JP2011069580A - 浴室乾燥機 - Google Patents

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宏之 臼井
Naohito Wajima
尚人 輪島
Hiroshi Shigefuji
博司 重藤
Hiroko Ebihara
裕子 海老原
Kazuyo Asa
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Abstract

【課題】浴室の天井に配置して浴室内に配置された洗濯物を乾燥する場合において、洗濯物をより早く確実に乾かすことができる浴室乾燥機を提供すること。
【解決手段】この浴室乾燥機DMは、排気吸込口109から空気を吸い込んで排気口Eaから排気するための浴室排気流路115,116と、給気導入口Iaから空気を吸い込んで給気吹出口111から浴室内に送り出すための浴室給気流路113,114と、浴室排気流路115,116と浴室給気流路113,114とが交差する領域に設けられ、浴室排気流路115,116を流れる浴室内の空気と、浴室給気流路113,114を流れる外気との間で熱交換を行う熱交換器101と、を備え、給気吹出口111から吹き出される空気が循環吹出口108から吹き出される空気とは異なる領域に吹き出されるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室乾燥機に関する。
浴室内の空気を吸引して浴室内を乾燥させることが可能な浴室乾燥機として、下記特許文献1に記載されているような浴室乾燥機が提案されている。下記特許文献1に記載の浴室乾燥機は、排気ファンと給気ファンと熱交換器とを備えているものである。排気ファンによって浴室内空気を排出するために排気風路が設けられており、排気風路は室内空気吸込口から浴室内空気を取り入れて、排気口からダクトを介して建物の外に浴室内空気を排出するように構成されている。また、給気ファンによって外気を取り入れるために給気風路が設けられており、給気風路は外気吸込口から外気を取り入れて、室内吹出口から浴室内に外気を吹き出すように構成されている。
下記特許文献1に記載の浴室乾燥機において換気運転を行うと、排気ファンと給気ファンとが等しい風量を供給するように回転し、排気風路と給気風路に略同量の空気が流れて熱交換器において互いに熱交換をしながら、外気は浴室内に取り入れられ浴室内空気は屋外へ排出される。また、下記特許文献1に記載の浴室乾燥機において乾燥運転を行うと、初期段階においては換気運転と同じような空気の流れになり、湿った浴室内空気を積極的に排出し、外気を取り入れることで乾燥を効果的に行うことが記載されている。
特開2005−164114号公報
ところで、上記特許文献1に記載されているような浴室乾燥機を浴室の天井に配置し、その浴室乾燥機の設置場所の下方に洗濯物を配置して乾燥運転を実行した場合、洗濯物が思うように乾かない場合がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴室の天井に配置して浴室内に配置された洗濯物を乾燥する場合において、洗濯物をより早く確実に乾かすことができる浴室乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る浴室乾燥機は、浴室内に連通した循環吸込口から空気を吸い込んで浴室内に連通した循環吹出口から吹き出す循環ファンと、前記循環吹出口から吹き出される空気を加熱するヒータとを備えた浴室乾燥機であって、浴室内に連通した排気吸込口から空気を吸い込んで、外気に連通した排気口から排出するための浴室排気流路と、浴室以外の他室又は外気と連通した給気導入口から空気を吸い込んで、浴室内に連通した給気吹出口から吹き出すための浴室給気流路と、前記浴室排気流路と前記浴室給気流路とが交差する領域に設けられ、前記浴室排気流路を流れる浴室内の空気と、前記浴室給気流路を流れる外気との間で熱交換を行う熱交換器と、を備え、前記給気吹出口から吹き出される空気と、前記循環吹出口から吹き出される空気とはそれぞれ浴室内の異なる領域に吹き出されることを特徴とする。
本発明によれば、循環ファンとヒータとを駆動することで、循環吸込口から吸込んだ浴室内の空気をヒータで加熱し、循環吹出口から浴室内に吹き出すことができ、浴室内の空気を循環加熱することが可能となって浴室内の空気の温度を上昇させることができる。
更に排気ファンを駆動することで、排気ファンの吸込側と浴室内に連通した排気吸込口とを繋ぐ浴室排気流路によって、浴室内の湿った空気を排出することができる。また、浴室排気流路と浴室給気流路とが交差する領域に熱交換器が設けられていることから、浴室内の湿った暖かい空気を排出する場合に、その熱を浴室給気流路を流れる空気へ移動させて浴室内へ供給することができる。従って、ヒータによって昇温された浴室内の空気の熱を無駄に屋外へ捨ててしまうことなく、熱のロスを極力抑えながら、浴室内の湿った空気を排出しつつ浴室内の温度を効果的に高めることができ、浴室内の絶対水蒸気量を下げて乾燥性能を向上させることができる。
更に本発明では、給気吹出口から吹き出される空気と、循環吹出口から吹き出される空気とはそれぞれ浴室内の異なる領域に吹き出されるように構成されているので、双方から吹き出される空気を浴室内の略同一の領域に吹き出すのに比較して、浴室内の空気の流れが滞らないように改善することができる。従って、この浴室乾燥機を浴室の天井に配置して浴室内に配置された洗濯物を乾燥する場合には、洗濯物が配置された領域においても空気の流れが滞らないように改善することができ、洗濯物をより早く確実に乾かすことができる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記給気吹出口から吹き出される空気が、前記循環吹出口から吹き出される空気よりも前記浴室乾燥機が設置される平面に近い方向に吹き出されるように構成されていることも好ましい。この好ましい態様では、給気吹出口から吹き出される空気を、循環吹出口から吹き出される空気よりも浴室乾燥機が設置される平面に近い方向に吹き出されるように構成しているので、給気吹出口から吹き出される空気と循環吹き出される空気とを確実に浴室内の異なる領域に吹き出すことができる。従って、浴室内の空気の流れが滞らないように確実に改善することができる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記給気吹出口から吹き出される空気が、前記循環吹出口から吹き出される空気よりも高速で吹き出されるように構成されていることも好ましい。この好ましい態様では、給気吹出口から吹き出される空気は循環吹出口から吹き出される空気よりも高速で吹き出されるので、より遠くまで気流として到達することができる。従って、この浴室乾燥機が設置される浴室の壁面に気流を到達させることができ、その壁面によって方向を変えることで、浴室内のより広い領域に気流を発生させることで洗濯物が配置された領域においても空気の流れが滞らないように改善することができる。
また本発明に係る浴室乾燥機では、前記浴室乾燥機は、少なくとも第一ユニット及び第二ユニットの二つのユニットに分けて形成されており、前記給気吹出口は前記第一ユニットに形成されており、前記循環吹出口は前記第二ユニットに形成されていることも好ましい。この好ましい態様では、給気吹出口が形成されている第一ユニットと循環吹出口が形成されている第二ユニットとを分けて形成しているので、第一ユニットと第二ユニットとをそれぞれ引き離した適切な場所に配置することで、給気吹出口から吹き出される空気と循環吹出口から吹き出される空気とが浴室内の異なる領域に確実に吹き出されるように構成することができる。
本発明によれば、浴室の天井に配置して浴室内に配置された洗濯物を乾燥する場合において、洗濯物をより早く確実に乾かすことができる浴室乾燥機を提供することができる。
本発明の第一実施形態である浴室乾燥機の外観を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態である浴室乾燥機の構成を示す図であって、乾燥運転の際の動作を示す図である。 本発明の第一実施形態である浴室乾燥機の制御的な構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態である浴室乾燥機を浴室に配置した場合の空気の流れを説明するための図である。 本発明の第二実施形態である浴室乾燥機の構成を示す図である。 従来の浴室乾燥機を浴室に配置した場合の空気の流れを説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第一実施形態である浴室乾燥機DMの外観を示す斜視図である。浴室乾燥機DMは、浴室の天井に取り付けられるものであって、乾燥運転、換気運転、換気単独運転、暖房運転といった各種運転モードを実行することが可能なように構成されている(各運転モードの詳細については後述する)。図1に示されるように、浴室乾燥機DMは、循環ユニット10と排気ユニット20とによって構成されている。循環ユニット10には、給気導入口Iaが設けられている。給気導入口Iaは、浴室以外の他室(例えば、洗面所)又は外気と連通するように施工される空気の導入口である。
排気ユニット20には、他室導入口Ibと、他室導入口Icと、排気口Eaとが設けられている。他室導入口Ibは、浴室以外の他室(例えば、洗面所)と連通するように施工される空気の導入口である。他室導入口Icは、浴室以外の他室であって他室導入口Ibが連通されている室とは別の室(例えば、トイレ)と連通するように施工される空気の導入口である。排気口Eaは、外気に連通するように施工される空気の排出口である。
続いて、図2を参照しながら浴室乾燥機DMの構成について説明する。図2は、浴室乾燥機DMの構成を示す図であって、乾燥運転の際の動作を示す図である。図2に示されるように、循環ユニット10には、熱交換器101と、循環ファン102と、給気ファン104と、ヒータ106と、排気ダンパ112と、カバー30とが設けられている。カバー30は、着脱自在に設けられている。給気導入口Iaは浴室給気流路113に連通しており、浴室給気流路113は浴室給気流路114に繋がっている。浴室給気流路114の末端には、カバー30において給気吹出口111が設けられており、カバー30の給気吹出口111には、ルーバー31が配置されている。ルーバー31によって、給気吹出口111から吹き出される空気は、循環吹出口108から吹き出される空気とは異なる領域に吹き出されるように構成されている。換言すれば、給気吹出口111から吹き出される空気はルーバー31によって、循環吹出口108から吹き出される空気が向う方向よりも、浴室乾燥機DMが設置される浴室の天井BR1に近づくように方向付けられている。浴室給気流路114には給気ファン104が配置されており、給気ファン104を駆動すると、給気導入口Iaから空気が吸い込まれ、浴室給気流路113,114を通って給気吹出口111から浴室内へと空気が吹き出される。
浴室給気流路113,114と交差するように、浴室排気流路115,116が設けられている。浴室排気流路115は、カバー30に設けられた循環吸込口107から吸込まれた浴室内の空気を循環吹出口108と繋がる浴室循環流路117を迂回して吸い込むためのものであって、浴室排気流路116に繋がっている。浴室排気流路116は、排気連絡口110を介して排気ユニット20に連通している。排気連絡口110には排気ダンパ112が配置されていて、排気ダンパ112を開くと浴室排気流路116から排気ユニット20へ空気が流れ、排気ダンパ112を閉じると浴室排気流路116から排気ユニット20への空気の流れが遮断されるように構成されている。
浴室給気流路113,114と浴室排気流路115,116とが交差する領域には熱交換器101が配置されている。熱交換器101は、浴室給気流路113から流入した空気を浴室給気流路114へ流出させる流路と、浴室排気流路115から流入した空気を浴室排気流路116へ流出させる流路とが層状に重なって交差するように形成されている。従って、浴室給気流路113,114を流れる空気と浴室排気流路115,116を流れる空気との間で熱交換を行うことが可能なように構成されている。
循環ユニット10には、循環吸込口107と循環吹出口108とが設けられている。循環吸込口107及び循環吹出口108は、カバー30に設けられている。循環吸込口107と循環吹出口108とは浴室循環流路117によって繋がれている。浴室循環流路117には循環ファン102が配置されており、循環ファン102を駆動することで循環吸込口107から浴室内の空気を吸い込んで、循環吹出口108から浴室内に吹き出すように構成されている。循環吹出口108にはヒータ106が設けられていて、ヒータ106に通電することで、循環吹出口108から吹き出す空気を暖めることができるように構成されている。
排気ユニット20には、排気ファン201が設けられている。排気ファン201は、排気流路203に設けられている。排気流路203は、他室導入口Ib,Ic及び排気連絡口110と、排気口Eaとを繋ぐように形成されている。排気ファン201が駆動すると、他室導入口Ib,Icを介して他室から空気が吸い込まれて排気口Eaから排出される。排気連絡口110に設けられている排気ダンパ112が開いていれば、排気ファン201の駆動によって浴室排気流路116から空気が吸い込まれて排気口Eaから排出される。
図2に示す浴室乾燥機DMは乾燥運転中なので、排気ダンパ112は開いた状態で、ヒータ106には通電されている。循環ファン102、給気ファン104、及び排気ファン201はそれぞれ所定の回転数で回転している。その結果、給気導入口Iaからは90m3/hの空気が吸い込まれて浴室給気流路113に供給される。浴室給気流路113に送り込まれた空気は熱交換器101で熱交換をして熱を受け取った後、浴室給気流路114を経由して給気吹出口111から浴室内へと吹き出される。給気吹出口111から浴室内へ吹き出される空気は90m3/hである。循環ファン102の駆動によって、循環吸込口107からは150m3/hの空気が吸い込まれ、ヒータ106によって昇温された後に循環吹出口108から浴室内へと吹き出される。循環吹出口108から浴室内へ吹き出される空気は60m3/hである。排気ファン201の駆動によって、排気吸込口109からは90m3/hの空気が吸い込まれ、浴室排気流路115,116を経由して、排気流路203へと送り込まれる。排気ファン201の駆動によってはまた、他室導入口Ib,Icから105m3/hの空気が吸い込まれ、排気流路203へと送り込まれる。排気流路203に送り込まれた空気は排気ファン201によって排気口Eaから屋外へと排出される。排気口Eaから屋外へと排出される空気は195m3/hである。このように、給気吹出口111から浴室内へ吹き出される空気は、循環吹出口108から浴室内へ吹き出される空気よりも流量が多く高速となり、より遠くまで切るを到達できる。
図2に示すように、乾燥運転を行うに当たっては、排気ダンパ112は開いた状態で、ヒータ106には通電されており、循環ファン102、給気ファン104、及び排気ファン201はそれぞれ所定の回転数で回転していることが必要なので、制御部CUから各部へ所定の制御信号が出力され、その結果として各部が所定の動作を実行する。浴室乾燥機DMの制御的な構成を図3に示す。図3に示すように、制御部CUにはリモコンRPから所定の操作信号が入力される。具体的には、リモコンRPには浴室乾燥機DMの動作を開始したり終了したりするスイッチの他に、「乾燥運転」「換気運転」「換気単独運転」「暖房運転」といった浴室乾燥機DMの運転モードを指定するための操作部が設けられている。制御部CUは、その運転モードを指定する操作がリモコンRPになされ、リモコンRPから出力される運転モード指示信号を受信して各部に指示信号を出力する。具体的には、制御部CUから、循環ファン102、給気ファン104、排気ファン201、及び排気ダンパ112に指示信号が出力され、循環ファン102、給気ファン104、排気ファン201、及び排気ダンパ112はその指示信号に基づいて所定の動作を実行する。
換気運転は、浴室及び浴室以外の他室を換気するものである。換気運転の具体的な動作について説明する。換気運転では、排気ダンパ112は開いた状態で、ヒータ106には通電されていない。循環ファン102及び給気ファン104は停止しており、排気ファン201は所定の回転数で回転している。その結果、排気ファン201の駆動によって、排気吸込口109からは53m3/hの空気が吸い込まれ、浴室排気流路115,116を経由して、排気流路203へと送り込まれる。排気ファン201の駆動によってはまた、他室導入口Ib,Icから52m3/hの空気が吸い込まれ、排気流路203へと送り込まれる。排気流路203に送り込まれた空気は排気ファン201によって排気口Eaから屋外へと排出される。排気口Eaから屋外へと排出される空気は105m3/hである。
換気単独運転は、浴室以外の他室のみを換気するものである。換気単独運転の具体的な動作について説明する。換気単独運転では、排気ダンパ112は閉じた状態で、ヒータ106には通電されていない。循環ファン102及び給気ファン104は停止しており、排気ファン201は所定の回転数で回転している。その結果、排気ファン201の駆動によって、他室導入口Ib,Icから105m3/hの空気が吸い込まれ、排気流路203へと送り込まれる。排気流路203に送り込まれた空気は排気ファン201によって排気口Eaから屋外へと排出される。排気口Eaから屋外へと排出される空気は105m3/hである。
暖房運転は、浴室を暖房しつつ他室を換気するものである。暖房運転の具体的な動作について説明する。暖房運転では、排気ダンパ112は閉じた状態で、ヒータ106に通電されている。循環ファン102及び排気ファン201は所定の回転数で回転し、給気ファン104は停止している。その結果、排気ファン201の駆動によって、他室導入口Ib,Icから105m3/hの空気が吸い込まれ、排気流路203へと送り込まれる。排気流路203に送り込まれた空気は排気ファン201によって排気口Eaから屋外へと排出される。排気口Eaから屋外へと排出される空気は105m3/hである。循環ファン102の駆動によって、循環吸込口107からは150m3/hの空気が吸い込まれ、ヒータ106によって昇温された後に循環吹出口108から浴室内へと吹き出される。循環吹出口108から浴室内へ吹き出される空気は150m3/hである。
続いて、浴室乾燥機DMを浴室BRに設置し、乾燥運転を行った場合の空気の流れについて図4を参照しながら説明する。図4は、浴室BRの天井BR1に浴室乾燥機DMを設置した状態を示している。浴室BRは、天井BR1と、床BR3と、天井BR1及び床BR3を繋ぐ側壁BR2,BR4によって箱状に形成されている。床BR3と側壁BR4とに接するように、浴槽BTが配置されている。浴室乾燥機DMは、浴槽BTのほぼ真上に位置するように配置されている。浴室乾燥機DMと浴槽BTとの間には、洗濯物LYがランドリーパイプによって吊り下げられている。
図4に示す状態で、浴室乾燥機DMに乾燥運転を実行させると、給気吹出口111からは図中破線に示すような空気が吹き出され、循環吹出口108からは図中実線に示すような空気が吹き出される。循環吹出口108から吹き出される空気は、洗濯物LYに直接吹き付けられ、洗濯物LYの主に上部の乾燥に資する。一方、給気吹出口111から吹き出される空気は、洗濯物LYに直接当たらずに浴室BRの側壁BR2に向かい、側壁BR及び床BR3に沿って浴室BR内を循環し、浴槽BT側に向って流れる。そのため、給気吹出口111から吹き出された空気は、浴槽BTの上部、換言すれば洗濯物LYの下部に流れて洗濯物LY下部における空気の流れを促進し、当該部分における空気の滞留を防止する。また、給気吹出口111から吹き出される空気は、熱交換器101によって熱を受け取っているので、洗濯物LY下部の温度を上昇させ、洗濯物LYの乾燥を更に促進する効果も奏する。
比較のため、従来の浴室乾燥機DMcを用いた場合の空気の流れを図6に示す。図6に示すように、浴室乾燥機DMcから吹き出される空気は全て洗濯物LYに直接当たり、浴室BR内を循環するようには流れない。浴室BRの側壁BR2に設けられている換気口(ガラリ)BR2aから浴室BR内に空気は流れ込むけれども、換気口BR2aから流れ込んだ空気は、浴室乾燥機DMcに直接向ったり、浴槽BTによって流れが阻害されたりといった作用により、洗濯物LYの下部には流れ込まず滞留領域SAが発生する。従来の浴室乾燥機DMcでは、このように洗濯物LYの下部が特に乾きにくいものであった。
続いて、本発明の第二実施形態である浴室乾燥機DMaについて図5を参照しながら説明する。図5は浴室乾燥機DMaを浴室BRに設置した状態を示す図である。浴室乾燥機DMaは、第一ユニット50及び第二ユニット40の二つのユニットに分けて形成されており、浴室乾燥機DMの給気吹出口111に相当する給気吹出口503は第一ユニット50に形成されており、循環吹出口108に相当する吹出口(図に明示せず)は第二ユニット40に形成されている。第一ユニット50には、熱交換器501が配置されていて、浴室以外の他室又は外気と連通した給気導入口502から流れ込んだ空気と、第二ユニット40に設けられた排気吸込口(浴室乾燥機DMの排気吸込口109に相当、図に明示せず)から吸い込まれ、連絡流路401を経由して第一ユニット50に供給される空気との間で熱交換が行われるように構成されている。連絡流路401を経由して第一ユニット50に供給される空気は、排気口504から屋外へと排出される。
上述したように構成される浴室乾燥機DMaは、第二ユニット40が浴槽BTの上部に配置され、第一ユニット50が浴槽BTの上部からはオフセットした位置(洗い場上方)に配置されている。このように浴室乾燥機DMaを配置することで、給気吹出口503から吹き出される空気を、洗濯物LYには直接当たらない領域に引き離して吹き出すことが確実にでき、浴室BR内を循環させることができる。この場合も、第一ユニット50の給気吹出口503から吹き出される空気は第二ユニット40の循環吹き出し空気よりも高速となるように構成されている。
DM,DMa:浴室乾燥機
CU:制御部
Ia:給気導入口
Ib:他室導入口
Ic:他室導入口
Ea:排気口
10:循環ユニット
20:排気ユニット
101:熱交換器
102:循環ファン
104:給気ファン
106:ヒータ
107:循環吸込口
108:循環吹出口
109:排気吸込口
110:排気連絡口
111:給気吹出口
112:排気ダンパ
113:浴室給気流路
114:浴室給気流路
115:浴室排気流路
116:浴室排気流路
117:浴室循環流路
201:排気ファン
203:排気流路

Claims (4)

  1. 浴室内に連通した循環吸込口から空気を吸い込んで浴室内に連通した循環吹出口から吹き出す循環ファンと、前記循環吹出口から吹き出される空気を加熱するヒータとを備えた浴室乾燥機において、
    浴室内に連通した排気吸込口から空気を吸い込んで、外気に連通した排気口から排出するための浴室排気流路と、
    浴室以外の他室又は外気と連通した給気導入口から空気を吸い込んで、浴室内に連通した給気吹出口から吹き出すための浴室給気流路と、
    前記浴室排気流路と前記浴室給気流路とが交差する領域に設けられ、前記浴室排気流路を流れる浴室内の空気と、前記浴室給気流路を流れる外気との間で熱交換を行う熱交換器と、を備え、
    前記給気吹出口から吹き出される空気と、前記循環吹出口から吹き出される空気とはそれぞれ浴室内の異なる領域に吹き出されることを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 前記給気吹出口から吹き出される空気は、前記循環吹出口から吹き出される空気よりも前記浴室乾燥機が設置される平面に近い方向に吹き出されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  3. 前記給気吹出口から吹き出される空気は、前記循環吹出口から吹き出される空気よりも高速で吹き出されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  4. 前記浴室乾燥機は、少なくとも第一ユニット及び第二ユニットの二つのユニットに分けて形成されており、
    前記給気吹出口は前記第一ユニットに形成されており、前記循環吹出口は前記第二ユニットに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
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