JP2008170402A - 静電容量検出型の物理量センサ - Google Patents

静電容量検出型の物理量センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2008170402A
JP2008170402A JP2007006403A JP2007006403A JP2008170402A JP 2008170402 A JP2008170402 A JP 2008170402A JP 2007006403 A JP2007006403 A JP 2007006403A JP 2007006403 A JP2007006403 A JP 2007006403A JP 2008170402 A JP2008170402 A JP 2008170402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
physical quantity
quantity sensor
capacitance
type physical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007006403A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Katsuki
隆史 勝木
Fumihiko Nakazawa
文彦 中澤
Hiroshi Ishikawa
寛 石川
Hiroaki Inoue
広章 井上
Yuji Takahashi
勇治 高橋
Takayuki Yamaji
隆行 山地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Media Devices Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Media Devices Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Media Devices Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007006403A priority Critical patent/JP2008170402A/ja
Publication of JP2008170402A publication Critical patent/JP2008170402A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

【課題】検出電極に発生する不要振動などによる検出精度の低下を抑制すること。
【解決手段】ギャップを有して対向する第1の電極11と第2の電極12とのうちのいずれかの電極を外力によって1つの軸方向に移動させることによって第1の電極と第2の電極との対向距離または対向面積を変化させ、これを電極間の静電容量の変化として検出する静電容量検出型の物理量センサ3であって、第1の電極11と第2の電極12のうちのいずれか1方の電極についての1つの軸方向とは垂直な方向に沿った長さが、他方の電極よりも大きく形成されることにより、1方の電極が他方の電極の両側にそれぞれギャップの3倍以上はみ出すように構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ギャップを有して対向する第1の電極と第2の電極とのうちのいずれかの電極を外力によって移動させ、それら電極間の静電容量を変化させて物理量を検出する静電容量検出型の物理量センサに関し、特にマイクロマシニング技術を適用した物理量センサに関する。
近年、様々な技術分野において、マイクロマシニング技術〔MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)またはMST(Micro System Technology) ともいう〕により形成される微小構造を有する素子の応用化が図られている。
例えば、センサデバイスの分野では、静電容量の変化によって物理量を検出する加速度センサやジャイロセンサなどの研究開発が進んでいる。このような物理量センサでは、加速度や角速度が印加されたときに、可動の検出電極が変位しまたは振動する。検出電極と固定電極との間の静電容量の変化に基づいて、物理量が検出される。つまり、ある1つの方向または1つの軸周りの回転方向に可動する質量体に検出電極が形成され、または可動する質量体自体が検出電極となっている。この質量体に加速度または角速度が印加されたときに、質量体の変位を検出電極と固定電極との間の容量変化として検出し、これによって加速度または角速度を測定する(特許文献1)。
特開2006−196588
このような物理量センサにおいて、検出精度を向上させるためには、質量体または検出電極が1つの方向にのみ可動することが好ましい。そのために、板ばねを用いて検出電極を平行振動させるもの、トーションバーを用いて回転振動させるものなどがある。
しかし、どのような構造を採用した場合であっても、完全に1つの方向のみにしか変位しないようにするのは極めて困難であり、通常は異なる方向についても微小な変位を持ち得る。
そのため、検出方向と異なる加速度が加わったときにも、僅かではあるが電極間の静電容量が変化する。また、参照振動部をもつジャイロセンサなどにおいては、参照振動が機械的に漏れることによって検出電極が不要な方向に振動し、これによって電極間の静電容量が変化する。
例えば、可動電極が検出方向とは異なる方向に変位することによって、電極間の静電容量の減少として検出されてしまう。その場合に、本来検出すべき方向以外の加速度やコリオリ力によって出力が変化し、正しい測定ができなくなることがある。
このように、従来においては、検出電極に不要な振動が発生したり検出方向とは異なる方向に力や加速度が加わることによって、検出方向による静電容量の変化とは別の静電容量変化が生じてしまい、これが検出精度の低下を招いているという問題がある。
これに対して、従来においては、検出方向のみに変位するように板ばね形状の構造体を形成する。このとき、構造体の厚みが厚いほど、板バネとしては直角方向に対して固くなり、不要振動を抑えることができるようになる。しかし、厚みが増すことによって加工時間が長くなるので、厚みを十分に厚くすることはできない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、2つの電極の対向距離または対向面積を変化させてその電極間の静電容量の変化として検出する静電容量検出型の物理量センサにおいて、検出電極に発生する不要振動などによる検出精度の低下を抑制することを目的とする。
本発明に係る物理量センサは、ギャップを有して対向する第1の電極と第2の電極とのうちのいずれかの電極を外力によって1つの軸方向に移動させることによって前記第1の電極と第2の電極との対向距離または対向面積を変化させ、これを電極間の静電容量の変化として検出する静電容量検出型の物理量センサであって、前記第1の電極と第2の電極のうちのいずれか1方の電極についての前記1つの軸方向とは垂直な方向に沿った長さが、他方の電極よりも大きく形成されることにより、前記1方の電極が前記他方の電極の両側にそれぞれ前記ギャップの3倍程度以上はみ出すように構成される。
1方の電極が他方の電極よりもはみ出しているので、電極または電極部材に不要振動などが発生した場合であっても、それによる静電容量の変化が最小限に抑えられ、本来の移動方向または振動方向の変位を高い精度で検出することができる。
物理量センサとして、角速度センサ、加速度センサ、変位センサ、その他の種々のセンサに適用可能である。
本発明によると、検出電極に発生する不要振動などによる検出精度の低下を抑制することができる。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明に係る第1の実施形態の物理量センサ3の平面図、図2は図1の物理量センサ3のA−A線矢視断面図、図3は図2の電極部材11a,12aを拡大して示す図、図4は電極部材12aの拡大幅KHによる容量変化の低減の効果を示す図である。
図1および図2において、物理量センサ3は、ギャップを有して対向する第1の電極11と第2の電極12とを有する。第1の電極11と第2の電極12とは、複数の電極部材(櫛歯電極)11a,11a…および電極部材(櫛歯電極)12a,12a…が、それぞれ櫛歯状に配置され、かつ櫛歯状の電極部材11a,12aが互いに相手の櫛歯間に入り込むことによって、櫛歯型電極を形成している。
第1の電極11は固定されており、第2の電極12は図1の矢印M1方向およびM2方向に可動である。第2の電極12を矢印M1方向またはM2方向に移動させることによって、電極部材11aと電極部材12aとの間の対向距離が変化する。
第1の実施形態においては、可動である第2の電極12を、外力によって1つの軸方向つまり矢印M1方向またはM2方向に移動させることによって、第1の電極11と第2の電極12との対向距離を変化させ、これを電極間の静電容量Cの変化として検出する。
つまり、第2の電極12が矢印M1方向に移動すると、電極部材11aと電極部材12aとの間の対向距離が小さくなり、静電容量Cは増大する。これとは逆に、第2の電極12が矢印M2方向に移動すると、電極部材11aと電極部材12aとの間の対向距離が大きくなり、静電容量Cは減少する。
なお、第2の電極12が矢印M1方向に移動したときに、図1において電極部材12aの上方位置にある電極部材11aに対しては対向距離が小さくなるが、下方位置にある電極部材12aに対しては対向距離が大きくなる。しかし、電極部材12aに対して距離の近い電極部材11aが静電容量Cに大きく依存するので、全体で見た場合に結果として静電容量Cは増大する。矢印M2方向に移動した場合も、同様の理由で静電容量Cは減少する。
このように、第1の実施形態の物理量センサ3においては、一方の電極部材11aが他方の2つの電極部材12aの間の中央位置にあるのではなく、いずれか片方の電極部材12aの側に偏った位置にある。
このように、物理量センサ3は、静電容量検出型の物理量センサである。また、第1の実施形態の物理量センサ3は、上に述べたように、電極部材11a,12aの対向距離を変化させる方向が軸方向(M1,M2方向)と一致するように設定されている。
さて、図2によく示されるように、第1の電極11と第2の電極12とでは、それらの電極部材11a,12aの幅寸法(高さ寸法)が互いに異なる。つまり、第2の電極12の電極部材12aについて、軸方向(M1,M2方向)とは垂直な方向(M3方向)に沿った長さが、第1の電極11の電極部材11aよりも大きく形成されている。
また、図2において、第1の電極11および第2の電極12は、それぞれシリコンなどからなる。第1の電極11および第2の電極12は、シリコンなどからなるベース半導体層21の上部に、酸化シリコン膜などからなる絶縁層22を介して設けられている。
図3(A)を参照して、外力が加わらない自由状態での電極部材11a,12a間のギャップをGPとし、電極部材11aに対する電極部材12aのはみ出し量である拡大幅をKHとすると、拡大幅KHは、次の式を満足する。
KH ≧ 3・GP
つまり、電極部材12aは、電極部材11aの両側にそれぞれギャップGPの3倍程度以上はみ出すように、つまりギャップGPの3倍程度以上の拡大幅KHを持つように、構成されている。
したがって、第2の電極12の矢印M1方向またはM2方向への移動の有無に係わらず、図3(B)に示すように、何らかの要因で電極部材12aが矢印M3方向に移動した場合であっても、電極部材11aと電極部材12aとの対向面積は変わらないので、電極部材12aが矢印M3方向に移動したことによる静電容量Cへの影響が最小限に抑えられ、静電容量Cまたはその変化を正確に測定することができる。
したがって、第2の電極12または電極部材11a,12aに不要振動などが発生した場合であっても、それによる静電容量Cの変化が最小限に抑えられ、本来の矢印M1方向またはM2方向の変位を高い精度で検出することができる。その結果、物理量センサ3によって、速度、加速度、角速度などを検出する場合に、不要振動などによる検出精度の低下を抑制することができる。
なお、図4において、拡大幅KHのギャップGPに対する比つまり(拡大幅KH/ギャップGP)を横軸とし、静電容量Cの変化率(%)を縦軸として、電極部材12aがギャップGPと同じ長さだけ矢印M3方向にずれた場合、つまり図3(B)に示すずれ量ZがギャップGPに等しいとした場合についての計算値が、プロットされている。
図4によると、(拡大幅KH/ギャップGP)が「3」程度以上になると、静電容量Cの変化率は0.2%以下となり、電極部材12aの矢印M3方向へのずれによる影響が急激に減少することが分かる。
つまり、拡大幅KHがギャップGPの3倍程度以内である場合は、矢印M3方向へのずれのような不要な変位に対する静電容量Cの変化が大きいが、拡大幅KHをギャップGPの3倍程度以上とすることによって、ギャップGPと同じ寸法だけ矢印M3方向に変位した場合であっても、静電容量Cの変化が少なくなり、実質的には静電容量Cの変化がなくなって安定することが分かる。このように、拡大幅KHをギャップGPの3倍程度以上とすることにより、容量変化ノイズの低減に大きな効果がある。
なお、物理量センサ3は、マイクロマシニング技術を用いて製作されるものであり、図4においては、ギャップGPを1μm、電極部材11aの幅寸法(高さ寸法)を30μm、電極部材11a,12aのそれぞれの厚さを5μmとして計算した。なお、第1の電極11の図1における横方向の寸法は、例えば300μm程度である。また、ギャップGPとして、例えば1〜3μm程度としてもよい。
また、電極部材12aの幅寸法を電極部材11aよりも大きくするためには、例えば、図2において、ベース半導体層21の上方に電極部材11a,12aを形成する際に、電極部材12aの方が電極部材11aよりも厚く(高く)なるように形成しておけばよい。その場合に、電極部材11aと12aとを別々の工程で形成してもよい。または、ベース半導体層21の上部に犠牲層を設けておき、その犠牲層に凹凸を付けておき、犠牲層の上部に電極部材11a,12aを形成するようにしてもよい。
〔第2の実施形態〕
図5は本発明に係る第2の実施形態の物理量センサ3Bの平面図、図6は図5の物理量センサ3BのB−B線矢視断面図である。
図5および図6において、物理量センサ3Bは、ギャップを有して対向する第1の電極13と第2の電極14とを有する。これら第1の電極13および第2の電極14は、第1の実施形態の物理量センサ3と同様に、櫛歯型電極である。
第1の電極13は固定されており、第2の電極14は図5の矢印M1方向およびM2方向に可動である。第2の電極14を矢印M1方向またはM2方向に移動させることによって、電極部材13aと電極部材14aとの間の対向面積が変化する。対向面積の変化によって静電容量Cが変化する。つまり、電極部材11a,12aの対向面積を変化させる方向が軸方向(M1,M2方向)と一致するように設定されている。
第2の実施形態の物理量センサ3Bにおいては、電極部材13aと電極部材14aとが交互に等間隔で配置されており、したがって一方の電極部材は他方の2つの電極部材の間の中央位置にある。一方の電極部材が他方の電極部材間の中央位置にあることによって、電極部材13aまたは電極部材14aが図5の上下方向に振動した場合であっても、それによる静電容量Cの変化が各電極部材13a,14aの両側で打ち消され、影響はほとんどない。
なお、電極部材13aおよび電極部材14aは、シリコンなどからなるベース半導体層23の上部に設けられている。
図6に示されるように、第2の実施形態の物理量センサ3Bにおいても、電極部材14aは、電極部材13aの両側にそれぞれギャップGPの3倍程度以上はみ出すように、つまりギャップGPの3倍程度以上の拡大幅KHを持つように、構成されている。
したがって、何らかの要因で電極部材14aが矢印M3方向に移動した場合であっても、電極部材13aと電極部材14aとの対向面積には影響がないので、静電容量Cまたはその変化を正確に測定することができる。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態の物理量センサ3Cは、コリオリ力を利用した振動型で2重ジンバル構造の角速度センサである。
図7は本発明に係る第3の実施形態の物理量センサ3Cの平面図、図8は図7の物理量センサ3Cの斜視図である。なお、図8には図7の一部のみを示す。
物理量センサ3Cは、平面視が矩形の第1のジンバル部30、および、平面視が矩形枠型の第2のジンバル部40を有する。第1のジンバル部30は、第2のジンバル部40の内側に配置され、第2のジンバル部40の内側面と第1のジンバル部30の外側面との間においてx方向に沿って配置されて連結されたトーシヨンバー32,32によって支持されており、トーシヨンバー32,32が捩じれることによってx方向の軸を中心に回動可能である。
第2のジンバル部40は、その外側面とフレーム部50,51の側面との間においてy方向に沿って配置されて連結されたトーシヨンバー42,42によって、y方向の軸を中心に回動可能に支持されている。
第1のジンバル部30の下方には、ギャップをおいて1対の平板電極44,45が設けられている。平板電極44,45は、それぞれ、トーシヨンバー46,47によって、接続用の電極52,53にそれぞれ接続されている。
外力が加わらない自由状態においては、第1のジンバル部30と平板電極44,45とは互いに平行であり、これらは平行平板電極を形成している。しかし、第1のジンバル部30がトーシヨンバー32を軸にして回転した場合には、第1のジンバル部30の半分は平板電極44,45のいずれか一方に近づき、第1のジンバル部30の他の半分は平板電極44,45のいずれか他方に近づく。これによって、第1のジンバル部30と平板電極44,45との間の静電容量Cが変化する。
また、第2のジンバル部40の下方には、ギャップをおいて1対の平板電極48,49が設けられている。平板電極48,49に電圧を印加することにより、第2のジンバル部40との間に静電力が作用し、第2のジンバル部40が回動する。
図8に示すように、x方向およびy方向に対して垂直な方向、つまり第1のジンバル部30および第2のジンバル部40の表面に対して垂直な方向をz方向とする。平板電極48,49に交互に電圧を印加することにより(図7参照)、第2のジンバル部40を、y軸を中心に揺動(振動)させる。このとき、第2のジンバル部40を「駆動ジンバル部」という。このときの駆動変位角度はθyである。この状態で、z軸を中心に角速度(回転角速度)Ωzが加わると、y軸に直交方向にコリオリ力が発生し、y軸と直交するx軸を中心に揺動しようとする。しかし、第2のジンバル部40は揺動できないため、第1のジンバル部30のみが、x軸を中心に揺動する。このとき、第1のジンバル部30を「検出ジンバル部」という。そして、検出変位角度θxを、平板電極44,45の電位変化により検出する。このようにして角速度の検出が行われる。
さて、図7によく示されるように、第1のジンバル部30と平板電極44,45とでは、x方向の長さが互いに異なる。つまり、平板電極44,45の方が、第1のジンバル部30よりも、x方向の長さが長く形成されている。
すなわち、第3の実施形態の物理量センサ3Cにおいても、平板電極44,45は、x方向において、第1のジンバル部30の両側にそれぞれギャップGPの3倍程度以上はみ出すように、つまりギャップGPの3倍程度以上の拡大幅KHを持つように、構成されている。
したがって、外力その他の要因で第1のジンバル部30がx方向に移動しまたは振動した場合であっても、第1のジンバル部30と平板電極44,45との対向面積には影響がないので、静電容量Cまたはその変化を正確に測定することができる。
なお、物理量センサ3Cにおいて、第1のジンバル部30または平板電極44,45の一方が本発明の第1の電極に対応し、他方第2の電極に対応する。
上に述べたように、いずれの実施形態の物理量センサ3,3B,3Cにおいても、対向する2つの電極のうちの一方が他方からはみ出すように構成しておくことによって、不要な方向の変位または振動などに対して静電容量Cの変化が抑制される。そのはみ出し量である拡大幅KHをギャップGPの3倍程度以上としておくことによって、不要な方向の変位または振動などによる静電容量Cへの影響はほとんどなくなる。
その結果、物理量センサ3,3B,3Cなどのデバイスの製作時のプロセスマージンの向上が期待でき、これによって歩留まりの向上やトリミング工程の削減といった低コスト化が可能となる。
上に述べた実施形態において、第1の電極、第2の電極の形状、個数、支持方法、移動方向、構造などは、種々変更することができる。その他、物理量センサ3,3B,3Cの全体または各部の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明に係る第1の実施形態の物理量センサの平面図である。 図1の物理量センサのA−A線矢視断面図である。 図2の電極部材を拡大して示す図である。 電極部材の拡大幅による容量変化の低減の効果を示す図である。 本発明に係る第2の実施形態の物理量センサの平面図である。 図5の物理量センサのB−B線矢視断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の物理量センサの平面図である。 図7の物理量センサの斜視図である。
符号の説明
3,3B,3C 物理量センサ
11,13 第1の電極
12,14 第2の電極
11a,12a,13a,14a 電極部材
30 第1のジンバル部(第1の電極,第2の電極)
40 第2のジンバル部(第2の電極,第1の電極)
44,45 平板電極(電極部材)
GP ギャップ
KH 拡大幅

Claims (8)

  1. ギャップを有して対向する第1の電極と第2の電極とのうちのいずれかの電極を外力によって1つの軸方向に移動させることによって前記第1の電極と第2の電極との対向距離または対向面積を変化させ、これを電極間の静電容量の変化として検出する静電容量検出型の物理量センサであって、
    前記第1の電極と第2の電極のうちのいずれか1方の電極についての前記1つの軸方向とは垂直な方向に沿った長さが、他方の電極よりも大きく形成されることにより、前記1方の電極が前記他方の電極の両側にそれぞれ前記ギャップの3倍程度以上はみ出すように構成されている、
    ことを特徴とする静電容量検出型の物理量センサ。
  2. 前記第1の電極と第2の電極とは、互いに平行に配置されることによって平行平板電極を形成している、
    請求項1記載の静電容量検出型の物理量センサ。
  3. 前記第1の電極と第2の電極とは、複数の電極部材がそれぞれ櫛歯状に配置され、かつ櫛歯状の電極部材が互いに相手の櫛歯状の電極部材間に入り込むことによって、櫛歯型電極を形成している、
    請求項1記載の静電容量検出型の物理量センサ。
  4. 前記2つの電極の対向距離を変化させる方向が前記軸方向と一致するように設定されている、
    請求項3記載の静電容量検出型の物理量センサ。
  5. 前記2つの電極の対向面積を変化させる方向が前記軸方向と一致するように設定されている、
    請求項3記載の静電容量検出型の物理量センサ。
  6. ギャップを有して対向する第1の電極と第2の電極とのうちのいずれかの電極を外力によって1つの軸方向の廻りに回動させることによって前記第1の電極と第2の電極との対向距離または対向面積を変化させ、これを電極間の静電容量の変化として検出する静電容量検出型の物理量センサであって、
    前記第1の電極と第2の電極のうちのいずれか1方の電極についての前記1つの軸方向に沿った長さが、他方の電極よりも大きく形成されることにより、前記1方の電極が前記他方の電極の両側にそれぞれ前記ギャップの3倍程度以上はみ出すように構成されている、
    ことを特徴とする静電容量検出型の物理量センサ。
  7. 前記第1の電極と第2の電極の電極間の静電容量の変化によって角速度を検知するように構成されている、
    請求項6記載の静電容量検出型の物理量センサ。
  8. 前記第1の電極と第2の電極の電極間の静電容量の変化によって加速度を検知するように構成されている、
    請求項6記載の静電容量検出型の物理量センサ。
JP2007006403A 2007-01-15 2007-01-15 静電容量検出型の物理量センサ Withdrawn JP2008170402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006403A JP2008170402A (ja) 2007-01-15 2007-01-15 静電容量検出型の物理量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007006403A JP2008170402A (ja) 2007-01-15 2007-01-15 静電容量検出型の物理量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008170402A true JP2008170402A (ja) 2008-07-24

Family

ID=39698622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007006403A Withdrawn JP2008170402A (ja) 2007-01-15 2007-01-15 静電容量検出型の物理量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008170402A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754195A (ja) * 1993-08-13 1995-02-28 Nippon Steel Corp 化成処理性の優れたZn−Ni合金めっき鋼板
KR101154187B1 (ko) 2012-02-24 2012-06-18 주식회사 티엘아이 상부 단차를 가지는 수직축 관성 센서 제조방법
JP2012159417A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toyota Central R&D Labs Inc 変位センサおよびその製造方法、半導体ウェハ
JP2012225851A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Denso Corp 静電容量式センサ、及び、その製造方法
JP2015059830A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社デンソー 加速度センサ
US8991252B2 (en) 2011-08-26 2015-03-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Displacement amount monitoring electrode arrangement
JP2015125124A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 株式会社村田製作所 多軸センサ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754195A (ja) * 1993-08-13 1995-02-28 Nippon Steel Corp 化成処理性の優れたZn−Ni合金めっき鋼板
JP2012159417A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toyota Central R&D Labs Inc 変位センサおよびその製造方法、半導体ウェハ
JP2012225851A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Denso Corp 静電容量式センサ、及び、その製造方法
US8991252B2 (en) 2011-08-26 2015-03-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Displacement amount monitoring electrode arrangement
KR101154187B1 (ko) 2012-02-24 2012-06-18 주식회사 티엘아이 상부 단차를 가지는 수직축 관성 센서 제조방법
JP2015059830A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社デンソー 加速度センサ
JP2015125124A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 株式会社村田製作所 多軸センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11313681B2 (en) Micromechanical detection structure of a MEMS multi-axis gyroscope, with reduced drifts of corresponding electrical parameters
JP5615967B2 (ja) 水平に向けられた駆動電極を有するmemsジャイロスコープ
US8689632B2 (en) Fully decoupled lateral axis gyroscope with thickness-insensitive Z-axis spring and symmetric teeter totter sensing element
JP5649972B2 (ja) ヨーレートセンサ
KR101283683B1 (ko) 수직축 방향 가속도계
US10209269B2 (en) Z-axis microelectromechanical detection structure with reduced drifts
WO2013179647A2 (ja) 物理量センサ
JP2008170402A (ja) 静電容量検出型の物理量センサ
US8794069B2 (en) Angular velocity sensor
EP3034997B1 (en) Mems gyro
JPH10239347A (ja) 運動センサ
JP5884603B2 (ja) ロールオーバージャイロセンサ
ITTO20080981A1 (it) Giroscopio microelettromeccanico con migliorata reiezione di disturbi di accelerazione
KR101547160B1 (ko) 진동형 마이크로기계 각속도 센서
WO2013094208A1 (ja) 振動型角速度センサ
US9891052B2 (en) Micromechanical gyroscope structure
US20110179870A1 (en) Dual-axis acceleration detection element
JP2015125124A (ja) 多軸センサ
TW201920903A (zh) 微機械轉速感測器配置及相應的製造方法
JP2014115080A (ja) 物理量センサ
JP3944509B2 (ja) 傾斜センサ
JP6167842B2 (ja) 静電容量型センサ
JP2008170455A (ja) 角速度センサ
JP3818318B2 (ja) 角速度センサ
WO2012160845A1 (ja) Memsセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100406