JP6550364B2 - ペット用ハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ペットに装着されて使用されるペット用ハーネスに関する。
従来、犬などのペットを散歩などに連れて行く際には、ペットの首に巻き付けられた首輪にリード(引き紐)を連結した上で、飼い主がリードの端部に設けられた取っ手などを持って、ペットを散歩させている。
近年では、単に首輪にリードを付けた構造のものではなく、ペットに対する装着性や飼い主の利便性を考えて、様々な形態を有するペット用ハーネス(首輪や胴輪)が開発されている。
例えば、特許文献1は、ペットの首下から胸部までを覆うと共に、2本の前足を挿通する挿通孔を有するハーネス本体を備え、ハーネス本体の両端部に、ペットの背中部で互いに上下に重合して着脱自在に接続される上接続片と下接続片とを有するペット用ベストタイプハーネスを開示する。
特開2011−239735号公報
さて、近年の猫ブームに代表されるように、猫をペットとして飼う人は増えてきている。猫は、屋内・屋外を自由に行き来できるように飼う人も多いが、室内のみで飼う(部屋飼い)の形態をとる飼い主が増えてきている。
散歩や動物病院への通院のために、部屋飼いの猫を屋外に連れ出す場合、猫が勝手に逃げ出さないように、猫にペット用ハーネスを装着する必要がある。
そこで、特許文献1に開示されたペット用ハーネスを、猫に装着することを考えてみることにする。
この特許文献1に開示されたペット用ハーネスは、ハーネス本体の下接続片側端部と下接続片の基部との間にポケットが形成され、該ポケットに上接続片の先端部を挿入するように構成されており、ポケットに上接続片の先端部を挿入することにより、上接続片の先端部が捲れ上がるのを防止できて、外観上の体裁がよくなると共に、上接続片の先端部から捲れて上接続片と下接続片とが外れるのを防止できるものとされている。それ故、特許文献1に開示されたペット用ハーネスは、犬などのペットに使用するに際しては、大変好適なものである。
しかしながら、特許文献1に開示されたペット用ハーネスを、体の柔らかいペット用の動物である猫に装着した際には、以下に示すような若干の不具合が発生することが考えられる。
猫は、上に述べたように、体が非常に柔らかく、また、前足を触られるのを嫌う習性があるために、特許文献1のようなハーネスの場合、その挿通孔に2本の前足を挿通させることが難しい上に、上手く挿入できたとしても、嫌がってハーネスの挿入孔から前足をすり抜けるように外し、ひいてはハーネス自体を体から外してしまうような行動を起こすことが考えられる。
そこで、本発明は、猫などの体が柔らかいペットであっても、ペットに対する装着が容易で、使用中に外れることがないペット用ハーネスを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明のペット用ハーネスは、ペットとして飼われる四足動物に装着するハーネス本体と前記ハーネス本体に取り付けられるリードとからなるペット用ハーネスであって、前記ハーネス本体には、連結具が設けられ、前記連結具によりハーネス本体の前方端と後方端とが連結されることで、ペットの前足が挿通状態となった挿通孔が形成され、前記連結具による締結状態を解除することで前記挿通孔が解放状態となる構成を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記ハーネス本体は、ペットの首部を包囲する前帯体と、ペットの胴部を包囲する後帯体と、前記前帯体と後帯体とを繋ぎ且つペットの腹部を覆う腹帯体とを有し、前記後帯体の外側には、前記前帯体の端部を後帯体に連結することで、ペットの前足が挿通された状態となる挿通孔を形成する連結具が配設されているとよい。
好ましくは、前記連結具により前記前帯体を後帯体に連結することで、前記ハーネス本体が、ペットを包み込むようなハンモック形状となるとよい。
好ましくは、前記ハーネス本体がペットから外れることを防ぐべく、前記ハーネス本体をペットに密着させる密着手段を備えているとよい。
好ましくは、前記密着手段が、胴部を包囲する前記後帯体であるとよい。
なお、本発明の最も好ましい形態は、ペットとして飼われる猫に装着するハーネス本体と前記ハーネス本体に取り付けられるリードとからなるペット用ハーネスであって、前記ハーネス本体には、連結具が設けられ、前記連結具によりハーネス本体の前方端と後方端とが連結されることで、ペットの前足が挿通状態となった挿通孔が形成され、前記連結具による締結状態を解除することで前記挿通孔が解放状態となる構成を備え、前記ハーネス本体は、ペットの首部を包囲する前帯体と、ペットの胴部を包囲する後帯体と、前記前帯体と後帯体とを繋ぎ且つペットの腹部を覆う腹帯体とを有し、前記後帯体の外側には、前記前帯体の端部を後帯体に連結することで、ペットの前足が挿通された状態となる挿通孔を形成する連結具が配設されていて、前記ハーネス本体がペットから外れることを防ぐべく、前記ハーネス本体をペットに密着させる後帯体を備えており、前記後帯体は、平面視で右側に延びる右後帯体と、左側に延びる左後帯体とを有し、前記ペットの胴部右側から右後帯体を巻き上げ、且つペットの胴部左側から左後帯体を巻き上げてきてペットの胴部の上頂部にて、後帯体の先端にある締結具により、右後帯体と左後帯体と前記後帯体がペットの胴部に密着するように巻き付けることができる構成とされていることを特徴とする。
より好ましくは、前記前帯体の前端部から第1のテープ帯が延設されており、後帯体に繋がる第2のテープ帯が設けられ、前記第1のテープ帯及び第2のテープ帯は左右一対の紐体に繋がっており、前記左右一対の紐体は、ストッパーにより一本の紐状に集結される構成とするとよい。
本発明のペット用ハーネスによれば、猫などの体が柔らかいペットであっても、ペットに対する装着が容易で、使用中に外れることもなく、好適な使用感を維持することが可能となる。
第1実施形態にかかるペット用ハーネスをペットに装着した状態を示した図である。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスの側面図である。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスの正面図である。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスの展開状態を示した図である。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスをペットに装着する手順を示した図である(装着開始)。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスをペットに装着する手順を示した図である(装着中)。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスをペットに装着する手順を示した図である(装着中)。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスをペットに装着する手順を示した図である(装着中)。 第1実施形態にかかるペット用ハーネスをペットに装着する手順を示した図である(装着完了)。 第2実施形態にかかるペット用ハーネスの展開状態を示した図である。
以下、本発明のペット用ハーネス1を図面に基づき説明する。また、本発明のペット用ハーネス1を装着するペットPとして「猫」を例示して説明するが、ペットPは猫に限定されず、様々な四足動物が想定される。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。
以降、図1〜図4などに示した「上下」「前後」「左右」をもとに説明を進めることにする。
[第1実施形態]
図1〜図3に示すように、本発明のペット用ハーネス1は、猫に代表されるペットPを屋外に連れ出す際などにペットPに装着し、ペットPが飼い主から離れることを防止するためのものである。また、ペットPを散歩させるときにも好適なものである。
図2、図3に示す如く、ペット用ハーネス1は、ペットP自身に装着されるハーネス本体と、ハーネス本体に一方端が連結され、他方端を飼い主が持つように構成されたリード3(引き紐)からなる。
図1に示すように、ハーネス本体は、ペットPをその腹部から支えるように装着され、ハーネス本体の前側(後述する前帯体4)は、ペットPの首から前足の付け根(肩部と呼ぶこともある)に向けて伸びている。そして、肩部を経由して、ハーネス本体の後側へと延びている。また、ハーネス本体の後側(後述する後帯体5)は、ペットPの腹部から背部(言い換えれば、胴部)を巻き回すように伸びている。ハーネス本体の前側にはリング体7(丸カン)が設けられ、このリング体7に取り付けられた紐体8を介して、ハーネス本体とリード3とが連結されるようになっている。
本願発明は、このハーネス本体に特徴を有するものである。以下、ハーネス本体を主に説明を進める。
ハーネス本体は、ペットPとして飼われる四足動物に装着されるものであり、このハーネス本体には、連結具10が設けられ、連結具10によりハーネス本体の前方端(前帯体4)と後方端(後帯体5)とが連結されることで、ペットPの前足が挿通状態となった挿通孔11が形成され、連結具10による締結状態を解除することで挿通孔11が解放状態となる構成を備える。
詳しくは、図4に示すように、ペットPに装着する前のハーネス本体は、床面上に広げて置くことができ、平面視で左右方向に延びる前帯体4、前帯体4から後方へ所定距離離れた位置に設けられていて、左右方向に延びる後帯体5、前帯体4と後帯体5を前後方向に連結する腹帯体6とからなる。これら前帯体4、後帯体5、腹帯体6は、通気性を有する布製であり一体に形成されている。それ故、ハーネス本体は、平面視で『漢字の「工」』の形状を呈するものとなっている。
まず、図4に示すように、ハーネス本体は、前後方向に延びる短冊状の腹帯体6を有している。
この腹帯体6の長さ(前後長さ)は、ペットPの首部から胴部の中央部までを覆う程度であり、約150mm〜250mm程度の長さを有している。腹帯体6の幅もペットPの腹部を左右で覆う程度であり、約30mm〜50mmとされている。
腹帯体6は通気性のよい布体やメッシュ体で構成されていて、可撓性を有しており、装着時にペットPの腹部に密着するようになっている。この腹帯体6は、後述する前帯体4と後帯体5とを連結する連結体でもある。
図4に示す如く、腹帯体6の前端部には左右に延びる長尺の前帯体4が設けられている。
詳しくは、腹帯体6の前端部からやや右上がりに延びるように右前帯体4aが設けられており、同様に、腹帯体6の前端部からやや左上がりに延びるように左前帯体4bが設けられている。前帯体4の長さ(右前帯体4aと左前帯体4bとを合わせた長さ)は、150mm〜300mm程度であり、ペットP装着時に、首部から前足の付け根(前肩部)まで達する長さとされている。
さらに、本実施形態の場合、前帯体4の前端部から前帯体4より幅狭な第1のテープ帯9aが延設されており、この第1のテープ帯9aの先端に、金属製で環状とされたリング体7(左右一対のリング体7)が設けられている。このリング体7には、前述の第1のテープ帯9aとは別の短尺な第2のテープ帯9bが取り付けられており、この第2のテープ帯9bの先端(リング体7とは反対側)には、連結具10のオス部10aが取り付けられている。
さらに、左右のリング体7のそれぞれには、紐体8が取り付けられていて、左右のリング体7から伸びる紐体8(左右一対の紐体8)は、ストッパー13により一本の紐状に集められ、その先には、リード連結具14を介してリード3の先端が取り付けられるようになっている。
本実施形態の場合、リード連結具14は、リード3の先端を、ハーネス本体から伸びる紐体8に対して、リード3の軸心周りに回転自在に取り付け可能とするもの(回転カン)となっている。
一方、図4に示す如く、腹帯体6の後端部には、左右に延びる長尺の後帯体5が設けられている。
詳しくは、腹帯体6の後端部からやや右下がりに延びるように右後帯体5aが設けられており、同様に、腹帯体6の後端部からやや左下がりに延びるように左後帯体5bが設けられている。
後帯体5の長さ(右後帯体5aと左後帯体5bとを合わせた長さ)は、350mm〜500mm程度であり、ペットPへの装着時に、胴部を巻き回し可能な長さとされている。後帯体5は、前帯体4よりも長く、左右方向に延設された部分を有している。後帯体5において、前帯体4よりも長くなった部位を「延設部」と考えることもできる。後帯体5の幅は30mm〜40mmとされている。
後帯体5の先端部には、ペットPの胴部右側から巻き上がってきた右後帯体5aと、ペットPの胴部左側から巻き上がってきた左後帯体5bとの締結させるための面ファスナー12が設けられている。面ファスナー12は後帯体5の長手方向に数cmの長さを有しているため、ペットPの胴回りの大きさに左右されずに、確実に、右後帯体5aと左後帯体5bとを締結することが可能となる。
この後帯体5が、ペットPの胴部を巻くようにして締結されることで、ハーネス本体がペットP自身に密着し、その密着状態を維持するため、ハーネス本体からペットPがすり抜けることを確実に防止することが可能となる。
後帯体5の外側中途部、言い換えれば、後帯体5の先端部より離れた部分、他に言い換えれば、後帯体5における延設部の基端側に、連結具10のメス部10bが取り付けられている。
なお、ハーネス本体(腹帯体6、前帯体4、後帯体5など)の寸法に関しては、一例であり、ペットPの大きさによって、適宜変更可能である。
なお、前帯体4の説明において記載したリード3であるが、本実施形態の場合、その種類や形態は問わない。図2,3に示すように、リング体7から延びる紐体8に先端が結ばれ、基端を飼い主が把持できるようなものであればよい。このリード3は固定長のものであっても良く、中途部に巻き取り部を備えた長さ伸縮自在のものであってもよい。
次に、以上述べたペット用ハーネス1の使用態様について述べる。
まず、図5Aに示すように、ハーネス本体を床面上に広げ、平面視で『漢字の「工」』形状に載置する。
その後、図5Bに示すように、装着対象であるペットPを広げたハーネス本体の上におく。このとき、ペットPの頭が前帯体4の方を向くようにし、右前帯体4aと右後帯体5aとの間(言い換えれば、腹帯体6の右側)に、ペットPの右前足をおく。同様に、左前帯体4bと左後帯体5bとの間(言い換えれば、腹帯体6の左側)に、ペットPの左前足をおく。
次に、図5Cに示すように、前帯体4に設けられたリンク体から延びる左右一対の紐体8で形成された空間をペットPの頭が通過するように、紐体8を持ち上げてペットPの後方側へ持ってゆく。そして、ペットPの右前帯体4aをペットPの右前足の付け根(右肩部)まで持ち上げると共に、左前帯体4bをペットPの左前足の付け根(左肩部)まで持ち上げる。
この状態は、紐体8を上方へ引っ張り上げることで維持可能となっている。
図5Cの状態を維持しつつ、図5Dに示すように、ペットPの胴部右側から右後帯体5aを巻き上げ、ペットPの胴部左側から左後帯体5bを巻き上げてきて、ペットPの胴部の上頂部(背部)にて、後帯体5の先端にある面ファスナー12により、右後帯体5aと左後帯体5bとを連結する。このとき、後帯体5がペットPの胴部に密着するように巻き付けることで、ハーネス本体がペットPの体に密着するようになる。そのため、猫などの体が柔らかい動物であっても、ハーネス本体からすり抜けたりし、ハーネスがペットPから外れるといった不都合が生じない。
最後に、図5Eに示すように、前帯体4の先端部に取り付けられた連結具10、本実施形態の場合は、リング体7に取り付けられた第2のテープ帯9bの先端部に取り付けられた連結具10(オス部10a)と、後帯体5の外側中途部に設けられた連結具10(メス部10b)を締結する。この連結部は、ペットPの胴部の左右側方に位置することになる。連結部による、前帯体4と後帯体5の連結後は、ハーネス本体は、ペットPを下からハンモック状に包み込むようになり(図2を参照)、ペットPに圧迫感を与えることなく快適な装着感を付与することとなる。
このように、ペットPの前足を置いたままの状態で、ハーネス本体の一方端(前帯体4の先端部)と他方端(後帯体5の中途部)とが連結されることで、ペットPの前足が挿通する挿通孔11が形成されるため、ペットPの前足を孔に通す行為を行うことをせず、ペットPの前足が挿通孔11に挿通した状態を達成することができる。そのため、猫のように、前足を触られるのを嫌う性質を有するペットPであっても、非常に楽にハーネスを装着することが可能となる。
また、ペットPの胴部を後帯体5(特に、後帯体5の延設部)が巻き回していることで、ハーネス本体がペットPに密着する状態を維持できる「密着手段」として作用し、猫のように、体が非常に柔らかいペットPであっても、ハーネスから前足をすり抜けるように外し、ひいてはハーネス自体を外してしまうことを確実に防ぐことが可能となる。
なお、ハーネス本体の装着の仕方は、上記手順に限定されない。例えば、図5Dの操作と図5Eの操作を逆にしてもよい。すなわち、連結具10(オス部10a)と、後帯体5の外側中途部に設けられた連結具10(メス部10b)を連結し、ペットPの前足が挿通する挿通孔11を形成する。その後、右後帯体5aと左後帯体5bとをペットPの胴部に巻き回した上で、密着手段を構成してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明のペット用ハーネス1の第2実施形態について述べる。
第2実施形態が第1実施形態と大きく異なる点は、後帯体5が延設部を有さず、前帯体4と略同じ左右長さを有している点にある。そのため、延設部による密着手段の作用を奏さない形態となっている。その代わりに、前帯体4の先端間に架設された紐体15が、密着手段の役目を行うことになる。
詳しくは、図6に示すように、第2実施形態のハーネスにおいては、前帯体4の左右長さと後帯体5の左右長さとは略同じとされている。その代わりに、前帯体4の先端に設けられたリング体7間に紐体15が架設されている。
第2実施形態における紐体15は、左上から左側のリング体7へと延びる紐体15が、左側のリング体7の中を通って、右側のリング体7へと延び、さらに、右側のリング体7の中を通って、上側に延びるような構成(チョーカー構造)とされている。このような構成において、左側のリング体7と右側のリング体7との間に架け渡された紐体15が、密着手段の働きをする。
次に、以上述べた第2実施形態にかかるペット用ハーネス1の使用態様について述べる。
第2実施形態のハーネスの装着方法は、第1実施形態のハーネスの装着方法を同じ点が多いため、前出した図5A〜図5Eを用いて説明を進めることとする。
まず、図5Aと同じように、第2実施形態のハーネス本体を床面上に広げ、平面視で『漢字の「工」』形状に載置する。
次に、図5Bと同じように、装着対象であるペットPを、広げた第2実施形態のハーネス本体の上に置く。足の位置は、第1実施形態と略同様とする。
その後、前帯体4と、密着手段として作用する紐体15との間の空間をペットPの頭が通過するように、左右一対の紐体15をペットPの後方側へ持ってゆき、その上で、ペットPの右前帯体4aをペットPの右前足の付け根(右肩部)まで持ち上げると共に、左前帯体4bをペットPの左前足の付け根(左肩部)まで持ち上げる。
この状態は、第1実施形態の図5Cに近いものであり、紐体15を上方へ引っ張り上げることで維持可能となっている。
その状態を維持しつつ、図5Eと同じように、前帯体4の先端部に取り付けられた連結具10、本実施形態の場合は、リング体7に取り付けられた第2のテープ帯9bの先端部に取り付けられた連結具10(オス部10a)と、後帯部の先端部に設けられた連結具10(メス部10b)を締結する。第2実施形態では、後帯体5の延設部がないため、図5Dの動作は行わない。
このように、ペットPの前足を置いたままの状態で、ハーネス本体の前方端(前帯体4の先端部)と後方端(後帯体5の中途部)とが連結されることで、ペットPの前足が挿通する挿通孔11が形成され、ペットPの前足を孔に通す行為を行うことをせず、ペットPの前足が挿通孔11に挿通した状態を達成することができる。そのため、第2実施形態のハーネスであっても、猫のように前足を触られるのを嫌う性質を有するペットPに対し、非常に楽にハーネスを装着することが可能となる。
また、チョーカー構造の一部を成す紐体15が、ペットPの首部(首上方部)を巻き回しているため、ハーネス本体がペットPに密着する状態を維持できる「密着手段」として作用し、猫のように体が非常に柔らかいペットPであっても、ハーネスから前足をすり抜けるように外し、ひいてはハーネス自体を外してしまうことを確実に防ぐことが可能となる。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された各実施形態において、明示的に開示されていない事項は、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、本実施形態の説明においては、ペットPとして猫を例示しているが、他の動物、例えばフェレットなどに、本発明のハーネスを装着しても何ら問題はない。
また、本願発明は、猫などの体の柔らかい動物を対象としているが、比較的猫などより体が硬いとされている、犬など四足動物に適用しても構わない。つまり、犬などを対象にしたペット用ハーネスに、本発明の構成を備えても構わない。
1 ペット用ハーネス
2 ハーネス本体
3 リード(引き紐)
4 前帯体(ハーネス本体の前側)
4a 右前帯体
4b 左前帯体
5 後帯体(ハーネス本体の後側)
5a 右後帯体
5b 左後帯体
6 腹帯体
7 リング体
8 紐体
9a 第1のテープ帯
9b 第2のテープ帯
10 連結具
10a オス部
10b メス部
11 挿通孔
12 面ファスナー
13 ストッパー
14 リード連結具
15 紐体
P ペット

Claims (3)

  1. ペットとして飼われるに装着するハーネス本体と前記ハーネス本体に取り付けられるリードとからなるペット用ハーネスであって、
    前記ハーネス本体には、連結具が設けられ、前記連結具によりハーネス本体の前方端と後方端とが連結されることで、ペットの前足が挿通状態となった挿通孔が形成され、前記連結具による締結状態を解除することで前記挿通孔が解放状態となる構成を備え、
    前記ハーネス本体は、ペットの首部を包囲する前帯体と、ペットの胴部を包囲する後帯体と、前記前帯体と後帯体とを繋ぎ且つペットの腹部を覆う腹帯体とを有し、前記後帯体の外側には、前記前帯体の端部を後帯体に連結することで、ペットの前足が挿通された状態となる挿通孔を形成する連結具が配設されていて、
    前記ハーネス本体がペットから外れることを防ぐべく、前記ハーネス本体をペットに密着させる後帯体を備えており、
    前記後帯体は、平面視で右側に延びる右後帯体と、左側に延びる左後帯体とを有し、前記ペットの胴部右側から右後帯体を巻き上げ、且つペットの胴部左側から左後帯体を巻き上げてきてペットの胴部の上頂部にて、後帯体の先端にある締結具により、右後帯体と左後帯体と前記後帯体がペットの胴部に密着するように巻き付けることができる構成とされている
    ことを特徴とするペット用ハーネス。
  2. 前記連結具により前記前帯体を後帯体に連結することで、前記ハーネス本体が、ペットを包み込むようなハンモック形状となることを特徴とする請求項に記載のペット用ハーネス。
  3. 前記前帯体の前端部から第1のテープ帯が延設されており、後帯体に繋がる第2のテープ帯が設けられ、前記第1のテープ帯及び第2のテープ帯は左右一対の紐体に繋がっており、前記左右一対の紐体は、ストッパーにより一本の紐状に集結される構成とされている請求項1又は2に記載のペット用ハーネス。
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