JP6711066B2 - ロボット、歯車装置および可撓性歯車の製造方法 - Google Patents

ロボット、歯車装置および可撓性歯車の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボット、可撓性歯車、歯車装置および可撓性歯車の製造方法に関するものである。
少なくとも1つのアームを含んで構成されたロボットアームを備えるロボットでは、例えば、ロボットアームの関節部をモーターにより駆動するが、一般に、そのモーターからの駆動力を減速機により減速することが行われている。このような減速機として、可撓性歯車および剛性歯車が互いに噛み合っている波動歯車装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−246579号公報
従来の波動歯車装置は、可撓性歯車の周方向での強度バラツキが大きく、可撓性歯車が破損するおそれがある。
本発明の目的は、可撓性歯車の損傷を低減することができるロボット、可撓性歯車、歯車装置および可撓性歯車の製造方法を提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のロボットは、第1部材と、
アームを含んで構成され、前記第1部材に対して回動可能に設けられた第2部材と、
前記第1部材および前記第2部材の一方から他方へ駆動力を伝達する歯車装置と、を備え、
前記歯車装置は、可撓性歯車を有し、
前記可撓性歯車は、筒状の胴部と、前記胴部の一端部に接続されている底部と、を有し、
前記底部は、前記底部の中心側から外周側に向けて延びているメタルフローを有することを特徴とする。
このようなロボットによれば、可撓性歯車の底部がその中心側から外周側に向けて延びているメタルフローを有するため、胴部の底部側から開口部側(底部とは反対側)に向けて延びるメタルフローを胴部の周方向全域にわたって形成することができる。そのため、可撓性歯車の胴部の周方向での強度バラツキを低減し、その結果、可撓性歯車の損傷を低減することができる。
本発明のロボットでは、前記メタルフローは底部の中心側から外周側に向けて放射状に延びていることが好ましい。
これにより、胴部の底部側から開口部側(底部とは反対側)に向けて延びるメタルフローを胴部の周方向全域にわたって形成することができる。
本発明のロボットでは、前記胴部は、前記胴部の一端部側から他端部側に向けて延びているメタルフローを有することが好ましい。
これにより、可撓性歯車の幅方向(径方向)での靱性を優れたものとすることができる。また、可撓性歯車の軸方向での引張強度も優れたものとすることができる。
本発明のロボットでは、前記胴部が有するメタルフローは、前記可撓性歯車の歯スジと交差する方向に延びていることが好ましい。
これにより、可撓性歯車の歯の強度を優れたものとすることができる。
本発明のロボットでは、前記胴部が有するメタルフローは、前記胴部の軸線に沿った断面で見たとき、折り返し部を有することが好ましい。
これにより、胴部におけるメタルフローの密度を高めることができる。その結果、胴部の靱性を向上させることができる。
本発明のロボットでは、前記胴部が有するメタルフローは、前記胴部の周方向に沿った方向成分を有して前記胴部の一端部側から他端部側に向けて延びていることが好ましい。
これにより、胴部が有するメタルフローを可撓性歯車の歯スジと交差する方向に延ばすことができる。
本発明のロボットでは、前記胴部が有するメタルフローは、前記胴部の軸線に交差する断面で見たとき、前記可撓性歯車の歯面の形状に沿って曲がっている部分を有することが好ましい。
これにより、可撓性歯車の歯の強度を優れたものとすることができる。
本発明のロボットでは、前記胴部が有するメタルフローは、前記底部が有するメタルフローに繋がっていることが好ましい。
これにより、可撓性歯車の底部と胴部との間の部分(境界部)の強度を優れたものとすることができる。
本発明のロボットでは、前記底部が有するメタルフローは、前記底部の中心側から外周側に向けて湾曲して延びていることが好ましい。
これにより、胴部が有するメタルフローを、底部が有するメタルフローと連続的に繋がった状態で、胴部の周方向に沿った方向成分を有して胴部の一端部側から他端部側に向けて延ばすことができる。
本発明のロボットは、第1部材と、
アームを含んで構成され、前記第1部材に対して回動可能に設けられた第2部材と、
前記第1部材および前記第2部材の一方から他方へ駆動力を伝達する歯車装置と、を備え、
前記歯車装置は、可撓性歯車を有し、
前記可撓性歯車は、筒状の胴部と、前記胴部の一端部に接続されているフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、前記フランジ部の内周側から外周側に向けて延びているメタルフローを有することを特徴とする。
このようなロボットによれば、可撓性歯車のフランジ部がその内周側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローを有するため、胴部のフランジ部側から開口部側(フランジ部とは反対側)に向けて延びるメタルフローを胴部の周方向全域にわたって形成することができる。そのため、可撓性歯車の胴部の周方向での強度バラツキを低減し、その結果、可撓性歯車の損傷を低減することができる。
本発明の可撓性歯車は、筒状の胴部と、前記胴部の一端部に接続されている底部と、を有し、
前記底部は、前記底部の中心側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローを有することを特徴とする。
このような可撓性歯車によれば、可撓性歯車の底部がその中心側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローを有するため、胴部の底部側から開口部側(底部とは反対側)に向けて延びるメタルフローを胴部の周方向全域にわたって形成することができる。そのため、可撓性歯車の胴部の周方向での強度バラツキを低減し、その結果、可撓性歯車の損傷を低減することができる。
本発明の歯車装置は、本発明の可撓性歯車を備えることを特徴とする。
このような歯車装置によれば、可撓性歯車の損傷を低減することができる。
本発明の可撓性歯車の製造方法は、金属で構成されている素材を準備する工程と、
前記素材を据え込鍛造して板体を形成する工程と、
前記板体を絞り加工して筒部を有する構造体を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
このような可撓性歯車の製造方法によれば、損傷を低減することができる可撓性歯車を製造することができる。
本発明のロボットの実施形態の概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る歯車装置を示す分解斜視図である。 図2に示す歯車装置の縦断面図である。 図2に示す歯車装置の正面図である。 図2に示す歯車装置が備える可撓性歯車のメタルフロー(鍛流線)を説明する斜視図である。 図5に示す可撓性歯車の製造方法を説明するフローチャートである。 図6に示す金属素材準備工程に用いる金属素材(ブロック体)を示す斜視図である。 図6に示す据え込鍛造工程で得られる板体を示す斜視図である。 図8に示す板体のメタルフローを説明する断面図である。 図6に示す絞り加工工程で得られる筒体を示す斜視図である。 図10に示す筒体のメタルフローを説明する部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る歯車装置が備える可撓性歯車のメタルフロー(鍛流線)を説明する斜視図である。 図12に示す可撓性歯車の製造方法を説明するフローチャートである。 図13に示すねじり加工工程を説明する斜視図である。 図13に示す据え込鍛造工程で得られる板体を示す斜視図である。 図13に示す絞り加工工程で得られる筒体を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る歯車装置を示す縦断面図である。 図17に示す歯車装置が備える可撓性歯車のメタルフロー(鍛流線)を説明する斜視図である。
以下、本発明のロボット、可撓性歯車、歯車装置および可撓性歯車の製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.ロボット
まず、本発明のロボットの実施形態について説明する。
図1は、本発明のロボットの実施形態の概略構成を示す図である。
図1に示すロボット100は、精密機器やこれを構成する部品(対象物)の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。
ロボット100は、6軸の垂直多関節ロボットであり、基台111と、基台111に接続されたロボットアーム120と、ロボットアーム120の先端部に設けられた力検出器140およびハンド130と、を有する。また、ロボット100は、ロボットアーム120を駆動させる動力を発生させる複数の駆動源(モーター150および歯車装置1を含む)を制御する制御装置110と、を有している。
基台111は、ロボット100を任意の設置箇所に取り付ける部分である。なお、基台111の設置箇所は、特に限定されず、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上などが挙げられる。
ロボットアーム120は、第1アーム121(アーム)と、第2アーム122(アーム)と、第3アーム123(アーム)と、第4アーム124(アーム)と、第5アーム125(アーム)と、第6アーム126(アーム)とを有し、これらが基端側から先端側に向ってこの順に連結されている。第1アーム121は、基台111に接続されている。第6アーム126の先端には、例えば、各種部品等を把持するハンド130(エンドエフェクター)が着脱可能に取り付けられている。このハンド130は、2本の指131、132を有しており、指131、132で例えば各種部品等を把持することができる。
基台111には、第1アーム121を駆動するサーボモーター等のモーター150および歯車装置1(減速機)を有する駆動源が設けられている。また、図示しないが、各アーム121〜126にも、それぞれ、モーターおよび減速機を有する複数の駆動源が設けられている。そして、各駆動源は、制御装置110により制御される。
このようなロボット100では、歯車装置1が、基台111(第1部材)および第1アーム121(第2部材)の一方から他方へ駆動力を伝達する。より具体的には、歯車装置1が、第1アーム121を基台111に対して回動させる駆動力を基台111側から第1アーム121側へ伝達する。ここで、歯車装置1が減速機として機能することにより、駆動力を減速して第1アーム121を基台111に対して回動させることができる。なお、「回動」とはある中心点に対して一方向またはその反対方向を含めた双方向に動くこと、および、ある中心点に対して回転することを含むものである。
本実施形態では、基台111が「第1部材」、第1アーム121が「第2部材」である。なお、「第2部材」は、第2〜第6アーム122〜126のうち第1アーム121側から順次任意の数選択したアームを含んでいてもよい。すなわち、第1アーム121、および、第2〜第6アーム122〜126のうち第1アーム121側から順次任意の数選択したアームからなる構造体が「第2部材」であるとも言える。例えば、第1、第2アーム121、122からなる構造体が「第2部材」であるとも言えるし、ロボットアーム120全体が「第2部材」であるとも言える。また、「第2部材」がハンド130を含んでいてもよい。すなわち、ロボットアーム120およびハンド130からなる構造体が「第2部材」であるとも言える。
以上説明したようなロボット100は、以下に説明するような歯車装置1を備えることにより、歯車装置1が備える可撓性歯車の損傷を低減することができる。
2.歯車装置
以下、本発明の歯車装置の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図2は、本発明の第1実施形態に係る歯車装置を示す分解斜視図である。図3は、図2に示す歯車装置の縦断面図である。図4は、図2に示す歯車装置の正面図である。図5は、図2に示す歯車装置が備える可撓性歯車のメタルフロー(鍛流線)を説明する斜視図である。なお、各図では、説明の便宜上、必要に応じて各部の寸法を適宜誇張して図示しており、各部間の寸法比は実際の寸法比とは必ずしも一致しない。また、図5では、説明の便宜上、歯の図示を簡略化している。
図2ないし図4に示す歯車装置1は、波動歯車装置であり、例えば減速機として用いられる。この歯車装置1は、内歯車である剛性歯車2と、剛性歯車2の内側に配置されているカップ型の外歯車である可撓性歯車3と、可撓性歯車3の内側に配置されている波動発生器4と、を有している。
この歯車装置1では、可撓性歯車3の横断面が波動発生器4により楕円形または長円形に変形した部分を有し、当該部分の長軸側の両端部において可撓性歯車3が剛性歯車2と噛み合っている。そして、剛性歯車2および可撓性歯車3の歯数が互いに異なっている。
このような歯車装置1において、例えば、波動発生器4に駆動力(例えば、前述したモーター150からの駆動力)が入力されると、剛性歯車2および可撓性歯車3は、互いの噛み合い位置が周方向に移動しながら、歯数差に起因して軸線aまわりに相対的に回転する。これにより、駆動源から波動発生器4に入力された駆動力を減速して可撓性歯車3から出力することができる。すなわち、波動発生器4を入力軸側、可撓性歯車3を出力軸側とする減速機を実現することができる。
以下、歯車装置1の各部を順次説明する。
図2ないし図4に示すように、剛性歯車2は、径方向に実質的に撓まない剛体で構成された歯車であって、内歯23を有するリング状の内歯車である。本実施形態では、剛性歯車2が、平歯車である。すなわち、内歯23は、軸線aに対して平行な歯スジを有する。なお、内歯23の歯スジは、軸線aに対して傾斜していてもよい。すなわち、剛性歯車2は、ハスバ歯車またはヤマバ歯車であってもよい。
可撓性歯車3は、剛性歯車2の内側に挿通されている。この可撓性歯車3は、径方向に撓み変形可能な可撓性を有する歯車であって、剛性歯車2の内歯23に噛み合う外歯33(歯)を有する外歯車である。また、可撓性歯車3の歯数は、剛性歯車2の歯数よりも少ない。このように可撓性歯車3および剛性歯車2の歯数が互いに異なることにより、減速機を実現することができる。
本実施形態では、可撓性歯車3は、一端が開口したカップ状をなし、その開口側の端部に外歯33が形成されている。ここで、可撓性歯車3は、軸線aまわりの筒状(より具体的には円筒状)の胴部31(筒部)と、胴部31の軸線a方向での一端部側に接続されている底部32と、を有する。これにより、胴部31の底部32とは反対側の端部を径方向に撓み易くすることができる。そのため、剛性歯車2に対する可撓性歯車3の良好な撓み噛み合いを実現することができる。また、胴部31の底部32側の端部の剛性を高めることができる。そのため、底部32に入力軸または出力軸を安定的に接続することができる。
また、図3に示すように、底部32には、軸線aに沿って貫通した孔321と、孔321の周囲において貫通した複数の孔322と、が形成されている。孔321には、出力側の軸体を挿通することができる。また、孔322には、出力側の軸体を底部32に固定するためのネジを挿通するネジ孔として用いることができる。なお、これらの孔は、適宜設ければよく、省略することもできる。
このような可撓性歯車3は、金属で構成されている。そして、可撓性歯車3は、図5中破線で示すような方向のメタルフローffを有する。このメタルフローffは、底部32にて底部32の中心側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローffbと、胴部31にて胴部31の一端部側から他端部側に向けて延びているメタルフローffaと、を有する。なお、本明細書において、「メタルフロー」とは、金属粒子または金属組織の流れを言い、その形成方法は、鍛造に限定されない。特に、鍛造により形成されるメタルフローを「鍛流線」と言う。
本実施形態では、メタルフローffが可撓性歯車3の底部32側から胴部31側へカップ形状に沿った形状をなしている。したがって、胴部31が有するメタルフローffaは、底部32が有するメタルフローffbに繋がっている。すなわち、メタルフローffは、胴部31と底部32とに跨って連続的に延びている。なお、メタルフローffaは、メタルフローffbと不連続であってもよい。
また、本実施形態では、底部32が有するメタルフローffbは、底部32の中心側から外周側に直線的に延びている。また、胴部31が有するメタルフローffaは、軸線aに平行な方向に直線的に延びている。また、図5では図示しないが、胴部31が有するメタルフローffaは、胴部31の軸線aに沿った断面で見たとき、折り返し部を有する(後述する図11に示す折り返し部R参照)。
図3に示すように、波動発生器4は、可撓性歯車3の内側に配置され、軸線aまわりに回転可能である。そして、図4に示すように、波動発生器4は、可撓性歯車3の底部32とは反対側の部分の横断面を長軸Laおよび短軸Lbとする楕円形または長円形に変形させて外歯33を剛性歯車2の内歯23に噛み合わせる。ここで、可撓性歯車3および剛性歯車2は、同一の軸線aまわりに回転可能に互いに内外で噛み合わされることとなる。
本実施形態では、波動発生器4は、本体部41と、本体部41から軸線aに沿って突出した軸部42と、本体部41に対して軸線aに平行な軸線a1まわりに回転可能に設けられた1対のローラー43と、を有する。このような波動発生器4は、1対のローラー43が可撓性歯車3の内周面上を転動しながら可撓性歯車3を内側から押し広げて、本体部41、軸部42および1対のローラー43が軸線aまわりに回転可能である。したがって、例えば、駆動源から波動発生器4に駆動力が入力されると、剛性歯車2および可撓性歯車3の互いの噛み合い位置が周方向に移動する。
以上説明したような歯車装置1によれば、可撓性歯車3の底部32が底部32の中心側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローffbを有するため、胴部31の底部32側から開口部側(底部32とは反対側)に向けて延びるメタルフローffaを胴部31の周方向全域にわたって形成することができる。そのため、可撓性歯車3の胴部31の周方向での強度バラツキを低減し、その結果、可撓性歯車3の損傷を低減することができる。
本実施形態では、胴部31が胴部31の一端部側から他端部側に向けて延びているメタルフローffaを有するため、可撓性歯車3の幅方向(径方向)での靱性を優れたものとすることができる。また、可撓性歯車3の軸方向(軸線aに平行な方向)での引張強度も優れたものとすることができる。ここで、可撓性歯車3の胴部31の周方向での強度バラツキを効果的に低減する観点から、メタルフローffaの密度は、胴部31の周方向全域にわたって、できるだけ均一であることが好ましい。
また、胴部31が有するメタルフローffaが、底部32が有するメタルフローffbに繋がっているため、可撓性歯車3の底部32と胴部31との間の部分(境界部)の強度を優れたものとすることができる。そのため、カップ状の可撓性歯車3の底部32の外周部分(コーナー部)のクラック防止、曲げ剛性向上、疲労強度向上等を図ることができる。
以上説明したようなメタルフローffを有する可撓性歯車3は、以下のようにして製造することができる。
(可撓性歯車の製造方法)
以下、本発明の可撓性歯車の製造方法について、前述した可撓性歯車3を製造する場合を例に説明する。
図6は、図5に示す可撓性歯車の製造方法を説明するフローチャートである。図7は、図6に示す金属素材準備工程に用いる金属素材(ブロック体)を示す斜視図である。図8は、図6に示す据え込鍛造工程で得られる板体を示す斜視図である。図9は、図8に示す板体のメタルフローを説明する断面図である。図10は、図6に示す絞り加工工程で得られる筒体を示す斜視図である。図11は、図10に示す筒体のメタルフローを説明する部分断面図である。
図6に示すように、可撓性歯車3の製造方法は、[1]金属素材準備工程(ステップS1)と、[2]据え込鍛造工程(ステップS2)と、[3]絞り加工工程(ステップS3)と、を有する。以下、各工程を順次説明する。
[1]金属素材準備工程(ステップS1)
まず、図7に示すように、素材10を準備する。この素材10は、金属で構成されている。本実施形態では、素材10は、円柱状をなしている。これにより、後述する[2]据え込鍛造工程で得られる板体(板材)を円板形状とすることができ、[3]絞り加工工程で得られる構造体の不要部分を少なくすることができる。なお、素材10の形状は、円柱状に限定されず、例えば、多角柱状、立方体状、ブロック状等であってもよい。
また、素材10の構成材料としては、特に限定されず、各種金属を用いることができる。また、素材10は、メタルフローを有していても有していなくてもよいが、引き抜き加工により形成されたものであって、後述する[2]据え込鍛造工程での加圧方向(図7に示す方向α)に沿った方向にメタルフローを有することが好ましい。これにより、[2]据え込鍛造工程で得られる板体に形成されるメタルフロー(鍛流線)を板体の中心側から外周側に向けて放射状に拡がりやすくすることができる。また、後述するような折り返し部Rを形成して高密度なメタルフローを形成することができる。
[2]据え込鍛造工程(ステップS2)
次に、素材10を据え込鍛造する。このとき、円柱状の素材10の軸線方向(図7に示す方向α)に加圧を行う。これにより、図8に示すように、円板状の板体11を形成する。
板体11には、図8に示すように、円板状の板体11の中心側から外周側に向けて放射状に拡がるメタルフローff1(鍛流線)が形成される。また、図9に示すように、板体11を軸線a(中心軸)に沿った断面で見たとき、メタルフローff1は、板体11の外周側を凸とするように折り返した折り返し部Rを有する。
本工程での据え込鍛造は、冷間または熱間のいずれで行ってもよいが、加工性の観点から熱間で行うことが好ましい。
[3]絞り加工工程(ステップS3)
次に、板体11を絞り加工して、図10に示すように、胴部31(筒部)および底部32を有する筒体12(構造体)を形成する。このとき、筒体12の形成に伴って、前述した板体11のメタルフローff1が変形してメタルフローffとなる。これにより、筒体12は、メタルフローffを有する。
筒体12のメタルフローffが板体11のメタルフローff1によるものであることから、図11に示すように、筒体12の胴部31が有するメタルフローffaは、胴部31の軸線aに沿った断面で見たとき、折り返し部Rを有する。これにより、胴部31におけるメタルフローffの密度を高めることができる。その結果、胴部31の靱性を向上させることができる。
本工程での絞り加工は、冷間または熱間のいずれで行ってもよいが、加工性の観点から熱間で行うことが好ましい。
このように形成された筒体12を適宜加工して可撓性歯車3を形成する。例えば、筒体12の形成後、不要部分を切削等により除去する工程や、外歯33を形成する工程等を行う。これにより、優れた寸法精度を有する可撓性歯車3を得ることができる。なお、筒体12が可撓性歯車3であってもよい。この場合、筒体12形成後の加工を行わなくてもよい。
また、筒体12の形成後に外歯33を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、切削、転造等が挙げられるが、転造を用いることが好ましい。これにより、メタルフローffを外歯33の形状に沿って変形した形状とし、メタルフローffが外歯33において途切れることを低減することができる。その結果、外歯33の機械的強度を高めることができる。
以上説明したようにして可撓性歯車3を形成することができる。このような可撓性歯車3の製造方法によれば、[1]金属で構成されている素材10を準備する工程と、[2]素材10を据え込鍛造して板体11を形成する工程と、[3]板体11を絞り加工して筒体12を形成する工程と、を有することで、損傷を低減することができる可撓性歯車3を製造することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る歯車装置が備える可撓性歯車のメタルフロー(鍛流線)を説明する斜視図である。なお、図12では、説明の便宜上、歯の図示を簡略化している。
本実施形態は、可撓性歯車が有するメタルフローの形状が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態の可撓性歯車3Aは、筒状の胴部31Aと、胴部31Aの一端部側に接続されている底部32Aと、を有する。そして、可撓性歯車3Aは、図12中破線で示すような方向のメタルフローffAを有する。このメタルフローffAは、底部32Aにて底部32Aの中心側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローffdと、胴部31Aにて胴部31Aの一端部側から他端部側に向けて延びているメタルフローffcと、を有する。
本実施形態では、底部32Aが有するメタルフローffdは、底部32Aの中心側から外周側に湾曲して延びている。したがって、底部32Aが有するメタルフローffdは、底部32Aの周方向に沿った方向成分を有して底部32Aの中心側から外周側に向けて延びている。また、胴部31Aが有するメタルフローffcは、底部32A側からと外歯33側へ向けて胴部31Aの周方向に沿って湾曲して延びている。したがって、胴部31Aが有するメタルフローffcは、胴部31Aの周方向に沿った方向成分を有して胴部31Aの一端部側から他端部側に向けて延びている。
ここで、底部32Aが有するメタルフローffdが、底部32Aの中心側から外周側に向けて湾曲して延びていることにより、胴部31Aが有するメタルフローffcを、底部32Aが有するメタルフローffdと連続的に繋がった状態で、胴部31Aの周方向に沿った方向成分を有して胴部31Aの一端部側から他端部側に向けて延ばすことができる。
これに対し、外歯33は、前述したように、軸線aに対して平行な歯スジを有する。そのため、胴部31Aが有するメタルフローffcは、可撓性歯車3Aの歯スジと交差する方向に延びていることとなる。これにより、可撓性歯車3の外歯33の強度を優れたものとすることができる。
このように、胴部31Aが有するメタルフローffcが胴部31Aの周方向に沿った方向成分を有して胴部31Aの一端部側から他端部側に向けて延びていることにより、胴部31Aが有するメタルフローffcを可撓性歯車3Aの歯スジと交差する方向に延ばすことができる。なお、このような観点から、可撓性歯車3Aの歯スジが軸線aに対して傾斜している場合、その歯スジとメタルフローffcとのなす角度が大きくなる側に、メタルフローffcが湾曲または傾斜していることが好ましい。
また、胴部31Aが有するメタルフローffcは、可撓性歯車3Aの歯面の形状に沿ってうねるように変形していること、すなわち、可撓性歯車3Aの歯面の形状に沿って曲がっている部分を有することが好ましい。これにより、可撓性歯車3Aの外歯33の強度を優れたものとすることができる。
以上説明したような可撓性歯車3Aは、以下のようにして製造することができる。
図13は、図12に示す可撓性歯車の製造方法を説明するフローチャートである。図14は、図13に示すねじり加工工程を説明する斜視図である。図15は、図13に示す据え込鍛造工程で得られる板体を示す斜視図である。図16は、図13に示す絞り加工工程で得られる筒体を示す斜視図である。
可撓性歯車3Aの製造方法は、図13に示すように、[1]金属素材準備工程(ステップS1)と、[1A]ねじり加工工程(ステップS4)と、[2]据え込鍛造工程(ステップS2)と、[3]絞り加工工程(ステップS3)と、を有する。すなわち、可撓性歯車3Aの製造方法は、前述した第1実施形態の可撓性歯車3の製造方法において、[1]金属素材準備工程と[2]据え込鍛造工程との間に、[1A]ねじり加工工程を有する。
[1A]ねじり加工工程では、素材10をねじり加工する。このとき、円柱状の素材10の両端部に軸線まわりに互いに反対方向(図14に示す方向β)の回転力を加える。このねじり加工は、冷間または熱間のいずれで行ってもよい。また、長尺の棒材にねじり加工を行った後に、その棒材を必要な長さに切断して、ねじり加工後の素材10を得てもよい。この場合、ねじり加工後の素材10を効率的に多数生産することができる。
その後、[2]据え込鍛造工程を行って、板体11Aを形成する。この板体11Aには、図15に示すように、円板状の板体11Aの中心側から外周側に向けて湾曲して放射状に拡がるメタルフローff2(鍛流線)が形成される。なお、この[2]据え込鍛造工程は、前述した[1A]ねじり加工工程と同時または重複して行ってもよい。
次いで、[3]絞り加工工程を行って、胴部31A(筒部)および底部32Aを有する筒体12A(構造体)を形成する。このとき、筒体12Aの形成に伴って、前述した板体11Aのメタルフローff2が変形してメタルフローffAとなる。これにより、筒体12Aは、メタルフローffAを有する。
また、筒体12Aの形成後に外歯33を形成する方法としては、転造を用いると、メタルフローffAを外歯33の形状(歯面の形状)に沿って変形した形状とし、外歯33の機械的強度を特に優れたものとすることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図17は、本発明の第3実施形態に係る歯車装置を示す縦断面図である。図18は、図17に示す歯車装置が備える可撓性歯車のメタルフロー(鍛流線)を説明する斜視図である。なお、図18では、説明の便宜上、歯の図示を省略している。
なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
図17に示す歯車装置1Bは、剛性歯車2の内側に配置されているハット型の外歯車である可撓性歯車3Bを有している。
この可撓性歯車3Bは、筒状の胴部31の一端部に接続され軸線aとは反対側に突出しているフランジ部32Bを有する。フランジ部32Bには、軸線aに沿って貫通した複数の孔322Bが形成されている。この孔322Bには、出力側の軸体をフランジ部32Bに固定するためのネジを挿通するネジ孔として用いることができる。また、フランジ部32Bの内周部321Bには、出力側の軸体を挿通することができる。
このような可撓性歯車3Bは、図18中破線で示すような方向のメタルフローffBを有する。このメタルフローffBは、フランジ部32Bにてフランジ部32Bの内周側から外周側に向けて放射状に延びているメタルフローffeと、胴部31にて胴部31の一端部側から他端部側に向けて延びているメタルフローffaと、を有する。このようなメタルフローffeを有することにより、胴部31のフランジ部32B側から開口部側(フランジ部32Bとは反対側)に向けて延びるメタルフローffaを胴部31の周方向全域にわたって形成することができる。そのため、可撓性歯車3Bの胴部31の周方向での強度バラツキを低減し、その結果、可撓性歯車3Bの損傷を低減することができる。
以上説明したような構成の可撓性歯車3Bも、前述した第1実施形態の可撓性歯車3と同様、金属素材を、据え込鍛造した後に絞り加工して筒体を形成し、必要に応じて加工することで製造することができる。その際、例えば、据え込鍛造で得られた板体の外周部がフランジ部32Bとなるように、絞り加工を行えばよい。この場合、例えば、板体の中央部を絞り加工の前に除去しておくことが好ましい。
以上、本発明のロボット、可撓性歯車、歯車装置および可撓性歯車の製造方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の可撓性歯車の製造方法は、任意の工程を追加してもよい。
前述した実施形態では、ロボットが備える基台が「第1部材」、第1アームが「第2部材」であり、第1部材から第2部材へ駆動力を伝達する歯車装置について説明したが、本発明は、これに限定されず、第n(nは1以上の整数)アームが「第1部材」、第(n+1)アームが「第2部材」であり、第nアームおよび第(n+1)アームの一方から他方へ駆動力を伝達する歯車装置についても適用可能である。また、第2部材から第1部材へ駆動力を伝達する歯車装置についても適用可能である。
また、前述した実施形態では、6軸の垂直多関節ロボットについて説明したが、本発明は、可撓性歯車を有する歯車装置を用いるものであれば、これに限定されず、例えば、ロボットの関節数は任意であり、また、水平多関節ロボットにも適用可能である。
1…歯車装置、1B…歯車装置、2…剛性歯車、3…可撓性歯車、3A…可撓性歯車、3B…可撓性歯車、4…波動発生器、10…素材、11…板体、11A…板体、12…筒体(構造体)、12A…筒体(構造体)、23…内歯、31…胴部(筒部)、31A…胴部(筒部)、32…底部、32A…底部、32B…フランジ部、33…外歯(歯)、41…本体部、42…軸部、43…ローラー、100…ロボット、110…制御装置、111…基台(第1部材)、120…ロボットアーム、121…第1アーム(第2部材)、122…第2アーム、123…第3アーム、124…第4アーム、125…第5アーム、126…第6アーム、130…ハンド、131…指、132…指、140…力検出器、150…モーター、321…孔、321B…内周部、322…孔、322B…孔、La…長軸、Lb…短軸、R…折り返し部、S1…ステップ、S2…ステップ、S3…ステップ、S4…ステップ、a…軸線、a1…軸線、ff…メタルフロー、ff1…メタルフロー、ff2…メタルフロー、ffA…メタルフロー、ffB…メタルフロー、ffa…メタルフロー、ffb…メタルフロー、ffc…メタルフロー、ffd…メタルフロー、ffe…メタルフロー、α…方向、β…方向

Claims (12)

  1. 筒状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられている底部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記底部は、前記底部の中心部から外周に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記底部が有するメタルフローは、前記底部の中心部から外周の間で曲がっていることを特徴とする歯車装置。
  2. 筒状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられている底部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記底部は、前記底部の中心部から外周に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記胴部は、前記胴部の一端部から他端部側に向けて延び、かつ、前記可撓性歯車の歯スジと交差する方向に延びているメタルフローを有することを特徴とする歯車装置。
  3. 筒状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられている底部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記底部は、前記底部の中心部から外周に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記胴部は、前記胴部の周方向に沿った方向成分を有して前記胴部の一端部から他端部側に向けて延びているメタルフローを有することを特徴とする歯車装置。
  4. 筒状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられている底部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記底部は、前記底部の中心部から外周に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記胴部は、前記胴部の一端部から他端部側に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記胴部が有するメタルフローは、前記胴部の軸線に交差する断面で見たとき、前記可撓性歯車の歯面の形状に沿って曲がっている部分を有することを特徴とする歯車装置。
  5. 状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられているフランジ部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記フランジ部は、前記フランジ部の内周から外周に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記胴部は、前記胴部の一端部から他端部側に向けて延び、かつ、前記可撓性歯車の歯スジと交差する方向に延びているメタルフローを有することを特徴とする歯車装置
  6. 状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられているフランジ部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記フランジ部は、前記フランジ部の内周から外周に向けて延びているメタルフローを有し、
    前記胴部は、前記胴部の周方向に沿った方向成分を有して前記胴部の一端部から他端部側に向けて延びているメタルフローを有することを特徴とする歯車装置。
  7. 筒状の胴部と、前記胴部の一端部に設けられている底部と、を有する可撓性歯車を備え、
    前記底部は、前記底部の中心部から外周に向けて延びている鍛流線を有することを特徴とする歯車装置。
  8. 前記底部が有する鍛流線は前記底部の中心部から外周に向けて放射状に延びている請求項7に記載の歯車装置
  9. 前記胴部は、前記胴部の一端部から他端部側に向けて延びている鍛流線を有する請求項7または8に記載の歯車装置
  10. 第1部材と、
    前記第1部材に対して回動する第2部材と、
    前記第1部材および前記第2部材の一方から他方へ駆動力を伝達する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の歯車装置と、を備えることを特徴とするロボット。
  11. 金属で構成されていてメタルフローを有する素材を据え込鍛造して板体を形成する工程と、
    前記板体を絞り加工して筒部を有する構造体を形成する工程と、
    を含み、
    前記板体を形成する工程における据え込鍛造は、前記素材を前記メタルフローに沿う方向に加圧することを特徴とする可撓性歯車の製造方法。
  12. 前記板体を形成する工程よりも前に、前記素材を前記メタルフローに沿う軸線まわりにねじる、ねじり加工工程を含む、請求項11に記載の可撓性歯車の製造方法。
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