JP2022047573A - 靴紐 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)形状保持機能を有するプラスチック線材は、芯材が極細の複数本又は編み込み繊維材で形成されていることによって、靴紐の緩み時に発生する折り曲げ応力(戻り角度が20度以下)によって緊締保持力が針金などの金属性の塑性線材と比較して略二分の一(メーカー性能比較表から)と大きく劣る。
(2)形状保持機能を有する芯材が結び目を可能とする折り曲げ応力内(戻り角度が20度以下)で設定されているため、紐靴の紐穴列毎の緊締状態がその戻り角度の影響を受けて維持されない。
(3)使用時において靴紐に緊締開放負荷が作用した場合、塑性プラスチック線材を変形させた状態を保つ形状保持機能が困難となる。
(4)塑性プラスチック線材の使用用途としては、塑性復元力から形状保持力を差程必要としない結束材やマスクの鼻当て部分に使われているに過ぎない。
(1)靴紐が、紐穴に挿通されて一部が折り曲げられることによって緊締状態が維持される戻り角度が生じない所定の長さと太さを有するパイプ状の塑性金属素材で形成されることで、靴紐の緩みによる緊締保持力が塑性プラスチック線材と比較して略二倍以上と大きく勝る。
(2)塑性金属素材で形成される靴紐の戻り角が生じない性質を利用することによって結び目を必要としなくなるため、確実に緊締効果が維持されると共に、靴紐の両端が紐靴の内面に収納されて使用時において解けにくい。
(3)常温で緊締開放負荷が作用しても、戻り角が生じない緊締状態が常時維持される、といった優れた効果を奏する。
図1(a)は、本発明における靴紐10の全体図である。
本発明の靴紐10は、紐靴Sの紐穴Hに当接して緊締状態が維持されて、結び目Mを必要としない靴紐10であって、該靴紐10は、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が維持される(戻り角度が生じない)塑性金属素材で形成される緊締エンドグリップ24と、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が拘束されない弾性靴紐21との組み合わせにより形成され、該弾性靴紐21の両端には、紐靴Sの最終紐穴列に当接する箇所から端部まで延伸する塑性金属素材で形成される緊締エンドグリップ24を固着して成る手段を採ることができる。
(1)支給された弾性靴紐21を紐靴Sの紐穴Hの第一紐穴列に挿通して両端を同じ長さに揃える。
(2)弾性靴紐21の端部を紐靴Sの紐穴Hに交互に挿通して紐穴Hに当接させた状態で折り返しながら(吹き出し部参照)緩まないように順次緊締していく。
(3)弾性靴紐21を紐靴Sの最終紐穴列まで交互に折り返しながら緩まないように順次緊締していく。
(4)弾性靴紐21を最終紐穴列の手前からの任意の長さを確保する。
(5)確保された任意の長さの弾性靴紐21をハサミ等で切断する。
(6)切断された弾性靴紐21の先端に緊締エンドグリップ24を挿入してペンチなどの道具を使ってカシメる。
(7)塑性金属素材で形成された緊締エンドグリップ24を紐靴Sの最終紐穴列の紐穴Hに当接させた状態で折り曲げながら(吹き出し部参照)戻り角度が生じないように緊締する。
(8)紐靴Sの紐穴Hの最終紐穴列から延伸している緊締エンドグリップ24の先端部を捻る。(該捻る行為は、緊締効果を得ることを目的とするものではなく、先端部が自由端にならないように束ねる目的で行われるものである。)
(9)緊締エンドグリップ24の両端を紐靴Sのベロと羽根の間に収納する。
図2(a)は、本発明における靴紐10の全体図である
本発明の靴紐10は、紐靴Sの紐穴Hに当接して緊締状態が維持されて、結び目Mを必要としない靴紐10であって、該靴紐10は、弾性靴紐21の少なくとも紐靴Sの任意の紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される係止コマ23が配設されて成る手段を採ることができる。
(1)支給された弾性靴紐21を紐靴Sの紐穴Hの第一紐穴列に挿通して両端を同じ長さに揃える。
(2)弾性靴紐21の端部を順次紐靴Sの紐穴Hに交互に最終紐穴列の紐穴Hまで挿通して仮の状態で緊締する。
(3)弾性靴紐21の折り曲げ位置と、紐靴Sの紐穴Hに当接する部分にマーカーペン等でマーキングKし、全体の所定の長さを決定する。
(4)一旦緊締状態を解いて一本の紐状にする。
(5)マーキングKされた部分に係止コマ23を夫々挿入して位置決めし、ペンチなどの道具を使ってカシメて固着する。
(6)弾性靴紐21の両端に緊締エンドグリップ24を挿入してペンチなどの道具を使ってカシメて固着する。
(7)再び紐靴Sの紐穴Hに係止コマ23が装着された靴紐10を挿入し、紐穴Hと係止コマ23が当接する状態にして紐穴Hの第一紐穴列から順次折り曲げながら(吹き出し部参照)戻り角度が生じないように緊締していく。
(8)紐靴Sの紐穴Hの最終紐穴列の一つ手前まで挿通し終わったら、両端を揃え、緊締エンドグリップ24が紐靴Sの最終紐穴列の紐穴Hに当接した状態で折り曲げながら(吹き出し部参照)戻り角度が生じないように緊締する。
(9)靴紐10の両端を紐靴Sのベロと羽根の間に捩じって収納する。
(該捻る行為は、緊締効果を得ることを目的とするものではなく、先端部が自由端にならないように束ねる目的で行われるものである。)
図3(a)は、本発明における靴紐10の全体図である。
本発明の靴紐10は、紐靴Sの紐穴Hに当接して緊締状態が維持されて、結び目Mを有する靴紐10であって、該靴紐10は、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が維持される(戻り角度が生じない)塑性金属素材で形成される係止コマ23と、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が拘束されない弾性靴紐21との組み合わせにより形成され、該両端にはエンドグリップ22が固着されて成り、弾性靴紐21の少なくとも紐靴Sの最終紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される係止コマ23が配設されて成る手段を採ることができる。
(1)支給された弾性靴紐21を紐靴Sの紐穴Hの第一紐穴列に挿通して両端を同じ長さに揃える。
(2)弾性靴紐21の端部を紐靴Sの紐穴Hに交互に挿通して紐穴Hに当接させた状態で折り返しながら(吹き出し部参照)緩まないように順次緊締していく。
(3)弾性靴紐21を紐靴Sの最終紐穴列まで交互に折り返しながら緩まないように緊締していく。
(4)弾性靴紐21を最終紐穴列の手前からの任意の長さを確保する。
(5)確保された任意の長さの弾性靴紐21をハサミ等で切断する。
尚、切断する位置は、次の工程の(6)の結び目Mを形成する弾性靴紐21aの長さを含んで切断する。
(6)弾性靴紐21の紐穴Hの最終紐穴列に相当する位置に、紐穴Hの曲げ作用による変形が維持される塑性金属素材で形成される係止コマ23を設け、さらに結び目Mを形成する弾性靴紐弾性靴紐21aの両端にエンドグリップ22を設けてペンチなどの道具を使ってカシメる。
(7)係止コマ23を紐靴Sの最終紐穴列の紐穴Hに当接させた状態で折り曲げながら(吹き出し部参照)戻り角度が生じないように緊締する。
(8)紐靴Sの紐穴Hの最終紐穴列から出ている結び目Mを形成する弾性靴紐21aの先端部を結んで結び目Mを設ける。
図4(a)は、本発明における靴紐10の全体図である。
本発明の靴紐10は、紐靴Sの紐穴Hに当接して緊締状態が維持されて、結び目Mを有する靴紐10であって、該靴紐10は、弾性靴紐21の少なくとも紐靴Sの最終紐穴列を含んだ任意の紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される係止コマ23が配設されて成る手段を採ることができる。
(1)支給された弾性靴紐21を紐靴Sの紐穴Hの第一紐穴列に挿通して両端を同じ長さに揃える。
(2)弾性靴紐21の端部を順次紐靴Sの紐穴Hに交互に挿通して仮の状態で緊締する。
(3)弾性靴紐21の折り曲げ位置と、紐靴Sの紐穴Hに当接する部分にマーカーペン等でマーキングKし、全体の長さをハサミ等で切断して決定する。
(4)一旦緊締状態を解いて一本の紐状にする。
(5)マーキングKされた部分に係止コマ23を夫々挿入して位置決めし、ペンチなどの道具を使ってカシメて固着する。
(6)弾性靴紐21の紐穴Hの最終紐穴列に相当する位置に、紐穴Hの曲げ作用による変形が維持される(戻り角度が生じない)塑性金属素材で形成される係止コマ23を設け、さらに結び目Mを形成する弾性靴紐21aの両端にエンドグリップ22を設けてペンチなどの道具を使ってカシメる。
(7)所定の長さを有する係止コマ23を紐靴Sの各紐穴列と最終紐穴列の紐穴Hに当接させた状態で折り曲げながら(吹き出し部参照)戻り角度が生じないように緊締する。
(8)紐靴Sの紐穴Hの最終紐穴列から出ている結び目Mを形成する弾性靴紐21aの先端部を結んで結び目Mを設ける。
21 弾性靴紐
21a結び目を形成する弾性靴紐
22 エンドグリップ
23 係止コマ
24 緊締エンドグリップ
S 紐靴
H 紐穴
M 結び目
K マーキング
図3(a)は、本発明における靴紐10の全体図である。
本発明の靴紐10は、紐靴Sの紐穴Hに当接して緊締状態が維持されて、結び目Mを有する靴紐10であって、該靴紐10は、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が維持される(戻り角度が生じない)塑性金属素材で形成される係止コマ23と、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が拘束されない弾性靴紐21との組み合わせにより形成され、該弾性靴紐21の両端には、エンドグリップ22が固着されて成り、弾性靴紐21の少なくとも紐靴Sの最終紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される係止コマ23が配設されて成る手段を採ることができる。
Claims (4)
- 紐靴の紐穴に当接して緊締状態が維持される靴紐であって、
前記靴紐は、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が維持される塑性金属素材で形成される緊締エンドグリップと、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が拘束されない弾性靴紐との組み合わせにより形成され、
前記弾性靴紐の両端には、紐靴の最終紐穴列に当接する箇所から端部まで延伸する塑性金属素材で形成される前記緊締エンドグリップを固着して成ることを特徴とする靴紐。 - 前記弾性靴紐の少なくとも紐靴の任意の紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される係止コマが配設されて成ることを特徴とする請求項1記載の靴紐。
- 紐靴の紐穴に当接して緊締状態が維持される靴紐であって、
前記靴紐は、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が維持される塑性金属素材で形成される係止コマと、所定の長さと太さを有して曲げ作用による変形が拘束されない弾性靴紐との組み合わせにより形成され、該両端にはエンドグリップが固着されて成り、
前記弾性靴紐の少なくとも紐靴の最終紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される前記係止コマが配設されて成ることを特徴とする靴紐。 - 前記弾性靴紐の少なくとも紐靴の最終紐穴列を含んだ任意の紐穴列に当接する箇所には、塑性金属素材で形成される前記係止コマが配設されて成ることを特徴とする請求項3記載の靴紐。
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Citations (5)
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FR453486A (fr) * | 1912-10-08 | 1913-06-09 | Hermann Knoche | Lacet avec armature en fil métallique |
JP3111441U (ja) * | 2005-03-04 | 2005-07-28 | 株式会社エフ・アイ・ティ | 靴紐 |
US20180116341A1 (en) * | 2015-04-17 | 2018-05-03 | John Cogliandro | Slip resistant shoelace and cord |
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2020
- 2020-09-14 JP JP2020153423A patent/JP6856309B1/ja active Active
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