JP6459347B2 - 浴室乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の天井に設けられる浴室乾燥機に関する。
浴室内に気流を生成することで、浴室内を乾燥させる浴室乾燥機が広く普及している。このような浴室乾燥機では、ファンの駆動により浴室内の空気を吸い込み、当該空気を浴室内に吹き出して戻すものが一般的である。浴室内を循環する気流により、浴室内の残水の蒸発が促され、カビの発生を抑制することができる。
浴室乾燥機は、一般的に装置全体がユニット化されており、浴室の天井にユニット全体を嵌め込むことにより構成される。例えば、下記特許文献1に開示される浴室乾燥機も、ユニット状の本体を浴室の天井パネルの中央に嵌め込むことにより取り付ける構成である。
特開平8−145559号公報
ところで、上記特許文献1には、吹出口から複数の方向に空気を吹き出すことが可能な浴室乾燥機が記載されている。吹出口から吹き出す空気によって形成される気流のうち、例えば浴槽側に向かう気流は、浴槽の一部(例えば浴槽の内槽面やエプロン等)によって乱され、当該気流が浴室内で滞留するおそれがあった。吹出口から吹き出す空気によって形成される気流が滞留してしまうと、浴室内全体を乾燥させることができなかった。このように、上記特許文献1には、吹出口から複数の方向に空気を吹き出すことが開示されているものの、吹出口から複数の方向に吹き出す空気により形成される気流が浴室内で滞留してしまうことを抑制するような構成については開示されていない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吹出口から吹き出す空気によって形成される気流が浴室内で滞留することを抑制し、浴室内全体を乾燥させることが可能な浴室乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る浴室乾燥機は、浴槽と洗い場とが第1方向に並ぶ浴室の天井に設けられる浴室乾燥機であって、前記浴室内の空気を吸い込む吸込部と、前記吸込部から吸い込まれた空気を流す内部流路と、前記内部流路を流れた空気を前記浴室内に吹き出す吹出部であって、その長手方向が前記第1方向と直交する第2方向に沿うように設けられる前記吹出部と、を備え、前記第1方向において、前記天井の一端部から他端部までの領域を3等分して見た場合に、前記吹出部は前記浴槽上方の前記一端部側の領域に設けられ、前記吸込部は前記他端部側の領域に設けられており、前記吹出部から前記浴槽側に吹き出す空気の流量は、前記吹出部から前記洗い場側に吹き出す空気の流量よりも少ないことを特徴とする。
本発明に係る浴室乾燥機によれば、吹出部から洗い場側に向けて吹き出す空気の流量は、吹出部から浴槽側に向けて吹き出す空気の流量よりも大きくなっている。これにより、吹出部から洗い場側に向けて優先的に空気を吹き出して気流を形成することが可能となる。このため、吹出部から浴槽側に向けて吹き出す空気によって形成される気流が浴槽内で旋回した場合でも、吹出部から洗い場側に向けて吹き出す空気により形成される気流の滞留が抑制され、浴槽及び洗い場の双方に気流を到達させることができる。その結果、浴室全体を乾燥させることができる。
また本発明に係る浴室乾燥機は、浴槽と洗い場とが第1方向に並ぶ浴室の天井に設けられる浴室乾燥機であって、前記浴室内の空気を吸い込む吸込部と、前記吸込部から吸い込まれた空気を流す内部流路と、前記内部流路を流れた空気を前記浴室内に吹き出す吹出部であって、その長手方向が前記第1方向と直交する第2方向に沿うように設けられる前記吹出部と、を備え、前記第1方向において、前記天井の一端部から他端部までの領域を3等分して見た場合に、前記吹出部は前記洗い場上方の前記一端部側の領域に設けられ、前記吸込部は前記他端部側の領域に設けられており、前記吹出部から前記浴槽側に吹き出す空気の流量は、前記吹出部から前記洗い場側に吹き出す空気の流量よりも多いことを特徴とする。
本発明に係る浴室乾燥機では、吹出部から浴槽側に向けて吹き出す空気の流量は、吹出部から洗い場側に向けて吹き出す空気の流量よりも大きくなっている。これにより、吹出部から浴槽側に向けて優先的に空気を吹き出して気流を形成することが可能となる。このため、吹出部から洗い場側に向けて吹き出す空気によって形成される気流が洗い場から例えば浴槽のエプロンにかけて旋回した場合でも、吹出部から浴槽側に向けて吹き出す空気により形成される気流の滞留が抑制され、浴槽及び洗い場の双方に気流を到達させることができる。その結果、浴室全体を乾燥させることができる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記吹出部から前記洗い場側に吹き出す空気は、前記洗い場側に設けられる空気導入部から前記浴室内に導入される空気と合流することも好ましい。
この好ましい態様では、空気導入部から浴室内に導入される空気と、吹出部から洗い場側に吹き出される空気とが合流して洗い場側に向かう気流が形成されるため、洗い場側により多くの空気が流れやすくなり、洗い場をより早く乾燥させることができる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記吹出部の長手方向において、前記吹出部の一端部から該一端部寄りの前記浴室の壁面までの距離と、前記吹出部の他端部から該他端部寄りの前記浴室の壁面までの距離とは、いずれも前記吹出部の長手方向寸法よりも小さいことも好ましい。
この好ましい態様では、吹出部の長手方向寸法に対して、吹出部の各端部から浴室の各壁面までの距離を小さくしたことで、吹出部から吹き出した空気は、各壁面近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成するため、気流を浴室内の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記吸込部の長手方向において、前記吸込部の一端部から該一端部寄りの前記浴室の壁面までの距離と、前記吸込部の他端部から該他端部寄りの前記浴室の壁面までの距離とは、いずれも前記吸込部の長手方向寸法よりも小さいことも好ましい。
この好ましい態様では、吸込部の長手方向寸法に対して、吸込部の各端部から浴室の各壁面までの距離を小さくしたことで、吸込部により吸い込む浴室内の空気は、各壁面近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成するため、気流を浴室内の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記吸込部及び前記吹出部は、それぞれの長手方向が互いに略平行となるように設けられていることも好ましい。
この好ましい態様では、吸込部と吹出部のそれぞれの長手方向を互いに略平行とすることで、吹出部から空気を吹き出すことで形成した幅広のカーテン状の気流を、その形状を崩すことなく吸込部に至らせることができるため、気流を浴室内の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
本発明によれば、吹出口から吹き出す空気によって形成される気流が浴室内で滞留することを抑制し、浴室内全体を乾燥させることが可能な浴室乾燥機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスを表す斜視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機の送気装置を表す斜視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスを表す平面視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機の吹出口近傍を表す断面視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す斜視模式図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す正面視模式図である。 本発明の第2実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す斜視模式図である。 本発明の第2実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す正面視模式図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスを表す斜視模式図である。
図1に表すように、浴室乾燥機付きユニットバス1は、ユニットバス2と、浴室乾燥機3と、を有している。
ユニットバス2は、正面パネル21と、背面パネル22と、左側面パネル23と、右側面パネル24と、床パネル25と、天井パネル26と、を有している。ユニットバス2の内部には、これら6枚のパネルによって囲まれる略直方体形状の浴室空間20が形成されている。
以下、背面パネル22から正面パネル21にわたる方向(矢印X方向)を「奥行方向」という。また、奥行方向に直交する方向であって、左側面パネル23から右側面パネル24にわたる方向(矢印Y方向)を「左右方向」という。さらに、床パネル25から天井パネル26にわたる方向を「上下方向」という。
浴室空間20には、浴槽2Bが設けられている。浴槽2Bは、左右方向がその長手方向となるように設けられ、背面パネル22寄りの位置に配置されている。床パネル25の上面のうち、浴槽2Bよりも正面パネル21側の部分は、入浴者が洗身や洗髪を行う場所となる洗い場2Wとされており、浴槽2Bと洗い場2Wとは奥行方向に並べられている。浴槽2Bと洗い場2Wが並べられることにより、浴室空間20の下部には段差が生じることとなり、洗い場2Wの端部と、浴槽2Bのリム部2B1の端部とを繋ぐように、浴槽2Bの側面を隠す化粧板であるエプロン2Eが立設されている。
浴室乾燥機3は、吸気装置31と、連通管33と、送気装置34と、を有しており、浴室空間20の天井パネル26に設けられている。吸気装置31は、その下方に開設された吸込口32から浴室空間20の空気を吸い込み、その内部に取り込む装置である。送気装置34は、吸気装置31と奥行方向に間隔を空けて配置されており、内部に取り込んだ空気を加熱し、その下方に開設された吹出口35から浴室空間20に吹き出す装置である。連通管33は、吸気装置31及び送気装置34の内部に連通しており、吸気装置31の内部に取り込まれた空気を、送気装置34の内部に流す管状部材である。尚、図1では、吸気装置31及び送気装置34の内部構成の図示を省略している。
浴室乾燥機3が運転することにより、浴室空間20の空気は、吸気装置31によって吸い込まれ、その後、送気装置34によって浴室空間20に吹き出して戻される。すなわち、浴室乾燥機3を介して浴室空間20の空気が循環することとなる。循環しながら送気装置34によって繰り返し加熱されることで、浴室空間20の空気が昇温していく。
吸気装置31の吸込口32は、複数の孔32aが左右方向に互いに離間して1列に並べられることで構成されており、その外形は、左右方向を長手方向とする扁平形状となっている。同様に、送気装置34の吹出口35は、複数の孔(図1において図示せず)が左右方向に互いに離間して1列に並べられることで構成されており、その外形は、左右方向を長手方向とする扁平形状となっている。吸込口32の複数の孔32aが並べられる方向と、吹出口35の複数の孔が並べられる方向とは、略平行とされている。吸込口32と吹出口35は、それぞれ空気の吸い込みと吹き出しを行うことにより、浴室空間20に幅広のカーテン状の気流を形成する。
次に、図2を参照して、送気装置34の構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機の送気装置を表す斜視模式図である。
図2に表すように、送気装置34は、ケーシング36と、温風供給ユニット40と、を有している。
ケーシング36は、送気装置34の筐体となる金属製箱体であり、その外形は左右方向(矢印Y方向)を長手方向とする略直方体形状を呈している。ケーシング36の吸気装置31側の側面には、ケーシング36の内部に連通する連通口37が開設されており、連通管33の端部がこの連通口37に接続されている。
温風供給ユニット40は、空気を加熱して浴室空間20に吹き出すためのユニットであり、ケーシング36の内部に配置されている。温風供給ユニット40は、ファン41と、パイプ43と、を有している。また、パイプ43の内部には、3つのヒータ44a、44b、44cが配置されている。
ファン41は、電力の供給を受けて運転する電動送風機であり、ここでは遠心型ファンを採用している。ファン41は、電力の供給を受けるとモータ(図示せず)が回転駆動し、その出力軸に固定されたシロッコファン(図示せず)が、上下方向に延びる軸を中心として回転する。これにより、上方に向けて開口する吸引口41aから空気が吸引され、左右方向で右側面パネル24側に向けて吹き出される。
パイプ43は、ファン41と左右方向(矢印Y方向)に隣り合うように配置された金属製の管状部材である。パイプ43は、ファン41とは反対側の端部43bが閉塞されている一方で、ファン41側の端部43aが開放されている。これにより、ファン41が吹き出した空気は、端部43aからパイプ43の内部に流入する。後述するように、パイプ43の内部には、ルーバー462(図2では図示せず)が回動自在に設けられている。
ケーシング36の内部は、パイプ43が配置されることにより、パイプ43の外部の第1内部流路401と、第1内部流路401の下流側の流路であってパイプ43の内部の第2内部流路402とに区画される。すなわち、連通口37からケーシング36の内部に取り込まれ、第1内部流路401を左右方向で左側面パネル23側に向かって流れた空気は、ファン41によって吹き出され、折り返すようにして第2内部流路402を左右方向で右側面パネル24側に向かって流れることになる。
ヒータ44a、44b、44cは、いずれも、第2内部流路402の吹出口35の近傍に配置され、電力の供給を受けて発熱する。また、ヒータ44a、44b、44cは、吹出口35の長手方向(左右方向)に沿って、互いに間隔を空けて並べられている。
次に、図3乃至図6を参照して、吸込口32及び吹出口35の配置と、それらによって浴室空間20に形成される気流について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスを表す平面視模式図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機の吹出口近傍を表す断面視模式図である。図5は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す斜視模式図である。図6は、本発明の第1実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す正面視模式図である。詳細には、図3は、ユニットバス2と、吸込口32及び吹出口35との位置関係を表す模式図であり、図4は、左右方向に垂直な平面におけるパイプ43の断面図である。
図3に表すように、奥行方向(矢印X方向)において、天井パネル26の端部26B(背面パネル22側)から端部26F(正面パネル21側)までの領域を、領域X1、X2、X3に3等分して見た場合に、吹出口35は領域X1(浴槽2B上方の領域)に設けられ、吸込口32は領域X3に設けられている。換言すれば、天井パネル26の奥行方向寸法をLxとすると、吹出口35は端部26Bから距離Lx/3の範囲内に設けられ、吸込口32は端部26Fから距離Lx/3の範囲内に設けられている。また、吹出口35は、奥行方向において吸込口32よりも浴槽2B側に設けられている。
吹出口35の長手方向である左右方向(矢印Y方向)において、吹出口35の端部から左側面パネル23までの距離35Y1と、吹出口35の端部から右側面パネル24までの距離35Y2は、いずれも吹出口35の長手方向寸法35Yよりも小さい。
また、吸込口32の長手方向である左右方向(矢印Y方向)において、吸込口32の端部から左側面パネル23までの距離32Y1と、吸込口32の端部から右側面パネル24までの距離32Y2は、いずれも吸込口32の長手方向寸法32Yよりも小さい。
図4に表すように、パイプ43は、その下方の一部に切欠43cを有している。また、その切欠43cを覆うように、パイプ43の内部には断面が円弧形状のルーバー462が設けられている。ルーバー462は、その一部に孔35aa、孔35bbが奥行方向(矢印X方向)に互いに離間した位置に開設されている。パイプ43の内部の第2内部流路402は、孔35aaで構成される第1吹出口35a及び孔35bbで構成される第2吹出口35bを介して浴室空間20と連通している。
孔35aa及び孔35bbは、いずれも複数開設されている。孔35bbは、孔35aaよりも洗い場2W寄りの部位に開設されており、その径は、孔35aaの径よりも大きい。孔35bbの中心軸C2が洗い場2W方向に向けられているのに対し、孔35aaの中心軸C1は浴槽2B方向に向けられている。左右方向(矢印Y方向)に互いに離間して1列に並べられる複数の孔35aaにより、外形が左右方向を長手方向とする扁平形状の第1吹出口35aが構成されている。同様に、左右方向(矢印Y方向)に互いに離間して1列に並べられる複数の孔35bbにより、外形が左右方向を長手方向とする扁平形状の第2吹出口35bが構成されている。
ファン41(図2参照)によって吹き出され、パイプ43の内部の第2内部流路402に流入した空気は、ルーバー462に開設された第1吹出口35a及び第2吹出口35bを上方から下方に通過し、浴室空間20に吹き出す。この際、ヒータ44a、44b、44c(図2参照)の近傍を通過する空気は、発熱して高温となっているヒータ44a、44b、44cからの熱伝達によって加熱され、高温となる。このため、空気はヒータ44a、44b、44cにより加熱された直後に、高温のまま浴室空間20に吹き出す。
ルーバー462に開設された第1吹出口35a及び第2吹出口35bを通過して浴室空間20に吹き出す空気により、浴室空間20には、図6の矢印F61に示すように、浴槽2B側に向かう気流と、矢印F62に示すように、洗い場2W側に向かう気流とが同時に形成される。上記のように、第2吹出口35bを構成する孔35bbは、第1吹出口35aを構成する孔35aaよりも径が大きいため、矢印F62で示される第2吹出口35bから洗い場2W側に向けて吹き出す空気の流量は、矢印F61で示される第1吹出口35aから浴槽2B側に向けて吹き出す空気の流量よりも大きくなる。
図6に矢印F61で示すように、第1吹出口35aから吹き出す空気によって形成され、背面パネル22に沿って進行した後に浴槽2Bに到達した気流は、浴槽2Bの内槽部2B2に沿って旋回する。一方、矢印F62で示すように、第2吹出口35bから吹き出す空気によって形成され、洗い場2Wに到達した空気は、洗い場2W及び正面パネル21に沿って進行した後、吸込口32に向かう。
ところで、上記のように第1吹出口35aから吹き出された空気は浴槽2Bの内槽部2B2に沿って旋回するため、この旋回した気流が第2吹出口35bから吹き出す空気によって形成される気流と、例えば浴槽2Bのリム部2B1近傍の領域(図6に示す円R1)で合流する。このようにそれぞれの気流が合流すると、浴槽2Bのリム部2B1近傍の領域で気流が滞留するおそれがある。気流が滞留してしまうと、浴室空間20全体を乾燥できなくなってしまう。
そこで、本実施形態によれば、第2吹出口35bから洗い場2W側に向けて吹き出す空気の流量を、第1吹出口35aから浴槽2B側に向けて吹き出す空気の流量よりも大きくしている。これにより、第2吹出口35bから洗い場2W側に向けて優先的に空気を吹き出して気流を形成することが可能となる。このため、第1吹出口35aから浴槽2B側に向けて吹き出す空気によって形成される気流が浴槽2B内で旋回した場合でも、第2吹出口35bから洗い場2W側に向けて吹き出す空気により形成される気流の滞留が抑制され、浴槽2B及び洗い場2Wの双方に気流を到達させることができる。その結果、浴室空間20全体を乾燥させることができる。
また、吹出口35の端部から左側面パネル23までの距離35Y1と、吹出口35の端部から右側面パネル24までの距離35Y2を、いずれも吹出口35の長手方向寸法35Yよりも小さくすることで、吹出口から吹き出した空気は、正面パネル21及び背面パネル22近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成する。これにより、気流を浴室空間20の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また、吸込口32の端部から左側面パネル23までの距離32Y1と、吸込口32の端部から右側面パネル24までの距離32Y2は、いずれも吸込口32の長手方向寸法32Yよりも小さくしたことで、吸込口32により吸い込む浴室空間20の空気は、正面パネル21及び背面パネル22近傍の空気を巻き込みながら、幅広のカーテン状の気流を形成するため、気流を浴室空間20の広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
また、吸込口32の複数の孔32aが並べられる方向であって、吸込口32の長手方向と、吹出口35の複数の孔35aaが並べられる方向であって、吹出口35の長手方向とを、互いに略平行としたことで、吹出口35から空気を吹き出すことで形成した幅広のカーテン状の気流を、その形状を崩すことなく吸込口32に至らせることができるため、気流を浴室空間20に広範囲に行きわたらせ、乾燥させることが可能となる。
続いて、図7及び図8を参照して、本発明の第2実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間に形成される気流について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す斜視模式図である。図8は、本発明の第2実施形態に係る浴室乾燥機を備えた浴室乾燥機付きユニットバスの浴室空間の気流を表す正面視模式図である。第2実施形態に係る浴室乾燥機は、送気装置34及び吸気装置31の位置関係が第1実施形態に係る浴室乾燥機と異なり、また、ガラリ90(空気導入部)が設けられていることが第1実施形態に係る浴室乾燥機と異なるものである。第1実施形態と同じ部分については、第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明は省略する。
図7及び図8に表すように、送気装置34は、天井パネル26における洗い場2W側上方に設けられている。吸気装置31は、天井パネル26における浴槽2B側上方に設けられている。より詳細には、奥行方向(矢印X方向)において、天井パネル26の端部26Bから端部26Fまでの領域を、領域X1、X2、X3に3等分して見た場合に(図3参照)、吹出口35は領域X3(洗い場2W上方の領域)に設けられ、吸込口32は領域X1に設けられている。
なお、本実施形態に係る浴室乾燥機では、図4を参照しながら説明した第1実施形態に係る浴室乾燥機におけるルーバー462に開設された孔35aa、孔35bbが、それぞれ互いに反対の位置に形成されている。より詳細には、第2実施形態に係る浴室乾燥機では、ルーバー462に開設された孔35bbは、孔35aaよりも浴槽2B寄りの部位に設けられている。そして、孔35bbの中心軸C2が浴槽2B方向に向けられているのに対し、孔35aaの中心軸C1は洗い場2W方向に向けられている。したがって、ファン41(図2参照)によって吹き出され、ルーバー462に開設された第1吹出口35a及び第2吹出口35bを通過して浴室空間20に吹き出される空気は、浴槽2B側に向かう気流と、洗い場2W側に向かう気流とが同時に形成される。上述したように、第2吹出口35bを構成する孔35bbは、孔35aaよりも径が大きいため、第2吹出口35bから浴槽2B側に向けて吹き出す空気の流量が、第1吹出口35aから洗い場2W側に向けて吹き出す空気の流量よりも大きくなる。
図7及び図8に示すように、ガラリ90は、浴室空間20の正面パネル21に設けられている。ガラリ90は、水平方向に延びて開口した開口部91を有している。この開口部91を介して外部から浴室空間20内に空気を導入することが可能となっている。開口部91から浴室空間20内に導入された空気は、図8に示すように、第1吹出口35aから浴室空間20に吹き出された空気と合流する。なお、開口部91は、当該開口部91を介して外部から浴室空間20内に導入される空気の流れの方向が、略鉛直下方向になるように正面パネル21に開口されていることが望ましい。
続いて、浴室空間20に形成される気流について説明する。図8の矢印F82で表されるように、第2吹出口35bから吹き出された空気によって形成される気流は、浴槽2B側に向かう。一方で、矢印F81で表されるように、第1吹出口35aから吹き出され、洗い場2W側に向かう気流は、ガラリ90の開口部91から浴室空間20内に導入される空気によって形成される気流(矢印F83)と合流する。矢印F81と矢印F83で表されるそれぞれの気流が合流した気流は、矢印F84で表されるように、正面パネル21に沿って進行し、洗い場2Wの床パネル25に沿って進行した後、床パネル25とエプロン2Eとの接続部分を通過し、浴槽2Bのエプロン2Eに沿って旋回する。この気流により乾きにくい接続部分についても乾燥を促進させることができる。
ところで、上記のように矢印F84で表される浴槽2Bのエプロン2Eに沿って旋回した気流は、矢印F82で表される吹出口35から浴槽2B側に向けて吹き出す空気によって形成される気流と、浴槽2Bのリム部2B1近傍の領域(図8に示す円R2)で合流する。このようにそれぞれの気流が合流すると、浴槽2Bのリム部2B1近傍の領域で気流が滞留するおそれがある。気流が滞留してしまうと、浴室空間20全体を乾燥できなくなってしまう。
そこで、本実施形態によれば、吹出口35から浴槽2B側に向けて吹き出す空気の流量を、吹出口35から洗い場2W側に向けて吹き出す空気の流量(又は吹出口35から洗い場2W側に向けて吹き出す空気の流量とガラリ90の開口部91から浴室空間20内に導入される空気の流量との和)よりも大きくしている。これにより、吹出口35から浴槽2B側に向けて優先的に空気を吹き出して気流を形成することが可能となる。このため、吹出口35から洗い場2W側に向けて吹き出す空気によって形成される気流が浴槽2Bのエプロン2Eに沿って旋回した場合でも、吹出口35から浴槽2B側に向けて吹き出す空気により形成される気流の滞留が抑制され、浴槽2B及び洗い場2Wの双方に気流を到達させることができる。その結果、浴室空間20全体を乾燥させることができる。
また本実施形態によれば、浴室空間20の洗い場2W側にはガラリ90が設けられている。このガラリ90を介して浴室空間20内に導入される空気と第1吹出口35aから洗い場2W側に吹き出される空気とを合流させて洗い場2W側に向かう気流を形成することが可能となる。これにより、洗い場2Wにより多くの空気が流れやすく、洗い場2Wをより早く乾燥させることができる。尚、左側面パネル23又は右側面パネル24にガラリ90が設けられる場合でも、正面パネル21にガラリが設けられる場合と同様の効果を得られる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 :浴室乾燥機付きユニットバス
2 :ユニットバス
2B :浴槽
2W :洗い場
26 :天井パネル(天井)
3 :浴室乾燥機
20 :浴室空間(浴室)
32 :吸込口(吸込部)
35 :吹出口(吹出部)
90 :ガラリ(空気導入部)
401:第1内部流路(内部流路)
402:第2内部流路(内部流路)
462:ルーバー

Claims (5)

  1. 浴槽と洗い場とが第1方向に並ぶ浴室の天井に設けられる浴室乾燥機であって、
    前記浴室内の空気を吸い込む吸込部と、
    前記吸込部から吸い込まれた空気を流す内部流路と、
    前記内部流路を流れた空気を前記浴室内に吹き出す吹出部であって、その長手方向が前記第1方向と直交する第2方向に沿うように設けられる前記吹出部と、
    前記洗い場側に設けられ、開口部を介して前記浴室内に空気を導入する空気導入部と、を備え、
    前記開口部は、該開口部を介して前記浴室内に導入される空気の流れ方向が略鉛直下向きになるように開口しており、
    前記第1方向において、前記天井の一端部から他端部までの領域を3等分して見た場合に、前記吹出部は前記洗い場上方の前記一端部側の領域に設けられ、前記吸込部は前記他端部側の領域に設けられており、
    前記吹出部は、前記内部流路を流れた空気を前記洗い場側に吹き出す第1吹出口と、前記内部流路を流れた空気を前記浴槽側に吹き出す第2吹出口と、を有し、
    前記第2吹出部から吹き出す空気の流量は、前記第1吹出部から吹き出す空気の流量よりも多いことを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 前記第1吹出部から前記洗い場側に吹き出す空気は、前記空気導入部から前記浴室内に導入される空気と合流することを特徴とする請求項に記載の浴室乾燥機。
  3. 前記吹出部の長手方向において、前記吹出部の一端部から該一端部寄りの前記浴室の壁面までの距離と、前記吹出部の他端部から該他端部寄りの前記浴室の壁面までの距離とは、いずれも前記吹出部の長手方向寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室乾燥機。
  4. 前記吸込部の長手方向において、前記吸込部の一端部から該一端部寄りの前記浴室の壁面までの距離と、前記吸込部の他端部から該他端部寄りの前記浴室の壁面までの距離とは、いずれも前記吸込部の長手方向寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の浴室乾燥機。
  5. 前記吸込部及び前記吹出部は、それぞれの長手方向が互いに略平行となるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の浴室乾燥機。

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