JPH11222164A - 装軌式車両 - Google Patents

装軌式車両

Info

Publication number
JPH11222164A
JPH11222164A JP4450998A JP4450998A JPH11222164A JP H11222164 A JPH11222164 A JP H11222164A JP 4450998 A JP4450998 A JP 4450998A JP 4450998 A JP4450998 A JP 4450998A JP H11222164 A JPH11222164 A JP H11222164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
cylinder device
oil chamber
drive shaft
crawler belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4450998A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Sato
藤男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4450998A priority Critical patent/JPH11222164A/ja
Publication of JPH11222164A publication Critical patent/JPH11222164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 段差状の路面を走行するときでも、段差を容
易に乗越えることができ、走行性を高めることができる
ようにする。 【解決手段】 フロントアクスル装置13のドライブシ
ャフト17先端側に減速機等を介してハブ20を設け、
このハブ20には駆動輪22を一体に設ける。また、ハ
ブ20の外周側には揺動ブラケット23のボス部23B
を相対回転可能に取付け、揺動ブラケット23には複数
の転輪24を回転可能に設ける。さらに、駆動輪22と
各転輪24との間には履帯25を巻回する。そして、ア
クスルハウジング14の一部を構成するナックル16下
面側には、アーム部16Aを一体形成し、アーム部16
Aの先端側と揺動ブラケット23との間にはシリンダ装
置26を伸縮可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に用いられる装軌式車両に関し、特に、
不整地な路上を走行するのに好適に用いられる装軌式車
両に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
車両のトラックフレームと、該トラックフレームの左,
右両側に設けた一対の履帯装置等とからなる装軌式車両
として構成されている。(以下、第1の従来技術とい
う)。
【0003】また、ホイール式油圧ショベル等からなる
他の従来技術にあっては、前記第1の従来技術で述べた
履帯装置に替えてトラックフレームの前,後,左,右に
合計4個のホイールを設け、該各ホイールを回転駆動す
ることにより路上走行を行うホイール式車両として構成
している(以下、第2の従来技術という)。
【0004】さらに、実開昭64−29082号等に記
載の従来技術(以下、第3の従来技術という)による油
圧ショベルにあっては、トラックフレームの前,後,
左,右に離間して合計4個の履帯装置を設けたものが開
示されている。そして、この従来技術では、前,後に延
びる各履帯装置の一端側をトラックフレームに対して揺
動可能に設けると共に、各履帯装置とトラックフレーム
との間には、該各履帯装置の他端側を常に下向きに押圧
するばね部材が設けられている。
【0005】一方、特開平4−244489号公報等
(以下、第4の従来技術という)には、図14に示す装
軌式車両を下部走行体に適用したものが開示されてい
る。
【0006】ここで、第4の従来技術による装軌式車両
の下部走行体は、トラックフレーム1と、該トラックフ
レーム1の前,後に離間してトラックフレーム1に回動
可能に設けられた駆動軸2,2と、該各駆動軸2の両端
側に揺動可能に設けられた前,後,左,右の履帯装置
3,3(2個のみ図示)とから構成されている。
【0007】また、履帯装置3は、駆動軸2の両端側に
一体に設けられたスプロケット等かなる駆動輪4(一方
のみ図示)と、三角形に形成され、その上側部分が駆動
輪4とトラックフレーム1との間に位置して駆動軸2の
周囲に相対回転可能に設けられた略三角形状のブラケッ
ト5と、該ブラケット5の下側部分に回転可能に設けら
れた転輪6,6,…と、該各転輪6と駆動輪4との間に
巻回され、両者間で周回動作を行う履帯7とから構成さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術では、例えば起伏の激しい凹凸状の路面を
乗り越えるときには、油圧ショベルの重心位置が起伏の
最も高い凸の部分を通過するまで、履帯装置の前方部分
が路面から浮き上がってしまう。そして、この油圧ショ
ベルは、重心位置が凸の部分を通過した途端に前側に倒
れてしまい、このときの「ばたつき」により走行性が低
下し、オペレータに恐怖感を与え易くなるという問題が
ある。
【0009】また、トラックフレームの前,後,左,右
に4個のホイールを設けた第2の従来技術では、常に
前,後のホイールを路面に対して接地させることがで
き、上述したような起伏のある路面に対しては走行性の
面で比較的有利である。
【0010】しかし、この従来技術にあっては、路面に
接する各ホイールの接地面積が小さくなるため、泥濘地
等の地盤が柔らかい不整地な路面を走行するときには、
スリップが生じ易く、走行性等が低下するという問題が
ある。
【0011】さらに、トラックフレームの前,後,左,
右に離間して各履帯装置を揺動可能に設けた第3の従来
技術では、凹凸状の路面を走行するときに各履帯装置が
それぞれ路面の凹凸に合わせて揺動することにより、該
各履帯装置をそれぞれ路面に対して広く接地させること
ができ、このような起伏のある路面を乗り越えるときに
比較的安定した走行性が得られる。
【0012】しかし、この従来技術にあっては、各履帯
装置を揺動中心から離れた位置でばね部材により地面に
強く押付ける構成としているから、ばね部材のばね力に
より履帯装置の最大揺動角が小さくなり、上述した起伏
の激しい凹凸状の路面等を乗り越えるとき等には、起伏
の傾斜に合わせて履帯装置を十分に揺動させることがで
きなくなることがある。そして、この場合には、路面に
接する各履帯装置の接地面積が小さくなり、走行が不安
定になるという問題がある。
【0013】また、第4の従来技術では、起伏の激しい
路面を乗越えるようなときでも、路面の傾斜に合わせて
各履帯装置3をトラックフレーム1側に設けた駆動軸2
を中心として揺動させ、路面に広く接地させることがで
き、このような乗越え時の走行性を向上できる。
【0014】しかし、この種の従来技術にあっては、図
14に示すように矢示A方向への走行中に路面に対して
ほぼ直角をなす段差8を乗越えるようなときには、下記
のような問題点が生じる。
【0015】即ち、転輪6の半径が段差8の高さよりも
大きい場合には、履帯装置3は段差8を比較的容易に乗
越えることができるものの、転輪6の半径が段差8の高
さよりも小さい場合には、駆動軸2に駆動力を与えても
履帯7が段差8の壁部に対してスリップしてしまい、段
差8を乗越えられないことがあり、走行性等が低下する
という問題がある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、起伏の激しい路面等を乗越え
るときでも、段差状の路面を乗越えるときでも、走行性
を高めることができるようにした装軌式車両を提供する
ことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明による装軌式車両は、車両のトラ
ックフレームと、該トラックフレームの前,後に離間し
て該トラックフレームに設けられたアクスルハウジング
と、該アクスルハウジング内に回動可能に挿通して設け
られた前,後の駆動軸と、該各駆動軸の両端の周囲に揺
動可能に設けられ、該駆動軸により走行される前,後の
履帯装置と、該各履帯装置と前記アクスルハウジングと
の間にそれぞれ配設され、伸縮動作に応じて該履帯装置
を前記駆動軸を中心として揺動するシリンダ装置とから
構成している。
【0018】このように構成したことにより、段差状の
路面を乗越えるときには、例えば前側に位置する左,右
のシリンダ装置を伸長させることにより、履帯装置をト
ラックフレームに設けたアクスルハウジング内の駆動軸
を中心として強制的に揺動させ、該履帯装置の前方部分
を後方部分を支点として路面から持上げた状態に保持す
ることができる。そして、この状態で履帯装置を走行さ
せることにより、履帯装置の前方部分を段差の上部に容
易に乗り上げることができる。
【0019】また、請求項2の発明による装軌式車両
は、前記履帯装置を、駆動軸の両端の周囲に相対回転可
能に設けられ、該駆動軸を中心にして揺動する揺動ブラ
ケットと、前記駆動軸から離間して該揺動ブラケットに
回転可能に設けられた転輪と、該転輪と前記駆動軸に設
けた駆動輪との間に巻回された履帯とから構成し、前記
アクスルハウジングには、先端側が該アクスルハウジン
グから前記揺動ブラケット側に向けて延びるアーム部を
設け、前記シリンダ装置は、該アーム部と前記揺動ブラ
ケットとの間に取付ける構成としている。
【0020】このように構成したことにより、アクスル
ハウジングに設けたアーム部の先端側を揺動ブラケット
側に近付けることができ、シリンダ装置をアーム部の先
端側と揺動ブラケットとの間に容易に取付けることがで
きる。また、履帯を駆動軸と転輪との間で周回動作させ
ることができ、これにより、履帯を路面に対して広く接
地させ、安定した走行を行うことができる。
【0021】さらに、請求項3の発明では、前記シリン
ダ装置を、前記履帯の履帯幅内に収容して配設する構成
としている。
【0022】このように構成したことにより、シリンダ
装置が履帯の履帯幅よりも外側にはみ出してしまうのを
防止することができる。
【0023】また、請求項4の発明では、前記履帯装置
の揺動角を、前記シリンダ装置の伸縮ストロークによっ
て規制する構成としている。
【0024】このように構成したことにより、履帯装置
が駆動軸に対して必要以上に大きく揺動するのを、シリ
ンダ装置の伸縮ストロークによって抑えることができ
る。
【0025】さらに、請求項5の発明では、前記トラッ
クフレームには運転室を設け、該運転室には、前側の履
帯装置に設けられたシリンダ装置と後側の履帯装置に設
けられたシリンダ装置とをそれぞれ駆動するスイッチ手
段を設けている。
【0026】このように構成したことにより、路上走行
中にオペレータは運転室内でスイッチ手段を操作するこ
とにより、前側の履帯装置に設けたシリンダ装置と後側
の履帯装置に設けたシリンダ装置とをそれぞれ個別に操
作することができる。
【0027】また、請求項6の発明では、前記シリンダ
装置は、チューブと、該チューブ内をボトム側油室とロ
ッド側油室とに画成するピストンと、基端側が該ピスト
ンに固着され先端側がチューブ外に突出したロッドとか
ら構成し、前記シリンダ装置のボトム側油室とポンプと
の間には、前記ボトム側油室をポンプに接続するポンプ
側接続位置、前記ボトム側油室をタンクに接続するタン
ク側接続位置および該ボトム側油室をポンプとタンクと
に対して遮断する遮断位置からなる切換弁を設け、前記
ロッド側油室はタンクに常時接続する構成としている。
【0028】このように構成したことにより、切換弁を
ポンプ側接続位置に切換えたときには、シリンダのボト
ム側油室がポンプと接続することにより、ロッドをチュ
ーブから伸長させることができる。また、切換弁をタン
ク側接続位置に切換えたときには、シリンダのボトム側
油室がロッド側油室と共にタンクと接続することによ
り、ロッドを自由に伸縮させることができる。さらに、
切換弁を遮断位置に切換えたときには、シリンダのボト
ム側油室はポンプとタンクとの接続が遮断されることに
より、シリンダ装置の作動を停止させ、ピストンの摺動
を規制することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
装軌式車両を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、
添付図面に従って詳細に説明する。なお、本実施の形態
では、前述した図14に示す従来技術と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0030】ここで、図1ないし図13は本発明の実施
の形態を示している。図中、11は下部走行体、12は
該下部走行体11の本体を構成するトラックフレームを
示し、該トラックフレーム12には、その中央から丸胴
12Aが上向きに突設されている。
【0031】13はトラックフレーム12の前側に設け
られたフロントアクスル装置で、該フロントアクスル装
置13は、後述のアクスルハウジング14、ドライブシ
ャフト17、ハブ20、車両ブレーキ18および減速機
19等から構成され、トラックフレーム12側に設けた
油圧モータ(図示せず)により履帯装置21を走行駆動
させるものである。
【0032】また、トラックフレーム12の後側につい
ても、フロントアクスル装置13とほぼ同様に構成され
たリヤアクスル装置(図示せず)が設けられ、該リヤア
クスル装置は、アクスルハウジング、ドライブシャフト
およびハブ等を備えている。
【0033】14はトラックフレーム12の前側に一体
に設けられたアクスルハウジングを示し、該アクスルハ
ウジング14は、図2ないし図4に示す如くトラックフ
レーム12の下側で左,右方向に延びた角筒体として形
成され、その長さ方向中間部にはディファレンシャルギ
ヤ15用のギヤハウジング14Aが一体形成されてい
る。そして、アクスルハウジング14は、フロントアク
スル装置13の非回転部分を構成し、その内部にはドラ
イブシャフト17が挿通されている。
【0034】また、アクスルハウジング14の左,右両
端側には、操舵用のタイロッド(図示せず)が取付けら
れるナックル16,16が回転可能に設けられ、該ナッ
クル16は、その内部にドライブシャフト17が挿通さ
れ、アクスルハウジング14の一部を構成している。
【0035】ここで、右側のナックル16には、基端側
がナックル16の下面側に一体形成され、先端側が後述
の揺動ブラケット23側に向けて右斜め下向きに延びた
アーム部16Aが設けられている。また、これと同様に
左側のナックル16についてもアーム部16Aが設けら
れ、このアーム部16Aは、その基端側がナックル16
の下面側に一体形成され、先端側が左斜め下向きに延び
ている。
【0036】17,17はギヤハウジング14Aの左,
右両側に位置してアクスルハウジング14内等に回転可
能に挿通して設けられた駆動軸としての前側のドライブ
シャフトで、該ドライブシャフト17は、図2および図
3に示す如く、その基端側がディファレンシャルギヤ1
5側に連結され、先端側はアクスルハウジング14内を
軸方向に延び、ナックル16等を介して減速機19側に
連結されている。そして、ドライブシャフト17は、ト
ラックフレーム12側の油圧モータからの駆動力を後述
の駆動輪22側に伝達する構成となっている。
【0037】18,18はフロントアクスル装置13の
左,右両側に設けられたブレーキ装置としての前側の車
両ブレーキを示し、該車両ブレーキ18は、図2および
図3に示す如く、ドラム18Aと、該ドラム18Aの内
周側に設けられたライニング(図示せず)等から構成さ
れている。
【0038】ここで、車両ブレーキ18のドラム18A
は減速機19を介してドライブシャフト17に連結さ
れ、ナックル16に対しては相対回転する構成となって
いる。そして、車両ブレーキ18は、外部からブレーキ
液圧が供給されることにより前記ライニングがドラム1
8Aの内周側に押圧され、ドライブシャフト17の回転
に制動力を与える構成になっている。
【0039】20,20はドライブシャフト17の先端
側に位置して減速機19を外側から覆うように車両ブレ
ーキ18側に設けられたハブで、該ハブ20は、図3に
示す如く環状の鍔部20Aを有する筒状体として形成さ
れ、該鍔部20Aが車両ブレーキ18のドラム18Aに
締着されている。これにより、各ハブ20はドラム18
Aと一体となって回転し、各ドライブシャフト17と共
に前側の駆動軸を構成している。
【0040】21,21はフロントアクスル装置13の
軸方向の左,右両側に離間して各ハブ20の周囲に揺動
可能に設けられた前側の履帯装置を示し、該履帯装置2
1は、ハブ20の先端側に一体に設けられたスプロケッ
トからなる駆動輪22と、後述の揺動ブラケット23、
各転輪24および履帯25等とから構成され、駆動輪2
2により走行駆動されるものである。
【0041】23はハブ20の外周側に揺動可能に設け
られた揺動ブラケットで、該揺動ブラケットで、該揺動
ブラケット23は、図1ないし図4に示す如く、三角形
の平板からなる三角プレート23Aと、該三角プレート
23Aの上側部分に一体形成され、ハブ20に対して相
対回転可能に設けられたボス部23B等とから構成され
ている。また、前記三角プレート23Aには、図4に示
すようにナックル16のアーム部16A先端側と水平方
向で対向して後述するシリンダ装置26用の取付部23
Cが固着されている。
【0042】24,24,…はハブ20から下側に離間
した位置で揺動ブラケット23の三角プレート23Aに
回転可能に設けられた転輪、25は該各転輪24と駆動
輪22との間に巻回された履帯を示し、該履帯25は、
駆動輪22に噛合することにより、駆動輪22と各転輪
24との間で三角プレート23Aの周囲を周回動作する
ものである。また、履帯25は、路面に接地した下部側
が接地部25Aとなっている。
【0043】26,26はアクスルハウジング14のナ
ックル16と履帯装置21の揺動ブラケット23との間
に伸縮可能に設けられた左,右の前側のシリンダ装置を
示し、該シリンダ装置26は、図2ないし図7に示す如
く、ボトム側がナックル16のアーム部16A先端側に
ピン結合されたチューブ26Aと、該チューブ26A内
に伸縮可能に設けられ、チューブ26A内をボトム側油
室Aとロッド側油室Bとに画成するピストン26Bと、
基端側がピストン26Bに固着され、先端側が揺動ブラ
ケット23の取付部23Cにピン結合されたロッド26
Cとから構成されている。ここで、シリンダ装置26
は、図3に示すように履帯25の履帯幅W内に収容して
配設されている。
【0044】そして、シリンダ装置26は、後述するよ
うにボトム側油室Aにポンプ38からの圧油が供給され
たときには、図5に示すようにロッド26Cがチューブ
26Aから伸長することにより、揺動ブラケット23を
ハブ20を中心として矢示B方向へと揺動させ、これに
よって、履帯25の接地部25A前方部分を後方部分を
支点として路面から上向きに持上げる構成となってい
る。そして、このときには履帯装置26の揺動角αは、
ロッド26Cの伸縮ストロークによって規制される。
【0045】また、後述するようにシリンダ装置26の
ボトム側油室Aがロッド側油室Bと共にタンク39に接
続されたときには、シリンダ装置26はナックル16の
アーム部16Aと揺動ブラケット23の取付部23Cと
の間で自由に伸縮するようになり、図6に示すように例
えば履帯装置21が路面の傾斜に合わせて揺動するのを
許す構成となっている。そして、このときにも履帯装置
21の揺動角αはロッド26Cの伸縮ストロークによっ
て規制される。
【0046】27はトラックフレーム12の後側に位置
し、リヤアクスル装置の左,右両側に離間してハブの周
囲に揺動可能に設けられた後側の履帯装置(左側のみ図
示)を示し、該履帯装置27についても、前側の履帯装
置21と同様に駆動輪28、揺動ブラケット29、各転
輪30および履帯31等から構成されている。また、履
帯31は路面に接地する下部側が接地部31Aとなって
いる。
【0047】そして、各履帯装置27の揺動ブラケット
29とトラックフレーム12の後側に設けたリヤアクス
ル装置との間には、それぞれ図7に示す後側のシリンダ
装置32,32が設けられ、該シリンダ装置32につい
ても、シリンダ装置26と同様にチューブ32A、ピス
トン32Bおよびロッド32Cからなり、チューブ32
A内はボトム側油室Aとロッド側油室Bとに画成されて
いる。そして、シリンダ装置32は、ロッド32Cが伸
縮することにより揺動ブラケット29を前記リヤアクス
ル装置のハブを中心として揺動させる構成となってい
る。
【0048】33はトラックフレーム12の丸胴12A
上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体
33は、旋回フレーム34と、該旋回フレーム34上に
設けられた運転室35、機械室36等から構成され、上
部旋回体33の前部には土砂等の掘削作業を行う作業装
置37が俯仰動可能に設けられている。
【0049】次に、図7を参照して各シリンダ装置2
6,32の作動を制御する制御回路について説明する。
【0050】図中、38はタンク39内の作動油を圧油
として吐出するポンプ、40,40は前側の各シリンダ
装置26のボトム側油室Aとポンプ38との間にそれぞ
れ設けられた前側の電磁弁を示し、該電磁弁40は、後
述のスイッチ41によってソレノイド40Aが励磁した
ときに、シリンダ装置26のボトム側油室Aをポンプ3
8に接続するポンプ側接続位置(イ)に切換えられる構
成となっている。そして、このときにはシリンダ装置2
6のボトム側油室Aにポンプ38からの圧油が供給さ
れ、ロッド26Cが伸長するようになる。
【0051】また、電磁弁40は、ソレノイド40Bが
励磁したときに、シリンダ装置26のボトム側油室Aを
タンク39に接続するタンク側接続位置(ロ)に切換え
られるものである。そして、このときにはシリンダ装置
26は、ナックル16のアーム部16Aと揺動ブラケッ
ト23の取付部23Cとの間で荷重を受けることによ
り、両者間で自由に伸縮するようになる。
【0052】さらに、電磁弁40は、ソレノイド40
A,40Bが消磁したときに、シリンダ装置26のボト
ム側油室Aをポンプ38とタンク39とに対して遮断す
る遮断位置(ハ)に切換えられる構成となっている。そ
して、このときにはシリンダ装置26の作動が停止し、
履帯装置21の揺動が規制される。
【0053】41は前側に位置する左,右のシリンダ装
置26を駆動するために運転室35内に設けられたスイ
ッチ手段としてのスイッチで、該スイッチ41は、可動
接点41Aを「a」位置に切換操作したときに、ソレノ
イド40Aを励磁させ、電磁弁40をポンプ側接続位置
(イ)に切換えると共に、可動接点41Aを「b」位置
に切換操作したときには、ソレノイド40Bを励磁さ
せ、電磁弁40をタンク側接続位置(ロ)に切換えるも
のである。また、スイッチ41は、可動接点41Aを
「c」位置に切換操作したときに、ソレノイド40A,
40Bを消磁させ、電磁弁40を遮断位置(ハ)に切換
える構成となっている。
【0054】42,42は後側の各シリンダ装置32の
ボトム側油室Aとポンプ38との間にそれぞれ設けられ
た後側の電磁弁で、該電磁弁42についても、電磁弁4
0と同様にソレノイド42A,42Bを有し、後述のス
イッチ43を切換操作することにより、ポンプ側接続位
置(イ)、タンク側接続位置(ロ)および遮断位置
(ハ)にそれぞれ選択的に切換えられるものである。
【0055】43は後側に位置する左,右のシリンダ装
置32を駆動するためにスイッチ41と共に運転室35
内に設けられたスイッチ手段としてのスイッチで、該ス
イッチ43についても、スイッチ41と同様に可動接点
43Aを「a」位置、「b」位置および「c」位置にそ
れぞれ切換操作することにより、電磁弁42をポンプ側
接続位置(イ)、タンク側接続位置(ロ)および遮断位
置(ハ)に切換えて、シリンダ装置32の作動を制御す
る構成となっている。
【0056】本実施の形態による油圧ショベルは、上述
の如き構成を有するもので、路上走行時には履帯装置2
1,27の駆動輪22,28を油圧モータ等によって回
転駆動させることにより、履帯25,31をそれぞれ駆
動輪22,28と各転輪24,30との間で周回動作さ
せ、下部走行体11を走行駆動させる。
【0057】ここで、図8に示すように矢示A方向への
走行中に段差8を乗越えるときのシリンダ装置26,3
2の操作手順について説明する。
【0058】まず、スイッチ41の可動接点41Aを
「a]位置に切換操作し、電磁弁40をポンプ側接続位
置(イ)に切換えることにより、前側のシリンダ装置2
6のロッド26Cを伸長させ、履帯装置21を図5、図
8に示すように接地部25Aの前方部分を路面に対して
持上げる。そして、この接地部25Aの前方部分が少な
くとも段差8の高さ位置まで持上げられたときに、スイ
ッチ41の可動接点41Aを「a]位置から「c]位置
に切換操作し、電磁弁40を遮断位置(ハ)に切換える
ことにより、前側のシリンダ装置26の作動を停止させ
る。
【0059】この結果、履帯装置21は、図8に示した
状態でシリンダ装置26によって保持され、履帯装置2
1が不用意に揺動するのを抑えることができる。そし
て、この状態で履帯装置21を履帯装置27と共に駆動
することにより、図9に示すように接地部25Aの前方
部分を段差8の上部に乗り上げることができ、これによ
って、履帯装置21は図9中に一点鎖線で示すように段
差8の壁部に衝突させることなく乗越えることができ
る。
【0060】そして、最後にスイッチ41の可動接点4
1Aを「c]位置から「b」位置に切換操作し、電磁弁
40をタンク側接続位置(ロ)に切換えることにより、
シリンダ装置26は履帯装置21とアクスルハウジング
14のアーム部16Aとの間で車体の自重による荷重を
受けて自動的に縮小し、これに伴って、履帯装置21は
図9中に示す矢示C方向へと揺動し、接地部25A全体
を図10に示すように路面に対して広く接地させること
ができる。
【0061】また、後側の履帯装置27についても、前
側の履帯装置21の場合と同様にスイッチ43によって
後側のシリンダ装置32の作動を制御することにより、
図10および図11に示すように段差8を乗越えること
ができる。
【0062】従って、本実施の形態によれば、走行中に
段差8を乗越えるときには、シリンダ装置26,32に
よって履帯装置21,27を予め強制的に揺動させてお
くことにより、段差8を円滑に乗り越えることができ、
走行性等を高めることができる。
【0063】また、起伏の激しい凹凸状の路面を乗越え
るようなときでも、スイッチ41,43をそれぞれ
「b」位置に切換操作することにより、シリンダ装置2
6,32をそれぞれ履帯装置21,27とアクスルハウ
ジング14等との間で自由に伸縮させることができるか
ら、図12に示すように履帯装置21,27を路面の傾
斜に合わせて適宜に揺動させることができ、履帯25,
31の接地部25A,31Aを路面に対して広く接地さ
せることができ、このような乗越え時の走行性等を高め
ることができる。
【0064】さらに、シリンダ装置26,32をそれぞ
れ履帯25,31の履帯幅W内に収容して配設する構成
としたから、シリンダ装置26,32が履帯25,31
から外にはみ出してしまうのを防止でき、走行中に岩石
等の障害物がシリンダ装置26,32に衝突する頻度を
減らすことができ、シリンダ装置26,32の耐久性等
を高めることができる。
【0065】また、履帯装置21,27の揺動角αをシ
リンダ装置26,32の伸縮ストロークによって規制す
る構成としたから、履帯装置21,27が必要以上に大
きく揺動するのをシリンダ装置26,32によって抑え
ることができ、走行時における車体の姿勢を安定させて
走行性等を高めることができる。
【0066】さらに、運転室35内には前側のシリンダ
装置26を駆動するスイッチ41と後側のシリンダ装置
32を駆動するスイッチ43とを設ける構成としたか
ら、オペレータは運転室35内でスイッチ41,43を
操作することにより、シリンダ装置26,32をそれぞ
れ独立に操作することができ、該シリンダ装置26,3
2の操作性を向上することができる。
【0067】なお、前記実施の形態では、前側に位置す
る左,右のシリンダ装置26,26を共通のスイッチ4
1により同時に操作するものとして述べたが、これに替
えて、シリンダ装置26,26を2個のスイッチによっ
てそれぞれ独立に操作する構成としてもよい。また、後
側に位置する左,右のシリンダ装置32,32について
も2個のスイッチによってそれぞれ独立に操作する構成
としてもよい。
【0068】また、前記実施の形態では、履帯装置21
を、揺動ブラケット23、該揺動ブラケット23の上,
下に回動可能に設けた駆動輪22および4個の転輪24
と、該駆動輪22と各転輪24との間に巻回された履帯
25とから構成するものとして述べた。
【0069】しかし、本発明の履帯装置21は、実施の
形態のものに限ることなく、例えば図13に示す変形例
のように、履帯装置51を、前,後方向に延びた揺動ブ
ラケット52と、該揺動ブラケット52の前側に設けら
れた駆動輪53と、同じく揺動ブラケット52の後側に
設けられた1個の転輪54と、該駆動輪53と転輪54
との間に巻回された履帯55とから構成してもよい。そ
して、この場合には、例えば揺動ブラケット52とナッ
クルのアーム部との間にシリンダ装置を設けることによ
り、履帯装置51を揺動させることができる。
【0070】一方、前記実施の形態では、図9中に一点
鎖線で示すように前側の履帯装置21の後方部分が前方
部分と共に段差8の上部に乗上げた時点で、電磁弁40
をタンク側接続位置(ロ)に切換えるものとして述べた
が、これに替えて、例えば図9中に実線で示す如く前側
の履帯装置21の前方部分のみが段差8の上部に乗上げ
た時点で、電磁弁40をタンク側接続位置(ロ)に切換
えてもよい。
【0071】そして、この場合でも、シリンダ装置26
は履帯装置21とアクスルハウジング14のアーム部1
6Aとの間で自動的に縮小させることができ、図10に
示すように、この履帯装置21を段差8の上部に円滑に
乗上げることができる。
【0072】さらに、前記実施の形態では、装軌式車両
としてバックホウ式のバケットを備えた油圧ショベルを
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例え
ば、ホイールローダまたはトラック等の荷物運搬車に各
履帯装置21,27を適用してもよい。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、車両のトラックフレームの前,後に離間し
て設けたアクスルハウジング内の駆動軸に揺動ブラケッ
トを揺動可能に設け、履帯装置とアクスルハウジングと
の間に設けたシリンダ装置を伸縮させることにより、履
帯装置を駆動軸を中心として揺動させる構成としたか
ら、段差状の路面を乗越えるときには、例えばシリンダ
装置を伸長させて履帯装置を揺動することにより、履帯
装置の前方部分を段差の上部に容易に乗り上げることが
でき、このような段差を乗越えるときの走行性を高める
ことができる。
【0074】また、請求項2の発明によれば、アクスル
ハウジングに設けたアーム部と履帯装置の揺動ブラケッ
トとの間にシリンダ装置を設ける構成としたから、シリ
ンダ装置をアーム部の先端側と揺動ブラケットとの間に
容易に取付けることができ、シリンダ装置の取付時の作
業性等を向上できる。
【0075】さらに、請求項3の発明では、シリンダ装
置を履帯の履帯幅内に収容して配設する構成としたか
ら、走行中に岩石等の障害物がシリンダ装置に衝突する
頻度を減らすことができ、シリンダ装置の耐久性等を高
めることができる。
【0076】また、請求項4の発明では、履帯装置の揺
動角をシリンダ装置の伸縮ストロークによって規制する
構成としたから、履帯装置が駆動軸に対して必要以上に
大きく揺動するのを、シリンダ装置の伸縮ストロークに
よって抑えることができ、走行時における車体の姿勢を
安定させて走行性等を高めることができる。
【0077】さらに、請求項5の発明では、前側の履帯
装置に設けたシリンダ装置と後側の履帯装置に設けたシ
リンダ装置とをそれぞれ駆動するスイッチ手段を運転室
内に設ける構成としたから、オペレータは運転室内でス
イッチ手段を操作することにより、前側のシリンダ装置
と後側のシリンダ装置とをそれぞれ独立に操作すること
ができ、これらのシリンダ装置の操作性を向上すること
ができる。
【0078】また、請求項6の発明では、シリンダ装置
のボトム側油室とポンプとの間に切換弁を設け、この切
換弁は、シリンダ装置のボトム側油室をポンプに接続す
るポンプ側接続位置、ボトム側油室をタンクに接続する
タンク側接続位置およびボトム側油室をポンプとタンク
との接続を遮断する遮断位置に選択的に切換えられる構
成としたから、走行中に路面の段差を乗越えるときに
は、切換弁をポンプ側接続位置に切換えることにより、
履帯装置を駆動軸を中心として強制的に揺動することが
できると共に、切換弁をタンク側接続位置に切換えるこ
とにより、履帯装置を揺動させたままの状態で保持する
ことができ、これによって段差を容易に乗越えることが
でき、走行性を高めることができる。また、起伏の激し
い凹凸状の路面を乗越えるときでも、切換弁を遮断位置
に切換えることにより、履帯装置を路面の傾斜に合わせ
て自由に揺動させることができ、履帯装置を路面に対し
て広く接地させることができ、このような乗越え時の走
行性も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
外観図である。
【図2】フロントアクスル装置、履帯装置等を図1中の
矢示II−II方向からみた拡大断面図である。
【図3】図2中の前左側の履帯装置等を拡大して示す部
分断面図である。
【図4】前左側の履帯装置を図2中の矢示IV−IV方向か
らみた断面図である。
【図5】シリンダ装置を伸長させた状態で示す図4と同
様位置の断面図である。
【図6】シリンダ装置を縮小させた状態で示す図4と同
様位置の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態によるシリンダ装置を制御
する制御回路図である。
【図8】前側の履帯装置を揺動させた状態を示す油圧シ
ョベルの下部走行体の動作説明図である。
【図9】前側の履帯装置が段差の上部に乗り上げた状態
を示す動作説明図である。
【図10】後側の履帯装置を揺動させた状態を示す下部
走行体の動作説明図である。
【図11】後側の履帯装置が段差の上部に乗り上げた状
態を示す動作説明図である。
【図12】前側の履帯装置と後側の履帯装置との両方を
揺動させた状態を示す下部走行体の動作説明図である。
【図13】本発明の変形例による油圧ショベルを示す外
観図である。
【図14】従来技術による装軌式車両の下部走行体を示
す説明図である。
【符号の説明】
12 トラックフレーム 13 フロントアクスル装置 14 アクスルハウジング 16A アーム部 17 ドライブシャフト(駆動軸) 20 ハブ(駆動軸) 21,27 履帯装置 22,28 駆動輪 23,29 揺動ブラケット 24,30 転輪 25,31 履帯 26,32 シリンダ装置 26A,32A チューブ 26B,32B ピストン 26C,32C ロッド 38 ポンプ 39 タンク 40,42 電磁弁 41,43 スイッチ A ボトム側油室 B ロッド側油室 イ ポンプ側接続位置 ロ タンク側接続位置 ハ 遮断位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のトラックフレームと、該トラック
    フレームの前,後に離間して該トラックフレームに設け
    られたアクスルハウジングと、該アクスルハウジング内
    に回動可能に挿通して設けられた前,後の駆動軸と、該
    各駆動軸の両端の周囲に揺動可能に設けられ、該駆動軸
    により走行される前,後の履帯装置と、該各履帯装置と
    前記アクスルハウジングとの間にそれぞれ配設され、伸
    縮動作に応じて該履帯装置を前記駆動軸を中心として揺
    動するシリンダ装置とから構成してなる装軌式車両。
  2. 【請求項2】 前記履帯装置は、駆動軸の両端の周囲に
    相対回転可能に設けられ、該駆動軸を中心にして揺動す
    る揺動ブラケットと、前記駆動軸から離間して該揺動ブ
    ラケットに回転可能に設けられた転輪と、該転輪と前記
    駆動軸に設けた駆動輪との間に巻回された履帯とから構
    成し、前記アクスルハウジングには、先端側が該アクス
    ルハウジングから前記揺動ブラケット側に向けて延びる
    アーム部を設け、前記シリンダ装置は、該アーム部と前
    記揺動ブラケットとの間に取付ける構成としてなる請求
    項1に記載の装軌式車両。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ装置は、前記履帯の履帯幅
    内に収容して配設する構成としてなる請求項2に記載の
    装軌式車両。
  4. 【請求項4】 前記履帯装置の揺動角は、前記シリンダ
    装置の伸縮ストロークによって規制する構成としてなる
    請求項1,2または3に記載の装軌式車両。
  5. 【請求項5】 前記トラックフレームには運転室を設
    け、該運転室には、前側の履帯装置に設けられたシリン
    ダ装置と後側の履帯装置に設けられたシリンダ装置とを
    それぞれ駆動するスイッチ手段を設けてなる請求項1,
    2,3または4に記載の装軌式車両。
  6. 【請求項6】 前記シリンダ装置は、チューブと、該チ
    ューブ内をボトム側油室とロッド側油室とに画成するピ
    ストンと、基端側が該ピストンに固着され先端側がチュ
    ーブ外に突出したロッドとから構成し、前記シリンダ装
    置のボトム側油室とポンプとの間には、前記ボトム側油
    室をポンプに接続するポンプ側接続位置、前記ボトム側
    油室をタンクに接続するタンク側接続位置および該ボト
    ム側油室をポンプとタンクとに対して遮断する遮断位置
    からなる切換弁を設け、前記ロッド側油室はタンクに常
    時接続する構成としてなる請求項1,2,3,4または
    5に記載の装軌式車両。
JP4450998A 1998-02-10 1998-02-10 装軌式車両 Pending JPH11222164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4450998A JPH11222164A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 装軌式車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4450998A JPH11222164A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 装軌式車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11222164A true JPH11222164A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12693534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4450998A Pending JPH11222164A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 装軌式車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11222164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102069856A (zh) * 2010-12-22 2011-05-25 中国人民解放军总后勤部建筑工程研究所 装载机可更换履带轮

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102069856A (zh) * 2010-12-22 2011-05-25 中国人民解放军总后勤部建筑工程研究所 装载机可更换履带轮

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7798260B2 (en) Track vehicle having drive and suspension systems
US20070240928A1 (en) Compact construction vehicle with improved mobility
EP1607527B1 (en) Steering control system for a skid steer vehicle.
KR100503840B1 (ko) 휠식 작업기
CN113562090B (zh) 移动式工程机械
JP2007022233A (ja) クローラ式移動体
GB2299570A (en) Multipurpose Construction Vwhicle
JPH07237566A (ja) 無限軌道車
JPH11222164A (ja) 装軌式車両
US7959169B2 (en) Chain driven independent suspension having an oscillation joint
JP7042781B2 (ja) 作業車両
JP2021113044A (ja) アクスルアセンブリ
JP2000016356A (ja) 装軌式車両
JP2569935B2 (ja) トラック等における後輪操舵装置
JP4501425B2 (ja) トラクタのクローラ装置
JP2000072052A (ja) 装軌式車両
JP2016069996A (ja) 作業機
JP2004142616A (ja) 作業車
JPH11291931A (ja) クローラ式建設機械の操向制御装置及びその制御方法
JP3957090B2 (ja) 旋回作業車
WO2024116651A1 (ja) 作業車
JPH11129947A (ja) 装軌式車両
JP3249105B2 (ja) 横行システムを持った作業車両
WO2005049413A1 (ja) クローラ式走行装置及びピボットシャフト
KR200344901Y1 (ko) 산업용 차량