JPH0624364A - 旋回式建設機械 - Google Patents

旋回式建設機械

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Publication number
JPH0624364A
JPH0624364A JP20302692A JP20302692A JPH0624364A JP H0624364 A JPH0624364 A JP H0624364A JP 20302692 A JP20302692 A JP 20302692A JP 20302692 A JP20302692 A JP 20302692A JP H0624364 A JPH0624364 A JP H0624364A
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JP
Japan
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frame
drive device
sprocket
crawler belt
idler
Prior art date
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Application number
JP20302692A
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English (en)
Inventor
Ichiro Aizawa
一郎 相沢
Toshio Tanaka
敏夫 田中
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動輪に加わる負荷を軽減すると共に、走行
駆動装置が損傷するのを防止する。 【構成】 サイドフレーム25の前,後両端側にそれぞ
れフロントアイドラ26,リヤアイドラ27を設け、該
フロントアイドラ26,リヤアイドラ27に亘って履帯
29を巻装し、前記サイドフレーム25の中央部上側に
位置して外周側が該履帯29に係合するスプロケット3
0を設けると共に、該スプロケット30をセンタフレー
ム23の側板23Cに取付けられた走行駆動装置31に
よって回転駆動する構成とした。従って、前記走行駆動
装置31を高所に配置した状態で、該走行駆動装置31
を駆動することにより、スプロケット30を介して履帯
29を周回動作させ、下部走行体21を走行させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル,
油圧クレーン等の旋回式建設機械に関し、特に、履帯を
周回動作させることによって走行するようになった旋回
式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5に従来技術による旋回式
建設機械として油圧ショベルを例に挙げて示す。
【0003】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回装置3を介して旋回可能に設けられた
上部旋回体を示し、該上部旋回体2は、旋回フレーム4
の前方に位置して内部に操作レバー,ペダル(いずれも
図示せず)等が配設された運転室5と、該運転室5の後
方に位置して前記旋回フレーム4上に搭載され、エンジ
ンや油圧ポンプ(いずれも図示せず)等が収容された機
械室6と、前記旋回フレーム4の後端部に設けられたカ
ウンタウェイト7とから構成されている。また、前記上
部旋回体2の前方には、旋回フレーム4の前側に位置し
て作業装置8が設けられ、該作業装置8は、ブーム8
A,ブームシリンダ8Bおよびアーム,バケット(いず
れも図示せず)等から構成され、前記運転室5内の操作
レバー等を操作することによって土砂等の掘削作業を行
うようになっている。
【0004】ここで、前記下部走行体1は、後述するト
ラックフレーム9,アイドラ13,スプロケット14,
走行駆動装置15,上ローラ16,下ローラ17,履帯
18等から構成されている。
【0005】まず、9は下部走行体1の本体を構成する
トラックフレームを示し、該トラックフレーム9は、後
述するセンタフレーム10,丸胴11およびサイドフレ
ーム12から構成されている。
【0006】10はトラックフレーム9の中央部を構成
するセンタフレームを示し、該センタフレーム10は、
図5に示す如く、上,下2枚のフレーム板10A,10
Bと、該各フレーム板10A,10B間に固着された側
板10Cとから内部が空洞となる箱体状に形成され、該
側板10Cの後部側には、後述する走行駆動装置15の
各ホース15Dが挿通される挿通穴10Dが形成されて
いる。また、該センタフレーム10の両端側には、各サ
イドフレーム12と連結される脚部10E,10E(片
側のみ図示)が左,右方向に向けて2個ずつ突設されて
いる。
【0007】11はセンタフレーム10の中央部に位置
してフレーム板10A上面側に固着された丸胴を示し、
該丸胴11は、鋼材等によって大径な円環状に形成さ
れ、その上端側には旋回装置3を介して上部旋回体2が
旋回可能に搭載されている。
【0008】12,12はセンタフレーム10の左,右
両側に位置して各脚部10Eにボルト(図示せず)また
は溶接手段を介して固着された一対のサイドフレーム
(片方のみ図示)を示し、該各サイドフレーム12は、
鋼板等によって前,後方向に伸長する角筒状に形成され
ている。また、該各サイドフレーム12の後端側には、
走行駆動装置15が取付けられる取付ブラケット12A
が設けられ、前端側にはアイドラ13が取付けられるよ
うになっている。
【0009】13は各サイドフレーム12の前端側に設
けられた遊動輪としてのアイドラを示し、該アイドラ1
3は、前記サイドフレーム12に回転可能に支持されつ
つ前,後方向に移動可能に設けられている。また、該ア
イドラ13の後端側には、該アイドラ13を前方に向け
て付勢するコイルばね等からなる履帯張り調整装置(図
示せず)が設けられ、該履帯張り調整装置は、そのコイ
ルばねのばね力によって該アイドラ13を介して履帯1
8に所定の張力を与えるものである。
【0010】14は各サイドフレーム12の後端側に設
けられた駆動輪としてのスプロケットを示し、該スプロ
ケット14は、その外周側が履帯18に係合することに
よって、走行駆動装置15の駆動力を前記履帯18に伝
達するようになっている。
【0011】15は各サイドフレーム12の取付ブラケ
ット12Aに取付けられた走行駆動装置を示し、該走行
駆動装置15は、内部に遊星ギア,太陽ギア(いずれも
図示せず)等を有し、外周側にスプロケット14が固着
された減速機15Aと、該減速機15Aの基端側に固着
され、該減速機15Aを介してスプロケット14を回転
駆動する油圧モータ15Bと、該油圧モータ15Bに取
付けられ、該油圧モータ15Bの停止時に油圧的な制動
を与えるため、オーバロードリリーフ弁,カウンタバラ
ンス弁等を備えたブレーキバルブ15Cと、一端側が該
ブレーキバルブ15Cを介して油圧モータ15Bに接続
され、他端側がセンタフレーム10の挿通穴10Dを介
してセンタジョイント(図示せず)に接続された圧油給
排用の2本のホース15D,15Dとから構成されてい
る。
【0012】そして、該走行駆動装置15は、機械室6
内の油圧ポンプからセンタジョイント,ホース15Dを
介して油圧モータ15B内に流入する圧油により、該油
圧モータ15Bを回転駆動し、減速機15Aを介してス
プロケット14を回転させるものである。
【0013】16,16はサイドフレーム12の上端側
に位置して前,後方向に列設された上ローラを示し、該
各上ローラ16は、履帯18を下側から支持することに
より、該履帯18がたるむのを防止している。また、1
7,17,…はサイドフレーム12の下端側に位置して
前,後方向に列設された下ローラを示し、該各下ローラ
17は、履帯18を介して下部走行体1を支持するもの
である。
【0014】さらに、18はアイドラ13,スプロケッ
ト14,各上,下ローラ16,17に亘って巻回された
帯状の履帯を示し、該履帯18は、走行駆動装置15に
よって回転駆動される前記スプロケット14によって周
回動作されることにより、当該油圧ショベルを走行させ
るようになっている。
【0015】従来技術による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、運転室5に搭乗したオペレータ
は、操作レバー,ペダル等を操作することによって走行
駆動装置15,スプロケット14,履帯18を介して当
該油圧ショベルを走行させたり、作業装置8で土砂等の
掘削作業を行ったりすることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、走行駆動装置15をサ
イドフレーム12の後端側に設けられた取付ブラケット
12Aに取付けるようにしているから、圧油をセンタジ
ョイントから走行駆動装置15に供給するのに各ホース
15Dによって外部を介して供給するようにしなくては
ならない上に、該走行駆動装置15の油圧モータ15
B,ブレーキバルブ15Cは、図5に示したように履帯
18から内側に突出しているから、作業時に各ホース1
5Dを引っ掛けてしまったり、転石等が該油圧モータ1
5Bに衝突したりすることがあり、各ホース15D,油
圧モータ15Bが損傷して走行不能となってしまい信頼
性が大幅に低下するという問題がある。
【0017】また、下部走行体1の後端側にスプロケッ
ト14を配設し、走行駆動装置15によって該スプロケ
ット14を介して履帯18を周回させて走行するように
しているから、前進時に該履帯18とスプロケット14
との間に小石等を噛み込み易く、履帯18に異常張力が
生じるばかりか、履帯18からスプロケット14が脱輪
してしまうという問題がある。
【0018】さらに、スプロケット14は、油圧ショベ
ルの車重を受承した状態で履帯18を周回動作させると
いう働きをしている上に、掘削作業等を行うときには、
作業時の荷重(応力)が下部走行体1の後端側に集中し
易いため、該スプロケット14が摩耗を生じ易く寿命が
大幅に低下してしまうという問題がある。
【0019】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、駆動輪に加わる負荷を軽減すると共に、
走行駆動装置の損傷を防止できるようにした旋回式建設
機械を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、上部旋回体を搭
載した下部走行体を、センタフレームと、該センタフレ
ームの両端側に設けられたサイドフレームと、該各サイ
ドフレームの両端側に回転可能に設けられた遊動輪と、
該各遊動輪間に巻装された履帯と、前記各サイドフレー
ムの中間部上側に位置して該各履帯に係合するように設
けられた駆動輪と、該各駆動輪を回転駆動する走行駆動
装置とから構成したことにある。
【0021】
【作用】上記構成により、走行駆動装置によって駆動輪
を回転駆動させることにより、該駆動輪で履帯の中間部
上側を介して該履帯を周回動作させ、下部走行体を走行
させる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図4および
図5に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0023】まず、図1および図2は、本発明の第1の
実施例を示している。
【0024】図において、21は本実施例による下部走
行体を示し、該下部走行体21は、後述するトラックフ
レーム22,フロントアイドラ26,リヤアイドラ2
7,下ローラ28,履帯29,スプロケット30,走行
駆動装置31等から大略構成されている。
【0025】まず、22は下部走行体21の本体を構成
するトラックフレームを示し、該トラックフレーム22
は、後述するセンタフレーム23,丸胴24およびサイ
ドフレーム25から構成されている。
【0026】23はトラックフレーム22の中央部を構
成するセンタフレームを示し、該センタフレーム23
は、図2に示す如く、上,下2枚のフレーム板23A,
23Bと、該各フレーム板23A,23B間に固着され
た側板23Cとから内部が空洞となる箱体状に形成さ
れ、該センタフレーム23の左,右両側には、サイドフ
レーム25と連結される脚部23D,23D(片側のみ
図示)が2個ずつ突設されている。また、前記側板23
Cには、各脚部23D間に位置して貫通穴23Eが穿設
され、該貫通穴23Eの外周側には、走行駆動装置31
が取付けられる環状のねじ座23Fが溶接等の固着手段
によって固着されている。
【0027】24はセンタフレーム23の中央部に位置
してフレーム板23A上面側に固着された丸胴を示し、
該丸胴24は、鋼材等によって大径な円環状に形成さ
れ、その上端側には旋回装置3を介して上部旋回体2が
旋回可能に搭載されるようになっている。
【0028】25はセンタフレーム23の左,右両側に
位置して各脚部23Dにボルト(図示せず)または溶接
手段を介して固着された一対のサイドフレーム(片方の
み図示)を示し、該各サイドフレーム25は、鋼板等に
よって断面逆U字状に形成されたサイドフレーム本体2
5Aと、該サイドフレーム本体25Aの下端側を閉塞す
るように固着された底板25Bとから前,後方向に伸長
する角筒状に形成されている。また、前記サイドフレー
ム本体25Aの上端側には、センタフレーム23の貫通
穴23Eの下側に位置してスプロケット30を避けるた
めの逃げ穴25Cが形成され、前記底板25Bには、各
下ローラ28が取付けられる取付穴25D(1個のみ図
示)が前,後方向に列設されている。
【0029】26は各サイドフレーム25の前端側に設
けられた遊動輪としてのフロントアイドラを示し、該フ
ロントアイドラ26は、前記サイドフレーム25のサイ
ドフレーム本体25Aに回転可能に支持されつつ前,後
方向に移動可能に設けられている。また、該フロントア
イドラ26の後端側には、該フロントアイドラ26を前
方に向けて付勢するコイルばね等からなる履帯張り調整
装置(図示せず)が設けられ、該履帯張り調整装置は、
そのコイルばねのばね力によって該フロントアイドラ2
6を介して履帯29に所定の張力を与えるものである。
【0030】27は各サイドフレーム25の後端側に設
けられた遊動輪としてのリヤアイドラを示し、該リヤア
イドラ27は、フロントアイドラ26と同一形状に形成
され、前記サイドフレーム25のサイドフレーム本体2
5Aに回転可能に支持されている。
【0031】28,28,…はサイドフレーム25の各
取付穴25Dに取付けられた下ローラを示し、該各下ロ
ーラ28は、履帯29を介して下部走行体1を支持する
ものである。
【0032】29はフロントアイドラ26,リヤアイド
ラ27,各下ローラ28およびスプロケット30に亘っ
て巻回された帯状の履帯を示し、該履帯29は、走行駆
動装置31によって回転駆動される前記スプロケット3
0によって周回動作されるようになっている。
【0033】30は各サイドフレーム25の中央部上側
に設けられ、その下端側が逃げ穴25Cを介して該サイ
ドフレーム25内に進入した本実施例による駆動輪とし
てのスプロケットを示し、該スプロケット30は、従来
技術で述べたスプロケット14と同様に、その外周側が
履帯29に係合することによって、走行駆動装置31の
駆動力を該履帯29に伝達するようになっている。ま
た、該スプロケット30は、従来技術で述べたスプロケ
ット14に比して小径となっている。
【0034】31はセンタフレーム23の側板23Cに
取付けられた走行駆動装置を示し、該走行駆動装置31
は、内部に遊星ギア,太陽ギア(いずれも図示せず)等
を有し、基端側に径方向外向きに突出するフランジ部3
1Aが設けられ、先端外周側にスプロケット30が固着
された減速機31Bと、該減速機31Bの基端側に位置
して貫通穴23Eを介してセンタフレーム23内に進入
し、該減速機31Bを回転駆動する油圧モータ31C
と、該油圧モータ31Cに取付けられ、該油圧モータ3
1Cの停止時に油圧的な制動を与えるブレーキバルブ3
1Dと、一端側が該ブレーキバルブ31Dを介して油圧
モータ31Cに接続され、他端側が上部旋回体2に設け
られたセンタジョイント32に接続された圧油給排用の
2本のホース31E,31Eとから構成され、該走行駆
動装置31は、前記フランジ部31Aを複数個のボルト
31F,31F,…を介してねじ座23Fに固定するこ
とにより、センタフレーム23に固着されている。
【0035】そして、該走行駆動装置31は、機械室6
内の油圧ポンプからセンタジョイント32,ホース31
Eを介して油圧モータ31C内に流入する圧油により、
該油圧モータ31Cを回転駆動し、減速機31Bを介し
てスプロケット30を回転させるものである。
【0036】本実施例による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、その基本的動作については従来技
術によるものと格別差異はない。
【0037】然るに、本実施例では、サイドフレーム2
5の前,後両端側にそれぞれフロントアイドラ26,リ
ヤアイドラ27を設け、該各アイドラ26,27に亘っ
て履帯29を巻装し、前記サイドフレーム25の中央部
上側に位置して外周側が該履帯29に係合したスプロケ
ット30を設けると共に、該スプロケット30をセンタ
フレーム23の側板23Cに取付けられた走行駆動装置
31によって回転駆動する構成としている。従って、前
記走行駆動装置31を高所に配設した状態で該走行駆動
装置31を駆動することにより、スプロケット30を介
して履帯29の中央部上側部分を駆動点として該履帯2
9を周回動作させ、下部走行体21を走行させることが
できる。
【0038】かくして、本実施例によれば、走行駆動装
置31をサイドフレーム25の中央部上側に配設するよ
うにしたから、作業時や走行時に転石等が該走行駆動装
置31に衝突するのを確実に防止でき、該走行駆動装置
31の損傷を防止して信頼性や寿命を大幅に向上するこ
とができる。
【0039】また、サイドフレーム25の前,後両端側
に遊動輪としてのフロントアイドラ26,リヤアイドラ
27を設けるようにしたから、履帯29との間に小石等
を噛み込むのを効果的に防止することができ、脱輪事故
等を防止して信頼性を向上することができる。
【0040】さらに、リヤアイドラ27で下部走行体2
1の荷重を受承し、スプロケット30で下部走行体21
を走行させるようにしたから、作業時や走行時に該スプ
ロケット30に加わる負荷を軽減させることができ、該
スプロケット30が早期のうちに摩耗するのを防止して
寿命を大幅に向上することができる。
【0041】また、スプロケット30をサイドフレーム
25の上側に設けたから、履帯29を切放さずに持上げ
るだけで該スプロケット30の交換をすることができ
る。リヤアイドラ27とフロントアイドラ26を共用で
きる等種々の効果を奏する。
【0042】次に、図3に本発明の第2の実施例を示
す。なお、本実施例によるセンタフレーム23には、前
記第1の実施例で述べたねじ座23Fは設けられていな
い。
【0043】図において、41はサイドフレーム25の
上端側に取付けられた本実施例による走行駆動装置を示
し、該走行駆動装置41は、内部に遊星ギア,太陽ギア
(いずれも図示せず)等を有し、先端外周側にスプロケ
ット30が固着されると共に、中間部に下向きに突出す
る一対の脚部41A(1個のみ図示)が形成された減速
機41Bと、該減速機41Bの基端側に位置して貫通穴
23Eを介してセンタフレーム23内に進入し、該減速
機41Bを回転駆動する油圧モータ41Cと、該油圧モ
ータ41Cに取付けられ、該油圧モータ41Cの停止時
に油圧的な制動を与えるブレーキバルブ41Dと、一端
側が該ブレーキバルブ41Dを介して油圧モータ41C
に接続され、他端側が上部旋回体2に設けられたセンタ
ジョイント32に接続された圧油給排用の2本のホース
41E,41Eとから構成され、該走行駆動装置41
は、前記脚部41Aを介してボルト41Fによってサイ
ドフレーム本体25Aの上端側に固定されている。
【0044】そして、該走行駆動装置41は、前記第1
の実施例による走行駆動装置31と同様に、機械室6内
の油圧ポンプからセンタジョイント32,ホース41E
を介して油圧モータ41C内に流入する圧油により、該
油圧モータ41Cを回転駆動し、減速機41Bを介して
スプロケット30を回転させるようになっている。
【0045】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。
【0046】なお、前記実施例では、旋回式建設機械と
して油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、例えば油圧クレーン等の他の旋回式建設機
械に適用してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、下
部走行体をセンタフレームと、該センタフレームの両端
側に設けられたサイドフレームと、該各サイドフレーム
の両端側に回転可能に設けられた遊動輪と、該各遊動輪
間に巻装された履帯と、前記各サイドフレームの中間部
上側に位置して該各履帯に係合するように設けられた駆
動輪と、該各駆動輪を回転駆動する走行駆動装置とから
構成し、前記走行駆動装置によって駆動輪を回転駆動さ
せることにより、該駆動輪で履帯の中央部上側を介して
該履帯を周回動作させるようになっているから、作業時
や走行時に走行駆動装置に転石等が衝突するのを防止で
き、該走行駆動装置の損傷を防止して信頼性や寿命を向
上することができる。また、各遊動輪に下部走行体の荷
重を受承させることにより、駆動輪に加わる負荷を軽減
するようにしたから、該駆動輪が早期のうちに摩耗する
のを防止でき、寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による油圧ショベルを示す側面図
である。
【図2】図1中の走行駆動装置の取付け状態を示す図1
中矢示II−II方向から見た拡大断面図である。
【図3】第2の実施例による油圧ショベルの走行駆動装
置の取付け状態を示す図2と同様位置の拡大断面図であ
る。
【図4】従来技術による油圧ショベルを示す側面図であ
る。
【図5】図4中の下部走行体を図4中矢示 V−V 方向か
ら見た要部拡大図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体 3 旋回装置 8 作業装置 21 下部走行体 23 センタフレーム 25 サイドフレーム 26 フロントアイドラ(遊動輪) 27 リヤアイドラ(遊動輪) 29 履帯 30 スプロケット(駆動輪) 31,41 走行駆動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回装
    置を介して旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部
    旋回体に設けられた作業装置とからなる旋回式建設機械
    において、前記下部走行体は、センタフレームと、該セ
    ンタフレームの両端側に設けられたサイドフレームと、
    該各サイドフレームの両端側に回転可能に設けられた遊
    動輪と、該各遊動輪間に巻装された履帯と、前記各サイ
    ドフレームの中間部上側に位置して該各履帯に係合する
    ように設けられた駆動輪と、該各駆動輪を回転駆動する
    走行駆動装置とから構成したことを特徴とする旋回式建
    設機械。
JP20302692A 1992-07-07 1992-07-07 旋回式建設機械 Pending JPH0624364A (ja)

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JP20302692A JPH0624364A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 旋回式建設機械

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JP20302692A JPH0624364A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 旋回式建設機械

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022102620A (ja) * 2020-12-25 2022-07-07 株式会社クボタ 作業車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022102620A (ja) * 2020-12-25 2022-07-07 株式会社クボタ 作業車

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