JP6712618B2 - 台車、及び車輌及び台車のセット - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等のクローラ型車輌を運搬するための台車に関するものである。
従来より、クローラ型車輌を運搬する台車として、特許文献1に示すクローラ型車輌運搬車が存在する。
この特許文献1におけるクローラ型車輌運搬車においては、台車bを駆動するための液圧モータ31の往路及び復路の各油管32、33に対してカップラー34により着脱自在に接続した油圧ホース35をクローラ型車輌aの油圧ポンプ13の送油管36、37に接続することにより、台車bを駆動させる構成となっている。
特開昭53−8915号公報
しかし、特許文献1の台車においては、台車bを停止させるには、台車bを駆動するための液圧モータ31への送油を停止させることにより、後輪23の回転を停止させるものであるが、台車bのブレーキ機能としては十分でないという問題があった。
そこで、クローラ型車輌の油圧を用いて駆動するクローラ型車輌運搬用台車において、台車の走行を停止させるブレーキ機能を十分得ることができる台車、及び車輌及び台車のセットを提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、クローラ型車輌を運搬するための台車であって、クローラ型車輌を載置するためのベース部(10)と、ベース部に設けられた第1走行部で、台車走行用の一対の第1車輪と該第1車輪を支持する第1車軸とを有する第1走行部(20)と、ベース部に設けられた第2走行部で、台車の進行方向に第1車輪と間隔を介して設けられた台車走行用の一対の第2車輪と該第2車輪を支持する第2車軸とを有し、第2車軸にブレーキディスク(36)が設けられた第2走行部(30)と、ベース部に設けられた台車駆動機構部で、第1走行部の第1車輪を回転させるための油圧モータ−で、油圧モータの回転力を伝達する伝達手段を介して第1車軸と接続された油圧モータ(70)と、クローラ型車輌に設けられた作動油移送用の接続部(252)と接続するための第1接続部で、油圧モータと第1油路(H10a、H30)を介して接続された第1接続部(52)と、クローラ型車輌に設けられた作動油移送用の接続部(254)と接続するための第2接続部で、油圧モータと第2油路(H20a、H40)を介して接続された第2接続部(54)と、クローラ型車輌に設けられた作動油移動用の接続部(256)と接続するための第3接続部で、第3油路(H20b)を介して第2油路と接続された第3接続部(56)と、クローラ型車輌に設けられた作動油移動用の接続部(258)と接続するための第4接続部で、第4油路(H10b)を介して第1油路と接続された第4接続部(58)と、第1油路と第2油路に接続され、2つの入口と1つの出口を有する方向制御バルブで、第1油路側と第2油路側を入口として接続され、2つの入口のうち高圧側が出口と接続される方向制御バルブ(80)と、方向制御バルブの出口から油路(H70、H80)を介して接続されたディスクブレーキで、油圧シリンダと、該ブレーキディスクに接触するブレーキパッドを有し、油圧シリンダに油圧を印加することにより、ブレーキパッドによるブレーキ力が解除され、油圧シリンダの油圧を開放することによりブレーキパッドがブレーキディスクに接してブレーキパッドによるブレーキ力が働くディスクブレーキ(100)と、を有する台車駆動機構部(40)と、を有し、クローラ型車輌から移送された作動油を油圧モータに供給することにより、油圧モータが回転して第1車輪が回転し、クローラ型車輌の作動油の移送を停止することにより、油圧モータが停止して第1車輪の回転が停止することを特徴とする。
第1の構成の台車によれば、第1油路乃至第4油路を介して作動油が移送されて油圧モータが作動している場合には、第1車輪が回転するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダに油圧を印加されてブレーキパッドによるブレーキ力が解除されるので、第2車輪の回転に支障がなく台車が走行でき、一方、第1油路乃至第4油路における作動油の移送が停止して油圧モータが停止した場合には、第1車輪が停止するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダの油圧が開放されて、ブレーキパッドによるブレーキ力が働くので、第2車輪を停止させることができる。よって、台車の走行を停止させる際に、ブレーキ機能を十分得ることができる。
また、第2には、上記第1の構成において、台車には、作動油を圧送する油圧ポンプ(110)と、該油圧ポンプと油路を介して設けられた第2方向制御バルブで、方向制御バルブからディスクブレーキまでの油路の途中位置に設けられた第2方向制御バルブ(90)が設けられ、
第2方向制御バルブにおいては、方向制御バルブとディスクブレーキ間の接続と油圧ポンプとディスクブレーキ間の接続とを手動で切換え可能であり、
第2方向制御バルブにおいて、油圧ポンプとディスクブレーキを接続した状態で、油圧ポンプにより油圧を印加することによりブレーキパッドのブレーキ力が解除されることを特徴とする。
よって、強制的にディスクブレーキのブレーキを解除したい場合に、第2方向制御バルブを切り換えて、油圧ポンプを作動させればよい。
また、第3には、クローラ型車輌とクローラ型車輌を運搬するための台車とからなる車輌及び台車のセット(台車及び車輌のセットとしてもよい)であって、上記第1の構成の台車と、該台車のベース部に載置するクローラ型車輌と、を有し、該クローラ型車輌は、作動油を圧送する車輌用油圧ポンプと、一対のクローラ走行体と、を有し、一対のクローラ走行体における一方のクローラ走行体である第1クローラ走行体(260R)は、第1履帯(262R)と、第1履帯を周回駆動するための第1油圧モータ(290)を有するとともに、一対のクローラ走行体における他方のクローラ走行体である第2クローラ走行体(260L)は、第2履帯(262L)と、第2履帯を周回駆動するための第2油圧モータ(300)を有し、第1油圧モータは、第5油路(H232、H272)と第6油路(H234、H274)を介して車輌用油圧ポンプと接続されるとともに、第2油圧モータは、第7油路(H236、H276)と第8油路(H238、H278)を介して車輌用油圧ポンプと接続され、第1履帯と第2履帯の周回方向がいずれか一方の場合に、第5油路と第8油路において作動油の送り方向となるとともに、第6油路と第7油路において作動油の戻り方向となり、第1履帯と第2履帯の周回方向がいずれか他方の場合に、第5油路と第8油路において作動油の戻り方向となるとともに、第6油路と第7油路において作動油の送り方向となり、第5油路における車輌用油圧ポンプから第1油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(252、282)が設けられ、第6油路における車輌用油圧ポンプから第1油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(254、284)が設けられ、第7油路における車輌用油圧ポンプから第2油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(256、286)が設けられ、第8油路における車輌用油圧ポンプから第2油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(258、288)が設けられ、車輌用油圧ポンプから台車の油圧モータに作動油を供給して台車を移動させる際には、第5油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第5接続部(252)を第1接続部と接続し、第6油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第6接続部(254)を第2接続部と接続し、第7油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第7接続部(256)を第3接続部と接続し、第8油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第8接続部(258)を第4接続部と接続することを特徴とする。
第3の構成の車輌及び台車のセットにおいては、第5接続部を第1接続部と接続し、第6接続部を第2接続部と接続し、第7接続部を第3接続部と接続し、第8接続部を第4接続部と接続して、車輌用油圧ポンプを作動させることにより、第1油路乃至第4油路を介して作動油が移送されて油圧モータが作動して、第1車輪が回転するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダに油圧を印加されてブレーキパッドによるブレーキ力が解除されるので、第2車輪の回転に支障がなく台車が走行できる。一方、車輌用油圧ポンプの作動を停止した場合には、第1油路乃至第4油路における作動油の移送が停止して油圧モータが停止して第1車輪が停止するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダの油圧が開放されて、ブレーキパッドによるブレーキ力が働くので、第2車輪を停止させることができる。よって、台車の走行を停止させる際に、ブレーキ機能を十分得ることができる。
本発明に基づく台車によれば、第1油路乃至第4油路を介して作動油が移送されて油圧モータが作動している場合には、第1車輪が回転するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダに油圧を印加されてブレーキパッドによるブレーキ力が解除されるので、第2車輪の回転に支障がなく台車が走行でき、一方、第1油路乃至第4油路における作動油の移送が停止して油圧モータが停止した場合には、第1車輪が停止するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダの油圧が開放されて、ブレーキパッドによるブレーキ力が働くので、第2車輪を停止させることができる。よって、台車の走行を停止させる際に、ブレーキ機能を十分得ることができる。
また、本発明に基づく車輌及び台車のセットによれば、第5接続部を第1接続部と接続し、第6接続部を第2接続部と接続し、第7接続部を第3接続部と接続し、第8接続部を第4接続部と接続して、車輌用油圧ポンプを作動させることにより、第1油路乃至第4油路を介して作動油が移送されて油圧モータが作動して、第1車輪が回転するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダに油圧を印加されてブレーキパッドによるブレーキ力が解除されるので、第2車輪の回転に支障がなく台車が走行できる。一方、車輌用油圧ポンプの作動を停止した場合には、第1油路乃至第4油路における作動油の移送が停止して油圧モータが停止して第1車輪が停止するとともに、ディスクブレーキの油圧シリンダの油圧が開放されて、ブレーキパッドによるブレーキ力が働くので、第2車輪を停止させることができる。よって、台車の走行を停止させる際に、ブレーキ機能を十分得ることができる。
台車及び油圧ショベルの要部斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図1の部分拡大図である。 台車の構成を示す油圧回路図である。 油圧ショベルの構成を示す油圧回路図である。 ディスクブレーキの取付け状態を示す要部断面図である。
本発明においては、クローラ型車輌の油圧を用いて駆動するクローラ型車輌運搬用台車において、台車の走行を停止させるブレーキ機能を十分得ることができる台車、及び台車及び車輌のセットを提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づくクローラ型車輌運搬用台車(以下単に「台車」とする)1は、図1〜図5に示すように構成され、ベース部10と、ベース部10に取り付けられた前側走行部20と、ベース部10に取り付けられた後側走行部30と、ベース部1に設けられた台車駆動機構部40とを有している。
ここで、ベース部10は、板部12と、板部12を支持する四角枠状のフレーム部13と、フレーム部13の前側(Y1側)で右側(X1側)の端部に固定された支持部14と、フレーム部13の前側で左側の端部に固定された支持部15と、ディスクブレーキ100が取り付けるための各部材(支持板部16、支持部17、18)と、支持部15に固定された支持部19とを有している。
板部12は、方形状の板状を呈し、この板部12には、クローラ型車輌としての油圧ショベル200が載せられる。なお、板部12の上面には、油圧ショベル200の前側への移動を規制するための止め具12a、12bが設けられている。
フレーム部13は、棒状の前側部13aと、前側部13aの右側の端部から連設された棒状の右側部13bと、前側部13aの左側の端部から連設された棒状の左側部13cと、右側部13bと左側部13cの後側の端部から連設された棒状の後側部13dとを有している。
支持部14には、油圧モータ70が支持され、支持部15には、シャトルバルブ80やポンプユニット110が支持される。つまり、支持部14は、横板部14aと、横板部14aの端部から連設された縦板部14bとを有し、横板部14aの後側(Y2側)の端部がフレーム部13の前側部13aに取り付けられている。また、支持部15は、四角枠状を呈し、支持部15の後側の端部がフレーム部13の前側部13aに取り付けられている。また、支持部19には、カウンターバランスバルブ60が支持されている。つまり、支持部19は、全体に略L字状の板状を呈し、支持部15の右側の面に固定された縦板部19aと縦板部19aの下端から連設された横板部19bを有し、該横板部19bの上面にカウンターバランスバルブ60が支持されている。
また、前側走行部(第1走行部)20は、一対の前輪(第1車輪)22と、前輪22を支持する車軸24と、車軸24を回転可能に支持する一対の軸受部(図示せず)を有し、一方の軸受部が、フレーム部13の右側部13bの下面に固定され、他方の軸受部が、フレーム部13の左側部13cの下面に固定されている。また、車軸24には、スプロケット(図示せず)が固定され、油圧モータ70の回転軸と該スプロケット間に無端形状のチェーン(図示せず)が設けられて、油圧モータ70が駆動することにより、該チェーンを介して回転力が伝達されて、車軸24が回転するようになっている。つまり、油圧モータ70は、油圧モータ70の回転力を伝達する伝達手段を介して車軸24と接続されている。該スプロケットと該チェーンが該伝達手段に当たる。
また、後側走行部(第2走行部)30は、一対の後輪(第2車輪)32と、後輪を支持する車軸34と、車軸34を回転可能に支持する一対の軸受部(図示せず)を有し、一方の軸受部が、フレーム部13の右側部13bの下面に固定され、他方の軸受部が、フレーム部13の左側部13cの下面に固定されている。また、車軸34には、図4に示すように、ディスクブレーキ100に用いるブレーキディスク36が固定されている。
なお、一対の前輪22と一対の後輪32は、鉄道のレール上を走行するための車輪であり、前輪22と後輪32は、台車1の進行方向に間隔を介して設けられている。
また、台車駆動機構部40は、図1、図5に示すように、接続部群50と、カウンターバランスバルブ60と、油圧モータ70と、ボールバルブ75と、シャトルバルブ80と、ボールバルブ90と、ディスクブレーキ100と、ポンプユニット110とを有している。
ここで、接続部群50は、接続部52〜56により構成され、接続部52、58はソケットにより構成され、接続部54、56はプラグにより構成されている。
油圧ショベル200を台車1に載せた状態で台車1を走行させる場合には、接続部群50が接続部群250に接続され、具体的には、接続部(第1接続部)52は、油圧ショベル200における接続部252に接続され、接続部(第2接続部)54は、油圧ショベル200における接続部254に接続され、接続部(第3接続部)56は、油圧ショベル200における接続部256に接続され、接続部(第4接続部)58は、油圧ショベル200における接続部258に接続される。
カウンターバランスバルブ60は、油路H10を介して接続部52、58と接続されているとともに、油路H20を介して接続部54、56と接続されている。油路H10は、接続部52からカウンターバランスバルブ60までの油路H10aと、接続部58から油路H10aにおける途中位置(つまり、接続部52からカウンターバランスバルブ60までの途中位置)まで設けられた油路H10bとから構成され、油路H20は、接続部54からカウンターバランスバルブ60までの油路H20aと、接続部56から油路H20aにおける途中位置(つまり、接続部54からカウンターバランスバルブ60までの途中位置)まで設けられた油路H20bとから構成されている。
油路H10は、接続部52と接続されたホースH10−1と、接続部58と接続されたホースH10−2と、ホースH10−1とホースH10−2とカウンターバランスバルブ60の間に設けられた管状部H10−3とから構成され、また、油路H20は、接続部54と接続されたホースH20−1と、接続部56と接続されたホースH20−2と、ホースH20−1とホースH20−2とカウンターバランスバルブ60の間に設けられた管状部H20−3とから構成されている(図3参照)。
カウンターバランスバルブ60は、支持部19に支持されているので、カウンターバランスバルブ60は、ベース部10に取り付けて設けられているといえる。このカウンターバランスバルブ60は、油圧モータ70の戻り側の回路(油路)に背圧をかけて速度制御を行なうものである。
また、油圧モータ70は、カウンターバランスバルブ60と油路H30及び油路H40を介して接続され、油圧モータ70は、モータ本体72と、モータ本体72に接続されたブレーキバルブ74とを有している。油圧モータ70は、支持部14に支持されているので、油圧モータ70は、ベース部10に取り付けて設けられているといえる。
油路H30は、カウンターバランスバルブ60に接続されたホースH30−1と、ホースH30−1と接続された管状部H30−2とにより構成され(図3参照)、管状部H30−2は、油圧モータ70のブレーキバルブ74に接続されている。また、油路H40は、カウンターバランスバルブ60に接続されたホースH40−1と、ホースH40−1と接続された管状部H40−2とにより構成され(図3参照)、管状部H40−2は、油圧モータ70のブレーキバルブ74に接続されている。ブレーキバルブ74は、油圧モータ70の急停止時の慣性力による負荷を解消して、油圧回路内の異常高圧を防止するために設けられている。
油路H10と油路H30からなる油路Aと、油路H20と油路H40からなる油路Bにおいては、油路Aと油路Bの一方が往路で他方が復路を構成し、例えば、油路Aが往路で油路Bが復路の場合には、油圧モータ70は台車1が前側に走行するように駆動し、油路Aが復路で油路Bが往路の場合には、油圧モータ70は台車1が後側に走行するように駆動する。
また、ボールバルブ75は、2ポートボールバルブであり、油路H30の途中位置と油路H40の途中位置間に設けられ、ボールバルブ75のレバー75aを操作してボールバルブ75を開状態にすることにより、油路H30と油路H40間に作動油が流れることになり、台車1を牽引することができる。
また、シャトルバルブ(方向制御バルブ)80は、油路H10に接続された油路H50と油路H20に接続された油路H60に接続されている。つまり、シャトルバルブ80は、油路H10と油路H20に対して、カウンターバランスバルブ60と並列に接続されている。油路H50は、管状部H10−3に接続された管状部H50−1と、管状部H50−1に接続されたホースH50−2と、ホースH50−2とシャトルバルブ80間に接続された管状部H50−3により構成されている(図3参照)。ここで、管状部H50−1、H50−3は、具体的には、管継手(90度エルボ)により構成される。また、油路H60は、管状部H20−3に接続された管状部H60−1と、管状部H60−1に接続されたホースH60−2と、ホースH60−2とシャトルバルブ80間に接続された管状部H60−3により構成されている(図3参照)。ここで、管状部H60−1、H60−3は、具体的には、管継手(90度エルボ)により構成される。
このシャトルバルブ80は、2つの入口と1つの出口を有し、高圧側の入口が出口と接続されるものであり、2つの入口の一方は油路H50(具体的には、管状部H50−3)に接続され、他方は油路H60(具体的には、管状部H60−3)に接続されている。また、シャトルバルブ80の出口は、ボールバルブ90につながる油路H70に接続されている。なお、シャトルバルブ80は、支持部15の上面に支持されている。シャトルバルブ80は、支持部15に支持されているので、シャトルバルブ80は、ベース部10に取り付けて設けられているといえる。
また、ボールバルブ(第2方向制御バルブ)90は、3ポート2位置ボールバルブであり、3つのポートの1つには、油路H70が接続され、他の1つには、ディスクブレーキ100からつながる油路H80が接続され、他の1つには、ポンプユニット110からつながる油路H90が接続されている。油路H70は、シャトルバルブ80とボールバルブ90間に設けられた管状部H70−1により構成され、油路H80は、ボールバルブ90に接続されたホースH80−1により構成され、また、油路H90は、ボールバルブ90とポンプユニット110間に設けられたホースH90−1により構成されている(図3参照)。つまり、ボールバルブ90は、シャトルバルブ80からディスクブレーキ100までの油路の途中位置に設けられている。
ボールバルブ90のレバー90aは第1の位置と第2の位置に切換え可能であり、レバー90aが第1の位置にある場合には、油路H70と油路80が接続され、第2の位置にある場合には、油路H90と油路H80が接続される。このボールバルブ90においては、レバー90aが第1の位置の状態で、ディスクブレーキ100への作動油の供給が停止されていてディスクブレーキ100の油圧が開放した状態(つまり、ディスクブレーキ100の油圧シリンダの油圧が開放した状態でブレーキディスク36にブレーキ力が働いている)の場合に、レバー90aを第2位置に切り換えることによりディスクブレーキ100に油圧を印加する(つまり、ディスクブレーキ100の油圧シリンダに油圧を印加する)ことにより、ブレーキディスク36へのブレーキ力が解除される。
また、ディスクブレーキ100は、逆作動油圧開放ディスクブレーキであり、一対の油圧シリンダと、油圧シリンダのピストンロッドに取り付けられたブレーキパッドとを有し、油圧シリンダに油圧を印加することにより、ピストンロッドが縮んでブレーキ力が解除され、油圧シリンダの油圧を開放することにより、ピストンロッドが伸びてブレーキディスクに対してブレーキパッドが両側から接触して、ブレーキ力がブレーキディスクに対して加わるようになっている。なお、油圧シリンダは、シリンダチューブと、シリンダチューブ内を摺動するピストンと、ピストンに取り付けられたピストンロッドを有する。つまり、ボールバルブ90のレバー90aが第1の位置の状態で、油路H10、H20、H70、H80を介して、作動油が供給されて、油圧シリンダに油圧が印加された状態では、ディスクブレーキ100のブレーキ力が解除され、一方、油路H10、H20、H70、H80を介した作動油の供給が停止されて、油圧シリンダの油圧が開放された状態では、ディスクブレーキ100のブレーキ力がブレーキディスクに加わる。
ディスクブレーキ100は、後輪32の車軸34に取り付けられたブレーキディスク36が一対のブレーキパッド間に位置する状態でブレーキディスク36の後側に設けられ、具体的には、ディスクブレーキ100は、支持板部16に取り付けられ、該支持板部16は、支持部17に固定され、支持部17は、支持部18に固定され、支持部18は、フレーム部13の後側部13dの後側の面に取り付けられている。なお、支持板部16と支持部17、支持部17と支持部18は溶接により固定されている。
支持板部16は、方形状の板状を呈し、左右方向を向くとともに前後方向には前側に向けてやや上向きに設けられている。
支持部17は、支持板部16の左右両側の辺部に沿って一対取り付けられ、各支持部17は、略台形形状の板状を呈し、支持板部16の前側に支持板部16の前側の面に対して直角方向に設けられ、後側の辺部17aが側面視において、下方にいくほど前側となるように設けられ、辺部17bは鉛直方向(板部12の上面と直角の方向)に設けられ、辺部17aと前側の辺部17bとの間隔は、側面視において、下方に行くほど短くなるようになっている。
また、支持部18は、平板状部材を略L字状に形成した金具であり、左右両側に間隔を介して一対設けられ、右側の支持部18は、右側の支持部17の内側の面に固定され、左側の支持部18は、左側の支持部17の内側の面に固定されている。2つの支持部18は、後側部13dの後側の面に取り付けられている。ディスクブレーキ100は、上記のように取り付けられているので、ディスクブレーキ100は、ベース部10に取り付けて設けられているといえる。
また、ポンプユニット110は、油路H90を介して作動油をボールバルブ90に対して送るものであり、油圧ポンプを有し、ポンプユニット110に設けられたレバー110aを操作することによりボールバルブ90側に作動油が圧送される。このポンプユニット110により、ボールバルブ90が第2の位置にある場合に、作動油をボールバルブ90に圧送することにより、ブレーキパッドのブレーキ力を解除することができ、強制的にディスクブレーキ100のブレーキを解除したい場合に、ボールバルブ90を切り換えて、ポンプユニット110における油圧ポンプを作動させればよい。ポンプユニット110は、支持部15に支持されているので、ポンプユニット110は、ベース部10に取り付けて設けられているといえる。
以上のように、接続部52は、油圧モータ70と油路H10a、H30(第1油路)を介して接続され、接続部54は、油圧モータ70と油路H20a、H40(第2油路)を介して接続され、接続部56は、油路H20b(第3油路)を介して油路H20aと接続され、接続部58は、油路H10b(第4油路)を介して油路H10aと接続されている。なお、厳密には、第1油路〜第4油路には、カウンターバランスバルブ60内の油路も含まれる。
次に、台車1に載せる油圧ショベル(クローラ型車輌)200について、図1、図6を使用して説明する。油圧ショベル200は、上部旋回体210と、上部旋回体210を支持する下部走行体220と、上部旋回体210に取り付けられた作業装置(ブーム及びブームの先端に設けられたアーム)(図示せず)と、作業装置の先端に設けられたアタッチメント(図示せず)とを有し、下部走行体220において、油圧ポンプからクローラ走行体260R、260Lに設けられた油圧ポンプへの油路を分離して、台車1の接続部52〜58を接続可能となっている点が通常の油圧ショベルとは異なる。なお、台車1と油圧ショベル200とで、車輌及び台車のセット(台車及び車輌のセットとしてもよい(他においても同じ))が構成される。
すなわち、上部旋回体210は、エンジン(図示せず)と、作動油を貯める作動油タンク(図示せず)と、エンジンにより作動油タンクの作動油を圧送する油圧ポンプ(車輌用油圧ポンプ)(図示せず)と、運転席とを有している。
また、下部走行体220は、上部旋回体210を支持する本体部230と、本体部230の両側に設けられたクローラ走行体260R、260Lとを有し、本体部230の前側の端部には、ケース状の接続ユニット240が設けられ、この接続ユニット240には、接続部52〜58と接続するための接続部252〜258と接続部252〜258と連通する管状部H232−2〜H238−2が設けられ(接続部252〜258で接続部群250が構成される)、上部旋回体210の油圧ポンプから油路H232を介して接続部252に接続され、油路H234を介して接続部254に接続され、油路H236を介して接続部256に接続され、油路H238を介して接続部258に接続されている。
なお、接続部252、258はプラグにより構成され、接続部254、256はソケットにより構成されている。よって、接続部252と接続部52によりカプラが構成され、接続部254と接続部54によりカプラが構成され、接続部256と接続部56によりカプラが構成され、接続部258と接続部58によりカプラが構成される。接続部252〜258は、作動油移送用の接続部である。
すなわち、油路H232は、本体部230の前側に伸びたホースH232−1と、ホースH232−1に接続された管状部H232−2とを有し、管状部H232−2は、接続部252と接続されている。また、油路H234は、本体部230の前側に伸びたホースH234−1と、ホースH234−1に接続された管状部H234−2とを有し、管状部H234−2は、接続部254と接続されている。また、油路H236は、本体部230の前側に伸びたホースH236−1と、ホースH236−1に接続された管状部H236−2とを有し、管状部H236−2は、接続部256と接続されている。また、油路H238は、本体部230の前側に伸びたホースH238−1と、ホースH238−1に接続された管状部H238−2とを有し、管状部H238−2は、接続部258と接続されている。
また、クローラ走行体(第1クローラ走行体)260Rは、履帯(第1履帯)262Rと、履帯262Rを周回可能に支持するサイドフレーム264とを有し、サイドフレーム264には、履帯262Rに係合する駆動輪及び遊動輪と、駆動輪を駆動する油圧モータ(第1油圧モータ)290と、履帯262Rの張り具合を調整するためのアジャスタ等が設けられている。
また、サイドフレーム264には、油圧モータ290に作動油を供給するためのホースH272−1、H274−1が設けられ、ホースH272−1には、接続部252と接続するための接続部282が接続され、ホースH274−1には、接続部254と接続するための接続部284が接続されている。接続部282はソケットにより構成され、接続部284はプラグにより構成されている。このホースH272−1は、接続部282から油圧モータ290までの油路H272の一部を構成し、ホースH274−1は、接続部284から油圧モータ290までの油路H274の一部を構成している。なお、油圧モータ290は、モータ本体292と、モータ本体292に接続されたブレーキバルブ294とを有し、油路H272、H274は、ブレーキバルブ294に接続されている。
以上のように、油圧モータ290は、油路H232、H272(第5油路)と油路H234、H274(第6油路)を介して油圧ポンプと接続されている。なお、厳密には、第5油路には、接続部252、282内の油路も含まれ、第6油路には、接続部254、284内の油路も含まれる。
また、クローラ走行体(第2クローラ走行体)260Lは、クローラ走行体260Rと左右対称である以外は同様の構成であり、履帯(第2履帯)262Lと、履帯262Lを周回可能に支持するサイドフレームとを有し、該サイドフレームには、履帯262Lに係合する駆動輪及び遊動輪と、駆動輪を駆動する油圧モータ(第2油圧モータ)300と、履帯262Lの張り具合を調整するためのアジャスタ等が設けられている。
また、クローラ走行体260Lのサイドフレームには、油圧モータ300に作動油を供給するためのホースH276−1、H278−1が設けられ、ホースH276−1には、接続部256と接続するための接続部286が接続され、ホースH278−1には、接続部258と接続するための接続部288が接続されている。接続部286はプラグにより構成され、接続部288はソケットにより構成されている。このホースH276−1は、接続部286から油圧モータ300までの油路H276の一部を構成し、ホースH278−1は、接続部288から油圧モータ300までの油路H278の一部を構成している。なお、油圧モータ300は、モータ本体302と、モータ本体302に接続されたブレーキバルブ304とを有し、油路H276、H278は、ブレーキバルブ304に接続されている。
以上のように、油圧モータ300は、油路H236、H276(第7油路)と油路H238、H278(第8油路)を介して油圧ポンプと接続されている。なお、厳密には、第7油路には、接続部256、286内の油路も含まれ、第8油路には、接続部258、288内の油路も含まれる。
なお、接続部252と接続部282によりカプラ(着脱自在な一対の接続部)が構成され、接続部254と接続部284によりカプラ(着脱自在な一対の接続部)が構成され、接続部256と接続部286によりカプラ(着脱自在な一対の接続部)が構成され、接続部258と接続部288によりカプラ(着脱自在な一対の接続部)が構成される。
また、接続部252が、油路H232、H272(第5油路)に設けられた一対の接続部における油圧ポンプ側の接続部(第5接続部)となり、接続部254が、油路H234、H274(第6油路)に設けられた一対の接続部における油圧ポンプ側の接続部(第6接続部)となり、接続部256が、油路H236、H276(第7油路)に設けられた一対の接続部における油圧ポンプ側の接続部(第7接続部)となり、接続部258が、油路H238、H278(第8油路)に設けられた一対の接続部における油圧ポンプ側の接続部(第8接続部)となる。
油圧ショベル200は上記のように構成されているので、接続部282を接続部252に接続し、接続部284を接続部254に接続し、接続部286を接続部256に接続し、接続部288を接続部258に接続した状態で、作動油を油路H232〜H238に供給して油圧を印加することにより、油圧モータ290、300が駆動して油圧ショベル200が走行することになる。なお、油路H232、H234における作動油の流れ方向に応じて、モータ本体292の回転方向が決められ、油路H236、H238における作動油の流れ方向に応じて、モータ本体302の回転方向が決められる。具体的には、油路H232、H234において、接続部252に対して送り方向で接続部254に対して戻り方向の場合(つまり、接続部282から油圧モータ290への流れ方向)で、油路H236、H238において、接続部258に対して送り方向で接続部256に対して戻り方向の場合(つまり、接続部288から油圧モータ300への流れ方向の場合)(図6における実線の矢印の方向の場合)には、モータ本体292、302は、油圧ショベル200が前進又は後進のいずれか一方に進む(例えば、前進する)ように回転し、一方、油路H232、H234において、接続部252に対して戻り方向で接続部254に対して送り方向の場合(接続部284から油圧モータ290への流れ方向)で、油路H236、H238において、接続部258に対して戻り方向で接続部256に対して送り方向の場合(接続部286から油圧モータ300への流れ方向の場合)(図6における点線の矢印の方向の場合)には、モータ本体292、302は、油圧ショベル200が前進又は後進のいずれか他方に進む(例えば、後進する)ように回転する。
上記構成の台車1及び油圧ショベル200の動作について説明する。油圧ショベル200を台車1により運搬する場合には、油圧ショベル200を台車1の板部12の上に載置する。油圧ショベル200を板部12の上に載置するには、油圧ショベル200を吊り上げて、板部12の上に載置する。
そして、台車1の各接続部を油圧ショベル200の接続部群250における各接続部に接続する。つまり、接続部52を接続部252に接続し、接続部54を接続部254に接続し、接続部56を接続部256に接続し、接続部58を接続部258に接続する。
そして、油圧ショベル200における運転席における操作により、上部旋回体210の油圧ポンプを作動して、油路H10、H20、H30、H30を介して作動油が移動されて油圧モータ70が駆動するが、油路H232、H234、H236、H238における作動油の流れに応じて、モータ本体72の回転方向が決められる。具体的には、接続部252、258に対して送り方向で、接続部254、256に対して戻り方向の場合(図5における実線の矢印の方向の場合)には、モータ本体72は、台車1が前進又は後進のいずれか一方に進む(例えば、前進する)ように回転し、一方、接続部252、258に対して戻り方向で、接続部254、256に対して送り方向の場合(図5における点線の矢印の方向の場合)には、モータ本体72は、台車1が前進又は後進のいずれか他方に進む(例えば、後進する)ように回転する。
また、作動油の流れ方向が、接続部252、254、256、258に対して送り方向と戻り方向のいずれの場合でも、シャトルバルブ80の働きによりボールバルブ90側に流れる。すなわち、作動油が、接続部252、258に対して送り方向で、接続部254、256に対して戻り方向の場合(これを第1の場合とする)には、油路H50側の入口が出口(つまり、油路H70側)に接続され、一方、作動油が、接続部252、258に対して戻り方向で、接続部254、256に対して送り方向の場合(これを第2の場合とする)には、油路H60側の入口が出口(つまり、油路H70側)に接続されるので、送り方向と戻り方向が該第1の場合と該第2の場合のいずれの場合であっても、油路H70側に油圧が印加され、ボールバルブ90は通常は上記第1の位置にあるので、ディスクブレーキ100に油圧が印加されて、ブレーキディスク36へのブレーキ力が解除され、これにより、油圧モータ70に作動油を供給して油圧を印加している状態では、台車1の走行に支障がない。
一方、油圧ショベル200において、前進・後進を停止する操作により、接続部52〜58への作動油の流れが停止すると、油圧モータ70に作動油が供給されないので、油圧モータ70が停止して、油圧モータ70の回転軸の回転が停止し、前輪22が停止するとともに、ディスクブレーキ100の油圧が開放された状態となって、ブレーキディスク36にブレーキ力が働き、後輪32が停止する。つまり、油圧モータ70への作動油の供給が停止して油圧モータ70が停止すると、前輪22が停止し、さらに、ブレーキディスク36にブレーキ力が働いて、後輪32も停止する。
油圧ショベル200を載せた状態で、台車1が油圧ショベル200の作業場所に到着したら、油圧ショベル200を台車1から降ろす。その際、油圧ショベル200の接続部252〜258から接続部52〜58を取り外し、油圧ショベル200における接続部282〜288と取り付けて、油圧モータ290、300が駆動できるようにする。
以上のように、本実施例の台車1においては、逆作動油圧開放ディスクブレーキとしてのディスクブレーキ100が設けられていて、油圧モータ70の駆動を停止した際に、後輪32も止めることができるので、台車の走行を停止させるブレーキ機能を十分得ることができる。また、台車1においては、油圧ショベル200からの油圧により油圧モータ70を駆動させることができるので、台車1に油圧ポンプを設ける必要がない。
また、本実施例の油圧ショベル200においては、油圧ポンプから油圧モータ290、300までの油路(つまり、油路H232と油路H272からなる油路(第5油路)、油路H234と油路H274からなる油路(第6油路)、油路H236と油路H276からなる油路(第7油路)、油路H238と油路H278からなる油路(第8油路))の途中位置において、一対の接続部(つまり、接続部252と接続部282、接続部254と接続部284、接続部256と接続部286、接続部258と接続部288)が設けられているので、これらの一対の接続部を分離することにより、台車1の接続部52〜58を接続することができる。
1 台車
10 ベース部
12 板部
13 フレーム部
14、15、17、18 支持部
16 支持板部
20 前側走行部
22 前輪
24、34 車軸
30 後側走行部
32 後輪
36 ブレーキディスク
40 台車駆動機構部
50、250 接続部群
52、54、56、58、252、254、256、258、282、284、286、288 接続部
60 カウンターバランスバルブ
70、290、300 油圧モータ
72、292、302 モータ本体
74、294、304 ブレーキバルブ
75、90 ボールバルブ
80 シャトルバルブ
100 ディスクブレーキ
110 ポンプユニット
200 油圧ショベル
210 上部旋回体
220 下部走行体
230 本体部
240 接続ユニット
260R、260L クローラ走行体
262R、262L 履帯
264 サイドフレーム
H10、H20、H30、H40、H50、H60、H70、H80、H90、H232、H234、H236、H238、H272、H274、H276、H278 油路
H10−1、H10−2、H20−1、H20−2、H30−1、H40−1、H50−2、H60−2、H80−1、H90−1、H232−1、H234−1、H236−1、H238−1 ホース
H10−3、H20−3、H30−2、H40−2、H50−1、H50−3、H60−1、H60−3、H70−1、H232−2、H234−2、H236−2、H238−2 管状部

Claims (3)

  1. クローラ型車輌を運搬するための台車であって、
    クローラ型車輌を載置するためのベース部(10)と、
    ベース部に設けられた第1走行部で、台車走行用の一対の第1車輪と該第1車輪を支持する第1車軸とを有する第1走行部(20)と、
    ベース部に設けられた第2走行部で、台車の進行方向に第1車輪と間隔を介して設けられた台車走行用の一対の第2車輪と該第2車輪を支持する第2車軸とを有し、第2車軸にブレーキディスク(36)が設けられた第2走行部(30)と、
    ベース部に設けられた台車駆動機構部で、
    第1走行部の第1車輪を回転させるための油圧モータ−で、油圧モータの回転力を伝達する伝達手段を介して第1車軸と接続された油圧モータ(70)と、
    クローラ型車輌に設けられた作動油移送用の接続部(252)と接続するための第1接続部で、油圧モータと第1油路(H10a、H30)を介して接続された第1接続部(52)と、
    クローラ型車輌に設けられた作動油移送用の接続部(254)と接続するための第2接続部で、油圧モータと第2油路(H20a、H40)を介して接続された第2接続部(54)と、
    クローラ型車輌に設けられた作動油移動用の接続部(256)と接続するための第3接続部で、第3油路(H20b)を介して第2油路と接続された第3接続部(56)と、
    クローラ型車輌に設けられた作動油移動用の接続部(258)と接続するための第4接続部で、第4油路(H10b)を介して第1油路と接続された第4接続部(58)と、
    第1油路と第2油路に接続され、2つの入口と1つの出口を有する方向制御バルブで、第1油路側と第2油路側を入口として接続され、2つの入口のうち高圧側が出口と接続される方向制御バルブ(80)と、
    方向制御バルブの出口から油路(H70、H80)を介して接続されたディスクブレーキで、油圧シリンダと、該ブレーキディスクに接触するブレーキパッドを有し、油圧シリンダに油圧を印加することにより、ブレーキパッドによるブレーキ力が解除され、油圧シリンダの油圧を開放することによりブレーキパッドがブレーキディスクに接してブレーキパッドによるブレーキ力が働くディスクブレーキ(100)と、を有する台車駆動機構部(40)と、
    を有し、
    クローラ型車輌から移送された作動油を油圧モータに供給することにより、油圧モータが回転して第1車輪が回転し、クローラ型車輌の作動油の移送を停止することにより、油圧モータが停止して第1車輪の回転が停止することを特徴とする台車。
  2. 台車には、作動油を圧送する油圧ポンプ(110)と、該油圧ポンプと油路を介して設けられた第2方向制御バルブで、方向制御バルブからディスクブレーキまでの油路の途中位置に設けられた第2方向制御バルブ(90)が設けられ、
    第2方向制御バルブにおいては、方向制御バルブとディスクブレーキ間の接続と油圧ポンプとディスクブレーキ間の接続とを手動で切換え可能であり、
    第2方向制御バルブにおいて、油圧ポンプとディスクブレーキを接続した状態で、油圧ポンプにより油圧を印加することによりブレーキパッドのブレーキ力が解除されることを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. クローラ型車輌とクローラ型車輌を運搬するための台車とからなる車輌及び台車のセットであって、
    請求項1に記載の台車と、
    該台車のベース部に載置するクローラ型車輌と、を有し、
    該クローラ型車輌は、
    作動油を圧送する車輌用油圧ポンプと、
    一対のクローラ走行体と、を有し、
    一対のクローラ走行体における一方のクローラ走行体である第1クローラ走行体(260R)は、第1履帯(262R)と、第1履帯を周回駆動するための第1油圧モータ(290)を有するとともに、一対のクローラ走行体における他方のクローラ走行体である第2クローラ走行体(260L)は、第2履帯(262L)と、第2履帯を周回駆動するための第2油圧モータ(300)を有し、
    第1油圧モータは、第5油路(H232、H272)と第6油路(H234、H274)を介して車輌用油圧ポンプと接続されるとともに、第2油圧モータは、第7油路(H236、H276)と第8油路(H238、H278)を介して車輌用油圧ポンプと接続され、
    第1履帯と第2履帯の周回方向がいずれか一方の場合に、第5油路と第8油路において作動油の送り方向となるとともに、第6油路と第7油路において作動油の戻り方向となり、第1履帯と第2履帯の周回方向がいずれか他方の場合に、第5油路と第8油路において作動油の戻り方向となるとともに、第6油路と第7油路において作動油の送り方向となり、
    第5油路における車輌用油圧ポンプから第1油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(252、282)が設けられ、第6油路における車輌用油圧ポンプから第1油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(254、284)が設けられ、第7油路における車輌用油圧ポンプから第2油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(256、286)が設けられ、第8油路における車輌用油圧ポンプから第2油圧モータまでの途中位置においては、着脱自在な一対の接続部(258、288)が設けられ、
    車輌用油圧ポンプから台車の油圧モータに作動油を供給して台車を移動させる際には、第5油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第5接続部(252)を第1接続部と接続し、第6油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第6接続部(254)を第2接続部と接続し、第7油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第7接続部(256)を第3接続部と接続し、第8油路に設けられた一対の接続部における車輌用油圧ポンプ側の接続部である第8接続部(258)を第4接続部と接続することを特徴とする車輌及び台車のセット。
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