JPH0543524B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0543524B2
JPH0543524B2 JP59243887A JP24388784A JPH0543524B2 JP H0543524 B2 JPH0543524 B2 JP H0543524B2 JP 59243887 A JP59243887 A JP 59243887A JP 24388784 A JP24388784 A JP 24388784A JP H0543524 B2 JPH0543524 B2 JP H0543524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
support
clamp
support frame
working machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP59243887A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61122303A (ja
Inventor
Yasumitsu Moriki
Tokumichi Mitsui
Tomi Matsui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruma Tractor & Equip
Original Assignee
Maruma Tractor & Equip
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruma Tractor & Equip filed Critical Maruma Tractor & Equip
Priority to JP24388784A priority Critical patent/JPS61122303A/ja
Publication of JPS61122303A publication Critical patent/JPS61122303A/ja
Publication of JPH0543524B2 publication Critical patent/JPH0543524B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種土木・建築現場にて一般に使用
されるパワーシヨベル等の作業車を軌道(レー
ル)上にても自走可能として道床の工事をも行い
得るようにした軌道作業機に関する。
〔従来の技術〕 この種の軌道作業機は、従来、例えば実開昭57
−202452号公報にて提案されていて、地面上を自
走可能なパワーシヨベル等作業車の車台の前部と
後部にそれぞれ上下方向へ回動可能に取付けられ
て車軸及び軌道走行用車輪をそれぞれ回転可能に
軸支する前後一対の支持フレームと、前記車台に
その各基端部を上下方向へ回動可能に連結しかつ
その各先端部を前記各支持フレームの一部に上下
方向へ回動可能に連結して往動時に前記各支持フ
レームを下方に押動させまた復動時に前記各支持
フレームを上方に持ち上げ支持する前後一対の油
圧シリンダとを備えている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来の軌道作業機においては、当該軌
道作業機をレールに対して固定するクランプ機構
を備えておらず、作業を安定して行うことができ
ない。なお、軌道作業機において当該軌道作業機
をレールに対して固定するクランプ機構を備えた
ものは、例えば特公昭57−42762号公報、特開昭
52−139607号公報に記載されているものの、これ
ら各公報に記載されているクランプ機構は、軌道
車輪間にて車台に組付けられていて、車台の前方
または後方での道床工事作業に対しては十分な固
定力を発揮できないといつた問題ならびに地上か
ら上方へ大きく退避させることが難しく地上の障
害物と干渉する可能性が高いといつた問題があ
る。また、各レールを挟持するクランプ機構毎に
これを駆動する油圧シリンダを備えていて、当該
クランプ機構が大型化するといつた問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記した各問題に対処すべくなされ
たものであり、その第1の発明は、地面上を自走
可能なパワーシヨベル等作業車の車台の前部と後
部にそれぞれ上下方向へ回動可能に取付けられて
車軸及び軌道走行用車輪をそれぞれ回転可能に軸
支する前後一対の支持フレームと、前記車台にそ
の各基端部を上下方向へ回動可能に連結しかつそ
の各先端部を前記各支持フレームの一部に上下方
向へ回動可能に連結して往動時に前記各支持フレ
ームを下方に押動させまた復動時に前記各支持フ
レームを上方に持ち上げ支持する前後一対の油圧
シリンダとを備えてなる軌道作業機において、前
記前方の支持フレームの前方部位に軌道をクラン
プする前方クランプ機構を配設するとともに、前
記後方の支持フレームの後方部位に軌道をクラン
プする後方クランプ機構を配設したことを特徴と
する。また、第2の発明は、前記各クランプ機構
を、左右の各軌道をそれぞれ挟持する各クランプ
アームと、これら各クランプアームを連動させる
リンク機構と、このリンク機構を駆動する単一の
油圧シリンダからなる構成としたことを特徴とす
る。
〔発明の作用・効果〕
第1の発明による軌道作業機においては、前方
の支持フレームの前方部位に軌道をクランプする
前方クランプ機構が配設されるとともに、後方の
支持フレームの後方部位に軌道をクランプする後
方クランプ機構が配設されていて、前方クランプ
機構と後方クランプ機構間の間隔を最大限大きく
とることができて、当該軌道作業機を軌道に大き
な固定力にて確実に固定することができ、車台の
前方または後方での道床工事作業をもバランスよ
く行うことができる。また、両支持フレームを上
方へ持ち上げて支持することにより各クランプ機
構を地上より十分高い位置に格納できて、軌道外
での凹凸の激しい地盤でも地上の障害物に干渉す
ることなく作業を行うことができる。
また、第2の発明による軌道作業機において
は、各クランプ機構を、左右の各軌道をそれぞれ
挟持する各クランプアームと、これら各クランプ
アームを連動させるリンク機構と、このリンク機
構を駆動する単一の油圧シリンダからなる構成と
したため、各軌道を大きな挟持力で各軌道に湾曲
変形を与えることなくそれぞれ挟持することが可
能な当該クランプ機構にて使用される油圧シリン
ダの数を従来に比して半減することができて、当
該クランプ機構が小型・コンパクトに構成するこ
とができる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図は本発明に係る軌道作業機の
レール上を走行し得る状態の図を示していて、同
軌道作業機は周知のクローラ型油圧式パワーシヨ
ベル10とこれに装着した前後一対の支持フレー
ム11,12、前後一対の油圧シリンダ13,1
4、前後二対の固定ピン15(第4図参照)、動
力伝達機構16、及び前後一対のクランプ機構1
7,18を備えている。
各支持フレーム11,12は、第3図及び第4
図にて示したように、パワーシヨベル10におけ
る本体旋回下部フレーム10aの前部と後部にそ
れぞれ溶接固定したブラケツト21,22の先端
に支持ピン23,24を介して上下方向へ回動可
能に取付けられていて、車軸25,26及び軌道
走行用車輪27,28,30,31を回転可能に
軸支している。なお、各支持フレーム11,12
は、左右のプレート11a,11b,12a,1
2bとこれらを連結する前後一対の梁11c,1
1d,12c,12dによつて構成されていて、
図示位置にて下方への回動を規制されるようにな
つている。また、各ブラケツト21,22は、左
右一対の梁21a,21b,22a,22bとこ
れらの先端を連結するチユーブ21c,22cか
らなり、チユーブ21c,22c内に支持ピン2
3,24が挿通されている。なお、各支持ピン2
3,24はその一端に取付片23a,24aを一
体的に有しており、同取付片23a,24aが第
3図及び第5図に示したように固定されることに
より抜け止めされている。
各油圧シリンダ13,14は、その基端部13
a,14aをパワーシヨベル10における本体旋
回下部フレーム10aの前部と後部にそれぞれ溶
接固定したブラケツト32,33に支持ピン3
4,35を介して上下方向へ回動可能に連結する
とともに、そのピストンロツドの先端13b,1
4bを各支持フレーム11,12の中間上部に溶
接固定したブラケツト11e,12eに支持ピン
36,37を介して上下方向へ回動可能に連結す
ることにより組付けられていて、各油室13c,
14cに圧油が導かれて作動する往動時に各支持
アーム11,12を下方へ押動させまた各油室1
3d,14dに圧油が導かれて作動する復動時に
各支持フレーム11,12を上方へ持ち上げ支持
する。
各固定ピン15は、各支持フレーム11,12
をブラケツト21,22に回動不能に固定するた
めのもので、取付片15aを一体的に有してお
り、同取付片15aにボルト38を挿通してブラ
ケツト21,22に螺着することにより抜け止め
固定されている。
動力伝達機構16は、第3図〜第5図にて示し
たように、支持フレーム11に固着した油圧モー
タ40と、同モータ40の回転軸40aにキー4
1を介して組付けた小径のスプロケツト42と、
このスプロケツト42に一対のチエーン43を介
して接続される大径のスプロケツト44からな
り、大径のスプロケツト44は前車軸25上にキ
ー45を介して一体回転可能に組付けられてい
る。なお、前車軸25上にキー46,47を介し
て一体回転可能に組付けられている前車軸27,
28のうち一方(第5図図示左方)の車輪28
と、後車軸26上に一体回転可能に組付けられて
いる後車軸30,31のうち一方の車輪31は、
車軸25,26にインシユレータ50,51,5
2,53及びアダプタ54を介して組付けられて
いて絶縁されており、当該軌道作業機が軌道走行
するときに各踏切に設けられている警報機が作動
しないようにしてある。これは、この後の軌道作
業機が使用されるのは通常の列車が走行しない深
夜であり、当該軌道作業機が走行することにより
各踏切の警報機が作動すると、これが指令室のモ
ニタに表示されて警報機の誤動作と間違えるおそ
れがあるためである。
各クランプ機構17,18は、当該軌道作業機
をレールに固定するためのもので、第3図、第4
図、第6図、第7図にて示したように、支持フレ
ーム11,12の先端、すなわち梁11c,12
cの延長部にピン56,57を介して開閉可能に
吊下した左右二対のクランプアーム61,62,
63,64と、両クランプアーム62,63間に
介装して両端にて各クランプアーム62,63に
枢着した油圧シリンダ65と、両クランプアーム
61,63間に介装して両端にて各クランプアー
ム61,63に枢着したリンク66と、両クラン
プアーム62,64間に介装して両端にて各クラ
ンプアーム62,64に枢着したリンク67によ
つて構成されている。この各クランプ機構17,
18においては、油圧シリンダ65の油室65a
に圧油が供給されると、両クランプアーム62,
63が近づけられると同時にクランプアーム62
の動きがリンク67を介してクランプアーム64
に伝えられまたクランプアーム63の動きがリン
ク66を介してクランプアーム61に伝えられて
第6図、第7図の仮想線のようになり、また油圧
シリンダ65の油室65bに圧油が供給される
と、各クランプアーム61,62,63,64が
第6図、第7図の実線のようになつてレールを挟
圧保持する。なお、各クランプアーム61,6
2,63,64のレール圧接面にはクランプ力を
増大するためにシユー68がそれぞれ固着されて
いる。
また、本発明に係る軌道作業機は、第1図〜第
4図にては図示と省略したが、第8図にて示した
ブレーキ装置70を備えている。ブレーキ装置7
0は、両後輪30,31を制動すべく設けられて
いて、支持フレーム12に基端部を枢着した油圧
シリンダ71と、この油圧シリンダ71のロツド
先端に枢着したブレーキシユー72と、このブレ
ーキシユー72と油圧シリンダ71の枢着部に先
端を枢着し基端を支持フレーム12に枢着してな
るリンク73によつて構成されている。このブレ
ーキ装置70においては、油圧シリンダ71の油
室71aに圧油が供給されると、ブレーキシユー
72が各後輪30,31に圧接されて制動し、ま
た油圧シリンダ71の油室71bに圧油が供給さ
れると、ブレーキシユー72が各後輪30,31
から退避して制動を解除する。
更に、本発明に係る軌道作業機は、第9図に示
した油圧回路を備えている。同油圧回路は、パワ
ーシヨベル10が本来備えている一対の油圧ポン
プ74,75と本体右3連操作弁76、本体左3
連操作弁77と本体右走行油圧モータ78、本体
左走行油圧モータ79を基本回路とするものであ
り、同基本回路に切換弁80,81,82,83
とダブルパイロツトチエツク弁84と切換弁8
5,86とアキユムレータ87を介してクランプ
機構17,18における油圧シリンダ65,65
を接続するとともに、切換弁88,89を介して
油圧シリンダ13,14とブレーキ装置70にお
ける油圧シリンダ71,71を接続し、かつ切換
弁90,91とカウンタバランスバルブ92、リ
リーフバルブ93,94を介して動力伝達機構1
6における油圧モータ40を接続することにより
構成されている。なお、アキユムレータ87と切
換弁85間にはアキユムレータ87を保護するた
めにチエツク弁95とリリーフバルブ96が介装
され、また油圧モータ40とリリーフバルブ94
間には油圧モータ40に圧油を供給できない場合
に連通させて油圧モータ40をフリーとするため
に手動開閉弁97が介装されている。
次に、上記のように構成した当該軌道作業機の
作動について説明する。
(軌道走行する場合) 第1図〜第8図にて示した状態にある当該軌道
作業機において、第9図の状態にある切換弁8
0,81と85,86を切換えるとともに操作弁
76を操作して油圧ポンプ74からの圧油を油圧
シリンダ65の油室65aに導けば、クランプ機
構17,18において各クランプアーム61,6
2,63,64が第6図及び第7図の仮想線のよ
うになり、固定が解除される。かかる状態は操作
弁76を中立状態に戻すとともに、切換弁80,
81と85,86を第9図のように戻すことによ
り保持される。かくして、第9図の状態にある切
換弁90,91を切換えて操作弁77を操作し油
圧ポンプ75からの圧油を油圧モータ40に導け
ば、油圧モータ40が回転して前車軸25と前車
輪27,28を回転駆動する(なお、操作弁77
の操作により油圧モータ40は正逆回転可能であ
る)。したがつて、当該軌道作業機は各車輪27,
28,30,31にてレール上を走行する。この
走行中に第9図の状態にある切換弁80,81,
82,83を切換えて操作弁76を操作し油圧ポ
ンプ74からも圧油を油圧モータ40に同様に導
けば、油圧モータ40が高速回転して当該軌道作
業機はレール上に高速走行する。なお、かかる走
行時にはカウンタバランスバルブ92が油圧ポン
プ74,75から供給される圧油量に応じて油圧
モータ40の回転を制御する。また、両操作弁7
6,77が中立位置に戻されているときの走行時
に両リリーフバルブ93,94が油圧モータ40
の回転を制動する。
(ブレーキ装置を作動,解除させる場合) 第9図の状態にある切換弁80,81と88,
89を切換えるとともに操作弁76を操作して油
圧ポンプ74からの圧油を油圧シリンダ71の油
室71aに導けば、ブレーキ装置70においてブ
レーキシユー72が車輪外周に圧接して制動す
る。また、かかる状態において操作弁76を操作
して油圧ポンプ74からの圧油を油圧シリンダ7
1の油室71bに導けば、ブレーキ装置70のブ
レーキシユー72が車輪外周から上方に退避し制
動が解除される。
(クランプ機構を作動,解除させる場合) 第9図の状態にある切換弁80,81と85,
86を切換えるとともに操作弁76を操作して油
圧ポンプ74からの圧油を油圧シリンダ65の油
室65bに導けば、両クランプ機構17,18の
各クランプアーム61,62,63,64がレー
ルに向けて押圧されてレールを挟持し当該軌道作
業機をレールに確実に固定する。この状態におい
て操作弁76を中立位置に戻しても、アキユムレ
ータ87内に蓄圧された油圧によつて各クランプ
アーム61,62,63,64のレールに対する
挟圧力は長時間低下することなく持続される。ま
た、かかる状態において操作弁76を操作して油
圧ポンプ74からの圧油を油圧シリンダ65,6
5の各油室65aに導けば、両クランプ機構1
7,18の各クランプアーム61,62,63,
64がレールから側方に退避し固定が解除され
る。
(軌道走行からの地面走行に移行する場合) 第9図の状態にある切換弁80,81を切換え
るとともに操作弁76を操作して油圧ポンプ74
からの圧油を油圧シリンダ13,14の各油室1
3c,14cに導びいて、各油圧シリンダ13,
14にて各支持フレーム11,12を第1図〜第
4図にて示した状態に保持させておいて各固定ピ
ン15を外し、その後に操作弁76を操作して油
圧ポンプ74からの圧油を油圧シリンダ13,1
4の各油室13d,14dに導びくと、各支持フ
レーム11,12が順次上方へ持ち上げられる。
この間にパワーシヨベル10のクローラ10bが
着地する。なお、各支持フレーム11,12が所
要量持ち上げられた状態にて各固定ピン15を各
ブラケツト21,22に挿通して固定すれば、油
圧シリンダ13,14の各油室13d,14dに
圧油を導びかなくても各支持フレーム11,12
をその上方退避位置にて落下することなく保持す
ることができる。
(地面走行する場合) 第9図の状態において操作弁76,77を操作
して各油圧ポンプ74,75から各油圧モータ7
8,79に圧油を供給すれば、各油圧モータ7
8,79によりパワーシヨベル10のクローラ1
0bが周知のように駆動される。
(地面走行から軌道走行に移行する場合) 当該軌道作業機をその各車輪27,28,3
0,31がレールの真上に位置するようにしてお
いて、第9図の状態にある切換弁80,81を切
換えるとともに操作弁76を操作して油圧モータ
74からの圧油を油圧シリンダ13,14の各油
室13d,14dに導びいて、各油圧シリンダ1
3,14にて各支持フレーム11,12を一旦持
ち上げておいて各固定ピン15を各ブラケツト2
1,22から外し、その後に操作弁76を操作し
て油圧ポンプ74からの圧油を油圧シリンダ1
3,14の各油室13c,14cに導びくと、各
支持フレーム11,12が順次下方へ押し下げら
れる。この間にパワーシヨベル10のクローラ1
0b等本体が地面から浮いて離れる。かくして、
各支持フレーム11,12が第1図〜第4図に示
す位置まで下降したとき各固定ピン15を図示の
ごとく挿通して固定すれば、操作弁76を中立位
置に戻しても各支持フレーム11,12が図示状
態に保持され、軌道走行が可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る
軌道作業機は、パワーシヨベル10が本来有する
クローラ10b(自走手段)にて道床工事の必要
な現場まで自走し、その現場にて前後一対の油圧
シリンダ13,14を前進作動させて両支持フレ
ーム11,12を下方へ押動させ、各車輪27,
28,30,31をレール上に向けて下降させた
のち押し付け当該軌道作業機の本体を所定量持ち
上げて地面から浮かせ、かかる状態にて固定ピン
15により両支持フレーム11,12をブラケツ
ト21,22に回動不能に固定することよりレー
ル上を走行し得る状態となる。また、当該軌道作
業機は、かかる状態すなわち各車輪27,28,
30,31のみをレールに接地させた状態にて、
動力伝達機構16により各車輪27,28,3
0,31を回転させて走行あるいはブレーキ装置
70により各車輪27,28,30,31を制動
して停止させることができ、極めて良好な走行安
定性および制動性が得られる。
更に、当該軌道作業機は、前方の支持フレーム
11の前方部位にレールをクランプする前方クラ
ンプ機構17が配設されるとともに、後方の支持
フレーム12の後方部位にレールをクランプする
後方クランプ機構18が配設されていて、前方ク
ランプ機構17と後方クランプ機構18間の間隔
を最大限大きくとることができて、当該軌道作業
機をレールに大きな固定力にて確実に固定するこ
とができ、本体旋回下部フレーム(車台)10a
の前方または後方での道床工事作業をもバランス
よく行うことができる。また、両支持フレーム1
1,12を上方へ持ち上げて支持することにより
各クランプ機構17,18を地上より十分高い位
置に格納できて、レール外での凹凸の激しい地盤
でも地上の障害物に干渉することなく作業を行う
ことができる。
また、当該軌道作業機においては、各クランプ
機構17,18を、左右の各レールをそれぞれ挟
持する各クランプアーム61,62,63,64
と、これら各クランプアームを連動させるリンク
66,67と、これらリンクを駆動する単一の油
圧シリンダ65からなる構成としたため、当該ク
ランプ機構17,18にて使用される油圧シリン
ダの数を従来に比して半減することができて、当
該クランプ機構を小型,コンパクトに構成するこ
とができ、しかも道床の工事にあたつて各クラン
プアーム61,62,63,64にて各レールを
大きな挟持力で各レールに湾曲変形を与えること
なくそれぞれ挟持することができて、十分な固定
力を得ることができ、当該軌道作業機を軌道上に
確実に固定できて、作業を極めて安全に行うこと
ができる。
また、当該軌道作業機は、道床の工事完了後に
おいて、前後一対の油圧シリンダ13,14を前
進作動させた状態にて固定ピン15による固定を
解除し、その後に前後一対の油圧シリンダ13,
14を後退作動させて両支持フレーム11,12
を上方へ持ち上げることにより各車輪27,2
8,30,31をレール上から持ち上げてクロー
ラ10bにて自走し得る状態にすることができ、
その作業現場から他の作業現場に直ちに移動し得
るものであり、レール上以外においても各車輪2
7,28,30,31を持ち上げた状態にて使用
し得る。
したがつて、当該軌道作業機は、地面上のみな
らず、レール上にても自走及び安全な作業が可能
であり、その稼動効率を高めることができるとと
もに、作業時間の短縮を図ることができて工事費
用の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る軌道作業機の側面図、第
2図は第1図の−線に沿う正面図、第3図は
第4図の−線に沿う側面図、第4図は第1図
の−線に沿う拡大平面図、第5図は第3図の
V−V線に沿う拡大正面図、第6図はクランプ機
構の拡大正面図、第7図は同平面図、第8図はブ
レーキ装置の拡大側面図、第9図は本発明に係る
軌道作業機の油圧回路図である。 符号の説明 10……パワーシヨベル、10a
……本体旋回下部フレーム(車台)、10b……
クローラ、11,12……支持フレーム、13,
14……油圧シリンダ、15……固定ピン、16
……動力伝達機構、17,18……クランプ機
構、61,62,63,64……クランプアー
ム、65……油圧シリンダ、66,67……リン
ク、70……ブレーキ装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 地面上を自走可能なパワーシヨベル等作業車
    の車台の前部と後部にそれぞれ上下方向へ回動可
    能に取付けられて車軸及び軌道走行用車輪をそれ
    ぞれ回転可能に軸支する前後一対の支持フレーム
    と、前記車台にその各基端部を上下方向へ回動可
    能に連結しかつその各先端部を前記各支持フレー
    ムの一部に上下方向へ回動可能に連結して往動時
    に前記各支持フレームを下方に押動させまた復動
    時に前記各支持フレームを上方に持ち上げ支持す
    る前後一対の油圧シリンダとを備えてなる軌道作
    業機において、前記前方の支持フレームの前方部
    位に軌道をクランプする前方クランプ機構を配設
    するとともに、前記後方の支持フレームの後方部
    位に軌道をクランプする後方クランプ機構を配設
    したことを特徴とする軌道作業機。 2 地面上を自走可能なパワーシヨベル等作業車
    の車台の前部と後部にそれぞれ上下方向へ回動可
    能に取付けられて車軸及び軌道走行用車輪をそれ
    ぞれ回転可能に軸支する前後一対の支持フレーム
    と、前記車台にその各基端部を上下方向へ回動可
    能に連結しかつその各先端部を前記各支持フレー
    ムの一部に上下方向へ回動可能に連結して往動時
    に前記各支持フレームを下方に押動させまた復動
    時に前記各支持フレームを上方に持ち上げ支持す
    る前後一対の油圧シリンダとを備えてなる軌道作
    業機において、前記前方の支持フレームの前方部
    位に軌道をクランプする前方クランプ機構を配設
    するとともに、前記後方の支持フレームの後方部
    位に軌道をクランプする後方クランプ機構を配設
    し、これら各クランプ機構を、左右の各軌道をそ
    れぞれ挟持する各クランプアームと、これら各ク
    ランプアームを連動させるリンク機構と、このリ
    ンク機構を駆動する単一の油圧シリンダからなる
    構成としたことを特徴とする軌道作業機。
JP24388784A 1984-11-19 1984-11-19 軌道作業機 Granted JPS61122303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24388784A JPS61122303A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 軌道作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24388784A JPS61122303A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 軌道作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61122303A JPS61122303A (ja) 1986-06-10
JPH0543524B2 true JPH0543524B2 (ja) 1993-07-01

Family

ID=17110464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24388784A Granted JPS61122303A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 軌道作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61122303A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03115105U (ja) * 1990-03-12 1991-11-27
JPH03119003U (ja) * 1990-03-13 1991-12-09
JP2864056B2 (ja) * 1991-04-20 1999-03-03 新潟コベルコ建機株式会社 軌道用作業機
JP2824705B2 (ja) * 1991-04-20 1998-11-18 新潟コベルコ建機株式会社 軌道用作業機
JP2759571B2 (ja) * 1991-12-19 1998-05-28 新潟コベルコ建機株式会社 軌道用作業機
JP2759572B2 (ja) * 1991-12-19 1998-05-28 新潟コベルコ建機株式会社 軌道用作業機
JP2562823Y2 (ja) * 1992-09-04 1998-02-16 新キャタピラー三菱株式会社 作業車の下部走行体
JP2717123B2 (ja) * 1992-11-24 1998-02-18 株式会社レンタルのニッケン 軌道走行車
ES2355226B1 (es) * 2008-12-09 2012-02-15 Universidad De Jaén Dispositivo de rodadura para equipos pesados por la v�?a férrea.
ES2638273B1 (es) * 2016-04-18 2018-06-12 Fcc Construccion, S.A. Máquina de tiro para descarga y colocación de vías de ferrocarril

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536252B2 (ja) * 1976-09-09 1980-09-19

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536252U (ja) * 1978-08-31 1980-03-08
JPS57202452U (ja) * 1981-06-16 1982-12-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536252B2 (ja) * 1976-09-09 1980-09-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61122303A (ja) 1986-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1157384A (en) Hydraulic-motor-driven two-unit cross-country vehicle
US6443687B1 (en) Excavator-hoist
US3020858A (en) Road-rail vehicle
US3810516A (en) Vehicle with multiple rocking beam suspension system and steering means
JPH0543524B2 (ja)
JP4416713B2 (ja) 軌陸作業機
JPH09512514A (ja) 道路上及び鉄道軌道上の両方で運転する車両
ATE203466T1 (de) Zweiwegefahrzeug für gleisbauarbeiten
US4181182A (en) Wagon having incorporated support jacks
JPH0235842Y2 (ja)
US5390752A (en) Drive train suspension system
JPH0853006A (ja) 軌陸作業車の軌道走行装置
JP3273992B2 (ja) 4クロ−ラ型無限軌道車
CN209603209U (zh) 一种可升降驾驶室轮式挖掘机
US4154456A (en) Articulated vehicle with movable joint
JP3978554B2 (ja) 道床突き固め用軌道作業機
JP3494499B2 (ja) 4軸4輪トロ台車の車輪間隔変更トロ台車
CN111605467A (zh) 一种带挖掘功能的抢修汽车
CN212772513U (zh) 一种双向行驶抢修车的挖掘装置
JP4376138B2 (ja) 軌陸作業機
JP2777876B2 (ja) 軌陸式作業車用走行装置
JP2562823Y2 (ja) 作業車の下部走行体
JP2534550B2 (ja) 道床の交換方法
CA1100161A (en) Track tensioning apparatus
JP2003072545A (ja) 軌道用作業機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees