なハーネスが望まれる。
犬の歩行を介助するハーネスとして、特許文献1(実用新案登録第3103963)は犬の胸と腹を支えるハーネスを提案している。後脚が弱まった犬に対して、このハーネスは役に立たない。特許文献2(実用新案登録第3116464)は、犬の腹を支持するハーネスを提案している。このハーネスも後脚の機能が低下した犬には役立たない。
この考案の課題は、犬への負担を小さくしながら、後脚の機能が低下した犬の歩行や立位を介助できるハーネスを提案することにある。
この考案の犬の歩行介助用ハーネスは、
リードを取り付けるための一対の金具(8,8)が両端に取り付けられている、犬の下腹部を支持するためのベルト(4)と、
両端がベルト(4)に固定され、かつ伸縮性の有るテープから成る、犬の後脚の付け根を取り巻くための一対のループ(6,6)と、
金具(8,8)よりも犬の背中側に基部が固定された2本の第2のテープ(9,9)に、雄片(11)と雌片(10)が取り付けられたバックル(12)、を備えている。
リードを取り付けるための一対の金具(8,8)が両端に取り付けられている、犬の下腹部を支持するためのベルト(4)と、
両端がベルト(4)に固定され、かつ伸縮性の有るテープから成る、犬の後脚の付け根を取り巻くための一対のループ(6,6)と、
金具(8,8)よりも犬の背中側に基部が固定された2本の第2のテープ(9,9)に、雄片(11)と雌片(10)が取り付けられたバックル(12)、を備えている。
ベルト(4)により犬の下腹部を支持し、一対のループ(6,6)により犬の後脚の付け根を支持する。ループは伸縮性があるので、歩行時の大腿部の動きを妨げることなく対応する。またループにより後脚の付け根を支持し、犬を吊り上げる力を下腹部以外に分散させる。ベルトは、2本のテープとバックルにより、犬の背中で結ばれるので、犬が動いても安定する。またリードを取り付ける金具の間に第2のテープとバックルにより隙間が生じ、犬は2カ所で吊り上げられるので、1点のみで吊り上げるより左右の脚の動きに合わせて吊り上げることが可能になる。これらのため、犬は動きやすく、ハーネスを装着することによる負担が少ない。また下腹部と後脚の付け根を支持され、機能の衰えた後脚でも立位を保ち、また排泄や散歩もできる。ループに後脚を通しバックルを締めれば装着できるので、装着も簡単である。
好ましくは、一対のループと2本の第2のテープは、いずれも織ゴムから成る。織ゴムを使うと適度の伸縮性が得られる。特に後脚への締め付けが弱く、しかもサイズが異なる犬の後脚にもフィットする。
好ましくは、ベルト(4)には、雄犬の生殖器に対応する位置にクッション(14)が取り付けられ圧迫を和らげる。
好ましくは、犬の歩行介助用ハーネスは、一対の金具(8,8)に両端を取り付ける立位用の短いリード(21)と、一対の金具(8,8)に両端を取り付ける散歩用の長いリード(31)、及び長いリード(31)の金具(8,8)と反対側の端部に一端が固定されかつ他端を犬の胴輪もしくは首輪に取り付けるようにされた第3のリード(32)、を備えている。
短い距離だけ犬を移動させる場合や、排泄などの際に犬が立ったりしゃがんだりしていられるようにするためには、短いリードが適している。散歩などの場合、ハーネスと首輪あるいは胴輪をリードにつなぎ、飼い主が犬をリードすると共に、後脚から下腹部を支持する。
以下にこの考案を実施するための最適実施例を示す。
図1~図8に実施例を示す。図1、図2に示すように、犬の歩行介助用ハーネス2は、鞄やバッグを肩に掛けるためのアクリルテープなどから成るベルト4を備え、その両端にD環8,8が固定されている。ベルト4の中央部の両側に間隔を置いて、一対のループ6,6が縫合などで固定されている。ループ6,6は犬の後脚の付け根を通して支持するためのもので、例えば伸縮性のある織ゴム、具体的には織ゴムソフトのテープでできている。
D環8,8よりも、ベルト4の中央部よりに一対のテープ9,9が縫合などで固定され、テープ9,9の先端に雌片10と雄片11から成るバックル12(図3に示す)が取り付けられている。実施例ではループ6とテープ9は別々のテープであるが、図1の鎖線で示すように1本のテープを2カ所でベルト4に縫合することにより、ループ6とテープ9とにしても良い。ベルト4の中央部(犬の下腹部に接する部分)に、フェルト地、発泡プラスチックを包んだフェルト地などから成るクッション14をベルト4へ巻き付け、腹部(雄犬の場合は生殖器)への当たりを柔らかくしている。
図3はテープ9,9の先端のバックル12を示し、少なくとも雌片10と雄片11の何れかで、テープ9の長さを調整できるようにする。図3では雄片11で調整する。
図4は立位用の短いリード21を示し、両端にD環22を介してナス環24を取り付けてある。ナス環24、24をベルト4のD環8,8に取り付けてリード21をベルト4に取り付けるようにする。
図5は散歩用の長いリードを示し、ベルト4のD環8,8に取り付けるリード31と、胴輪あるいは首輪34に取り付けるリード32とから成る。持ち手となるループ33とリード31とは、カシメや縫合などにより固定する。ループ33にはナス環25を取り付け、リード32の首輪側とは逆の端部に取り付けたD環23を介してループ33とリード32とが繋がれる。散歩時にはループ33を持つことで、リード31で犬を介助しながら、胴輪もしくは首輪34に繋いだリード32で犬への動く向きの指示を行うことができる。ナス環25は、ループ33に対して360°回転可能ものとすると、リード32の取付けが容易になる。なおハーネス2のみを提供し、リード21,31,32等は飼い主が別途に用意しても良い。
ハーネス2のサイズ例(コーギーなどの中型犬用)を示すと、ベルト4は全長が40~50cm、幅が例えば3cm、ループ6は直径Rが8~12cmで幅が2cm~3cm、またループ6,6間の隙間Gは2~3cmである。犬の胴回りに応じて調整できるように、テープ9,9の長さをバックル12を用いて調整する。テープ9,9は例えばそれぞれ最長で5cmまで引き出せるようにする。ハーネス2は、中型犬用以外にも、小型犬用、大型犬用などのサイズを設けることが好ましい。リード21,31,32の長さは、犬のサイズや体型に応じて調整できるようにしても良い。
図7は、立位用のリード21をハーネス2に取り付けた際の犬の姿を示す。取付けは、まずループ6,6をそれぞれ両脚に通してバックル12を嵌める。それからD環8,8にリード21あるいは31のそれぞれのナス環24を装着する。
排泄や短距離の移動などの際に、立位が難しくなると、ハーネス2とリード21により吊り下げる方向に力を加減しながら介助する。このとき、ループ6,6の間に隙間Gがあるので、ループ6,6を汚しにくい。下腹部から後脚をリード21とハーネス2とで支持し、犬が立っていられるようにしたり、排泄時にしゃがむ時などに沈み込むことがないように上向きの力を調整して加えることができる。
排泄や短距離の移動などの際に、立位が難しくなると、ハーネス2とリード21により吊り下げる方向に力を加減しながら介助する。このとき、ループ6,6の間に隙間Gがあるので、ループ6,6を汚しにくい。下腹部から後脚をリード21とハーネス2とで支持し、犬が立っていられるようにしたり、排泄時にしゃがむ時などに沈み込むことがないように上向きの力を調整して加えることができる。
図8は、散歩用に長いリード31,32とハーネス2を装着した犬の姿を示す。リード32を首輪34などに取り付けるので、犬に動く向きを指示できる。またリード31,32をまとめて持つことができる。なお、ループ33に取り付けたナス環25を、ループ33に対し360度回転可能なものにしている。ループ6,6に犬の脚を入れてバックル12を締め、ハーネス2にリード31,31を取り付ける手順を踏んだ後にリード32を首輪34に取り付ける前に犬が動いてしまうことがよくある。リード32の取り付け時に、犬が動いてリード32が犬の臀部側になっている場合であっても、ナス環25を回転させればリード32のナス環24を首輪34に取り付けることができるので、犬の脚をループから外して逆方向に入れ直す必要が無い。
このように犬の下腹部をベルト4で支持し、後脚の付け根をループ6,6で支持する。ループ6,6は伸縮性があるので、歩行時の脚の動きを妨げることなく、また下腹部だけでなく脚回りでも吊り上げる力を加えることができる。リード21や31で犬の腰に対して上向きの力を加えたときにD環8,8の間に間隔があるので、2点で犬を吊り上げることになり、1点吊りよりも安定する。またこの間隔を設けることで、犬の後ろ脚の運びを妨げることが無い。これらにより、犬の負担を小さくし、かつ犬が自由に動けるようにしながら散歩を介助できる。
また、リード21やリード31、32を取り付けてハーネス2で実際に犬を吊り上げると、犬の体重がかかることで犬の背中とテープ9,9の間に隙間が生じる。隙間無しに密着するよりも、犬が動きやすい。またループ6,6間に隙間Gがあると、ループ6,6を汚さずに排泄しやすい。
2 犬の歩行介助用ハーネス
4 ベルト
6,6 織ゴムのループ
8,23 D環
9,9 第2のテープ
10 雌片
11 雄片
12 バックル
14 クッション
21 立位用のリード
31,32 散歩用のリード
22 D環
24,25 ナス環
33 ループ
34 首輪
4 ベルト
6,6 織ゴムのループ
8,23 D環
9,9 第2のテープ
10 雌片
11 雄片
12 バックル
14 クッション
21 立位用のリード
31,32 散歩用のリード
22 D環
24,25 ナス環
33 ループ
34 首輪
Claims (4)
- リードを取り付けるための一対の金具(8,8)が両端に取り付けられている、犬の下腹部を支持するためのベルト(4)と、
両端が前記ベルト(4)に固定され、かつ伸縮性の有るテープから成る、犬の後脚の付け根を取り巻くための一対のループ(6,6)と、
金具(8,8)よりも犬の背中側に基部が固定された2本の第2のテープ(9,9)に、雄片(11)と雌片(10)が取り付けられたバックル(12)とを備え、
前記ベルト(4)により犬の下腹部を支持し、前記一対のループ(6,6)により犬の後脚の付け根を支持するようにされている、犬の歩行介助用ハーネス。 - 前記一対のループと、前記2本の第2のテープ(9,9)は、いずれも織ゴムから成ることを特徴とする、請求項1の犬の歩行介助用ハーネス。
- 前記ベルト(4)には、雄犬の生殖器に対応する位置にクッション(14)が取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2の犬の歩行介助用ハーネス。
- 前記一対の金具(8,8)に両端を取り付ける立位用の短いリード(21)と、
前記一対の金具(8,8)に両端を取り付ける散歩用の長いリード(31)と、長いリード(31)の金具(8,8)と反対側の端部に一端が固定されかつ他端を犬の胴輪もしくは首輪に取り付けるようにされた第3のリード(32)、を備えていることを特徴とする、請求項1~3のいずれかの犬の歩行介助用ハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002309U JP3239361U (ja) | 2022-07-13 | 2022-07-13 | 犬の歩行介助用ハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002309U JP3239361U (ja) | 2022-07-13 | 2022-07-13 | 犬の歩行介助用ハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239361U true JP3239361U (ja) | 2022-10-06 |
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ID=83460242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002309U Active JP3239361U (ja) | 2022-07-13 | 2022-07-13 | 犬の歩行介助用ハーネス |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3239361U (ja) |
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2022
- 2022-07-13 JP JP2022002309U patent/JP3239361U/ja active Active
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