JP6669465B2 - ダンパ装置及びステアリング装置 - Google Patents
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Description
ステアリング装置では、エンド当て部にダンパ装置を用いてエンド当て時の衝撃を吸収する。係るダンパ装置としては、大径部の端面とハウジングとの軸線方向の間に、ハウジングに包囲された状態で介装される衝撃吸収部材を備えるものが知られている。
図1に示したとおり、操舵機構10は、ステアリングホイール11、及びステアリングシャフト12を備える。ステアリングホイール11は、ステアリングシャフト12の端部に固定される。ステアリングシャフト12は、転舵輪26を転舵するために、ステアリングホイール11に加えられる操舵トルクを伝達する。ステアリングシャフト12は、コラム軸13、中間軸14、及びピニオン軸15を連結して構成される。ピニオン軸15は、入力シャフト15a、出力シャフト15b、及びトーションバー15cを有する。入力シャフト15aの入力側部分には、中間軸14の出力側部分が接続され、出力シャフト15bの出力側部分には、ピニオン歯15dが形成される。
上述したダンパ装置50について、図2を用いて更に説明する。ダンパ装置50は、運転者の操舵に伴う正入力、又は車両の外部から転舵輪26を介して逆入力が転舵シャフト21に入力されるのに伴って、大径部51が大径部用ハウジング52の規制面52bに衝突しようとする際の衝撃を、衝撃吸収部材53によって衝撃吸収するための装置である。図2に示すとおり、ダンパ装置50は、大径部51を備える転舵シャフト21と、大径部用ハウジング52と、衝撃吸収部材53とを備える。
衝撃吸収部材53は、軸部211を挿通し、大径部51の当接端面51aと大径部用ハウジング52の規制面52bとの軸線方向Aの間に介装される。衝撃吸収部材53は、大径部51の当接端面51aに接触可能な円板状部532を備える衝撃受部材53aと、規制面52bと円板状部532との間に配置される弾性体53bと、を備える。衝撃吸収部材53は、弾性体53bの貫通孔に衝撃受部材53aの筒部531を挿入した、略円環柱状の全体形状をなし、弾性体53bの他方側端面533aを衝撃受部材53aに接着して一体化される。衝撃吸収部材53は、衝撃受部材53aの他方側の被当接端面532aが大径部51の当接端面51aと対向配置するように、ハウジング52の規制面52bに装着される。衝撃吸収部材53は、「エンド当て」時の衝突衝撃を吸収する部材である。
本実施形態では、ステアリング装置STの大径部用ハウジング52に装着する衝撃吸収部材53に用いる弾性体53bとしては、耐熱性、耐寒性、耐候性の観点から、NBR、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エチレン‐プロピレンゴム等を、更に耐油性の観点から、極性基を有するNBR、クロロプレンゴム等を好適に用いることができる。
本実施形態に係るダンパ装置50は、大径部51が円板状部532に衝撃力を付与した場合に、円板状部532が、大径部51と接触する内周側領域INと、内周側領域INより径方向外方に位置し大径部51と接触しない外周側領域OUTと、を備え、外周側領域OUTの厚みが、内周側領域INと外周側領域OUTの境界位置B1の厚みより、薄く形成される特徴構成を有している。この構成により、衝撃吸収部材53が衝撃を受けて圧縮変形する際に、弾性体53bによる内圧上昇に対して、円板状部532が抗する作用を有するものであり、以下説明する。
上記実施形態によれば、衝撃吸収部材53は、大径部51の当接端面51aに接触可能な円板状部532を備える衝撃受部材53aと、規制面52bと円板状部532との間に配置され、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体53bと、を備え、円板状部532は、大径部51が円板状部532に衝撃力を付与した場合に大径部51と接触する内周側領域INと、内周側領域INより径方向外方に位置し大径部51と接触しない外周側領域OUTと、を備え、外周側領域OUTの厚みは、内周側領域INと外周側領域OUTの境界位置B1,B2の厚みより、薄く形成されている。
Claims (6)
- 軸部及び大径部を備えるシャフトと、
筒状に形成され、前記シャフトを軸線方向に相対移動可能に挿通し、前記大径部の端面に対して軸線方向に対向する規制面を備えるハウジングと、
前記軸部に挿通され、前記大径部の端面と前記規制面との軸線方向の間に介装される衝撃吸収部材と、
を備えるダンパ装置であって、
前記衝撃吸収部材は、
前記大径部の端面に接触可能な円板状部を備える衝撃受部材と、
前記規制面と前記円板状部との間に配置され、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体と、
を備え、
前記円板状部は、前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与した場合に前記大径部と接触する内周側領域と、前記内周側領域より径方向外方に位置し前記大径部と接触しない外周側領域と、を備え、
前記外周側領域の厚みは、前記内周側領域と前記外周側領域の境界位置の厚みより、薄く形成され、
前記衝撃受部材は、前記ハウジングの内周面に対向する筒部、及び、前記筒部から径方向外方に延在し、前記規制面に対向する前記円板状部を有しており、
前記弾性体は、前記ハウジングの内周面、前記規制面、前記筒部の外周面及び前記円板状部により形成される空間に配置され、
前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与しない場合に、
前記弾性体は、前記ハウジングの内周面及び前記筒部の外周面の少なくとも一方との間に隙間を介して配置され、
前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与した場合に、
前記弾性体は、前記隙間を充填するように、前記規制面、前記円板状部、前記ハウジングの内周面及び前記筒部の外周面の全てに接触した状態に圧縮変形可能であるダンパ装置。 - 軸部及び大径部を備えるシャフトと、
筒状に形成され、前記シャフトを軸線方向に相対移動可能に挿通し、前記大径部の端面に対して軸線方向に対向する規制面を備えるハウジングと、
前記軸部に挿通され、前記大径部の端面と前記規制面との軸線方向の間に介装される衝撃吸収部材と、
を備えるダンパ装置であって、
前記衝撃吸収部材は、
前記大径部の端面に接触可能な円板状部を備える衝撃受部材と、
前記規制面と前記円板状部との間に配置され、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形される弾性体と、
を備え、
前記円板状部は、前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与した場合に前記大径部と接触する内周側領域と、前記内周側領域より径方向外方に位置し前記大径部と接触しない外周側領域と、を備え、
前記外周側領域の厚みは、前記内周側領域と前記外周側領域の境界位置の厚みより、薄く形成され、
前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与した場合に、
前記衝撃受部材は、前記規制面に対して非接触状態を維持したまま、変形した前記弾性体によって前記ハウジングに対する相対移動を規制されるダンパ装置。 - 前記衝撃受部材は、前記ハウジングの内周面に対向する筒部、及び、前記筒部から径方向外方に延在し、前記規制面に対向する前記円板状部を有しており、
前記弾性体は、前記ハウジングの内周面、前記規制面、前記筒部の外周面及び前記円板状部により形成される空間に配置され、
前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与しない場合に、
前記弾性体は、前記ハウジングの内周面及び前記筒部の外周面の少なくとも一方との間に隙間を介して配置され、
前記大径部が前記円板状部に衝撃力を付与した場合に、
前記弾性体は、前記隙間を充填するように、前記規制面、前記円板状部、前記ハウジングの内周面及び前記筒部の外周面の全てに接触した状態に圧縮変形可能である請求項2に記載のダンパ装置。 - 前記大径部と前記円板状部とは、軸線方向に同軸上に配置されており、
前記円板状部に接触する前記大径部の外周縁部の形状は、非真円形に形成されており、
前記円板状部の前記内周側領域と前記外周側領域の境界位置は、前記大径部の外周縁部の形状に対応して非真円形をなし、
前記境界位置の厚みは、前記境界位置における内接円の径方向位置より前記境界位置における外接円の径方向位置の方が薄く形成される、請求項1−3の何れか一項に記載のダンパ装置。 - 前記円板状部の厚みは、前記円板状部の径方向内端から前記内周側領域と前記外周側領域の境界位置を超える径方向位置に至る範囲において、径方向外方に行くほど徐々に薄くなるように形成される、請求項1−4の何れか一項に記載のダンパ装置。
- 請求項1−5の何れか一項に記載のダンパ装置を備えるステアリング装置であって、
両端部がタイロッドを介して転舵輪に連結されると共に軸線方向に往復移動して前記転舵輪を転舵する転舵シャフトであり、前記タイロッドに揺動可能に連結される前記大径部を備える前記シャフトと、
前記転舵シャフトを収容する前記ハウジングと、
前記衝撃吸収部材と、
を備える、ステアリング装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015208060A JP6669465B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | ダンパ装置及びステアリング装置 |
EP16195031.6A EP3159240B1 (en) | 2015-10-22 | 2016-10-21 | Damper device and steering device |
CN201610922095.1A CN107097842B (zh) | 2015-10-22 | 2016-10-21 | 阻尼装置和转向装置 |
US15/331,686 US10611404B2 (en) | 2015-10-22 | 2016-10-21 | Damper device and steering device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015208060A JP6669465B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | ダンパ装置及びステアリング装置 |
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JP2017078502A JP2017078502A (ja) | 2017-04-27 |
JP6669465B2 true JP6669465B2 (ja) | 2020-03-18 |
Family
ID=58666211
Family Applications (1)
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JP2015208060A Active JP6669465B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | ダンパ装置及びステアリング装置 |
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JP (1) | JP6669465B2 (ja) |
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2015
- 2015-10-22 JP JP2015208060A patent/JP6669465B2/ja active Active
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