JP6682331B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6682331B2 JP6682331B2 JP2016079645A JP2016079645A JP6682331B2 JP 6682331 B2 JP6682331 B2 JP 6682331B2 JP 2016079645 A JP2016079645 A JP 2016079645A JP 2016079645 A JP2016079645 A JP 2016079645A JP 6682331 B2 JP6682331 B2 JP 6682331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid composition
- aggregation layer
- temperature
- layer
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M7/00—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
- B41M7/009—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using thermal means, e.g. infrared radiation, heat
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/0057—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material where an intermediate transfer member receives the ink before transferring it on the printing material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/10—Post-imaging transfer of imaged layer; transfer of the whole imaged layer
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Description
インクジェット方式の記録ヘッドを用いて、前記記録媒体に対して、樹脂を含有する第2の液体組成物を付与することで第2の液体組成物凝集層を形成する工程と、
前記第1の液体組成物凝集層及び前記第2の液体組成物凝集層が形成された記録媒体を第1の定着手段を用いて加熱及び加圧する第1の定着工程と、
第2の定着工程と、
を有するインクジェット記録方法であって、
前記第2の定着工程は、前記第1の定着工程を経た記録媒体を、
第2の定着手段を用いて加熱及び加圧し、
加熱及び加圧した後に、冷却し、
冷却した後に、前記第2の定着手段から剥離する工程を含み、
前記第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度MFT1、前記第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度MFT2、前記第1の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T1、前記第2の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T2、並びに、前記第2の定着工程における剥離時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T3が、
(1−1)MFT1>MFT2、及び、
(1−2)T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3
を満足することを特徴とするインクジェット記録方法が提供される。
インクジェット方式の記録ヘッドを用いて、前記中間転写体に対して、樹脂を含有する第2の液体組成物を付与することで第2の液体組成物凝集層を形成する工程と、
前記中間転写体上の第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層を記録媒体上に転写する転写工程と、
第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層が形成された記録媒体を第1の定着手段を用いて加熱及び加圧する第1の定着工程と、
第2の定着工程と、
を有するインクジェット記録方法であって、
前記第2の定着工程は、前記第1の定着工程を経た記録媒体を、
第2の定着手段を用いて加熱及び加圧し、
加熱及び加圧した後に、冷却し、
冷却した後に、前記第2の定着手段から剥離する工程を含み、
前記第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度MFT1、前記第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度MFT2、前記第1の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T1、前記第2の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T2、並びに、前記第2の定着工程における剥離時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T3が、
(2−1)MFT1>MFT2、及び、
(2−2)T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3
を満足することを特徴とするインクジェット記録方法が提供される。
本発明のインクジェット記録方法としては、記録媒体に、直接、液体組成物を付与し、画像を記録する「直接描画型インクジェット記録方法」と、第1の記録媒体としての中間転写体に液体組成物を付与して中間画像を形成した後、紙などの第2の記録媒体に中間画像を転写することで画像を記録する「転写型インクジェット記録方法」とが挙げられる。以下、それぞれのインクジェット記録方法に関し、説明を行う。
本発明の一形態は、記録媒体上に第1の液体組成物凝集層を形成する工程と、第2の液体組成物凝集層を形成する工程とを有する。また、これら液体組成物凝集層の形成工程に続いて、これら液体組成物凝集層を加熱及び加圧することにより、記録媒体上に定着する第1の定着工程と第2の定着工程とを有する。
T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3・・・(1−2)
T1:第1の定着工程における加熱及び加圧時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
T2:第2の定着工程における加熱及び加圧時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
T3:第2の定着工程における剥離時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
MFT1:第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度
MFT2:第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度
次に、本発明の直接描画型インクジェット記録方法の実施形態における基本構成について詳細に説明する。
本発明における反応液は、液体組成物の高粘度化成分を含有する。液体組成物の高粘度化とは、原則として、液体組成物を構成している組成物の一部である色材や樹脂等が、液体組成物の高粘度化成分と接触することによって化学的に反応し、あるいは物理的に吸着し、これによって液体組成物全体の粘度上昇が認められる場合をいう。しかし、この場合のみならず、色材など液体組成物の一部が凝集することにより、局所的に粘度上昇を生じる場合も含まれる。この成分は、記録媒体上での液体組成物及び/又は液体組成物の一部の流動性を低下せしめて、画像形成時のブリーディング、ビーディングを抑制する効果がある。本発明の態様においては、液体組成物の高粘度化成分として、多価の金属イオン、有機酸、カチオンポリマー、多孔質性微粒子など、旧来公知の物を特に制限無く用いることができる。中でも特に多価の金属イオン及び有機酸が好適である。また、複数の種類の液体組成物の高粘度化成分を含有させることも好適である。なお、反応液中の液体組成物の高粘度化成分の含有量は、反応液全質量に対して5質量%以上であることが好ましい。
記録媒体表面へ反応液を付与する方法は、従来知られている各種手法を適宜用いることができる。例としては、ダイコーティング、ブレードコーティング、グラビアローラーを用いる手法、オフセットローラーを用いる手法、スプレーコーティング等が挙げられる。また、インクジェット方式の記録ヘッドを用いて付与する方法も好適である。さらに、いくつかの方法を複数組み合わせることも極めて好適である。
続いて、上記反応液が付与された記録媒体表面に、インクジェット方式の記録ヘッドを用いて第1及び第2の液体組成物を付与することによって画像が形成される。
本発明で用いる液体組成物は、少なくとも樹脂を含む。本発明で述べる液体組成物中の樹脂固形分の最低造膜温度は、日本工業規格JIS K 6828−2により測定した値を使用している。色材の影響により、造膜状態が明瞭に観察できない場合は、液体組成物に含まれる材料の内、色材を純水に置換した処方で調合した液体組成物を用いて測定した値を使用しても良い。また、記録媒体上に形成されている液体組成物凝集層を加熱したときに、液体組成物凝集層が変形する温度を、最低造膜温度として近似的に求めることもできる。
次に、本発明における第1及び第2の液体組成物に用いることのできる各成分について説明する。
本発明における液体組成物には、公知の染料やカーボンブラック、有機顔料等を溶解及び/又は分散させた色材を用いることができる。中でも各種顔料は印刷物の耐久性や品位に特徴があり好適である。
本発明に用いることのできる顔料としては特に限定されず、公知の無機顔料・有機顔料を用いることができる。具体的には、C.I.(カラーインデックス)ナンバーで表される顔料を用いることができる。また、黒色顔料としては、カーボンブラックを用いることも好ましい。液体組成物中の顔料の含有量は、液体組成物全質量に対し15.0質量%以下であることが好ましく、10.0質量%以下であることがより好ましい。
顔料を分散させる分散剤としては、従来公知のインクジェットに用いられるものであればいずれも使用することができる。中でも本発明の態様においては、構造中に親水性部と疎水性部とを併せ持つ水溶性の分散剤を用いることが好ましい。特に、少なくとも親水性のモノマーと疎水性のモノマーとを含んで共重合させた樹脂からなる顔料分散剤が好ましく用いられる。ここで用いられる各モノマーについては特に制限はなく、旧来公知の物が好適に用いられる。具体的には、疎水性モノマーとしては、スチレン、スチレン誘導体、アルキル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また親水性モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸等が挙げられる。なお、「(メタ)アクリレート」は、アクリレートまたはメタクリレートを意味する(以下同様)。また、分散剤を用いず、顔料自体を表面改質して分散可能としたいわゆる自己分散性顔料を用いることも本発明において好適である。
本発明における液体組成物は、色材を有しない各種粒子を含有させて用いることができる。中でも樹脂粒子は、画像品位や定着性の向上に効果がある場合があり好適である。本発明に用いることのできる樹脂粒子の材質としては、特に限定されず、公知の樹脂を適宜用いることができる。具体的には、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリ尿素、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリル酸及びその塩、ポリ(メタ)アクリル酸アルキル、ポリジエン等の単独重合物もしくはこれらを複数組み合わせた共重合物が挙げられる。
また本発明の態様に用いる樹脂粒子分散体を作製する際に、安定化のために各種添加剤を加えておくことも好ましい。該添加剤は例えば、n−ヘキサデカン、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ステアリル、クロロベンゼン、ドデシルメルカプタン、メチルメタクリレート等が好適である。
なお、液体組成物に用いる樹脂は、水溶性の樹脂であってもよい。
本発明に用いることのできる液体組成物は、界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤としては、市販のものが好適に使用でき、具体的には、「アセチレノールEH」(商品名、川研ファインケミカル社製)等が挙げられる。
本発明に用いる液体組成物は、溶剤として水及び/又は水溶性有機溶剤を含むことができる。水は、イオン交換等により脱イオンした水であることが好ましい。また、用いる水溶性有機溶剤の種類は特に限定されず、公知の有機溶剤をいずれも用いることができる。具体的には、グリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、2−ピロリドン等が挙げられる。
本発明に用いることのできる液体組成物は、上記成分以外にも必要に応じて、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、水溶性樹脂及びその中和剤、粘度調整剤など種々の添加剤を含有してもよい。
本発明の態様においては、インクジェット方式の記録ヘッドにより形成された記録画像から液体分を減少させる工程を設けることも好ましい。該記録画像の液体分が過剰であると、記録媒体の繊維に沿ってインクが浸透して画像が乱れるフェザーリング等の画像劣化現象の原因となりうる。水分除去の手法としては、旧来用いられている各種手法がいずれも好適に用いられる。加熱による方法、低湿空気を送風する方法、減圧する方法、またこれらを組み合わせる手法がいずれも好適に用いられる。また、自然乾燥により行うことも可能である。
画像が記録された記録媒体をローラで加熱加圧することにより、記録媒体と画像との定着性を高めることが可能である。加熱ローラを用いて行うとより好適である。加熱ローラを用いる代表的な定着方式には、ローラニップ方式、エンドレスプレス方式があり、いずれも好適に用いられる。以下、図3、図4を用いて各々の方式について詳細に説明する。
ここでは、図3を用いて、加熱加圧定着方式のひとつであるローラニップ方式について説明する。ローラニップ方式は、図3に示すように、加熱ローラ41及び支持ローラ42が接触しており、これら2つのローラの間を記録媒体11の上に形成された液体組成物凝集層15が通過する方式である。加熱ローラ41で液体組成物凝集層15に熱が加えられることにより液体組成物凝集層15が軟化し、液体組成物凝集層15は加圧されることにより平滑になる。ここで、加熱ローラ41の表面は、記録画像で得たい所望の平滑性よりも、少なくとも平滑でなければならない。また、液体組成物凝集層15が加熱された状態で加熱ローラ41から剥離する(離脱する)ことから、加熱ローラ41と液体組成物凝集層15の剥離性が良好であるような加熱ローラ41の表面基材を選定することが好ましい。加熱ローラ41の表面基材としては、PTFE、PFAなどのフッ素樹脂などが好適である。
続いて、図4を用いて、加熱加圧定着方式のひとつであるエンドレスプレス方式について説明する。加熱ローラ41に巻きつけられている定着ベルト51及び支持ローラ42が接触しており、これらの間を記録媒体11の上に形成された液体組成物凝集層15が通過する。定着ベルト51は、加熱ローラ41及び剥離ローラ52に巻きつけられており、剥離ローラ52の位置に達するまで、定着ベルト51と記録媒体11の上に形成された液体組成物凝集層15は接触したままとなっている。加熱ローラ41と剥離ローラ52の間には、冷却装置53が設置されており、記録媒体11が剥離ローラ52の位置に達した時には、液体組成物凝集層15は冷却されているため、定着ベルト51と液体組成物凝集層15を低温で剥離することが可能となっている。定着ベルト51の表面基材としては、ポリイミドなどが好適である。この定着方式は、第2の定着工程に用いるのが好適な方式である。
また、本発明の他の形態は、中間転写体に対して、第1の液体組成物凝集層を形成する工程と、第2の液体組成物凝集層を形成する工程とを含み、これらの工程を経ることによって、中間転写体上に中間画像を形成する。また、中間転写体上の第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層を記録媒体上に転写する転写工程と、記録媒体上に形成された第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層を加熱及び加圧することにより記録媒体上に定着する、第1の定着工程と第2の定着工程とを有する。ここで、転写工程と第1の定着工程とを一つの工程として同時に実施してもよい。
MFT1>MFT2・・・(2−1)
MFT1:第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度
MFT2:第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度
MFT1>MFT2・・・(2−1)
T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3・・・(2−2)
T1:第1の定着工程における加熱及び加圧時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
T2:第2の定着工程における加熱及び加圧時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
T3:第2の定着工程における剥離時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
MFT1:第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度
MFT2:第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度
次に、本発明の転写型インクジェット記録方法の実施形態における基本構成について詳細に説明する。
本発明における中間転写体は、反応液及び液体組成物を保持し、中間画像を形成する基材となる。中間転写体は、中間転写体をハンドリングし必要な力を伝達するための支持部材と、画像を形成する表層部材とからなる。これらは均一の部材からなっていても良いし、各々独立した複数の部材からなっていてもよい。中間転写体の形状としては、シート形状、ローラ形状、ドラム形状、ベルト形状、無端ウエブ形状等が挙げられる。なお、ドラム状の支持部材やベルト状の無端ウエブ構成の支持部材を用いると、同一の中間転写体を連続して繰り返し使用することが可能となり、生産性の面から極めて好適な構成となる。また、中間転写体のサイズは、目的の印刷画像サイズに合わせて自由に選択することができる。
また表層部材としては、複数の材料を積層して形成された物も好適である。例えば、無端ベルト状のウレタンゴムにシリコーンゴムを被膜させた物、PETフィルム上にシリコーンゴムを積層したシート、ウレタンゴムシート上にポリシロキサン化合物を成膜させた積層材料等が好適に用いられる。また、綿布やポリエステル、レーヨン等の織布を基布とし、そこにニトリルブタジエンゴム、ウレタンゴム等のゴム材料を含浸させたシートも好適に用いることができる。
本発明の転写型インクジェット記録方法における反応液としては、前述の直接描画型インクジェット記録方法に用いられる反応液と同じものを用いることができる。また、反応液の付与方法としては、記録媒体の代わりに中間転写体上に反応液を付与すること以外、前述の直接描画型インクジェット記録方法と同様の反応液付与方法を用いることができる。
続いて、上記反応液が付与された中間転写体表面に、インクジェット方式の記録ヘッドを用いて第1及び第2の液体組成物を付与することによって画像が形成される。第1及び第2の液体組成物を付与する順序は特に制限されないが、記録媒体に転写される記録画像において、色材を含まない液体組成物凝集層が上になるように転写画像が形成されることが好ましい。本工程においては、反応液を付与した中間転写体上に、画像データ生成工程において生成される画像信号に応じて、インクジェットデバイスにより液体組成物を付与し、中間画像を形成する。
本発明の転写型インクジェット記録方法で用いる液体組成物は、少なくとも樹脂を含む。本発明で述べる液体組成物中の樹脂固形分の最低造膜温度は、日本工業規格JIS K 6828−2により、測定した値を使用している。色材の影響により、造膜状態が明瞭に観察できない場合は、液体組成物に含まれる材料の内、色材を純水に置換した処方で調合した液体組成物を用いて測定した値を使用しても良い。また、記録媒体上に形成されている液体組成物凝集層を加熱したときに、液体組成物凝集層が変形する温度を、最低造膜温度として近似的に求めることもできる。
T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3・・・(2−2)
T1:第1の定着工程における加熱加圧時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
T2:第2の定着工程における加熱加圧時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度
T3:第2の定着手段からの剥離時の記録媒体上の第1及び第2の液体組成物凝集層温度
本発明の転写型インクジェット記録方法における第1及び第2液体組成物に用いることのできる各成分(色材、顔料、顔料分散剤、樹脂粒子、界面活性剤、水、水溶性有機溶剤、その他添加剤等)は、前述した直接描画型インクジェット記録方法で用いられる第1及び第2液体組成物に用いることのできる各成分と同じである。
本発明の態様においては、該インクジェット方式の記録ヘッドにより形成された中間画像から液体分を減少させる工程を設けることも好ましい。該中間画像の液体分が過剰であると、中間転写体の回転時に中間画像が乱れたり、転写時に記録媒体の繊維に沿ってインクが浸透して画像が乱れたりするフェザーリング等の画像劣化現象の原因となりうる。液体分除去の手法としては、旧来用いられている各種手法がいずれも好適に用いられる。加熱による方法、低湿空気を送風する方法、減圧する方法、またこれらを組み合わせる手法がいずれも好適に用いられる。また、自然乾燥により行うことも可能である。
中間転写体から記録媒体に液体組成物凝集層を転写する際における、中間転写体と記録媒体の圧着の手法については特に制限はないが、圧着部材として加熱ローラを用いて中間転写体と記録媒体の両側から加圧すると、効率良く液体組成物凝集層が転写されるため好適である。また、多段階に加圧することも、転写不良の軽減に効果が有る場合があり好適である。加熱ローラには、転写時の温度制御のため、ローラ内側に加熱ヒータが配置されていることが好ましい。加熱ヒータは、ローラの一部に配置されていてもよいが、ローラ全体に配置されていることがより好ましい。使用する液体組成物の種類によって任意の温度で転写を行うため、加熱ヒータは、加熱ローラ表面を25℃から200℃まで可変であることが好ましい。
画像が記録された記録媒体をローラで加熱加圧することにより、記録媒体と画像との定着性を高めることが可能である。加熱ローラを用いて行うとより好適である。加熱ローラを用いる代表的な定着方式は、前述した直接描画型インクジェット記録方法における定着方式と同じものを用いることができる。
まず、本発明に係る直接描画型インクジェット記録方法の実施例について説明する。
(反応液の調製)
本発明に用いられる反応液は、下記の組成の成分を混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過することにより調製した。
・グリセリン 20.0%
・塩化カルシウム・4水和物 16.0%
・界面活性剤1(商品名:アセチレノールEH、川研ファインケミカル製) 1.0%
・純水 63.0%
(ブラック顔料分散液の調製)
カーボンブラック(商品名:モナク1100、キャボット社製)10%、顔料分散剤水溶液(スチレン−アクリル酸エチル−アクリル酸共重合体<酸価150、重量平均分子量8,000>;固形分20%;水酸化カリウムにて中和済み)15%、純水75%を混合し、バッチ式縦型サンドミル(アイメックス製)に仕込み、0.3mm径のジルコニアビーズを200%充填し、水冷しつつ、5時間分散処理を行った。この分散液を遠心分離機にかけ粗大粒子を除去し、顔料濃度が約10%のブラック顔料分散液を得た。
ブラック顔料分散液の調製の際に使用したカーボンブラック10%を、C.I.ピグメントブルー15:3、10%に代えたこと以外は、ブラック顔料分散液の調製の場合と同様の方法で、シアン顔料分散液を調製した。
ブラック顔料分散液の調製の際に使用したカーボンブラック10%を、C.I.ピグメントレッド122、10%に代えたこと以外は、ブラック顔料分散液の調製の場合と同様の方法で、マゼンタ顔料分散液を調製した。
ブラック顔料分散液の調製の際に使用したカーボンブラック10%を、C.I.ピグメントイエロー74、10%に代えたこと以外は、ブラック顔料分散液の調製の場合と同様の方法で、イエロー顔料分散液を調製した。
ブチルメタクリレート18%、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)2%、n−ヘキサデカン2%を混合し、0.5時間攪拌した。この混合物を、乳化剤である「NIKKOL BC15」(商品名、日光ケミカルズ製)の6%水溶液78%に滴下して、0.5時間攪拌した。次に、超音波照射機で超音波を3時間照射した。続いて、窒素雰囲気下で80℃、4時間重合反応を行い、室温冷却後にろ過して、濃度約20%の樹脂粒子分散体1を得た。該樹脂粒子の質量平均分子量は約200,000、分散粒径は約100nm〜500nmであった。
樹脂粒子分散体1の調製の際に使用したブチルメタクリレート18%を、エチルメタクリレート18%に代えたこと以外は、樹脂粒子分散体1の調製の場合と同様の方法で、樹脂粒子分散体2を調製した。
下記の処方の組成からなる第1の液体組成物を、上記ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色顔料分散液について調製した。また、第2の液体組成物として、色材を含まない液体組成物を、下記処方に基づき調製した。具体的には、下記の処方の成分を各々混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過することにより調製した。
・上述の各色顔料分散液(濃度約10%) 20%
・上述の樹脂粒子分散体1(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 17.5%
(第2の液体組成物処方)
・上述の樹脂粒子分散体2(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 37.5%
続いて、本実施例の要部について、図を用いて詳細に説明する。
このときの第1の液体組成物凝集層61及び第2の液体組成物凝集層62の温度(T1)と、第1の液体組成物凝集層61及び第2の液体組成物凝集層62の最低造膜温度と、を表1に示す。定着時の液体組成物凝集層の温度は、定着ニップ直後の記録媒体11上の液体組成物凝集層の温度を、非接触温度計(アズワン社製、IT−314)で測定することで求めた。
定着ニップ後、定着ベルト51と液体組成物凝集層との接触状態を維持したまま、冷却し、その後、低温で接触を停止(剥離)する。剥離時の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度(T3)が、第2の液体組成物の最低造膜温度(MFT2)よりも低い場合、第2の液体組成物凝集層62が十分に硬いため、平滑なカプトンの表面形状を維持したまま剥離されることで、高光沢にすることができる。
本実施例の方法を用いると、最終的に得られる画像の光沢値を、低光沢と高光沢の多様なパターンに制御することが可能なインクジェット記録方法を提供することができる。ここでは、液体組成物凝集層の最低造膜温度が異なる2種の液体組成物を使用した例を説明したが、最低造膜温度が異なる3種以上の液体組成物を使用することも可能である。
次に、本発明に係る直接描画型インクジェット記録方法の第2の実施例について詳細に説明する。まず初めに、本実施例で使用する液体組成物について説明する。
(液体組成物の調製)
下記の処方の組成からなる液体組成物71、72及び73を調製した。具体的には、下記処方の成分を各々混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過することにより調製した。なお、下記液体組成物の樹脂固形分の最低造膜温度は、第1の液体組成物凝集層を構成する液体組成物71及び液体組成物72は160℃、第2の液体組成物凝集層を構成する液体組成物73は120℃である。
・上述の各色顔料分散液(濃度約10%) 20%
・上述の樹脂粒子分散体1(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 17.5%
(液体組成物72処方)
・上述の樹脂粒子分散体1(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 37.5%
(液体組成物73処方)
・上述の樹脂粒子分散体2(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 37.5%
なお、本実施例で用いる液体組成物に含まれる樹脂は、樹脂粒子分散体であるが、水溶性の樹脂を用いてもよい。
次に、記録媒体11が送風装置17に到達すると、第1の液体組成物凝集層61及び第2の液体組成物凝集層62の中に含まれる水分が送風により除去される。次に、第2の定着手段からの剥離時の温度(T3)を変更した以外は、実施例1−1と同じ手順で、第1の定着手段18及び第2の定着手段19により、定着工程を実施する。
次に、本発明に係る転写型インクジェット記録方法の実施例について説明する。本実施例においては、中間転写体の表層部材として、0.5mmの透明PETフィルム表面に、ゴム硬度40°、厚さ0.1mmのシリコーンゴムKE12(信越化学製)を、両面粘着テープを介して積層させた物を用いた。この表面に、平行平板型常圧プラズマ処理装置APT−203(積水化学製)を用いて、下記条件にて親水化処理を行った。
(表面親水化条件)
使用ガス及び流量;air:1000cc/min
N2:6000cc/min
入力電圧:230V
処理速度:20sec/cm2
本発明に用いられる反応液は、下記の組成の成分を混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過することにより調製した。
・レブリン酸 40部
・グリセリン 5部
・界面活性剤1(商品名:アセチレノールE100、川研ファインケミカル製) 1部
・樹脂粒子:ポリアクリル酸 3部
・イオン交換水 51部
(ブラック顔料分散液の調製)
カーボンブラック(製品名:モナク1100、キャボット社製)10%、顔料分散剤水溶液(スチレン−アクリル酸エチル−アクリル酸共重合体<酸価150、重量平均分子量8,000>;固形分20%;水酸化カリウムにて中和済み)15%、純水75%を混合し、バッチ式縦型サンドミル(アイメックス製)に仕込み、0.3mm径のジルコニアビーズを200%充填し、水冷しつつ、5時間分散処理を行った。この分散液を遠心分離機にかけ粗大粒子を除去し、顔料濃度が約10%のブラック顔料分散液を得た。
ブラック顔料分散液の調製の際に使用したカーボンブラック10%を、C.I.ピグメントブルー15:3、10%に代えたこと以外は、ブラック顔料分散液の調製の場合と同様の方法で、シアン顔料分散液を調製した。
ブラック顔料分散液の調製の際に使用したカーボンブラック10%を、C.I.ピグメントレッド122、10%に代えたこと以外は、ブラック顔料分散液の調製の場合と同様の方法で、マゼンタ顔料分散液を調製した。
ブラック顔料分散液の調製の際に使用したカーボンブラック10%を、C.I.ピグメントイエロー74、10%に代えたこと以外は、ブラック顔料分散液の調製の場合と同様の方法で、イエロー顔料分散液を調製した。
ブチルメタクリレート18%、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)2%、n−ヘキサデカン2%を混合し、0.5時間攪拌した。この混合物を、乳化剤である「NIKKOL BC15」(商品名、日光ケミカルズ製)の6%水溶液78%に滴下して、0.5時間攪拌した。次に、超音波照射機で超音波を3時間照射した。続いて、窒素雰囲気下で80℃、4時間重合反応を行い、室温冷却後にろ過して、濃度約20%の樹脂粒子分散体1を得た。該樹脂粒子の質量平均分子量は約200,000、分散粒径は約100nm〜500nmであった。
樹脂粒子分散体1の調製の際に使用したブチルメタクリレート18%を、ポリエチルメタクリレート18%に代えたこと以外は、樹脂粒子分散体1の調製の場合と同様の方法で、樹脂粒子分散体2を調製した。
下記の処方の組成からなる液体組成物63’を、上記ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色顔料分散液について調製した。また、液体組成物64’として、色材を含まない液体組成物を、下記処方に基づき調製した。具体的には、下記の処方の成分を各々混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧濾過することにより調製した。
・上述の各色顔料分散液(濃度約10%) 20%
・上述の樹脂粒子分散体1(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 17.5%
(液体組成物64’処方)
・上述の樹脂粒子分散体2(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 37.5%
続いて、本実施例の要部について、図を用いて詳細に説明する。
次に、中間転写体16’は、液体組成物凝集層が指定した温度になるよう、加熱装置19’により加温された後に、圧力が98N/cm2(10kgf/cm2)、転写温度が60℃、転写時間が100msとなるように記録媒体11’に対して、転写を行う。転写工程後の液体組成物凝集層の構成を図8(b)に示す。図8に示すように、中間転写体16’上では、液体組成物凝集層内の底部に形成されていた第2の液体組成物凝集層62’が、転写工程後の記録媒体11’上では、液体組成物凝集層内の表面に形成されている。
加熱ローラ41’の表面基材としてシリコーンゴムを採用し、定着時の第1の液体組成物凝集層61’及び第2の液体組成物凝集層62’の温度が、第1の液体組成物凝集層61’及び第2の液体組成物凝集層62’中に含有される液体組成物の最低造膜温度よりも十分高温となるように、加熱ローラ41’の温度を180℃に、加圧する圧力は98N/cm2とした。また、加熱ローラ41’と支持ローラ42’にニップされる時間は900msecとした。
このときの第1の液体組成物凝集層61’及び第2の液体組成物凝集層62’の温度(T1)と、第1の液体組成物凝集層61’及び第2の液体組成物凝集層62’の最低造膜温度と、を表4に示す。定着時の液体組成物凝集層の温度は、定着ニップ直後の記録媒体11’上の液体組成物凝集層の温度を、非接触温度計(アズワン社製、IT−314)で測定することにより求めた。
定着ベルト51’の表面基材として平滑なポリイミドフィルム(「カプトン」(登録商標)、東レ・デュポン社製)を採用した。定着時の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度(T2)が、第1の液体組成物凝集層61’に含有される液体組成物の最低造膜温度よりも十分低温であり、且つ、第2の液体組成物凝集層62’中に含有される液体組成物の最低造膜温度よりも十分高温となるように、加熱ローラ41’の温度を140℃に、加圧する圧力は98N/cm2とした。また、定着ベルト51’と支持ローラ42’にニップされる時間は900msecとした。
定着ニップ後、定着ベルト51’と液体組成物凝集層との接触状態を維持したまま、冷却し、低温で剥離する。剥離時の第1及び第2の液体組成物凝集層の温度(T3)が、第2の液体組成物の最低造膜温度(MFT2)よりも低い場合、第2の液体組成物凝集層62’が十分に硬いため、平滑な定着ベルトの表面形状を維持したまま剥離されることで、高光沢にすることができる。
次に、本発明に係る転写型インクジェット記録方法の第2の実施例について詳細に説明する。
(液体組成物の調製)
下記の処方の組成からなる液体組成物71’、72’及び73’を調製した。具体的には、下記の処方の成分を各々混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧濾過することにより調製した。なお、下記の液体組成物の樹脂固形分の最低造膜温度は、第1の液体組成物凝集層を構成する液体組成物71’及び液体組成物72’は160℃、第2の液体組成物凝集層を構成する液体組成物73’は120℃である。
・上述の各色顔料分散液(濃度約10%) 20%
・上述の樹脂粒子分散体1(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 17.5%
(液体組成物72’処方)
・上述の樹脂粒子分散体1(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 37.5%
(液体組成物73’処方)
・上述の樹脂粒子分散体2(濃度約20%) 50%
・グリセリン 5%
・ジエチレングリコール 7%
・界面活性剤1 0.5%
・純水 37.5%
更に、中間転写体16’が送風装置17’に到達すると、第1の液体組成物凝集層61’及び第2の液体組成物凝集層62’の中に含まれる水分が送風により除去される。次に、中間転写体16’は、液体組成物凝集層が指定した温度になるよう、加熱装置19’により加温された後に、圧力が98N/cm2、転写温度が100℃、転写時間が100msとなるように記録媒体11’に対して、転写を行う。転写工程後の液体組成物凝集層の構成を図9(b)に示す。図9に示すように、中間転写体16’上では、液体組成物凝集層内の底部に形成されていた液体組成物72’の第1の液体組成物凝集層61’、及び液体組成物73’の第2の液体組成物凝集層62’のパターンが、転写工程後の記録媒体11’上では、液体組成物凝集層内の表面に形成されている。
次に、第2の定着手段からの剥離時の温度(T3)を変更した以外は、実施例2−1と同じ手順で、第1の定着手段18’及び第2の定着手段20’により、定着工程を実施する。
次に、本発明に係る転写型インクジェット記録方法の第3の実施例について図10を用いて詳細に説明する。
本実施例に用いられる液体組成物は、実施例2−1で使用した液体組成物63’及び液体組成物64’である。
図10は、本発明の一実施形態における転写型インクジェット記録方法を説明するための転写型インクジェット記録装置の模式図を示している。図10に示す転写型インクジェット記録装置では、転写工程と第1の定着工程とが同時に行われる。そのため、第1の定着手段18’を有さないこと以外は、図7に示す転写型インクジェット記録装置と同様の構成である。
続いて、中間転写体16’が送風装置17’に到達すると、第1の液体組成物凝集層61’及び第2の液体組成物凝集層62’の中に含まれる水分が送風により除去される。次に、中間転写体16’は、液体組成物凝集層が指定した温度になるよう、加熱装置19’により加温された後に、圧力が98N/cm2、転写温度が180℃、転写時間が900msとなるように記録媒体11’に対して、転写を行う。
次に、本発明に係る転写型インクジェット記録方法の第4の実施例について詳細に説明する。
(液体組成物の調製)
本実施例に用いられる液体組成物は、実施例2−1で使用した液体組成物63’及び液体組成物64’である。
図11は、液体組成物を用いて第1の中間転写体81’に中間画像を形成した後に、該中間画像を第1の中間転写体81’上から、これに当接しそれより高温の第2の中間転写体82’上へ転写し、続けて、高温の第2の中間転写体82’上から記録媒体11’へ転写することで画像印刷物を得る2段転写方式の転写型インクジェット記録方法の概略構成を示す模式図である。
次に、定着剥離時の温度を変更した以外は、実施例2−3と同じ手順で、第2の定着手段20’により、第2の定着工程を実施する。
12、12’・・・ローラ式塗布装置
13、13’・・・反応液
14、14’・・・インクジェット記録ヘッド
15、15’・・・液体組成物凝集層
16’・・・中間転写体
17、17’・・・送風装置
18、18’・・・第1の定着手段
19、20’・・・第2の定着手段
31・・・樹脂粒子
41、41’・・・加熱ローラ
42、42’・・・支持ローラ
51、51’・・・定着ベルト
52、52’・・・剥離ローラ
53、53’・・・冷却装置
61、61’・・・第1の液体組成物凝集層
62、62’・・・第2の液体組成物凝集層
63、63’・・・第1の液体組成物
64、64’・・・第2の液体組成物
71、71’・・・液体組成物71、71’
72、72’・・・液体組成物72、72’
73、73’・・・液体組成物73、73’
19’・・・加熱装置
81’・・・第1の中間転写体
82’・・・第2の中間転写体
Claims (14)
- インクジェット方式の記録ヘッドを用いて、記録媒体に対して、樹脂を含有する第1の液体組成物を付与することで第1の液体組成物凝集層を形成する工程と、
インクジェット方式の記録ヘッドを用いて、前記記録媒体に対して、樹脂を含有する第2の液体組成物を付与することで第2の液体組成物凝集層を形成する工程と、
前記第1の液体組成物凝集層及び前記第2の液体組成物凝集層が形成された記録媒体を第1の定着手段を用いて加熱及び加圧する第1の定着工程と、
第2の定着工程と、
を有するインクジェット記録方法であって、
前記第2の定着工程は、前記第1の定着工程を経た記録媒体を、
第2の定着手段を用いて加熱及び加圧し、
加熱及び加圧した後に、冷却し、
冷却した後に、前記第2の定着手段から剥離する工程を含み、
前記第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度 MFT1、前記第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度 MFT2、前記第1の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T1、前記第2の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T2、並びに、前記第2の定着工程における剥離時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T3が、
(1−1)MFT1>MFT2、及び、
(1−2)T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3
を満足することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記第2の定着工程が、第2の定着手段を用いて加熱及び加圧した後、第2の定着手段と記録媒体との接触状態を維持したまま第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度(MFT2)以下の温度まで冷却し、その後に、第2の定着手段から記録媒体を剥離する工程を含む請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の液体組成物及び第2の液体組成物の少なくとも一方が色材を含有する請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の液体組成物が色材を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第2の液体組成物が色材を含有しない請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- インクジェット方式の記録ヘッドを用いて、中間転写体に対して、樹脂を含有する第1の液体組成物を付与することで第1の液体組成物凝集層を形成する工程と、
インクジェット方式の記録ヘッドを用いて、前記中間転写体に対して、樹脂を含有する第2の液体組成物を付与することで第2の液体組成物凝集層を形成する工程と、
前記中間転写体上の第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層を記録媒体上に転写する転写工程と、
第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層が形成された記録媒体を第1の定着手段を用いて加熱及び加圧する第1の定着工程と、
第2の定着工程と、
を有するインクジェット記録方法であって、
前記第2の定着工程は、前記第1の定着工程を経た記録媒体を、
第2の定着手段を用いて加熱及び加圧し、
加熱及び加圧した後に、冷却し、
冷却した後に、前記第2の定着手段から剥離する工程を含み、
前記第1の液体組成物凝集層の最低造膜温度MFT1、前記第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度MFT2、前記第1の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T1、前記第2の定着工程における加熱及び加圧時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T2、並びに、前記第2の定着工程における剥離時の前記第1及び第2の液体組成物凝集層の温度T3が、
(2−1)MFT1>MFT2、及び、
(2−2)T1>MFT1≧T2>MFT2≧T3
を満足することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記第1の定着工程は、前記転写工程と同時に行われる請求項6に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の定着工程は、前記転写工程の後に行われる請求項6に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第2の定着工程が、第2の定着手段を用いて加熱及び加圧した後、第2の定着手段と記録媒体との接触状態を維持したまま第2の液体組成物凝集層の最低造膜温度(MFT2)以下の温度まで冷却し、その後に、第2の定着手段から記録媒体を剥離する工程を含む請求項6〜8のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記中間転写体が第1の中間転写体とこれと当接する第2の中間転写体とからなり、前記転写工程が、前記第1の中間転写体上の第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層を、前記第2の中間転写体に転写し、該第2の中間転写体上に転写された第1の液体組成物凝集層及び第2の液体組成物凝集層を、前記記録媒体上に転写する工程であって、前記第1の中間転写体の温度よりも前記第2の中間転写体の温度が高い請求項6〜9のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1及び第2の液体組成物凝集層の少なくとも一方は色材を含まない液体組成物を用いて形成されており、該色材を含まない液体組成物凝集層が前記記録媒体上に転写された後の画像において表面になるように、前記第1及び第2の液体組成物凝集層を前記中間転写体上に付与する請求項6〜10のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の液体組成物凝集層に色材が含まれる請求項11に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の液体組成物凝集層は、色材を含む液体組成物と色材を含まない液体組成物を用いて形成される請求項11又は12に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の液体組成物凝集層を形成する工程の前に、前記第1の液体組成物または前記第2の液体組成物中の成分を凝集させることが可能な反応液を前記中間転写体に付与する工程を有する請求項6〜13のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015084373 | 2015-04-16 | ||
JP2015084374 | 2015-04-16 | ||
JP2015084374 | 2015-04-16 | ||
JP2015084373 | 2015-04-16 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016203626A JP2016203626A (ja) | 2016-12-08 |
JP2016203626A5 JP2016203626A5 (ja) | 2019-05-23 |
JP6682331B2 true JP6682331B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=57128647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016079645A Active JP6682331B2 (ja) | 2015-04-16 | 2016-04-12 | インクジェット記録方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9527314B2 (ja) |
JP (1) | JP6682331B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9707751B2 (en) | 2015-06-23 | 2017-07-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Transfer-type ink jet recording apparatus |
US10525613B2 (en) * | 2015-12-23 | 2020-01-07 | Pelican International Inc. | Process, apparatus and system for creating extrudable material having color effects and products made with extrudable material created with same |
US9925802B2 (en) | 2016-02-15 | 2018-03-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus |
US10005272B2 (en) | 2016-06-24 | 2018-06-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Intermediate transfer body, image recording method, and image forming apparatus |
JP6904816B2 (ja) * | 2017-07-04 | 2021-07-21 | キヤノン株式会社 | 印刷装置および印刷方法 |
US10500841B2 (en) | 2017-07-04 | 2019-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method and ink jet recording apparatus |
JP2019014074A (ja) | 2017-07-04 | 2019-01-31 | キヤノン株式会社 | 液体吐出装置 |
JP2019014244A (ja) | 2017-07-04 | 2019-01-31 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法、及び、インクジェット記録装置 |
JP2019014139A (ja) | 2017-07-06 | 2019-01-31 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置及びその温度制御方法 |
JP6980495B2 (ja) * | 2017-11-21 | 2021-12-15 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
JP2019104147A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
CA3009013C (en) | 2018-04-23 | 2022-06-21 | Pelican International Inc. | Process, apparatus and system for creating extruded material having color effects and products made with extruded material created with same |
JP7192576B2 (ja) * | 2018-06-15 | 2022-12-20 | 株式会社リコー | インクジェット印刷装置、インクジェット印刷方法、及び印刷画像の光沢度制御方法 |
US10814651B2 (en) | 2018-10-10 | 2020-10-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4538156A (en) | 1983-05-23 | 1985-08-27 | At&T Teletype Corporation | Ink jet printer |
JPS6292849A (ja) | 1985-10-17 | 1987-04-28 | Seiko Epson Corp | インクジエツト記録装置 |
US5099256A (en) | 1990-11-23 | 1992-03-24 | Xerox Corporation | Ink jet printer with intermediate drum |
JP2001290382A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Ricoh Co Ltd | 画像光沢度調整装置および画像形成装置 |
JP2001328248A (ja) * | 2000-05-23 | 2001-11-27 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
US20030103123A1 (en) * | 2001-12-04 | 2003-06-05 | Xerox Corporation | Continuous transfer and fusing application system |
US7226157B2 (en) | 2003-01-30 | 2007-06-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording process |
JP3774714B2 (ja) | 2003-10-16 | 2006-05-17 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法、およびインクジェット記録装置 |
JP2005178291A (ja) | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 表面処理装置及び画像記録装置 |
US7241544B2 (en) * | 2004-04-12 | 2007-07-10 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Image forming method |
JP2008213271A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Canon Inc | インクジェット記録方法 |
US7934785B2 (en) * | 2008-03-18 | 2011-05-03 | Xerox Corporation | Selectable gloss coating system |
US8383189B2 (en) * | 2008-04-21 | 2013-02-26 | Xerox Corporation | Selectable gloss coating system |
JP5268745B2 (ja) * | 2008-05-01 | 2013-08-21 | キヤノン株式会社 | 画像形成システム、制御装置、プログラム、プログラムが記録された記録媒体 |
US8478151B2 (en) * | 2009-02-05 | 2013-07-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
JP5334907B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2013-11-06 | 富士フイルム株式会社 | インクジェット画像形成方法 |
JP5343137B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2013-11-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP6147030B2 (ja) * | 2013-03-04 | 2017-06-14 | キヤノン株式会社 | 画像記録方法 |
EP2813371B1 (en) * | 2013-06-14 | 2016-03-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording method |
JP6444040B2 (ja) | 2014-03-28 | 2018-12-26 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置及び方法、並びに画像の評価方法 |
JP2016107491A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法 |
-
2016
- 2016-04-12 JP JP2016079645A patent/JP6682331B2/ja active Active
- 2016-04-13 US US15/097,620 patent/US9527314B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9527314B2 (en) | 2016-12-27 |
US20160303870A1 (en) | 2016-10-20 |
JP2016203626A (ja) | 2016-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6682331B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
US9707751B2 (en) | Transfer-type ink jet recording apparatus | |
JP6682334B2 (ja) | 画像記録方法および画像記録装置 | |
JP6521721B2 (ja) | 画像記録方法および画像記録装置 | |
JP6296870B2 (ja) | 画像記録方法 | |
US10569531B2 (en) | Transfer type ink jet recording method with cooled transfer body | |
JP6723718B2 (ja) | 記録方法および記録装置 | |
JP6840552B2 (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
KR101909779B1 (ko) | 기록 방법 및 기록 장치 | |
JP2016013688A (ja) | 画像記録方法 | |
JP2016130015A (ja) | 画像記録方法、インク及び液体組成物 | |
JP6682275B2 (ja) | 画像記録方法、インク及び液体組成物 | |
JP2018058354A (ja) | 画像記録方法、それに用いる転写補助液および液体セット | |
US10005272B2 (en) | Intermediate transfer body, image recording method, and image forming apparatus | |
JP2015202617A (ja) | 画像記録方法 | |
JP2019142226A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2019018573A (ja) | 転写体、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2014223753A (ja) | 転写型インクジェット記録方法、並びにそれに用いる処理液及びこの処理液とインクとのセット | |
JP2019022946A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2019022947A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2021130268A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP6472250B2 (ja) | 画像記録方法 | |
JP2023013189A (ja) | 光沢処理装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2016124278A (ja) | 画像記録方法、インク及び液体組成物 | |
JP2024036136A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190410 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190410 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200325 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6682331 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |