JP6519937B2 - 浴室乾燥機付きユニットバス - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の天井に浴室乾燥機が設けられた浴室乾燥機付きユニットバスに関する。
浴室内に気流を生成することで、浴室内を乾燥させる浴室乾燥機が広く普及している。このような浴室乾燥機では、ファンの駆動により浴室内の空気を吸い込み、当該空気を浴室内に吹き出して戻すものが一般的である。浴室内を循環する気流により、浴室内の残水の蒸発が促され、カビの発生を抑制することができる。
浴室乾燥機は、一般的に装置全体がユニット化されており、浴室の天井にユニット全体を嵌め込むことにより構成される。例えば、下記特許文献1に開示される浴室乾燥機も、ユニット状の本体を浴室の天井パネルの中央に嵌め込むことにより取り付ける構成である。
特開平8−145559号公報
ところで、特許文献1に示されるようなユニット式の浴室乾燥機は、吹出口と吸込口の間の距離が小さいことから、吹出口から吹出す空気により浴室内に形成される気流が、浴室の床面等に到達することなく吸込口に向かって進行してしまうショートサーキット現象を起こし得る。
しかしながら、浴室内においては、入浴者が洗身や洗髪を行う場所である洗い場の隅部や、天井の隅部などでカビの発生が顕著となる。このため、浴室乾燥機は、浴室の床面、壁面、及び天井の中央部はもちろん、それらの隅部にも気流を行きわたらせ、残水の蒸発を促す必要がある。特許文献1においても、ショートサーキット現象に対する課題は提示されているが、その解決手段は、吸込口と吹出口との間に遮蔽パネルを設け吹出口から吹き出される温風の方向を可変にすることで吹出口から吹き出された温風が直接吸込口に吸い込まれるのを防止し、効率的な衣類乾燥を目的とするものに過ぎず、浴室全体に気流を行きわたらせるような構成にはなっていない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、空気を吹き出して形成する気流を浴室の隅部まで行きわたらせ、浴室内を乾燥させることが可能な浴室乾燥機付きユニットバスを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスは、浴室の天井に浴室乾燥機が設けられた浴室乾燥機付きユニットバスであって、前記浴室乾燥機は、前記浴室内の空気を吸い込む吸込部と、前記吸込部から吸い込まれた空気を流す内部流路と前記内部流路を流れた空気を長手方向に設けられる開口から前記浴室内に吹き出す吹出部と、を備え、前記吹出部は、前記開口の一部を閉塞する閉塞手段を有し、前記開口から前記浴室内に吹出す空気の吹出方向を、前記天井の一方の下方と、前記天井の一方と対向する他方の下方とに変更可能であり、前記吹出部の長手方向において、当該吹出部の一端から前記天井の一方の端までの距離と、当該吹出部の他端から当該天井の当該一方と対向する他方までの距離と、はいずれも当該吹出部の長手方向の寸法よりも小さく形成され、前記閉塞手段は、一部材であり、前記吹出部の長手方向において、当該吹出部の端部側の開口および中央側の開口を完全に閉塞することと、当該中央側の開口を完全に閉塞するとともに当該端部側の開口の少なくとも一部を開くことと、当該端部側の開口を完全に閉塞するとともに当該中央側の開口の少なくとも一部を開くこととが可能なように構成され、前記開口から前記浴室内に吹出す空気の吹出方向が前記天井の一方の下方または前記天井の一方と対向する他方の下方に向かい、かつ前記吹出部の長手方向における前記中央側の開口が閉じられたときに、当該吹出部の端部側の開口からの空気が、前記浴室の隅に到達するように吹き出されることを特徴としている。
本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスによれば、吹出部が、開口の一部を閉塞する閉塞手段を備えているため、浴室の乾きにくい部分の風量を多くすることができる。これによって、たとえば、浴室内隅などの空気が滞留し乾燥しにくい箇所においてもカビの発生を抑えることができる。
また本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスでは、前記吹出部の長手方向において、当該吹出部の一端から前記天井の一方の端までの距離と、前記吹出部の他端から前記天井の前記一方と対向する他方までの距離と、はいずれも前記吹出部の長手方向の寸法よりも小さいことも好ましい。
この好ましい態様では、吹出部の長手方向寸法に対して、吹出部の各端部から浴室の各壁面までの距離を小さくしたことで、吹出部から吹き出した空気は、各壁面近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成するため、気流を浴室内の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスでは、前記閉塞手段は、前記吹出部の長手方向において、当該吹出部の端部側の開口を開き、中央側の開口を閉塞するように構成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、天井の端部の風量を多くすることができる。これによって、浴室の内隅への風量を多くすることができ、カビの発生を抑制することが可能となる。
また本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスでは、前記吹出部の短手方向において、前記天井の一端部から他端部までの領域を3等分して見た場合に、前記一端部側の領域に設けられ、前記吸込部は前記他端部側の領域に設けられるよう構成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、まず、吹出部の短手方向に3等分して見た天井の領域のうち、吹出部は一端部側の領域に設けられ、吸込部は当該一端部側の領域から最も離れた他端部側の領域に設けられるため、吹出部と吸込部とが吹出部の短手方向に大きく離間する。したがって、吹出部から吹き出す空気により形成される気流が、浴室の床面等に到達することなく吸込部に向かって進行してしまうショートサーキット現象の発現を抑制することができる。
また本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスでは、前記吹出部は、前記開口から前記浴室内に吹出す空気の吹出方向を、前記天井の一方の下方と、前記天井の一方と対向する他方の下方とに変更可能であることも好ましい。
この好ましい態様では、さらに、浴室乾燥機は、吹出部から空気を吹き出す方向を変更する風向変更手段を有しているため、天井の一方の下方と、天井の一方と対向する他方の下方と、を、吹き出す空気により形成される気流を浴槽と洗い場の双方に到達させ、浴室内を乾燥させることが可能となる。
また本発明に係る浴室乾燥機付きユニットバスでは、前記閉塞手段は、モータで駆動される回転部材で構成されることも好ましい。
この好ましい態様では、閉塞手段は吹出部の内部でモータによって回転する。このため、閉塞手段が吹出部から突出せず、意匠性に優れている。
本発明によれば、空気を吹き出して形成する気流を浴室の隅部にまで行きわたらせ、浴室内を乾燥させることが可能な浴室乾燥機付きユニットバスを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスを表す斜視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスに設けられた浴室乾燥機の送気装置を表す斜視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスを表す平面視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスに設けられた浴室乾燥機の吹出口近傍を表す断面視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスの風量絞り用ルーバーの一例を示した模式図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るユニットバスの概略を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスを表す斜視模式図である。
図1に表すように、浴室乾燥機付きユニットバス1は、ユニットバス2と、浴室乾燥機3と、を有している。
ユニットバス2は、正面パネル21と、背面パネル22と、左側面パネル23と、右側面パネル24と、床パネル25と、天井パネル26と、を有している。ユニットバス2の内部には、これら6枚のパネルによって囲まれる略直方体形状の浴室空間20が形成されている。
以下、背面パネル22から正面パネル21にわたる方向(矢印X方向)を「奥行方向」という。また、奥行方向に直交する方向であって、左側面パネル23から右側面パネル24にわたる方向(矢印Y方向)を「左右方向」という。さらに、床パネル25から天井パネル26にわたる方向を「上下方向」という。
浴室空間20には、浴槽2Bが設けられている。浴槽2Bは、左右方向がその長手方向となるように設けられ、背面パネル22寄りの位置に配置されている。床パネル25の上面のうち、浴槽2Bよりも正面パネル21側の部分は、入浴者が洗身や洗髪を行う場所となる洗い場2Wとされており、浴槽2Bと洗い場2Wとは奥行方向に並べられている。浴槽2Bと洗い場2Wが並べられることにより、浴室空間20の下部には段差が生じることとなり、洗い場2Wの端部と、浴槽2Bのリム部2B1の端部とを繋ぐように、浴槽2Bの側面を隠す化粧板であるエプロン2Eが立設されている。
浴室乾燥機3は、吸気装置31と、連通管33と、送気装置34と、を有しており、浴室空間20の天井パネル26に設けられている。吸気装置31は、その下方に開設された吸込口32から浴室空間20の空気を吸い込み、その内部に取り込む装置である。送気装置34は、吸気装置31と左右方向に間隔を空けて配置されており、内部に取り込んだ空気を加熱し、その下方に開設された吹出口35から浴室空間20に吹き出す装置である。連通管33は、吸気装置31及び送気装置34の内部に連通しており、吸気装置31の内部に取り込まれた空気を、送気装置34の内部に流す管状部材である。尚、図1では、吸気装置31及び送気装置34の内部構成の図示を省略している。また、図1の例では、浴槽2Bがその長手方向が左右方向となり、吸気装置31及び送気装置34がその長手方向が奥行方向となるように設けられているが、これに限定されない。たとえば、浴槽2Bと吸気装置31及び送気装置34とが平行となるように、浴槽2Bをその長手方向が奥行方向となるように設けてもよい。
浴室乾燥機3が運転することにより、浴室空間20の空気は、吸気装置31によって吸い込まれ、その後、送気装置34によって浴室空間20に吹き出して戻される。すなわち、浴室乾燥機3を介して浴室空間20の空気が循環することとなる。循環しながら送気装置34によって繰り返し加熱されることで、浴室空間20の空気が昇温していく。
吸気装置31の吸込口32は、複数の孔32aが左右方向に互いに離間して1列に並べられることで構成されており、その外形は、左右方向を長手方向とする扁平形状となっている。同様に、送気装置34の吹出口35は、複数の孔35aが左右方向に互いに離間して1列に並べられることで構成されており、その外形は、左右方向を長手方向とする扁平形状となっている。吸込口32の複数の孔32aが並べられる方向と、吹出口35の複数の孔35aが並べられる方向とは、略平行とされている。吸込口32と吹出口35は、それぞれ空気の吸い込みと吹き出しを行うことにより、浴室空間20に幅広のカーテン状の気流を形成する。
次に、図2を参照して、送気装置34の構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスに設けられた浴室乾燥機の送気装置を表す斜視模式図である。
図2に表すように、送気装置34は、ケーシング36と、温風供給ユニット40と、を有している。
ケーシング36は、送気装置34の筐体となる金属製箱体であり、その外形は奥行方向(矢印X方向)を長手方向とする略直方体形状を呈している。ケーシング36の吸気装置31側の側面には、ケーシング36の内部に連通する連通口37が開設されており、連通管33の端部がこの連通口37に接続されている。
温風供給ユニット40は、空気を加熱して浴室空間20に吹き出すためのユニットであり、ケーシング36の内部に配置されている。温風供給ユニット40は、ファン41と、パイプ43と、を有している。また、パイプ43の内部には、3つのヒータ44a、44b、44cが配置されている。
ファン41は、電力の供給を受けて運転する電動送風機であり、ここでは遠心型ファンを採用している。ファン41は、電力の供給を受けるとモータ(図示せず)が回転駆動し、その出力軸に固定されたシロッコファン(図示せず)が、上下方向に延びる軸を中心として回転する。これにより、上方に向けて開口する吸引口41aから空気が吸引され、左右方向で右側面パネル24側に向けて吹き出される。
パイプ43は、ファン41と奥行方向(矢印X方向)に隣り合うように配置された金属製の管状部材である。パイプ43は、ファン41とは反対側の端部43bが閉塞されている一方で、ファン41側の端部43aが開放されている。これにより、ファン41が吹き出した空気は、端部43aからパイプ43の内部に流入する。後述するように、パイプ43の内部には、ルーバー461(図2では図示せず)が回動自在に設けられている。
ケーシング36の内部は、パイプ43が配置されることにより、パイプ43の外部の第1内部流路401と、第1内部流路401の下流側の流路であってパイプ43の内部の第2内部流路402とに区画される。すなわち、連通口37からケーシング36の内部に取り込まれ、第1内部流路401を左右方向で左側面パネル23側に向かって流れた空気は、ファン41によって吹き出され、折り返すようにして第2内部流路402を左右方向で右側面パネル24側に向かって流れることになる。
ヒータ44a、44b、44cは、いずれも、第2内部流路402の吹出口35の近傍に配置され、電力の供給を受けて発熱する。また、ヒータ44a、44b、44cは、吹出口35の長手方向(奥行方向)に沿って、互いに間隔を空けて並べられている。
次に、図3乃至図4を参照して、吸込口32及び吹出口35の配置と、それらによって浴室空間20に形成される気流について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスを表す平面視模式図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスに設けられた浴室乾燥機の吹出口近傍を表す断面視模式図である。詳細には、図3は、ユニットバス2と、吸込口32及び吹出口35との位置関係を表す模式図であり、図4は、奥行方向に垂直な平面におけるパイプ43の断面図である。
図3に表すように、左右方向(矢印Y方向)において、天井パネル26の端部26L(左側面パネル23側)から端部26R(右側面パネル24側)までの領域を、領域Y1、Y2、Y3に3等分して見た場合に、吹出口35は領域Y1に設けられ、吸込口32は領域Y3に設けられている。換言すれば、天井パネル26の左右方向寸法をLyとすると、吹出口35は端部26Lから距離Ly/3の範囲内に設けられ、吸込口32は端部26Rから距離Ly/3の範囲内に設けられている。
吹出口35の長手方向である奥行方向(矢印X方向)において、吹出口35の端部から正面パネル21までの距離35X1と、吹出口35の端部から背面パネル22までの距離35X2は、いずれも吹出口35の長手方向寸法35Xよりも小さい。吹出口35の一部は、後述する風量絞り用ルーバー462によって閉塞されている。図3の例では、吹出口35の中央部分が閉塞されている。そのため吹出口35の中央部分の空気も両端から吹出す。これによって、吹出口35の両端の風量が増加し、乾きにくい浴室の隅の部分の風量を多くできる。
また、吸込口32の長手方向である奥行方向(矢印X方向)において、吸込口32の端部から正面パネル21までの距離32X1と、吸込口32の端部から背面パネル22までの距離32X2は、いずれも吸込口32の長手方向寸法32Xよりも小さい。
図4に表すように、パイプ43は、その下方の一部に切欠43cを有している。また、その切欠43cを覆うように、パイプ43の内部には断面が円弧形状のルーバー461が設けられている。ルーバー461は、その一部に複数の孔35aが開設されており、パイプ43の内部の第2内部流路402は、この複数の孔35aで構成される吹出口35を介して浴室空間20と連通している。
ファン41(図2参照)によって吹き出され、パイプ43の内部の第2内部流路402に流入した空気は、ルーバー461に開設された吹出口35を上方から下方に通過し、浴室空間20に吹き出す。この際、ヒータ44a、44b、44c(図2参照)の近傍を通過する空気は、発熱して高温となっているヒータ44a、44b、44cからの熱伝達によって加熱され、高温となる。このため、空気はヒータ44a、44b、44cにより加熱された直後に、高温のまま浴室空間20に吹き出す。
ルーバー461は、パイプ43の中心軸Cを中心として、パイプ43の内側面に沿って矢印Rで表す範囲で回動可能に構成されている。このルーバー461の回動により、吹出口35が空気を吹き出す方向が所定範囲内で変化する。このため、送気装置34は、吹出口35から吹き出す空気により浴槽2Bに到達した後に吸込口32に向かう気流と、洗い場2Wに到達した後に吸込口32に向かう気流とを択一的に形成することができる。
さらに、図4に示すように、ルーバー461の内部には、断面が円形状であり、長手方向に開口が設けられた風量絞り用ルーバー462が設けられている。この風量絞り用ルーバー462によって吹出口35の一部を閉塞することができる。また、風量絞り用ルーバー462はルーバー461とは独立して回動することができる。たとえば、風量絞り用ルーバー462は、モータ等で駆動される回転部材等によって構成されていることが好ましい。この風量絞り用ルーバー462の回動により、吹出口35を閉塞する箇所を変更させ、吹出す空気の量及び空気が吹出す位置を調整することができる。
図5は風量絞り用ルーバー462の一例を模式的に示す図である。図5(A)は徐変タイプの風量絞り用ルーバー462を、図5(B)は離散タイプの風量絞り用ルーバー462を示している。また、図5(A)及び(B)に示す領域(a)、(b)、(c)の短手方向の幅はいずれも、ルーバー461の吹出口35の短手方向の幅以下であることが望ましい。図5では一例として、領域(a)、(b)、(c)の短手方向の幅は吹出口35の短手方向の幅より小さいものであるとして説明する。これによって、閉塞手段が吹出口35から突出しないため、デザイン性を担保することができる。
図5(A)は、徐変タイプの風量絞り用ルーバー462を示している。徐変タイプでは、図5(A)に示すように、風量絞り用ルーバー462の中心に位置している開口A1は、当該風量絞り用ルーバー462のパイプの中心軸Cと平行となるように開設されている。さらに端部側に位置している開口A2及びA3は、中心軸Cに対して傾斜するように設けられている。その結果、図5(A)の領域(a)には、端部側の開口A2及びA3の少なくとも一部が含まれ、中心部の開口A1は含まれない。また、図5(A)の領域(b)には、中心部の開口A1の少なくとも一部が含まれ、開口A2及びA3は含まれない。さらに、図5(A)の領域(c)には、開口は含まれない。
図5(B)には、離散タイプの風量絞り用ルーバー462が示されている。図5(B)の例では、風量絞り用ルーバー462の中心部に設けられている開口B1、端部に設けられている開口B2及びB3はいずれも同一の面積である。また、開口B1、B2及びB3はいずれも中心軸Cに対して平行に設けられている。さらに、開口B2及びB3は、中心軸Cと平行な開口B1の中線に、底辺が一致するように設けられている。その結果、図5(B)の領域(a)には、端部側の開口B2及びB3の少なくとも一部が含まれ、中心部の開口B1は含まれない。また、図5(B)の領域(b)には、中心部の開口B1の少なくとも一部が含まれ、開口B2及びB3は含まれない。さらに、図5(B)の領域(c)には、開口は含まれない。なお、図5に示した風量絞り用ルーバー462は一例であり、開口の大きさ、角度はこれに限定されない。
このように、風量絞り用ルーバー462が吹出口35の一部を閉塞することによって、吹出口35から吹出す空気の量を部分的に増加させることができ、これによって、浴室の乾きにくい部分の空気の量を多くすることができる。
以上のように構成された本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機付きユニットバスによれば、まず、左右方向(矢印Y方向)に3等分して見た天井パネル26の領域のうち、吹出口35は領域Y1に設けられ、吸込口32は領域Y1から最も離れた領域Y3に設けられるため、吹出口35と吸込口32とが奥行方向に大きく離間する。これにより、吹出口35から吹き出す空気により形成される気流が、ユニットバス2の床パネル25等に到達することなく吸込口32に向かって進行してしまうショートサーキット現象の発現を抑制することができる。
尚、ここでは、吹出口35及び吸込口32を、3等分して見た天井パネル26の領域のうち、両端の領域に設けることとしているが、ショートサーキット現象の発現をより確実に抑制するためには、天井パネル26の領域を4等分して見た場合の両端の領域に設けることがより好ましい。
また、吹出口35から空気を吹き出す方向を変更するルーバー461を備えているため、吹出口35が、その長手方向が奥行方向(矢印X方向。浴槽2Bと洗い場2Wとが並ぶ方向と直交する方向)に沿うように配置されている場合でも、吹き出す空気により形成される気流を浴槽2Bと洗い場2Wの双方に到達させ、浴室空間20を乾燥させることが可能となる。
また、吹出口35の端部から正面パネル21までの距離35X1と、吹出口35の端部から背面パネル22までの距離35X2を、いずれも吹出口35の長手方向寸法35Xよりも小さくしたことで、吹出口35から吹き出した空気は、正面パネル21及び背面パネル22近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成する。これにより、気流を浴室空間20の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また、吸込口32の端部から左側面パネル23までの距離32X1と、吸込口32の端部から右側面パネル24までの距離32X2を、いずれも吸込口32の長手方向寸法32Xよりも小さくしたことで、吸込口32により吸い込む浴室空間20の空気は、正面パネル21及び背面パネル22近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成するため、気流を浴室空間20の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また、吹出口35の一部を閉塞する風量絞り用ルーバー462を備えているため、浴室の乾きにくい部分の風量を多くすることができる。これによって、たとえば、浴室内隅などの空気が滞留し乾燥しにくい箇所においてもカビの発生を抑えることができる。
また、風量絞り用ルーバー462が、モータ等で駆動される回転部材等によって構成されているため、吹出口35から突出せず意匠性に優れている。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 :浴室乾燥機付きユニットバス
2 :ユニットバス
2B :浴槽
2W :洗い場
26 :天井パネル(天井)
3 :浴室乾燥機
20 :浴室空間(浴室)
32、323:吸込口(吸込部)
323a:開口
35、351、352、353:吹出口(吹出部)
353a:開口
401:第1内部流路(内部流路)
402:第2内部流路(内部流路)
461:ルーバー(風向変更手段)
462:風量絞り用ルーバー(閉塞手段)

Claims (3)

  1. 浴室の天井に浴室乾燥機が設けられた浴室乾燥機付きユニットバスであって、
    前記浴室乾燥機は、
    前記浴室内の空気を吸い込む吸込部と、
    前記吸込部から吸い込まれた空気を流す内部流路と、
    前記内部流路を流れた空気を長手方向に設けられる開口から前記浴室内に吹き出す吹出部と、を備え、
    前記吹出部は、前記開口の一部を閉塞する閉塞手段を有し、前記開口から前記浴室内に吹出す空気の吹出方向を、前記天井の一方の下方と、前記天井の一方と対向する他方の下方とに変更可能であり、
    前記吹出部の長手方向において、当該吹出部の一端から前記天井の一方の端までの距離と、当該吹出部の他端から当該天井の当該一方と対向する他方までの距離と、はいずれも当該吹出部の長手方向の寸法よりも小さく形成され、
    前記閉塞手段は、一部材であり、前記吹出部の長手方向において、当該吹出部の端部側の開口および中央側の開口を完全に閉塞することと、当該中央側の開口を完全に閉塞するとともに当該端部側の開口の少なくとも一部を開くことと、当該端部側の開口を完全に閉塞するとともに当該中央側の開口の少なくとも一部を開くこととが可能なように構成され、
    前記開口から前記浴室内に吹出す空気の吹出方向が前記天井の一方の下方または前記天井の一方と対向する他方の下方に向かい、かつ前記吹出部の長手方向における前記中央側の開口が閉じられたときに、当該吹出部の端部側の開口からの空気が、前記浴室の隅に到達するように吹き出されることを特徴とする浴室乾燥機付きユニットバス。
  2. 前記吹出部の短手方向において、前記天井の一端部から他端部までの領域を3等分して見た場合に、前記一端部側の領域に設けられ、前記吸込部は前記他端部側の領域に設けられるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機付きユニットバス。
  3. 前記閉塞手段は、
    モータで駆動される回転部材で構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のユニットバス。
JP2014198173A 2014-09-29 2014-09-29 浴室乾燥機付きユニットバス Active JP6519937B2 (ja)

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