JP3192413U - ペット歩行補助ハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットの体長に対して対応して、保持体の全長を変更可能とすることによって、装着されるペットにとっても、装着作業を行なう人にとっても、快適に使用できるペット歩行補助ハーネスを提供する。【解決手段】保持体11に接続されたハンドベルト31を引き上げることで、ペットの歩行を介助するペット歩行補助ハーネス10において、保持体11を、ペットの胴部に取り付けられる胴当て部12と、ペットの胸部に取り付けられる胸当て部15とで構成し、両者12、15を、互いに独立した別体の部材にて構成する。胴当て部12と胸当て部15との接続位置を変更することにより、保持体11の全長を変更可能とする。ハンドベルト31は、その両端を胴当て部12と胸当て部15とに接続することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、歩行障害のあるペットの歩行を介助するペット歩行補助ハーネスに関する。
歩行障害のあるペットの歩行を介助するペット歩行補助ハーネスに関する提案として、特許文献1〜3に示すものが知られている。これらのハーネスは、歩行障害のあるペットに取り付けられる保持体と、前記保持体に取り付けられるハンドベルトとを備え、前記ハンドベルトを引き上げることで、歩行困難なペットの足に対する荷重を軽減して、ペットの歩行を助けるものである。
通常のペット用ハーネスは、ペットの前足を挿入してペットに取り付ける胸当て部のみ保持体として備えたものが一般的である。そのため、胸回りの寸法を調整可能として、胸回りの寸法の多少に対応するようにしているものが一般的であるが、ペットの体長の多少には考慮を払う必要がなく、保持体の前後の長さを調整可能とするものはなかった。
他方、歩行補助用ハーネスは、通常のハーネスと異なり、ペットの体重の一部を人が負担するものであるため、ペットの略全長に渡ってその体重の一部を支えることができるように、保持体として、胸当て部と胴当て部とを備えるタイプが多いが、通常のハーネスと同様、前後の長さを調整するという発想を持つものは提案されていない。
ところが、歩行補助用ハーネスは、通常のハーネスとは異なり、保持体をペットの胸と胴とに取り付けるため、ペットの体長に対して正確に対応することが、装着されるペットにとっても、装着作業を行なう人にとっても、望ましいものであると言える。特に、ペットは種類によって体重、体長や毛並み等は様々であり、一頭ペットであっても成長や季節や体調等によって変化するため、その変化に対応して全長等が適正な保持体をペットに取り付けることが望ましい。人が手で持つハンドベルトを、保持体の胸と胴に装着する部分の双方に接続する場合には、歩行介助時のバランスを崩さないようにするためにも、適正な全長の保持体をペットに取り付けることが望ましい。
本考案は、ペットの体長に対して対応して、保持体の全長を変更可能とすることによって、装着されるペットにとっても、装着作業を行なう人にとっても、快適に使用できるペット歩行補助ハーネスの提供を課題とする。
本考案は、保持体に接続されたハンドベルトを引き上げることでペットの歩行を介助するペット歩行補助ハーネスにおいて、前記保持体を、ペットの胴部に取り付けられる胴当て部と、ペットの胸部に取り付けられる胸当て部とを、互いに独立した別体の部材にて構成する。そして、胴当て部と胸当て部との接続位置を変更することにより、保持体の全長を変更可能とする。これによって、保持体の全長とペットの体長とを合致させることができ、装着されるペットにとっても、装着作業を行なう人にとっても、快適に使用できるものとする。
前記胴当て部は、ペットの腹を支持する腹部と、前記腹部の左右配置されて前記ペットの背に回される背部とを備え、前記胸当て部は、ペットの胸を支持する胸部と、前記胸部の左右配置されて前記ペットの首に回される首部とを備え、前記腹部の前部分と前記胸部の後部分とのそれぞれに、互いに着脱可能な接続具が設けられ、前記腹部の前部分と前記胸部の後部分との少なくともいずれか一方の接続具が、前後方向に複数設けられることにより、前記胴当て部と前記胸当て部との接続位置を変更することができるようにしたものとして実施することができる。
さらに、前記胴当て部と前記胸当て部とにそれぞれ連結ベルトを設け、前記ハンドベルトを前記両連結ベルトに着脱可能に取り付けられるものとして実施することもできる。
また、前記腹部の左右両側には、前後方向に伸びる芯材を設け、前記連結ベルトを前記芯材の設けられた部分に固定することで、力の分散を図ることも望ましい。
また、前記腹部の左右両側には、前後方向に伸びる芯材を設け、前記連結ベルトを前記芯材の設けられた部分に固定することで、力の分散を図ることも望ましい。
本考案は、ペットの体長に対して対応して、保持体の全長を変更可能とすることによって、装着されるペットにとっても、装着作業を行なう人にとっても、快適に使用できるペット歩行補助ハーネスの提供を課題とすることができものである。特に、ハンドベルトの両端を、胴当て部と胸当て部とにそれぞれ連結して、ハンドベルトを上方に引き上げる力を加えた際に、保持体の全長とペットの体長とが適正に合致していることによって、前後のバランスを適正に保った状態で引き上げの力を保持体に加えることができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態を説明する。この実施の形態に関する説明は、特に断りのない限り、ペット歩行補助ハーネス10を展開した状態(図1参照)にて前後左右を特定するもので、ペットPの頭側を前側、ペットPの尻側を後側とする。
(全体構造)
この実施の形態に係るペット歩行補助ハーネス10は、歩行障害のある犬などのペットPに取り付けられるもので、特に、小型犬に適するものである。図1、図3に示すように、この歩行補助ハーネスは、ペットPに取り付けられる保持体11と、保持体11に取り付けられるハンドベルト31とを備える。ハンドベルト31は、人Hが少し引き上げ気味に手で持つことによって、ペットPの足にかかる自重を軽減するものある。
(全体構造)
この実施の形態に係るペット歩行補助ハーネス10は、歩行障害のある犬などのペットPに取り付けられるもので、特に、小型犬に適するものである。図1、図3に示すように、この歩行補助ハーネスは、ペットPに取り付けられる保持体11と、保持体11に取り付けられるハンドベルト31とを備える。ハンドベルト31は、人Hが少し引き上げ気味に手で持つことによって、ペットPの足にかかる自重を軽減するものある。
(保持体11の全体構造)
保持体11は、胴当て部12とその前方に配置される胸当て部15とを分離した別部材によって形成し、これらを接続可能としたものである。
胴当て部12は、ペットPの腹を支持する腹部13と、腹部13の左右に配置されてペットPの背に回される背部14とを備える。胸当て部15は、ペットの胸を支持する胸部16と、胸部16の左右配置されてペットの首に回される首部17とを備える。胴当て部12及び胸当て部15は、布や合成樹脂シートなどの柔軟性と強度のある素材で構成することができる。
保持体11は、胴当て部12とその前方に配置される胸当て部15とを分離した別部材によって形成し、これらを接続可能としたものである。
胴当て部12は、ペットPの腹を支持する腹部13と、腹部13の左右に配置されてペットPの背に回される背部14とを備える。胸当て部15は、ペットの胸を支持する胸部16と、胸部16の左右配置されてペットの首に回される首部17とを備える。胴当て部12及び胸当て部15は、布や合成樹脂シートなどの柔軟性と強度のある素材で構成することができる。
(胴当て部12について)
胴当て部12は、腹部13の左右に背部14を設けた横長の略長方形状をなしており、ペットPへの装着時には腹部13がペットPの腹付近に沿った状態となり、背部14がペットPの背中側に回される。背部14の左右両端には背係止具41が設けられており、背中に回した背部14同士を固定する。このハンドベルト31には、固定位置が調整可能な面ファスナが適するが、ホックやボタンなどの他の着脱可能な係止具に変更して実施することもできる。
胴当て部12は、腹部13の左右に背部14を設けた横長の略長方形状をなしており、ペットPへの装着時には腹部13がペットPの腹付近に沿った状態となり、背部14がペットPの背中側に回される。背部14の左右両端には背係止具41が設けられており、背中に回した背部14同士を固定する。このハンドベルト31には、固定位置が調整可能な面ファスナが適するが、ホックやボタンなどの他の着脱可能な係止具に変更して実施することもできる。
腹部13の後部中央には下腹部分21が形成されており、前方側に凹んだ凹部形状(この実施の形態では略U字状の凹部)となっている。これは雄のペットPの場合にペニスなどの局部が配置される空間を形成するためのものであり、凹部形状に形成することで局部に力が加わり難い構造としたものである。また胴当て部12の後部左右にはヒップ部分22が形成されている。このヒップ部分22は、ペットPの臀部に回されるもので、後方側に突出した突部形状となっている。そして、腹部13の左右の後部と、ヒップ部分22との間に、ヒップベルト34を渡すことによって、ペットPの後足に対して固定する。この例では、ヒップベルト34の一端を腹部13の左右の後部に固定し、他端をヒップ部分22に着脱可能に接続するようにしている。この着脱のために、ヒップ部分22とヒップベルト34の他端とには、着脱可能なヒップ係止具43が設けられている。このヒップ係止具43はホックや面ファスナなどを用いることができるが、他の係止部材であってもよい。なお、図の例とは反対に、ヒップベルト34の一端と腹部13の左右の後部とに着脱可能な係止具を設けるようにしてもよい。また、着脱可能なヒップベルト34を用いずに、ヒップ部分22に後足を挿入できる穴を形成するようにしてもよい。
次に、腹部13の前部分は、この例では、左右の背部14よりも前方に突出して形成されている。そして、この前部分に、胴側接続具18が設けられている。この胴側接続具18は、前後方向において複数箇所(この例では4箇所)に形成されている。この胴側接続具18を複数箇所に設けることによって、胸当て部15との前後位置を調整可能としている。なお、この図1の例では、胴側接続具18は左右方向にも複数個設けることで、接続に際する固定強度を高めるようにしており、合計8個の胴側接続具18が設けられている。
(胸当て部15について)
胸当て部15は、展開状態において略Y字状をなし、ペットPの胸の中央に前後方向に伸びる胸部16と、その前端から左右前方に伸びる一対の首部17とを備える。首部17の端部には首係止具42を備え、ペットPの首の後ろに回して首係止具42を係止することで、ペットPの胸に取り付けられる。
胸当て部15は、展開状態において略Y字状をなし、ペットPの胸の中央に前後方向に伸びる胸部16と、その前端から左右前方に伸びる一対の首部17とを備える。首部17の端部には首係止具42を備え、ペットPの首の後ろに回して首係止具42を係止することで、ペットPの胸に取り付けられる。
胴当て部12と胸当て部15とを着脱可能に接続するために、胸部16の後部分には、前記の胴側接続具18に接続される胸側接続具19が設けられている。この例では、胸側接続具19は、先の胴側接続具18に対応して左右方向に複数個(図では2個)設けられており、接続に際する固定強度を高めるようにしている。さらに、胸側接続具19は前後方向にも複数個(図では2個)設けられており、接続に際する固定強度を高めるようにしている。従って、合計4個の胸側接続具19を、先の8個の胴側接続具18を選択して係止するもので、前後方向には3段階で長さ調整が可能である。なお、胴側接続具18と胸側接続具19とを前後方向には1個だけを係止する場合を含めると5段階で長さ調整が可能となる。
胴側接続具18と胸側接続具19とは、ホック、ボタン及びボタンホールなどの着脱可能な係止具を用いることができる。また、面ファスナを用いることも可能であり、その場合には、胴側接続具18と胸側接続具19との少なくとも何れか一方の長さを長くすることによって、前後方向の長さ調整が可能となる。
このように、胴当て部12と胸当て部15との前後方向の接続位置を可変とすることによって、保持体11の全長の調整を行うことができる。これによって、種々の体長のペットPに保持体11を装着させることができる。特に、この実施の形態では、次に述べるように、ハンドベルト31を胴当て部12と胸当て部15とに接続して、人Hが手で持って上方に引き上げ気味にすることで、ペットPの足への負担を軽減させる。その際、ペットPの体長に、保持体11の全長が合致していないと、装着されるペットPがバランスに崩すおそれがあるが、全長を可変とした本考案の保持体11にあっては、そのおそれを軽減して、装着されるペットPにとっても、ハンドベルト31を手で持って介助する人Hにとっても、快適な使用状態を得ることが可能となる。
(ハンドベルト31について)
ハンドベルト31は、人Hが手で持ってペットPの足に加わる荷重を軽減するためのもので、その両端が胴当て部12と胸当て部15とに接続される。この接続のために、両端にはハンドベルト接続具44を備える。この例ではハンドベルト接続具44には、ナスカンや鉄砲カンのような開閉可能な接続金具が採用されており、ハンドベルト31を胴当て部12及び胸当て部15に着脱可能に接続する。ハンドベルト31の中央には持ち手32を配置することで、持ちやすさを向上させることも望ましい。また、ハンドベルト31に送りカンを設けて長さ調整可能とすることも望ましい。
ハンドベルト31は、人Hが手で持ってペットPの足に加わる荷重を軽減するためのもので、その両端が胴当て部12と胸当て部15とに接続される。この接続のために、両端にはハンドベルト接続具44を備える。この例ではハンドベルト接続具44には、ナスカンや鉄砲カンのような開閉可能な接続金具が採用されており、ハンドベルト31を胴当て部12及び胸当て部15に着脱可能に接続する。ハンドベルト31の中央には持ち手32を配置することで、持ちやすさを向上させることも望ましい。また、ハンドベルト31に送りカンを設けて長さ調整可能とすることも望ましい。
(連結ベルト50について)
前記のハンドベルト31は、胴当て部12と胸当て部15とに接続されるものであり、これに対応して胴当て部12と胸当て部15にもハンドベルト接続具44が設けられる。このハンドベルト接続具44は、胴当て部12と胸当て部15とに取り付けることができ、ハンドベルトの両端のハンドベルト接続具44に接続できる構造を備えていれば適宜手段を採用できるが、この実施の形態では連結ベルト50を用いる。この連結ベルト50の構造は長さは違うが胴当て部12と胸当て部15とで実質的に同一であるため、共通部分については同じ符号を付してまとめて説明する。
前記のハンドベルト31は、胴当て部12と胸当て部15とに接続されるものであり、これに対応して胴当て部12と胸当て部15にもハンドベルト接続具44が設けられる。このハンドベルト接続具44は、胴当て部12と胸当て部15とに取り付けることができ、ハンドベルトの両端のハンドベルト接続具44に接続できる構造を備えていれば適宜手段を採用できるが、この実施の形態では連結ベルト50を用いる。この連結ベルト50の構造は長さは違うが胴当て部12と胸当て部15とで実質的に同一であるため、共通部分については同じ符号を付してまとめて説明する。
連結ベルト50は、図1には図示を省略しており、図3を参照して説明する。連結ベルト50は、第1ベルト51と第2ベルト52とを備える。第1ベルト51は左右何れか一方の背部14、首部17に取り付けられ、第2ベルト52は左右何れか他方の背部14、首部17に取り付けられる。取り付け方法は特に問わず、この例では、首部17に対しては逢着されており、背部14に対しては固定カン57を介して取り付けられている。固定カン57は保持体11の芯材33が設けられた箇所に接続されている。この芯材33は、腹部13と背部14との境に設けられており、ハンドベルト31からの力を前後に分散するように、前後方向に伸ばされている。これによって、腹部13に加わるペットPの自重を、前後に略均等に芯材33を介してハンドベルト31に伝えるようにすることで、腹部13の一部がペットPの腹に食い込んだりすることを抑制する。
第1ベルト51と第2ベルト52のそれぞれの先端には互いに着脱可能に接続される第1連結具53、第2連結具54が設けられており、第1連結具53と4とを接続することによって、第1ベルト51と第2ベルト52とが接続される。また、この接続によって左右の背部14同士、首部17同士も接続されることになる。なお、この例では、先に説明したように、背部14同士の接続には面ファスナの背係止具41を併用した。これに対して、首部17同士には面ファスナを用いておらず、第1連結具53と第2連結具54とを備えた連結ベルト50が、首係止具42を兼ねることになる。
第2ベルト52には、Dカンなどのリング状のハンドベルト接続具44が設けられ、このハンドベルト接続具44が、ハンドベルト31のハンドベルト接続具44に対して、着脱可能に接続される。
このハンドベルト接続具44の第2ベルト52への取り付け構造は種々変更することができるが、この例ではハンドベルト接続具44の位置及び第2ベルト52の長さ調整のために、次の構造を備える。図3(B)に示すように、第2ベルト52は、基端が背部14、首部17に取り付けられれ、先端側は送りカン56を経て角カン55にて下方へ折り返されて、その先端が送りカン56に固定されることで、第2ベルト52は長さ調整可能となっている。そして、ハンドベルト接続具44は、送りカン56と角カン55との間における折り返し前(図3(B)では上側)の第2ベルト52に摺動可能に取り付けられている。また、角カン55は第2連結具54の基端側に設けられるもので、この例では角カン55と第2連結具54とが一体となったバックルが採用されている。これによって、第2ベルト52の長さ調整(ひいては連結ベルト50の全長の長さ調整)ができると共に、ハンドベルト接続具44を位置変更可能に取り付けることができる。なお、ハンドベルト接続具44にも送りカンなどを設けることで、第2ベルト52に対するハンドベルト接続具44の位置決めを確実に行うことができる。このようなベルトの取り回しや金具の選択は一例であり、種々のベルトの取り回し方法を選択して適用することができるが、この例のように折り返し前(図3(B)では上側)の第2ベルト52にハンドベルト接続具44を設けることで、図3(B)に示すように、ハンドベルト接続具44を上端として第2ベルト52が三角形状をなすようになる。その結果、左右の首部17同士の接続が可能となると共に、ハンドベルト接続具44に接続されるハンドベルト31を適切な位置に配置することができる。
このハンドベルト接続具44の第2ベルト52への取り付け構造は種々変更することができるが、この例ではハンドベルト接続具44の位置及び第2ベルト52の長さ調整のために、次の構造を備える。図3(B)に示すように、第2ベルト52は、基端が背部14、首部17に取り付けられれ、先端側は送りカン56を経て角カン55にて下方へ折り返されて、その先端が送りカン56に固定されることで、第2ベルト52は長さ調整可能となっている。そして、ハンドベルト接続具44は、送りカン56と角カン55との間における折り返し前(図3(B)では上側)の第2ベルト52に摺動可能に取り付けられている。また、角カン55は第2連結具54の基端側に設けられるもので、この例では角カン55と第2連結具54とが一体となったバックルが採用されている。これによって、第2ベルト52の長さ調整(ひいては連結ベルト50の全長の長さ調整)ができると共に、ハンドベルト接続具44を位置変更可能に取り付けることができる。なお、ハンドベルト接続具44にも送りカンなどを設けることで、第2ベルト52に対するハンドベルト接続具44の位置決めを確実に行うことができる。このようなベルトの取り回しや金具の選択は一例であり、種々のベルトの取り回し方法を選択して適用することができるが、この例のように折り返し前(図3(B)では上側)の第2ベルト52にハンドベルト接続具44を設けることで、図3(B)に示すように、ハンドベルト接続具44を上端として第2ベルト52が三角形状をなすようになる。その結果、左右の首部17同士の接続が可能となると共に、ハンドベルト接続具44に接続されるハンドベルト31を適切な位置に配置することができる。
(装着手順)
ここで、図2を参照して、ペットPに対する保持体11とハンドベルト31の装着手順を説明する。
まず図2(A)に示すように、保持体11をペットPの身体の下方に通す。胸当て部15は前方に、胴当て部12は後方に配置する。
ここで、図2を参照して、ペットPに対する保持体11とハンドベルト31の装着手順を説明する。
まず図2(A)に示すように、保持体11をペットPの身体の下方に通す。胸当て部15は前方に、胴当て部12は後方に配置する。
次に、図2(B)に示すように、胸当て部15をペットPの胸にあてがって、左右の首部17を首の後ろに回して、左右の首部17の第1連結具53と第2連結具54のバックル同士を係止する。
次に、図2(C)に示すように、腹部13をペットPの腹にあてがって、左右の背部14を背中に回して、左右の背部14の背係止具41同士を係止すると共に、左右の背部14の第1連結具53と第2連結具54のバックル同士を係止する。
次に、図2(C)に示すように、腹部13をペットPの腹にあてがって、左右の背部14を背中に回して、左右の背部14の背係止具41同士を係止すると共に、左右の背部14の第1連結具53と第2連結具54のバックル同士を係止する。
次に、図2(D)に示すように、左右のヒップベルト34をペットPの後足の下から後ろ上方に回して、ヒップ係止具43同士を係止する。これによって、図3(A)の装着状態となる。
最後に、図2(D)に示すように、胴当て部12と胸当て部15のハンドベルト接続具44に対して、ハンドベルト31の両端のハンドベルト接続具44を係止して、ハンドベルト31を胴当て部12と胸当て部15とに接続する。
最後に、図2(D)に示すように、胴当て部12と胸当て部15のハンドベルト接続具44に対して、ハンドベルト31の両端のハンドベルト接続具44を係止して、ハンドベルト31を胴当て部12と胸当て部15とに接続する。
(歩行介助方法)
ペットPを散歩などに連れ出す際には、図4(A)(B)に示すように、人Hがハンドベルト31の持ち手32を握って、ペットPと共に歩く。その際、人Hがハンドベルト31を持ち上げるようにすることで、ペットPの足に加わるペットPの自重を軽減することができる。持ち上げる程度は、ペットPの歩行能力にもよるが、ペットPの全ての足が完全に地表から完全に離れてしまうような持ち上げ方は好ましくなく、あくまでペットPの歩行能力を介助する程度のものであることが望ましい。なお、ハンドベルト31は手で握る形式のものを用いたが、人Hの肩にベルトを回すような長めのものに代えることもでき、両者を併用することもできる。
ペットPを散歩などに連れ出す際には、図4(A)(B)に示すように、人Hがハンドベルト31の持ち手32を握って、ペットPと共に歩く。その際、人Hがハンドベルト31を持ち上げるようにすることで、ペットPの足に加わるペットPの自重を軽減することができる。持ち上げる程度は、ペットPの歩行能力にもよるが、ペットPの全ての足が完全に地表から完全に離れてしまうような持ち上げ方は好ましくなく、あくまでペットPの歩行能力を介助する程度のものであることが望ましい。なお、ハンドベルト31は手で握る形式のものを用いたが、人Hの肩にベルトを回すような長めのものに代えることもでき、両者を併用することもできる。
(変更例)
このペット歩行補助ハーネス10は適宜変更して実施することができ、例えば、ハンドベルト31を胴当て部12にのみ接続するようにしてもよい。また、小型犬用を例示したが、大型犬用に本考案を適用することもできる。
このペット歩行補助ハーネス10は適宜変更して実施することができ、例えば、ハンドベルト31を胴当て部12にのみ接続するようにしてもよい。また、小型犬用を例示したが、大型犬用に本考案を適用することもできる。
10 ペット歩行補助ハーネス
11 保持体
12 胴当て部
13 腹部
14 背部
15 胸当て部
16 胸部
17 首部
18 胴側接続具
19 胸側接続具
21 下腹部分
22 ヒップ部分
31 ハンドベルト
32 持ち手
33 芯材
34 ヒップベルト
41 背係止具
42 首係止具
43 ヒップ係止具
44 ハンドベルト接続具
50 連結ベルト
51 第1ベルト
52 第2ベルト
53 第1連結具
54 第2連結具
55 角カン
56 送りカン
57 固定カン
P ペット
H 人
11 保持体
12 胴当て部
13 腹部
14 背部
15 胸当て部
16 胸部
17 首部
18 胴側接続具
19 胸側接続具
21 下腹部分
22 ヒップ部分
31 ハンドベルト
32 持ち手
33 芯材
34 ヒップベルト
41 背係止具
42 首係止具
43 ヒップ係止具
44 ハンドベルト接続具
50 連結ベルト
51 第1ベルト
52 第2ベルト
53 第1連結具
54 第2連結具
55 角カン
56 送りカン
57 固定カン
P ペット
H 人
Claims (4)
- 歩行障害のあるペットに取り付けられる保持体と、前記保持体に取り付けられるハンドベルトとを備え、前記ハンドベルトを引き上げることで前記ペットの歩行を介助するペット歩行補助ハーネスにおいて、
前記保持体は、前記ペットの胴部に取り付けられる胴当て部と、前記ペットの胸部に取り付けられる胸当て部とを備え、
前記胴当て部と前記胸当て部とが、別体に構成されると共に互いに着脱可能に接続され、
前記胴当て部と前記胸当て部との接続位置を変更することにより、前記保持体の全長を変更可能としたことを特徴とするペット歩行補助ハーネス。 - 前記胴当て部は、ペットの腹を支持する腹部と、前記腹部の左右配置されて前記ペットの背に回される背部とを備え、
前記胸当て部は、ペットの胸を支持する胸部と、前記胸部の左右配置されて前記ペットの首に回される首部とを備え、
前記腹部の前部分と前記胸部の後部分とのそれぞれに、互いに着脱可能な接続具が設けられ、
前記腹部の前部分と前記胸部の後部分との少なくともいずれか一方の接続具が、前後方向に複数設けられることにより、前記胴当て部と前記胸当て部との接続位置を変更することができるようにしたことを特徴とする請求項1記載のペット歩行補助ハーネス。 - 前記胴当て部と前記胸当て部とのそれぞれに連結ベルトが設けられ、
前記ハンドベルトが、前記連結ベルトに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット歩行補助ハーネス。 - 前記腹部の左右両側に前後方向に伸びる芯材を備え、前記連結ベルトが前記芯材の設けられた部分に固定されていることを特徴とする請求項3記載のペット歩行補助ハーネス。
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- 2014-06-02 JP JP2014002883U patent/JP3192413U/ja not_active Expired - Lifetime
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