JPH1123610A - 静電容量型多軸加速度検出装置 - Google Patents
静電容量型多軸加速度検出装置Info
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- JPH1123610A JPH1123610A JP9196383A JP19638397A JPH1123610A JP H1123610 A JPH1123610 A JP H1123610A JP 9196383 A JP9196383 A JP 9196383A JP 19638397 A JP19638397 A JP 19638397A JP H1123610 A JPH1123610 A JP H1123610A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/084—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 他軸干渉の影響を可及的に抑制し、感度が一
定の静電容量型多軸加速度検出装置を提供すること 【解決手段】 センサ素子9は、可動電極17を備えた
半導体基板と、その半導体基板の両面に接合された固定
基板とを備え、一方の固定基板には、4つのX,Y軸検
出用固定電極20a〜20dが形成され、他方の固定基
板にはZ軸検出用固定電極20eが形成される。このセ
ンサ素子のZ軸検出用固定電極に対して一定の周波数の
Z軸検出駆動用矩形波を印加し、そのZ軸検出用固定電
極と可動電極で形成される静電容量に基づく出力に応じ
て決定される周波数のX,Y軸検出駆動用矩形波をX,
Y軸検出用固定電極に対して印加するようにし、さらに
各固定電極と可動電極間に発生する静電容量C1 〜C4
,Cz に基づいて各軸方向の加速度を演算回路24に
て求め、出力するようにする。
定の静電容量型多軸加速度検出装置を提供すること 【解決手段】 センサ素子9は、可動電極17を備えた
半導体基板と、その半導体基板の両面に接合された固定
基板とを備え、一方の固定基板には、4つのX,Y軸検
出用固定電極20a〜20dが形成され、他方の固定基
板にはZ軸検出用固定電極20eが形成される。このセ
ンサ素子のZ軸検出用固定電極に対して一定の周波数の
Z軸検出駆動用矩形波を印加し、そのZ軸検出用固定電
極と可動電極で形成される静電容量に基づく出力に応じ
て決定される周波数のX,Y軸検出駆動用矩形波をX,
Y軸検出用固定電極に対して印加するようにし、さらに
各固定電極と可動電極間に発生する静電容量C1 〜C4
,Cz に基づいて各軸方向の加速度を演算回路24に
て求め、出力するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量型多軸加
速度検出装置に関するもので、より具体的には他軸干渉
を抑制するようにした加速度検出装置に関する。
速度検出装置に関するもので、より具体的には他軸干渉
を抑制するようにした加速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、静電容量型の多軸加速度センサ
の一例を示している。同図に示すように、上下の固定基
板1,2間に2層のシリコン基板3,4が介在されてい
る。上側固定基板1の下面には4つの同一形状からなる
固定電極5a〜5dが形成されている。また上側のシリ
コン基板3は、梁3aを介して共通の可動電極6が形成
され、その可動電極6の下面には、重り7が取り付けら
れている。この重り7は、下側のシリコン基板4によっ
て形成される。
の一例を示している。同図に示すように、上下の固定基
板1,2間に2層のシリコン基板3,4が介在されてい
る。上側固定基板1の下面には4つの同一形状からなる
固定電極5a〜5dが形成されている。また上側のシリ
コン基板3は、梁3aを介して共通の可動電極6が形成
され、その可動電極6の下面には、重り7が取り付けら
れている。この重り7は、下側のシリコン基板4によっ
て形成される。
【0003】係る構成においては、加速度が0の平常状
態では、4つの固定電極5a〜5dと可動電極6との距
離は、所定の距離で一定であり、また、各固定電極5a
〜5dと可動電極6の重合面積も等しくなる。いま、固
定電極5a〜5dと可動電極6とを結ぶ方向(図1中、
上下方向)をZ軸とし、X軸とY軸をそれぞれ図1,図
2に示すような方向とすると、Z軸方向のみに加速度が
加わった場合には、両電極間の距離が同じように変位す
るので、各固定電極5a〜5dと可動電極6間に発生す
る静電容量は、同じように変化する。また、X軸方向の
みに加速度が加わったとすると、その加速度を受けた重
り7は、X軸方向に移動しようとするが、その構造上平
行移動はできず、その力の方向にある固定電極5a,5
cと可動電極6の距離が短くなり、逆に固定電極5b,
5dと可動電極6の距離が長くなる。同様に、Y軸方向
のみに加速度が加わったとすると、固定電極5a,5b
と可動電極6の距離が同じように短くなり、逆に固定電
極5c,5dと可動電極6の距離が長くなる。
態では、4つの固定電極5a〜5dと可動電極6との距
離は、所定の距離で一定であり、また、各固定電極5a
〜5dと可動電極6の重合面積も等しくなる。いま、固
定電極5a〜5dと可動電極6とを結ぶ方向(図1中、
上下方向)をZ軸とし、X軸とY軸をそれぞれ図1,図
2に示すような方向とすると、Z軸方向のみに加速度が
加わった場合には、両電極間の距離が同じように変位す
るので、各固定電極5a〜5dと可動電極6間に発生す
る静電容量は、同じように変化する。また、X軸方向の
みに加速度が加わったとすると、その加速度を受けた重
り7は、X軸方向に移動しようとするが、その構造上平
行移動はできず、その力の方向にある固定電極5a,5
cと可動電極6の距離が短くなり、逆に固定電極5b,
5dと可動電極6の距離が長くなる。同様に、Y軸方向
のみに加速度が加わったとすると、固定電極5a,5b
と可動電極6の距離が同じように短くなり、逆に固定電
極5c,5dと可動電極6の距離が長くなる。
【0004】このように各電極間距離が異なることか
ら、各電極間に発生する静電容量も変化し、しかも変化
のパターンは、加速度が加わる方向により異なるので、
各電極間に発生する静電容量の変化量を検出することに
より、その加速度の方向と大きさを知ることができる。
ら、各電極間に発生する静電容量も変化し、しかも変化
のパターンは、加速度が加わる方向により異なるので、
各電極間に発生する静電容量の変化量を検出することに
より、その加速度の方向と大きさを知ることができる。
【0005】具体的には、各電極をそれぞれ外部回路の
抵抗素子に直列接続し、その抵抗素子と各電極間に発生
する静電容量とによってRCによる積分或いは微分回路
を構成する。すなわち、図3に示すように、電極間に発
生する静電容量Cv に対して抵抗素子Rを接続し、抵抗
素子Rに対して検出駆動用の電圧Vinを印加する。そし
て、抵抗素子Rと静電容量Cv からなる積分回路の出力
電圧Vcoutと参照電圧Vref とをコンパレータで比較す
るようになる。なお、この図3は、1つの電極間につい
ての回路を抽出して示しており、各電極間についても同
一の回路を接続することになる。
抵抗素子に直列接続し、その抵抗素子と各電極間に発生
する静電容量とによってRCによる積分或いは微分回路
を構成する。すなわち、図3に示すように、電極間に発
生する静電容量Cv に対して抵抗素子Rを接続し、抵抗
素子Rに対して検出駆動用の電圧Vinを印加する。そし
て、抵抗素子Rと静電容量Cv からなる積分回路の出力
電圧Vcoutと参照電圧Vref とをコンパレータで比較す
るようになる。なお、この図3は、1つの電極間につい
ての回路を抽出して示しており、各電極間についても同
一の回路を接続することになる。
【0006】すると、検出駆動用の電圧Vinとして、図
4(A)に示すように矩形波を与えるようにすると、積
分回路の出力電圧Vcoutとコンパレータ出力Vout は、
それぞれ同図(B),(C)のようになり、その最終的
な出力(コンパレータ出力Vout )は、容量変化と一義
的相関を持つデューティ比のパルス出力となる。そし
て、各電極間に発生する静電容量と抵抗からなる積分/
微分回路に検出駆動用の矩形波として、同一の一定周波
数の矩形波を供給していた。
4(A)に示すように矩形波を与えるようにすると、積
分回路の出力電圧Vcoutとコンパレータ出力Vout は、
それぞれ同図(B),(C)のようになり、その最終的
な出力(コンパレータ出力Vout )は、容量変化と一義
的相関を持つデューティ比のパルス出力となる。そし
て、各電極間に発生する静電容量と抵抗からなる積分/
微分回路に検出駆動用の矩形波として、同一の一定周波
数の矩形波を供給していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、Z
軸方向の加速度が加わると、上記したように固定電極5
a〜5dと可動電極6との距離が変化する。この時同時
に横方向(X,Y軸方向)にも加速度が加わると、Z軸
方向に加速度が加わっていない状態において横方向に加
速度が加わったときに比べて、電極間距離の変位量が異
なる。すなわち、例えばZ軸のマイナス方向に加速度が
加わると、電極間距離は広がるので、静電容量は小さく
なる。この状態で横方向の加速度が加わると、静電容量
が小さくなった状態を基準として横方向の加速度に基づ
く容量の変化が生じるので、その変化量は小さくなる。
よって、感度も小さくなる。このように、ある一軸の加
速度印加による変位が、他の軸の感度に変化を及ぼす現
象を他軸干渉という。そして、従来は各電極に対して同
一で一定の周波数の矩形波を供給していたことから、他
軸干渉を解消することはできなかった。
軸方向の加速度が加わると、上記したように固定電極5
a〜5dと可動電極6との距離が変化する。この時同時
に横方向(X,Y軸方向)にも加速度が加わると、Z軸
方向に加速度が加わっていない状態において横方向に加
速度が加わったときに比べて、電極間距離の変位量が異
なる。すなわち、例えばZ軸のマイナス方向に加速度が
加わると、電極間距離は広がるので、静電容量は小さく
なる。この状態で横方向の加速度が加わると、静電容量
が小さくなった状態を基準として横方向の加速度に基づ
く容量の変化が生じるので、その変化量は小さくなる。
よって、感度も小さくなる。このように、ある一軸の加
速度印加による変位が、他の軸の感度に変化を及ぼす現
象を他軸干渉という。そして、従来は各電極に対して同
一で一定の周波数の矩形波を供給していたことから、他
軸干渉を解消することはできなかった。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、センサ素子に接続し、静電容量(電極間距離)の変
化を検出するための外部回路を変更することにより、他
軸干渉の影響を可及的に抑制し、感度が一定の静電容量
型多軸加速度検出装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、センサ素子に接続し、静電容量(電極間距離)の変
化を検出するための外部回路を変更することにより、他
軸干渉の影響を可及的に抑制し、感度が一定の静電容量
型多軸加速度検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る静電容量型多軸加速度検出装置で
は、多軸方向の加速度を検出可能なセンサ素子と、その
センサ素子に接続する外部回路とを備えた静電容量型多
軸加速度検出装置であって、前記センサ素子は、可動電
極を備えた半導体基板と、その半導体基板の両面に接合
された固定基板とを備え、前記一方の固定基板には、少
なくとも1対以上のX,Y軸検出用固定電極が形成さ
れ、前記他方の固定基板にはZ軸検出用固定電極が形成
され、それら各検出用固定電極と前記可動電極との間で
発生する対向する電極間距離に応じた静電容量を外部に
取り出し可能とし、前記外部回路は、前記各固定電極と
可動電極間に検出用の駆動電圧を印加する電圧印加手段
と、前記各固定電極と可動電極間に発生する静電容量に
基づいて各軸方向の加速度を検出する検出手段とを備
え、前記電圧印加手段は、Z軸検出用固定電極に対して
一定の周波数のZ軸検出駆動用矩形波を印加し、そのZ
軸検出用固定電極と前記可動電極で形成される静電容量
に基づく出力に応じて決定される周波数のX,Y軸検出
駆動用矩形波を前記X,Y軸検出用固定電極に対して印
加するようにした(請求項1)。
ために、本発明に係る静電容量型多軸加速度検出装置で
は、多軸方向の加速度を検出可能なセンサ素子と、その
センサ素子に接続する外部回路とを備えた静電容量型多
軸加速度検出装置であって、前記センサ素子は、可動電
極を備えた半導体基板と、その半導体基板の両面に接合
された固定基板とを備え、前記一方の固定基板には、少
なくとも1対以上のX,Y軸検出用固定電極が形成さ
れ、前記他方の固定基板にはZ軸検出用固定電極が形成
され、それら各検出用固定電極と前記可動電極との間で
発生する対向する電極間距離に応じた静電容量を外部に
取り出し可能とし、前記外部回路は、前記各固定電極と
可動電極間に検出用の駆動電圧を印加する電圧印加手段
と、前記各固定電極と可動電極間に発生する静電容量に
基づいて各軸方向の加速度を検出する検出手段とを備
え、前記電圧印加手段は、Z軸検出用固定電極に対して
一定の周波数のZ軸検出駆動用矩形波を印加し、そのZ
軸検出用固定電極と前記可動電極で形成される静電容量
に基づく出力に応じて決定される周波数のX,Y軸検出
駆動用矩形波を前記X,Y軸検出用固定電極に対して印
加するようにした(請求項1)。
【0010】本発明によれば、Z軸加速度と一義的相関
を持った周波数の矩形波が、X,Y軸方向加速度検出用
の固定電極へ印加されることになる。すると、Z軸方向
に加速度が加わると、可動電極が変位し、X,Y軸用固
定電極間の距離が均等に増減、感度が変化する。この
時、Z軸検出用固定電極と可動電極との距離の増減は、
X,Y軸用の電極間の増減と逆になる。つまり、X,Y
軸用の電極間距離が短くなり感度が増加した場合には、
Z軸用の電極間距離は長くなり、そのZ軸用の静電容量
は小さくなる。そこで、係る場合にX,Y軸検出駆動用
矩形波の周波数をZ軸用の静電容量の変化(実施の形態
では、最終的に求められたZ軸加速度値に対応する電圧
VZ )に応じて変更するようにしておくことにより、
X,Y軸用の電極間に形成される静電容量の変化に対す
る出力の変化を小さくする。なお、Z軸方向の加速度が
上記と逆方向(X,Y軸検出用固定電極と可動電極との
間が広がる方向)に変位した場合には、上記と逆の動作
を行い、最終的な出力の感度は一定となる。これによ
り、Z軸方向と同時にX,Y軸方向の加速度が加わって
も、そのZ軸方向の変化に伴う構造上の感度の変化を、
X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数を変化することによ
りキャンセルし、他軸干渉の影響を解消する。
を持った周波数の矩形波が、X,Y軸方向加速度検出用
の固定電極へ印加されることになる。すると、Z軸方向
に加速度が加わると、可動電極が変位し、X,Y軸用固
定電極間の距離が均等に増減、感度が変化する。この
時、Z軸検出用固定電極と可動電極との距離の増減は、
X,Y軸用の電極間の増減と逆になる。つまり、X,Y
軸用の電極間距離が短くなり感度が増加した場合には、
Z軸用の電極間距離は長くなり、そのZ軸用の静電容量
は小さくなる。そこで、係る場合にX,Y軸検出駆動用
矩形波の周波数をZ軸用の静電容量の変化(実施の形態
では、最終的に求められたZ軸加速度値に対応する電圧
VZ )に応じて変更するようにしておくことにより、
X,Y軸用の電極間に形成される静電容量の変化に対す
る出力の変化を小さくする。なお、Z軸方向の加速度が
上記と逆方向(X,Y軸検出用固定電極と可動電極との
間が広がる方向)に変位した場合には、上記と逆の動作
を行い、最終的な出力の感度は一定となる。これによ
り、Z軸方向と同時にX,Y軸方向の加速度が加わって
も、そのZ軸方向の変化に伴う構造上の感度の変化を、
X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数を変化することによ
りキャンセルし、他軸干渉の影響を解消する。
【0011】また、前記Z軸検出用固定電極と前記可動
電極で形成される静電容量に基づく出力に応じて決定さ
れるX,Y軸検出駆動用矩形波の周波数への変換条件
(実施の形態では、式(4)に示す変換式におけるB
等)を調整可能とし、X,Y軸加速度検出の感度調整を
行えるようにしてもよい(請求項2)。
電極で形成される静電容量に基づく出力に応じて決定さ
れるX,Y軸検出駆動用矩形波の周波数への変換条件
(実施の形態では、式(4)に示す変換式におけるB
等)を調整可能とし、X,Y軸加速度検出の感度調整を
行えるようにしてもよい(請求項2)。
【0012】加速度検出装置では、センサ素子のバラツ
キを補正するため、通常オフセット値と感度の調整機能
がついているが、このうち、X,Y軸の感度の調整機能
をX,Y軸検出駆動用矩形波の周波数への変換条件の調
整(オフセットの操作)によって実現することができ
る。これにより、2箇所の調整が一本化される。
キを補正するため、通常オフセット値と感度の調整機能
がついているが、このうち、X,Y軸の感度の調整機能
をX,Y軸検出駆動用矩形波の周波数への変換条件の調
整(オフセットの操作)によって実現することができ
る。これにより、2箇所の調整が一本化される。
【0013】*用語の定義 本明細書でいうX,Y,Z軸は、それぞれ相互に直交す
る方向をいい、Z軸方向、各固定電極と可動電極の配置
方向であり、Z軸方向のみ加速度が加わった場合には各
X,Y軸用固定電極と可動電極間距離は、同じように増
減する。つまり、可動電極の変位方向をZ軸とする。そ
して、そのZ軸と直交する平面内の所定方向がX,Y軸
となる。
る方向をいい、Z軸方向、各固定電極と可動電極の配置
方向であり、Z軸方向のみ加速度が加わった場合には各
X,Y軸用固定電極と可動電極間距離は、同じように増
減する。つまり、可動電極の変位方向をZ軸とする。そ
して、そのZ軸と直交する平面内の所定方向がX,Y軸
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図5,図6は、本発明に係る静電
容量型多軸加速度検出装置の一実施の形態のセンサ素子
9部分を示している。同図に示すように、2枚のシリコ
ン基板10,11を接合して一体化された半導体基板1
2に対し、その上下に固定基板たる第1,第2ガラス基
板14,15を接合している。
容量型多軸加速度検出装置の一実施の形態のセンサ素子
9部分を示している。同図に示すように、2枚のシリコ
ン基板10,11を接合して一体化された半導体基板1
2に対し、その上下に固定基板たる第1,第2ガラス基
板14,15を接合している。
【0015】シリコン基板10には、その周枠部10a
に対して梁部10bを介して可動電極17が弾性支持さ
れている。また、この可動電極17の下面には、重り部
18が連結されており、この重り部18は、シリコン基
板11をエッチングして周枠部11aから分離して形成
される。なお、本形態では、このように2枚のシリコン
基板10,11を用いて半導体基板12を形成している
が、1枚のシリコン基板により形成してももちろんよ
い。
に対して梁部10bを介して可動電極17が弾性支持さ
れている。また、この可動電極17の下面には、重り部
18が連結されており、この重り部18は、シリコン基
板11をエッチングして周枠部11aから分離して形成
される。なお、本形態では、このように2枚のシリコン
基板10,11を用いて半導体基板12を形成している
が、1枚のシリコン基板により形成してももちろんよ
い。
【0016】第1ガラス基板14の下面には、可動電極
17の上面に対向する位置に4つの固定電極20a〜2
0dを有している。これら4つの固定電極20a〜20
dは、同形状・同面積からなり、可動電極17の重心か
らそれぞれ等距離に90度間隔で配置されている。そし
て、これら4つの固定電極20a〜20dがX,Y軸検
出用固定電極となる。また、第2ガラス基板15の上面
には、可動電極17の重心を中心とした対称なZ軸検出
用固定電極20eを配置している。
17の上面に対向する位置に4つの固定電極20a〜2
0dを有している。これら4つの固定電極20a〜20
dは、同形状・同面積からなり、可動電極17の重心か
らそれぞれ等距離に90度間隔で配置されている。そし
て、これら4つの固定電極20a〜20dがX,Y軸検
出用固定電極となる。また、第2ガラス基板15の上面
には、可動電極17の重心を中心とした対称なZ軸検出
用固定電極20eを配置している。
【0017】これにより、可動電極17は共通電極とな
り、その可動電極17と、X,Y軸検出用固定電極20
a〜20dの間には、容量素子C1 〜C4 が形成され
る。また、可動電極17とZ軸検出用固定電極20eと
の間には、容量素子Cz が形成される。
り、その可動電極17と、X,Y軸検出用固定電極20
a〜20dの間には、容量素子C1 〜C4 が形成され
る。また、可動電極17とZ軸検出用固定電極20eと
の間には、容量素子Cz が形成される。
【0018】図7は、上記した構成のセンサ素子9に所
定の外部回路を接続した場合の等価回路を示している。
同図に示すように、各容量素子C1 〜C4 ,Cz の共通
電極となる可動電極17を設置する。また各固定電極2
0a〜20eには、センサ素子9の外部にて抵抗素子R
を直列に接続し、その抵抗素子Rと各固定電極20a〜
20eにて積分回路を構成する。各積分回路の出力は、
それぞれC−V変換器22a〜22eに接続され、そこ
において各容量素子C1 〜C4 ,Cz の静電容量に応じ
た電圧Vcl 〜Vc4 ,Vcz を求め、その求めた電圧を演算
回路24に与えるようになっている。ここでC−V変換
器22a〜22eは、例えば積分回路出力を参照電圧と
比較するコンパレータと、そのコンパレータ出力を平滑
化する平滑回路により構成することができる。すなわ
ち、図3,図4に示すように、積分回路に矩形波を入力
した場合に、その積分回路の出力をコンパレータにて参
照電圧と比較すると、コンパレータ出力は静電容量に比
例したデューティ比のパルス波が得られる(図4
(C))。そこで、そのコンパレータ出力を平滑化する
ことにより静電容量に応じた電圧が求められる。そし
て、C−V変換器22a〜22e及び演算回路24等に
より本発明における検出手段が構成される。
定の外部回路を接続した場合の等価回路を示している。
同図に示すように、各容量素子C1 〜C4 ,Cz の共通
電極となる可動電極17を設置する。また各固定電極2
0a〜20eには、センサ素子9の外部にて抵抗素子R
を直列に接続し、その抵抗素子Rと各固定電極20a〜
20eにて積分回路を構成する。各積分回路の出力は、
それぞれC−V変換器22a〜22eに接続され、そこ
において各容量素子C1 〜C4 ,Cz の静電容量に応じ
た電圧Vcl 〜Vc4 ,Vcz を求め、その求めた電圧を演算
回路24に与えるようになっている。ここでC−V変換
器22a〜22eは、例えば積分回路出力を参照電圧と
比較するコンパレータと、そのコンパレータ出力を平滑
化する平滑回路により構成することができる。すなわ
ち、図3,図4に示すように、積分回路に矩形波を入力
した場合に、その積分回路の出力をコンパレータにて参
照電圧と比較すると、コンパレータ出力は静電容量に比
例したデューティ比のパルス波が得られる(図4
(C))。そこで、そのコンパレータ出力を平滑化する
ことにより静電容量に応じた電圧が求められる。そし
て、C−V変換器22a〜22e及び演算回路24等に
より本発明における検出手段が構成される。
【0019】そして、従来は各積分回路に対して同一の
検出駆動用矩形波を印加していたが、図7から明らかな
ように、本発明では、Z軸検出用の容量素子Cz を含む
積分回路にのみ外部発振回路による一定周波数の検出駆
動用矩形波を印加するようにしている。そして、X,Y
軸検出用の容量素子C1 〜C4 を含む積分回路には、Z
軸検出用の容量素子Cz を含む積分回路の出力に基づい
て生成される検出駆動用矩形波を印加するようにしてい
る。すなわち、C−V変換器22eの出力Vczは、Z軸
加速度に応じた電圧値となっているので、演算回路24
ではC−V変換器22eの出力からZ軸加速度を検出
し、その検出した加速度に応じた電圧Vzを出力する。
そして出力Vz をV−f変換器26に与え、その電圧V
z に応じた周波数の矩形波を生成し、その生成した矩形
波をX,Y軸検出駆動用矩形波として、X,Y軸検出用
の各積分回路に印加する。そして、上記した一定周波数
の検出駆動用矩形波を印加する手段と、V−f変換器2
6等により、本発明における電圧印加手段が構成され
る。
検出駆動用矩形波を印加していたが、図7から明らかな
ように、本発明では、Z軸検出用の容量素子Cz を含む
積分回路にのみ外部発振回路による一定周波数の検出駆
動用矩形波を印加するようにしている。そして、X,Y
軸検出用の容量素子C1 〜C4 を含む積分回路には、Z
軸検出用の容量素子Cz を含む積分回路の出力に基づい
て生成される検出駆動用矩形波を印加するようにしてい
る。すなわち、C−V変換器22eの出力Vczは、Z軸
加速度に応じた電圧値となっているので、演算回路24
ではC−V変換器22eの出力からZ軸加速度を検出
し、その検出した加速度に応じた電圧Vzを出力する。
そして出力Vz をV−f変換器26に与え、その電圧V
z に応じた周波数の矩形波を生成し、その生成した矩形
波をX,Y軸検出駆動用矩形波として、X,Y軸検出用
の各積分回路に印加する。そして、上記した一定周波数
の検出駆動用矩形波を印加する手段と、V−f変換器2
6等により、本発明における電圧印加手段が構成され
る。
【0020】これにより、Z軸加速度(C−V変換器2
2eの出力Vcz)と一義的相関を持った周波数の矩形波
が、X,Y軸方向加速度検出用の積分回路へ印加される
ことになる。そして演算回路24では、C−V変換器2
2a〜22dの出力に基づいて、加減算処理を行いX軸
加速度,Y軸加速度を求め、その加速度に応じた電圧V
x ,Vy を出力するようになっている。
2eの出力Vcz)と一義的相関を持った周波数の矩形波
が、X,Y軸方向加速度検出用の積分回路へ印加される
ことになる。そして演算回路24では、C−V変換器2
2a〜22dの出力に基づいて、加減算処理を行いX軸
加速度,Y軸加速度を求め、その加速度に応じた電圧V
x ,Vy を出力するようになっている。
【0021】係る構成にすると、Z軸方向(+)に加速
度が加わると、可動電極17が上方に移動するため固定
電極20a〜20d間の距離が短くなり、X,Y軸検出
用の感度は増加する。しかし、本形態ではこの時可動電
極17と固定電極20eとの距離が長くなり、Vz は小
さくなる。すると、その電圧Vz に基づいて生成される
X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数が小さくなり、静電
容量C1 〜C4 の変化に対する積分回路出力の変化を小
さくする。これにより、Z軸方向と同時にX,Y軸方向
の加速度が加わっても、そのZ軸方向の変化に伴う構造
上の感度の変化を、X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数
を変化することによりキャンセルし、他軸干渉の影響を
解消する。
度が加わると、可動電極17が上方に移動するため固定
電極20a〜20d間の距離が短くなり、X,Y軸検出
用の感度は増加する。しかし、本形態ではこの時可動電
極17と固定電極20eとの距離が長くなり、Vz は小
さくなる。すると、その電圧Vz に基づいて生成される
X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数が小さくなり、静電
容量C1 〜C4 の変化に対する積分回路出力の変化を小
さくする。これにより、Z軸方向と同時にX,Y軸方向
の加速度が加わっても、そのZ軸方向の変化に伴う構造
上の感度の変化を、X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数
を変化することによりキャンセルし、他軸干渉の影響を
解消する。
【0022】上記した他軸干渉の影響の解消の原理を式
により説明すると、以下のようになる。まず、各積分回
路に接続されたC−V変換器22a〜22eの出力をそ
れぞれVcl 〜Vc4 ,Vcz とすると、次式によってX,
Y,Z軸方向に印加された加速度と一次相関の出力電圧
Vx 、Vy 、Vz を得る。係る演算処理は演算回路24
により実行され、出力される。
により説明すると、以下のようになる。まず、各積分回
路に接続されたC−V変換器22a〜22eの出力をそ
れぞれVcl 〜Vc4 ,Vcz とすると、次式によってX,
Y,Z軸方向に印加された加速度と一次相関の出力電圧
Vx 、Vy 、Vz を得る。係る演算処理は演算回路24
により実行され、出力される。
【0023】
【数1】 ここでAz ,Ax ,Ay ,Bz ,Bx ,By はそれぞれ
Z,X,Y軸の加速度演算に用いられる増幅度及びオフ
セットである。
Z,X,Y軸の加速度演算に用いられる増幅度及びオフ
セットである。
【0024】この回路を実現する上で、図5,図6に示
した静電容量型多軸加速度センサ素子9では、Z軸方向
に加速度が印加され可動電極17が上下するとCl 〜C
4 全ての容量が同時に増減する。よって式(2),
(3)における下線部の値が変動し、X,Y軸方向の同
じ大きさの加速度に対して感度が変わってしまうという
関係がある。
した静電容量型多軸加速度センサ素子9では、Z軸方向
に加速度が印加され可動電極17が上下するとCl 〜C
4 全ての容量が同時に増減する。よって式(2),
(3)における下線部の値が変動し、X,Y軸方向の同
じ大きさの加速度に対して感度が変わってしまうという
関係がある。
【0025】そこで、駆動周波数に対して出力波形が変
化する積分回路と、以上に示した検出方式の性質を利用
する。すなわち、一定周波数fの駆動用矩形波はZ軸検
出用積分回路へのみ印加し、X,Y軸方向検出用積分回
路へはVz を次式で電圧一周波数変換した矩形波を印加
する。
化する積分回路と、以上に示した検出方式の性質を利用
する。すなわち、一定周波数fの駆動用矩形波はZ軸検
出用積分回路へのみ印加し、X,Y軸方向検出用積分回
路へはVz を次式で電圧一周波数変換した矩形波を印加
する。
【0026】fx,y =A×Vz +B …(4) ここでA,BはV−f変換器26における係数であり、
任意に調整の可能な一定値である。
任意に調整の可能な一定値である。
【0027】以上の回路方式によってZ軸方向の加速度
によるX,Y軸方向への他軸干渉を補正することが可能
である。
によるX,Y軸方向への他軸干渉を補正することが可能
である。
【0028】また、式(4)におけるBの値を調整する
ことでX,Y軸の基本駆動周波数が決定し、Z軸加速度
のない状態でのX,Y軸加速度の感度を決定することが
でき、従来後段の増幅回路等に付加されていた感度調整
の機能を一本化することができる。
ことでX,Y軸の基本駆動周波数が決定し、Z軸加速度
のない状態でのX,Y軸加速度の感度を決定することが
でき、従来後段の増幅回路等に付加されていた感度調整
の機能を一本化することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る静電容量型
多軸加速度検出装置では、X,Y軸検出用固定電極と、
Z軸検出用固定電極とを可動電極を挟んで反対側に位置
させたため、Z軸方向に加速度が加わった場合に、X,
Y軸検出用固定電極と可動電極間距離と、Z軸検出用固
定電極と可動電極間距離は増減が逆になる。そして、一
定の周波数の矩形波は、Z軸用の固定電極側にのみ印加
し、そのZ軸用の固定電極と可動電極間の静電容量(電
極間距離)の変化に基づいてX,Y軸用の固定電極に印
加する矩形波の周波数は増減するようにしたため、他軸
干渉の影響を可及的に抑制し、感度が一定の静電容量型
多軸加速度検出装置を構成することができる。
多軸加速度検出装置では、X,Y軸検出用固定電極と、
Z軸検出用固定電極とを可動電極を挟んで反対側に位置
させたため、Z軸方向に加速度が加わった場合に、X,
Y軸検出用固定電極と可動電極間距離と、Z軸検出用固
定電極と可動電極間距離は増減が逆になる。そして、一
定の周波数の矩形波は、Z軸用の固定電極側にのみ印加
し、そのZ軸用の固定電極と可動電極間の静電容量(電
極間距離)の変化に基づいてX,Y軸用の固定電極に印
加する矩形波の周波数は増減するようにしたため、他軸
干渉の影響を可及的に抑制し、感度が一定の静電容量型
多軸加速度検出装置を構成することができる。
【0030】また、請求項2のように構成すると、X,
Y軸方向の感度の調整機能をX,Y軸検出駆動用矩形波
の周波数の決定・変換条件を調整することによって実現
することができるので、2箇所の調整が一本化され、回
路の簡略化から低コスト化、さらには調整工程の簡略化
が図れる。
Y軸方向の感度の調整機能をX,Y軸検出駆動用矩形波
の周波数の決定・変換条件を調整することによって実現
することができるので、2箇所の調整が一本化され、回
路の簡略化から低コスト化、さらには調整工程の簡略化
が図れる。
【図1】従来のセンサ素子の一例を示す図である。
【図2】従来のセンサ素子の一例を示す図である。
【図3】センサ素子及びそれに接続する外部回路の一部
を示す図である。
を示す図である。
【図4】図3に示す回路の動作を説明する図である。
【図5】本発明に係る静電容量型多軸加速度検出装置の
一実施の形態に用いられるセンサ素子を示す図である。
一実施の形態に用いられるセンサ素子を示す図である。
【図6】本発明に係る静電容量型多軸加速度検出装置の
一実施の形態に用いられるセンサ素子を示す図である。
一実施の形態に用いられるセンサ素子を示す図である。
【図7】センサ素子及びそれに接続する外部回路の一部
を示す図である。
を示す図である。
9 センサ素子 10 シリコン基板 11 シリコン基板 12 半導体基板 14 第1ガラス基板 15 第2ガラス基板 17 可動電極 20a〜20d X,Y軸検出用固定電極 20e Z軸検出用固定電極 22a〜22e C−V変換器 24 演算回路 26 V−F変換器
Claims (2)
- 【請求項1】 多軸方向の加速度を検出可能なセンサ素
子と、そのセンサ素子に接続する外部回路とを備えた静
電容量型多軸加速度検出装置であって、 前記センサ素子は、可動電極を備えた半導体基板と、そ
の半導体基板の両面に接合された固定基板とを備え、前
記一方の固定基板には、少なくとも1対以上のX,Y軸
検出用固定電極が形成され、前記他方の固定基板にはZ
軸検出用固定電極が形成され、それら各検出用固定電極
と前記可動電極との間で発生する対向する電極間距離に
応じた静電容量を外部に取り出し可能とし、 前記外部回路は、前記各固定電極と可動電極間に検出用
の駆動電圧を印加する電圧印加手段と、 前記各固定電極と可動電極間に発生する静電容量に基づ
いて各軸方向の加速度を検出する検出手段とを備え、 前記電圧印加手段は、Z軸検出用固定電極に対して一定
の周波数のZ軸検出駆動用矩形波を印加し、そのZ軸検
出用固定電極と前記可動電極で形成される静電容量に基
づく出力に応じて決定される周波数のX,Y軸検出駆動
用矩形波を前記X,Y軸検出用固定電極に対して印加す
るようにしたことを特徴とする静電容量型多軸加速度検
出装置。 - 【請求項2】 前記Z軸検出用固定電極と前記可動電極
で形成される静電容量に基づく出力に応じて決定される
X,Y軸検出駆動用矩形波の周波数への変換条件を調整
可能とし、X,Y軸加速度検出の感度調整を行えるよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載の静電容量型多
軸加速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9196383A JPH1123610A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 静電容量型多軸加速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9196383A JPH1123610A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 静電容量型多軸加速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1123610A true JPH1123610A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16356968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9196383A Withdrawn JPH1123610A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 静電容量型多軸加速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1123610A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100331453B1 (ko) * | 2000-07-18 | 2002-04-09 | 윤종용 | 시분할 다중화 방식을 이용한 정전형 xy 스테이지의위치 검출 장치 |
JP2017203683A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 内外ゴム株式会社 | 静電容量型の3軸加速度センサ |
US10649000B2 (en) | 2015-12-17 | 2020-05-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Connection assembly |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP9196383A patent/JPH1123610A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100331453B1 (ko) * | 2000-07-18 | 2002-04-09 | 윤종용 | 시분할 다중화 방식을 이용한 정전형 xy 스테이지의위치 검출 장치 |
US10649000B2 (en) | 2015-12-17 | 2020-05-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Connection assembly |
JP2017203683A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 内外ゴム株式会社 | 静電容量型の3軸加速度センサ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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