JP6704126B2 - 接続構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、加速度センサなど各種センサに適用できる接続構造体に関する。
半導体基板とガラス基板との間に配線を挟みこむことで半導体基板と配線間の電気的接続を形成する接続構造体が、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
ガラスとシリコン基板とを積層した構造を有する従来のセンサが例えば、特許文献2、特許文献4、特許文献5に開示されている。これらのセンサでは、ガラスとシリコン基板とを積層する際の陽極接合によって基板に反りが生じ、センサの精度が低下する場合がある。
質量体に設けられた電極と固定電極との間の静電容量の変化から質量体の変位を検出し、この質量体の変位に基づいて加速度を検出するMEMSセンサが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、加速度を櫛歯状のセンサを用いて検出するMEMSセンサは、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
他軸方向出力で主軸方向感度を補正する補正回路を備える加速度センサが、例えば、特許文献7、8に開示されている。
特許第4692373号公報 特開2013−79895号公報 特開2014−238280号公報 特開2000−164741号公報 特開平7−113708号公報 特許第5700655号公報 特開2015−10856号公報 特開平11−23610号公報
接続構造体は、センサ基板と、センサ基板の上面に対向してセンサ基板に接続された基板と、センサ基板と基板との間に接続された配線とを備える。センサ基板は、センサ基板の上面に沿って延伸方向に延びる第1の凸部と、センサ基板の上面に沿って延伸方向に延びる第2の凸部とを有する。配線は、基板と第1の凸部との間に挟まれた第1の端部と、基板と第2の凸部との間に挟まれた第2の端部とを有する。
この接続構造体は、接続の高い信頼性を有する。
図1は実施の形態1におけるセンサの分解斜視図である。 図2は実施の形態1におけるセンサの断面図である。 図3は実施の形態1におけるセンサのセンサチップの分解斜視図である。 図4は実施の形態1におけるセンサチップのセンサ基板の上面斜視図である。 図5は実施の形態1におけるセンサチップのセンサ基板の上面斜視図である。 図6は実施の形態1におけるセンサチップのセンサ基板の下面斜視図である。 図7は実施の形態1におけるセンサチップのセンサ基板の下面斜視図である。 図8Aは図5に示すセンサの拡大図である。 図8Bは図8Aに示すセンサの線8B−8Bにおける断面図である。 図9は実施の形態2におけるセンサのセンサチップの上面図である。 図10は実施の形態2におけるセンサチップの上面図である。 図11は実施の形態2におけるセンサチップの上面図である。 図12は実施の形態2におけるセンサチップの上面図である。 図13は実施の形態4におけるセンサの拡大図である。 図14は図13に示すセンサの拡大図である。 図15は実施の形態5におけるセンサの斜視図である。 図16は実施の形態5におけるセンサのセンサチップの分解斜視図である。 図17Aは実施の形態5におけるセンサチップのX検出部の断面図である。 図17Bは実施の形態5におけるセンサチップのZ検出部の断面図である。 図18はX方向の加速度が印加されていない状態におけるX検出部の断面図である。 図19は図18に示すX検出部の回路図である。 図20はX方向に加速度が印加された状態におけるX検出部の断面図である。 図21は図20に示すX検出部の回路図である。 図22はZ軸の方向に加速度が印加された状態におけるZ検出部の断面図である。 図23は図22に示すZ検出部の回路図である。 図24Aは実施の形態5におけるセンサの主軸の方向の加速度を示す出力を示す図である。 図24Bは実施の形態5におけるセンサの他軸の方向の加速度を示す出力を示す図である。 図24Cは実施の形態5におけるセンサのX検出部の模式的断面図である。 図25Aは実施の形態5におけるセンサの主軸の方向の加速度を示す出力特性を示す図である。 図25Bは実施の形態5におけるセンサの他軸の方向の加速度を示す出力特性を示す図である。 図25Cは実施の形態5におけるセンサのX検出部の模式的断面図である。 図26は実施の形態5におけるセンサの機能ブロック図である。 図27は実施の形態5におけるセンサのX検出部の出力を示す図である。 図28Aは比較例のセンサの補正回路でX検出部の出力を補正して得られた出力を示す図である。 図28Bは比較例のセンサの補正回路でX検出部の出力を補正して得られた出力を示す図である。 図29Aは実施の形態におけるセンサの他の補正回路を用いてX検出部の出力を補正して得られた出力を示す図である。 図29Bは図29Aに示す補正回路を用いてX検出部の出力を補正して得られた出力を示す図である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるセンサ701の分解斜視図である。実施の形態1におけるセンサ701は印加された加速度を検出する加速度センサである。センサ701は、センサチップ4100と、センサチップ4100からの出力に基づいて各種の演算を行う集積回路4200と、センサチップ4100と集積回路4200とを配置するためのパッケージ4300と、パッケージ4300から引き出される端子4400と、パッケージ4300から引き出されるリード4402と、パッケージ4300の上面を覆う蓋4600とを備える。実施の形態1では集積回路4200は特定用途向け集積回路(ASIC)である。
集積回路4200は、例えば金属のワイヤを介してセンサチップ4100と電気的に接続され、センサチップ4100から出力される電気信号、例えば加速度を示す信号を処理し、処理された信号をパッケージ4300の外部に出力する。
蓋4600は、例えばステンレスなどの金属材料で構成され、パッケージ4300の開口部を覆う位置に配置される。別の表現では、蓋4600は、センサチップ4100と集積回路4200とを覆う位置に配置される。
パッケージ4300は、例えば液晶ポリマー等の樹脂材料で構成されている。パッケージ4300の、リード4402に対向する側面は、蓋4600に近いほど内側へ傾斜している。ここで「内側」は、「集積回路4200とセンサチップ4100とを収容する側」を意味する。これにより、リード4402とパッケージ4300との間に空間を大きく形成することができ、リード4402を容易に折り曲げることができ、リード4402のバネとしての機能を妨げない。
パッケージ4300は、センサチップ4100と集積回路4200とを内側に収容する。パッケージ4300から端子4400とリード4402が延出する。
端子4400はセンサ701の外部の基板に電気的に接続される。リード4402は蓋4600と電気的に接続される。
図2はセンサ701の断面図である。リード4402は、部分4402aと、部分4402aに繋がっている部分4402bとを有する。部分4402aはパッケージ4300から延出し、パッケージ4300の側面に沿って延びる。なお、図2では、部分4402aが垂直方向に伸びるよう図示しているが、これに限定されない。例えば、パッケージ4300の側面の内側への傾斜に沿って延びていてもよい。
部分4402aはグランド4404に電気的に接続されている。これにより。部分4402bに接続すされた蓋4600の電位をグランドに落とすことができる。
部分4402bは、パッケージ4300の内側に向かって延び、蓋4600とパッケージ4300との間に挟まれている。これにより、蓋4600と電気的に接続されている。
以上の構成により、折り曲げられたリード4402の先端の部分4402bはリード4402自体のバネの力で蓋4600に押し当てられる。これにより、リード4402を蓋4600と安定に電気的に接続することができる。
部分4402bは、パッケージ4300の上縁に設けられた凹部4300pに配置される。凹部4300pの深さは、部分4402bの厚みより大きくすることが好ましい。これにより、蓋4600を取り付けた後の状態において、パッケージ4300と蓋4600との間に間隔4302を設けることができる。これにより、例えば、横方向からのX線検査により、リード4402が蓋4600と適切に接触しているか確認することができ、検査を簡単化することができる。ただし、凹部4300pの深さを部分4402bの厚みより大きくしなくてもよい。例えば、凹部4300pの深さを部分4402bの厚みと略等しくしてもよい。この場合、パッケージ4300の上縁と部分4402bとを略一致させることができるので、パッケージ4300を小型化することができる。
部分4402bの先端4402cは、パッケージ4300の直線Lに沿った内壁面4300tより内側に突出する。これにより、例えば、上方向からのX線検査により、リード4402が適切に配置されているか確認することができ、検査を簡単化することができる。
なお、パッケージ4300からは外部基板と接続される複数の端子4400が延出する。
図3はセンサチップ4100の分解斜視図である。センサチップ4100は、センサ基板401と、センサ基板401に接続された基板402aと、センサ基板401に接続された基板402bとを備えた接続構造体である。基板402aはセンサ基板401の上方に位置し、基板402bはセンサ基板401の下方に位置する。センサ基板401は基板402aと基板402bとの間に挟まれる。センサ基板401は、SOI(Silicon On Insulator)基板などにより形成される。基板402aと基板402bとはガラス等の絶縁体により形成される。別の表現では、基板402aはガラス基板であり、基板402bはガラス基板である。
図3において、互いに直角のX軸とY軸とZ軸とを定義する。センサチップ4100は、X軸の方向の加速度を検出するX検出部410と、Y軸の方向の加速度を検出するY検出部420と、Z軸の方向の加速度を検出するZ検出部430とを含む。X軸はXY平面に含まれている。Y軸はXY平面に含まれており、かつX軸と直交する。Z軸はXY平面に直角である。
X検出部410は、矩形枠410aと、矩形枠410aに接続されたビーム部412a、412bと、ビーム部412a、412bに支持された可動電極411と、固定電極413a、413bとを有する。ビーム部412a、412bはY軸に平行な軸A410上に配列されており、可動電極411について互いに反対側に配置されている。可動電極411はビーム部412a、412bを介して矩形枠410aに接続されて支持されている。軸A410を中心に可動電極411を揺動させることによりX軸の方向の加速度を検出する。軸A410は可動電極411の上面を2つの部分に分割する。可動電極411の上面の上記2つの部分のうちの一方の部分に固定電極413aがZ軸の方向で間隔を空けて対向し、他方の部分に固定電極413bがZ軸の方向で間隔を空けて対向する。これにより、固定電極413a、413bのそれぞれと可動電極411との間の静電容量の変化に基づいてX軸の方向の加速度を検出することができる。
Y検出部420は、矩形枠420aと、矩形枠420aに接続されたビーム部422a、422bと、ビーム部422a、422bに支持された可動電極421と、固定電極423a、423bとを有する。ビーム部422a、422bはX軸に平行な軸A420上に配列されており、可動電極421について互いに反対側に配置されている。可動電極421はビーム部422a、422bを介して矩形枠420aに接続されて支持されている。軸A420を中心に可動電極421を揺動させることによりY軸の方向の加速度を検出する。軸A420は可動電極421の上面を2つの部分に分割する。可動電極421の上面の上記2つの部分のうちの一方の部分は固定電極423aとZ軸の方向で間隔を空けて対向する。可動電極421の上面の上記2つの部分のうちの他方の部分は固定電極423bにZ軸の方向で間隔を空けて対向する。これにより、固定電極423a、423bのそれぞれと可動電極421の間の静電容量の変化に基づいてY軸の方向の加速度を検出することができる。
Z検出部430は、矩形枠430aと、矩形枠430aに接続されたビーム部432a、432b、432c、432dと、ビーム部432a、432b、432c、432dに支持された可動電極431と、固定電極433a、433bとを有する。可動電極431はビーム部432a、432b、432c、432dを介して矩形枠430aに接続されて支持されている。ビーム部432a、432b、432c、432dにより保持された可動電極431をZ軸の方向に平行移動させることによりZ軸の方向の加速度を検出する。可動電極431の上面は固定電極433aにZ軸の方向で間隔を空けて対向し、可動電極431の下面は固定電極433bにZ軸の方向で間隔を空けて対向する。これにより、固定電極433a、433bのそれぞれと可動電極431の間の静電容量の変化に基づいてZ軸の方向の加速度を検出することができる。
X検出部410とY検出部420は互いに同じ形状を有し、互いに90°回転させて配置されている。Z検出部430がX検出部410とY検出部420との間に配置されてX検出部410とY検出部420とZ検出部430とは1チップ内に配置される。すなわち、図3に示すように、矩形枠410a、420a、430aがY軸の方向で直線上に配列されている。矩形枠410a内には可動電極411が配置され、矩形枠420a内には可動電極421が配置され、矩形枠430a内には可動電極431が配置されている。上方から見て、可動電極411、可動電極421、可動電極431はいずれも略矩形状を有する。可動電極411、可動電極421、可動電極431と矩形枠410a、420a、430aの側壁部との間には所定の幅の隙間がそれぞれ空いている。なお、枠410a、420a、430aの形状は矩形状に限らず、円形状など種々の形状であってもよい。センサ基板401は接続部403で基板402aと接合している。
Z検出部430においては、可動電極431の四隅と矩形枠430aの側壁部とを二対のL字形状を有するビーム部432a、432b、432c、432dで連結することにより、可動電極431がZ軸に平行に移動できる。ビーム部432a、432b、432c、432dの形状は特に限定されるものではないが、L字形状にすれば、ビーム部432a、432b、432c、432dを長くすることができる。基板402aの下面には可動電極431と対向する固定電極433aが設けられ、基板402bの上面には可動電極431と対向する固定電極433bが設けられている。固定電極433aは、貫通電極434aを通して用いて基板402aの上面に引き出される。固定電極433bは、可動電極431とは分離された柱状電極435bに接続され、柱状電極435bは、基板402aに設けられた貫通電極434bに接続される。これにより、柱状電極435b及び貫通電極434bを介して固定電極433bを基板402aの上面に引き出すことができる。貫通電極434a、434bの材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体であり、基板402a、402bの、貫通電極434a、434bを保持する周囲の部分の材質は、ガラス等の絶縁体である。
X検出部410では、可動電極411の表面の対向する2辺の略中央部と矩形枠410aの側壁部とを一対のビーム部412a、412bで連結することにより、可動電極411が揺動自在に支持される。基板402aの可動電極411と対向する側には、ビーム部412aとビーム部412bを結ぶ軸A410を境界線として固定電極413a、413bが設けられる。固定電極413a、413bは、貫通電極414a、414bを用いて基板402aの上面に引き出される。貫通電極414a、414bの材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体であり、貫通電極414a、414bを保持する周囲の材質は、ガラス等の絶縁体である。
Y検出部420についてもX検出部410と同様に、可動電極421の表面の対向する2辺の略中央部と矩形枠420aの側壁部とを一対のビーム部422a、422bで連結することにより、可動電極421が揺動自在に支持される。基板402aの可動電極421と対向する側には、ビーム部422aとビーム部422bを結ぶ軸A420を境界線として固定電極423a、423bが設けられる。固定電極423a、423bは、貫通電極424a、424bを用いて基板402aの上面に引き出される。貫通電極424a、424bの材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体であり、貫通電極424a、424bを保持する周囲の材質は、ガラス等の絶縁体である。
Z検出部430は、可動電極431の四隅と矩形枠430aの側壁部とを二対のL字形状を有するビーム部432a、432b、432c、432dで連結することにより、可動電極431がZ軸に平行に移動できる。ビーム部432a、432b、432c、432dの形状は特に限定されるものではないが、L字形状にすれば、ビーム部432a、432b、432c、432dを長くすることができる。基板402aの下面には可動電極431と対向する固定電極433aが設けられ、基板402bの下面には可動電極431と対向する固定電極433bが設けられている。固定電極433aは、貫通電極434aを通して用いて基板402aの上面に引き出される。固定電極433bは、可動電極431とは分離された柱状電極435bに接続され、柱状電極435bは、基板402aに設けられた貫通電極434bに接続される。これにより、柱状電極435b及び貫通電極434bを介して固定電極433bを基板402aの上面に引き出すことができる。貫通電極434a、434bの材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体であり、基板402a、402bの、貫通電極434a、434bを保持する周囲の部分の材質は、ガラス等の絶縁体である。
図4と図5はセンサ基板401の上面斜視図である。図4では、説明の便宜のため、いくつかの電極が省略される。
柱状電極435a、柱状電極435b、柱状電極435c、柱状電極435dはそれぞれ、各可動電極、および各ビーム部から電気的に絶縁されている。実施の形態1では、センサ基板401の一部に貫通孔を設けることで各柱状電極が形成される。
柱状電極435aは、固定電極433aと電気的に接続されている。柱状電極435bは、固定電極433bと電気的に接続されている。
センサ基板401は基板402aと接続部403で接合している。
センサ基板401は基板402aに向けて突出する接続部441a、接続部441bを有する。接続部441a、441bは、基板402aに接合する。接続部441aの近傍には、凸部442aと凸部442bとが設けられている。別の表現では、接続部441aと凸部442aと凸部442bとは、センサ基板401の上面に平行な仮想直線L401を通る位置に設けられる。凸部442aと凸部442bの近傍に、凸部442cと凸部442dが設けられている。各凸部の材料、構造、大きさ、位置関係などについては後述する。センサ基板401は、基板402bに向けて突出する接続部441dを有する。接続部441dは、接続部441bと同様に、基板402bに接合する。
上方から見て、電極438aは、ビーム部432a、432b、432c、432dと重なる位置に設けられる。電極438aは、柱状電極435cと、柱状電極435dと貫通電極434bとに電気的に接続されている。
電極438bは、柱状電極435bと貫通電極434bとに電気的に接続されている。電極438aの役割について説明する。センサ基板401を基板402a、402bのそれぞれと陽極接合で接合することができる。陽極接合は、センサ基板401と基板402a、402bに電位を印加しつつ加熱する接合方法である。電極438aを設けない場合では、陽極接合の際にセンサ基板401と基板402aに印加される電位に起因して、各可動電極と基板402aとの間に引力が発生し、各可動電極が基板402aと接触してスティッキング等の不良を起こす場合がある。一方、電極438aを備えた実施の形態1におけるセンサ701では、陽極接合を行う間に電極438aの電位をセンサ基板401の電位と実質的に等しくすることで、各可動電極が基板402aに接触してスティッキング等の不良を起こすことを抑制している。
柱状電極435aと柱状電極435bとは可動電極431を挟んで互いに対向する位置に設けられる。柱状電極435cと柱状電極435dとは可動電極431を挟んで互いに対向する位置に設けられる。
図6と図7はセンサ基板401の下面図である。図6では、説明の便宜のため、いくつかの電極が省略される。
電極438cは固定電極433bの周囲に設けられる。電極438cは柱状電極435cと、柱状電極435dとに電気的に接続される。
センサ基板401は、基板402bに向けて突出する接続部441c、441dを有する。接続部441c、441dは、基板402bに接合する。
図8Aは、図5に示すセンサ基板401の拡大図であり、柱状電極435aの上面1435aを示す。図8Bは、図8Aに示すセンサ基板401の線8B−8Bにおける断面図である。
凸部442a、凸部442b、凸部442c、及び凸部442dは、センサ基板401の上面の一部である、柱状電極435aの上面1435a上に設けられている。凸部442cと凸部442dとは、柱状電極435aと同じ部材で構成することが好ましいが、別の部材を用いて構成しても構わない。凸部442aと凸部442bとは、センサ基板401の上面に設けられた酸化膜444の上面上に設けられた金属よりなる。酸化膜444の厚みを調整することで、凸部442aと凸部442bの高さを調整することができる。凸部442a〜凸部442dは延伸方向A402に沿って細長く延びている。
配線439a、配線439b、配線439c、配線439dは、電極438cの間を電気的に接続する。
上方から見て、配線439eは、端部439e1から端部439e2まで延びる直線部分1439eと、端部439e1と端部439e2との間で直線部分1439eの実質的に真中から直角に延びる直線部分2439eとからなるT字形状を有する部分を有する。端部439e1は、基板402aと凸部442aとの間に挟まれ、端部439e2は、基板402aと凸部442bとの間に挟まれる。
配線439eと各凸部とを基板402aとセンサ基板401との間で挟み込むことで配線439eが各凸部と電気的に接続される。
凸部442cと凸部442dとは凸部442aと凸部442bとに平行に延伸方向A402に延び、延伸方向A402に直角の方向A401に配列されている。配線439eの直線部分1439eは延伸方向A401に細長く延び、直線部分2439eは方向A402に細長く延びる。凸部442cの延伸方向A402における長さは凸部442aの延伸方向A402における長さより大きく、凸部442dの延伸方向A402における長さは凸部442bの延伸方向A402における長さより大きい。凸部442cと凸部442dの方向A401における幅は、凸部442aと凸部442bの方向A401における幅よりも大きい。また、凸部442cの方向A401における幅は凸部442dの方向A401における幅と実質的に等しく、凸部442aの方向A401における幅は凸部442bの方向A401における幅と実質的に等しい。この様に、踏み潰しの近くに凸部442cと凸部442dとを配置することで、確実に配線439eと凸部442a、442bを潰すことができる。
なお、実施の形態1におけるセンサチップ4100はX検出部410とY検出部420とZ検出部430とを備えるがこれに限定されない。例えば、センサチップ4100はX検出部410とY検出部420とZ検出部430のうちのX検出部410のみ、あるいは、X検出部410とY検出部420とZ検出部430のうちのZ検出部430のみを備えてもよい。
なお、実施の形態1におけるセンサ基板401は4つの柱状電極435a〜435dを備えるがこれに限定されない。センサ基板401は4つの柱状電極435a〜435dのうち柱状電極435dのみを備えてもよい。
なお、実施の形態1におけるZ検出部430は固定電極433a、433bを備えるがこれに限定されない。例えば、Z検出部430は固定電極433a、433bのうち固定電極433aのみを備える構成でもよい。なお、可動電極431が複数のビーム部432a〜432dによって支持されるが、これに限定されない。例えば、可動電極431は1本のビーム部のみで支持されていてもよい。
なお、実施の形態1では可動電極431は可動部と錘部としても機能する。
なお、実施の形態1におけるセンサ701は加速度を検出する加速度センサであるが、これに限らない。例えば、センサ701は圧力を検出する圧力センサや角速度を検出する角速度センサなどの他のセンサであってもよい。
なお、実施の形態1のセンサ701は、例えば、携帯電話などの電子機器に搭載して、その電子機器の動きを検出する目的で用いることができる。あるいは、センサ701は、車両に搭載して、その車両の動きを検出する目的で用いることができる。特に、実施の形態1のセンサ701は高精度であるので、高精度な電子機器の動き検知、あるいは高精度な車両の制御を行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるセンサは、図1から図7に示す実施の形態1におけるセンサ701と同様に、基板402a、402bとセンサ基板401とを有するセンサチップ4100を備える。図9は実施の形態2におけるセンサチップ4100の上面図である。
基板402aはガラス基板であり光を透過する。したがって、上方から見て、センサ基板401と、センサ基板401と基板402aとの間に設けられた固定電極413a、413b等の電極が基板402aを通して見られる。
センサ基板401は基板402aに接合する接続部403を有する。接続部403は基板402aから剥離した線形状を有する部分481を有する。センサ基板401の部分481は基板402aには接合していない。詳細には、センサ基板401が部分481において窪むことで、センサ基板401は部分481において基板402aと接していない。部分481を設けることにより、以下の理由で陽極接合によってセンサチップ4100に生じる応力の分布を変更することができる。陽極接合は、ガラスとシリコン基板との研磨面を重ねて、加熱しながら電圧を加えることによりガラスとシリコン基板とを接合する接合方法である。加熱して接合した後、常温に戻した際に、ガラスよりなる基板402a、402bとシリコン基板であるSOI基板で構成されるセンサ基板401との線膨張係数の差により、センサチップ4100は応力を受けた状態となる。このとき、センサチップ4100の応力は主に各ビーム部に集中するように分布する。これは、接続部403を介して各ビーム部は陽極接合時の応力を受けた状態となるためである。ここで、センサチップ4100での接続部を線状に剥離することで、線状に剥離した部分481で陽極接合時の応力が緩和されるため、応力の分布を変えることができる。つまり、各ビーム部が受ける応力を緩和することが可能となる。
また、線状に剥離した部分481は、直線L101、L102に沿って設けられる。
また、線状に剥離した部分481は、接続部403で(センサ基板401の内側の縁から距離D101だけ離れて設けられている。これにより、センサチップ4100の応力の分布を全面に渡って変更することができ、各ビーム部に集中した応力を緩和できる。距離D101は50μm以上であれば、センサチップ4100の内部の気密性を保持することが可能である。望ましくは、100μm以上とすることが好ましい。
また、線状に剥離した部分481は、少なくとも接続部403のセンサ基板401の内側の縁よりも大きく、接続部403のセンサ基板401の外側の縁までの長さで設けることで、センサチップ4100の応力の分布を全面に渡って変更することができる。
また、このとき、センサチップ4100の端面から線状に剥離を行うことで、陽極接合の応力がかからない位置が変わるため、大きな効果がえられる。線状に剥離した部分481は、接続部403の全長の1/3以上あればよく、線形状、或いは面形状を有することが望ましい。
また、本実施の形態では、センサチップ4100の長辺の接続部403を線状に剥離しているがこれに限らない。例えば、可動電極411が応力により動作が不安定な場合、可動電極411に近い領域のみ剥離してもよい。また、可動電極411、可動電極421で動作が不安定な場合、可動電極411、可動電極421に近い領域のみ剥離してもよい。
図10は実施の形態2におけるセンサチップ4100Pの上面図である。センサチップ4100Pは図9に示すセンサチップ4100のセンサ基板401の代わりにセンサ基板401Pを備える。図10において、図1から図9に示すセンサチップ4100と同じ部分には同じ参照番号を付す。図9に示すセンサチップ4100と異なり、図10に示すセンサチップ4100Pではセンサ基板401Pの上面に溝部491が設けられている。溝部491により、接続部403が複数の部分に分離される。溝部491は接続部403を接続部分403a、403bに分離する。接続部分403aには、線状に剥離した部分481が設けられ、応力を調整する部分として機能する。接続部分403bには線状に剥離した部分481が設けられず、センサ基板401Pを基板402aに接続することのみ用いられる。
接続部分403aと接続部分403bが分離された構造となることで、剥離の際に、所望の領域以外が剥離されることを回避することができる。つまり、剥離を行った際においても、溝部491が緩衝となり、接続部分403bは接続が確保されて所望の領域以外の接続部が剥離されることを防ぐことができる。その結果、センサチップ4100Pの気密性の低下等を防ぐことができる。
このとき、所望の接続部以外が剥離されることを防ぐために、溝部491は、1μm以上の深さと、10μm以上の幅を有する。
図11は実施の形態2におけるセンサチップ4100Qの上面図である。センサチップ4100Qは図10に示すセンサチップ4100Pのセンサ基板401Pの代わりにセンサ基板401Qを備える。図11において、図10に示すセンサチップ4100Pと同じ部分には同じ参照番号を付す。図10に示すセンサチップ4100Pと異なり、図11に示すセンサチップ4100Qでは、センサ基板401Qの上面には溝部492が設けられている。溝部492を設けることにより、接続部403が更に多くの区画に分離される。
この構造により、以下の理由で、陽極接合により受ける応力を効果的に緩和することが可能となる。図4に示すように可動電極411はビーム部412a、412bにより保持され、可動電極421はビーム部422a、422bにより保持されている。つまり、陽極接合により、可動電極411はY軸の方向に応力を受け、可動電極421はX軸の方向に応力を受ける。図11に示すように調整用の接続部をセンサチップ4100の長辺だけでなく、短辺にも配置することで、可動電極411、可動電極421に対して効果的に応力の分布を変更することができる。
図12は実施の形態2におけるセンサチップ4100Rの上面図である。センサチップ4100Rは図9に示すセンサチップ4100のセンサ基板401の代わりにセンサ基板401Rを備える。図12において、図1から図9に示すセンサチップ4100と同じ部分には同じ参照番号を付す。図9のセンサチップ4100と異なり、図12に示すセンサチップ4100Rは、センサ基板401Rの上面には、基板402aから剥離した点形状をそれぞれ有する複数の部分482が設けられている。複数の部分482により、図9に示すセンサ基板401の線状に剥離した部分481と同じ効果を得ることが出来る。
また、複数の部分482は、直線L101、L102に沿って設けられている。
また、複数の部分482は、接続部403の縁からの距離D101だけ離れて設けられている。距離D101が50μm以上であれば、センサチップ4100の内部の気密性を保持することが可能である。望ましくは、距離D101は100μm以上とすることが好ましい。
なお、上方から見て、図12に示す複数の部分482は円形状を有するが、円形状に限らず矩形状を有していてもよい。複数の部分482は図9に示す部分481と同じ領域に設けられる。
センサ基板401の部分481とセンサ基板401Rの複数の部分482は、センサチップ4100Rの上方からガラス基板である基板402aを介して所望のエネルギーのレーザを接続部403に照射することで接続部403を基板402aから剥離することで形成することができる。複数の部分482は、直線L101、L102に沿って所定の間隔でレーザを接続部403に照射することで形成する。センサ基板401の部分481は、照射されるレーザのスポットを一部重ねてレーザを照射することで形成することができる。
また、溝部491は、センサチップ4100のギャップを形成する際に、同時に形成することができ、これにより、追加した工程が不要となる。
なお、直線L101、直線L102は、線状に剥離した部分481の厳密な中心を通る必要は無い。線状に剥離した部分の少なくとも一部を通過する直線が引ける場合に、これを直線L101、L102と定義することが出来る。同様に、直線L101、直線L102は、点状に剥離した複数の部分482のそれぞれの厳密な中心を通る必要は無い。点状に剥離した部分482のそれぞれの少なくとも一部を通過する直線が引ける場合に、これを直線L101、L102と定義することができる。
なお、点状に剥離した複数の部分482は、上方から見て互いに重なっていてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3におけるセンサ701では、固定電極433aと柱状電極435aが電気的に接続されている。
Z検出部430において、Z軸の方向の成分を有する加速度が外部から加わると可動電極431が変位する。この時、可動電極431と固定電極433aとの間の距離と、及び可動電極431と固定電極433b間の距離が変化する。このことで、可動電極431と固定電極433aとの間の容量と、及び可動電極431と固定電極433b間の容量が変動する。これらの容量の変化に基づいて加速度を検知できる。ここで、固定電極433bは、電位を外部に取り出す目的で柱状電極435bと電気的に接続されている。このため、可動電極431と固定電極433bとの間の容量は、柱状電極435bの容量を寄生容量として余分に含む。これに対して、可動電極431と固定電極433aとの間の容量には、前述の寄生容量を生じさせる構造がない為、結果として、可動電極431と固定電極433aとの間の容量と、可動電極431と固定電極433bとの間の容量に差が生じる。容量のこの差は、センサ701の温度特性など特性を悪化させる原因となる。センサ701では、固定電極433aと柱状電極435aを電気的に接続することで、寄生容量があえて生じる構造とし、可動電極431と固定電極433a間の容量を、可動電極431と固定電極433b間の容量と実質的に同一にする。これにより容量の差に起因する特性の悪化が抑制される。
(実施の形態4)
図13は、実施の形態1におけるセンサ701とほぼ同じ構造を有する実施の形態4におけるセンサ702の拡大図である。図14は、図13に示すセンサ702の拡大図であり、領域R409を示す。実施の形態4におけるセンサ702は図1から図7に示す実施の形態1におけるセンサ701と基本的に同じ構造を有する。
上方から見て、固定電極433aは可動電極431の端よりも外側に配置された辺4431aと、辺4431aより内側に後退した辺4431bとを有する。
上方から見て、辺4431aは、可動電極431の端よりも幅W301だけ外側に位置する。実施の形態4では幅W301は5μmである。これにより、例えば、固定電極433aと可動電極431と間に位置ずれがあったとしても、固定電極433aと可動電極431との間の容量が変化しない。従って、センサ701の精度が向上する。
上方から見て、辺4431bは可動電極431の端と重なる位置に設けられている。なお、図14では、直線L301が可動電極431の端の位置を示す。直線L301を境界として、可動電極431とビーム部432bとが区分される。ビーム部432bは外部から加えられる加速度に起因して撓みなどの変形を起こす。したがって、辺4431bが直線L301よりもビーム部432bに近い側に配置される、即ち、固定電極433aが直線L301を越えてビーム部432bの上まで張り出す場合、ビーム部432bの変形によって固定電極433aとの間の容量が変化するので、センサの精度が低くなる。実施の形態4におけるセンサ基板401では、上方から見て、辺4431bが可動電極431の端と重なる位置に設けられている、即ち、固定電極433aが線L301を越えてビーム部432bの上まで延びていないので、このような精度の悪化を抑制することができる。
電極438aは、固定電極433aの辺4431aと対向する辺4481aと、固定電極433aの辺4431bと対向する辺4481bとを有する。
固定電極433aの辺4431aと電極438aの辺4481aとの間の間隔D301は、固定電極433aの辺4431bと電極438aの辺4481bとの間の間隔D302と実質的に等しい。電極438aを設けることで、上述したスティッキングの抑制の効果に加え、容量が安定するという効果が得られる。
(実施の形態5)
図15は実施の形態5におけるセンサ1000の斜視図である。センサ1000はパッケージ5300と、パッケージ5300を覆う蓋とを備える。図15では、パッケージ5300の蓋は図示されていない。パッケージ5300は、センサチップ5100と、センサチップ5100からの出力に基づいて各種の演算を行う集積回路5200と、が搭載されている。実施の形態5では、センサ1000は加速度を検出する加速度センサであり、集積回路5200は特定用途向け集積回路(ASIC)である。
端子5400は、パッケージ5300から引き出され、外部の基板5500に接続されている。
センサ1000は静電容量型の加速度センサであり、MEMS技術で製造される。互いに直角のX軸とY軸とZ軸の3軸の方向の加速度を検出するため、各軸の検出を行う3つの重り(可動電極)がセンサチップ5100に配置されている。
図16はセンサチップ5100の分解斜視図である。
センサチップ5100は、センサ部501と、センサ部501の上面に接合する基板502aと、センサ部501の下面に接合する基板502bとを備える。センサ部501は、基板502aと基板502bにより挟まれている。センサ部501は、SOI(Silicon on insulator)基板等により形成され、基板502aと基板502bは、ガラス等の絶縁体により形成されている。
センサ部501はフレーム部503を備える。フレーム部503は、直線上に並ぶ矩形枠510a、矩形枠520a、矩形枠530aを備える。
矩形枠510aの内側には可動電極511が配置され、矩形枠520aの内側には可動電極521が配置され、矩形枠530aの内側には可動電極531が配置されている。
センサ部501は、X軸の方向の加速度を検出するX検出部510と、Y軸の方向の加速度を検出するY検出部520と、Z軸の方向の加速度を検出するZ検出部530とを有する。X軸は、センサチップ5100の上面と下面とに平行である。Y軸は、センサチップ5100の上面と下面とに平行でありかつX軸に直角である。Z軸は、X軸とY軸とに直角すなわちセンサチップ5100の上面と下面とに直角である。
X検出部510は、ビーム部512a、512bと、可動電極511と、固定電極513a、513bとを備える。
ビーム部512a、512bは矩形枠510aに接続されて、可動電極511を支持する。
ビーム部512a、512bはY軸に平行な直線A510に沿って配列されている。可動電極511の上面は直線A510により2つの部分に分割されている。固定電極513aは、直線A510で分割された可動電極511の上面の2つの部分のうちの一方にZ軸の方向に間隔をあけて対向しており、固定電極513bは、直線A510で分割された可動電極511の上面の2つの部分のうちの他方にZ軸の方向に間隔をあけて対向している。
X検出部510は、可動電極511と固定電極513aとの間の静電容量の変化と、可動電極511と固定電極513bとの間の静電容量の変化とに基づいてX軸の方向の加速度を検出する。
Y検出部520は、ビーム部522a、522bと、可動電極521と、固定電極523a、523bとを備える。Y検出部520はX検出部510と同じ構造を有し、X検出部510を90°回転したものと一致する。Y検出部520の各構成部材の形状はX検出部510のそれと同じである。
すなわち、Y検出部520は、ビーム部522a、522bと、可動電極521と、固定電極523a、523bとを備える。
ビーム部522a、522bは矩形枠520aに接続されて、可動電極521を支持する。
ビーム部522a、522bはX軸に平行な直線A520に沿って配列されている。可動電極521の上面は直線A520により2つの部分に分割されている。固定電極523a直線A520で分割された可動電極521の上面の2つの部分のうちの一方にZ軸の方向に間隔をあけて対向し、固定電極523b直線A520で分割された可動電極521の上面の2つの部分のうちの他方にZ軸の方向に間隔をあけて対向する。
Y検出部520は、可動電極521と固定電極523aとの間の静電容量の変化と、可動電極521と固定電極523bとの間の静電容量の変化とに基づいてY軸の方向の加速度を検出する。
Z検出部530において、ビーム部532a、532b、532c、532dは矩形枠530aに接続され、可動電極531を支持する。固定電極533aは可動電極531の上面に間隔をあけてZ軸の方向で対向し、固定電極533bは可動電極531の下面に間隔をあけてZ軸の方向で対向する。
Z検出部530は、可動電極531と固定電極533aとの間の静電容量の変化と、可動電極531と固定電極533bとの間の静電容量の変化とに基づいてZ軸の方向の加速度を検出する。
図17AはX検出部510の断面図であり、図17BはZ検出部530の断面図である。Y検出部520の断面はX検出部510と同様である。
固定電極513a、固定電極513bは、貫通電極514a、貫通電極514bを用いて基板502aの上面に引き出されている。
基板502aの可動電極531と対向する部分には固定電極533aが設けられ、基板502bの可動電極531と対向する部分には固定電極533bが設けられる。これにより、固定電極533aの電気信号は、貫通電極534aから基板502aの上面に引き出されている。
固定電極533bは、矩形領域533b1から突き出した突出領域533b2を備える(図16参照)。突出領域533b2は、可動電極531とは分離された柱状の固定電極534cに接続され、柱状の固定電極534cは、基板502aに設けられた貫通電極534bに接続される。これにより、柱状の固定電極534c及び貫通電極534bを用いて固定電極533bからの電気信号が基板502aの上面に引き出される。
次に、センサ702のX軸の方向の加速度を検出する動作について説明する。可動電極と固定電極との間の部分の誘電率εと、可動電極と固定電極との対向面積Sと、可動電極と固定電極とが対向する部分のギャップdにより、電極間の静電容量Cは、C=εS/dにより算出できる。加速度により可動電極が回転もしくは変位するとギャップdが変化するので、静電容量Cが変化する。そこで、集積回路5200は静電容量CをCV変換で電圧に変換する。集積回路5200は、3つの軸のうちの加速度を検出する軸の他の軸の力の影響を緩和する。
図18と図19は、それぞれX軸の方向の加速度が印加されていない状態におけるX検出部510の断面図と回路図である。X軸の方向の加速度が印加されていない場合、図19に示すように、可動電極511と固定電極513aとの間の静電容量C501は、可動電極511と固定電極513bとの間の静電容量C502と等しく、ともに固定電極513a、513bのそれぞれと可動電極511との間の寄生容量Cs1である。集積回路5200は、静電容量C501と静電容量C502の差分値(C501−C502=0)を算出し、X軸の方向の加速度を示すX出力として出力する。
図20と図21は、それぞれX方向に1Gの加速度が印加された状態におけるX検出部510の断面図と回路図である。この場合、図21に示すように、可動電極511と固定電極513aとの間の静電容量C501は寄生容量Cs1と変化分ΔCとの和(Cs1+ΔC)となり、可動電極511と固定電極513bとの間の静電容量C502は寄生容量Cs1から変化分ΔCを引いた差(Cs1−ΔC)となる。集積回路5200は、静電容量C501と静電容量C502の差分値(C501−C502=2×ΔC)を算出し、X出力として出力する。
このように、X検出部510は、静電容量の変化に基づいてX方向の加速度を検出する。Y検出部520は、X検出部510と同様にY軸の方向の加速度を検出する。
図22と図23は、それぞれZ軸の方向に1Gの加速度が印加された状態におけるZ検出部530の断面図と回路図である。この場合、図23に示すように、可動電極531と固定電極533aとの間の静電容量C505は寄生容量Cs2と変化分ΔCとの和(Cs2+ΔC)となり、可動電極531と固定電極533bとの間の静電容量C506は寄生容量Cs2から変化分ΔCを引いた差(Cs2−ΔC)となる。集積回路5200は、静電容量C505と静電容量C506の差分値(C505−C506=2×ΔC)を算出し、Z軸の方向の加速度を示すZ出力として出力する。このように、Z検出部530は、静電容量の変化に基づいてZ方向の加速度を検出する。
3つの軸のうちの加速度を検出する軸を主軸と定義し、主軸の他の軸を他軸と定義する。加速度センサでは、主軸の方向の加速度が印加されている状態で、他軸の方向の加速度が加わると、主軸の方向の出力が実際の主軸の方向の加速度と異なる場合がある。このような検出誤差を低減するため、集積回路5200が補正回路を備える。これにより、他軸の方向の加速度による主軸の方向の加速度を示す出力への影響が緩和される。
センサ1000のこの動作について基準状態と補正状態とに分けて記載される。基準状態は、他軸の方向の加速度が印加されていない状態である。補正状態は、他軸の方向の加速度が印加されており、補正が必要な状態である。以下に、主軸がX軸であり、他軸がZ軸である場合のセンサ1000の動作を説明する。
(1)基準状態
図24Aは、基準状態でのセンサ1000の主軸であるX軸の方向の加速度を示すX検出部510の出力を示し、図24Bは他軸であるZ軸の方向の加速度を示すZ検出部530の出力を示す。図24Cは主軸であるX軸の方向の加速度を検出するX検出部510の断面図である。図中に示される直線O511、O521は理想的な出力を示し、曲線O512、O522は実際の出力を示している。すなわち、理想的なセンサでは、印加する加速度に対して出力が比例するが、実際の出力には誤差が含まれる。そのため、印加する加速度に対して出力が比例する線形領域E501内の出力だけを使用してもよく、線形領域E501の外の出力を集積回路5200で補正してもよい。
(2)補正状態
図25Aは補正状態での主軸であるX軸の加速度を示すX検出部510の出力を示し、図25Bは補正状態での他軸であるZ軸の加速度を示すZ検出部530の出力を示す。図25Cは補正状態でのX検出部510の断面図である。補正状態では、図25Bに示すように、他軸からの影響が比較的大きい。そのため、図25Aに示すように、主軸の出力を示す曲線O513と理想的な出力を示す直線O511との差が基準状態の場合に比べて大きい。
この場合、図25Cに示すように、可動電極511の傾きが大きくなり、ギャップdが狭くなる。ギャップdが狭くなると、静電容量の変化分ΔCが大きくなり、感度が大きくなる。
図26は、実施の形態5にかかるセンサ1000の機能ブロック図である。集積回路5200は、ギャップdの変化による各軸の感度を補正する補正回路5210を備える。補正回路5210の動作について説明する。
まず、比較例の補正回路の動作について説明する。比較例の補正回路は、主軸であるX軸の方向の加速度によって生じるX検出部510からの出力Xout1を補正して出力Xout2を得る。出力Xout2は、出力Xout1から他軸であるZ軸の方向の加速度に起因してXout1に含まれるオフセットである他軸感度を除いた信号である。比較例の補正回路は補正係数AGCcodeと、他軸であるZ軸の方向の加速度にZ検出部530から出力される出力Zoutとを用いて式1により出力Xout2を得る。
Xout2= Xout1/(1−AGCcode×Zout)・・・(式1)
比較例の補正回路は、補正係数(1/(1−AGCcode×Zout))を変更することで出力Xout1を補正する。具体的には、出力Zoutが正のとき出力Xout1が増幅され、出力Zoutが負のとき出力Xout1が減衰されるように、出力Xout1を線形に補正する。
図27は、他軸であるZ軸の方向の加速度に対する主軸であるX軸の方向の加速度に対するX検出部510の感度を示す。図27に示すように、Z軸に平行に印加される加速度の正負に応じてX検出部510の感度の変化が異なることが実験の結果判明した。感度の変化はZ軸の方向に加速度がかかることでX検出部510のギャップdが変化したことに起因する。静電容量CはC=εS/dで求まることから、ギャップdに反比例する。そのため、Z軸の負の加速度すなわちZ軸の負方向の加速度が印加されるとギャップdが小さくなるため、X軸の方向の加速度に対する感度の変化が大きくなる。逆にZ軸に正の加速度すなわちZ軸の負方向の反対の正方向の加速度が印加されるとギャップdが大きくなるので、X軸の方向の加速度に対する感度の変化が小さくなる。これによりZ軸部平行な加速度の方向でX検出部510の感度の変化が異なっている。
図28Aと図28Bは比較例のセンサの補正回路でX検出部510の出力を補正して得られた出力を示す。比較例のセンサの補正回路で用いている式1では、Z軸の正方向の加速度に合わせてX軸の方向の加速度に対する感度の変化を零にするように補正係数AGCcodeを算出すると、図28Aに示すように、Z軸の負方向の加速度に対してX軸の方向の加速度に対する感度が変化して、出力Xout1を正しく補正できない。一方、Z軸の負方向の加速度に合わせてX軸の方向の加速度に対する感度の変化を零にするように補正係数AGCcodeを算出すると、図28Bに示すように、Z軸の正方向の加速度の加速度に対する感度が変化して、出力Xout1を正しく補正できない。
実施の形態5におけるセンサ1000の補正回路5210は、Z軸に平行な加速度の方向に応じて補正に用いる式を変えるように構成される。具体的には、補正回路5210は、Z軸に平行な加速度の方向がZ軸の正方向である場合(Zout>0)には、重み付け変数W501を用いて以下の式2でX検出部510の出力Xout1を補正して出力Xout2を得て、加速度の方向がZ軸の正方向ではないすなわち負方向である(Zout≦0)場合には、重み付け変数W502を用いて以下の式3により、X検出部510の出力Xout1を補正して出力Xout2を得る。
Xout2=Xout1/(1−AGCcode×Zout×W501) (Zout>0) ・・・(式2)
Xout2=Xout1/(1−AGCcode×Zout×W502) (Zout≦0) ・・・(式3)
重み付けするための変数W501、W502は補正係数を重み付けするための変数であり、以下のように決定される。
図27において、Z軸の正方向の或る大きさの加速度が印加されている場合での、X検出部510のX軸の方向の加速度に対する感度である正側感度Spを求める。同様に、Z軸の負方向の上記大きさの加速度が印加されている場合での、X検出部510のX軸の方向の加速度に対する感度である負側感度Snを求める。
Z軸の正方向の加速度が印加されているときでの補正後の出力Xout2がX軸の方向の加速度を示すと決めた場合は、重み付け変数W501、W502は、W501=1、W502=Sp/Snと決定して、すなわち、重み付け変数W501に重みはつけず重み付け変数W502のみ重みをつける。
Z軸の負方向の加速度が印加されているときでの補正後の出力Xout2がX軸の方向の加速度を示すと決めた場合は、重み付け変数W501、W502は、W501=Sp/Sn、W502=1と決定し、すなわち、重み付け変数W501に重みをつけ重み付け変数W502には重みをつけない。
なお、「Z軸方向の加速度の正負(方向)に応じて補正式を変える」との文言は、「Z軸方向の加速度が正の場合と負の場合とに対応する少なくとも2種の数式が存在する」ということを意味し、「Z軸方向の加速度=0を境界に、正の場合に使う数式と負の場合に使う数式との2種類だけ存在する」ということは意味しない。
なお、Z軸の加速度が正方向または負方向のいずれかでの出力Xout2を正しく加速度に対応させるかは、どちらか一方を選択すればよい。これにより、Z軸すなわち他軸の加速度の符号(方向が)が正負のいずれでも、他軸の影響を精度良く抑制する事ができる。別の表現では、他軸の方向の加速度による主軸の方向の加速度を示す出力への影響を緩和し、主軸の加速度を検出する検出部の出力特性を改善することができる。
なお、ここでまでの説明ではZ軸の加速度の符号(方向)に応じて補正の数式を変える。補正回路5210は他の式を用いる以下の方法で出力Xout1を補正してもよい。
まずZ軸の正方向と負方向とで同じ或る大きさの加速度が印加された時のX検出部510の感度を測定する。次に、得られたX検出部510の感度を平均して平均値を目標値として得る。次に、以下の式4で出力Xout21がこの目標値となるように補正係数AGCcode1を定める。
Xout21=Xout1/(1−AGCcode1×Zout) ・・・(式4)
図29Aは式4で得られたX検出部510の出力特性を示す。
次に、補正係数AGCcode2を用いて、数式4で補正された出力Xout21を数式5で補正して出力Xout22を得る。
Xout22=Xout21/(1+|AGCcode2×Zout|) ・・・(式5)
式4、式5により、式3と同様に、他軸の方向の加速度による主軸の方向の加速度を示す出力への影響を緩和し、主軸の出力特性を改善することができる。図29Bは式5を用いて補正した出力Xout22の出力特性を示す。
なお、Y検出部520の感度の補正はX検出部510の感度を補正する方法と同じ方法を用いることができる。
実施の形態5では、X軸(Y軸)を主軸とし、Z軸を他軸としているが、主軸や他軸は適宜変更することができる。
なお、実施の形態5では、X軸とY軸とZ軸との3つ軸の方向の加速度をそれぞれ検出する3つのMEMS構造体(X検出部510、Y検出部520、Z検出部530)が1チップ内に配置されているが、1つのMEMS構造体からX軸の方向の加速度を示す出力と、Y軸の方向の加速度を示す出力と、Z軸の方向の加速度を示す出力との3つの出力が得られる場合も同様に主軸の出力を他軸の出力で補正することができる。
なお、センサチップ5100の形状、大きさ、レイアウト等も適宜変更することが可能である。
なお、各貫通電極の材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体であり、各貫通電極を保持する周囲の材質は、ガラス等の絶縁体である。
なお、ビーム部532a、532b、532c、532dの形状はL字形状に限定されるものではないが、L字形状にすれば、ビーム部532a、532b、532c、532dを長くすることができるので好ましい。
なお、補正回路5210にデジタル回路による演算補正を用いることが好ましい。デジタル回路による用いれば、例えば、感度調整とオフセット調整などの各種補正を行うことが可能である。
実施の形態1〜5において、「上面」「下面」「上方」「下方」等の方向を示す用語はセンサ基板等のセンサの構成部材の相対的な位置関係のみで決まる相対的な方向を示し、鉛直方向等の絶対的な方向を示すものではない。
401 センサ基板
402a 基板(第1の基板)
402b 基板(第2の基板)
403 接続部
410 X検出部
410a 矩形枠
411 可動電極
412a,412b ビーム部
413a,413b 固定電極
414a,414b 貫通電極
420 Y検出部
420a 矩形枠
421 可動電極
422a,422b ビーム部
423a,423b 固定電極
424a,424b 貫通電極
430 Z検出部
430a 矩形枠
431 可動電極
432a,432b,432c,432d ビーム部
433a,433b 固定電極
434a,434b 貫通電極
435a 柱状電極
435b 柱状電極
435c 柱状電極
435d 柱状電極
438a,438b,438c 電極
439a,439b,439c,439d,439e 配線
441a,441b,441c,441d 接続部
442a,442b,442c,442d 凸部
444 酸化膜
4100 センサチップ
4200 集積回路
4300 パッケージ
4302 間隔
4400 端子
4402 リード
4402c 先端
4404 グランド
4600 蓋
491,492 溝部
501 センサ部
502a 基板
502b 基板
503 フレーム部
510 X検出部
510a 矩形枠
511 可動電極
512a,512b ビーム部
513a,513b 固定電極
514a,514b 貫通電極
520 Y検出部
520a 矩形枠
521 可動電極
522a,522b ビーム部
523a,523b 固定電極
530 Z検出部
530a 矩形枠
531 可動電極
532a,532b,532c,532d ビーム部
533a,533b 固定電極
533b1 矩形領域
533b2 突出領域
534a 貫通電極
534b 貫通電極
534c 固定電極
5210 補正回路
5100 センサチップ
5200 集積回路
5300 パッケージ
5400 端子
5500 基板
1000 センサ

Claims (6)

  1. センサ基板と、
    前記センサ基板の上面に対向して前記センサ基板に接続された基板と、
    前記センサ基板と前記基板との間に接続された配線と、
    を備え、
    前記センサ基板は、前記センサ基板の前記上面に沿って延伸方向に延びる第1の凸部と、前記センサ基板の前記上面に沿って前記延伸方向に延びる第2の凸部とを有し、
    前記配線は、
    前記基板と前記第1の凸部との間に挟まれた第1の端部と、
    前記基板と前記第2の凸部との間に挟まれた第2の端部と、
    を有する、接続構造体。
  2. 前記センサ基板は、
    前記センサ基板の前記上面に設けられて前記延伸方向に延びる第3の凸部と、
    前記センサ基板の前記上面に設けられて前記延伸方向に延びる第4の凸部と、
    をさらに有し、
    前記延伸方向における前記第3の凸部の長さは前記延伸方向における前記第1の凸部の長さより大きく、
    前記延伸方向における前記第4の凸部の長さは前記延伸方向における前記第2の凸部の長さより大きい、請求項1に記載の接続構造体。
  3. 前記センサ基板は柱状電極をさらに有し、
    前記第1の凸部と前記第2凸部と前記第3の凸部と前記第4の凸部とは前記柱状電極の上面に設けられている、請求項2に記載の接続構造体。
  4. 上方から見て、前記配線は、前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる第1の直線部分と、前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記第1の直線部分から直角に延びる第2の直線部分とを有して実質的にT字形状を有する部分を有する、請求項2に記載の接続構造体。
  5. 前記センサ基板は、前記基板に接続された接続部をさらに有し、
    前記第1の凸部と前記第2の凸部とは前記接続部の近傍に設けられている、請求項1に記載の接続構造体。
  6. 前記センサ基板は、前記基板に接続された接続部をさらに有し、
    前記接続部と前記第1の凸部と前記第2の凸部とは、前記センサ基板の前記上面に平行な直線に沿って配置されている、請求項1に記載の接続構造体。
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