JP3968843B2 - 浴室乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴後に浴室を乾燥して浴室内が湿気ることを防止したり、浴室で衣類を乾燥したりすることができる浴室乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の浴室乾燥機の構造を図12、図13に基づいて説明する。図12は、浴室乾燥機の本体2(以下単に本体2と称する)を下から見た平面図である。また、図13は本体2を浴室1の天井に取り付けている状態を説明する断面図である。本体2内には、第1の送風機3とヒータ4を配置した循環風胴5と、第2の送風機6を内蔵し排気口7と連通する換気風胴8を設けている。9はグリルで、浴室1の空気を本体2に吸気する吸気口10と、浴室1に空気を吹き出す吹き出し口11を有している。吸気口10より吸気した空気は、第1の送風機3と、循環風胴5と吹き出し口11とによって構成した循環経路12を循環する。また、吸気口10から吸気した空気は、第2の送風機6、排気口7で構成した排気経路13によって浴室外に排気される。前記循環経路12と排気経路13とは、互いに独立している。
【0003】
以上の構成で、浴室の乾燥あるいは衣類の乾燥をする場合は、第1の送風機3・ヒータ4・第2の送風機6を動作させるものである。第1の送風機3の送風空気は、ヒータ4によって加熱され、温風となって吹き出し口11より浴室1に吹き出す。浴室1を流れた空気は、再び上昇して吸気口10より吸気されヒータ4によって加熱され、温風となって吹き出し口11から吹き出すものである。つまり、第1の送風機3が送風する空気は浴室1と第1の送風機1との間を循環するものである。この温風の循環によって、浴室1の水分あるいは浴室1内に吊り下げた衣類の水分が蒸発し、乾燥が進行する。
【0004】
同時に第2の送風機6を運転することによって、乾燥の進行によって発生した湿気は排気口7から浴室外に排気される。すなわち、発生した湿気は、浴室1の扉に設けている図示していない吸気口から流入した空気と共に、吸気口10から吸気され、換気風胴8を流れ、排気口7より浴室外に排気されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成の浴室乾燥機は、吹き出し口から吹き出される空気の方向が一定しているもので、浴室の乾燥あるいは浴室内の衣類の乾燥に時間がかかるという課題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、循環経路及び除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第1の吹き出し口と、前記第1の吹き出し口から吹き出す空気の方向を調整する風向制御板と、前記循環経路または除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第2の吹き出し口を有するグリルと、循環空気・除湿空気を前記第1の吹き出し口または前記第2の吹き出し口から吹き出すように切り換える開閉ダンパとを備え、前記第2の吹き出し口は、天井壁面乾燥時に天井の壁面に平行に乾燥空気が流れるように送風するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、浴室内の空気を吸気送風する送風ファンと、前記送風ファンが送風する空気が流れる循環加熱手段を有する循環経路と、前記送風ファンが送風する空気が流れる除湿手段を有する除湿経路と、除湿経路の一部に接続して設けた浴室内の空気を屋外に排気する換気経路と、前記循環経路及び前記除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第1の吹き出し口と、前記第1の吹き出し口から吹き出す空気の方向を調整する風向制御板と、前記循環経路または除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第2の吹き出し口を有するグリルと、循環空気・除湿空気を前記第1の吹き出し口または前記第2の吹き出し口から吹き出すように切り換える開閉ダンパとを備え、前記第2の吹き出し口は、天井壁面乾燥時に天井の壁面に平行に乾燥空気が流れるように送風するようにしたものであり、乾燥する衣類の量、乾燥する浴室の形状に応じた運転が可能で、乾燥効率が高く省エネルギで短時間に浴室あるいは浴室内の衣類を乾燥することができる。また、天井壁面乾燥時に天井の壁面に平行に乾燥空気が流れるように送風するので、天井の壁面に付着した水分を効率よく乾燥することができる。
【0008】
請求項に記載した発明は、風向制御板はスイング動作して乾燥空気を第1の吹き出し口より吹き出す運転モードと、スイング動作を停止して乾燥空気を前記第1の吹き出し口より真下の方向に吹き出す運転モードと、前記第1の吹き出し口を閉塞して第2の吹き出し口より空気を吹き出す動作のいずれかに選択可能設けたものであり、衣類の量に適した風向を選択でき、高効率で短時間に浴室あるいは浴室内の衣類を乾燥することができる。また、第1の吹き出し口より真下の方向に吹き出すことにより、乾燥空気を床面に向けて送風されることになり、床面に付着した水分を効率よく乾燥することができる。
【0009】
請求項に記載した発明は、グリルは、第1の吹き出し口の上流側に設けた開閉ダンパを有するものであり、浴室の壁面を効率よく乾燥でき、浴室の乾燥場所に応じた運転モードを備えることができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の構成を示す側断面図、図2は同じく平面断面図である。16・17は第1の送風ファン・第2の送風ファンで、第2の送風ファン17を上に第1の送風ファン16を下にした二段積み状態で互いに固着され、1個のモータ18によって駆動されている。第2の送風ファン17の周囲は、カバー36によって覆っている。第1の送風ファン16・第2の送風ファン17が送風する空気は、循環経路24と、除湿経路32と、図2に示している換気経路33と再生経路34を流れる。
【0011】
除湿経路32は、除湿風胴25と、除湿風胴25の底部に配置している基板19とによって構成している。除湿経路32中には、換気除湿切換ダンパ28と再生加熱手段27と除湿手段を構成する吸着剤26と除湿再生切換ダンパ29と吹き出し口23とを設けている。換気除湿切り換えダンパ28は、図2に示しているように、第2の送風ファン17が送風する浴室内の空気を、吸着剤26側と換気経路33側とに切り換えて送風している。すなわち、a側またはb側となるように風路を調整する。前記ダンパ28をb側としたときは、除湿経路32を閉塞し、第2の送風ファン17が送風する空気を直接排気口31に導いて、図4に示しているように排気ダクト60から屋外に排気するものである。
【0012】
すなわち、換気除湿切り換えダンパ28は、換気経路33を構成するものである。また、吸着剤26としては、本実施例では、ゼオライトあるいはシリカゲル等を用いている。再生用加熱手段27としては、ニクロムヒータ・シーズヒータ・PTCヒータ等を使用している。換気除湿切り換えダンパ28は吸着剤26の上流側に、除湿再生切換ダンパ29は、吸着剤26の下流側に配置している。
【0013】
また、換気除湿切換ダンパ28は駆動モータ28aによって、除湿再生切換ダンパ29は、図2に示しているように、駆動モータ29aによって駆動されている。すなわち、第2の送風ファン17が送風する浴室内の空気を、c側またはd側となるように切り換えて送風している。c側を閉じるようにしている場合には、第2の送風ファン17が送風する空気は、図1に示している吹き出し口23から浴室14内に送風される。d側を閉じるようにしている場合には、第2の送風ファン17が送風する空気は図1に示している再生経路34から排気口31に流れるものである。
【0014】
循環経路24は、循環風胴20と基板19とによって構成している。循環経路24中には、循環加熱手段21と前記吹き出し口23とを設けている。吹き出し口23は、前記除湿経路32を流れた空気または循環経路24を流れた空気を浴室14内に吹き出しているものである。吹き出し口23は、除湿経路32または循環経路24を流れた空気を浴室14内に吹き出している。前記基板19は、図2に示しているように、第2の吸気口35を複数箇所に有している。第2の吸気口35は、前記カバー36と共同して、第1の吸気口22から吸気した空気を第2の送風ファン17に供給している。
【0015】
また50は、前記各部を取り付けている壁面を覆って設けたグリルで、前記第1の吸気口22と、吹き出し口23を有している。第1の吸気口22の上部には、前記第1の送風ファン16・第2の送風ファン17を設けている。従って第1の吸気口22は、浴室内の空気を吸気している。吹き出し口23は、前記しているように、除湿経路32または循環経路24を流れた乾燥空気を浴室14内に吹き出している。吹き出し口23には、吹き出し空気の方向を制御する風向制御手段を設けている。
【0016】
風向制御手段37は、図3に示している構成としている。すなわち、モータ38と、モータ38の回転運動を往復直線運動に変換するリンク機構を構成する第1の支持部材39と、第2の支持部材40と、第3の支持部材40aと、複数枚の風向制御板37aとによって構成している。第1の支持部材39は、モータ38に接続してあり、モータ38の回転運動を第2の支持部材40に伝達している。従って第2の支持部材40は、モータ38の回転運動を受けて往復直線運動しているものである。第2の支持部材40は、複数枚の第3の支持部材40aを回転自在に軸支している。また、個々の第3の支持部材40aは風向制御板37aを同様に回転自在に軸支しているものである。
【0017】
従ってモータ38が回転すると、第2の支持部材40が往復直線運動を行い、同時に第3の支持部材40aが左右にスイング運動を行うものである。第3の支持部材40aのスイング運動によって、第3の支持部材40aに軸支している風向制御板37aもスイング運動を行うものである。このとき、検知手段41は風向制御板37aの垂直状態を検知しており、この検知情報を制御手段42に伝達しているものである。制御手段42は、検知手段41の検知情報と、使用者が図示してないコントローラを使用して指示した条件に応じて、モータ18・循環加熱手段21・再生加熱手段27・駆動モータ28a・駆動モータ29a・モータ38を制御しているものである。
【0018】
図4は、本実施例の浴室乾燥機を浴室内に取り付けている状態を示す説明図で、図5は同じく浴室乾燥機を下方から見た斜視図である。図4に示している状態は、浴室14内に多量の衣類を吊り下げている状態を示している。43は吊り下げポールで、浴室14の壁面に取り付けており、衣類44を吊り下げている。前記吊り下げポール43は、図5に示しているように、浴室乾燥機15の吹き出し口23の下方に、前記風向制御板37aのスイング動作による幅広い空気の流れと平行に取り付けているものである。
【0019】
以下本実施例の動作について説明する。使用者がコントローラを使用して衣類の乾燥を指示すると、制御手段42が動作を開始する。このとき、本実施例では使用者は浴室14に干している衣類の量を判断して、例えば図4に示している程度の衣類44の量の場合には、多としてコントローラを駆動する。制御手段42は、コントローラから衣類の量が多であることを示す信号を受けると、風向制御板37aをスイングする動作と、循環運転と、除湿運転とを実行する。すなわち、モータ18と、循環加熱手段21と、駆動モータ28aと、駆動モータ29aと、モータ38と、必要に応じて再生加熱手段27とを駆動する。
【0020】
モータ18が回転を開始すると、第1の送風ファン16と第2の送風ファン17が同時に回転する。第1の送風ファン16と第2の送風ファン17の回転によって、浴室14内の空気は、第1の吸気口22から吸気される。第1の吸気口22から吸気された浴室内の空気は、第1の送風ファン16に、また一部は第2の吸気口35から第2の送風ファン17に供給される。第1の送風ファン16が送風する空気は、循環経路24を流れて、循環加熱手段21による発熱で加熱され、温風となって吹き出し口23から浴室14内に送風される。このとき、制御手段42は、駆動モータ28aを換気風路切り換えダンパ28が図2に示しているようにb側を開放するように制御している。また駆動モータ29aを、除湿再生切換ダンパ29がd側を開放するように制御している。
【0021】
このため、第2の送風ファン17が送風する空気は、除湿経路32を流れて吹き出し口23より浴室14内に送風される。除湿経路32には吸着剤26を配置している。このため、除湿経路32を流れる多湿の空気は吸着剤26と接触して除湿される。つまり、吸着剤26は空気中の水分を吸着する。従って、吹き出し口23からは水分が吸着され乾燥した空気が浴室14内に吹き出されるものである。前記吸着剤26の水分吸着量には限界があり、除湿運転で吸湿を続けると吸着剤26の活性が低下する。このため、制御手段42は、所定時間が経過すると吸着剤26を活性化する再生工程を実行する。
【0022】
再生工程では、制御手段42は駆動モータ29aを駆動して、図2に示しているd側を閉じるように、また再生加熱手段27を通電するように制御する。このため、第2の送風ファン17が送風する空気は再生加熱手段27によって加熱されて高温となって吸着剤26と接触する。このため吸着剤26は、吸着していた大量の水分を放出して再び活性化する。この水分は、除湿再生切り換えダンパ29がd側となっているため、再生経路34を流れて排気口31から排気される。すなわち、図4に示しているように、排気ダクト60から屋外に排気されるものである。本実施例の制御手段42は、除湿運転では必ず、前記吸着剤26による吸着運転と、吸着剤26を活性化する再生運転とを組み合わせて実行するものである。
【0023】
循環経路24を流れる温風及び除湿経路32を流れる乾燥空気は、吹き出し口23から広角度にスイングされる状態で吹き出される。すなわち、前記したようにコントローラからの指示が衣類44の量を多とする信号であるため、制御手段42が風向制御板37aをスイングさせるように、図3に示しているモータ38を駆動しているためである。実際には、風向制御板37aは、図3に示しているaからbまでをスイングされながら往復運動しているものである。従って、吹き出し口23からは広角度でスイングされている乾燥空気が送風されるものである。このため、浴室14に吊り下げられている衣類44には、ムラ無く送風された乾燥空気が接触するものである。即ち、衣類44は効果的に乾燥されるものである。
【0024】
衣類44の量が少量である場合には、使用者は図4に示している衣類44を吹き出し口23に対面した位置、つまり真下に吊り下げる。使用者がコントローラを使用して少量の衣類の乾燥を指示すると、制御手段42は循環運転と除湿運転と少量の場合に適応した風向制御手段の制御を実行する。すなわち、この場合には、風向制御板37aのスイング動作は実行しないで、検知手段41が検知している垂直状態で停止させているものである。つまり、図3に示している位置cで停止させているものである。このため、吹き出し口23から吹き出される乾燥空気は、吹き出し口23の真下の方向となる。従って、少量の衣類44には常時乾燥空気が接触するものである。このため、浴室14内の衣類44は効率的に乾燥されるものである。
【0025】
また、使用者がコントローラによって浴室14の乾燥を指示すると、制御手段42は風向制御板37aをスイングさせながら、循環運転と除湿運転を実行する。つまり、すなわち、モータ18と、循環加熱手段21と、駆動モータ28aと、駆動モータ29aと、モータ38と、必要に応じて再生加熱手段27とを駆動するものである。こうして、前記同様に、浴室14内を効率的に乾燥するものである。
【0026】
また本実施例では使用者は必要に応じて弱乾燥を指示することもできる。この場合は制御手段42は、換気運転を実行するものである。すなわち、駆動モータ28aを駆動して換気除湿切り換えダンパ28を図2に示しているようにb側とするものである。従って、第2の送風ファン17は、第1の吸気口22から吸気した浴室14内の空気を、換気経路33から排気口31・排気ダクト60から屋外に排気するものである。この換気運転によって、図4に示しているように、洗面所側の空気、すなわち低湿の空気が浴室14内に侵入して、浴室14の空気と入れ替わるものである。この弱乾燥によっても、例えば乾燥季節時には、浴室内にカビが発生することを十分防止できるものである。
【0027】
以上のように本実施例によれば、循環経路24または除湿経路32を通過した後の乾燥空気を浴室14内に吹き出す吹き出し口23に、吹き出し空気の風向を調整する風向制御手段37を装備し、衣類の量に応じて風向制御板37aをスイングさせるまたは直下の風向に固定するようにして、衣類を或いは浴室を効率よく仮想する浴室乾燥機を実現しているものである。
【0028】
(実施例2)
続いて本発明の第2の実施例について説明する。図6は、本実施例の浴室乾燥機に使用している風向制御手段37の動作を示す説明図である。本実施例では角度制御手段45を使用している。角度制御手段45は、風向制御板37aが直下状態であることを検知する検知手段41の検知情報と、制御手段42からの指示に基づいて動作する。つまり、検知手段41の検知位置を基準にして、モータ38を正逆転する1サイクルの運転時間を調整しているものである。すなわち、風向制御板37aのスイング角度を自由に制御しているものである。
【0029】
以下本実施例の動作について説明する。本実施例では、風向制御板37aのスイング角度を自由に設定できる角度制御手段45を使用している。このため、第1の実施例で説明したように少量の衣類44を乾燥する場合にも、風向制御板37aを狭い角度でスイングすることが可能となっているものである。つまり、本実施例では衣類の量の分類を多少だけではなく、より細かく分類できるものである。
【0030】
このため本実施例によれば、吹き出し口23から吹き出す乾燥空気のスイング角度を角度制御手段45によってきめ細かく設定でき、従って乾燥する衣類の量に適した乾燥空気を送風でき、乾燥効率の高い浴室乾燥機を実現するものである。
【0031】
(実施例3)
続いて本発明の第3の実施例について説明する。図7は本実施例の構成を示す側断面図である。本実施例では、循環空気・除湿空気を浴室14に吹き出す第1の吹き出し口23aと、風路51と、第2の吹き出し口52とを備えている。第2の吹き出し口52は、壁面から下を覆っているグリル50の端部に設けた風路51に備えているものである。第1の吹き出し口23aには、開閉ダンパ53と風向制御手段を設けている。開閉ダンパ53は、第1の吹き出し口23aの上流側に設けており、図8(a)・図8(b)に示しているように、循環空気・除湿空気を第1の吹き出し口23aまたは第2の吹き出し口52から吹き出すように切り換えるものである。前記風向制御手段は、図9に示す構成となっている。すなわち、駆動源であるモータ38と、モータ38の回転運動を往復直線運動に変換するリンク機構と、検知手段41と、着脱機構55によって構成しているものである。前記リンク機構は、モータ38に取り付けている第1の支持部材39と、第1の支持部材39に軸支している第2の支持部材40と、第2の支持部材40に軸支している第3の支持部材54とによって構成している。第3の支持部材54には風向制御板37aを軸支しているものである。
【0032】
以上の構成で、風向制御手段を構成する風向制御板37aは、モータ38の回転によってスイング運動を行うものである。つまり、モータ38の回転運動をリンク機構によって往復直線運動に変換し、リンク機構を構成する第2の支持部材40の往復直線運動によって、第3の支持部材54がスイング運動し、第3の支持部材54に軸支している風向制御板37aがスイング運動を行うものである。実際には、モータ38が図9に示している点Aと点Bとの間を往復回転すると、風向制御板37aは点aと点bの間をスイング運動するものである。このとき、モータ38の動作の中間点である点Cでは、風向制御板37aの位置は点cとなり、直下方向となるものである。
【0033】
前記着脱機構55は、第2の支持部材40に軸支している鈎形部材によって構成している。鈎型部材が構成する鈎部は、風向制御板37aがスイング運動するときに開閉ダンパ53の一部に設けたツメ53aに係合するものである。尚、着脱機構55は図示していないバネ等によってツメ53a側に、つまり反時計方向側に付勢されている。
【0034】
以上の構成で、モータ38を図10に示す点Dまで回転させると、風向制御板37aは第1の吹き出し口23aを閉塞する。更に、図11に示しているようにモータ38を反時計方向に回転させると、リンク機構を構成する第1の支持部材39は、着脱機構55を時計回りに回動させる。このため着脱機構55は、ツメ53aから脱離する。従って、開閉ダンパ53は、循環空気・除湿空気の空気圧力によって開くものである。このため、乾燥空気は風路51を流れて第2の吹き出し口52より吹き出す。第2の吹き出し口52から吹き出した乾燥空気は、取付面に対して平行に流れるものである。着脱機構55とツメ53aとを元の状態に係合するためには、第1の送風ファン16、第2の送風ファン17の回転を停止した後、前記モータ38を時計回り方向に回転させる。
【0035】
なお図7に示している56は、風向制御板37の角度を記憶する位置記憶手段である。位置記憶手段56は、使用者が決定した風向制御板37の角度を記憶するものである。
【0036】
以下本実施例の動作について説明する。使用者がコントローラを使用して衣類の乾燥を指示すると、制御手段42は風向制御板37のスイング運転と、循環運転と除湿運転とを実行する。すなわち、モータ18と、循環加熱手段21と、駆動モータ28aと、駆動モータ29aと、モータ38と、必要に応じて再生加熱手段27とを駆動する。このため、図8(a)に示しているように、第1の吹き出し口23aから乾燥空気がスイングされながら吹き出すものである。この乾燥空気は、浴室内の衣類と接触して、衣類の乾燥が進行する。衣類から蒸発した水分は、吸着剤26による除湿によって浴室14の外に排出される。このとき、前記実施例2で説明したように、風向制御板37のスイング運転の角度は、衣類の量に応じたものとでき、また少量の衣類を乾燥する場合は、風向制御板37を垂直方向とすることによって、効率の良い衣類乾燥ができるものである。
【0037】
また使用者が浴室14内の乾燥を指示するときには、本実施例では特に乾燥したい場所を指定できるものである。例えば、天井壁面が乾燥したいときには、使用者がコントローラを使用して、天井の壁面を指定できるものである。この指示によって、本実施例の浴室乾燥機は、図8(b)に示しているように第2の吹き出し口52から乾燥空気を送風するものである。送風された乾燥空気は天井の壁面に平行に流れるものであり、従って天井の壁面に付着した水分は効率よく乾燥できるものである。また使用者がコントローラを使用して、浴室14の床面を指示したときには、本実施例の制御手段42は風向制御板37を垂直方向に制御するものである。従って乾燥空気は床面に向けて送風されることになり、床面に付着した水分は効率よく乾燥されるものである。
【0038】
また本実施例では、乾燥空気の吹き出し口を第1の吹き出し口23aまたは第2の吹き出し口52に自由に切り替えることが可能となっている。つまり、必要に応じて開閉ダンパ53を使用することによって、前記切替が簡単に確実に出来るものである。第2の吹き出し口52を設けている風路51は、グリル50の周囲を利用して構成しているため、風路面積を大きく採ることが出来る。従って圧力損失の少ない風路構成が可能であり、小型のファンを使用しても大風量が得られる。
【0039】
また本実施例では、浴室14を乾燥するときに自由に乾燥空気の風向を調整できるものである。従って、浴室14のコーナ部等の乾燥しにくい場所を狙って乾燥空気を送風することが出来る。また、位置記憶手段56が、使用者が設定した風向制御板37の角度を記憶しているため、使用者が使用の都度風向制御板37の角度を設定する必要はないものである。つまり本実施例によれば使い勝手の良い浴室乾燥機を実現できるものである。
【0040】
【発明の効果】
請求項に記載した発明は、浴室内の空気を吸気送風する送風ファンと、前記送風ファンが送風する空気が流れる循環加熱手段を有する循環経路と、前記送風ファンが送風する空気が流れる除湿手段を有する除湿経路と、除湿経路の一部に接続して設けた浴室内の空気を屋外に排気する換気経路と、前記循環経路及び前記除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第1の吹き出し口と、前記第1の吹き出し口から吹き出す空気の方向を調整する風向制御板と、前記循環経路または除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第2の吹き出し口を有するグリルと、循環空気・除湿空気を前記第1の吹き出し口または前記第2の吹き出し口から吹き出すように切り換える開閉ダンパとを備え、前記第2の吹き出し口は、天井壁面乾燥時に天井の壁面に平行に乾燥空気が流れるように送風するようにしたから、乾燥する衣類の量、乾燥する浴室の形状に応じた運転が可能で、乾燥効率が高く省エネルギで短時間に浴室あるいは浴室内の衣類を乾燥することができるとともに、天井の壁面に付着した水分を効率よく乾燥することができる。
【0041】
請求項に記載した発明は、風向制御板はスイング動作して乾燥空気を第1の吹き出し口より吹き出す運転モードと、スイング動作を停止して乾燥空気を前記第1の吹き出し口より真下の方向に吹き出す運転モードと、前記第1の吹き出し口を閉塞して第2の吹き出し口より空気を吹き出す動作のいずれかに選択可能設けたから、衣類の量に適した風向を選択でき、高効率で短時間に浴室をあるいは浴室内の衣類を乾燥することができる。また、乾燥空気を第1の吹き出し口より真下の方向に吹き出すことにより、床面の水分を効率よく乾燥することができる。
【0042】
請求項に記載した発明は、グリルは、第1の吹き出し口の上流側に設けた開閉ダンパを有するから、浴室の壁面を効率よく乾燥でき、浴室の乾燥場所に応じた運転モードを備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である浴室乾燥機の構成を示す断面図
【図2】 同、浴室乾燥機を下方から見た平面断面図
【図3】 同、浴室乾燥機の風向制御手段の構成を説明する側面図
【図4】 同、浴室乾燥機を浴室に配置している状態を示す説明図
【図5】 同、浴室乾燥機の外観を示す斜視図
【図6】 本発明の第2の実施例である浴室乾燥機に使用している風向制御板の構成を示す側面図
【図7】 本発明の第3の実施例である浴室乾燥機の構成を示す断面図
【図8】 (a)同、開閉ダンパが第2の吹き出し口を閉じている状態を説明する断面図
(b)同、開閉ダンパが第2の吹き出し口を開いている状態を説明する断面図
【図9】 同、風向制御手段の構成を示す側面図
【図10】 同、風向制御手段の動作を説明する側面図
【図11】 同、風向制御手段の動作を説明する側面図
【図12】 従来の浴室乾燥機の構成を示す平面図
【図13】 同、浴室乾燥機の構成を示す断面図
【符号の説明】
16 第1の送風ファン
17 第2の送風ファン
21 循環加熱手段
23 吹き出し口
23a 第1の吹き出し口
24 循環経路
26 吸着剤
32 除湿経路
33 換気経路
37 風向制御手段
37a 風向制御板
38 モータ
39 第1の支持部材
40 第2の支持部材
40a 第3の支持部材
41 検知手段
45 角度制御手段
50 グリル
52 第2の吹き出し口
53 開閉ダンパ
55 着脱機構
56 位置記憶手段
60 排気ダクト

Claims (3)

  1. 浴室内の空気を吸気送風する送風ファンと、前記送風ファンが送風する空気が流れる循環加熱手段を有する循環経路と、前記送風ファンが送風する空気が流れる除湿手段を有する除湿経路と、除湿経路の一部に接続して設けた浴室内の空気を屋外に排気する換気経路と、前記循環経路及び前記除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第1の吹き出し口と、前記第1の吹き出し口から吹き出す空気の方向を調整する風向制御板と、前記循環経路または除湿経路を通過した後の空気を浴室内に吹き出す第2の吹き出し口を有するグリルと、循環空気・除湿空気を前記第1の吹き出し口または前記第2の吹き出し口から吹き出すように切り換える開閉ダンパとを備え、前記第2の吹き出し口は、天井壁面乾燥時に天井の壁面に平行に乾燥空気が流れるように送風するようにした浴室乾燥機。
  2. 向制御板はスイング動作して乾燥空気を第1の吹き出し口より吹き出す運転モードと、スイング動作を停止して乾燥空気を前記第1の吹き出し口より真下の方向に吹き出す運転モードと、前記第1の吹き出し口を閉塞して第2の吹き出し口より空気を吹き出す動作のいずれかに選択可能設けた請求項1記載の浴室乾燥機。
  3. グリルは、第1の吹き出し口の上流側に設けた開閉ダンパを有する請求項1または2記載浴室乾燥機。
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