JP6443004B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、電動パワーステアリング装置(EPS)1は運転者のステアリングホイール10の操作に基づいて転舵輪19を転舵させる操舵機構2、および運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構3を備えている。
図2に示すように、一例としてラックエンド17にはボールジョイント30が採用されている。ボールジョイント30は、先端にボール部31aが設けられたボールスタッド31と、そのボール部31aを回動自在に収容するソケット32とを有している。ソケット32の内部には、ボール部31aの球面形状に対応した球面座32aが装着されている。ボールスタッド31は、そのボール部31aが球面座32aに嵌合されることで、ソケット32に対して屈曲自在に連結されている。このボールスタッド31のボール部31aと反対側の端部にタイロッド18の転舵輪19と反対側の端部が固定されることにより、タイロッド18がラックシャフト15に対して屈曲自在に連結される。
弾性部41はたとえばゴム、合成樹脂等の弾性材料により形成されてなる。弾性部41は円筒状の本体部41aと、本体部41aのエンドダンパー42が挿入される第1の端部(図中の下部)と反対側の第2の端部(図中の上部)の外周面に設けられたフランジ状の嵌合部41bとを有している。嵌合部41bの外径は、ラックハウジング20の嵌合部20dの内径と略同径に設定されている。なお、弾性部41の嵌合部41bを除いた部分である本体部41aの外径は、ラックハウジング20の拡径部20bよりも小さく設定されている。また、弾性部41には、エンド当て時に加わる荷重を基準として設定される一定の荷重が一定回数だけ作用してもEPS1の各部に故障が生じない程度の衝撃吸収性があることが好ましい。この場合、弾性部41は、弾性変形の範囲内で用いられることが理想である。
ラックハウジング20の拡径部20bの内周とラックシャフト15の外周との間、かつエンドダンパー42の当接面42cとボールジョイント30の端面33との間には、空間S1が形成される。また、ラックハウジング20の拡径部20bの内周と弾性部41の外周との間、かつ弾性部41の嵌合部41bとエンドダンパー42のフランジ部42aとの間には、その全周にわたって空間S2が形成される。また、弾性部41の内周とラックシャフト15の外周との間、かつラックハウジング20の規制面20cとエンドダンパー42の規制部42bとの間、および規制部42bの内周とラックシャフト15の外周との間には、空間S3が形成される。なお、ラックシャフト15と規制部42bとの間に形成される隙間、およびラックシャフト15の外周面に形成されるねじ溝のために、空間S3と溝42eは連通している。また、端面33を基準としたときのラックブーツ21側で、かつ拡径部20bとソケット32との間には、空間S0が形成される。空間S0はラックブーツ21内部の空間と連通している。
図4(a)に示すように、ステアリングホイール10が操作限界付近まで操舵されていない場合、ボールジョイント30の端面33とエンドダンパー42の当接面42cとは互いに離れた状態にある。この状態から、ラックシャフト15に対して操舵に伴う正入力や転舵輪19側からの逆入力が加わると、ラックシャフト15の移動方向に応じてボールジョイント30の端面33がラックハウジング20の規制面20cに接近する方向に移動する。端面33が規制面20cに近づくにつれて、空間S1は縮められる。端面33はエンドダンパー42の当接面42cと当接していないため、空間S2,S3は変化しない。
弾性部41は、端面33と規制面20cとに挟圧されて軸方向Xに圧縮変形することにより、空間S2を埋めるかたちで拡がる。このとき、空間S2に弾性部41が充填されるのに伴って、元々空間S2に存在した空気はフランジ部42aと拡径部20bとの間の隙間を通って、空間S0へと移動する。このため、空間S2の内部の圧力の増加が抑制される。
エンドダンパー42の当接面42cは、先の図3(b)に示される点線42dより内周側の領域でボールジョイント30と当接する。このとき、フランジ部42aはある程度の厚さがなければ、衝撃荷重を受ける際に点線42dの部分で座屈が発生し、折れ曲がってしまうおそれがある。しかし、溝状の溝42eを設けることによって、衝撃荷重を受ける際のフランジ部42aの曲げ強度を高めることができる。
(1)エンドダンパー42に溝42eが設けられることによって、エンド当て時に、空間S3で圧縮された空気は溝42eを通って空間S0へと移動する。これは、端面33が当接面42cと当接したときであっても、溝42eと端面33との間に溝状の隙間が形成されるためである。このため、エンド当て時であっても、空間S0と空間S3とは溝42eを介して連通する。したがって、空間S3内部の圧力の増加を抑制することができる。また、空間S0内部の圧力の減少も抑制することができ、ひいてはラックブーツ21の内部空間の圧力の減少を抑制することができる。ラックブーツ21の劣化等を抑制することができる。
・本実施形態において、嵌合部41b,20dは設けなくてもよい。この場合、弾性部41は、接着剤等を用いてラックハウジング20に固定されることが望ましい。
・本実施形態において、弾性部41とエンドダンパー42との位置関係を次のようにしてもよい。すなわち、エンドダンパー42の径方向内側に弾性部41を設けてもよい。
Claims (5)
- 軸方向に往復移動する転舵シャフトと、
前記転舵シャフトを収容するハウジングと、
前記転舵シャフトの両軸端部にそれぞれ装着されて、当該転舵シャフトとタイロッドとを連結するジョイントと、
前記ハウジングと前記タイロッドとの間に接続されて、前記ハウジングと前記タイロッドとを封止するブーツと、
前記転舵シャフトの移動方向における前記ハウジングと前記ジョイントとの間に設けられて、それらが当接する際の衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、を備え、
前記衝撃吸収部材は、樹脂製の弾性部と、前記ジョイントと前記弾性部との間に設けられてそれらが当接する端面となる金属製の端面部とを有し、
前記端面部の前記端面には、前記ハウジングと前記ジョイントとが前記衝撃吸収部材を介して当接したときの、前記ジョイントが前記端面部に当接してから前記弾性部が圧縮される過程において、前記ブーツの内部空間と前記ハウジングの内部空間とを連通する連通路が形成されているステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記端面部の前記ジョイントが当接する面には、前記端面部の径方向に沿って延びる溝が設けられ、
前記ハウジングと前記ジョイントとが前記衝撃吸収部材を介して当接したとき、
前記溝と前記ジョイントとによって前記連通路が形成されるステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記ジョイントにおける前記端面部が当接する当接面には、前記当接面の径方向に沿って延びる溝が設けられ、
前記ハウジングと前記ジョイントとが前記衝撃吸収部材を介して当接したとき、
前記溝と前記端面部とによって前記連通路が形成されるステアリング装置。 - 軸方向に往復移動する転舵シャフトと、
前記転舵シャフトを収容するハウジングと、
前記転舵シャフトの両軸端部にそれぞれ装着されて、当該転舵シャフトとタイロッドとを連結するジョイントと、
前記ハウジングと前記タイロッドとの間に接続されて、前記ハウジングと前記タイロッドとを封止するブーツと、
前記転舵シャフトの移動方向における前記ハウジングと前記ジョイントとの間に設けられて、それらが当接する際の衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、を備え、
前記衝撃吸収部材は、樹脂製の弾性部と、前記ジョイントと前記弾性部との間に設けられてそれらが当接する端面となる金属製の端面部とを有し、
前記ハウジングにおける前記弾性部が当接する当接面には溝が設けられ、当該溝と前記弾性部とにより連通路が形成されており、
前記連通路は、前記ハウジングと前記ジョイントとが前記衝撃吸収部材を介して当接したときの、前記ジョイントが前記端面部に当接してから前記弾性部が圧縮される過程において、前記ブーツの内部空間と前記ハウジングの内部空間とを連通するステアリング装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
モータと、
前記モータの回転を減速する減速機と、
減速された前記モータの回転を前記転舵シャフトの往復運動へと変換するボールねじ機構を備え、
前記ボールねじ機構は、前記衝撃吸収部材の近傍に設けられているステアリング装置。
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