JP2015125124A - 多軸センサ - Google Patents

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威 岡見
Takeshi Okami
威 岡見
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【課題】多軸方向の物理量を検出可能としセンサの小型化が図れ、且つ他軸感度による誤差を補正し検出精度の向上が図れる多軸センサを提供すること。【解決手段】センサ10は、Z軸回転の角速度に応じたコリオリ力によって錘部11がY方向に変動すると、第1固定電極31,32,35,36と可動電極部26,28との間の静電容量が変動する。また、センサ10は、Y軸回転の角速度に応じたコリオリ力によって錘部11の第1及び第2翼部23,24がZ方向に回転すると、第1及び第2翼部23,24と基板14上に形成された第2固定電極33,38との間の静電容量が変動する。この多軸センサであるセンサ10において、Z軸回転の角速度を検出する際に、他軸であるY軸回転の角速度の検出結果を用いて補正処理を行う構成とした。【選択図】図1

Description

本願に開示の技術は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて構成される静電容量型の多軸センサにおける検出値の補正に関するものである。
近年、MEMS技術を用いて物理量を検出する慣性センサがある。この慣性センサには、例えば、物理量として加速度を検出する加速度センサがある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される加速度センサは、基板に固定された固定電極と、弾性部によって支持され基板に対し揺動可能に設けられた錘部と、錘部に設けられた可動電極とを備える。この加速度センサでは、固定電極と可動電極との間の静電容量の変化量に基づいて錘部に作用する加速度が検出される。静電容量の変化量の検出には、C/V変換回路が用いられている。例えば、固定電極と可動電極とで構成される一対のコンデンサは、直列に接続され、その両端から位相が反転したキャリア信号をそれぞれ印加される。そして、C/V変換回路は、キャリア信号の出力が一対のコンデンサの接続点から増幅回路に出力されることによって、増幅回路からコンデンサの静電容量の差分に応じた信号を出力する。加速度センサは、この出力信号に基づいて加速度を検出する。
また、MEMS技術を用いた慣性センサには、上記した加速度センサの他に、角速度を検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)がある(例えば、特許文献2など)。特許文献2に開示される角速度センサは、錘部(文献では、振動子)を能動的にX方向に振動させる駆動素子部と、錘部のY方向における位置の変動に応じた信号を出力する検知素子部とを備えている。この角速度センサでは、錘部をX方向に振動させた状態において、Z軸方向を中心としたZ軸回転の角速度が加わると、錘部にY方向のコリオリ力が発生し、コリオリ力によって変動する錘部の位置に応じた信号が検知素子部から出力される。
特開2008−64742号公報 特開平11−173850号公報
ところで、上記した慣性センサはいずれも1方向に作用する加速度や角速度が検出可能な1軸センサとして構成されている。これに対し、この種の慣性センサでは、例えば1つの錘部に異なる2方向の物理量を検出するための可動電極を設けることによって、複数の方向の各々に作用する物理量が検出可能な多軸センサが検討されている。このような多軸センサでは、電極を配置する位置を集約することで小型化が期待できる。しかしながら、可動電極が設けられた錘部は、少なくとも2方向に対する自由度を備える必要がある。錘部が複数の自由度を備えると、1つの測定軸以外の他軸方向への物理量(加速度や角速度によるコリオリ力)が錘部に作用することによって、錘部及び可動電極の位置が変動し他軸感度の影響を受ける虞がある。その結果、センサは、静電容量の変化量に応じたC/V変換回路の出力に他軸感度による誤差が含まれることとなり検出精度が低下することが問題となる。
本願に開示される技術は、上記の課題に鑑み提案されたものである。多軸方向の物理量を検出可能としセンサの小型化が図れ、且つ他軸感度による誤差を補正し検出精度の向上が図れる多軸センサを提供することを目的とする。
本願に開示される技術に係る多軸センサは、基板と、基板から遊離して変動する弾性部と、弾性部に支持されることによって、第1方向と、第1方向とは異なる第2方向との少なくとも2方向に対して変動可能に構成される錘部と、基板に固定される第1固定電極と、錘部に設けられる第1可動電極との第1方向における距離に応じて静電容量が変動する第1静電容量部と、基板に固定される第2固定電極と、錘部に設けられる第2可動電極との第2方向における距離に応じて静電容量が変動する第2静電容量部と、を備え、第1静電容量部の静電容量の変化量を検出する際における第2静電容量部の静電容量の変化量を用いて、第1静電容量部の静電容量の変化量を補正することを特徴とする。
当該多軸センサでは、第1及び第2可動電極が設けられる錘部が、弾性部に支持されることによって、第1及び第2方向の少なくとも2方向に対して変動可能に構成される。第1静電容量部は、第1固定電極と第1可動電極との第1方向における距離が錘部に作用する物理量に応じて変動し電極間の静電容量が変動する。同様に、第2静電容量部は、第2固定電極と第2可動電極との第2方向における距離が錘部に作用する物理量に応じて変動し電極間の静電容量が変動する。そして、当該多軸センサは、第1静電容量部の静電容量の変化量を検出する際における第2静電容量部の静電容量の変化量を用いて、第1静電容量部の静電容量の変化量を補正する処理を実行する。これにより、第1方向の物理量を検出する際に、第2方向(他軸方向)への物理量が錘部に作用することによって、錘部の第1可動電極の位置が第2方向に変動してしまっても、第2静電容量部の検出結果から誤差を補正することができる。その結果、当該センサによれば、検出用の各電極を配置する位置を集約することで小型化を図りつつ、他軸感度による誤差を補正して検出精度の向上を図ることができる。
また、本願に開示される技術に係る多軸センサにおいて、第1方向と第2方向とは、互いに直交し、第1及び第2方向の2方向に直交する第3方向に錘部を振動させる駆動部をさらに備え、駆動部によって錘部を第3方向に振動させた状態で、第1及び第2方向のいずれかの方向に沿った回転軸を中心とした角速度が加わることによって錘部に作用するコリオリ力に応じた第1及び第2静電容量部の静電容量の変化量を検出する構成としてもよい。
当該多軸センサでは、第1及び第2方向のいずれかの方向に沿った回転軸を中心とした角速度が検出可能な角速度センサとして構成される。ここで、角速度センサは、センサに作用する角速度の大きさに比例して可動電極の位置が変位する量が、他の物理量(例えば、加速度)を検出する慣性センサに比べて微量な変位量となる場合が多い。換言すれば、角速度センサでは、可動電極の変位量が検出結果に与える影響が、他の慣性センサに比べて大きくなる傾向がある。従って、可動電極の変位量が検出結果に与える影響がより大きい角速度センサに、当該多軸センサを適用することは極めて有効である。
また、本願に開示される技術に係る多軸センサにおいて、第1方向は、基板の平面に対して平行な任意の1方向であり、第2方向は、基板の平面に対して直交する方向であり、第2固定電極は、基板上に設けられ、第2可動電極は、錘部が第1方向に向かって変動した場合にも、当該第2可動電極の少なくとも一部が、第2固定電極と第2方向において対向する大きさで形成される構成としてもよい。
当該多軸センサでは、第2固定電極は、基板上に設けられ、当該基板の平面に対して直交する第2方向において第2可動電極と対向する。第2可動電極は、錘部が平面に平行な第1方向に向かって変動した場合にも、変動前と同様に第2方向において第2固定電極と対向する。これにより、第1静電容量部の静電容量を検出する際に、錘部が第1方向に変動したとしても、第2可動電極は、第2固定電極と第2方向において常に対向する状態となる。従って、第1静電容量部による検出の際の第2静電容量部の出力を真値として取り扱うことができ、第2静電容量部の出力から第1静電容量部の検出結果の誤差を補正することで、より確実に検出精度の向上が図れる。
本願に開示される技術によれば、多軸方向の物理量を検出可能としセンサの小型化が図れ、且つ他軸感度による誤差を補正し検出精度の向上が図れる多軸センサを提供することができる。
本実施例の角速度センサの概略構成を示す平面図である。 図1に示すセンサのA−A線断面図であり、錘部が初期状態の状態を示す図である。 可動電極部及び第1固定電極の一部を拡大した上面図であり、可動電極部がコリオリ力によってY方向に変動する状態を示す図である。 図1に示すセンサのA−A線断面図であり、錘部が初期状態から回転した状態を示す図である。
以下、本発明を具体化した一実施例について添付図面を参照しながら説明する。なお、添付図面は、説明の便宜上、実際の寸法・縮尺とは異なって図示されている部分がある。
図1は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造した本実施例に係る静電容量型の角速度センサを示す図であり、当該角速度センサの概略構成を示す平面図である。同図1に示すように、静電容量型の角速度センサ(以下、「センサ」という)10は、錘部11と、錘部11の外縁を取り囲むように設けられた枠状錘部12とが基板14上に設けられている。枠状錘部12は、平面視形状が長方形枠状に形成され、当該枠状錘部12に囲まれた領域内に錘部11が設けられている。なお、以下の説明では、図1に矢印で示すように、枠状錘部12の長手方向に沿った方向をX方向、X方向に対して直角で枠状錘部12の短手方向に沿った方向をY方向、X方向とY方向との両方に直角となる方向をZ方向と称し、説明する。
枠状錘部12は、Y方向に沿った短辺の外周面、換言すればX方向の両側に設けられた外周面の各々に2つずつ、合計で4つのバネ15が接続されている。バネ15は、4つのバネ15のうち、平面視において枠状錘部12のX方向の一方側に設けられた2つのバネ15がY方向において所定の間隔を間に設けて配置されている。また、バネ15は、枠状錘部12のX方向の一方側に設けられた2つのバネ15が、X方向の他方側に設けられた2つのバネ15の各々と、枠状錘部12のX方向における中点を通るY方向に沿った直線に対して対称な位置となっている。4つのバネ15の各々は、枠状錘部12と接続される端部とは反対側の端部がアンカー16に接続されている。4つのアンカー16の各々は、枠状錘部12のX方向の両側に設けられた外周面とX方向において対向する位置に設けられている。アンカー16の各々は、基板14に接続された基端部からZ方向に延びる直方体形状に形成されている。アンカー16の各々は、導電材料が埋め込まれたスルーホール16Aが形成され、当該スルーホール16Aが基板14上に形成された配線(図示略)により外部回路に接続されている。バネ15は、例えば、X方向に対する撓動性を備え、Y方向及びZ方向の2方向に対する剛性を高めて伸縮が規制される構造となっている。枠状錘部12は、基板14に固定された4つのアンカー16に対しバネ15により支持されることによって、基板14上に浮いた状態でX方向に揺動可能に保持されている。
枠状錘部12は、X方向における中央部に対して一方側(図中における左側)であってY方向で対向する支承部18に、錘部11を支持する一対のトーションバネ19が接続されている。一対のトーションバネ19の各々は、Y方向に向かって形成されている。錘部11は、X方向及びY方向に沿った平板状に形成され、回転支点部21と、回転支点部21に対しX方向の両側の各々に設けられた第1及び第2翼部23,24とを備える。錘部11は、支承部18の各々の内周部分に接続された一対のトーションバネ19が回転支点部21のY方向の両側のそれぞれに接続されている。回転支点部21は、X方向において略中央に位置する部分にトーションバネ19が接続されている。錘部11は、トーションバネ19によって枠状錘部12の支承部18に対し回転可能に支持されている。錘部11は、トーションバネ19が延設されるY方向に沿った回転軸線を中心に回転する。錘部11は、回転支点部21に対してX方向の一方側(図1において左側)に第1翼部23が形成され、他方側(図1において右側)に第2翼部24が形成されている。第1及び第2翼部23,24は、回転支点部21のX方向における中央部を通りY方向に沿った回転軸線を中心として互いに異なるZ方向に回転する。
第1翼部23は、長辺がY方向に沿った平面視略長方形の板状をなしている。第1翼部23は、基板14に設けられた一対の第1固定電極31,32の外周部分を囲むように形成された可動電極部26が設けられている。可動電極部26は、第1翼部23の中央部に一体成形される四角枠状をなし、内周部分が第1固定電極31,32の各々と互いに離間している。また、一対の第1固定電極31,32は、可動電極部26に囲まれた領域内において互いに隣接した状態で配置されている。第1固定電極31,32の各々は、平面がX方向及びZ方向に沿った板状に形成されている。第1固定電極31,32の各々は、互いの平面が対向するようにY方向に沿って所定の間隔を間に設けて配置されている。第1固定電極31は、X方向の一端側(図中における左側)に導電材料が埋め込まれたスルーホール31Aが設けられ、基板14の上に形成された配線(図示略)と電気的に接続されている。また、第1固定電極32は、X方向の一端側(図中における右側)に導電材料が埋め込まれたスルーホール32Aが設けられ、基板14の上に形成された配線と電気的に接続されている。可動電極部26は、所定の隙間を間に設けて対向する第1固定電極31,32の各々と平行平板コンデンサを構成している。また、基板14は、Y方向において第1固定電極31,32を間に挟む位置の基板14上に、第2固定電極33が形成されている。第2固定電極33は、Z方向において第1翼部23と対向する位置に設けられ、長辺がX方向に沿った平面視略長方形状に形成されている。第2固定電極33は、Z方向において所定の隙間を間に設けて対向する第1翼部23と平行平板コンデンサを構成している。
また、第2翼部24は、平面視略正方形の板状をなしている。なお、以下の説明では、第1翼部23と同様の構成についてはその説明を適宜省略する。第2翼部24は、Y方向における長さが第1翼部23と同一となっている。第2翼部24は、当該第2翼部24の中央部に、基板14上に設けられた一対の第1固定電極35,36の外周部分を囲むように可動電極部28が一体成形されている。第1固定電極35,36の各々は、X方向の一端側にスルーホール35A,36Aが形成されている。可動電極部28は、所定の隙間を間に設けて対向する第1固定電極35,36の各々と平行平板コンデンサを構成している。また、基板14は、Y方向において一対の第1固定電極35,36を間に挟む位置の各々に第2固定電極38が形成されている。第2固定電極38は、Z方向において第2翼部24と対向する位置に設けられ、長辺がX方向に沿った平面視略長方形状に形成されている。第2固定電極38は、Z方向において所定の隙間を間に設けて対向する第2翼部24と平行平板コンデンサを構成している。
なお、上記したセンサ10は、錘部11、枠状錘部12、バネ15、トーションバネ19が、例えば導電性を有する低抵抗なシリコン材料等からなり、アンカー16のスルーホール16Aに電気的に接続されている。従って、錘部11の可動電極部26,28は、スルーホール16Aを介して外部回路(図示略)に電気的に接続されている。
ここで、上記したセンサ10は、枠状錘部12及び錘部11をX方向に振動させた状態でZ方向を回転軸としたZ軸回転(例えば、図中の回転を示す矢印41の方向の回転)の角速度が加えられたときに、錘部11がコリオリ力(慣性力)によりY方向に変位するのを利用して角速度を検出する構成となっている。詳述すると、枠状錘部12は、X方向の両側の外周面に当該枠状錘部12を能動的に振動させるための複数の駆動用可動電極29が設けられている。駆動用可動電極29の各々は、枠状錘部12の外周面からX方向に沿って外側に向かって形成されている。複数の駆動用可動電極29は、Y方向に沿って等間隔に並んで形成され平面視における形状が櫛歯状に構成されている。基板14は、駆動用可動電極29の各々のY方向の間となる位置に駆動用固定電極39が設けられている。駆動用固定電極39の各々は、基板14に対して固定され、Y方向において所定の隙間を間に設けて対向する駆動用可動電極29と平行平板コンデンサを構成している。駆動用固定電極39は、X方向の一端部に形成されたスルーホール39Aが基板14上に形成された配線により外部回路に接続されている。そして、駆動用固定電極39は、例えば、X方向の一方側に設けられた駆動用固定電極39と他方側の駆動用固定電極39とに互いに逆位相となる交流の駆動信号が外部回路から印加されることにより、各駆動用可動電極29との間でX方向の静電気力を交互に発生させ、枠状錘部12をX方向(図中の左右の振動方向)に振動させる。
また、錘部11は、第1及び第2翼部23,24が、回転支点部21、トーションバネ19及び支承部18を介して基板14と電気的に接続されている。第1翼部23の可動電極部26は、第1固定電極31,32の各々とY方向で対向し所定の静電容量のコンデンサが構成される。同様に、第2翼部24の可動電極部28は、第1固定電極35,36の各々とY方向で対向し所定の静電容量のコンデンが構成される。センサ10は、図中に示すZ軸回転(矢印41参照)の角速度が作用すると、コリオリ力とトーションバネ19のバネ定数に応じて錘部11のY方向における位置が変動する。センサ10は、錘部11のY方向への変動にともなう第1翼部23と第1固定電極31,32との間の静電容量の変化量と、第2翼部24と第1固定電極35,36との間の静電容量の変化量とに基づいて角速度が検出される。例えば、Y方向の一方(図中の上方)に錘部11が変動するのにともなって可動電極部26と第1固定電極31との間の距離が長くなり静電容量が減少する一方で、可動電極部26と第1固定電極32との間の距離が短くなり静電容量が増加する。このような可動電極部26と第1固定電極31,32(可動電極部28と第1固定電極35,36)との間の距離の変動にともなって変化する静電容量の変化量の差分が図示しない外部回路に出力され、外部回路がCV変換により静電容量の差分を電気信号に変換及び増幅等し角速度信号として抽出することによってZ軸回転の角速度を検出する。
一方で、センサ10は、枠状錘部12及び錘部11をX方向に振動させた状態でY方向を回転軸としたY軸回転(例えば、矢印43の方向の回転)の角速度が加えられたときに、錘部11がコリオリ力によりZ方向に変位するのを利用して角速度を検出する構成となっている。錘部11は、Y軸回転の角速度に応じてZ方向に作用するコリオリ力によって、第1及び第2翼部23,24の各々に異なるモーメントが作用し回転する。センサ10は、錘部11の回転にともなって、第1翼部23と第2固定電極33との間の距離と、第2翼部24と第2固定電極38との間の距離が変動する。このような第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38との間の距離の変動にともなって変化する静電容量の変化量からY軸回転の角速度を検出することが可能となる。従って、本実施例のセンサ10は、Y軸回転とZ軸回転との2つの角速度が検出可能な多軸センサとして構成されている。
(Z軸回転の角速度の検出値の補正について)
上記したようにセンサ10は、静電容量の変化量からY軸回転及びZ軸回転の角速度が検出される。しかしながら、センサ10の錘部11は、Y方向及びZ方向に対する自由度を有し位置が変動する。従って、第1固定電極31,32及び第1固定電極35,36によってZ軸回転の角速度を検出する際に、例えば、Y軸回転の角速度が錘部11に作用しているとコリオリ力によって錘部11が回転し検出される静電容量(角速度)に影響が出る。これに対し、本実施例のセンサ10は、Z軸回転の角速度を検出する際に、錘部11がY軸回転して生じる誤差を補正する処理を実行する。
以下の説明では、説明を理解し易くするため、一例として、第2翼部24の可動電極部28と第1固定電極36との間の静電容量について説明する。図2は、図1に示すセンサ10のA−A線断面図であり、可動電極部28と、可動電極部28とY方向で対向する第1固定電極36とを模式的に示した図である。図3は、可動電極部28及び第1固定電極36を上方から見た一部拡大図である。可動電極部28は、第2翼部24がZ方向に回転していない初期状態では、基板14に固定された第1固定電極36とZ方向における位置が同一となっている。この初期状態において、第1固定電極36の可動電極部28と対向する部分の対向面積をS、X方向の距離を長さL、Z方向の距離を高さh、Y方向の距離をd(図3参照)、誘電率をεとすると、第1固定電極36と可動電極部28とのY方向において構成されるコンデンサの静電容量Cは、次式で表される。
C=ε*S/d=ε*L*h/d・・・・・・・・(1)
ちなみに、センサ10は、錘部11と基板14との隙間及び錘部11の上面を覆う空間を真空状態としてもよく、空気や錘部11の回転を減衰等させるための媒体(窒素等)を充填してもよい。この場合、誘電率εは、充填した気体に応じて決定される。
次に、図3に示すように、例えば、Z軸回転の角速度によって生じるコリオリ力によって可動電極部28が第1固定電極36に近づくようにY方向(図3中の矢印の方向)に移動し距離dが距離Δdだけ減少すると、変動後の静電容量ΔCは、次式で表される。
ΔC=ε*S/(d−Δd)・・・・・・・・・・・(2)
ここで、図4に示すように、Z軸回転の角速度を検出するために静電容量Cの変化量を検出するタイミング(例えば、複数の電極間の静電容量ΔCの差分を外部回路に出力するタイミング)で、錘部11がZ方向に回転しており第2翼部24が初期状態からZ方向における基板14側に回転していたとする。これにより、第1固定電極36は、可動電極部28との対向面積Sが減少する。従って、静電容量Cに基づくZ軸回転の角速度を検出しようとしても、静電容量Cの変化量には、錘部11が回転し対向面積Sが減少したことに起因した変化量が含まれることとなる。
対向面積Sの変化量を面積ΔSとすると、錘部11の回転を加味した静電容量ΔC’は、次式で表される。
ΔC’=ε*(S−ΔS)/(d−Δd)・・・・・・(3)
この静電容量ΔC’は、回転にともなう静電容量Cの変化量を誤差として含むかたちで外部回路に出力されCV変換の処理に用いられる。これに対し、本実施例のセンサ10は、上記式(3)における面積ΔSに応じた補正を処理する。
次に、補正処理の具体的な内容について説明する。図4に示すように、第2翼部24の回転によって減少した高さhの変化量を高さΔh、可動電極部28と第1固定電極36がなす角度を回転角度θとすると、面積ΔSは、次式で表される。
ΔS=1/2*L*Δh=1/2*L*Ltanθ
なお、θは極めて小さい角度であるため、面積ΔSは、次式で近似できる。
ΔS=1/2*L*θ・・・・・・(4)
次に、回転角度θについては、コリオリ力によって錘部11に作用する回転トルクから算出できる。センサ10は、錘部11がX方向に振動した状態で、例えばY軸回転の角速度Ωが錘部11に加えられると、次式で表されるコリオリ力Fc1が第1翼部23に、コリオリ力Fc2が第2翼部24に対してZ方向に作用する。なお、m1は第1翼部の質量、m2は第2翼部24の質量、速度vは錘部11のX方向に振動する速度を示している。
Fc1=2*m1*Ω*v
Fc2=2*m2*Ω*v
このコリオリ力Fc1,Fc2が第1及び第2翼部23,24の各々の重心に作用しているものとし、錘部11の回転の支点(回転支点部21の中心)から第1翼部23の重心までの距離をl1、回転の支点から第2翼部24の重心までの距離をl2とすると、錘部11に作用する回転トルクTは、上記したコリオリ力Fc1,Fc2を用いて次式で表される。
T=Fc1*l1−Fc2*l2=2vΩ(m1*l1−m2*l2)・・・・・・(5)
また、回転角度θは、上記した回転トルクTと、錘部11を支持するトーションバネ19のY軸回転の回転方向に対するバネ定数kに比例し、次式で表される。
θ=T/k・・・・・・(6)
上記式(5),(6)を式(4)に代入して対向面積Sの変化量である面積ΔSは、次式で表される。
ΔS=1/2*L*2vΩ(m1*l1−m2*l2)/k・・・・・・・(7)
ここで、上記式(7)に含まれる変数のうち、長さL、質量m1、m2,距離l1,l2は、センサ10の設計上において一意に定まる値である。また、バネ定数kは、トーションバネ19を構成する材料の物性や寸法などにおいて一意に定まる値である。また、速度vは、錘部11の質量などの設計上の値や駆動用可動電極29及び駆動用固定電極39に印加する駆動電圧の大きさなどの制御における条件などによって定まる値(例えば、錘部11がX方向に振動する速度の平均値)である。そして、角速度Ωは、Y軸回転の角速度であり、本実施例においては、第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38とで構成されるコンデンサの静電容量から検出することが可能となる。
本実施例のセンサ10では、図1に示すように、第1及び第2翼部23,24は、第2固定電極33,38とZ方向で対向する部分が、当該第2固定電極33,38の上面を覆うのに十分な大きさで形成されている。このため、仮にZ軸回転の角速度を検出する際に、コリオリ力によって錘部11がY方向(図1における上下方向)に変動したとしても、第1及び第2翼部23,24は、第2固定電極33,38と常にZ方向で対向する状態となる。従って、錘部11がY方向に変動するZ軸回転の角速度を検出する際にも、第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38とで検出される角速度Ωを真値として取り扱うことができる。即ち、補正値として処理する面積ΔSが一意に定まる。そして、この面積ΔSを用いて上記式(3)の静電容量ΔC’を補正することよって、正しい静電容量ΔC(式(2)参照)を求めることができる。
具体的には、例えば、静電容量ΔC’は、錘部11の回転にともなう静電容量の変化量を誤差として含むかたちで外部回路によってCV変換されるため、変換後に検出される電圧値から当該静電容量ΔC’を求めることが可能となる。また、上記式(3)において、誘電率ε、対向面積S及び距離dは、センサ10の設計上において一意に定まる値である。従って、外部回路は、上記式(3)から可動電極部28がY方向に沿って移動する距離Δdを算出することが可能となる。そして、算出した距離Δdと上記式(2)を用いて補正後の静電容量ΔCが求めることが可能となる。このようにして、センサ10は、Z軸回転の角速度を検出する際のY軸回転による誤差を補正し、正しい角速度を算出することが可能となる。
以上、上記した実施例によれば、以下の効果を奏する。
<効果1>本実施例のセンサ10が備える錘部11は、枠状錘部12に一対のトーションバネ19を介して支持され基板14上に保持されている。センサ10は、Z軸回転の角速度に応じたコリオリ力によって錘部11がY方向に変動すると、第1固定電極31,32,35,36と可動電極部26,28との間の静電容量が変動する。また、センサ10は、Y軸回転の角速度に応じたコリオリ力によって錘部11の第1及び第2翼部23,24がZ方向に回転すると、第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38との間の静電容量が変動する。従って、センサ10は、Y軸回転とZ軸回転の各々の方向の角速度が検出可能な多軸センサとして構成されている。
そして、センサ10は、Z軸回転の角速度を検出する際に、他軸であるY軸回転の角速度の検出結果を用いて補正処理を行う。具体的には、センサ10は、Z軸回転の角速度を検出する際に、第1及び第2翼部23,24がZ方向に回転して第1固定電極31,32,35,36と可動電極部26,28との間の静電容量に生じる変化量を、第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38との間の静電容量の変化量を用いて補正する処理を実行する。これにより、Z軸回転の角速度を検出する際に、錘部11がZ方向に回転することによって可動電極部26,28の位置が変動してしまっても、第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38との間の静電容量から誤差を補正することができる。その結果、このセンサ10によれば、検出用の各電極を配置する位置を集約することで小型化を図りつつ、他軸感度による誤差を補正して検出精度の向上を図ることができる。
<効果2>センサ10は、Y軸回転とZ軸回転の各々の方向の角速度が検出可能な角速度センサとして構成されている。ここで、角速度センサは、一般的に、可動電極の変位量が検出結果に与える影響が、他の慣性センサ(加速度センサなど)に比べて大きくなる傾向がある。従って、上記した補正処理を、角速度センサに適用することは極めて有効である。
<効果3>第1及び第2翼部23,24は、第2固定電極33,38とZ方向で対向する部分が、当該第2固定電極33,38の上面を覆うのに十分な大きさで形成されている(図1参照)。このため、仮にZ軸回転の角速度を検出する際に、コリオリ力によって錘部11がY方向に変動したとしても、第1及び第2翼部23,24は、第2固定電極33,38と常にZ方向で対向する状態となる。従って、錘部11がY方向に変動するZ軸回転の角速度を検出する際にも、第1及び第2翼部23,24と第2固定電極33,38とで検出される角速度Ωを真値として取り扱うことができ、より確実に検出精度の向上が図れる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施例では、本願における多軸センサとして角速度センサを例に説明したが、他の物理量を検出する慣性センサ、例えば加速度センサに本発明を適用してもよい。
また、測定軸の数は、2方向に限らない。例えば、センサ10は、XYZの3方向の各々の方向に沿った回転軸を中心とした回転の角速度を検出可能な構成でもよい。この場合、例えば、X軸回転の角速度を、Y軸回転及びZ軸回転の2つの測定軸の検出結果で補正してもよい。
また、上記した補正処理の内容は、一例であり、測定軸と異なる他軸の検出結果を用いて測定軸の検出結果を補正できれば、処理手順の順番などの処理内容を適宜変更してもよい。
また、センサ10が備える各部材の形状・構成等は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、各電極(第1固定電極31,32や第2固定電極33など)の数、形状、位置は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、錘部11は、可動電極部28を省略した構成でもよい。この場合、第1固定電極35,36も併せて省略する。
ちなみに、静電容量型の角速度センサ10は、多軸センサの一例である。トーションバネ19は、弾性部の一例である。第1固定電極31,32と可動電極部26とで構成されるコンデンサは、第1静電容量部の一例である。第1固定電極35,36と可動電極部28とで構成されるコンデンサは、第1静電容量部の一例である。第1翼部23と第2固定電極33とで構成されるコンデンサは、第2静電容量部の一例である。第2翼部24と第2固定電極38とで構成されるコンデンサは、第2静電容量部の一例である。枠状錘部12、バネ15、アンカー16、駆動用可動電極29及び駆動用固定電極39は、駆動部の一例である。Y方向は、第1方向の一例である。Z方向は、第2方向の一例である。X方向は、第3方向の一例である。
10 角速度センサ(多軸センサ)、11 錘部、12 枠状錘部、14 基板、15 バネ、16 アンカー、18 支承部、19 トーションバネ、21 回転支点部、23 第1翼部、24 第2翼部、29 駆動用可動電極、31,32,35,36 第1固定電極、33,38 第2固定電極、39 駆動用固定電極。

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板から遊離して変動する弾性部と、
    前記弾性部に支持されることによって、第1方向と、前記第1方向とは異なる第2方向との少なくとも2方向に対して変動可能に構成される錘部と、
    前記基板に固定される第1固定電極と、前記錘部に設けられる第1可動電極との前記第1方向における距離に応じて静電容量が変動する第1静電容量部と、
    前記基板に固定される第2固定電極と、前記錘部に設けられる第2可動電極との前記第2方向における距離に応じて静電容量が変動する第2静電容量部と、を備え、
    前記第1静電容量部の静電容量の変化量を検出する際における前記第2静電容量部の静電容量の変化量を用いて、前記第1静電容量部の静電容量の変化量を補正することを特徴とする多軸センサ。
  2. 前記第1方向と前記第2方向とは、互いに直交し、
    前記第1及び第2方向の2方向に直交する第3方向に前記錘部を振動させる駆動部をさらに備え、
    前記駆動部によって前記錘部を前記第3方向に振動させた状態で、前記第1及び第2方向のいずれかの方向に沿った回転軸を中心とした角速度が加わることによって前記錘部に作用するコリオリ力に応じた前記第1及び第2静電容量部の静電容量の変化量を検出することを特徴とする請求項1に記載の多軸センサ。
  3. 前記第1方向は、前記基板の平面に対して平行な任意の1方向であり、
    前記第2方向は、前記基板の平面に対して直交する方向であり、
    前記第2固定電極は、前記基板上に設けられ、
    前記第2可動電極は、前記錘部が前記第1方向に向かって変動した場合にも、当該第2可動電極の少なくとも一部が、前記第2固定電極と前記第2方向において対向する大きさで形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多軸センサ。
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