JPH07113708A - 半導体絶対圧力センサの製造方法 - Google Patents

半導体絶対圧力センサの製造方法

Info

Publication number
JPH07113708A
JPH07113708A JP26207093A JP26207093A JPH07113708A JP H07113708 A JPH07113708 A JP H07113708A JP 26207093 A JP26207093 A JP 26207093A JP 26207093 A JP26207093 A JP 26207093A JP H07113708 A JPH07113708 A JP H07113708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor wafer
groove
pressure sensor
wafer
glass substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26207093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Aoki
賢一 青木
Yoshiki Yamamoto
芳己 山本
Yukio Takahashi
幸夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP26207093A priority Critical patent/JPH07113708A/ja
Publication of JPH07113708A publication Critical patent/JPH07113708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】センサウェハの裏面のダイシングライン上に溝
を設けガラス基板と真空中で陽極接合することで、均一
な特性を持った絶対圧力センサを大量にかつ容易に製造
できる方法を提供すること。 【構成】センサウェハ11には、ダイアフラム12の形
成と同時に加工される溝15を設け、ガラス基板21と
真空中で陽極接合する。 【効果】センサウェハに設けた溝により、陽極接合のセ
ッティングの際、センサウェハとガラス基板が密着して
も、溝を通してウェハ全体が均一な真空度となり、容易
に大量の絶対圧力センサが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体絶対圧力セン
サの製造方法に関し、さらに詳しくは、シリコン半導体
圧力センサウェハと、その絶縁体支持基板としての、例
えば、パイレックスガラス基板とを接合するための方法
の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、シリコン半導体ウェハと絶縁
体材料であるガラス基板との相互を、電気的エネルギを
利用して接合するようにした陽極接合法は、例えば、特
公昭53−28747 号公報などによってよく知られており、
この種の半導体圧力センサを製造する際にあっても、シ
リコン半導体圧力センサウェハとその支持材料の一つで
あるパイレックスガラス基板とを接合するための手段と
して広く利用されている。
【0003】また、特開平2−158174 号公報において
は、シリコン半導体ウェハとガラス基板を陽極接合する
際に、あらかじめガラス基板の接合面側にあって、シリ
コン半導体圧力センサウェハのチップダイシングライン
に合わせた位置で、少なくともこのダイシング幅以上の
幅、および基板厚さの1/2以上2/3未満の深さを有
する切り込み溝を設けておき、このガラス基板の切り込
み溝を形成した面上に、前記シリコン半導体圧力センサ
ウェハを、そのダイシングラインが切り込み溝に一致さ
れて重ね合わされた状態で、前記陽極接合法を施すよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、ガ
ラス基板に切り込み溝を設けるため、ガラス基板の研摩
作業の前あるいは後に溝加工という2次的な加工が加わ
り、陽極接合にとって重要なポイントであるガラス基板
の面精度(平面度)がそこなわれることが懸念される。
また、陽極接合のセッティングの際、ガラス基板に切り
込み溝が設けられているため、センサウェハのダイシン
グラインに、切り込み溝を正確に合致させてセッティン
グするということは、大変困難であり、量産的には不向
きな、製法とも言える。
【0005】本発明の目的は、ガラス基板に溝を設ける
のではなく、センサウェハに溝を設けることで、陽極接
合のセッティングを容易にし、さらに真空中で陽極接合
の際、センサウェハの溝を通してウェハ全体が均一に真
空に到達した状態で接合し、ウェハ内でばらつきが少な
い均一な特性をもった絶対圧力センサを歩留りが高く提
供できる、半導体絶対圧力センサの製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、センサウェハには、ダイアフラムのエッチングと同
時にダイシングライン上に溝が形成できるようなエッチ
ングマスク形状を施し、エッチングした時、ダイアフラ
ムが形成されると共に溝に溝ができる。このセンサウェ
ハをガラス基板に重ね合わせて、陽極接合により真空中
で接合する。
【0007】
【作用】本発明による半導体絶対圧力センサの製造方法
においては、センサウェハに設ける溝がダイアフラムの
エッチングと同時に形成できるので作業工程が削減でき
る。また、陽極接合のセッティングの際には、ガラス基
板は溝や穴もなくフラットなものなので、位置合わせが
なくなり作業性が向上する。さらに、真空中で陽極接合
する際、センサウェハに設けた溝が、真空の吸入口とな
りウェハ全体が、均一な真空度が得られた状態で接合で
き、歩留りが向上し、信頼性の高い絶対圧力センサが大
量に製造できる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係る半導体圧力センサの製
造方法の一実施例につき、図1および図2を参照して詳
細に説明する。
【0009】図1はこの実施例方法を適用した場合での
シリコン半導体圧力センサウェハとガラス基板との陽極
接合技術による接合状態を示す断面図であり、図2は、
センサウェハ11の詳細な断面図である。
【0010】この図1の実施例構成において、シリコン
半導体圧力センサウェハ11について、ウェハ基板本体
に対するシリコンダイアフラム12、およびキャビティ
13の掘り込み形成は、この種のシリコン半導体圧力セ
ンサの一つの大きな特長とされており、これは、センサ
ウェハ11の裏面側に、マスキング材料としてのシリコ
ン酸化膜などの薄膜を形成しておき、KOH水溶液など
をエッチング液として用い、化学的方法あるいは電気化
学的方法により、同裏面側からキャビティ13を選択的
にエッチングして掘り込むことで所期通りの断面形状を
得るもので、一般的にこのような異方性エッチングが用
いられる。異方性エッチングによれば、深い加工を高速
にかつ高精度に実施できるので、シリコンダイアフラム
12の厚さのばらつきを押さえることが可能になり、歩
留りの向上が図れる。但し、異方性エッチングによる場
合、シリコンダイアフラム12のコーナ部に角ができる
ので、そのまま使用する場合には耐圧が低下するという
問題が生じる。このため、ドライエッチングなどの等方
性エッチングにより数μmから数十μm程度さらに掘り
込むことでシリコンダイアフラム12のコーナ部に丸み
を持たせる。これによりセンサの耐圧向上を図れる。
【0011】センサウェハ11に溝15を設ける方法に
ついては、図2により説明する。センサウェハ11に
は、あらかじめエッチングのマスク材としてSiO2
16,SiN膜17を設けておき、SiN膜17にはダ
イシングライン14上にエッチング溝171を設けてお
く。まずこのセンサウェハ11の表面をワックスやOリ
ングシールにより保護しKOH溶液等で異方性エッチン
グを行う。この時、キャビティ13は、選択的にエッチ
ングされ所定のエッチング深さと形状を得る。また、エ
ッチングマスク材であるSiN膜17は、1μm程度の
厚さでKOH溶液等に十分耐性があるが、エッチング溝
171の部分から露出しているSiO2 膜16は、数時
間でエッチングされる。ここでSiO2 膜16の厚さ
は、キャビティ13が所定のエッチング深さとなる1μ
m前後の厚さで良い。このように、異方性エッチングに
より、キャビティ13を所定量をエッチングし、さら
に、エッチング溝171部のSiO2 膜も同時にエッチ
ングしSiを露出させる方法をとる。次に、等方性エッ
チングにより数μmから数十μmをエッチングし、異方
性エッチングにより形成されたシリコンダイアフラム1
2の角部に丸みを持たせ耐圧向上を図る。この時、エッ
チング溝171部のSiも同時にエッチングされ、溝1
5が簡単に形成される。
【0012】この様にセンサウェハ11を加工した後、
SiN膜17とSiO2 膜16をそれぞれ除去してや
り、ガラス基板21と真空中で陽極接合する。ガラス基
板21には、切り込み溝や、圧力導入口等がないため、
まったく位置合わせを行う必要がなく、センサウェハ1
1とガラス基板21を重ね合わせるだけでセッティング
ができ作性業が非常に良い。これを真空中で接合してや
れば良いのだが、通常のプロセスを通したセンサウェハ
であると、このセッティングの際に、お互いの接合面が
鏡面仕上げなので密着してしまう。これを真空中で接合
すると、密着しているためにセンサウェハの中央部で
は、十分な真空度が得られず、非常に不均一な特性の絶
対圧力センサができてしまう。しかしながら、本実施例
のように、センサウェハ11に溝15を設けておけば、
セッティングの際に、センサウェハ11とガラス基板2
1が密着しても、溝15が真空の吸入口となりセンサウ
ェハ11全体が均一な真空度に保たれ、この状態で陽極
接合できるので、均一な特性を持った絶対圧力センサが
大量にかつ容易に製作できる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明方法によ
れば、シリコン半導体圧力センサウェハと、支持基板と
なるガラス基板とを真空中にて接合して構成する半導体
絶対圧力センサの製造方法において、シリコン半導体圧
力センサウェハとガラス基板とを陽極接合法によって接
合させる場合、センサウェハの接合面側にあって、シリ
コン半導体圧力センサウェハのチップダイシングライン
に合わせた位置で、少なくともこのダイシング幅以上の
幅、および数μmから数十μmの深さを有する溝を設け
ておき、ガラス基板を重ね合わせた状態で、陽極接合法
を施すようにしたから、センサウェハの接合面側に予め
形成した溝によって、真空中での陽極接合の際に、ウェ
ハ全体が均一な真空度を得ることができるようになる。
このため、均一な特性を持った絶対圧力センサが、大量
にかつ容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】センサウェハの詳細図である。
【符号の説明】
11…センサウェハ、12…ダイアフラム、13…キャ
ビティ、14…ダイシングライン、15…溝、16…S
iO2 膜、17…SiN膜、171…エッチング溝、2
1…ガラス基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン半導体圧力センサウェハと、支持
    基板となるガラス基板とを真空中にて接合して構成する
    半導体絶対圧力センサの製造方法において、前記シリコ
    ン半導体圧力センサウェハとガラス基板とを陽極接合法
    によって接合させる場合、前記センサウェハの接合面側
    にあって、前記シリコン半導体圧力センサウェハのチッ
    プダイシングラインに合わせた位置で、少なくともこの
    ダイシング幅以上の幅、数μmから数十μmの深さを有
    する溝を設けておき、このセンサウェハの溝を形成した
    面上に、前記ガラス基板を重ね合わせた状態で、前記陽
    極接合法を施すようにしたことを特徴とする半導体圧力
    センサの製造方法。
JP26207093A 1993-10-20 1993-10-20 半導体絶対圧力センサの製造方法 Pending JPH07113708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26207093A JPH07113708A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 半導体絶対圧力センサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26207093A JPH07113708A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 半導体絶対圧力センサの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07113708A true JPH07113708A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17370616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26207093A Pending JPH07113708A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 半導体絶対圧力センサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113708A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040011244A (ko) * 2002-07-30 2004-02-05 주식회사 비에스이 다이어프램이 형성된 반도체소자의 커팅방법
JP2011197386A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Seiko Epson Corp 光フィルターおよび分析機器
US10649000B2 (en) 2015-12-17 2020-05-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Connection assembly

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040011244A (ko) * 2002-07-30 2004-02-05 주식회사 비에스이 다이어프램이 형성된 반도체소자의 커팅방법
JP2011197386A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Seiko Epson Corp 光フィルターおよび分析機器
US9703092B2 (en) 2010-03-19 2017-07-11 Seiko Epson Corporation Optical filter including a substrate having a groove with a pair of curved surfaces and analytical instrument
US10649000B2 (en) 2015-12-17 2020-05-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Connection assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6629465B1 (en) Miniature gauge pressure sensor using silicon fusion bonding and back etching
EP0302654B1 (en) Method of sealing an electrical feedthrough in a semiconductor device
EP0394664B1 (en) Improved semiconductor pressure sensor means and method
JPH06349806A (ja) センサを製造する方法およびセンサ
JP3506932B2 (ja) 半導体圧力センサ及びその製造方法
US5245504A (en) Methodology for manufacturing hinged diaphragms for semiconductor sensors
JPH07113708A (ja) 半導体絶対圧力センサの製造方法
JPH09186347A (ja) センサおよびその製造方法
JPH0554709B2 (ja)
JPH0230188A (ja) 半導体圧力センサの製造方法
JP2000022168A (ja) 半導体加速度センサ及びその製造方法
JPH0554708B2 (ja)
JPH06221945A (ja) 半導体圧力センサおよびその製造方法
JPH08248061A (ja) 加速度センサ及びその製造方法
JPH049770A (ja) 半導体感歪センサ
JP2000124466A (ja) 半導体圧力センサ及びその製造方法
JP3296016B2 (ja) 半導体歪センサーの製造方法
CN113677968A (zh) 半导体压力传感器及其制造方法
JP2001066208A (ja) 半導体圧力測定装置とその製造方法
JPH10284737A (ja) 静電容量型半導体センサの製造方法
JPH10135485A (ja) 半導体圧力センサの製造方法
EP0428175B1 (en) Method of making a semiconductor sensor having funnel-shaped apertures in the semiconductor substrate
JPH09329508A (ja) 力変換素子及びその製造方法
KR100293268B1 (ko) 압력센서 및 그 제조방법
JP2680471B2 (ja) 半導体圧力センサおよびその製造方法