JP6411817B2 - 布団乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、温風を送出して布団を乾燥させる布団乾燥機に関する。
従来の布団乾燥機は特許文献1に開示されている。この布団乾燥機は筐体内に送風ダクトが形成され、送風ダクトの内部に送風ファン及びヒータが配される。送風ダクトには筐体から引き出し可能な可撓性のホースが接続される。また、布団乾燥機は通気性を有した袋状の乾燥マットを備えている。
上記構成の布団乾燥機において、敷き布団と掛け布団との間に乾燥マットを敷き、送風ファン及びヒータを駆動してホースから乾燥マットの内部に温風が送出される。通気性を有する乾燥マットの表面を通過した温風によって敷き布団及び掛け布団の乾燥が行われる。布団乾燥が終了すると、乾燥マットが折り畳んで収納される。
特許第5556169号公報(第3頁−第7頁、第1図)
しかしながら、上記従来の布団乾燥機によると、敷き布団上に乾燥マットを敷いてホースから温風を供給し、布団乾燥が終了すると乾燥マットが折り畳んで収納される。このため、乾燥マットの出し入れが煩雑で布団乾燥機の利便性が悪い問題があった。
本発明は、利便性を向上できる布団乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、筐体内に形成される送風ダクトと、前記送風ダクト内に配される送風ファンと、前記送風ダクト内の気流を加熱するヒータと、前記送風ダクトに接続されるホースと、前記ホースに連結される連結口と気流の吹出口とを有した着脱可能なノズルとを備え、前記ノズルが、下流側を所定の第1方向に漸次拡幅して先端に前記吹出口を開口する拡幅部と、前記拡幅部の内部または上流に配されるとともに第1方向に直交する第2方向に漸次狭幅して流路を絞る絞り部とを有し、前記吹出口の開口面積が前記連結口の開口面積よりも小さく、前記拡幅部の第1方向に対向する外壁が下流側にいくにつれて互いに離れるように傾斜し、前記絞り部の第2方向に対向する外壁が下流側にいくにつれて互いに近づくように傾斜し、
前記ノズルを前記第1方向を水平に配して敷き布団と掛け布団との間に挿入し、前記拡幅部によって温風が水平方向に広げられて敷き布団と掛け布団との間に行き渡ることにより布団乾燥を行うことを特徴としている。
この構成によると、敷き布団と掛け布団との間にノズルが挿入され、送風ファン及びヒータが駆動される。送風ダクトを流通する気流はヒータにより加熱され、ホースに接続したノズルの先端の吹出口から敷き布団と掛け布団との間に温風を送出して布団乾燥が行われる。この時、ノズルが拡幅部により第1方向に漸次広げられるため温風が側方に広がり、吹出口の開口面積が連結口よりも小さく形成されるため温風の流速が大きくなる。これにより、広い範囲に温風が行き渡って布団が乾燥される。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記吹出口が第1方向の両側端部で側方に向けて開口することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記拡幅部が第1方向の中央部に立設されるリブを有し、前記リブが前記連結口の法線方向に延びるとともに前記ノズルの第2方向に対向する内壁間に橋架されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記ノズルが第1方向に対向する両側壁に通気孔を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記ノズルが下流側を第2方向に漸次狭幅される絞り部と、前記絞り部の下流で第2方向に対向する内壁が平行な平行部とを有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記ホースが曲げ形状を保持する蛇腹状に形成されるとともに、前記ノズルが前記ホースに嵌合して周方向に回転可能であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記ノズル及び前記ホースの一方が径方向に傾倒可能な係止爪を外周面に有し、他方の外周面に前記係止爪が係止される環状の溝部を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の布団乾燥機において、前記送風ダクト内に放出するイオンを発生するイオン発生装置を備えたことを特徴としている。
本発明によると、ノズルが第1方向に漸次拡幅して第1方向に直交する第2方向に絞られ、吹出口の開口面積が連結口の開口面積よりも小さいので、流速の大きい温風が側方に広がって敷き布団と掛け布団との間に送出される。従って、乾燥マットを使用せずに布団乾燥を行うことができ、布団乾燥機の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の布団乾燥機を前方から見た斜視図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機を後方から見た斜視図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機の側面断面図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズル装着時の斜視図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズルの斜視図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズルの上面図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズルの側面断面図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズルの正面図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズルを使用した布団乾燥時の状態を示す図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機の乾燥マットを使用した布団乾燥時の状態を示す図 本発明の第1実施形態の布団乾燥機のノズルを使用した衣類乾燥時の状態を示す図 本発明の第2実施形態の布団乾燥機のノズルの斜視図 本発明の第3実施形態の布団乾燥機のノズルの側面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態の布団乾燥機の前方から見た斜視図及び後方から見た斜視図を示している。布団乾燥機1は床面等に設置される筐体2の上面に操作パネル5が配され、背面に電源コード6が導出される。
筐体2の一側面の下部には吸込口4が設けられ、上部には筐体2を持ち運ぶ際に把持される把手部2bが凹設される。筐体2の前面の下部には後述する収納部3(図3参照)を開閉する蓋部3aが設けられる。筐体2の前面の上部にはホース15が導出される開口部2aが開口する。
ホース15は可撓性を有し、開口部2aから引き出される引出し長が可変になっている。本実施形態ではホース15は樹脂成形品によって曲げ形状を保持可能な蛇腹状に形成され、伸縮によって開口部2aからの引出し長が可変される。ホース15の外径は使用者が容易に把持して引き出せるように、例えばφ50mm〜φ100mm程度に形成される。
図3は布団乾燥機1の側面断面図を示している。筐体2内の下部前方にはノズル20(図5参照)や乾燥マット7(図10参照)を収納する収納部3が設けられる。収納部3の前面の蓋部3aを開閉してノズル20(図4参照)や乾燥マット7(図10参照)が出し入れされる。
乾燥マット7は通気性を有した袋状に形成され、収納部3に折り畳んで収納して使用時に広げられる。乾燥マット7の一端部にはホース15の接続口7a(図10参照)が設けられ、後述するようにホース15から温風が供給される。
筐体2内の後部には上下方向に延びる送風ダクト11が形成される。送風ダクト11の下部には送風ファン12が配される。送風ファン12はシロッコファンから成り、吸気口(不図示)を吸込口4(図2参照)に対向して配される。送風ダクト11の上端には気流の流出口11aが開口し、流出口11aにホース15が連結される。
送風ダクト11の送風ファン12と流出口11aとの間にはヒータ13が配される。ヒータ13によって送風ダクト11を流通する気流が加熱され、ホース15の先端のホース吹出口15aを介して温風が送出される。
また、筐体2内には送風ダクト11内に放出するイオンを発生するイオン発生装置14が配される。イオン発生装置14は送風ダクト11に面した一対の放電電極(不図示)を有している。放電電極は交流波形またはインパルス波形から成る高電圧の印加によってコロナ放電が発生する。
一方の放電電極には正電圧が印加され、コロナ放電により空気中の水分子が電離して水素イオンが生成される。この水素イオンが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングする。これにより、H+(H2O)m(mは0または任意の自然数)から成る空気イオンのプラスイオンが放出される。
他方の放電電極には負電圧が印加され、コロナ放電により空気中の酸素分子または水分子が電離して酸素イオンが生成される。この酸素イオンが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングする。これにより、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)から成る空気イオンのマイナスイオンが放出される。
+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、ホース15を介してプラスイオン及びマイナスイオンを送出することにより、布団等の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
布団乾燥機1は前述の図2に示すようにホース15から温風を送出できるとともに、図4に示すようにホース15の先端に連結したノズル20から温風を送出することができる。
図5、図6、図7、図8はそれぞれノズル20の斜視図、上面図、側面断面図及び正面図を示している。尚、図7は図6のA−A断面の側面断面図になっている。ノズル20はホース15の先端に着脱可能になっており、ホース15に嵌合して連結口20cを開口した嵌合部21が一端に設けられる。
嵌合部21はホース15の先端に外嵌され、径方向に傾倒可能な係止爪22が外周面に設けられる。ホース15の先端部の外周面に形成される環状の溝部15a(図3参照)に係止爪22を係止してノズル20が取り付けられる。この時、ノズル20は前述の図4に破線20’で示すように周方向に回転可能に接続される。
ノズル20の嵌合部21の下流側には拡幅部23が設けられる。拡幅部23は下流側を図中、X方向(第1方向)に漸次拡幅され、先端にノズル吹出口20a(吹出口)を開口する。また、拡幅部23には絞り部24及び平行部25が設けられる。絞り部24は下流側をX方向に直交するZ方向(第2方向)に漸次狭幅され、ノズル20の流路を絞る。平行部25は絞り部24の下流に形成され、ノズル20のZ方向に対向する内壁が平行に形成される。
これにより、ノズル吹出口20aは扁平形状に形成され、ノズル吹出口20aの開口面積が連結口20cの開口面積よりも小さくなっている。このため、ノズル20を流通する気流は拡幅部23によりX方向に漸次広げられるため側方に広がり、ノズル吹出口20aの開口面積が狭められるため流速が大きくなる。尚、絞り部24及び平行部25が拡幅部23内に形成されるが、平行部25を有した拡幅部23を絞り部24の下流に形成してもよい。
また、拡幅部23の先端の上面形状が所定の曲率半径で湾曲し、X方向の両端部で曲率半径が小さくなっている。このため、ノズル吹出口20aの両側端部20bは側方に向けて開口する。
拡幅部23内にはX方向の中央部に立設されるリブ26が設けられる。リブ26は連結口20cの法線方向に延び、ノズル20のZ方向に対向する内壁間に橋架される。これにより、ノズル20を流通する気流がリブ26及び両側壁により案内され、ノズル吹出口20aから気流を円滑に広げて前方に送出することができる。この時、リブ26を放射状に複数設けると流路抵抗が大きくなるため、本実施形態では1本のリブ26をX方向の中央部に設けている。
上記構成の布団乾燥機1において、送風ファン12、ヒータ13及びイオン発生装置14が駆動されると、吸込口4から送風ダクト11内に外気が流入する。送風ダクト11を流通する気流はヒータ13により加熱され、イオン発生装置14で発生したイオンが含まれる。そして、イオンを含む温風がホース吹出口15aやノズル吹出口20aから送出される。
図9は布団乾燥機1によるノズル20を使用した布団乾燥時の状態を示す図である。ホース15の先端に取り付けられたノズル20はノズル吹出口20aの長手方向(X方向)を水平に配して敷き布団31と掛け布団32との間に挿入される。ノズル吹出口20aから送出される温風はノズル20によって絞られるため流速が大きく、拡幅部23によって水平方向に広げられる。これにより、敷き布団31と掛け布団32との間の広い範囲に温風が行き渡り、敷き布団31及び掛け布団32の乾燥が行われるとともにイオンによる殺菌や脱臭が行われる。
また、ノズル20は絞り部24によって先端側を上下方向(Z方向)に狭く形成されるため、ノズル吹出口20aの前面が湿気を含む掛け布団32によって塞がれる場合がある。この時、ノズル20の側方には敷き布団31と掛け布団32との間に空間が形成されるため、ノズル吹出口20aの側端部20bから側方の空間に向けて温風が送出される。側端部20bから送出された温風は敷き布団31と掛け布団32との間を押し広げて前方に進行する。従って、ノズル吹出口20aの前面が塞がれた場合でも、送風ファン12の負荷を軽減することができる。
尚、Z方向に対向する内壁が平行な平行部25が絞り部24の下流に設けられるため、掛け布団32が平行部25上で水平に配されてノズル20の前方で傾斜する。これにより、掛け布団32によるノズル吹出口20aの前面の閉塞を抑制することができる。
図10は布団乾燥機1による乾燥マット7を使用した布団乾燥時の状態を示す図である。敷き布団31(図9参照)上には乾燥マット7が広げて敷かれ、接続口7aにホース15の先端を接続して乾燥マット7上に掛け布団32が敷かれる。ホース吹出口15aから送出される温風は通気性の乾燥マット7の表面を通過して全面から吹き出される。これにより、敷き布団31及び掛け布団32の乾燥が行われるとともにイオンによる殺菌や脱臭が行われる。
図11は布団乾燥機1による衣類乾燥時の状態を示す図である。ホース15の先端にノズル20を取り付け、室内や箪笥等に掛けられた衣類33に向けてノズル吹出口20aから温風を送出する。これにより、衣類33の乾燥や殺菌を行うことができる。また、箪笥等の内部の殺菌も行うことができる。
この時、衣類33が一枚の場合等で衣類33の水平方向の幅が狭い場合には、ノズル20を周方向に回転して前述の図4に示すようにノズル吹出口20aを縦方向に延びるように配置するとよい。これにより、幅の狭い衣類33に集中してイオンを含む温風を当てることができる。
また、布団乾燥機1によって室内に温風及びイオンを送出して室内の暖房や殺菌を行うことができる。
次に、乾燥マット7を使用した布団乾燥とノズル20を使用した布団乾燥の乾燥性能を調べた。試料は敷き布団31上に100gの水を噴霧し、掛け布団32を二重に敷いて下方の掛け布団上に100gの水を噴霧した(合計200g)。ノズル吹出口20aから送出される温風の風量は約0.8m3/分、温度は約52℃であり、乾燥時間は60分である。乾燥前後の試料の重量差によって乾燥性能を調べた。
また、ノズル20の連結口20cの直径Dはφ64mm、ノズル吹出口20aのX方向の幅Wは125mm、ノズル吹出口20aのZ方向の高さHは15mm、ノズル20のY方向の長さLは110mmである。
これによると、乾燥前後の試料の重量差の平均値は乾燥マット7の使用時に188g(乾燥率94%)であり、ノズル20の使用時に172g(乾燥率86%)であった。従って、ノズル20を使用した布団乾燥は乾燥マット7を使用した布団乾燥に対して90%以上の乾燥性能を得ることができた。
このため、使用者の選択によってノズル20により簡易な布団乾燥を行うことができるとともに、乾燥マット7により隅々まで確実な布団乾燥を行うこともできる。
本実施形態によると、ノズル20が拡幅部23によりX方向(第1方向)に漸次拡幅してX方向に直交するZ方向(第2方向)に絞られ、ノズル吹出口20a(吹出口)の開口面積が連結口20cの開口面積よりも小さい。このため、流速の大きい温風が側方に広がって敷き布団31と掛け布団32との間に送出される。従って、乾燥マット7を使用せずに布団乾燥を行うことができ、布団乾燥機1の利便性を向上することができる。
また、ノズル吹出口20aがX方向の両側端部20bで側方に向けて開口するので、ノズル吹出口20aの前面が掛け布団32により塞がれた場合でも送風ファン12の負荷を軽減することができる。
また、拡幅部23がX方向の中央部に立設されるリブ26を有し、リブ26が連結口20cの法線方向に延びてノズル20のZ方向に対向する内壁間に橋架される。これにより、ノズル吹出口20aから気流を円滑に広げて前方に送出することができる。また、リブ26が1本のため流路抵抗の増加を抑制することができる。
また、ノズル20が下流側をZ方向に漸次狭幅される絞り部24と、絞り部24の下流でZ方向に対向する内壁が平行な平行部25とを有する。これにより、ノズル吹出口20aの開口面積が連結口20cの開口面積よりも小さいノズル20を容易に実現することができる。また、平行部25によってノズル吹出口20aの前面が掛け布団32により塞がれることを抑制でき、送風ファン12の負荷をより軽減することができる。
また、ホース15が曲げ形状を保持する蛇腹状に形成され、ノズル20の嵌合部21がホース15に嵌合して周方向に回転可能である。このため、ホース15を上方に向けて衣類33等の乾燥を容易に行うことができる。また、ノズル吹出口20aを縦方向に延びるように配置し、水平方向の幅の狭い衣類33に集中して温風を当てて乾燥時間を削減することができる。
また、ノズル20が径方向に傾倒可能な係止爪22を外周面に有し、ホース15の外周面に係止爪22が係止される環状の溝部15bを設けたので、周方向に回転するノズル20を容易に実現することができる。尚、ノズル20がホース15に内嵌し、ホース15の外周面に設けた係止爪がノズル20の外周面に設けた溝部に係止されるように形成してもよい。
また、送風ダクト11内に放出するイオンを発生するイオン発生装置14を備えたので、布団や衣類33等の殺菌を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、図12は第2実施形態の布団乾燥機1のノズル20の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図11に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対してノズル20に通気孔27が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
通気孔27はノズル20の拡幅部23のX方向(図8参照)に対向する両側壁にそれぞれ設けられる。このため、ノズル吹出口20a(図7参照)の前面が掛け布団32(図9参照)により塞がれた場合に、通気孔27からノズル20の側方の空間に向けて温風が送出される。従って、送風ファン12の負荷をより低減することができる。
<第3実施形態>
次に、図13は第3実施形態の布団乾燥機1のノズル20の側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図11に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して平行部25(図7参照)を省いている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ノズル20の拡幅部23は嵌合部21に隣接して下流側をX方向(図6参照)に漸次拡幅され、先端にノズル吹出口20aを開口する。また、絞り部24は嵌合部21に隣接して下流側をZ方向に漸次狭幅され、先端にノズル吹出口20aを開口する。これにより、絞り部24は拡幅部23によって形成され、ノズル吹出口20aの開口面積は連結口20cの開口面積よりも小さくなっている。
従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。この時、絞り部24のZ方向に対向する壁面が傾斜するため、絞り部24上に配される掛け布団32によってノズル吹出口20aの前面が塞がれ易くなる。このため、前述の第1実施形態に示すように絞り部24の下流に平行部25を設けるとより望ましい。
本実施形態において、ノズル20に第2実施形態と同様の通気孔27(図12参照)を設けてもよい。
尚、第1〜第3実施形態において、ノズル20がホース15の先端に連結されるが、ホース15を省いてノズル20を直接送風ダクト11に連結してもよい。即ち、筐体2の下部に開口部2aを配置して送風ダクト11の下流端を開口部2aまで延設し、開口部2aにノズル20を連結する。これにより、筐体2の下部から突出するノズル20を敷き布団31と掛け布団32との間に挿入して布団乾燥を行うことができる。
本発明によると、温風を送出して布団を乾燥させる布団乾燥機に利用することができる。
1 布団乾燥機
2 筐体
2a 開口部
3 収納部
3a 蓋部
4 吸込口
5 操作パネル
6 電源コード
7 乾燥マット
11 送風ダクト
12 送風ファン
13 ヒータ
14 イオン発生装置
15 ホース
15a ホース吹出口
15b 溝部
20 ノズル
20a ノズル吹出口
20b 側端部
20c 連結口
21 嵌合部
22 係止爪
23 拡幅部
24 絞り部
25 平行部
26 リブ
27 通気孔
31 敷き布団
32 掛け布団
33 衣類

Claims (5)

  1. 筐体内に形成される送風ダクトと、前記送風ダクト内に配される送風ファンと、前記送風ダクト内の気流を加熱するヒータと、前記送風ダクトに接続されるホースと、前記ホースに連結される連結口と気流の吹出口とを有した着脱可能なノズルとを備え、前記ノズルが、下流側を所定の第1方向に漸次拡幅して先端に前記吹出口を開口する拡幅部と、前記拡幅部の内部または上流に配されるとともに第1方向に直交する第2方向に漸次狭幅して流路を絞る絞り部とを有し、前記吹出口の開口面積が前記連結口の開口面積よりも小さく、前記拡幅部の第1方向に対向する外壁が下流側にいくにつれて互いに離れるように傾斜し、前記絞り部の第2方向に対向する外壁が下流側にいくにつれて互いに近づくように傾斜し、
    前記第1方向を水平に配して前記ノズルを敷き布団と掛け布団との間に挿入し、前記拡幅部によって温風が水平方向に広げられて敷き布団と掛け布団との間に行き渡ることにより布団乾燥を行うことを特徴とする布団乾燥機。
  2. 前記吹出口が第1方向の両側端部で側方に向けて開口することを特徴とする請求項1に記載の布団乾燥機。
  3. 前記拡幅部が第1方向の中央部に立設されるリブを有し、前記リブが前記連結口の法線方向に延びるとともに前記ノズルの第2方向に対向する内壁間に橋架されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の布団乾燥機。
  4. 前記ホースが曲げ形状を保持する蛇腹状に形成されるとともに、前記ノズルが前記ホースに嵌合して周方向に回転可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の布団乾燥機。
  5. 前記ノズル及び前記ホースの一方が径方向に傾倒可能な係止爪を外周面に有し、他方の外周面に前記係止爪が係止される環状の溝部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の布団乾燥機。
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