JPH06341757A - 冷却装置の蒸発装置 - Google Patents

冷却装置の蒸発装置

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JPH06341757A
JPH06341757A JP15144693A JP15144693A JPH06341757A JP H06341757 A JPH06341757 A JP H06341757A JP 15144693 A JP15144693 A JP 15144693A JP 15144693 A JP15144693 A JP 15144693A JP H06341757 A JPH06341757 A JP H06341757A
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JP
Japan
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evaporation
pipe
evaporating
dish
compressor
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JP15144693A
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English (en)
Inventor
Toshio Sagara
寿夫 相良
Hiroshi Niijima
洋 新島
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/141Removal by evaporation
    • F25D2321/1412Removal by evaporation using condenser heat or heat of desuperheaters

Landscapes

  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デスーパパイプを有した冷却装置において、
蒸発皿における廃水の蒸発処理能力を向上させた蒸発装
置を提供する。 【構成】 除霜水等の廃水を受容して蒸発皿用蒸発パイ
プ17により加熱される蒸発皿40を設ける。毛細管作
用を有する蒸発部材42を蒸発皿40内の廃水に浸漬し
て設ける。蒸発部材42の風上側に配置デスーパパイプ
25が挿通されたデスーパヒータ用熱交換器51を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温ショーケースや冷
蔵庫、或いは空気調和機等の冷却装置に使用され、除霜
水等の廃水を受容して蒸発処理するための蒸発装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケット等に設置さ
れる低温ショーケースにおいては、例えば特開平4−1
84064号公報(F25D21/14)に示されるよ
うに、冷却器(蒸発器)からの除霜水を受ける蒸発皿が
設けられる。係る蒸発皿には通常高温冷媒を流す蒸発皿
用蒸発パイプが設けられ(前記公報には示されていな
い)、この蒸発皿用蒸発パイプからの加熱作用により、
受容した除霜水を自然蒸発させて処理するように構成さ
れる。
【0003】また、前記公報では蒸発皿内に毛細管作用
を有する蒸発部材が設けられており、この蒸発部材の下
部を蒸発皿内の除霜水に浸漬して蒸発皿内の廃水を吸い
上げさせ、広い面積で空気中に発散させることにより、
蒸発作用の促進を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
オープンショーケース等においては、高温多湿時におい
て一時間に1リットルもの除霜水が発生する。従って、
前述の如く蒸発皿を蒸発皿用蒸発パイプで加熱し、更に
蒸発部材により発散蒸発を促進しても処理し切れない場
合が生じる。そのため、蒸発皿及び蒸発部材の寸法を拡
張したり、蒸発部材に通風する送風機を大型化して蒸発
を促進すると、ショーケース等の機械室内に設置し切れ
なくなる問題が生じる。
【0005】また、冷却装置の凝縮器の熱により温度上
昇した空気を凝縮器用送風機により蒸発部材に通風する
ことにより蒸発を促進する方法も考えられるが、その場
合には凝縮器−凝縮器用送風機−蒸発皿と一直線上に配
置する必要があり、前後方向にはショーケースの奥行き
寸法上無理であるため、左右に配設しなければならな
い。しかしながら、左右に配置すると、今度はショーケ
ースを複数台連結できなくなる問題が生じる。
【0006】ところで、近年ではオゾン層破壊の環境問
題に対処するために、この種冷却装置においてはR−2
2やR−134a等のオゾン層を破壊する危険性の低い
冷媒が用いられるようになってきた。しかしながら、R
−22等は比熱比が大きく、冷媒の吐出温度が上昇して
圧縮機の温度が異常に上昇してしまうため、圧縮機には
デスーパパイプが取り付けられ、圧縮機から吐出された
高温高圧ガス冷媒をこのデスーパパイプに流して冷却
し、そこで温度の下がった冷媒を圧縮機の回転軸部分に
一旦戻し、圧縮機内部を通過させて圧縮機を冷却した
後、圧縮機から吐出させるようにしている。
【0007】本発明は係る従来の状況を踏まえ、デスー
パパイプを有した冷却装置において、蒸発皿における廃
水の処理能力を向上させた蒸発装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
蒸発装置Vは、圧縮機16と、蒸発皿用蒸発パイプ17
と、デスーパパイプ25とを備え、圧縮機16から吐出
された高温高圧ガス冷媒をデスーパパイプ25に供給
し、このデスーパパイプ25から帰還して圧縮機16内
を通過した冷媒を蒸発皿用蒸発パイプ17に流す冷却装
置に用いられ、除霜水等の廃水を受容し、蒸発皿用蒸発
パイプ17により加熱される蒸発皿40と、この蒸発皿
40内の廃水に浸漬され、毛細管作用を有する蒸発部材
42と、この蒸発部材42の風上側に配置され、デスー
パパイプ25が挿通されたデスーパヒータ用熱交換器5
1とを具備しているものである。
【0009】また、請求項2の発明の蒸発装置Vは上記
において、蒸発部材42の上方に廃水を一時貯溜する補
助蒸発皿53を設け、この補助蒸発皿53には複数の透
孔54を穿設したものである。
【0010】更に、請求項3の発明の蒸発装置Vは、圧
縮機16と、蒸発皿用蒸発パイプ17と、デスーパパイ
プ25とを備え、圧縮機16から吐出された高温高圧ガ
ス冷媒をデスーパパイプ25に供給し、このデスーパパ
イプ25から帰還して圧縮機16内を通過した冷媒を蒸
発皿用蒸発パイプ17に流す冷却装置に用いられ、除霜
水等の廃水を受容し、蒸発皿用蒸発パイプ17が取り付
けられた蒸発皿40と、この蒸発皿40内の廃水に浸漬
され、毛細管作用を有する蒸発部材42と、この蒸発部
材42を内包して蒸発皿40の上側に取り付けられ、空
気入口47と空気出口48とを有したケース41と、こ
のケース41の空気入口47に設けられ、デスーパパイ
プ25が挿通されたデスーパヒータ用熱交換器51と、
ケース41の空気出口48に設けられた送風機52とを
具備しているものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、圧縮機16から吐出
された高温高圧ガス冷媒はデスーパパイプ25に流入
し、そこで放熱した後に圧縮機16に帰還するので、圧
縮機16はデスーパパイプ25を経た後のガス冷媒の顕
熱により冷却される。一方、蒸発皿40には除霜水等の
廃水が受容され、蒸発皿用蒸発パイプ17からの加熱に
より蒸発されると共に、蒸発部材42に吸い上げられて
放散される。ここで、蒸発部材42の風上側には前記デ
スーパパイプ25が挿通されたデスーパヒータ用熱交換
器51が配置されているので、蒸発部材42に流通する
空気は、前述の如きデスーパパイプ25からの放熱によ
り加熱され、周囲の空気よりも温度が高くなる。従っ
て、蒸発部材42に流通される空気の相対湿度が低下す
るため、蒸発部材42からの水分の蒸発が促進されるよ
うになる。
【0012】また、請求項2の発明によれば上記におい
て、蒸発部材42には上方の補助蒸発皿53の透孔54
から廃水が降りかけられるので、蒸発部材42への水分
の供給が促進される。従って、蒸発部材42からは一層
円滑に廃水が蒸発できるようになる。
【0013】請求項3の発明によれば請求項1に加え
て、蒸発皿40の上側に蒸発部材42を内包するようケ
ース41が取り付けられ、デスーパヒータ用熱交換器5
1はケース41の空気入口47に、空気出口48には送
風機52がそれぞれ設けられているので、蒸発部材42
にはデスーパパイプ25で加熱されて温度の上昇した空
気が送風機52により円滑に流通されるようになる。そ
れによって、蒸発部材42からの水分の蒸発が一層促進
される。
【0014】特に、蒸発皿40、蒸発皿用蒸発パイプ1
7、蒸発部材42、デスーパヒータ用熱交換器51及び
送風機52がケース41により一体に組み立てられるの
で、蒸発装置V全体を小型化することが可能となると共
に、冷却装置への組付作業も簡略化できる。
【0015】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の蒸発装置Vの斜視図、図2は蒸発装
置Vの側面図、図3は冷却装置の実施例としての低温シ
ョーケース1の縦断側面図、図4は低温ショーケース1
に設けられた冷凍装置Rの冷媒回路図をそれぞれ示して
いる。図3において、低温ショーケース1は断面略コ字
状の断熱壁3の内側に区画板4が配設されており、これ
によってダクト6と、前方に開口8を有した貯蔵室9と
が区画構成されている。ダクト6は開口8の上端に吹出
口6Aを有し、更に、開口8の下端に吸込口10を具備
している。背面のダクト6内には後述する如く冷凍装置
Rの冷媒回路を構成する冷却器11が収納設置され、こ
の冷却器11の下方に位置して前記吸込口10の内側に
は冷気循環用の送風機12が設置されている。
【0016】この送風機12が運転されると、吸込口1
0からは空気が吸引され、ダクト6には冷却器11と熱
交換して冷却された冷気が強制的に送り込まれて上部の
吐出口6Aから下方に吐出される。これによって貯蔵室
9内は+2℃から+8℃の範囲内の設定温度に冷却され
ると共に、開口8には吐出口6Aから吸込口10に至る
エアーカーテンが形成され、外気の侵入が抑制される構
造となっている。また、貯蔵室9内には上下に複数段の
棚14・・が架設されて食品の展示販売に供される。
【0017】この低温ショーケース1の断熱壁3下方に
は冷凍装置Rを設置するための機械室2が構成されてい
る。冷凍装置Rは図4の冷媒回路に示す如く、圧縮機1
6、蒸発皿用蒸発パイプ17、凝縮パイプ18、ドライ
ヤー19、膨張弁20、前記冷却器11、アキュムレー
タ21及び逆止弁24を順次環状に接続して成る冷凍用
冷媒回路22と、デスーパパイプ25から成るデスーパ
ヒータ回路26とから構成される。前記凝縮パイプ18
は多数の熱交換フィンから成る凝縮器28に挿通され
る。また、圧縮機16、凝縮器28及びこれらに通風す
る凝縮器用送風機27は機械室2内に設置され、膨張弁
20及び冷却器11は機械室2以外の断熱壁3側に設置
される。特に、凝縮器28は機械室2前面のグリル29
の内側に配置され、その後方に凝縮器用送風機27、圧
縮機16と前後一直線上に配置される。
【0018】送風機12の下方に位置する断熱壁3の底
壁上面には露受け面31が形成され、この露受け面31
には排水孔32が穿設されている。この排水孔32は上
下に断熱壁3を貫通して露受け面31を機械室2に連通
しており、排水孔32の機械室2側には排水ホース33
が取り付けられている。
【0019】更に、圧縮機16の側方の機械室2内には
本発明の蒸発装置Vが設置される。この蒸発装置Vは、
上面に開口した長方形容器状の蒸発皿40と、蒸発皿4
0の上面に取り付けられたケース41とから成り、前記
蒸発皿用蒸発パイプ17は蒸発皿40内に挿入され、蛇
行状に配設されている。また、蒸発皿40内には例えば
ユニベックス(商品名)SB等親水性多孔板から成る板
状の蒸発部材42が配設されている。この蒸発部材42
はポリエステル繊維等の不織布を基材とし、この基材に
微粒子状のフェノールを熱硬化させて固着剤とし、更に
毛細管作用を得るためにアルコール系の溶剤に浸した
後、乾燥させたものであり、複数枚所定間隔を存して一
体化された後、相互の間隔が蒸発皿40の長手方向に指
向するように蒸発皿40内に収納されている。
【0020】前記ケース41は、両側壁43、43、上
壁44及び傾斜した後壁46とから成り、下面全域を開
口しており、更に長手方向の一端となる前面を開口して
空気入口47とすると共に、後壁46には空気出口48
が形成されている。また、上壁44には矩形状の取付孔
49が形成されている。このケース41の空気入口47
には多数の熱交換フィンから成るデスーパヒータ用熱交
換器51が取り付けられると共に、このデスーパヒータ
用熱交換器51には前記デスーパパイプ25が蛇行状に
挿通され、デスーパパイプ25のベンド部は両側壁4
3、43を貫通している。
【0021】また、ケース41の空気出口48には蒸発
用の送風機52が取り付けられると共に、上壁44の取
付孔49内には補助蒸発皿53が取り付けられる。この
補助蒸発皿53は上面に開放した矩形容器状を呈してお
り、その底面には複数の透孔54が穿設されている。係
るケース41は蒸発皿40の上面を覆うように蒸発皿4
0に固定され、同時にデスーパヒータ用熱交換器51と
送風機52間に前記蒸発部材42を内包する。また、こ
の状態で補助蒸発皿53は蒸発部材42の上方に位置す
ると共に、蒸発皿用蒸発パイプ17はケース41の側壁
43下縁の切欠56から引き出される。
【0022】このように組み立てられた蒸発装置Vは、
空気入口47をグリル29側(前面)として圧縮機16
の側方の機械室2内に据え付けられ、他の機器と配管接
続されると共に、補助蒸発皿53は排水ホース33下方
に位置する。このとき蒸発装置Vには、蒸発皿40と蒸
発部材42とデスーパヒータ用熱交換器51及び送風機
52等が一体に組み立てられているので、機械室2への
組付作業が簡略化される。
【0023】以上の構成で低温ショーケース1の動作を
説明する。尚、冷凍装置R内には冷媒としてR−22冷
媒が所定量封入される。圧縮機16及び凝縮器用送風機
27が運転されると、機械室2の前面に設けられたグリ
ル29から外気が吸引されて凝縮器28及び圧縮機16
に循環される。そして、圧縮機16からは約+85℃程
の高温高圧のガス状冷媒が吐出されて最初にデスーパヒ
ータ回路26のデスーパパイプ25に流入する。
【0024】一方、蒸発装置Vの送風機52も運転され
て前方から外気を吸引し、後方に吹き出す。従って、ケ
ース41の空気入口47からはグリル29から吸引した
外気が吸い込まれ、デスーパヒータ用熱交換器51を経
た後、蒸発部材42を通り、その後空気出口48から排
出されるようになる。デスーパパイプ25に流入した高
温高圧のガス冷媒は係る外気の通風によって空冷され、
流通空気中に熱を放出するが、冷媒は未だ凝縮せず、殆
ど若しくは全てはガス状態のままで前述の+85℃から
約+55℃まで温度が低下する。このようにして低温と
なったガス冷媒は圧縮機16に一旦帰還する。
【0025】デスーパパイプ25から圧縮機16内に帰
還した冷媒は、圧縮機16内部の回転軸部分に流入す
る。そして、帰還した低温のガス冷媒は、差圧によって
回転軸を通過し、吐出側から吐出される。この通過の過
程で、圧縮機16は低温ガス冷媒の顕熱によって冷却さ
れるので圧縮機16の温度は+90℃程になる。ここ
で、デスーパヒータ回路26が無い場合には圧縮機16
の温度は+120℃以上に上昇してしまうが、以上の如
く低温の戻り冷媒によって冷却することにより、約30
℃温度を低下させることができ、それによって巻線の損
傷を防止することができる。
【0026】圧縮機16の吐出側から吐出された冷媒
は、圧縮機16の冷却のために約+70℃程に温度が上
昇して蒸発皿用蒸発パイプ17に流入する。蒸発皿用蒸
発パイプ17は、後述する如く蒸発皿40内において冷
却器11の除霜水内に浸漬されているので、ここに流入
した冷媒は除霜水から吸熱される。それによって、冷媒
は急速に温度低下して凝縮され、約+50℃程に冷却さ
れる。そして、蒸発皿用蒸発パイプ17を出た冷媒は凝
縮パイプ18に流入し、凝縮器28で前述の如く外気に
より空冷されて約+45℃程に温度が低下して凝縮液化
される。
【0027】凝縮器28において凝縮液化された冷媒
は、凝縮パイプ18から出てドライヤー19を通過し、
膨張弁20にて減圧されて冷却器11に流入し、そこで
蒸発する。この時の冷却器11の温度は−10℃程であ
り、係る冷却器11によって冷却された冷気により前述
の如く貯蔵室9内を冷却する。冷却器11を出た冷媒は
アキュムレータ21にて気液分離された後、逆止弁24
を経て吸込側から圧縮機16に吸い込まれ、圧縮されて
再びデスーパパイプ25に吐出される。
【0028】係る冷却運転によって冷却器11には着霜
が成長するため、例えば定期的に冷却器11は図示しな
い除霜ヒーターにより除霜される。このときに発生した
除霜水その他の廃水は、断熱壁3の露受け面31に受容
され、排水孔32から排水ホース33を通って蒸発装置
Vの補助蒸発皿53内に排出される。この補助蒸発皿5
3に排出された廃水は、一時的に貯溜されると共に、そ
こに複数穿設された透孔54から下方に滴下することに
なる。
【0029】この補助蒸発皿53から滴下した廃水は蒸
発皿40に受容されると共に、一部は蒸発部材42に降
りかかり、それに直接吸収される。他方、蒸発皿40に
受容された廃水は、前述の如く蒸発皿用蒸発パイプ17
によって加熱されて蒸発すると共に、蒸発部材42の下
端から毛細管作用により吸い上げられる。そして、この
ように上下から蒸発部材42に吸収された廃水は拡散し
て蒸発し、送風機52によって通風される外気中に放散
される。
【0030】ここで、蒸発部材42の風上側にはデスー
パパイプ25が挿通されたデスーパヒータ用熱交換器5
1が配置されているので、蒸発部材42に流通する空気
は、前述の如きデスーパパイプ25からの放熱により加
熱され、周囲の空気よりも温度が高くなる。従って、蒸
発部材42に流通される空気の相対湿度が低下するた
め、蒸発部材42からの水分(廃水)の蒸発が促進され
る。特に、蒸発部材42には前述の如く上方の補助蒸発
皿53の透孔54から廃水が降りかけられるので、蒸発
部材42への廃水の供給が促進され、蒸発部材42から
は一層円滑に廃水が蒸発できるようになる。
【0031】更に、送風機52の運転によりケース41
の空気入口51から流入した外気は、デスーパヒータ用
熱交換器51、蒸発部材42及び送風機52の順でケー
ス41内を円滑に通風されるので、蒸発部材42及び蒸
発皿40からの廃水の蒸発が尚一層促進される。従っ
て、蒸発皿40、蒸発部材42或いは送風機52等を小
型化し、蒸発装置V全体の寸法を小型化することができ
るので、機械室2内のスペースの有効利用が図れる。
【0032】尚、実施例ではオープンショーケースを例
にとり説明したが、それに限らず、他のあらゆる冷凍
機、空調機等にも本発明は有効である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、蒸発皿内の蒸発部材の風上側にデスーパパイプが挿
通されたデスーパヒータ用熱交換器が配置されているの
で、蒸発部材にはデスーパパイプからの放熱により加熱
され、周囲の空気よりも温度が高くなった空気が流通さ
れるようになる。従って、蒸発部材に流通される空気の
相対湿度を下げ、蒸発部材からの水分の蒸発を促進させ
ることができるようになり、蒸発皿内の除霜水等の廃水
を円滑に蒸発処理することができるようになるものであ
る。
【0034】また、請求項2の発明によれば上記におい
て、蒸発部材に上方の補助蒸発皿から廃水が降りかけら
れるので、蒸発部材への廃水の供給が促進され、蒸発部
材からの蒸発を一層円滑に行わせることができるように
なるものである。
【0035】請求項3の発明によれば請求項1に加え
て、蒸発皿の上側に蒸発部材を内包するようケースが取
り付けられ、デスーパヒータ用熱交換器はケースの空気
入口に、また、ケースの空気出口には送風機がそれぞれ
設けられているので、蒸発部材にはデスーパパイプで加
熱されて温度の上昇した空気が送風機により円滑に流通
されるようになる。それによって、蒸発部材からの廃水
の蒸発が一層促進されると共に、蒸発装置全体の小型化
を図ることも可能となる。特に、蒸発皿、蒸発皿用蒸発
パイプ、蒸発部材、デスーパヒータ用熱交換器及び送風
機がケースにより一体に組み立てられているので、冷却
装置への組付作業も簡略化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸発装置の斜視図である。
【図2】本発明の蒸発装置の側面図である。
【図3】冷却装置の実施例としての低温ショーケースの
縦断側面図である。
【図4】低温ショーケースの冷凍装置の冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
11 冷却器 16 圧縮機 17 蒸発皿用蒸発パイプ 25 デスーパパイプ 40 蒸発皿 41 ケース 42 蒸発部材 47 空気入口 48 空気出口 51 デスーパヒータ用熱交換器 52 送風機 53 補助蒸発皿 54 透孔 R 冷凍装置 V 蒸発装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、蒸発皿用蒸発パイプと、デス
    ーパパイプとを備え、前記圧縮機から吐出された高温高
    圧ガス冷媒を前記デスーパパイプに供給し、該デスーパ
    パイプから帰還して前記圧縮機内を通過した冷媒を前記
    蒸発皿用蒸発パイプに流す冷却装置において、除霜水等
    の廃水を受容し、前記蒸発皿用蒸発パイプにより加熱さ
    れる蒸発皿と、該蒸発皿内の廃水に浸漬され、毛細管作
    用を有する蒸発部材と、該蒸発部材の風上側に配置さ
    れ、前記デスーパパイプが挿通されたデスーパヒータ用
    熱交換器とを具備したことを特徴とする冷却装置の蒸発
    装置。
  2. 【請求項2】 蒸発部材の上方に廃水を一時貯溜する補
    助蒸発皿を設け、該補助蒸発皿には複数の透孔を穿設し
    たことを特徴とする請求項1の冷却装置の蒸発装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機と、蒸発皿用蒸発パイプと、デス
    ーパパイプとを備え、前記圧縮機から吐出された高温高
    圧ガス冷媒を前記デスーパパイプに供給し、該デスーパ
    パイプから帰還して前記圧縮機内を通過した冷媒を前記
    蒸発皿用蒸発パイプに流す冷却装置において、除霜水等
    の廃水を受容し、前記蒸発皿用蒸発パイプが取り付けら
    れた蒸発皿と、該蒸発皿内の廃水に浸漬され、毛細管作
    用を有する蒸発部材と、該蒸発部材を内包して前記蒸発
    皿の上側に取り付けられ、空気入口と空気出口とを有し
    たケースと、該ケースの空気入口に設けられ、前記デス
    ーパパイプが挿通されたデスーパヒータ用熱交換器と、
    前記ケースの空気出口に設けられた送風機とを具備した
    ことを特徴とする冷却装置の蒸発装置。
JP15144693A 1993-05-28 1993-05-28 冷却装置の蒸発装置 Pending JPH06341757A (ja)

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