JP6689182B2 - 靴紐及び靴 - Google Patents

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Description

本発明は、結ばなくても靴の足甲部の緊締状態を保持することができる靴紐及びこの靴紐を具備する靴に関するものである。
従来、この種の靴紐として、例えば特許文献1に開示されるようなもの(以下、従来例という)がある。
この従来例は、間隔をあけて繰返し配置され、自身に加えられる軸方向張力の大小によって径の大きさが変化するこぶを有する伸縮性素材からなるチューブ状ひも本体と、ひも本体のチューブ構造によって構成される中心の管部分に非伸縮性素材からなり、こぶのコアを構成し、こぶの径変化に応じたこぶ両端距離の変化に追随するようにこぶ対応部分にて丸められた中心ひもとで構成されており、軸方向張力を加えてこぶの径が小さくなるよう収縮させ、この状態でひもをひも孔に通し、ひも孔への通しが終えたらひもに加えた軸方向張力を弱めてこぶの径が大きくなるように膨張させ、このこぶが膨張することでひも孔にひっかかり、ひもを結ぶ作業を経ることなく固定効果(ひもを結んだ際の締め上げ保持効果)が得られることを可能としたものである。
よって、例えば、この従来例を靴紐として用いた場合、各ひも孔にこぶが係止して走るなどの運動をしても締め付け力が緩まず、靴が足にしっかりとフィットした状態が保持される効果が発揮される。
特許第5079926号公報
しかしながら、この従来例を靴紐として用いた場合、紐全体に形成される多数のこぶを足甲部に設けられた多数のひも孔に対してほぼ全て通過させなければならず、紐通し作業が非常に厄介なものとなってしまう。
また、締め付け状態を調整する際も、同様に一々全てのこぶを移動させなければならず、簡単に締め付け具合を調整することができない不便さがあった。
本発明は、このような従来例の問題を解決し、結ぶことをしなくても靴の足甲部の締め付け状態を保持することができる靴紐において、紐通し作業や締め付け具合調整作業を容易に行うことができる実用性に優れた靴紐を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
靴本体部1の足甲部2を緊締するための靴紐であって、伸縮性素材の管状紐本体10と、この管状紐本体10内に挿通配設される非伸縮性素材の内部紐体11とからなり、長手方向両側部の夫々に前記足甲部2の左右に設けられている紐通し孔3の孔径よりも大径に形成される伸縮性を有する大径こぶ部4が間隔をおいて多数並設されてなる大径こぶ領域部6が設けられ、この長手方向両側部の夫々に設けられた前記大径こぶ領域部6の間に前記紐通し孔3の孔径よりも小径に形成され、そのままの状態で前記紐通し孔3を通過することができる伸縮性を有する小径こぶ部5が間隔をおいて多数並設されてなる小径こぶ領域部7が設けられており、前記大径こぶ部4は、前記管状紐本体10に形成される大径こぶ形成膨出形状部8内に大径こぶ芯部12を形成するように前記内部紐体11が弛み状態で配設され、且つ前記大径こぶ形成膨出形状部8の両端部と前記大径こぶ芯部12の両端部とが固着されてなり、引っ張り操作により前記大径こぶ形成膨出形状部8が伸長すると共にこの大径こぶ形成膨出形状部8内に配設される弛み状態の前記内部紐体11が張設状態になり、この内部紐体11が張設状態になることでこの大径こぶ部4の伸長が制限されるように構成され、前記小径こぶ部5は、前記管状紐本体10に形成される小径こぶ形成膨出形状部9内に小径こぶ芯部13を形成するように前記内部紐体11が弛み状態で配設され、且つ前記小径こぶ形成膨出形状部9の両端部と前記小径こぶ芯部13の両端部とが固着されてなり、引っ張り操作により前記小径こぶ形成膨出形状部9が伸長すると共にこの小径こぶ形成膨出形状部9内に配設される弛み状態の前記内部紐体11が張設状態になり、この内部紐体11が張設状態になることでこの小径こぶ部5の伸長が制限されるように構成され、前記大径こぶ部4が、前記靴紐14の長手方向に引っ張り操作されることで伸長小径化変形して前記紐通し孔3を通過することが可能な形状となり、前記引っ張り操作が解除されると元の前記紐通し孔3を通過することができない大径なこぶ形状に復元するように構成されていて、引っ張り操作により前記大径こぶ部4を伸長小径化変形させながら前記靴本体部1の前記紐通し孔3に通過させて締め上げた後、前記引っ張り操作をやめて伸長小径化変形させた前記大径こぶ部4を前記紐通し孔3を通過することができない元の前記紐通し孔3よりも大径なこぶ形状の大径こぶ部4に復元させることで、この復元した大径こぶ部4が前記紐通し孔3に係止して締め上げ状態が保持され、紐通し孔3から引き出された先端部同士を結ばなくても前記靴本体部1の緊締状態が保持されると共に、前記小径こぶ部5は、紐通し孔3を自在に通過移動して前記足甲部2に対する緊締具合が自然調整されるように構成されていることを特徴とする靴紐に係るものである。
また、長手方向両側部に設けられる前記大径こぶ領域部6は、夫々、伸縮性を有す前記大径こぶ部4と非伸縮性の大径こぶ連結部16とが交互に連続して配置されてなり、この大径こぶ領域部6間に設けられる前記小径こぶ領域部7は、伸縮性を有する前記小径こぶ部5と非伸縮性の小径こぶ連結部17とが交互に連続して配置されて成る構成とされていることを特徴とする請求項1記載の靴紐に係るものである。
また、長手方向両側部に設けられる前記大径こぶ領域部6は、夫々、靴紐全長の約1/4の長さに設定されており、この大径こぶ領域部6間に設けられる前記小径こぶ領域部7は、靴紐全長の約1/2の長さに設定されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の靴紐に係るものである。
また、靴本体部1と、請求項1〜3のいずれか1項に記載の靴紐14とで構成されることを特徴とする靴に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、引っ張り操作により伸長小径化変形させて紐通し孔を通過させる大径こぶ部が従来例よりも少ないので、紐通し作業や締め付け具合調整作業が従来例に比べて容易になる。
更に、本発明は、足甲部に挿通配設した状態では、従来例よりも見た目がすっきりして体裁が良くなる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す正面図である。 本実施例の靴紐を示す正面図である。 (a)本実施例の靴紐の通常状態を示す説明正面図である。(b)本実施例の靴紐が伸長小径化変形している状態を示す説明正面図である。 (a)本実施例の靴紐の通常状態における内部紐体の状態を示す説明断面図である。(b)本実施例の靴紐が伸長小径化変形している状態における内部紐体の状態を示す説明断面図である。 本実施例の使用状態(靴紐締め上げ状態)を示す説明図である。 本実施例の使用状態(靴紐締め上げ解除後の状態)を示す説明図である。 本実施例の大径こぶ部の紐通し孔挿通時の状態を示す説明図である。 本実施例の大径こぶ部の紐通し孔挿通後の状態を示す説明図である。 本実施例の小径こぶ部の紐通し孔挿通時の状態を示す説明図である。 本実施例の靴紐の靴紐自由先端部を靴紐先端係止部に挿通配設する状態を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、手で引っ張り操作しながら大径こぶ部4を伸長小径化変形させ、靴本体部1の足甲部2の左右に夫々並設される複数の紐通し孔3に左右交互に挿通してこの足甲部2に交差状に引き回し配設し、最後の紐通し孔3を通過させた靴紐14の先端部側を引っ張り操作して締め上げた後、この引っ張り操作をやめると大径こぶ部4の伸長小径化変形が解除され、大径こぶ部4が元の紐通し孔3を通過することができない紐通し孔3よりも大径な形状に復元されて、戻り移動作用が生じた場合、この大径こぶ部4が紐通し孔3の周縁部に係止して戻り移動が阻止され、締め上げ状態が保持されるので、結ぶことが不要となる靴紐となる。
また、この紐通し孔3への紐通し作業の際、本発明の靴紐14は、長手方向両側部、言い換えると、靴紐14の各靴紐先端部15から夫々所定長さ領域にだけそのままの状態では紐通し孔3を通過することができず引っ張り操作により張力が付与されて伸長縮小化変形することで紐通し孔3を通過することができる大径こぶ部4が配置され、それ以外の領域はそのままの状態で紐通し孔3を通過することができる小径こぶ部5が配置される構成とされているので、一々引っ張り操作により伸長縮小化変形させながら紐通し孔3を通過させる大径こぶ部4の数が従来例に比べて少なく、よって、従来例に比べて紐通し作業が容易になる。
また更に、本発明の靴紐14は、靴本体部1の足甲部2の通し配設した状態において、足甲部2の上側(履き口側)に、例えば足甲部2の左右に並設される紐通し孔3の最も履き口側に位置する最後の紐通し孔3だけ、若しくはこの最後の紐通し孔3とその一つ手前の紐通し孔3とだけに、大径こぶ部4が複数並設される大径こぶ領域部6が挿通配設され、足甲部2の下側(靴先側)に、例えば前述した最後の紐通し孔3以外の紐通し孔3、若しくは最後の紐通し孔3とその一つ手前の紐通し孔3以外の紐通し孔3に、小径こぶ部5が複数並設される小径こぶ領域部7が挿通配設される状態となるので、締め付け具合を調整する際、この足甲部2の上側に位置する大径こぶ領域部6を移動させる際だけ引っ張り操作を要し、小径こぶ領域部7を移動させる際は、従来の一般的な靴紐を移動させるのと同様の通常紐通し操作でよいので、靴紐全体にこぶ(本発明の大径こぶ部4に相当)がある従来例に比べて締め付け具合の調整が容易になり、しかも、足甲部2における大径こぶ部4の数が少ないので、従来例よりも見た目がすっきりして体裁が良くなる。尚、本発明に対して、引っ張り操作するとは、そのままの状態では紐通し孔3を通過できない大径こぶ部4を、紐通し孔3を通過することができる小径状態に伸長小径化変形させる強い力(大きな力)で引っ張ることを意味し、通常紐通し引き操作とは、そのままの状態で紐通し孔3を通過することができる小径こぶ部5を紐通し孔3に通過させる操作、言い換えると、従来の一般的な靴紐のように紐通し孔3を通過させるために特に強い力を加えることなく普通に引っ張ることを意味する。
また、本発明の靴紐14は、各大径こぶ部4及び各小径こぶ部5は夫々伸縮性を有するので、靴紐全体に亘って伸縮性を有することとなり、この大径こぶ部4及び小径こぶ部5を伸長状態で足甲部2に挿通配設することで、この大径こぶ部4及び小径こぶ部5に縮退作用が生じ、この縮退作用によって生じる足甲部締め付け付勢により、靴本体部1の足へのフィット感が向上する。
このように、本発明は、従来例における問題が解決され、結ぶことをしなくても靴本体部1の足甲部2の締め付け状態を保持することができる靴紐において、紐通し作業や締め付け具合調整作業を容易に行うことができる実用性に優れた靴紐となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、本発明の靴紐14と、靴本体部1とで構成される靴である。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例の靴紐14は、長手方向両側部に夫々設けられた、靴本体部1の足甲部2の左右に設けられている紐通し孔3の孔径よりも大径な大径こぶ部4が間隔をおいて複数並設されてなる大径こぶ領域部6と、この両側の大径こぶ領域部6の間、即ち、長手方向中央部に設けられた、紐通し孔3の孔径よりも小径な小径こぶ部5が間隔をおいて複数並設されてなる小径こぶ領域部7とから成る構成とされている。
具体的には、大径こぶ部4は、伸縮自在に構成され、非伸縮性の大径こぶ連結部16を介して靴紐14の長手方向に沿って並設されている構成とされ、また、小径こぶ部5は、大径こぶ部4同様、伸縮自在に構成され、非伸縮性の小径こぶ連結部17を介して靴紐14の長手方向に沿って並設されている構成とされている。
即ち、本実施例の靴紐14は、例えば両端部を手で持って引っ張り操作して大径こぶ部4、小径こぶ部5の夫々に張力を付与すると、伸縮自在に構成された複数の大径こぶ部4及び小径こぶ部5が伸長して靴紐全体がゴム紐の様に伸長し、引っ張り操作をやめて張力の付与が解除されると、大径こぶ部4及び小径こぶ部5の夫々が縮退して元の状態に復元する伸縮性を具備した構成とされている。
より具体的には、本実施例の大径こぶ部4は、直径約7mmのほぼ球状に形成されており、靴紐14の長手方向への引っ張り操作により張力が付与されることでラグビーボール様に伸長小径化変形して紐通し孔3を通過することが可能な形状となり、引っ張り操作をやめることで張力が解除されると元の紐通し孔3を通過することができない大径なこぶ形状に復元する構成とされ、また、小径こぶ部5は、直径約4mmの円筒状に形成され、大径こぶ部4同様、靴紐14の長手方向への引っ張り操作により張力が付与されることでこの小径こぶ部5に連設される直径約2mmの紐状の小径こぶ連結部17と同化するように伸長小径化変形し、引っ張り操作をやめることで張力が解除されると元の形状に復元する構成とされている。
また、この大径こぶ部4が複数並設されてなる大径こぶ領域部6は、引っ張り操作により大径こぶ部4を伸長小径化変形させて足甲部2の左右に並設される各紐通し孔3を通過させて締め上げた後、引っ張り操作をやめて伸長小径化変形させた大径こぶ部4を元の紐通し孔3を通過することができない大径なこぶ形状の大径こぶ部4に復元させた際に、この復元された大径こぶ部4が、靴本体部1の足甲部2の左右に並設されている紐通し孔3の最も履き口側に位置する最後の紐通し孔3だけ、若しくはこの最後の紐通し孔3とその一つ手前の紐通し孔3だけに戻り係止する長さに設定され、また、小径こぶ部5が複数並設されて成る小径こぶ領域部7は、足甲部2の左右に並設されている紐通し孔3に左右交互に挿通して交差状に引き回し配設することができる長さに設定されている。
具体的には、本実施例においては、各大径こぶ領域部6は夫々、靴紐全長の約1/4に相当する長さに設定され、また、小径こぶ領域部7は、靴紐全長の約1/2に相当する長さに設定されており、より具体的には、大径こぶ領域部6は、靴紐14を靴本体部1の足甲部2の左右に並設される紐通し孔3に挿通配設して締め上げた際にこの足甲部2の上側、例えば紐通し孔3二つ分くらいの領域に配されるとともに、履き口に最も近い最後の紐通し孔3から引き出される靴紐自由先端部18となり、また、小径こぶ領域部7は、足甲部2の下側(靴先側)から上側(履き口側)にかけてその半分以上の領域に配されるように構成されている。
本実施例の靴紐14について更に具体的に説明すると、本実施例の靴紐14は、長手方向両側部に夫々、大径こぶ部4を形成するための大径こぶ形成膨出形状部8が間隔をおいて複数並設状態に形成されているとともに、長手方向中央部に小径こぶ部5を形成するための小径こぶ形成膨出形状部9が間隔をおいて複数並設状態に形成された伸縮性素材からなる管状紐本体10と、この管状紐本体10内に挿通配設される非伸縮性素材からなる内部紐体11との二つの部材からなる構成とされ、本実施例においては、管状紐本体10は、天然ゴムや合成ゴム等の伸縮性素材(弾性素材)と、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン等の非伸縮性素材との組み合わせにより形成された伸縮性素材からなる構成とされている。
具体的には、本実施例の靴紐14は、管状紐本体10の大径こぶ形成膨出形状部8内に内部紐体11が大径こぶ芯部12を形成するように弛み状態で配設されて大径こぶ部4が形成され、また、管状紐本体10の小径こぶ形成膨出形状部9内に内部紐体11が小径こぶ芯部13を形成するように弛み状態で配設されて小径こぶ部5が形成される構成とされている。
また、本実施例の靴紐14は、この大径こぶ形成膨出形状部8内に配設させる大径こぶ芯部12、及び小径こぶ形成膨出形状部9内に配設される小径こぶ芯部13の夫々が、これら大径こぶ形成膨出形状部8及び小径こぶ形成膨出形状部9、言い換えると大径こぶ部4及び小径こぶ部5の伸長動作を制限する伸長動作制限部材となる構成とされている。
具体的には、大径こぶ芯部12は、両端部が大径こぶ形成膨出形状部8の両端部に固着された構成とされ、また、小径こぶ芯部13は、両端部が小径こぶ形成膨出形状部9の両端部に固着された構成とされ、大径こぶ部4においては、引っ張り操作による張力が付与されると大径こぶ形成膨出形状部8の端部が引っ張られて伸長動作し、この大径こぶ形成膨出形状部8の端部が引っ張られることで内部の弛み状態の大径こぶ芯部12も一緒に引っ張られ、この引っ張り作用により大径こぶ芯部12の弛みがなくなり張設状態になることで伸長動作制限作用が発揮されて大径こぶ形成膨出形状部8のそれ以上の伸長動作が制限(抑止)され、また、小径こぶ部5においては、引っ張り操作による張力が付与されると小径こぶ形成膨出形状部9の端部が引っ張られて伸長動作し、この小径こぶ形成膨出形状部9の端部が引っ張られることで内部の弛み状態の小径こぶ芯部13も一緒に引っ張られ、この引っ張り作用により小径こぶ芯部13の弛みがなくなり張設状態になることで伸長動作制限作用が発揮されて小径こぶ形成膨出形状部9のそれ以上の伸長動作が制限(抑止)される構成とされている。
即ち、本実施例の靴紐14は、引っ張り操作による伸長動作時の伸長量を制限して紐的要素を大きくした構成とすることで、紐通し孔3への挿通作業をし易くすると共に、管状紐本体10を構成する伸縮性素材(弾性素材)の過剰な伸長によるこの伸縮性素材の断裂を防止する構成とされている。
また、本実施例の靴本体部1は、図示するように、一般的なスニーカー形状に構成されているものであり、足甲部2の左右に夫々複数の紐通し孔3が靴先から履き口に向かう方向に沿って並設されている。
また、本実施例の靴本体部1は、左右の側面の夫々に、紐通し孔3に挿通配設した靴紐14の先端部分、即ち、紐通し孔3に挿通配設し履き口側に位置する最後の紐通し孔3を通過させて外方に引き出された靴紐14の靴紐自由先端部18を、この該靴本体部1に係止させるための靴紐先端係止部19が設けられている構成とされている。
具体的には、本実施例の靴紐先端係止部19は、非変形状態の大径こぶ部4は通過することができず、引っ張り操作により伸長小径化変形した大径こぶ部4は通過することができる紐通し孔3とほぼ同等の径寸法に設定された通孔20を有する構成とされている。
即ち、本実施例の靴紐先端係止部19は、大径こぶ部4が紐通し孔3に戻り止め係止する構成と同様、最後の紐通し孔3から引き出された靴紐自由先端部18を手で引っ張り操作してこの靴紐自由先端部18にある大径こぶ部4を伸長小径化変形させてこの靴紐自由先端部18を通孔20に挿通させた後、引っ張り操作をやめて伸長小径化変形した大径こぶ部4をそのままでは通孔20を通過することができない元の状態に復元させることで、靴紐14に戻り移動作用が生じてもこの靴紐自由先端部18の大径こぶ部4が通孔20の周縁部、即ち靴紐先端係止部19に戻り係止して、靴紐14の戻り移動が阻止されるように構成されている。
即ち、本実施例は、最後の紐通し孔3とともにこの靴紐先端係止部19の二箇所で靴紐14の締め上げ状態を保持する二重係止(ダブルロック)構造とされ、締め上げ状態を良好に保持し、靴紐14を結ばなくても靴本体部1の足甲部2の緊締状態が良好に保持される構成とされている。
更に本実施例の靴紐先端係止部19について具体的に説明すると、本実施例の靴紐先端係止部19は、足甲部2の履き口側に位置する最後の紐通し孔3と、この最後の紐通し孔3を挿通する前に靴紐14が挿通された反対側の最後の紐通し孔3の一つ手前の紐通し孔3とを結ぶ紐通し方向延長線上よりも靴本体部1の先端側に設けられる(配置される)構成とされ、具体的には、本実施例においては、最後の紐通し孔3のほぼ真下に設けられている構成とされている。
即ち、本実施例は、最後の紐通し孔3を通過し外方に引き出された靴紐14の靴紐自由先端部18を、最後の紐通し孔3の真下に位置する靴紐先端係止部19の通孔20に挿通することで、最後の紐通し孔3で靴紐14を大きく屈曲させて引き回し方向を変えることで、靴紐14に戻り移動作用が生じた場合、この屈曲部が戻り移動作用に対する抵抗部となって、より戻り移動しにくくなるように構成されている。
また更に、本実施例の靴紐先端係止部19に設けられた通孔20は、靴本体部1の側面に沿う方向に穿孔された構成とされ、最後の紐通し孔3から引き出された靴紐自由先端部18を手で引っ張り操作してこの靴紐自由先端部18にある大径こぶ部4を伸長小径化変形させてこの大径こぶ部4を通孔20に挿通させた後、引っ張り操作をやめて伸長小径化変形した大径こぶ部4をそのままでは通孔20を通過することができない元の状態に復元させると、この通孔20を挿通させた靴紐自由先端部18が靴本体部1の側面に沿設状態に位置決めされるように構成されている。
即ち、本実施例の靴紐先端係止部19は、靴紐14の締め上げ状態を保持する最後の保持部として構成されるとともに、余った靴紐14の靴紐自由先端部18が運動中にバタつかないように所定位置に固定する靴紐端部位置決め部として作用する構成とされている。
以上のように構成される本実施例の作用効果について以下に説明する。
本実施例は、靴紐14を手で引っ張り操作しながら大径こぶ部4を伸長小径化変形させ、靴本体部1の足甲部2の左右に夫々並設される複数の紐通し孔3に左右交互に挿通してこの足甲部2に交差状に引き回し配設し、最後の紐通し孔3を通過させた靴紐14の靴紐自由先端部18を引っ張り操作して締め上げた状態で、更にこの靴紐自由先端部18を靴紐先端係止部19の通孔20に挿通した後、この引っ張り操作をやめると大径こぶ部4の伸長小径化変形が解除され、大径こぶ部4が元の紐通し孔3及び通孔20を通過することができない大径な球状に復元されて、靴紐14に戻り移動作用が生じた場合、最後の紐通し孔3を通過した大径こぶ部4(具体的には、この最後の紐通し孔3の出口側に最も近い大径こぶ部4)がこの最後の紐通し孔3の周縁部(ハトメ部材)に係止するとともに、靴紐先端係止部19の通孔20を通過した大径こぶ部4(具体的には、この通孔20の出口側に最も近い大径こぶ部4)がこの通孔20の周縁部、即ち靴紐先端係止部19に係止して靴紐14の戻り移動が二箇所で阻止され、靴紐14の締め上げ状態が良好に保持されるので、靴紐14を結ばなくても足甲部2の締め付け状態が確実に保持されるので、靴紐14の結びが不要となる。
また、この紐通し孔3への紐通し作業の際、本実施例の靴紐14は、長手方向両側部、言い換えると、靴紐14の各靴紐先端部15から夫々所定長さ領域にだけそのままの状態では紐通し孔3を通過することができず引っ張り操作により張力が付与されて伸長縮小化変形することで紐通し孔3を通過することができる大径こぶ部4が配置され、それ以外の領域はそのままの状態で紐通し孔3を通過することができる小径こぶ部5が配置される構成とされているので、一々引っ張り操作により伸長縮小化変形させながら紐通し孔3を通過させる大径こぶ部4の数が従来例に比べて少なく、よって、従来例に比べて紐通し作業が容易になるとともに、靴紐14の締め付け具合を調整する際も、足甲部2の上側に位置する大径こぶ領域部6を移動させる際だけ引っ張り操作を要し、小径こぶ領域部7を移動させる際は、従来の一般的な靴紐を移動させるのと同様の通常紐通し操作でよいので、靴紐全体にこぶ(本実施例の大径こぶ部4に相当)がある従来例に比べて締め付け具合の調整が容易になり、しかも、足甲部2における大径こぶ部4の数が少ないので、従来例よりも見た目がすっきりして体裁が良くなる。
また、本実施例は、靴紐14の各大径こぶ部4及び各小径こぶ部5は夫々伸縮性を有するので、靴紐全体に亘って伸縮性を有することとなり、この大径こぶ部4及び小径こぶ部5をやや伸長させた状態で足甲部2に挿通配設することで、この大径こぶ部4及び小径こぶ部5に縮退作用が生じ、この縮退作用によって生じる足甲部締め付け付勢により、靴本体部1の足へのフィット感が向上し、しかも、この靴紐全体の伸縮性に加え、小径こぶ部5が紐通し孔3を自在に通過可能なので、この足甲部締め付け付勢の度合い、言い換えると、靴紐14の足甲部2に対する緊締具合が自然調整される。
即ち、足は左右非対称形であるとともに、その足甲頂点には多くの血管が存在し、靴紐で緊締することで血流が阻まれ、歩行や長時間立っていることで足全体がむくみ、ひいてはからだ全体の血流を悪くすることがあるが、本実施例は、上記作用により長時間の歩行や立ち作業でむくみが生じても、このむくみに応じて緊締具合が自然に調整されるので、足甲における血流が阻まれることがなく、この血流悪化による健康被害の発生を防止することができる。
また更に、本実施例は、紐通し孔3を挿通し終えた靴紐14の先端部、即ち靴紐自由先端部18が靴紐先端係止部19に係止されるので、締め上げ保持力を向上させるだけでなく、靴紐自由先端部18が運動中などにバタつかず、体裁も良くなる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 靴本体部
2 足甲部
3 紐通し孔
4 大径こぶ部
5 小径こぶ部
6 大径こぶ領域部
7 小径こぶ領域部
8 大径こぶ形成膨出形状部
9 小径こぶ形成膨出形状部
10 管状紐本体
11 内部紐体
12 大径こぶ芯部
13 小径こぶ芯部
14 靴紐
16 大径こぶ連結部
17 小径こぶ連結部

Claims (4)

  1. 靴本体部の足甲部を緊締するための靴紐であって、伸縮性素材の管状紐本体と、この管状紐本体内に挿通配設される非伸縮性素材の内部紐体とからなり、長手方向両側部の夫々に前記足甲部の左右に設けられている紐通し孔の孔径よりも大径に形成される伸縮性を有する大径こぶ部が間隔をおいて多数並設されてなる大径こぶ領域部が設けられ、この長手方向両側部の夫々に設けられた前記大径こぶ領域部の間に前記紐通し孔の孔径よりも小径に形成され、そのままの状態で前記紐通し孔を通過することができる伸縮性を有する小径こぶ部が間隔をおいて多数並設されてなる小径こぶ領域部が設けられており、前記大径こぶ部は、前記管状紐本体に形成される大径こぶ形成膨出形状部内に大径こぶ芯部を形成するように前記内部紐体が弛み状態で配設され、且つ前記大径こぶ形成膨出形状部の両端部と前記大径こぶ芯部の両端部とが固着されてなり、引っ張り操作により前記大径こぶ形成膨出形状部が伸長すると共にこの大径こぶ形成膨出形状部内に配設される弛み状態の前記内部紐体が張設状態になり、この内部紐体が張設状態になることでこの大径こぶ部の伸長が制限されるように構成され、前記小径こぶ部は、前記管状紐本体に形成される小径こぶ形成膨出形状部内に小径こぶ芯部を形成するように前記内部紐体が弛み状態で配設され、且つ前記小径こぶ形成膨出形状部の両端部と前記小径こぶ芯部の両端部とが固着されてなり、引っ張り操作により前記小径こぶ形成膨出形状部が伸長すると共にこの小径こぶ形成膨出形状部内に配設される弛み状態の前記内部紐体が張設状態になり、この内部紐体が張設状態になることでこの小径こぶ部の伸長が制限されるように構成され、前記大径こぶ部が、前記靴紐の長手方向に引っ張り操作されることで伸長小径化変形して前記紐通し孔を通過することが可能な形状となり、前記引っ張り操作が解除されると元の前記紐通し孔を通過することができない大径なこぶ形状に復元するように構成されていて、引っ張り操作により前記大径こぶ部を伸長小径化変形させながら前記靴本体部の前記紐通し孔に通過させて締め上げた後、前記引っ張り操作をやめて伸長小径化変形させた前記大径こぶ部を前記紐通し孔を通過することができない元の前記紐通し孔よりも大径なこぶ形状の大径こぶ部に復元させることで、この復元した大径こぶ部が前記紐通し孔3に係止して締め上げ状態が保持され、紐通し孔から引き出された先端部同士を結ばなくても前記靴本体部の緊締状態が保持されると共に、前記小径こぶ部は、紐通し孔を自在に通過移動して前記足甲部に対する緊締具合が自然調整されるように構成されていることを特徴とする靴紐。
  2. 長手方向両側部に設けられる前記大径こぶ領域部は、夫々、伸縮性を有す前記大径こぶ部と非伸縮性の大径こぶ連結部とが交互に連続して配置されてなり、この大径こぶ領域部間に設けられる前記小径こぶ領域部は、伸縮性を有する前記小径こぶ部と非伸縮性の小径こぶ連結部とが交互に連続して配置されて成る構成とされていることを特徴とする請求項1記載の靴紐。
  3. 長手方向両側部に設けられる前記大径こぶ領域部は、夫々、靴紐全長の約1/4の長さに設定されており、この大径こぶ領域部間に設けられる前記小径こぶ領域部は、靴紐全長の約1/2の長さに設定されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の靴紐。
  4. 靴本体部1と、請求項1〜3のいずれか1項に記載の靴紐とで構成されることを特徴とする靴。
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