JP6691664B2 - 浴室換気乾燥装置 - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に、浴室換気乾燥装置に関する。
浴室に加えて、浴室以外の換気も可能な浴室換気乾燥装置がある。このような浴室換気乾燥装置には、1つのファンを備えたもの(1ファンタイプ)と、2つのファンを備えたもの(2ファンタイプ)と、がある。
特開2014−035157号公報
従来、1ファンタイプと2ファンタイプでは、それぞれの形態に合わせて部品の設計・製造が行われていた。このため、浴室換気乾燥装置の製造コストが高く、部品の管理も煩雑なものとなっていた。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、1ファンタイプと2ファンタイプの間で部品の共有化が可能な浴室換気乾燥装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、浴室と、前記浴室以外の部屋と、の換気を行う浴室換気乾燥装置であって、前記浴室の空気が吸い込まれる第1吸気口と、前記第1吸気口から吸い込まれた空気と、前記部屋の空気と、のいずれか一方が択一的に吸い込まれる第2吸気口と、内部空間が前記第1吸気口と連通するスクロールと、前記スクロール内に設けられる第1送風部と、前記スクロールを囲うケーシングと、を備え、前記第1吸気口または前記第2吸気口から吸い込まれた空気は、前記スクロールの外郭をなす壁の一部とこれに対向する前記ケーシングの壁の一部との間の間隙を通して屋外へ排出される浴室換気乾燥装置であって、前記部屋から吸い込んだ空気を前記第2吸気口に導く吸気流路を有する吸気ユニットと、換気ユニットであって、屋外に空気を排出する換気口と、前記第1吸気口から前記第2吸気口に吸い込まれた空気、及び前記部屋から吸い込まれた空気を前記換気口を介して屋外へ導く換気経路と、前記換気経路上に設けられ、前記第2吸気口から吸い込まれた空気および前記部屋から吸い込まれた空気を前記換気口へ送る第2送風部と、を有する換気ユニットと、のいずれかを前記ケーシングの上に選択的に取り付け可能に構成されたことを特徴とする浴室換気乾燥装置である。
この浴室換気乾燥装置によれば、複数の異なる形態の浴室換気乾燥装置に対する共通部品として用いることが可能であり、浴室換気乾燥装置の部品数の削減および部品の製造コストの低減が可能となる。
この浴室換気乾燥装置によれば、吸気ユニットと換気ユニットを選択的に取り付けることが可能であるため、吸気ユニットおよび換気ユニットのそれぞれに合わせて浴室換気乾燥装置の構造設計を変更する必要が無い。このため、浴室換気乾燥装置の部品数の削減および部品の製造コストの低減が可能となる。
の発明は、第の発明において、前記スクロールの前記一部の外壁面は、平面状であることを特徴とする浴室換気乾燥装置である。
この浴室換気乾燥装置によれば、間隙を流れる空気に対する圧損を小さくすることができ、空気を効率的に換気することが可能となる。
の発明は、第1または第2の発明において、前記スクロールの前記一部の外壁面の下端は、前記外壁面から前記スクロールの下面に向けて湾曲していることを特徴とする浴室換気乾燥装置である。
この浴室換気乾燥装置によれば、間隙を通る空気に対する圧損を小さくし、空気を効率的に換気することが可能となる。
の発明は、第1〜第のいずれかの発明において、回動可能に設けられ、回動により前記間隙の開口面積を調整可能な遮蔽部をさらに備えたことを特徴とする浴室換気乾燥装置である。
この浴室換気乾燥装置によれば、浴室換気乾燥装置に取り付けられるユニットの種類に拘わらず、遮蔽部によって間隙の開口面積を調整することで、浴室換気乾燥装置の動作を切り替えることが可能となる。このため、共通化された部品の汎用性をさらに高め、より一層の部品数の削減および部品の製造コストの低減が可能となる。
の発明は、第の発明において、前記スクロールの前記一部の外壁面の下端は、前記ケーシングの前記一部に向けて突出しており、前記遮蔽部の回動軸は、前記下端の上に設けられたことを特徴とする浴室換気乾燥装置である。
この浴室換気乾燥装置によれば、遮蔽部近傍における圧損を小さくすることができ、空気を効率的に換気することが可能となる。
本発明の態様によれば、1ファンタイプと2ファンタイプの間で部品の共有化が可能な浴室換気乾燥装置が提供される。
実施形態に係る浴室換気乾燥装置を浴室に取り付けた状態を表す概略図である。 実施形態に係る浴室換気乾燥装置の一例を表す断面図である。 図2のA−A線における断面を表す断面図である。 実施形態に係る浴室換気乾燥装置の他の一例を表す断面図である。 実施形態に係る浴室換気乾燥装置の他の一例を表す断面図である。 実施形態に係る浴室換気乾燥装置の他の一例を表す平面図である。 スクロールの第1部分の下端近傍を拡大した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室換気乾燥装置1を浴室に取り付けた状態を表す概略図である。
図2は、実施形態に係る浴室換気乾燥装置1の一例を表す断面図である。
図1に表すように、浴室換気乾燥装置1は、浴室BRの天井に取り付けられる。
浴室換気乾燥装置1は、浴室BRの空気を吸い込み、ヒータを経由させて浴室BRに向けて吹き出す。または、浴室換気乾燥装置1は、浴室BRの空気を吸い込み、吸い込んだ空気の少なくとも一部を、ダクトD1を通して浴室外に排出する。
浴室換気乾燥装置1は、例えば、洗面所SRの壁面に設けられたリモコンRCによって操作することができる。
浴室換気乾燥装置1は、さらに、洗面所SRとダクトD2を通して繋がり、トイレ室TRとダクトD3を通して繋がっていてもよい。この場合、浴室換気乾燥装置1は、浴室BRに加え、これらの部屋から吸い込んだ空気を、ダクトD1を通して排出することができる。
図2に表すように、実施形態に係る浴室換気乾燥装置1は、共通ユニット10を備える。
共通ユニット10は、ケーシング101、スクロール103、パネル105、ヒータケース107、カバー113、ファン121、ヒータ125、吸気口131、および吹出口133を有する。
共通ユニット10は、図2に表すように、さらにダクトカバー111、ダンパ123、および換気口135を有していてもよい。
以降では、浴室BRから見て浴室換気乾燥装置1が設けられる方向を「上」とし、「上」と反対の方向を「下」として、実施形態に係る発明を説明する。
スクロール103は、ケーシング101の内側に設けられている。
パネル105は、ケーシング101の下面に取り付けられ、スクロール103を覆っている。
ファン121は、ケーシング101の外側に設けられたモータ121aと、スクロール103の内側に設けられた羽根121bと、を有する。モータ121aによって羽根121bを回転させることで、浴室BRの空気が、ケーシング101の下面に形成された吸気口131から吸い込まれる。このとき、浴室BRの空気は、図2に表す矢印のように、ケーシング101とパネル105との隙間から吸気口131に向かって流れる。
スクロール103の側方には、スクロール103と連なって、ヒータケース107およびダクトカバー111が設けられている。ヒータケース107は、吹出口133と繋がっており、ダクトカバー111は、換気口135と繋がっている。また、吹出口133は、浴室BRと繋がり、換気口135は、ダクトD1と繋がっている。ファン121によって吸気口131から吸い込まれた空気は、スクロール103の内部を流れ、吹出口133および換気口135を通して浴室換気乾燥装置1の外に排出される。
ダンパ123は、ファン121の下流であって、吹出口133および換気口135の上流に設けられている。ダンパ123は、回動可能に構成されている。ダンパ123を回動させることで、ファン121から送られた空気を、吹出口133、換気口135、または吹出口133と換気口135の両方に送ることができる。
ヒータ125は、ヒータケース107の内側に設けられ、ダンパ123の下流に位置している。ヒータ125を通電させた状態で、吹出口133に向けて空気を送ることで、吹出口133を流れる空気が加熱される。パネル105には、吹出口133に対応した位置に開口が形成されており、この開口を通して、温風が吹出口133から浴室BRに向けて吹き出される。
また、共通ユニット10には、スクロール103の一部と、ケーシング101の一部と、の間に、間隙Gが形成されている。間隙Gの上端は、カバー113により覆われている。間隙Gの下端は、吸気口131と繋がっている。
なお、図2では、カバー113がケーシング101と別体に設けられている例を表している。しかし、カバー113はケーシング101と一体に形成されていてもよい。例えば、樹脂を成型してケーシング101を製造する際に、入れ子を設けることで、ケーシング101とカバー113とを一体に形成することが可能である。
シャッタ127は、間隙Gが形成された位置に設けられている。シャッタ127は、回動可能に構成されている。シャッタ127を回動させることで、間隙Gの少なくとも一部を覆う(塞ぐ)ことが可能である。
ここで、間隙G近傍の構造について、図3を用いて具体的に説明する。
図3は、図2のA−A線における断面を表す断面図である。
なお、図3では、ヒータ125およびシャッタ127が省略されている。
図3に表すように、スクロール103は、第1部分103aを有する。間隙Gは、ケーシング101の一部と第1部分103aとの間に形成されている。また、第1部分103aの一部の外壁面Sは、平面状に形成されている。間隙Gの少なくとも一部は、この外壁面Sとケーシング101とによって形成されている。スクロール103の外壁面の他の部分は、ファン121の周りにおいて、吹出口133に向けて湾曲している。
ここでは、外壁面Sに沿う方向であって、上下方向に対して垂直な方向を前後方向とし、前後方向および上下方向に対して垂直な方向を左右方向とする。
間隙Gの前後方向における長さL1は、左右方向における長さL2よりも長い。一例として、間隙Gの長さL1は、ファン121の前後方向における長さよりも長く、スクロール103の前後方向における長さと同程度である。
なお、間隙Gの形状は、ケーシング101の形状やスクロール103の形状および配置などに合わせて適宜変更することが可能である。また、図3では、間隙Gを形成する第1部分103aの一部の外壁面Sが平面状である場合を表している。しかし、図3に表す例に限らず、第1部分103aの間隙Gに面する外壁面が、全て平面状に形成されていてもよい。
次に、図4を用いて、共通ユニット10に吸気ユニット20を取り付けた場合の構造について説明する。
図4は、実施形態に係る浴室換気乾燥装置1の他の一例を表す断面図である。
図4に表すように、吸気ユニット20は、共通ユニット10のケーシング101の上に設けられる。このとき、カバー113は、取り除かれている。カバー113が取り除かれることで、間隙Gの上端が外部に対して露出し、吸気口137が形成される。
吸気ユニット20は、吸気経路201を有する。吸気経路201の一端は、ダクトD2を介して、浴室BR以外の部屋(例えば洗面所SR)と繋がっている。吸気経路201の他端は、吸気口137と繋がっている。
ファン121を動作させることで、吸気口131を通して浴室BRの空気がスクロール103の内部に吸い込まれる。同時に、図4に表す矢印のように、ダクトD2および吸気口137を通して洗面所SRの空気がスクロール103の内部に吸い込まれる。
このとき、例えば、ダンパ123で吹出口133を遮蔽し、換気口135を開放することで、浴室BRおよび洗面所SRの空気が屋外へ排出される。
シャッタ127によって間隙Gを塞いだ状態でファン121を動作させると、吸気ユニット20からは空気が吸い込まれず、浴室BRの空気のみを吸い込むことができる。
または、シャッタ127によって、間隙Gの一部を塞いだ状態でファン121を動作させることで、洗面所SRからの空気の流量を抑えつつ、浴室BRからの空気の流量を大きくすることができる。
このとき、シャッタ127によって、間隙Gの開口面積を調整することで、洗面所SRからの空気の流量を調整することができる。
なお、ここでは、開口面積とは、間隙Gを空気が流れる際の、空気の流れに対して垂直な面における間隙Gの面積を意味している。
シャッタ127によって間隙Gを塞いだ状態で、ダンパ123で換気口135を遮蔽することで、浴室BRから吸い込んだ空気が、浴室BRに向けて吹き出される。このとき、ヒータ125に通電することで、温風を浴室BRに向けて吹き出すことができる。
あるいは、シャッタ127によって間隙Gを塞いだ状態で、ダンパ123で吹出口133の一部および換気口135の一部を開放することで、浴室BRの空気の一部を屋外に排出しつつ、他の一部を加熱して浴室BRに向けて吹き出すことができる。
次に、図5および図6を用いて、共通ユニット10に換気ユニット30を取り付けた場合の構造について説明する。
図5は、実施形態に係る浴室換気乾燥装置1の他の一例を表す断面図である。
図6は、実施形態に係る浴室換気乾燥装置1の他の一例を表す平面図である。
図5に表すように、換気ユニット30は、共通ユニット10のケーシング101の上に設けられる。このとき、図4に表す形態と同様に、カバー113は取り除かれ、共通ユニット10に吸気口137が形成されている。
なお、共通ユニット10に換気ユニット30が取り付けられる際には、図5に表すように、共通ユニット10からダクトカバー111およびダンパ123が取り除かれ、換気口135と繋がっていた開口がキャップ129によって塞がれる。
換気ユニット30は、ケーシング301、スクロール303、ファン321、および換気口335を有する。
ケーシング301は、ケーシング101の上に設けられている。
スクロール303は、ケーシング301の内側に設けられている。
ファン321は、ファン121と同様に、モータ321aと、羽根321bと、を有する。モータ321aによって羽根321bを回転させることで、空気が換気ユニット30の内部に吸い込まれ、スクロール303の内部を流れる。
図6に表すように、換気ユニット30には、さらに、洗面所SRに繋がるダクトD2と、トイレ室TRに繋がるダクトD3と、が接続されている。すなわち、スクロール303の内部空間が、吸気口137、洗面所SR、およびトイレ室TRと繋がっており、換気ユニット30は、吸気口137、洗面所SR、およびトイレ室TRと、換気口335と、を連通する換気経路を有する。ファン321は、この換気経路上に設けられており、ファン321を動作させることで、浴室BR、洗面所SR、およびトイレ室TRから空気が吸い込まれ、換気口335およびダクトD1を通して屋外へ排気される。
ファン321を動作させた際、浴室BRからは、図5に表す矢印のように、吸気口131および吸気口137(間隙G)を通して、スクロール303の内部に空気が吸い込まれる。
すなわち、共通ユニット10に吸気ユニット20を取り付けた際には、吸気口137には、共通ユニット10以外のユニットから、共通ユニット10に向けて空気が流れていた。これに対して、共通ユニット10に換気ユニット30を取り付けた際には、吸気口137(間隙G)には、共通ユニット10から換気ユニット30に向かう方向に空気が流れる。
ファン321によって空気を屋外へ排気する際、シャッタ127によって吸気口137を塞ぐことで、洗面所SRおよびトイレ室TRを選択的に換気することが可能である。
または、ファン321を動作させた際に、シャッタ127によって間隙Gの一部のみを塞ぐことで、浴室BRからの空気の流入を抑え、洗面所SRおよびトイレ室TRからの空気の流量を大きくすることもできる。
あるいは、シャッタ127を閉じた状態で、ファン121を動作させることで、浴室BRの空気のみを共通ユニット10に選択的に吸い込むことができる。図5に表す形態では、共通ユニット10に換気口が設けられていない。このため、ファン121によって吸い込まれた空気は、ヒータ125を通って、吹出口133から浴室BRに向けて吹き出される。
また、ファン121およびファン321を同時に動作させることで、浴室BRや洗面所SR、トイレ室TRを換気しつつ、浴室BRの空気の一部を加熱して浴室BRに循環させることも可能である。このとき、シャッタ127によって間隙Gの開口面積を調整することで、浴室BRから換気ユニット30に流れる空気の流量を調整することが可能である。
すなわち、共通ユニット10および換気ユニット30を備える本形態では、ファン121の動作によって、浴室BRの空気を加熱しつつ循環させ、ファン321の動作によって、換気ユニット30と繋がった少なくともいずれかの部屋の換気が行われる。
また、浴室換気乾燥装置1が動作していないときは、シャッタ127を閉じることで、浴室BRの湿気が、洗面所SRやトイレ室TRに流れることを抑制することが可能である。
ここで、実施形態による作用および効果について説明する。
本実施形態によれば、図2を用いて説明したように、共通ユニット10にダクトカバー111およびダンパ123を取り付け、間隙Gをカバー113によって塞ぐことで、共通ユニット10を、浴室BRに対して換気、乾燥、および暖房を行う装置として用いることができる。
また、本実施形態に係る浴室換気乾燥装置1では、共通ユニット10のスクロール103の一部(第1部分103a)とケーシング101の一部との間に間隙Gが形成され、共通ユニット10に対して他のユニットを選択的に取り付け可能に構成されている。
このような構造によれば、図4を用いて説明したように、共通ユニット10に吸気ユニット20を取り付けることで、浴室BRに加えて、他の1部屋を換気することが可能となる。あるいは、図5および図6を用いて説明したように、共通ユニット10に換気ユニット30を取り付けることで、浴室BRに加えて、他の複数の部屋を換気することが可能となる。
すなわち、間隙Gを形成し、共通ユニット10に他のユニットを選択的に取り付け可能に構成することで、共通ユニット10を、複数の異なる形態に対する共通部品として用いるとともに、間隙Gを、共通ユニット10に他のユニットを取り付けた際の風路として用いることが可能となる。
共通ユニット10を、複数の異なる形態の浴室換気乾燥装置に対する共通部品として用いることで、浴室換気乾燥装置の部品数を削減でき、浴室換気乾燥装置の製造コストを低減することが可能となる。
また、図3に表すように、共通ユニット10において、第1部分103aとケーシング101の一部とによって間隙Gが形成され、第1部分103aの一部の外壁面Sの少なくとも一部が平面状に形成されている。
このような構成によれば、スクロール103内を流れる空気の圧損の増大を抑制しつつ、間隙Gの開口面積を大きくすることができる。間隙Gの開口面積を大きくすることで、吸気ユニット20から共通ユニット10に流れる空気、または共通ユニット10から換気ユニット30に流れる空気の圧損を小さくすることができ、空気を効率的に換気することが可能となる。
また、共通ユニット10がシャッタ127を備えることで、例えば、浴室BRの空気のみを選択的に浴室換気乾燥装置1に吸い込み、加熱して浴室BRに向けて吹き出すことが可能となる。すなわち、シャッタ127を設けることで、共通ユニット10の汎用性をさらに高め、製造コストのより一層の低減が可能となる。
ここで、本実施形態に係る浴室換気乾燥装置1の詳細な構造について、図7を用いて説明する。
図7は、スクロール103の第1部分103aの下端近傍を拡大した断面図である。
前述した通り、ケーシング101の一部とスクロール103の第1部分103aとによって間隙Gが形成されている。このとき、第1部分103aの外壁面下端のコーナー部C1が、図7に表すように、第1部分103aの外壁面Sからスクロール103の下面に向けて、湾曲していることが望ましい。
コーナー部C1を湾曲させることで、間隙Gを通る空気に対する圧損を小さくし、空気を効率的に換気することが可能となる。
また、シャッタ127が間隙Gに設けられている場合、シャッタ127が間隙Gを塞いでいない状態であっても、シャッタ127によって、間隙Gを通る空気の流れが僅かながら阻害される。特に、シャッタ127は、回動可能に構成されており、表面に凹凸が存在するため、これらの凹凸により圧損が生じる。
この点について、本実施形態に係る浴室換気乾燥装置1では、図7に表すように、第1部分103aの下端が、外壁面Sよりも、スクロール103の対面するケーシング101に向けて突出し、シャッタ127が、この下端の上に設けられている。
このような構造によれば、シャッタ127が間隙Gを開放した状態における、シャッタ127近傍における圧損を小さくすることができ、空気を効率的に換気することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室換気乾燥装置1、共通ユニット10、吸気ユニット20、換気ユニット30などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 浴室換気乾燥装置、 10 共通ユニット、 20 吸気ユニット、 30 換気ユニット、 101 ケーシング、 103 スクロール、 103a 第1部分、 105 パネル、 107 ヒータケース、 111 ダクトカバー、 113 カバー、 121 ファン、 121a モータ、 121b 羽根、 123 ダンパ、 125 ヒータ、 127 シャッタ、 129 キャップ、 131 吸気口、 133 吹出口、 135 換気口、 137 吸気口、 201 吸気経路、 301 ケーシング、 303 スクロール、 321 ファン、 321a モータ、 321b 羽根、 335 換気口、 BR 浴室、 C1 コーナー部、 D1〜D3 ダクト、 G 間隙、 RC リモコン、 S 外壁面、 SR 洗面所、 TR トイレ室

Claims (5)

  1. 浴室と、前記浴室以外の部屋と、の換気を行う浴室換気乾燥装置であって、
    前記浴室の空気が吸い込まれる第1吸気口と、
    前記第1吸気口から吸い込まれた空気と、前記部屋の空気と、のいずれか一方が択一的に吸い込まれる第2吸気口と、
    内部空間が前記第1吸気口と連通するスクロールと、
    前記スクロール内に設けられる第1送風部と、
    前記スクロールを囲うケーシングと、
    を備え、
    前記第1吸気口または前記第2吸気口から吸い込まれた空気は、前記スクロールの外郭をなす壁の一部とこれに対向する前記ケーシングの壁の一部との間の間隙を通して屋外へ排出される浴室換気乾燥装置であって、
    前記部屋から吸い込んだ空気を前記第2吸気口に導く吸気流路を有する吸気ユニットと、
    換気ユニットであって、
    屋外に空気を排出する換気口と、
    前記第1吸気口から前記第2吸気口に吸い込まれた空気、及び前記部屋から吸い込まれた空気を前記換気口を介して屋外へ導く換気経路と、
    前記換気経路上に設けられ、前記第2吸気口から吸い込まれた空気および前記部屋から吸い込まれた空気を前記換気口へ送る第2送風部と、
    を有する換気ユニットと、
    のいずれかを前記ケーシングの上に選択的に取り付け可能に構成されたことを特徴とする浴室換気乾燥装置。
  2. 前記スクロールの前記一部の外壁面は、平面状であることを特徴とする請求項記載の浴室換気乾燥装置。
  3. 前記スクロールの前記一部の外壁面の下端は、前記外壁面から前記スクロールの下面に向けて湾曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室換気乾燥装置。
  4. 回動可能に設けられ、回動により前記間隙の開口面積を調整可能な遮蔽部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の浴室換気乾燥装置。
  5. 前記スクロールの前記一部の外壁面の下端は、前記ケーシングの前記一部に向けて突出しており、
    前記遮蔽部の回動軸は、前記下端の上に設けられたことを特徴とする請求項記載の浴室換気乾燥装置。
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