JP6679826B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

本発明は、ショーケースに関し、より詳細には、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するようにしたショーケースに関するものである。
従来、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するショーケースとして、次のようなものが知られている。前面に開口が形成されたケース本体の内部の収納室に、複数の商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられており、それぞれの商品載置棚に商品が載置されている。また、ケース本体内であって収納室外となる個所には、吸込口を通じて吸い込んだ収納室内の空気が通過する空気通路が形成されており、この空気通路には蒸発器が配設されている。該空気通路を通過する空気は、蒸発器で冷却され、その後に収納室の上部に設けられた吹出口より吹き出される。吹出口から吹き出された空気が吸込口に吸い込まれて循環することにより、商品載置棚に載置された商品が所望の温度に調整されて保持される。
このようなショーケースにおいては、蒸発器で生じた結露水を貯留する蒸発皿が設けられているとともに、該蒸発器に冷媒を供給し、かつ該蒸発器から冷媒を吸引する冷凍機が設けられたものがある。そして、冷凍機を構成する凝縮器を通過した空気が蒸発皿の周囲を通過するようにして蒸発皿に貯留される結露水を処理するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−132446号公報
ところで、上述したようなショーケースでは、前方側の凝縮器を通過した空気が後方に向けて流れて蒸発皿の周囲を通過した後、そのまま後方の排出口より排出されるものである。そのため排出口がケース本体の上面に設けられている場合には、凝縮器を通過した空気が蒸発皿の周囲を通過しないで排出口に向けて流れてしまう虞れがあり、冷凍機の排熱処理及び結露水の処理を良好に行うことができないことがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、冷凍機の排熱処理及び結露水の処理を良好に行うことができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、ケース本体の内部に形成された収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ収納対象となる商品を載置する商品載置棚と、前記収納室の空気を該収納室の内部と外部との間で循環させる空気循環手段と、前記空気循環手段により循環させられる空気を冷却する蒸発器と、前記蒸発器に冷媒を供給するとともに該蒸発器から冷媒を吸引する冷凍機とを備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースにおいて、前記蒸発器で生じた結露水を貯留する蒸発皿と、前記蒸発皿に立設され、かつ前記結露水を毛管現象により吸引する蒸発シートと、前記ケース本体の内部であって前記収納室の外部となる個所に設けられた通風カバー部材とを備え、前記通風カバー部材は、前面に形成された入口が排熱ファンを介して前記冷凍機を構成する凝縮器に連通し、上面に形成された出口が前記ケース本体の上面に設けられた排出口に連通した状態で前記蒸発皿及び前記蒸発シートを収容して配設され、かつ前記排熱ファンが駆動することにより、前記凝縮器で熱交換を行った空気前記蒸発シートの周囲を通過してから前記出口を通過することを許容することを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記通風カバー部材は、上面が前記蒸発シートの上端部に近接していることを特徴とする。
本発明によれば、通風カバー部材が、前面に形成された入口が冷凍機を構成する凝縮器に連通し、上面に形成された出口がケース本体の上面に設けられた排出口に連通した状態で蒸発器で生じた結露水を貯留する蒸発皿と、結露水を毛管現象により吸引する蒸発シートとを収容して配設されており、凝縮器を通過した空気を蒸発シートの周囲を通過させてから出口を通過させるので、冷凍機の排熱処理及び結露水の処理を良好に行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。 図2は、図1に示した抵抗板を示す平面図である。 図3は、収納ボックスを示す斜視図である。 図4は、収納ボックスの縦断面図である。 図5は、図3に示した収納ボックスを構成する置き台及び前カバー部を示す斜視図である。 図6は、ケース本体における収納室の上方域の収納ボックスや冷凍機の配置関係を模式的に示す説明図である。 図7は、図6に示した通風カバー部材を模式的に示す断面図である。 図8は、商品載置棚を構成する棚板の先端部を拡大して示す拡大断面側面図である。 図9は、商品載置棚を構成する棚板の先端部を拡大して示す斜視図である。 図10は、商品載置棚を構成する棚ダクト部の要部を拡大して示す拡大断面側面図である。 図11は、図10に示した棚ダクト部を正面から見た場合の断面図である。 図12は、商品載置棚を構成する棚ダクト部の要部を拡大して示す拡大断面側面図である。 図13は、商品載置棚を構成する棚ダクト部の要部を拡大して示す拡大断面側面図である。 図14は、商品載置棚を構成する棚板の先端部を拡大して示す斜視図である。 図15は、収納ボックスの分解手順を示す説明図である。 図16は、収納ボックスの分解手順を示す説明図である。 図17は、収納ボックスの分解手順を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体10を備えている。
ケース本体10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aが形成された断熱筐体である。このケース本体10は、その内部に収納室11が画成されているとともに、空気循環手段20が設けられている。
収納室11は、上記前面開口10aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品載置棚30が上下方向に沿って並べて配設されている。商品載置棚30は、それぞれ商品を載置するためのものである。この商品載置棚30の構成については後述する。
かかる収納室11の底部にはデッキパン12が配設されている。このデッキパン12は、上記商品載置棚30と同様に商品を載置するためのものである。
また収納室11の背面を構成する背面パネル13には、複数の背面孔部14が形成されている。これら背面孔部14は、複数の高さレベルにおいて左右方向に沿って所定間隔毎に形成された貫通孔である。より詳細に説明すると、背面孔部14は、各商品載置棚30の下部において、左右方向に沿って所定間隔毎に形成されている。
更に収納室11の前方下部には吸込口15が形成されているとともに、収納室11の前方上部には吹出口16が形成されている。
吸込口15は、収納室11の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納室11の左右方向に沿って延設されている。吹出口16は、収納室11の内部に空気を吹き出すための開口である。この吹出口16は、収納室11の左右方向に延設されている。この吹出口16には、図には明示しないが、ハニカム構造の整流部材が適宜取り付けられている。
空気循環手段20は、空気風路20aと循環ファンF1とを備えて構成されている。空気風路20aは、吸込口15から吹出口16及び各背面孔部14に至る空気の風路である。
このような空気風路20aは、収納室11外であってその下方にある下方側空気風路21と、収納室11外であってその背面側にある第1背面側空気風路22と、収納室11外であってその上方にある収納ボックス23と、収納室11外であってその上方にある上方側空気風路24とを互いに連通した態様で構成されている。
また空気風路20aを構成する上方側空気風路24は、途中の分岐点Pで2つに分岐しており、一方が吹出口16に通じており、他方が第2背面側空気風路25に通じている。
第2背面側空気風路25は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在している。この第2背面側空気風路25は、第1背面側空気風路22の前方側で延設されていて、該第1背面側空気風路22と区画されている。かかる第2背面側空気風路25は、背面パネル13に配設された各背面孔部14に連通しており、空気風路20aを構成するものである。
この第2背面側空気風路25の途中には、抵抗板(抵抗部材)26が設けられている。抵抗板26は、図2に示すように、第2背面側空気風路25を閉塞するのに十分な大きさを有した板状部材であり、複数の通過孔26aが形成されている。この抵抗板26は、第2背面側空気風路25を上方から下方に向けて通過する空気が各通過孔26aを通過するようにするものであり、空気の通過面積を低減させて第2背面側空気風路25を疑似的に上下2つに区画するものである。
循環ファンF1は、駆動して空気を循環させるものであり、下方側空気風路21の所定部位に配設されている。本実施の形態においては、循環ファンF1は下方側空気風路21の所定部位に配設されているが、本発明では、循環ファンF1の配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファンF1の機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。
このような空気循環手段20においては、循環ファンF1が駆動することにより吸込口15を通じて収納室11の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が空気風路20aを通過する態様で各吹出口16及び各背面孔部14まで送出し、各吹出口16及び各背面孔部14を通じて送出した空気を収納室11の内部に吹き出すことにより、収納室11の内部と外部との間で空気を循環させるものである。
上記空気風路20aを構成する収納ボックス23には、蒸発器(温度調整手段)51が収納されている。すなわち、蒸発器51はケース本体10において収納室11よりも上方域に配設されている。蒸発器51は、冷凍機(圧縮機52、凝縮器53及び膨張機構54)とともに冷媒を循環させる冷媒循環手段を構成する。ここに圧縮機52は、駆動することにより冷媒を圧縮するものである。凝縮器53は、圧縮機52で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構54は、凝縮器53で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。
蒸発器51は、循環ファンF1が駆動することにより収納ボックス23に流入して通過する空気と、膨張機構54で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより自身の周囲を通過する空気を冷却するものである。この蒸発器51で蒸発した冷媒は、再び圧縮機52に戻り圧縮されることになる。
図3及び図4は、それぞれ収納ボックス23を示すものであり、図3は収納ボックス23を示す斜視図、図4は収納ボックス23の縦断面図である。これら図3及び図4に示すように、収納ボックス23は、置き台231と、前カバー部232と、上カバー部233とを備えて構成されている。
置き台231は、蒸発器51を載置するためのものである。この置き台231は、図5にも示すように、上部に凹部231aが形成されている。かかる凹部231aは、蒸発器51の下端部を侵入させて支持するためのものである。これにより蒸発器51の位置決めを行うことができる。また置き台231の後方側には、第1背面側空気風路22に連通する第1内部風路234が形成されている。
前カバー部232は、置き台231の前方域を覆う態様で設けられるものである。この前カバー部232は、後端部が置き台231の前端部に嵌合して連結されている。つまり、前カバー部232の後端部の凸部の端面が置き台231の前端部の凹部の端面に当接し、かつ置き台231の前端部の凸部の端面が前カバー部232の後端部の凹部の端面に当接することで嵌合している。かかる前カバー部232が設けられることにより、置き台231との間で上方側空気風路24に連通する第2内部風路235が形成されている。尚、図5中の符号232aは、蒸発器51に接続される冷媒管路を通過させるための開口である。これにより、前カバー部232は、蒸発器51と冷凍機とを接続させた状態で置き台231の前方域を覆うものである。
このような置き台231及び前カバー部232においては、置き台231の第1内部風路234の下端縁部が第1背面側空気風路22に進入した状態で設置台17に配設されているとともに、置き台231の第2内部風路235を構成する下端縁部と前カバー部232の第2内部風路235を構成する下端縁部とが上方側空気風路24に進入した状態で設置台17に配設されている。
これにより、第1内部風路234と第1背面側空気風路22との気密性が確保できるとともに、第2内部風路235と上方側空気風路24との気密性を確保することができる。
上カバー部233は、下面が開放した直方状の形態を成す箱体である。この上カバー部233は、下端縁部が置き台231及び前カバー部232の上端部に嵌合して連結することにより、置き台231及び前カバー部232とともに蒸発器51の収納空間Sを構成している。ここで、上カバー部233の下端縁部の凸部の端面が置き台231及び前カバー部232の上端部の凹部の端面に当接し、かつ置き台231及び前カバー部232の上端部の凸部の端面が上カバー部233の下端縁部の凹部の端面に当接することで嵌合している。
このような収納ボックス23の右方側には、図6に示したように蒸発皿60が配設されている。この蒸発皿60は、樋61を通じて蒸発器51で生じた結露水を貯留するためのものである。かかる蒸発皿60には蒸発シート62が立設されている。蒸発シート62は、蒸発皿60に貯留される結露水を毛管現象により吸引するものである。
このような蒸発皿60及び蒸発シート62は、図6及び図7に示すように、通風カバー部材70に収容されている。この通風カバー部材70は、前面に入口71が形成されているとともに、上面に出口72が形成されている。
通風カバー部材70は、入口71が排熱ファンF2を介して上記凝縮器53に連通しており、出口72がケース本体10の上面に設けられた排出口10bに連通している。ここで凝縮器53は、ケース本体10における収納室11よりも上方側となる前面に形成された給気口10cを臨む態様で配設してあり、右方が左方に対して前方側となるよう斜めに配置されている。そのため、通風カバー部材70も前方側が後方に向かうに連れて漸次右方に傾斜して延在し、後方側が後方に向けて延在している。
かかる通風カバー部材70は、上面の高さレベルが蒸発シート62の上端部の高さレベルに略等しくなるよう、上面が蒸発シート62の上端部に近接している。そして、この上面に形成される出口72は、蒸発シート62の直上域に位置しており、より詳細には、蒸発シート62の後方側上端部の直上域に位置している。
上記商品載置棚30は、棚板31と、ガイド部材32と、棚ダクト部33とを備えて構成されている。棚板31は、例えばアクリル樹脂等の透明な樹脂材から構成された板状体であり、図示せぬブラケットを介して背面パネル13に配設されている。この棚板31は、上面が商品を載置するための載置面となるものである。つまり、商品載置棚30に載置される商品は、すべて棚板31の上面に載置される。
図8は、商品載置棚30を構成する棚板31の先端部を拡大して示す拡大断面側面図である。この図8にも示されるように、ガイド部材32は、棚板31の先端部に配設されている。このガイド部材32は、左右方向の長さが棚板31の左右方向の長さと略等しいものであり、左右方向が長手方向となる長尺状部材であり、ガイド基部321とガイド上延部322とを有している。
ガイド基部321は、前後方向に沿って延在する部位であり、図9に示すように、長手方向(左右方向)に沿って並ぶよう複数の矩形状の通風孔部321aが形成されている。また、互いに隣り合う通風孔部321a間には平板状部321bが形成されており、いずれかの平板状部321bには、前後方向が長手方向となる長孔321cが形成されている。
このようなガイド基部321は、長孔321cを下方から貫通するネジ(締結部材)Nが棚板31の先端部の下部に設けられた補強金具34,35に螺合することで棚板31の先端部に設けられている。つまり、ガイド部材32は、締結ネジNによる締結力を弱めた場合には、締結ネジNが長孔321cを長手方向に沿って相対的に移動する態様で、前後方向に沿って移動可能なものである。
ガイド上延部322は、ガイド基部321の先端縁部より上方に向けて延在する部位である。このガイド上延部322には、棚モール36が取り付けられている。棚モール36は、商品価格等を表示するプライスカードを取り付けるためのものである。
図10は、商品載置棚30を構成する棚ダクト部33の要部を拡大して示す拡大断面側面図であり、図11は、図10に示した棚ダクト部33を正面から見た場合の断面図である。これら図10及び図11を適宜用いて棚ダクト部33について説明する。
棚ダクト部33は、上記棚板31において、上記ガイド部材32が配設された個所より後方側の部分から棚板31の後端部までの下方域に設けられたものであり、レール331と、ダクト板332とを備えて構成されている。
レール331は、左側レール部331aと右側レール部331bとを有する左右一対のものである。左側レール部331aは、前後方向が長手方向となる長尺状部材であり、左側下延部331a1と左側右延部331a2とを有している。左側下延部331a1は、棚板31の下面の左方側に配設されており、下方に向けて延在する部位である。また、左側下延部331a1の前端部分には、右方に向けて屈曲された左側取付片331a3が形成されている。左側右延部331a2は、左側下延部331a1の下端縁部より右方側に向けて延在する部位である。
右側レール部331bは、前後方向が長手方向となる長尺状部材であり、右側下延部331b1と右側左延部331b2とを有している。右側下延部331b1は、棚板31の下面の右方側に配設されており、下方に向けて延在する部位である。また、右側下延部331b1の前端部分には、左方に向けて屈曲された右側取付片331b3が形成されている。右側左延部331b2は、右側下延部331b1の下端縁部より左方側に向けて延在する部位である。
ダクト板332は、上記棚板31と同様に例えばアクリル樹脂等の透明な樹脂材から構成された板状体であり、左端部が左側右延部331a2に載置され、かつ右端部が右側左延部331b2に載置された状態で棚板31の下面に対向して設けられている。このダクト板332は、ダクト抵抗部332a及び通風孔332bを備えている。
ダクト抵抗部332aは、ダクト板332の前端部を上方に向けて屈曲させて形成されたものである。このダクト抵抗部332aは、左右方向が長手方向となる長尺状部材であるが、その左右方向の長さは、左側取付片331a3と右側取付片331b3との離間距離よりも短いものである。またダクト抵抗部332aの上方向への延在長さであるが、棚板31とダクト板332との離間距離の半分よりも大きいことが好ましい。通風孔332bは、複数あり、それぞれダクト板332に形成された貫通孔である。
上記ダクト板332は、右方若しくは左方から見た場合にL字状を成す規制部材37(図11では二点差線で示す部材)が左側取付片331a3及び右側取付片331b3に図示せぬ締結手段を介して締結されることにより前方への移動が規制されている。
このような構成を有する棚ダクト部33は、レール331及びダクト板332により棚板31の下方域にて該棚板31の下面との間で通風路33aを形成し、該通風路33aが自身の高さレベルに対応する背面孔部14に連通している。
従って、棚ダクト部33は、該背面孔部14から吹き出された空気を通過させるものである。また、ダクト板332に形成されたダクト抵抗部332aは、通風路33aの前端部において該通風路33aの通風面積を低減させるものである。
そして、棚ダクト部33は、図12に示すように、締結手段による締結力を解除して規制部材37を取り外すことにより、図13に示すように、ダクト板332を前方に向けて離脱させることができる。つまり、棚ダクト部33におけるダクト板332は、棚板31に対して着脱可能に配設されている。
以上のような構成によるショーケースにおいては、循環ファンF1及び圧縮機52を駆動させると、商品載置棚30に載置された商品は次のようにして冷却される。
収納室11の内部の空気は、吸込口15を通じて吸い込まれ、下方側空気風路21及び第1背面側空気風路22を通過し、収納ボックス23に進入する。
収納ボックス23に進入した空気は、蒸発器51を通過して冷却される。この蒸発器51にて冷却された空気は、上方側空気風路24を通過し、分岐点Pにて2つに分岐され、一方の空気は、吹出口16に至り、該吹出口16より吹き出される。また、分岐点Pで分岐された他方の空気は、第2背面側空気風路25に至り、それぞれの高さレベルの各背面孔部14から吹き出される。
吹出口16から吹き出された空気は、各商品載置棚30の先端部に配設されたガイド部材32の通風孔部321aを通過しながら吸込口15に向けて流れることでエアカーテンを形成する。このようにエアカーテンを形成することにより、外部からの熱の侵入を抑制しつつ、収納室11の内部空気を冷却する。
また、各背面孔部14から吹き出された空気は、棚ダクト部33の通風路33aに進入する。ここで棚ダクト部33を構成するダクト板332には、ダクト抵抗部332aが通風路33aの前端部において該通風路33aの通風面積を低減させるので、該通風路33aの動圧が小さくなるが静圧を大きくすることができる。そのため、各商品載置棚30の棚ダクト部33に進入する風量のバラツキを抑制でき、しかもダクト板332に形成された通風孔332bを通過する風量を十分に確保することができる。
かかる棚ダクト部33の通風路33aを通過した空気は、その後にエアカーテンに合流する。このように棚ダクト部33の通風路33aを後方から前方に向けて流れることで収納室11の後方側の内部空気を冷却する。
このようにして収納室11の内部空気を冷却することで、結果的に各商品載置棚30に載置された商品を冷却することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態であるショーケースによれば、棚ダクト部33を構成するダクト抵抗部332aが通風路33aの前端部において該通風路33aの通風面積を低減させて各商品載置棚30の棚ダクト部33に進入する風量のバラツキを抑制できるので、各棚ダクト部33を通過する空気の風量の均一化を図ることができる。
しかも、棚ダクト部33を構成するダクト板332に通風孔332bが形成されている場合には、これら通風孔332bから空気を吹き出させることにより、直下の商品載置棚30又はデッキパン12に載置された商品を良好に冷却することができる。
上記ショーケースによれば、棚板31及びダクト板332が透明な板状体であるので、当該商品載置棚30の上方側からでも該商品載置棚30に下方に載置された商品を視認させることができる。
上記ショーケースによれば、ダクト板332が棚板31に対し着脱可能に配設されているので、ダクト板332を棚板31から離脱させて清掃等を容易に行うことができる。
上記ショーケースにおいては、第2背面側空気風路25の途中に抵抗板26を設けることで、第2背面側空気風路25を均圧化させることができ、第2背面側空気風路25の下部側に空気(蒸発器51で冷却された空気)が溜まってしまうことを抑制でき、背面パネル13の各背面孔部14から吹き出される空気の風量を均一化することができる。
上記ショーケースにおいては、ガイド部材32が前後方向に沿って移動可能なものであるので、棚板31の前端部に近接離反する態様で移動可能となる。そして、ガイド部材32が棚板31より離隔する場合には通風孔部321aに吹出口16から吹き出された空気の一部が通過することを許容する。そして、ガイド部材32は、後方に向けて移動させて棚板31に最も近接する場合には、図14に示すように、棚板31の下方域に通風孔部321aを収納することができる。しかも、ガイド部材32を構成するガイド基部321及びガイド上延部322はいずれも商品を載置するものではない。
従って、上記ショーケースによれば、商品載置棚30に載置された商品を取り除くことなくガイド部材32を移動させることができるとともに、ガイド部材32の通風孔部321aを隠すことができる。
上記ショーケースにおいては、蒸発器51を収納する収納ボックス23は、置き台231と、該蒸発器51と冷凍機とを接続させた状態で置き台231の前方域を覆う前カバー部232と、上カバー部233とにより構成されているので、図15に示すように上カバー部233を上方に向けて取り外した後に、図16に示すように前カバー部232を前方に向けて取り外すことで置き台231に載置された蒸発器51を露出させることができる。そして、図17に示すように蒸発器51を前方に向けて取り外すことで、蒸発器51を冷凍機(圧縮機52、凝縮器53及び膨張機構54)に連結した状態でケース本体10から離脱させることができる。
従って、上記ショーケースによれば、蒸発器51を収納ボックス23とは切り離して冷凍機と連結した状態で取り出すことができるので、取り出すものの寸法や重量の増加を抑制でき、蒸発器51の交換を容易に行うことができる。
上記ショーケースにおいては、通風カバー部材70が、入口71が凝縮器53に連通し、出口72が排出口10bに連通した状態で蒸発皿60及び蒸発器51シートを収容して配設されており、しかも上面が蒸発シート62の上端部に近接している。従って、排熱ファンF2が駆動することにより、通風カバー部材70は、凝縮器53を通過した空気を蒸発シート62の周囲を通過させてから出口72を通過させることができる。
従って、上記ショーケースによれば、冷凍機の排熱処理及び結露水の処理を良好に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、ダクト抵抗部332aは、ダクト板332の前端部を上方に向けて屈曲させて形成されたものであるが、本発明においては、ダクト抵抗部は、ダクト板とは別体のものであってもよいし、棚板に設けられたものであってもよい。また、規制部材をダクト抵抗部として用いてもよい。
上述した実施の形態では、ダクト板332には複数の通風孔332bが形成されていたが、本発明においては、通風孔は形成されていなくてもよい。
10 ケース本体
10a 前面開口
10b 排出口
10c 給気口
11 収納室
13 背面パネル
14 背面孔部
15 吸込口
16 吹出口
20 空気循環手段
20a 空気風路
21 下方側空気風路
22 第1背面側空気風路
23 収納ボックス
231 置き台
231a 凹部
232 前カバー部
233 上カバー部
24 上方側空気風路
25 第2背面側空気風路
26 抵抗板(抵抗部材)
26a 通過孔
30 商品載置棚
31 棚板
32 ガイド部材
321 ガイド基部
321a 通風孔部
321b 平板状部
321c 長孔
322 ガイド上延部
33 棚ダクト部
33a 通風路
331 レール
331a 左側レール部
331b 右側レール部
332 ダクト板
332a ダクト抵抗部
332b 通風孔
51 蒸発器(温度調整手段)
52 圧縮機
53 凝縮器
54 膨張機構
60 蒸発皿
62 蒸発シート
70 通風カバー部材
71 入口
72 出口
F1 循環ファン
F2 排熱ファン
N ネジ(締結部材)
P 分岐点
S 収納空間

Claims (2)

  1. ケース本体の内部に形成された収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ収納対象となる商品を載置する商品載置棚と、
    前記収納室の空気を該収納室の内部と外部との間で循環させる空気循環手段と、
    前記空気循環手段により循環させられる空気を冷却する蒸発器と、
    前記蒸発器に冷媒を供給するとともに該蒸発器から冷媒を吸引する冷凍機と
    を備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースにおいて、
    前記蒸発器で生じた結露水を貯留する蒸発皿と、
    前記蒸発皿に立設され、かつ前記結露水を毛管現象により吸引する蒸発シートと、
    前記ケース本体の内部であって前記収納室の外部となる個所に設けられた通風カバー部材と
    を備え、
    前記通風カバー部材は、前面に形成された入口が排熱ファンを介して前記冷凍機を構成する凝縮器に連通し、上面に形成された出口が前記ケース本体の上面に設けられた排出口に連通した状態で前記蒸発皿及び前記蒸発シートを収容して配設され、かつ前記排熱ファンが駆動することにより、前記凝縮器で熱交換を行った空気前記蒸発シートの周囲を通過してから前記出口を通過することを許容することを特徴とするショーケース。
  2. 前記通風カバー部材は、上面が前記蒸発シートの上端部に近接していることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
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