JP6696295B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される動力伝達装置に関する。
一般に、四輪駆動車両は、内燃機関の動力を変速機からディファレンシャル装置に伝達した後、トランスファ装置からプロペラシャフトを介してタイヤに伝達している。
トランスファ装置は、互いに噛合する複数のギヤを有しており、このギヤから発生する歯打ち音を抑制するために、ダンパ機構が設けられている。
従来、ダンパ機構を備えた動力伝達装置としては、差動ケースの外周に形成されたトランスファ被駆動ギヤと、トランスファ被駆動ギヤからプロペラシャフトに動力を伝達する入力ギヤとの間にダンパ機構を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4540253号公報
このような従来の動力伝達装置にあっては、ダンパ機構によってトランスファ被駆動ギヤと入力軸との相対的な回転変動を低減し、入力軸に対して下流側の動力伝達経路上の歯打ち音を抑制できる。
しかしながら、入力軸に対して上流側の動力経路であって、差動ケースの下流側の差動ケースとトランスファ被駆動ギヤとの歯打ち音を抑制することができない。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、差動ケースに対して下流側の動力伝達経路上で騒音が発生することを抑制できる動力伝達装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、変速機ケースに設けられ、内燃機関の動力を、左右のドライブシャフトに分配するディファレンシャル機構と、前記変速機ケースに連結されるトランスファケースを有し、前記ディファレンシャル機構に伝達された前記内燃機関の動力を、従動側のドライブシャフトに伝達するトランスファ機構とを有する動力伝達装置であって、前記ディファレンシャル機構は、前記変速機ケースに回転自在に支持され、前記内燃機関の動力が伝達される差動ケースを備えており、前記トランスファ機構は、前記差動ケースに結合される端部を有して前記トランスファケースに回転自在に支持され、前記ディファレンシャル機構から動力が伝達される被駆動軸と、前記被駆動軸に設けられたギヤ部とを備えており、前記差動ケースと前記ギヤ部との間の動力伝達経路上に、前記差動ケースと前記被駆動軸との相対的な回転変動を低減するダンパ機構が設けられており、前記差動ケースは、前記被駆動軸の端部が結合される円筒部を有し、前記ダンパ機構は、内側部材と、外側部材と、前記外側部材と前記内側部材との間に設けられたダンパ部材とを有し、前記内側部材は、前記被駆動軸の外周面に固定されて前記被駆動軸と一体で回動し、前記外側部材の内周面には第1の内周嵌合部が形成されており、前記被駆動軸の外周面には第1の外周嵌合部が形成されており、前記円筒部の内周面に、前記第1の外周嵌合部に嵌合して前記差動ケースと前記被駆動軸との相対的な回動を第1の所定角度以下に規制し、かつ、前記円筒部に対して前記被駆動軸が軸線方向に移動することを許容する第2の内周嵌合部が形成されており、前記円筒部の外周面に、前記第1の内周嵌合部に嵌合して前記差動ケースと前記ダンパ機構との相対的な回動を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度以下に規制し、かつ、前記円筒部に対して前記ダンパ機構が軸線方向に移動することを許容する第2の外周嵌合部が形成されている。
このように本発明によれば、差動ケースに対して下流側の動力伝達経路上で騒音が発生することを抑制できる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置を示す図であり、エンジンと変速機の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置におけるトランスファ装置の概略構成図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置におけるトランスファ装置の断面図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置のダンパ機構の斜視図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置のダンパ部材の斜視図である。 図6は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置の円筒部材の斜視図である。 図7は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置のリダクションドライブギヤを有するリダクションドライブシャフトの斜視図である。 図8は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置におけるダンパ機構が取付けられたリダクションドライブシャフトの斜視図である。 図9は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置のデフケースの斜視図である。 図10は、図3のX−X方向矢視断面図である。 図11は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置におけるダンパ機構が設けられていないトランスファ装置と、ダンパ機構が設けられたトランスファ装置の回転変動の大きさを示す図である。 図12は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置におけるダンパ機構が設けられていないトランスファ装置と、ダンパ機構が設けられたトランスファ装置の放射音の大きさを示す図である。 図13は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置におけるリダクションドライブシャフトに対する円筒部の回動角度とエンジンの回転数との関係を示す図である。 図14は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置の他の形状のデフケースの斜視図である。 図15は、本発明の一実施の形態に係る動力伝達装置の他の形状の円筒部材の斜視図である。
以下、本発明に係る動力伝達装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図15は、本発明に係る一実施の形態の動力伝達装置を示す図である。なお、上下前後左右のいずれかの方向が付されている図において、上下前記左右のいずれかの方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
まず、構成を説明する。
図1において、四輪駆動車両(以下、単に車両という)1のエンジンルーム1Aには、内燃機関としてのエンジン2と、エンジン2に連結される変速機3とが設けられている。エンジン2の出力は、変速機3からドライブシャフト24L、24R(図1、図2参照)を介して左右の駆動輪25L、25Rに伝達される。
変速機3は、変速機ケース4を備えている。変速機ケース4の内部には図示しない単板式クラッチと、変速機構9と、ディファレンシャル装置50とが収容されており、ディファレンシャル装置50は、変速機構9の後方に設置されている。
変速機3は、単板式クラッチを介してエンジン2の動力を変速機構9に入力し、図示しないシフタ軸の作動により変速機構9において変速を行い、変速された回転をディファレンシャル装置50により、ドライブシャフト24L、24Rを介して駆動輪25L、25Rに伝達する。
変速機構9は、単板式クラッチを介してエンジン2の図示しないクランクシャフトに連結され、エンジン2から動力が伝達される入力軸10と、入力軸10と平行に設置されるカウンタ軸11およびリバース軸12とを備えている。
入力軸10には複数の変速ギヤ13が設けられており、変速ギヤ13は、1速ドライブギヤ14A、2速ドライブギヤ14B、3速ドライブギヤ14C、4速ドライブギヤ14Dおよび5速ドライブギヤ14Eを有している。
1速ドライブギヤ14Aおよび2速ドライブギヤ14Bは、入力軸10に固定されており、3速ドライブギヤ14C、4速ドライブギヤ14Dおよび5速ドライブギヤ14Eは、入力軸10に対して回転自在に設けられている。
カウンタ軸11には複数の変速ギヤ15が設けられている。変速ギヤ15は、1速ドリブンギヤ16A、2速ドリブンギヤ16B、3速ドリブンギヤ16C、4速ドリブンギヤ16Dおよび5速ドリブンギヤ16Eを有している。
変速ギヤ15は、同一の各変速段を構成する変速ギヤ13に常時噛合しており、1速ドリブンギヤ16Aおよび2速ドリブンギヤ16Bは、カウンタ軸11に回転自在に設けられている。3速ドリブンギヤ16C、4速ドリブンギヤ16Dおよび5速ドリブンギヤ16Eは、カウンタ軸11に固定されている。ここで、噛合とは、歯と歯が噛み合うことを意味する。
リバース軸12にはリバースアイドラギヤ17が軸線方向に移動自在に設けられている。入力軸10にはリバースドライブギヤ14Fが固定されており、カウンタ軸11にはリバースドリブンギヤ16Fが固定されている。
リバースアイドラギヤ17は、軸線方向に移動することで、入力軸10に設けられたリバースドライブギヤ14Fおよびカウンタ軸11に設けられたリバースドリブンギヤ16Fに噛合する。
変速機構9は、噛み合いクラッチ18〜22を備えており、噛み合いクラッチ20〜22は、3速ドライブギヤ14Cと入力軸10の間、4速ドライブギヤ14Dと入力軸10の間、および5速ドライブギヤ14Eと入力軸10の間にそれぞれ設けられている。
噛み合いクラッチ18、19は、1速ドリブンギヤ16Aとカウンタ軸11の間、2速ドリブンギヤ16Bとカウンタ軸11との間にそれぞれ設けられている。
変速機構9は、シフト操作を行い、噛み合いクラッチ18〜22を軸線方向に移動させて各変速段を構成する変速ギヤ13、15を適宜噛合させることで、各変速段を成立させる。
変速機構9は、リバースアイドラギヤ17を変速ギヤ13のリバースドライブギヤ14Fおよび変速ギヤ15のリバースドリブンギヤ16Fに噛合させ、後進段を形成する。
カウンタ軸11のエンジン2側の端部にはファイナルドライブギヤ16Gが固定して設けられており、ファイナルドライブギヤ16Gには、大径のリングギヤ23が噛み合っている。
変速機3にはディファレンシャル装置50が設けられている。ディファレンシャル装置50は、リングギヤ23が固定されたデフケース51と、ピニオンシャフト52と、ピニオンシャフト52に回転自在に支持された一対のピニオンギヤ53A、53Bと、ピニオンギヤ53A、53Bに噛み合う一対のサイドギヤ54A、54Bとを有している。
サイドギヤ54A、54Bは、左右のドライブシャフト24L、24Rに連結されている。リングギヤ23は、ファイナルドライブギヤ16Gに噛合しており、ディファレンシャル装置50は、左右の駆動輪25L、25Rの差動を許容しつつ、ファイナルドライブギヤ16Gの回転を左右の駆動輪25L、25Rに伝達する。
本実施の形態のデフケース51は、本発明の差動ケースを構成する。デフケース51、ピニオンシャフト52、ピニオンギヤ53A、53Bおよびサイドギヤ54A、54Bは、本発明のディファレンシャル機構を構成する。
図2において、車両1にはトランスファ装置31が設けられている。トランスファ装置31は、変速機ケース4に連結されるトランスファケース32を備えており、変速機ケース4から右方に突出しているものである。
トランスファ装置31は、インタミシャフト33を備えており、インタミシャフト33の外周部にはリダクションドライブシャフト38がスプライン嵌合している。これにより、リダクションドライブシャフト38は、インタミシャフト33と一体に回転し、インタミシャフト33の軸線方向に相対移動可能となっている。
リダクションドライブシャフト38の外周部にはリダクションドライブギヤ37が一体に設けられている。
リダクションドライブシャフト38の左端部38aは、デフケース51に結合されている(図3参照)。本実施の形態のデフケース51は、円筒部55を備えており、リダクションドライブシャフト38の左端部38aは、円筒部55の内周面にスプライン嵌合されている。
本実施の形態のリダクションドライブシャフト38は、本発明の被駆動軸を構成し、リダクションドライブシャフト38の左端部38aは、本発明の被駆動軸の端部を構成する。リダクションドライブギヤ37は、本発明のギヤ部を構成する。
リダクションドライブシャフト38は、軸受34〜36を介してトランスファケース32に回転自在に支持されている。なお、インタミシャフト33とリダクションドライブシャフト38は、別体ではなく、一体成形されてもよい。
トランスファケース32にはリダクションドリブンシャフト39が回転自在に設けられておいる。リダクションドリブンシャフト39には、リダクションドリブンギヤ40が一体に設けられており、リダクションドリブンギヤ40は、リダクションドライブギヤ37に噛合している。
リダクションドリブンギヤ40にはドライブベベルギヤ41が取付けられている。トランスファケース32にはドリブンベベルシャフト42が回転自在に設けられている。ドリブンベベルシャフト42にはドリブンベベルギヤ43が一体に設けられており、ドリブンベベルギヤ43は、ドライブベベルギヤ41に噛合している。
ドリブンベベルシャフト42には図示しないプロペラシャフトの一端部が連結されており、プロペラシャフトの他端部は、図示しない後輪側のディファレンシャル装置を介して図示しない従動側の左右のドライブシャフトに連結されている。従動側の左右のドライブシャフトは、それぞれ左右の図示しない従動輪に連結されている。
インタミシャフト33は、ドライブシャフト24Rの一部を構成しており、インタミシャフト33の右端部33aにはドライブシャフト24Rが連結されている。エンジン2から変速機3を介してデフケース51に伝達された動力(回転)は、サイドギヤ54Aからドライブシャフト24Lに伝達される一方、インタミシャフト33からドライブシャフト24Rに伝達される。これにより、左右の駆動輪25L、25R(前輪)が駆動される。
トランスファ装置31においては、デフケース51の動力(回転)がリダクションドライブシャフト38を介してリダクションドライブギヤ37に伝達され、リダクションドライブギヤ37からリダクションドリブンギヤ40に伝達される。
リダクションドリブンギヤ40に伝達される動力は、リダクションドリブンシャフト39を介してドライブベベルギヤ41に伝達された後、ドリブンベベルギヤ43を介してドリブンベベルシャフト42に伝達される。
ドリブンベベルシャフト42に伝達された動力は、プロペラシャフトからリヤ側のディファレンシャル装置を介して左右のドライブシャフトに分配され、左右の従動輪(後輪)に伝達される。
本実施の形態のインタミシャフト33、リダクションドライブシャフト38、リダクションドライブギヤ37は、リダクションドリブンシャフト39、リダクションドリブンギヤ40、ドライブベベルギヤ41、ドリブンベベルシャフト42およびドリブンベベルギヤ43は、本発明のトランスファ機構を構成している。
ここで、本実施の形態のトランスファ装置31は、フルタイム四輪駆動を構成しているが、四輪駆動時にリダクションドライブギヤ38からリダクションドリブンギヤ40に動力を伝達し、二輪駆動時にリダクションドライブギヤ38からリダクションドリブンギヤ40に動力を伝達しないようなパートタイム四輪駆動を構成してもよい。この場合には、トランスファ装置31に四輪駆動用と二輪駆動用の動力を切換える切換機構が設けられている。
図3において、デフケース51とリダクションドライブギヤ37との間の動力伝達経路上において、円筒部55とリダクションドリブンシャフト39の間にはダンパ機構61が設けられており、ダンパ機構61は、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動を低減するダンパ機能を有する。
図4において、ダンパ機構61は、ダンパ部材62と、ダンパ部材62の径方向外方に設けられた円筒部材63とを備えており、円筒部材63は、変速機ケース4に挿入されている(図3参照)。すなわち、本実施の形態のダンパ機構61の少なくとも一部は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向において、変速機ケース4に挿入されている。
図5において、ダンパ部材62は、内輪64と、内輪64に対して半径方向外方に設けられた外輪65と、内輪64および外輪65の間に設けられたゴム等の弾性体66とを備えている。
図3に示すように、内輪64は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向において円筒部55の開口端面55aに対向して設置されている。リダクションドライブシャフト38には段部38bが形成されており、内輪64は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向において段部38bに当接している。これにより、ダンパ機構61は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向に位置決めされる。
図5において、内輪64の内周面には突起64Aが形成されており、突起64Aは、リダクションドライブシャフト38の軸線方向に伸び、かつ、内輪64の内周面から内輪64の半径方向内方に突出している。
図6において、円筒部材63は、円周方向に凹凸状に連続する内周スプライン63Aと、内周スプライン63Aに隣接して円筒部材63の内周面に形成され、凹凸が形成されていない平滑面63Bとを備えている。
ダンパ部材62は、外輪65が平滑面63Bに圧入されるようにして円筒部材63に取付けられており(図4参照)、外輪65は、円筒部材63に対して円周方向および軸線方向に移動不能となっている。
図7において、リダクションドライブシャフト38の左端部38aの外周面には外周スプライン38Aが形成されており、外周スプライン38Aは、リダクションドライブシャフト38の円周方向に凹凸状に連続している。
リダクションドライブシャフト38にはリダクションドライブシャフト38の軸線方向に伸びる直線状の溝部38Bが形成されている。溝部38Bは、外周スプライン38Aに隣接し、かつ外周スプライン38Aに対してリダクションドライブギヤ37側に形成されている。
溝部38Bには内輪64の突起64Aが嵌合している。図8は、溝部38Bには内輪64の突起64Aが嵌合した状態のダンパ機構61の外観である。内輪64は、リダクションドライブシャフト38の外周面に固定されてリダクションドライブシャフト38と一体で回動可能となる。
図2、図9において、円筒部55の内周面には内周スプライン55Aが形成されており、内周スプライン55Aは、円筒部55の円周方向に凹凸状に連続している。円筒部55の外周面には外周スプライン55Bが形成されている。
外周スプライン55Bは、円筒部55の軸線方向において内周スプライン55Aよりもリダクションドライブギヤ37側に形成され、円筒部55の円周方向に凹凸状に連続している。
図3において、円筒部55の内周スプライン55Aにはリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aがスプライン嵌合している。内周スプライン55Aは、円筒部55とリダクションドライブシャフト38との相対的な回動を第1の所定角度以下に規制し、かつ、円筒部55に対してリダクションドライブシャフト38が軸線方向に移動することを許容している。
具体的には、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aと円筒部55の内周スプライン55Aとの間には円周方向に隙間が形成されている。
図10において、リダクションドライブシャフト38が円筒部55に対して中立位置に位置した状態において、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aと円筒部55の内周スプライン55Aの円周方向の一方の隙間67Aと他方の隙間67Bとが、円筒部55の円周方向の3°(単位:degree)の角度の範囲に形成されている。
これにより、円筒部55がリダクションドライブシャフト38に対して中立位置に位置した状態から円筒部55がリダクションドライブシャフト38の円周方向の一方に回動する角度と、円筒部55がリダクションドライブシャフト38の円周方向の他方に回動する角度とが3°となる。
円筒部55がリダクションドライブシャフト38に対して中立位置に位置した状態とは、円筒部55に対してリダクションドライブシャフト38が円周方向に捩じれていない状態であり、弾性体66が捩じれていない状態である。エンジン2の停止時には弾性体66
によってデフケース51がリダクションドライブシャフト38に対して中立位置に戻る。
本実施の形態の第1の所定角度は、6°に設定されており、円筒部55とリダクションドライブシャフト38との相対的な回動は、6°以下に規制される。なお、第1の所定角度は、これに限定されるものではない。
このように本実施の形態の外周スプライン38Aと内周スプライン55Aとは、円周方向にガタを持たせてスプライン嵌合されている。
図3、図10において、円筒部55の外周スプライン55Bには円筒部材63の内周スプライン63Aがスプライン嵌合している。外周スプライン55Bは、デフケース51とダンパ機構61との相対的な回動を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度以下に規制し、かつ、円筒部55に対してダンパ機構61が軸線方向に移動することを許容している。
具体的には、円筒部55の外周スプライン55Bと円筒部材63の内周スプライン63Aとの間には円周方向に隙間が形成されている。
この隙間は、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aと円筒部55の内周スプライン55Aの円周方向の隙間よりも小さい角度の範囲に形成されており、円筒部55とダンパ機構61との相対的な回動は、6°よりも小さい角度に規制される。
このように本実施の形態の外周スプライン55Bと内周スプライン63Aとは、円周方向にガタを持たせてスプライン嵌合されている。
ここで、円筒部55の内周スプライン55A、外周スプライン55B、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aおよび円筒部材63の内周スプライン63Aの歯数は、同数である。
本実施の形態の内輪64は、本発明の内側部材および内輪を構成し、円筒部材63は、本発明の外側部材を構成する。内周スプライン63Aは、本発明の第1の内周嵌合部を構成し、外周スプライン38Aは、本発明の第1の外周嵌合部および外周スプラインを構成する。内周スプライン55Aは、本発明の第2の内周嵌合部および内周スプラインを構成し、外周スプライン55Bは、本発明の第2の外周嵌合部および内周スプラインを構成する。
図3において、外周スプライン55Bは、内周スプライン55Aに対してリダクションドライブギヤ37側に形成されており、内周スプライン55Aの軸線方向の長さは、外周スプライン55Bの軸線方向長さよりも長く形成されている。
軸受34は、リダクションドライブギヤ37の軸線方向においてダンパ機構61とリダクションドライブシャフト38との間に設置されている。
軸受35は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向においてリダクションドライブギヤ37に対して軸受34と反対側に設置されている。これにより、リダクションドライブギヤ37は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向において軸受34、35に挟まれている。
リダクションドライブギヤ37の左側面37aは、ドライブベベルギヤ41が対向しており、リダクションドライブギヤ37の右側面37bは、軸受35に対向している。これにより、リダクションドライブギヤ37は、ドライブベベルギヤ41から右方に軸線方向の荷重を受ける。
軸受34の軸線方向長さは、軸受35の軸線方向長さよりも短く形成されており、軸受34に対して軸受35の剛性は、大きい。本実施の形態の軸受34は、本発明の第1の軸受を構成し、軸受35は、第2の軸受を構成する。本実施の形態の変速機3およびトランスファ装置31は、本発明の動力伝達装置5を構成する。
次に、作用を説明する。
図10において、車両1の前進走行時に円筒部55(デフケース51)が時計回転方向に回転するものとして説明を行う。
車両1の加速時において、エンジン2から単板式クラッチ、変速機3を介してトランスファ装置31に動力が伝達される際、エンジン2の回転変動がトランスファ装置31に入力される。
この回転変動に起因して、トランスファ装置31において、リダクションドライブギヤ37とリダクションドリブンギヤ40、およびドライブベベルギヤ41とドリブンベベルギヤ43との歯打ち音が発生し、トランスファ装置31から騒音が発生する。
特に、エンジン2の低回転域では、エンジン2の回転変動が大きく、歯打ち音による騒音が大きくなる。
本実施の形態の動力伝達装置5は、デフケース51とリダクションドライブギヤ37との間の動力伝達経路上において、円筒部55とリダクションドリブンシャフト39との間にダンパ機構61が設けられており、ダンパ機構61は、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動を低減するダンパ機能を有する。
ダンパ機構61は、リダクションドライブシャフト38の外周面に固定されてリダクションドライブシャフト38と一体で回動する内輪64と、内周面に内周スプライン63Aが形成され、円筒部55の外周面に嵌合される円筒部材63と、円筒部材63と内輪64との間に設けられた弾性体66を有するダンパ部材62とを有する。
円筒部55の内周面には、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aに嵌合してデフケース51とリダクションドライブシャフト38との相対的な回動を第1の所定角度以下に規制し、かつ、円筒部55に対してリダクションドライブシャフト38が軸線方向に移動することを許容する内周スプライン55Aが形成されている。
円筒部55の外周面には、円筒部材63の内周スプライン63Aに嵌合してデフケース51とダンパ機構61との相対的な回動を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度以下に規制し、かつ、円筒部55に対してダンパ機構61が軸線方向に移動することを許容する外周スプライン55Bが形成されている。
車両の加速時において、エンジン2から変速機3に伝達された動力は、ファイナルドライブギヤ16Gからリングギヤ23を介してデフケース51に伝達され、デフケース51からリダクションドライブシャフト38に伝達される。
デフケース51の動力がリダクションドライブシャフト38に伝達される際には、円筒部55の外周スプライン55Bとダンパ機構61の内周スプライン63Aとが最初に接触する。
このとき、円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとの間には隙間67Aが形成されており、この隙間67Aは、ダンパ機構61の弾性体66が捩じられる領域となる。
デフケース51がさらにR1方向に回転すると、円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとの間の隙間67Aが小さくなり、隙間67Aが小さくなるにつれて弾性体66が捩じられる。
円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとの間の隙間67Aがなくなると、円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとが接触する。
円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとが接触すると、弾性体66が捩じられることが規制される。すなわち、内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとは、ストッパ機能を有する。
車両1の加速時にはエンジン2の回転変動により弾性体66が隙間67Aの範囲(3°の回動角の範囲)で弾性変形することにより、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動が低減され、この回転変動に起因するデフケース51とリダクションドライブシャフト38との捩じれ振動を減衰できる。
このため、車両1の加速時に、リダクションドライブギヤ37とリダクションドリブンギヤ40、およびドライブベベルギヤ41とドリブンベベルギヤ43との歯打ち音が発生することを抑制して、トランスファ装置31から騒音が発生することを抑制できる。
一方、車両1の減速時にはエンジン1の燃焼が行われないので、従動輪からプロペラシャフトおよびトランスファ装置31を介してデフケース51に伝達されるトルク反力が伝達される、所謂、エンジンブレーキが発生する。
これにより、リダクションドライブシャフト38は、デフケース51に対して相対的にR1方向と反対方向のR2方向に捩じれる。
円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとの間には隙間67Bが形成されているので、リダクションドライブシャフト38は、デフケース51に対してR1方向と反対方向のR2方向に相対的に捩じられる。このとき、隙間67Bは、ダンパ機構61の弾性体66が捩じられる領域となる。
リダクションドライブシャフト38がR2方向にさらに捩じられると、円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとの間の隙間67Bが小さくなり、隙間67Bが小さくなるにつれて弾性体66が捩じられる。これにより、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動が低減される。
円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとの間の隙間67Bがなくなると、円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとが接触する。
また、円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとが接触すると、弾性体66が捩じられることが規制される。
円筒部55の内周スプライン55Aとリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aとが接触すると、円筒部55の外周スプライン55Bが円筒部材63の内周スプライン63Aに接触する。
車両1の減速時にはエンジン2の回転変動により弾性体66が隙間67Bの範囲(3°の回動角の範囲)で弾性変形することにより、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動が低減され、この回転変動に起因するデフケース51とリダクションドライブシャフト38との捩じれ振動を減衰できる。
このため、車両1の減速時において、リダクションドライブギヤ37とリダクションドリブンギヤ40、およびドライブベベルギヤ41とドリブンベベルギヤ43との歯打ち音が発生することを抑制して、トランスファ装置31から騒音が発生することを抑制できる。
この結果、車両1の加速時および減速時において、エンジン2の回転変動に起因して発生するトランスファ装置31の歯打ち音を抑制して、トランスファ装置31から騒音が発生することを抑制できる。
本実施の形態の動力伝達装置5は、デフケース51とリダクションドライブギヤ37との間の動力伝達経路上において、円筒部55とリダクションドリブンシャフト39の間にダンパ機構61が設けられている。
これにより、デフケース51から下流の動力伝達経路上、すなわち、トランスファ装置31から歯打ち音による騒音が発生することを抑制できる。
図11は、ダンパ機構61が設けられていないトランスファ装置と、ダンパ機構61が設けられた本実施の形態のトランスファ装置31とにおける回転変動の大きさを示す図である。
図11から明らかなように、本実施の形態のトランスファ装置31は、ダンパ機構61が設けられていないトランスファ装置31に比べて回転変動を著しく低減することができる。特に、本実施の形態のトランスファ装置31は、ダンパ機構61が設けられていないトランスファ装置に比べて、エンジン2の低回転数域における回転変動を顕著に低減できることが明らかである。
図12は、ダンパ機構61が設けられていないトランスファ装置31と、ダンパ機構61が設けられた本実施の形態のトランスファ装置31とにおける放射音の大きさを示す図である。
図12から明らかなように、本実施の形態のトランスファ装置31は、ダンパ機構61が設けられていない動力伝達装置5に比べてトランスファ装置31の放射音を低減することができることは、明らかである。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、ダンパ部材62は、リダクションドライブシャフト38の軸線方向において円筒部55の開口端面55aに対向して設置され、内輪64を構成する内輪64と、内輪64に対して半径方向外方に設置され、外側部材に固定される外輪65と、内輪64と外輪65との間に設けられた弾性体66とを含んで構成される。
これにより、リダクションドライブギヤ37の軸線方向においてデフケース51に近づけてダンパ機構61を設置できる。これにより、トランスファ装置31がリダクションドライブギヤ37の軸線方向に長くなることを抑制しつつ、ダンパ機構61を設置することができる。
この結果、トランスファ装置31を小型化しつつ、リダクションドライブギヤ37とリダクションドリブンギヤ40、およびドライブベベルギヤ41とドリブンベベルギヤ43との歯打ち音が発生することを抑制して、トランスファ装置31から騒音が発生することを抑制できる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、ダンパ機構61の円筒部材63が、リダクションドライブシャフト38の軸線方向において変速機ケース4に挿入されている。これにより、トランスファ装置31がリダクションドライブギヤ37の軸線方向に長くなることを抑制しつつ、ダンパ機構61を設置することができる。このため、動力伝達装置5をより効果的に小型化できる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、円筒部55の円周方向における内周スプライン55Aと外周スプライン55Bとの位相が同一である。これにより、リダクションドライブギヤ37を円筒部55に取付ける際に、円筒部55の内周スプライン55Aおよび外周スプライン55Bにリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aおよび円筒部材63の内周スプライン63Aを円滑にスプライン嵌合できる。
ここで、円筒部55の円周方向における内周スプライン55Aと外周スプライン55Bとの位相が同一であるとは、内周スプライン55Aの凹部と外周スプライン55Bの凸部、あるいは内周スプライン55Aの凸部と外周スプライン55Bの凹部の位相が一致することをいう。
このため、デフケース51に対するリダクションドライブシャフト38の組み付け作業の作業性を向上して、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動を低減できる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、円筒部55の内周スプライン55A、外周スプライン55B、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aおよび円筒部材63の内周スプライン63Aの歯数を同数にしている。
これにより、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の嵌合強度と、デフケース51とダンパ機構61との嵌合強度を向上できる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5よれば、円筒部55がリダクションドライブシャフト38に対して中立位置に位置した状態から円筒部55がリダクションドライブシャフト38の円周方向の一方に回動する角度と、円筒部55がリダクションドライブシャフト38の円周方向の他方に回動する角度とがそれぞれ3°となるように、リダクションドライブシャフト38の外周スプラインと円筒部55の内周スプラインの円周方向の一方の隙間67Aと他方の隙間67Bとが、円筒部55の円周方向の3°の角度の範囲に形成されている。
これにより、車両1の加速時および減速時に、エンジン2の回転変動によって円筒部55がリダクションドライブシャフト38に対して中立位置から一方向または他方向に回動した場合に、弾性体66の捩じれ量を同じにできる。
この結果、車両1の加速時および減速時において、デフケース51とリダクションドライブシャフト38の相対的な回転変動をより効果的に低減でき、この回転変動に起因するデフケース51とリダクションドライブシャフト38との捩じれ振動を減衰できる。
図13は、エンジン回転数と回動角度との関係を示す図である。図13において、リダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aと円筒部55の内周スプラインの円周方向の一方の隙間67Aと他方の隙間67Bの範囲を3°(合計6°)にしたのは、どのエンジン回転数でも円筒部55とリダクションドライブシャフト38との回動角度が3°以上にならないからである。
したがって、一方の隙間67Aと他方の隙間67Bの範囲を3°以下に設定すれば、回転変動に起因するデフケース51とリダクションドライブシャフト38との捩じれ振動を減衰できる。なお、一方の隙間67Aと他方の隙間67Bの範囲の角度をY、エンジン回転数をXとした場合に、
Y=−3E−10(−3×10−10)X3+3E−6(3×10−6)X2−0.0071X+7.2674で表わされる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、外周スプライン55Bが内周スプライン55Aに対してリダクションドライブギヤ37側に形成されており、内周スプライン55Aの軸線方向の長さが外周スプライン55Bの軸線方向長さよりも長く形成されている。
これにより、トランスファ装置31を変速機ケース4に組み付ける工程において、リダクションドライブシャフト38を円筒部55に挿入するとき、すなわち、円筒部55の内周スプライン55Aにリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aをスプライン嵌合するときに、円筒部材63の内周スプライン63Aと円筒部55の外周スプライン55Bとを半径方向に位置決めすることができる。
このため、円筒部材63の内周スプライン63Aを円筒部55の外周スプライン55Bに円滑にスプライン嵌合することができ、デフケース51に対するリダクションドライブシャフト38の組み付け作業の作業性をより効果的に向上できる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、軸受34が、リダクションドライブシャフト38の軸線方向においてダンパ機構61とリダクションドライブギヤ37との間に設置されており、軸受35が、リダクションドライブシャフト38の軸線方向においてリダクションドライブギヤ37に対して軸受34と反対側に設置されている。
これに加えて、リダクションドライブギヤ37が、リダクションドライブシャフト38の軸線方向に対してドライブベベルギヤ41によって軸受35側に荷重が印加されており、軸受34の軸線方向長さが、軸受35の軸線方向長さよりも短く形成されている。
これにより、軸受34の軸線方向長さを短くできる分だけ、トランスファ装置31のリダクションドライブシャフト38の軸線方向の長さを短くできる。
また、ドライブベベルギヤ41から荷重を受ける軸受35の軸線方向の長さを、軸受34の軸線方向の長さよりも長くすることで、軸受35の剛性を大きくできる。
このため、軸受35によってリダクションドライブシャフト38を安定して支持することができ、トランスファ装置31の信頼性が低下することを防止できる。
また、本実施の形態の動力伝達装置5によれば、円筒部55の内周スプライン55Aにリダクションドライブシャフト38の外周スプライン38Aをスプライン嵌合し、円筒部55の外周スプライン55Bに円筒部材63の内周スプライン63Aをスプライン嵌合している。
これにより、長期使用によって弾性体66が劣化した場合であっても、デフケース55からリダクションドライブシャフト38に動力を確実に伝達して、リダクションドライブシャフト38を後輪駆動用の駆動軸として機能できる。このため、車両1を四輪駆動車両として確実に機能させることができ、車両1の信頼性が低下することを防止できる。
なお、本実施の形態の動力伝達装置5は、円筒部55に外周スプライン55Bを形成し、円筒部材63に外周スプライン55Bにスプライン嵌合する内周スプライン63Aを形成しているが、これに限定されるものではない。
例えば、図14に示すように、円筒部55にドグ55Cを形成し、図15に示すように、円筒部材63に、ドグ55Cに嵌合する内周ドグ63Cを形成することにより、ドグ55Cによってデフケース51とダンパ機構61との相対的な回動を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度以下に規制し、かつ、円筒部55に対してダンパ機構61が軸線方向に移動することを許容してもよい。
この場合には、ドグ55Cが本発明の第2の外周嵌合部を構成し、内周ドグ63Cが本発明の第1の内周嵌合部を構成する。
なお、変速機3としては、MT(Manual Transmission)やAT(Automatic Transmission)から構成されてもよいし、MTにおいて運転者が行う変速操作をアクチュエータにより自動で行うことで、ATのような自動変速を可能にしたAMT(Automated Manual Transmission)から構成されてもよい。
本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
2...エンジン(内燃機関)、3...変速機、4...変速機ケース、24L,24R...ドライブシャフト、31...トランスファ装置、32...トランスファケース、33...インタミシャフト(トランスファ機構)、34...軸受(第1の軸受)、35...軸受(第2の軸受)、37...リダクションドライブギヤ(ギヤ部、トランスファ機構)、38...リダクションドライブシャフト(被駆動軸、トランスファ機構)、38A...外周スプライン(第1の外周スプライン)、38a...左端部(被駆動軸の端部)、39...リダクションドリブンシャフト(トランスファ機構)、40...リダクションドリブンギヤ(トランスファ機構)、41...ドライブベベルギヤ(トランスファ機構)、42...ドリブンベベルシャフト(トランスファ機構)、43...ドリブンベベルギヤ(トランスファ機構)、50...ディファレンシャル装置、51...デフケース(差動ケース、ディファレンシャル機構)、52...ピニオンシャフト(ディファレンシャル機構)、53A、53B...ピニオンギヤ(ディファレンシャル機構)、54A、54B...サイドギヤ(ディファレンシャル機構)55...円筒部、55A...内周スプライン(第2の内周スプライン)、55B...外周スプライン(第2の外周スプライン)、55C...ドグ(第2の外周スプライン)、55a...開口端面(円筒部の開口端面)、61...ダンパ機構、62...ダンパ部材、63...円筒部材(外側部材)、63A...内周スプライン(第1の内周スプライン)、63C...内周ドグ(第1の内周スプライン)、64...内輪(内側部材)、65...外輪、66...弾性体、67A,67B...隙間

Claims (9)

  1. 変速機ケースに設けられ、内燃機関の動力を、左右のドライブシャフトに分配するディファレンシャル機構と、前記変速機ケースに連結されるトランスファケースを有し、前記ディファレンシャル機構に伝達された前記内燃機関の動力を、従動側のドライブシャフトに伝達するトランスファ機構とを有する動力伝達装置であって、
    前記ディファレンシャル機構は、前記変速機ケースに回転自在に支持され、前記内燃機関の動力が伝達される差動ケースを備えており、
    前記トランスファ機構は、前記差動ケースに結合される端部を有して前記トランスファケースに回転自在に支持され、前記ディファレンシャル機構から動力が伝達される被駆動軸と、前記被駆動軸に設けられたギヤ部とを備えており、
    前記差動ケースと前記ギヤ部との間の動力伝達経路上に、前記差動ケースと前記被駆動軸との相対的な回転変動を低減するダンパ機構が設けられており、
    前記差動ケースは、前記被駆動軸の端部が結合される円筒部を有し、
    前記ダンパ機構は、内側部材と、外側部材と、前記外側部材と前記内側部材との間に設けられたダンパ部材とを有し、
    前記内側部材は、前記被駆動軸の外周面に固定されて前記被駆動軸と一体で回動し、
    前記外側部材の内周面には第1の内周嵌合部が形成されており、
    前記被駆動軸の外周面には第1の外周嵌合部が形成されており、
    前記円筒部の内周面に、前記第1の外周嵌合部に嵌合して前記差動ケースと前記被駆動軸との相対的な回動を第1の所定角度以下に規制し、かつ、前記円筒部に対して前記被駆動軸が軸線方向に移動することを許容する第2の内周嵌合部が形成されており、
    前記円筒部の外周面に、前記第1の内周嵌合部に嵌合して前記差動ケースと前記ダンパ機構との相対的な回動を第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度以下に規制し、かつ、前記円筒部に対して前記ダンパ機構が軸線方向に移動することを許容する第2の外周嵌合部が形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 変速機ケースに設けられ、内燃機関の動力を、左右のドライブシャフトに分配するディファレンシャル機構と、前記変速機ケースに連結されるトランスファケースを有し、前記ディファレンシャル機構に伝達された前記内燃機関の動力を、従動側のドライブシャフトに伝達するトランスファ機構とを有する動力伝達装置であって、
    前記ディファレンシャル機構は、前記変速機ケースに回転自在に支持され、前記内燃機関の動力が伝達される差動ケースを備えており、
    前記トランスファ機構は、前記差動ケースに結合される端部を有して前記トランスファケースに回転自在に支持され、前記ディファレンシャル機構から動力が伝達される被駆動軸と、前記被駆動軸に設けられたギヤ部とを備えており、
    前記差動ケースと前記ギヤ部との間の動力伝達経路上に、前記差動ケースと前記被駆動軸との相対的な回転変動を低減するダンパ機構が設けられており、
    前記ダンパ機構の少なくとも一部は、前記変速機ケースに挿入されていることを特徴とする動力伝達装置。
  3. 変速機ケースに設けられ、内燃機関の動力を、左右のドライブシャフトに分配するディファレンシャル機構と、前記変速機ケースに連結されるトランスファケースを有し、前記ディファレンシャル機構に伝達された前記内燃機関の動力を、従動側のドライブシャフトに伝達するトランスファ機構とを有する動力伝達装置であって、
    前記ディファレンシャル機構は、前記変速機ケースに回転自在に支持され、前記内燃機関の動力が伝達される差動ケースを備えており、
    前記トランスファ機構は、前記差動ケースに結合される端部を有して前記トランスファケースに回転自在に支持され、前記ディファレンシャル機構から動力が伝達される被駆動軸と、前記被駆動軸に設けられたギヤ部とを備えており、
    前記差動ケースと前記ギヤ部との間の動力伝達経路上に、前記差動ケースと前記被駆動軸との相対的な回転変動を低減するダンパ機構が設けられており、
    前記被駆動軸は、第1の軸受および第2の軸受を介して前記トランスファケースに回転自在に支持されており、
    前記第1の軸受は、前記被駆動軸の軸線方向において前記ダンパ機構と前記ギヤ部との間に設置されており、
    前記第2の軸受は、前記被駆動軸の軸線方向において前記ギヤ部に対して前記第1の軸受と反対側に設置されており、
    前記ギヤ部は、前記被駆動軸の軸線方向に対して前記第2の軸受側に荷重が印加されており、
    前記第1の軸受の軸線方向長さが、前記第2の軸受の軸線方向長さよりも短く形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 前記ダンパ部材は、前記被駆動軸の軸線方向において前記円筒部の開口端面に対向して設置され、前記内側部材を構成する内輪と、前記内輪に対して半径方向外方に設置され、前記外側部材に固定される外輪と、前記内輪と前記外輪との間に設けられた弾性体とを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  5. 前記第2の内周嵌合部は、前記円筒部の円周方向に凹凸状に連続する内周スプラインから構成されており、
    前記第2の外周嵌合部は、前記円筒部の円周方向に凹凸状に連続する外周スプラインから構成されており、
    前記円筒部の円周方向における前記内周スプラインと前記外周スプラインとの位相が同一であることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  6. 前記第2の外周嵌合部は、前記第2の内周嵌合部に対して前記ギヤ部側に形成されており、
    前記第2の内周嵌合部の軸線方向の長さは、前記第2の外周嵌合部の軸線方向長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の動力伝達装置。
  7. 前記ダンパ機構は、内側部材と、外側部材と、前記外側部材と前記内側部材との間に設けられたダンパ部材とを有し、
    前記ダンパ部材は、前記内側部材を構成する内輪と、前記内輪に対して半径方向外方に設置され、前記外側部材に固定される外輪と、前記内輪と前記外輪との間に設けられた弾性体とを含んで構成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の動力伝達装置。
  8. 前記ダンパ機構の少なくとも一部は、前記変速機ケースに挿入されていることを特徴とする請求項1、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
  9. 前記被駆動軸は、軸受を介して前記トランスファケースに回転自在に支持されており、
    前記軸受は、前記被駆動軸の軸線方向において前記ダンパ機構と前記ギヤ部との間に設置されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
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