JP6686574B2 - ダンパ装置およびステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダンパ装置およびステアリング装置に関するものである。
ダンパ装置は、例えば車両のステアリング装置に適用される。ステアリング装置は、タイロッドを介して転舵輪に連結されるシャフトを軸線方向に往復移動させることにより、車両の転舵輪の向きを変える。シャフトが可動範囲の端部まで移動されると、ハウジングに対するシャフトの相対移動を物理的に規制する「エンド当て」が発生する。ダンパ装置は、特許文献1,2に示すように、軸線方向におけるシャフトとハウジングとの間に配置される衝撃吸収部材によって、エンド当てに伴って発生する衝撃を吸収する。
特開2012−35713号公報 特開2015−128981号公報
ダンパ装置の衝撃吸収部材は、軸線方向の弾性を有する弾性体が用いられ、エンド当て後のシャフトの移動距離(ストローク)に応じた弾性力がシャフトに付与されるように構成される。ここで、シャフトに過大な軸力が入力された場合でもシャフトの移動を所定のストローク以下で規制するためには、弾性体のばね定数は大きい方が好ましい。しかしながら、弾性体のばね定数が高く設定されるほど衝撃の吸収性が低下し、エンド当てによりシャフトおよびステアリング装置の内部機構が急停止し、同内部機構に大荷重が加えられるおそれがある。
また、ステアリング装置には、転舵輪とタイヤハウスカバー等との干渉が発生しないように、最大転舵角に対応するシャフトの可動範囲が予め定められることがある。しかしながら、ダンパ装置における衝撃吸収部材の弾性体が経年劣化等すると、エンド当てが発生する軸線方向の位置が変動し、結果としてシャフトの可動範囲が拡がるおそれがある。そのため、ダンパ装置およびステアリング装置には、シャフトの可動範囲が維持されることが求められる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、衝撃の吸収性を維持しつつ、シャフトの可動範囲を維持可能なダンパ装置およびステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係るダンパ装置は、軸部と、前記軸部より大径に形成された大径部とを有するシャフトと、筒状に形成され、前記シャフトを軸線方向に相対移動可能に挿通し、前記大径部と軸線方向に対向する位置に規制部を形成されたハウジングと、前記大径部と前記規制部との間に配置され、前記ハウジングに対して前記シャフトが可動範囲の端部まで相対移動された場合に前記シャフトの相対移動を規制するとともに、当該規制に伴って発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、を備える。
前記衝撃吸収部材は、前記規制部に対して前記大径部が軸線方向の規定位置まで相対移動した場合に、前記大径部および前記規制部のうち一方の部材である一方部材と接触する衝撃受部材と、軸線方向の弾性を有するばねであって、前記大径部および前記規制部のうち他方の部材である他方部材と前記衝撃受部材との間に軸線方向に予め圧縮された状態で配置され、前記大径部が前記規定位置を超えて前記規制部側に相対移動した場合に前記衝撃受部材を介して前記一方部材を軸線方向に付勢する予圧縮ばねと、前記他方部材と前記衝撃受部材との間に配置され、ゴム材料またはゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体と、を備える。前記弾性体は、前記大径部が前記規定位置を超えて前記規制部側に相対移動した場合に変形し、前記シャフトの相対移動を規制するとともに衝撃を吸収する。
請求項に係るステアリング装置は、本発明のダンパ装置と、両端部がタイロッドを介して転舵輪に連結されるとともに軸線方向に往復移動して前記転舵輪を転舵する転舵シャフトであり、前記タイロッドに揺動可能に連結される前記大径部を有する前記シャフトと、前記転舵シャフトを収容する前記ハウジングと、前記衝撃吸収部材と、を備える。
請求項1に係る発明の構成によると、衝撃吸収部材を構成する予圧縮ばねは、所定荷重により予め圧縮された状態で配置され、衝撃受部材を一方部材側へ常に付勢した状態を維持される。これにより、ダンパ装置に付与される軸線方向の荷重が予圧縮ばねを圧縮する所定荷重よりも小さい場合には、衝撃受部材は、予圧縮ばねの弾性力によって軸線方向への変位が抑制される。これにより、エンド当てが発生する軸線方向の位置の変動が防止され、シャフトの可動範囲が適正に維持される。
また、衝撃吸収部材の予圧縮ばねは、シャフトの大径部が規定位置を超えて規制部側に相対移動した場合、即ち所定荷重よりも大きい荷重がダンパ装置に付与された場合には、衝撃受部材を介して一方部材を軸線方向に付勢する。このとき、エンド当て後のシャフトのストロークに応じた弾性力に加えて、予圧縮ばねが予め圧縮された長さに応じた弾性力をもって一方部材が付勢される。このような構成により、予圧縮ばねのばね定数、および予圧縮量を適宜調整して、衝撃の吸収性を維持しつつ、シャフトの移動を確実に規制することができる。
請求項に係る発明の構成によると、ステアリング装置は、本発明のダンパ装置を備える。ステアリング装置には、転舵輪とタイヤハウスカバー等との干渉が発生しないように、シャフトの可動範囲が予め定められ、この可動範囲が経年により変動しないことが求められる。また、ステアリング装置の転舵シャフトには、転舵輪が縁石に衝突するなどして、過大な軸力が入力されることがあり、特にシャフトの移動を確実に規制することが求められる。よって、このようなステアリング装置に、転舵シャフトの可動範囲の維持が可能であり、衝撃の吸収性が高く且つ転舵シャフトの移動を規制可能な本発明のダンパ装置を適用することは特に有用である。
実施形態におけるダンパ装置を備えるステアリング装置の全体を示す概略図である。 図1におけるダンパ装置の構成を示す断面図である。 エンド当て前のダンパ装置を拡大して示す断面図である。 エンド当て後のダンパ装置を拡大して示す断面図である。 エンド当て後にダンパ装置に加えられる荷重と大径部のシャフトのストロークとの関係を示すグラフである。 実施形態の変形態様におけるユニット化されたダンパ装置の構成を拡大して示す断面図である。 実施形態の変形態様におけるストッパ部材のタイプが異なるダンパ装置の構成を拡大して示す断面図である。
以下、本発明のダンパ装置およびステアリング装置について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態において、ダンパ装置が車両のステアリング装置に適用された態様を例示する。
<実施形態>
(ステアリング装置10の構成)
ステアリング装置10は、車両の転舵輪70に連結される転舵シャフト20を軸線方向A(図1の左右方向)に往復移動させることにより、転舵輪70の向きを変える。ステアリング装置10は、図1に示すように、ステアリングホイール11と、ステアリングシャフト12と、ボールスタッド13と、タイロッド14と、ブーツ15と、トルク検出装置16と、転舵シャフト20と、操舵補助機構30と、ハウジング40と、ダンパ装置50とを備える。
ステアリングホイール11は、ステアリングシャフト12の端部に固定され、車室内において回転可能に支持される。ステアリングシャフト12は、運転者の操作によってステアリングホイール11に加えられるトルクを転舵シャフト20に伝達する。ステアリングシャフト12の転舵シャフト20側の端部には、ラックアンドピニオン機構を構成するピニオン12aが形成される。
転舵シャフト20(本発明の「シャフト」に相当する)は、軸線方向Aに延伸する軸部21を有する。軸部21は、軸線方向Aに沿って直線的に往復移動可能にハウジング40に支持される。軸部21には、ラック22が形成されている。ラック22は、ステアリングシャフト12のピニオン12aに噛合し、ピニオン12aとともにラックアンドピニオン機構を構成する。このラックアンドピニオン機構は、ステアリング装置10の用途等に基づいて、ステアリングシャフト12と転舵シャフト20との間で伝達可能な最大軸力が設定されている。
また、軸部21には、ラック22とは異なる位置にボールねじ部23が形成されている。ボールねじ部23は、後述する操舵補助機構30のナット33とともにボールねじ機構を構成し、操舵補助機構30により操舵補助力を伝達される。転舵シャフト20は、軸部21の両端部に大径部24を有する。大径部24は、軸部21より大径に形成される。大径部24は、ボールスタッド13の一端を揺動可能に支持する。転舵シャフト20は、後述するダンパ装置50を構成する。
ボールスタッド13は、転舵シャフト20の大径部24とともに、ボールジョイントを構成する。ボールスタッド13の転舵輪70側の端部には、タイロッド14が連結されている。タイロッド14の先端は、転舵輪70が組み付けられたナックル(図示せず)に連結される。ブーツ15は、軸線方向Aに伸縮可能に形成される。ブーツ15は、両端部をボールスタッド13の他端付近およびハウジング40の端部にそれぞれ固定され、内部の気密性を維持する。トルク検出装置16は、ステアリングシャフト12の捩れ量に基づいて、ステアリングシャフト12に加えられているトルクを検出する。
操舵補助機構30は、モータMを駆動源として転舵シャフト20に操舵補助力を付与する機構である。操舵補助機構30は、ケース31と、駆動力伝達機構32と、ナット33とを備える。ケース31は、モータM、およびモータMを駆動するための制御部ECUを収容する。制御部ECUは、トルク検出装置16の出力信号に基づいて、操舵補助トルクを決定し、モータMの出力を制御する。
駆動力伝達機構32は、モータMの出力軸に装着される駆動プーリ、転舵シャフト20の外周側に配置される従動プーリ、および駆動プーリと従動プーリとに懸架される歯付きベルトにより構成される。駆動力伝達機構32は、歯付きベルトを介して駆動プーリと従動プーリとの間で、モータMが発生させる回転駆動力を伝達する。ナット33は、複数のボールを介して転舵シャフト20のボールねじ部23に螺合され、転舵シャフト20のボールねじ部23とともにボールねじ機構を構成する。ナット33は、駆動力伝達機構32の従動プーリと一体的に回転するように固定されている。
上記の構成により、操舵補助機構30は、ステアリングホイール11に対する操作に応じて変動するトルク検出装置16の出力信号に基づいてモータMの駆動を制御する。モータMの出力軸から出力された駆動力は、駆動力伝達機構32を介してナット33に伝達される。そして、ボールねじ機構を構成するナット33が回転することにより、複数のボールを介して転舵シャフト20のボールねじ部23が軸線方向Aに移動される。これにより、軸線方向Aの操舵補助力が転舵シャフト20に伝達される。
ハウジング40は、車両に固定される固定部材である。ハウジング40は、筒状に形成され、転舵シャフト20を軸線方向Aに相対移動可能に挿通する。ハウジング40は、大径部収容部41と、規制部42と、環状溝43と、止め輪溝44とを有する。大径部収容部41は、円筒状に形成される。大径部収容部41は、転舵シャフト20が軸線方向Aの規定位置Prまで移動された際に、転舵シャフト20の大径部24を内周側に収容する(図2を参照)。
規制部42は、転舵シャフト20の大径部24と軸線方向Aに対向する位置に形成される。規制部42の内径は、大径部24の外径よりも小径であり、軸部21およびボールねじ部23よりも大径である。規制部42は、軸線方向Aに大径部24の端面24aと対向する規制面42aを有する。規制部42の規制面42aは、大径部24の端面24aとの間に後述するダンパ装置50を構成する衝撃吸収部材60を介在させて、転舵シャフト20の可動範囲の端部を物理的に規定する。
環状溝43および止め輪溝44は、大径部収容部41の内周面に形成されている。環状溝43は、衝撃吸収部材60の弾性体62の外周面に形成された環状突起と嵌合する。止め輪溝44は、衝撃吸収部材60が大径部収容部41の所定位置に配置された後に装着される止め輪51と嵌合する。
ダンパ装置50は、ハウジング40に対して転舵シャフト20が軸線方向Aの規定位置Prまで移動されて転舵シャフト20の相対移動を物理的に規制する「エンド当て」が発生した場合に、軸線方向Aにおける転舵シャフト20とハウジング40との間に配置される衝撃吸収部材60によって、エンド当てに伴って発生する衝撃を吸収する。詳細には、「エンド当て」は、転舵シャフト20の大径部24の端面24aが、ハウジング40に設けられた衝撃吸収部材60の衝撃受部材61に接触する軸線方向Aの規定位置Prまで移動された場合に発生する。ダンパ装置50の詳細構成については後述する。
このような構成からなるステアリング装置10によると、運転者によりステアリングホイール11が操作されると、操作に伴うトルクによってステアリングシャフト12が回転する。ステアリングシャフト12の回転は、ピニオン12aおよびラック22によって、転舵シャフト20の直線運動に変換される。また、転舵シャフト20には、ステアリングシャフト12の捩れ量に応じた操舵補助力が操舵補助機構30により付与される。これにより、軸線方向Aに沿って転舵シャフト20が移動し、ボールスタッド13およびタイロッド14を介して転舵輪70が転舵される。
(ダンパ装置50の詳細構成)
ダンパ装置50の詳細構成について、図1−図4を参照して説明する。ダンパ装置50は、転舵シャフト20が可動範囲の端部まで移動されてエンド当てが発生した場合に、転舵シャフト20の移動を規制するとともに、エンド当てに伴って発生する衝撃を吸収する。転舵シャフト20の可動範囲は、転舵輪70の最大転舵角に対応し、転舵輪70がタイヤハウスカバー等に干渉しないように規定の範囲に収まるように予め設定される。エンド当ては、運転者による正常な操作が行われた正常操舵時の他に、転舵輪70が障害物と衝突するなどした異常操舵時に、転舵シャフト20が軸線方向Aに移動されて発生する。上記の正常操舵時のエンド当てとは、車両が停止した状態で運転者がステアリングホイール11を回す据え切り、および車両が低速走行中に運転者がステアリングホイール11を回す操舵において発生するエンド当てをいう。
本実施形態において、ダンパ装置50は、転舵シャフト20の両端部の2カ所に配置されている。一対のダンパ装置50は、同一構成であり、左右を反転して配置されている。以下では、一対のダンパ装置50のうち一方側(図1の左側)のダンパ装置50の詳細構成について説明する。ダンパ装置50は、図2に示すように、ストッパ部材としての止め輪51と、転舵シャフト20と、ハウジング40と、衝撃吸収部材60とを備える。
転舵シャフト20は、上記のように、軸部21と、軸部21より大径に形成された大径部24とを有する。大径部24は、本実施形態において、軸部21とは別部材により形成され、軸部21の端部にねじ止めされて一体的に固定される。ハウジング40は、上記のように、転舵シャフト20を軸線方向Aに相対移動可能に挿通し、転舵シャフト20の軸部21を支持する。ハウジング40には、大径部24の端面24aと軸線方向Aに対向する規制面42aを有する規制部42が形成されている。規制面42aは、軸線方向Aに直交する平面上に形成される。
衝撃吸収部材60は、大径部24と規制部42との間に配置される。衝撃吸収部材60は、ハウジング40に対して転舵シャフト20が可動範囲の端部まで相対移動された場合に、転舵シャフト20の相対移動を規制するとともに、当該規制に伴って発生する衝撃を吸収する。本実施形態において、衝撃吸収部材60は、固定部材であるハウジング40に設けられ、ハウジング40の止め輪溝44に止め輪51が嵌合することにより抜け止めされている。従って、本実施形態において、転舵シャフト20の「大径部24」が本発明の「一方部材」に相当し、ハウジング40の規制部42が本発明の「他方部材」に相当する。
衝撃吸収部材60は、衝撃受部材61と、弾性体62と、予圧縮ばね63とを備える。衝撃受部材61は、規制部42に対して大径部24が軸線方向Aの規定位置Prまで相対移動した場合に大径部24と接触する。衝撃受部材61は、大径部収容部41の内周面に対向する円筒面を有する筒部61a、および筒部61aの端部において径方向外方に延在して大径部24に接触可能なフランジ部61bを有する。衝撃受部材61は、フランジ部61bにおいて大径部24から衝突による衝撃力を受ける。
弾性体62は、規制部42と衝撃受部材61との間に配置される。弾性体62は、ゴム材料またはゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される。弾性体62の材料には、耐熱性、耐寒性、耐候性の観点からは、アクリロニトリル‐ブタジエンゴム(以下、「NBR」)、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エチレン‐プロピレンゴムの適用が好適である。また、弾性体62の材料には、耐油性の観点からは、極性基を有するNBR、クロロプレンゴムの適用が好適である。
また、弾性体62は、本実施形態において、全体形状としては円筒状に形成され、外周面の端部に環状突起が形成されている。弾性体62は、図2に示すように、環状突起がハウジング40の環状溝43に嵌合されて、ハウジング40に装着される。弾性体62の軸線方向Aの長さは、図3に示すように、規制面42aと当該規制面42aに対向するフランジ部61bの内面との間隔にほぼ等しく設定される。弾性体62は、エンド当て前の状態、即ち衝撃受部材61に大径部24が接触していない無負荷状態では、ほとんど変形しておらず衝撃受部材61に付勢力を付与していない。
予圧縮ばね63は、軸線方向Aの弾性を有するばねである。予圧縮ばね63は、本実施形態において、金属材料で成形される。予圧縮ばね63は、全体形状としては円筒状からなるコイルばねであって、衝撃受部材61の筒部61aと同径に形成される。予圧縮ばね63は、図3に示すように、規制部42と衝撃受部材61との間に軸線方向Aに予め圧縮された状態で配置される。つまり、予圧縮ばね63は、エンド当て前の状態では、規定の予圧縮荷重により圧縮されている。
換言すると、予圧縮ばね63は、エンド当て前の状態では、上記の予圧縮荷重に等しい弾性力により衝撃受部材61を軸線方向Aに付勢している。このとき、衝撃受部材61は、ハウジング40の止め輪溝44に嵌合する止め輪51にフランジ部61bの外周縁が接触し、軸線方向Aの大径部24側への移動を規制された状態にある。なお、規定の予圧縮荷重(セット荷重)は、本実施形態において、ステアリング装置10のラックアンドピニオン機構(ラック22、ピニオン12a)と操舵補助機構30により転舵シャフト20が出力可能な最大軸力と、転舵輪70の転舵に必要な最大軸力との差分以上の荷重に設定されている。
このような構成によると、運転者が転舵輪70を転舵させるためにステアリングホイール11を操作した場合に転舵シャフト20が出力する軸力によっては、衝撃受部材61は、予圧縮ばね63の弾性力によって大径部24側への移動を規制される。つまり、転舵シャフト20の大径部24は、転舵シャフト20の軸力がセット荷重以下の場合では、規定位置Prを超えた規制部42側への相対移動を規制される。これにより、正常操舵時のエンド当てに対しては、セット荷重によって規定される転舵シャフト20の可動範囲、即ち転舵輪70の最大転舵角が設定される。
また、予圧縮ばね63は、図4に示すように、大径部24が規定位置Prを超えて規制部42側に相対移動した場合に、衝撃受部材61を介して大径部24を軸線方向Aに付勢する。つまり、エンド当て後に衝撃受部材61が規定の予圧縮荷重を超える軸力を大径部24から付与された場合に、予圧縮ばね63は、予圧縮荷重に等しい弾性力に加えて、エンド当て後の転舵シャフト20の移動距離(ストローク)に応じた弾性力により、衝撃受部材61を介して大径部24を付勢する。
さらに、エンド当て後のストロークが発生した場合には、衝撃受部材61が大径部24と接触して受けた衝撃力が弾性体62に伝達される。このように、弾性体62は、大径部24が規定位置Prを超えて規制部42側に相対移動した場合に変形して、衝撃を吸収する。また、弾性体62は、変形量に応じた弾性力を衝撃受部材61に付与することによって、ハウジング40に対する転舵シャフト20の相対移動を規制する。
(ダンパ装置50の動作)
ダンパ装置50の動作について、図3−図5を参照して説明する。ここで、ダンパ装置50における衝撃吸収部材60の予圧縮ばね63は、図5の一点鎖線に示すように、自然長から圧縮量に応じた弾性力を発現する特性を有する。この予圧縮ばね63は、図3に示すように、規定の予圧縮荷重Lsにて予め軸線方向Aに圧縮された状態で配置されている。そのため、エンド当てにより衝撃受部材61が受けた衝撃力が予圧縮荷重Ls以下の場合には、衝撃受部材61は、軸線方向Aに変位しない。
一方で、エンド当てにより衝撃受部材61が受けた衝撃力が予圧縮荷重Lsを超える場合には、衝撃受部材61は、図4に示すように、衝撃力に応じて軸線方向Aに変位する。ここで、衝撃吸収部材60の弾性体62は、初期状態において、図5の細実線に示すように、衝撃受部材61のストロークに応じた弾性力を発現して、衝撃受部材61を介して大径部24を付勢する特性を有する。そのため、衝撃受部材61がストロークした場合には、衝撃受部材61は、弾性体62の弾性力と予圧縮ばね63の弾性力との合力(図5の太実線)により付勢される。
このような構成によると、例えば転舵輪70が障害物と衝突するなどして転舵シャフト20に過大な軸力Lxが付与された場合に、ダンパ装置50は、衝撃受部材61が第一ストロークS1に達した時点で転舵シャフト20の移動を停止させる。これにより転舵シャフト20の移動が規制される。上記の第一ストロークS1は、仮に弾性体62のみで転舵シャフト20の移動を規制した場合における衝撃受部材61の第二ストロークS2よりも短くなる。
ところで、ゴム材料または合成樹脂材料で成形される弾性体62は、耐熱性などを考慮して種々の材料を選択し得るが、金属材料で成形される予圧縮ばね63と比較する劣化しやすい。ここで、弾性体62が劣化により変形し、初期と比較してばね定数が低下したとする(図5の細破線)。しかしながら、ダンパ装置50は、このような状態において過大な軸力Lxが付与されたとしても、劣化した弾性体62の弾性力と予圧縮ばね63の弾性力との合力(図5の太破線)により衝撃受部材61を付勢し、衝撃受部材61が第三ストロークS3に達した時点で転舵シャフト20の移動を停止させることができる。
また、本実施形態において、予圧縮ばね63に対する予圧縮荷重Lsは、予圧縮ばね63のばね定数、および予圧縮ばね63が組み付けられた初期状態の軸線方向Aの長さによって管理される。具体的には、ハウジング40における規制部42の規制面42aから止め輪溝44の一方側(図3の左側)の溝側面までの軸線方向Aの距離L1と、止め輪5の厚みと衝撃受部材61の軸線方向Aの長さとの和に相当する距離L2との差分(L1−L2)の長さまで予圧縮ばね63が圧縮された場合に規定の予圧縮荷重Lsとなるように、ばね定数や衝撃受部材61の長さ、止め輪溝44の位置などが設定されている。
ここで、転舵シャフト20に過大な軸力Lxが入力された場合でも転舵シャフト20の移動を所定のストローク以下で規制するためには、弾性体62や予圧縮ばね63のばね定数を大きくすることが好ましい。しかしながら、弾性体62や予圧縮ばね63のばね定数が高く設定されるほど衝撃の吸収性が低下し、エンド当てにより転舵シャフト20およびステアリング装置10の内部機構が急停止し、同内部機構に大荷重が加えられるおそれがある。また、予圧縮ばね63のばね定数が高く設定されるほど圧縮量に対する弾性力が強くなり、組み付け時の長さによる予圧縮荷重Lsの管理が難しくなるおそれがある。
これに対して、本実施形態においては、図5に示すように、予圧縮ばね63のばね定数を弾性体62のばね定数よりも小さく設定し、予圧縮荷重Lsの管理性の向上を図っている。また、予圧縮ばね63を予め圧縮した状態で組み付けることにより、転舵シャフト20への入力が予圧縮荷重Ls(セット荷重)以下では衝撃受部材61がストロークしないようにし、転舵シャフト20の可動範囲を設定している。さらに、転舵シャフト20に過大な軸力Lxが入力された場合には、第一ストロークS1以上の移動距離をもって転舵シャフト20の移動を停止させ、衝撃を吸収しつつ転舵シャフト20の移動を規制する。
<実施形態の変形態様>
(衝撃吸収部材60のユニット化)
実施形態において、ダンパ装置50の衝撃吸収部材60は、ハウジング40の大径部収容部41に衝撃受部材61、弾性体62、および予圧縮ばね63をそれぞれ配置し、予圧縮ばね63が所定の長さとなるように衝撃受部材61を押し込んだ状態で止め輪51を止め輪溝44に嵌合させて組み付けられる。これに対して、衝撃受部材61と弾性体62と予圧縮ばね63と止め輪51は、ユニット化されて、ハウジング40の大径部収容部41に配置される構成としてもよい。
具体的には、ダンパ装置150の衝撃吸収部材160は、図6に示すように、本体部164と、止め輪51と、衝撃受部材61と、弾性体62と、予圧縮ばね63とを備える。本体部164は、ハウジング140の円筒状の内面に嵌合する筒状部164aと、予圧縮ばね63の軸線方向Aの一端を支持する支持部164bとを有する。また、止め輪51は、筒状部164aの内周面に形成された環状の止め輪溝に固定される。これにより、止め輪51は、衝撃受部材61の大径部24側への移動を規制する。
上記の本体部164、衝撃受部材61、弾性体62、予圧縮ばね63、および止め輪51は、支持部164bと衝撃受部材61との間で予圧縮ばね63が予め圧縮された状態を維持し、規制部42に対して着脱可能に配置されるユニットを構成する。このようにユニット化された衝撃吸収部材160は、本体部164がハウジング140における規制部42の規制面42aに接触する位置に配置される。
そして、衝撃吸収部材160は、例えばハウジング140の内周面に形成された雌ねじ部145に、外周に雄ねじが形成された固定部材146を締結されて、ハウジング140の内部に固定される。その他に、衝撃吸収部材160は、例えばハウジング140の内周面に本体部164の外周面が圧入されることによって固定されてもよいし、本体部164の外周面の一部に雌ねじ部145に締結可能な雄ねじを形成し、これらの締結によって固定されてもよい。
(衝撃吸収部材60、160のタイプ)
実施形態および変形態様において、衝撃吸収部材60,160は、衝撃受部材61が受ける衝撃力に応じて変形し、衝撃を吸収しつつ、転舵シャフト20の移動を規制するタイプを採用する。これに対して、衝撃吸収部材60,160は、衝撃吸収部材60のストロークに応じて体積が変動する収容室に弾性体62を配置することによって、高い移動規制力を得る体積圧縮タイプとしてもよい。
具体的には、衝撃吸収部材60は、体積圧縮タイプの場合に、ハウジング40の内周面、当該内周面に径方向に対向する衝撃受部材61の筒部61aの外周面、規制部42の規制面42a、および当該規制面42aに軸線方向Aに対向するフランジ部61bの内面によって所定の機密性を有する収容室を形成する。この収容室は、衝撃受部材61のストロークに応じて体積が増減する。このような収容室に弾性体62を配置すると、非圧縮性の弾性体の体積付近まで収容室の体積が減少するに従って、衝撃受部材61に高い付勢力が加えられる。上記の付勢力が移動規制力となり、衝撃を吸収しつつ転舵シャフト20の移動を規制することができる。
また、実施形態および変形態様において、衝撃吸収部材60,160の弾性体62は、ゴム材料またはゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形されるものとした。これに対して、弾性体62は、軸線方向Aの弾性を有するのであれば種々の材料により成形され得る。例えば、弾性体62は、予圧縮ばね63と同様に金属材料により成形されたコイルばねとしてもよい。
また、衝撃吸収部材60は、想定する過大な軸力Lxに対して予圧縮ばね63の弾性力により対応することが可能である場合には、弾性体62を有しない構成としてもよい。また、予圧縮ばね63は、軸線方向Aの弾性を有し、予め圧縮した状態で組み付け可能であれば、種々の態様を採用し得る。例えば、予圧縮ばね63としては、金属材料で成形されたものであれば、実施形態にて例示したコイルばねの他に、皿ばねなどを採用し得る。また、金属材料の他にゴム材料等によって成形されたものとしてもよい。
(衝撃吸収部材60の位置)
実施形態および変形態様において、衝撃吸収部材60,160は、固定部材であるハウジング40,140に設けられる構成とした。これに対して、衝撃吸収部材60,160は、移動部材である転舵シャフト20に設けられる構成としてもよい。このような構成によると、衝撃吸収部材60,160は、転舵シャフト20の大径部24に軸線方向Aに隣接して配置される。
そして、衝撃受部材61は、規制部42に対して大径部24が軸線方向Aの規定位置Prまで相対移動してエンド当てが発生した場合に、ハウジング40の規制部42に接触する。このような構成においては、予圧縮ばね63は、大径部24の端面24aと衝撃受部材61との間に軸線方向Aに予め圧縮された状態で配置される。つまり、上記のような構成において、転舵シャフト20の「大径部24」が本発明の「他方部材」に相当し、ハウジング40の規制部42が本発明の「一方部材」に相当する。
(ストッパ部材のタイプ)
実施形態および変形態様において、ダンパ装置50,150は、ストッパ部材として止め輪溝44に嵌合されるタイプの止め輪51を備える構成とした。これに対して、衝撃受部材61の大径部24側への移動を規制可能であれば種々の態様を採用し得る。例えば、図7に示すように、ダンパ装置250は、ハウジング40の内周面に圧入されることによって固定されるタイプのリング部材252を備える。リング部材252が軸線方向Aの所定の位置まで圧入されると、当該リング部材252の端面に衝撃受部材61が接触して、衝撃受部材61の大径部24側への移動が規制される。その他に、ストッパ部材としては、例えばリング状の固定部材がハウジング40にねじ締結されるタイプを採用してもよい。
(ダンパ装置について)
実施形態および変形態様において、ダンパ装置50,150は、車両のステアリング装置10に適用された態様を例示した。これに対して、ダンパ装置50,150は、シャフトと当該シャフトを軸線方向に相対移動可能に挿通するハウジングを備え、エンド当てが発生し得る装置であれば、当該装置に適用され得る。このような構成において、予圧縮ばね63の組み付け時の予圧縮荷重は、例えばシャフトに付与される最大軸力などによって適宜設定される。
<実施形態および変形態様の構成による効果>
ダンパ装置50,150は、軸部21と、軸部21より大径に形成された大径部24とを有するシャフト(転舵シャフト20)と、筒状に形成され、シャフト(転舵シャフト20)を軸線方向Aに相対移動可能に挿通し、大径部24と軸線方向Aに対向する位置に規制部42を形成されたハウジング40と、大径部24と規制部42との間に配置され、ハウジング40に対してシャフト(転舵シャフト20)が可動範囲の端部まで相対移動された場合にシャフト(転舵シャフト20)の相対移動を規制するとともに、当該規制に伴って発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部材60,160と、を備える。
衝撃吸収部材60,160は、規制部42に対して大径部24が軸線方向Aの規定位置まで相対移動した場合に、大径部24および規制部42のうち一方の部材である一方部材と接触する衝撃受部材61と、軸線方向Aの弾性を有するばねであって、大径部24および規制部42のうち他方の部材である他方部材と衝撃受部材61との間に軸線方向Aに予め圧縮された状態で配置され、大径部24が規定位置を超えて規制部42側に相対移動した場合に衝撃受部材61を介して一方部材を軸線方向Aに付勢する予圧縮ばね63と、を備える。
このような構成によると、衝撃吸収部材60,160を構成する予圧縮ばね63は、予圧縮荷重Lsにより予め圧縮された状態で配置され、衝撃受部材61を一方部材(実施形態の大径部24)側へ常に付勢した状態を維持される。これにより、ダンパ装置50,150に付与される軸線方向Aの荷重が予圧縮ばね63を圧縮する予圧縮荷重Lsよりも小さい場合には、衝撃受部材61は、予圧縮ばね63の弾性力によって軸線方向Aへの変位が抑制される。これにより、正常操舵時のエンド当てに対してはエンド当てが発生する軸線方向Aの位置の変動が防止され、転舵シャフト20の可動範囲が適正に維持される。
また、衝撃吸収部材60,160の予圧縮ばね63は、転舵シャフト20の大径部24が規定位置を超えて規制部42側に相対移動した場合、即ち異常操舵時のエンド当てにより予圧縮荷重Lsよりも大きい荷重がダンパ装置50,150に付与された場合には、衝撃受部材61を介して一方部材を軸線方向Aに付勢する。このとき、エンド当て後の転舵シャフト20のストロークに応じた弾性力に加えて、予圧縮ばね63が予め圧縮された長さに応じた弾性力をもって一方部材が付勢される。このような構成により、予圧縮ばね63のばね定数、および予圧縮量を適宜調整して、衝撃の吸収性を維持しつつ、転舵シャフト20の移動を確実に規制することができる。
また、衝撃吸収部材60,160は、他方部材と衝撃受部材61との間に配置され、ゴム材料またはゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体62をさらに備える。弾性体62は、大径部24が規定位置を超えて規制部42側に相対移動した場合に変形し、シャフト(転舵シャフト20)の相対移動を規制するとともに衝撃を吸収する。
このような構成によると、ダンパ装置50,150は、予圧縮ばね63の弾性力に加えて、エンド当て後の転舵シャフト20のストロークにより変形する弾性体62の弾性力によって、転舵シャフト20の相対移動を規制するとともに衝撃を吸収することができる。また、ダンパ装置50,150が異なる2つの弾性部材(予圧縮ばね63、弾性体62)を備えることから、予圧縮ばね63の主機能を転舵シャフト20の可動範囲の維持とし、弾性体62の主機能を転舵シャフト20の移動規制および衝撃吸収とすることができる。これにより、それぞれのばね定数等を主機能に応じて設定することで、弾性体62により好適に移動規制および衝撃吸収が可能となる。また、ゴム材料またはゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体62が経年劣化等しても、予圧縮ばね63により衝撃受部材61を一方部材(実施形態の大径部24)側へ常に付勢した状態となるので、転舵シャフト20の可動範囲が好適に維持される。
また、予圧縮ばね63は、金属材料で成形される。
このような構成によると、予圧縮ばね63が金属材料で成形されるので、予圧縮ばね63がゴム材料等で成形された構成と比較して、予圧縮ばね63の耐環境性が向上し、衝撃受部材61が予圧縮荷重Lsにより第一部材側へ常に付勢された状態を維持できる。これにより、ダンパ装置50,150における転舵シャフト20の可動範囲が維持され、ダンパ装置50,150およびステアリング装置の動作をより安定化させることができる。
また、衝撃吸収部材60,160は、ハウジング40に設けられる。衝撃受部材61は、規制部42に対して大径部24が規定位置まで相対移動した場合に一方部材である大径部24に接触する。予圧縮ばね63は、他方部材である規制部42と衝撃受部材61との間に配置される。
このような構成によると、衝撃吸収部材60,160は、固定部材であるハウジング40に設けられる。これにより、移動部材である転舵シャフト20が軽量となり、エンド当てにより発生する衝撃を低減し、転舵シャフト20の動作性を向上できる。
また、ダンパ装置50は、ハウジング40に固定され、衝撃受部材61の一方部材側への移動を規制するストッパ部材(止め輪51)をさらに備える。
このような構成によると、止め輪51に規制された状態の衝撃受部材61と規制部42との距離(L1−L2)を一定にすることができる。これにより、規制部42および衝撃受部材61との間に予圧縮ばね63を規定の予圧縮荷重Lsにより圧縮された状態で配置できる。よって、転舵シャフト20の軸力が予圧縮荷重Ls以下となる正常操舵時のエンド当てに対しては、転舵シャフト20の相対移動が規制され、転舵シャフト20の可動範囲を適正に維持できる。
また、実施形態の変形態様において、衝撃吸収部材160は、筒状部164a、および予圧縮ばね63の軸線方向Aの一端を支持する支持部164bを有する本体部164と、筒状部164aに固定され、衝撃受部材61の一方部材側への移動を規制するストッパ部材(止め輪51)と、をさらに備える。本体部164、衝撃受部材61、予圧縮ばね63、およびストッパ部材(止め輪51)は、支持部164bと衝撃受部材61との間で予圧縮ばね63が圧縮された状態を維持し、他方部材に対して着脱可能に配置されるユニットを構成する。
このような構成によると、衝撃吸収部材160は、予圧縮ばね63が予め圧縮された状態を維持するユニットを備える。これにより、ユニットでの搬送が可能となり、当該ユニットを規制部42と大径部24との間に配置することにより予圧縮ばね63を適正な荷重により圧縮した状態で配置することができる。よって、ダンパ装置150の組み付け性が向上し、製造コストを削減できる。
また、ステアリング装置10は、本発明のダンパ装置50,150と、両端部がタイロッドを介して転舵輪に連結されるとともに軸線方向Aに往復移動して転舵輪を転舵する転舵シャフト20であり、タイロッド14に揺動可能に連結される大径部24を有するシャフト(転舵シャフト20)と、転舵シャフト20を収容するハウジング40と、衝撃吸収部材60,160と、を備える。
ステアリング装置10には、転舵輪とタイヤハウスカバー等との干渉が発生しないように、転舵シャフト20の可動範囲が予め定められ、この可動範囲が経年により変動しないことが求められる。また、ステアリング装置10の転舵シャフト20には、転舵輪が縁石に衝突するなどして、過大な軸力Lxが入力されることがあり、特に転舵シャフト20の移動を確実に規制することが求められる。よって、このようなステアリング装置10に、転舵シャフト20の可動範囲の維持が可能であり、衝撃の吸収性が高く且つ転舵シャフト20の移動を規制可能な本発明のダンパ装置50,150を適用することは特に有用である。
また、転舵シャフト20には、ステアリングホイール11に対する操作を伝達されるラックアンドピニオン機構(ラック22、ピニオン12a)が設けられる。予圧縮ばね63は、ステアリング装置10の転舵シャフト20が出力可能な最大軸力と、転舵輪の転舵に必要な最大軸力との差分以上の荷重により予め圧縮されている。
このような構成によると、予圧縮ばね63が予め圧縮される際に加えられる予圧縮荷重Lsは、ラックアンドピニオン機構と操舵補助機構により転舵シャフトが出力可能な最大軸力と、転舵輪の転舵に必要な最大軸力との差分以上の荷重に設定される。つまり、運転者が転舵輪を転舵させるためにステアリングホイール11を操作した場合に転舵シャフト20に入力される軸力(セット荷重)によっては、衝撃受部材61は、予圧縮ばね63の弾性力によって他方部材(実施形態の規制部42)側への移動を規制される。よって、セット荷重によっては、転舵シャフト20の大径部24は、規定位置を超えた規制部42側への相対移動を規制される。これにより、セット荷重によって規定される転舵シャフト20の可動範囲が好適に設定することが可能となる。
10:ステアリング装置、 11:ステアリングホイール、 12:ステアリングシャフト、 14:タイロッド、 20:転舵シャフト(シャフト)、 21:軸部、 24:大径部(一方部材、他方部材)、 40:ハウジング、 42:規制部(他方部材、一方部材)、 50,150:ダンパ装置、 51:止め輪(ストッパ部材)、 60,160:衝撃吸収部材、 61:衝撃受部材、 62:弾性体、 63:予圧縮ばね、 164:本体部、 164a:筒状部、 164b:支持部、 70:転舵輪、 A:軸線方向、 Pr:規定位置、 Ls:予圧縮荷重、 Lx:過大な軸力

Claims (7)

  1. 軸部と、前記軸部より大径に形成された大径部とを有するシャフトと、
    筒状に形成され、前記シャフトを軸線方向に相対移動可能に挿通し、前記大径部と軸線方向に対向する位置に規制部を形成されたハウジングと、
    前記大径部と前記規制部との間に配置され、前記ハウジングに対して前記シャフトが可動範囲の端部まで相対移動された場合に前記シャフトの相対移動を規制するとともに、当該規制に伴って発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、
    を備えるダンパ装置であって、
    前記衝撃吸収部材は、
    前記規制部に対して前記大径部が軸線方向の規定位置まで相対移動した場合に、前記大径部および前記規制部のうち一方の部材である一方部材と接触する衝撃受部材と、
    軸線方向の弾性を有するばねであって、前記大径部および前記規制部のうち他方の部材である他方部材と前記衝撃受部材との間に軸線方向に予め圧縮された状態で配置され、前記大径部が前記規定位置を超えて前記規制部側に相対移動した場合に前記衝撃受部材を介して前記一方部材を軸線方向に付勢する予圧縮ばねと、
    前記他方部材と前記衝撃受部材との間に配置され、ゴム材料またはゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体と、
    を備え
    前記弾性体は、前記大径部が前記規定位置を超えて前記規制部側に相対移動した場合に変形し、前記シャフトの相対移動を規制するとともに衝撃を吸収するダンパ装置。
  2. 前記予圧縮ばねは、金属材料で成形される、請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記衝撃吸収部材は、前記ハウジングに設けられ、
    前記衝撃受部材は、前記規制部に対して前記大径部が前記規定位置まで相対移動した場合に前記一方部材である前記大径部に接触し、
    前記予圧縮ばねは、前記他方部材である前記規制部と前記衝撃受部材との間に配置される、請求項1または2に記載のダンパ装置。
  4. 前記ダンパ装置は、前記ハウジングに固定され、前記衝撃受部材の前記一方部材側への移動を規制するストッパ部材をさらに備える、請求項に記載のダンパ装置。
  5. 前記衝撃吸収部材は、
    筒状部、および前記予圧縮ばねの軸線方向の一端を支持する支持部を有する本体部と、
    前記筒状部に固定され、前記衝撃受部材の前記一方部材側への移動を規制するストッパ部材と、
    をさらに備え、
    前記本体部、前記衝撃受部材、前記予圧縮ばね、および前記ストッパ部材は、前記支持部と前記衝撃受部材との間で前記予圧縮ばねが圧縮された状態を維持し、前記他方部材に対して着脱可能に配置されるユニットを構成する、請求項1−の何れか一項に記載のダンパ装置。
  6. 請求項1−の何れか一項に記載のダンパ装置を備えるステアリング装置であって、
    両端部がタイロッドを介して転舵輪に連結されるとともに軸線方向に往復移動して前記転舵輪を転舵する転舵シャフトであり、前記タイロッドに揺動可能に連結される前記大径部を有する前記シャフトと、
    前記転舵シャフトを収容する前記ハウジングと、
    前記衝撃吸収部材と、
    を備える、ステアリング装置。
  7. 前記転舵シャフトには、ステアリングホイールに対する操作を伝達されるラックアンドピニオン機構が設けられ、
    前記予圧縮ばねは、前記ステアリング装置の前記転舵シャフトが出力可能な最大軸力と、前記転舵輪の転舵に必要な最大軸力との差分以上の荷重により予め圧縮されている、請求項に記載のステアリング装置。
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