JP2015116202A - ショーケース - Google Patents

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正登 中島
規 浅田
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浅田  規
典宏 上田
Norihiro Ueda
典宏 上田
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Abstract

【課題】棚板への商品の陳列を容易なものとしながら、商品の温度調整効率を良好なものとすること。【解決手段】吹出口12と吸込口11とを通じて、商品陳列室2の内部と外部との間で空気を循環させる空気循環手段3と、空気循環手段3により循環させられる空気を冷却する蒸発器4とを備え、商品陳列室2に陳列された商品を冷却するショーケースにおいて、商品陳列室2の底部を構成するデッキパン25は、上面が商品を載置するための載置面を構成し、かつ前後方向に沿ってスライド移動可能な棚板251と、棚板251の上面よりも上方に突出する態様で設けられ、かつ棚板251とともにスライド移動可能なフェンス252と、棚板251とフェンス252との間に形成され、かつ棚板251が最も後方側に位置する場合に吸込口11に連通する通風孔253とを備えたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、ショーケースに関し、より詳細には、例えばオープンショーケース等のように、前面が開口した商品陳列室に陳列させた商品を所望の温度状態に保持するようにしたショーケースに関するものである。
従来、前面に前面開口が形成されたケース本体の商品陳列室の内部に商品陳列棚が複数段設けられ、各商品陳列棚に商品が陳列されたオープンショーケースと称されるショーケースが知られている。
このようなショーケースでは、ケース本体内であって商品陳列室外となる個所に、商品陳列室に設けられた吸込口を通じて吸い込んだ商品陳列室の内部空気の通路が形成されており、この空気通路には蒸発器が配設されている。該空気通路を通過する空気は、蒸発器で冷却され、その後に商品陳列室の上部に設けられた吹出口より吹き出される。吹出口から吹き出された空気が吸込口に吸い込まれて循環することにより、商品陳列室の前面開口近傍に冷気のエアカーテンが形成され、商品陳列棚に陳列された商品が所望の温度に冷却されて保持される。
また、上記ショーケースにおいては、商品陳列室の底部を構成するデッキパンが設けられており、デッキパンの上面にも商品陳列棚と同様に商品が載置されて陳列されている。このデッキパンは、上記吸込口の後方側に位置しており、上面に陳列された商品も上記冷気のエアカーテン等により所望の温度に冷却されている。
そして、デッキパンへの商品の陳列を比較的容易なものとするために、デッキパンを前方に引き出すことが可能なショーケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−275341号公報
ところが、ショーケースにおいては、吸込口の前方側にフェンスが設けられているのが一般的である。そのため、上述したショーケースのようにデッキパンが前方に引き出し可能なものであると、引き出し操作を行う度にフェンスを取り外さなければならず、引き出し操作が煩わしいものとなっていた。またフェンスを予め取り除いておくことも考えられるが、それではエアカーテンを形成する空気が吸込口の前方域に流れてしまい、冷気が漏れてしまういわゆるコールドアイルが生ずることとなり好ましくない。
本発明は、上記実情に鑑みて、棚板への商品の陳列を容易なものとしながら、商品の温度調整効率を良好なものとすることができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、前面に形成された前面開口を臨む商品陳列室の内部に空気を吹き出すための吹出口と、前記商品陳列室の内部の空気を吸い込むための吸込口とを通じて、前記商品陳列室の内部と外部との間で空気を循環させる空気循環手段と、前記空気循環手段により循環させられる空気を所定の温度に調整する温度調整手段とを備え、前記商品陳列室に陳列された商品を所望の温度状態に保持するようにしたショーケースにおいて、前記商品陳列室の底部を構成するデッキパンは、上面が商品を載置するための載置面を構成し、かつ前後方向に沿ってスライド移動可能な棚板と、前記棚板の上面よりも上方に突出する態様で設けられ、かつ前記棚板とともにスライド移動可能なフェンスと、前記棚板と前記フェンスとの間に形成され、かつ前記棚板が最も後方側に位置する場合に前記吸込口に連通する通風孔とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るショーケースは、前面に形成された前面開口を臨む商品陳列室の内部に空気を吹き出すための吹出口と、前記商品陳列室の内部の空気を吸い込むための吸込口とを通じて、前記商品陳列室の内部と外部との間で空気を循環させる空気循環手段と、前記空気循環手段により循環させられる空気を所定の温度に調整する温度調整手段とを備え、前記商品陳列室に陳列された商品を所望の温度状態に保持するようにしたショーケースにおいて、前記商品陳列室の底部を構成するデッキパンは、上面が商品を載置するための載置面を構成し、かつ前後方向に沿ってスライド移動可能な棚板を備えてなり、前記吸込口の前方側において起立姿勢と横倒姿勢との間で自身の軸状部の軸心回りに揺動可能に配設され、起立姿勢となる場合には前記棚板の上面よりも上方に突出する一方、横倒姿勢となる場合には前記棚板が前方に向けてスライド移動することを許容するフェンスを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、商品陳列室の底部を構成するデッキパンは、上面が商品を載置するための載置面を構成し、かつ前後方向に沿ってスライド移動可能な棚板と、棚板の上面よりも上方に突出する態様で設けられ、かつ棚板とともにスライド移動可能なフェンスと、棚板とフェンスとの間に形成され、かつ棚板が最も後方側に位置する場合に吸込口に連通する通風孔とを備えているので、通風孔に向けて流れる空気(冷気)が前方に向けて流れてしまうことを抑制し、これにより冷気等が漏れてしまうことを抑止して商品の温度調整効率を良好なものとすることができる。デッキパンに対して商品を補充して陳列する場合には、棚板を前方に向けてスライド移動させることで前面開口を貫通した状態にし、棚板に商品を補充して陳列させることができる。この場合において、フェンスは、棚板のスライド移動により棚板とともにスライド移動するので、従来のように棚板のスライド移動のためにフェンスを取り除く必要がなく、棚板への商品の陳列を容易なものとすることができる。従って、棚板への商品の陳列を容易なものとしながら、商品の温度調整効率を良好なものとすることができるという効果を奏する。
本発明によれば、フェンスが、吸込口の前方側において起立姿勢と横倒姿勢との間で自身の軸状部の軸心回りに揺動可能に配設され、起立姿勢となる場合には棚板の上面よりも上方に突出する一方、横倒姿勢となる場合には棚板が前方に向けてスライド移動することを許容するので、起立姿勢となる場合には吸込口に向けて流れる空気(冷気)が前方に向けて流れてしまうことを抑制し、これにより冷気等が漏れてしまうことを抑止して商品の温度調整効率を良好なものとすることができる。そして、横倒姿勢となる場合には棚板が前方に向けてスライド移動して前面開口を貫通した状態となり、棚板に商品を補充して陳列させることができる。このようにフェンスは、前方にスライド移動する棚板に押圧されて起立姿勢から横倒姿勢に揺動するので、従来のように棚板のスライド移動のためにフェンスを取り除く必要がなく、棚板への商品の陳列を容易なものとすることができる。従って、棚板への商品の陳列を容易なものとしながら、商品の温度調整効率を良好なものとすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1であるショーケースの内部構造を側方から見た場合を模式的に示す断面側面図である。 図2は、本発明の実施の形態1であるショーケースの内部構造を側方から見た場合を模式的に示す断面側面図であり、棚板が前方に向けてスライド移動した状態を示している。 図3は、本発明の実施の形態2であるショーケースの内部構造を側方から見た場合を模式的に示す断面側面図である。 図4は、本発明の実施の形態2であるショーケースの内部構造を側方から見た場合を模式的に示す断面側面図であり、棚板が前方に向けてスライド移動した状態を示している。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1であるショーケースの内部構造を側方から見た場合を模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体1を備えている。
ケース本体1は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)1aが形成された略直方状の断熱筐体であり、その内部には商品陳列室2が画成されているとともに、空気循環手段3が設けてある。
商品陳列室2は、上記前面開口1aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では4つ)の商品陳列棚21〜24が上下方向に沿って複数段並べて配設してある。商品陳列棚21〜24は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものである。かかる商品陳列室2にはデッキパン25が配設されている。このデッキパン25は、商品陳列室2の底部を構成するものである。かかるデッキパン25についての説明は後述する。
空気循環手段3は、空気通路30と循環ファンF1とを備えて構成してある。空気通路30は、吸込口11から吹出口12に至る空気の通路である。ここに吸込口11は、商品陳列室2の内部の空気を吸い込むための開口であり、商品陳列室2の左右方向に沿って延設された長尺状のものである。この吸込口11は、商品陳列室2の下側前方縁部、すなわちケース本体1の前面開口1a近傍の下部に配設されている。
吹出口12は、図示の例では2つ設けてあり、商品陳列室2の内部に空気を吹き出すための開口である。これら吹出口12は、それぞれが商品陳列室2の左右方向に延設してあって、商品陳列室2の上側前方縁部、すなわちケース本体1の前面開口1a近傍の上部に前後に並設してある。
このような空気通路30は、商品陳列室2の外部であってその下方にある下方ダクト31と、商品陳列室2の外部であってその背面側にある背面ダクト32と、商品陳列室2の外部であってその上方にある上方ダクト33とを互いに連通した態様で構成してある。また、空気通路30は、下方ダクト31の途中から2つに分かれており、外方通路30aが一方の吹出口12(以下、前側吹出口12aともいう)に通じ、内方通路30bが他方の吹出口12(以下、後側吹出口12bともいう)に通じている。
循環ファンF1は、空気を循環させるものであり、下方ダクト31の所定部位に配設してある。本実施の形態1においては、循環ファンF1は下方ダクト31の所定部位に配設してあるが、本発明では、循環ファンの配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファンの機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。
このような空気循環手段3においては、循環ファンF1が駆動することにより吸込口11を通じて商品陳列室2の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が空気通路30を通過する態様で吹出口12まで送出し、吹出口12を通じて送出した空気を商品陳列室2の内部に吹き出すことにより、商品陳列室2の内部と外部との間で空気を循環させて、商品陳列室2の前面開口1a近傍にエアカーテンを形成するものである。
上記空気通路30の内方通路30bには、蒸発器(温度調整手段)4が設けてある。蒸発器4は、図示せぬ圧縮機や凝縮器及び膨張機構と冷媒管路で接続されて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成する。ここに圧縮機は、冷媒を圧縮するものであり、凝縮器は、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構は、凝縮器で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。
蒸発器4は、循環ファンF1が駆動することにより内方通路30bを下方から上方に向けて通過する空気と、膨張機構で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより内方通路30bを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器4で蒸発した冷媒は、再び圧縮機に戻り圧縮されることになる。
図1中の符号5及び6は、キャノピ及び蛍光灯(照明機器)である。キャノピ5は、ケース本体1の上端部より前方に突き出す態様で設けられており、その前端部には、表示部5aが設けてある。また、キャノピ5の内部にはナイトカバーNCが巻回された態様で収納されている。ナイトカバーNCは、必要に応じて下方に引き出され、その下端部が前面開口1aの下縁部の所定個所に係合されることで、前面開口1aを閉塞するカバー体である。蛍光灯6は、商品陳列室2の内部及びショーケースの前方域の照明として機能するものであり、本実施の形態1ではケース本体1における吹出口12の近傍に設けられている。
上記デッキパン25は、棚板251と、フェンス252と、通風孔253とが一体的に形成されることで構成してある。
棚板251は、例えばステンレス等の金属製の板状体を屈曲等して構成したもので、上面が商品を載置するための載置面を構成している。このような棚板251は、左右方向が長手方向となる長尺状のもので、前端部及び左右両側端部が下方に屈曲されている。かかる棚板251は、ケース本体1において左右一対となる態様で設けられた固定金26に対して図示せぬスライドレールを介してこれら固定金26に跨るように配設してある。スライドレールは、従来公知のもので、固定金26に取り付けられた固定レールと、ボール等の転動材を介して固定レールの延在方向に沿って移動可能な可動レールとを有しており、可動レールが棚板251に取り付けられている。従って、棚板251は、固定金26に対して前後方向にスライド移動可能に設けてある。
フェンス252は、棚板251の前方側両側部より前方に向けて突出する左右一対の支持アーム254に支持されている。このフェンス252は、棚板251と同様に左右方向が長手方向となる長尺状のもので、棚板251の上面より上方に突出する態様で設けられている。
通風孔253は、棚板251と、フェンス252と、支持アーム254とに囲繞されることで形成された孔部である。この通風孔253は左右方向が長手方向となる長孔であり、図1に示すように、棚板251が最も後方側に位置する状態において吸込口11の直上域に位置しており、該吸込口11と連通するものである。
以上のような構成によるショーケースにおいては、棚板251が最も後方側に配置して通風孔253が吸込口11の直上域に位置するようにした状態で、循環ファンF1及び圧縮機が駆動させると次のようになる。
循環ファンF1の駆動により、商品陳列室2の内部の空気は、通風孔253を通過してから吸込口11を通じて吸い込まれ、下方ダクト31を通過し、その途中から外方通路30a及び内方通路30bのいずれかに進入する。外方通路30aに進入した空気は、背面ダクト32及び上方ダクト33を通じて前側吹出口12aに至り、前側吹出口12aから吹き出される。この前側吹出口12aから吹き出された空気は、通風孔253に向かって流れることによりエアカーテンを形成し、前面開口1aからの外気の侵入を遮断することになる。
一方、下方ダクト31の途中から内方通路30bに進入した空気は、蒸発器4を通過して冷却され、冷気となって背面ダクト32及び上方ダクト33を通過し、後側吹出口12bより吹き出される。この後側吹出口12bより吹き出される空気(冷気)は、通風孔253に向けて流れることによりエアカーテンを形成し、商品陳列室2の内部にある商品、すなわち商品陳列棚21〜24及びデッキパン25(棚板251)に載置された商品を冷却することになる。
この場合において、通風孔253の前方側にはフェンス252が設けられているので、通風孔253に向けて流れる空気(冷気)が前方に向けて流れてしまうことを抑制し、これにより冷気が漏れてしまういわゆるコールドアイルの発生を抑止して商品の冷却効率(温度調整効率)を良好なものとすることができる。また、フェンス252により外気、特に冷凍サイクルの排熱により加熱された空気が吸込口11に吸い込まれることを抑制することができる。
そして、デッキパン25等に対して商品を補充して陳列する場合には、図2に示すように、棚板251を前方に向けてスライド移動させることで前面開口1aを貫通した状態にし、棚板251に商品を補充して陳列させることができる。この場合において、フェンス252は通風孔253を介して棚板251に一体的に形成してあるので、棚板251のスライド移動によりフェンス252も一体的に前方にスライド移動することとなり、従来のように棚板のスライド移動のためにフェンスを取り除く必要がなく、棚板251への商品の陳列を容易なものとすることができる。
以上説明したように本発明の実施の形態1であるショーケースによれば、棚板251への商品の陳列を容易なものとしながら、商品の冷却効率を良好なものとすることができる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2であるショーケースの内部構造を側方から見た場合を模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体41を備えている。
ケース本体41は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)41aが形成された略直方状の断熱筐体であり、その内部には商品陳列室42が画成されているとともに、空気循環手段43が設けてある。
商品陳列室42は、上記前面開口41aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では4つ)の商品陳列棚61〜64が上下方向に沿って複数段並べて配設してある。商品陳列棚61〜64は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものである。かかる商品陳列室42にはデッキパン65が配設されている。このデッキパン65は、商品陳列室42の底部を構成するものである。かかるデッキパン65についての説明は後述する。
空気循環手段43は、空気通路70と循環ファンF2とを備えて構成してある。空気通路70は、吸込口51から吹出口52に至る空気の通路である。ここに吸込口51は、商品陳列室42の内部の空気を吸い込むための開口であり、商品陳列室42の左右方向に沿って延設された長尺状のものである。この吸込口51は、商品陳列室42の下側前方縁部、すなわちケース本体41の前面開口41a近傍の下部に配設されている。
吹出口52は、図示の例では2つ設けてあり、商品陳列室42の内部に空気を吹き出すための開口である。これら吹出口52は、それぞれが商品陳列室42の左右方向に延設してあって、商品陳列室42の上側前方縁部、すなわちケース本体41の前面開口41a近傍の上部に前後に並設してある。
このような空気通路70は、商品陳列室42の外部であってその下方にある下方ダクト71と、商品陳列室42の外部であってその背面側にある背面ダクト72と、商品陳列室42の外部であってその上方にある上方ダクト73とを互いに連通した態様で構成してある。また、空気通路70は、下方ダクト71の途中から2つに分かれており、外方通路70aが一方の吹出口52(以下、前側吹出口52aともいう)に通じ、内方通路70bが他方の吹出口52(以下、後側吹出口52bともいう)に通じている。
循環ファンF2は、空気を循環させるものであり、下方ダクト71の所定部位に配設してある。本実施の形態2においては、循環ファンF2は下方ダクト71の所定部位に配設してあるが、本発明では、循環ファンの配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファンの機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。
このような空気循環手段43においては、循環ファンF2が駆動することにより吸込口51を通じて商品陳列室42の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が空気通路70を通過する態様で吹出口52まで送出し、吹出口52を通じて送出した空気を商品陳列室42の内部に吹き出すことにより、商品陳列室42の内部と外部との間で空気を循環させて、商品陳列室42の前面開口41a近傍にエアカーテンを形成するものである。
上記空気通路70の内方通路70bには、蒸発器(温度調整手段)44が設けてある。蒸発器44は、図示せぬ圧縮機や凝縮器及び膨張機構と冷媒管路で接続されて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成する。ここに圧縮機は、冷媒を圧縮するものであり、凝縮器は、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構は、凝縮器で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。
蒸発器44は、循環ファンF2が駆動することにより内方通路70bを下方から上方に向けて通過する空気と、膨張機構で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより内方通路70bを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器44で蒸発した冷媒は、再び圧縮機に戻り圧縮されることになる。
図3中の符号45及び46は、キャノピ及び蛍光灯(照明機器)である。キャノピ45は、ケース本体41の上端部より前方に突き出す態様で設けられており、その前端部には、表示部45aが設けてある。また、キャノピ45の内部にはナイトカバーNCが巻回された態様で収納されている。ナイトカバーNCは、必要に応じて下方に引き出され、その下端部が前面開口41aの下縁部の所定個所に係合されることで、前面開口41aを閉塞するカバー体である。蛍光灯46は、商品陳列室42の内部及びショーケースの前方域の照明として機能するものであり、本実施の形態2ではケース本体41における吹出口52の近傍に設けられている。
このような構成のショーケースは、上記構成の他、デッキパン65及びフェンス66を備えている。
デッキパン65は、棚板651を有している。棚板651は、例えばステンレス等の金属製の板状体を屈曲等して構成したもので、上面が商品を載置するための載置面を構成している。このような棚板651は、左右方向が長手方向となる長尺状のもので、前端部及び左右両側端部が下方に屈曲されている。かかる棚板651は、ケース本体41において左右一対となる態様で設けられた固定金67に対して図示せぬスライドレールを介してこれら固定金67に跨るように配設してある。スライドレールは、従来公知のもので、固定金67に取り付けられた固定レールと、ボール等の転動材を介して固定レールの延在方向に沿って移動可能な可動レールとを有しており、可動レールが棚板651に取り付けられている。従って、棚板651は、固定金67に対して前後方向にスライド移動可能に設けてある。
フェンス66は、吸込口51の前方側に設けてあり、棚板651と同様に左右方向が長手方向となる長尺状のものである。このフェンス66は、下端部に左右方向に沿って延在する長尺状の軸状部661を有しており、該軸状部661の軸心回りに揺動可能なものである。より詳細には、フェンス66は、図3に示すように棚板651の上面より上方に突出する起立姿勢と、図4に示すように前方に向けて横倒しした横倒姿勢との間で揺動可能なものである。このようなフェンス66は、軸状部661とケース本体41との間に介装された図示せぬ付勢手段により常時起立姿勢となるように付勢されている。
以上のような構成によるショーケースにおいては、棚板651を最も後方側に配置した状態で、循環ファンF2及び圧縮機が駆動させると次のようになる。
循環ファンF2の駆動により、商品陳列室42の内部の空気は、吸込口51を通じて吸い込まれ、下方ダクト71を通過し、その途中から外方通路70a及び内方通路70bのいずれかに進入する。外方通路70aに進入した空気は、背面ダクト72及び上方ダクト73を通じて前側吹出口52aに至り、前側吹出口52aから吹き出される。この前側吹出口52aから吹き出された空気は、吸込口51に向かって流れることによりエアカーテンを形成し、前面開口41aからの外気の侵入を遮断することになる。
一方、下方ダクト71の途中から内方通路70bに進入した空気は、蒸発器44を通過して冷却され、冷気となって背面ダクト72及び上方ダクト73を通過し、後側吹出口52bより吹き出される。この後側吹出口52bより吹き出される空気(冷気)は、吸込口51に向けて流れることによりエアカーテンを形成し、商品陳列室42の内部にある商品、すなわち商品陳列棚61〜64及びデッキパン65に載置された商品を冷却することになる。
この場合において、吸込口51の前方側にはフェンス66が起立姿勢で設けられているので、吸込口51に向けて流れる空気(冷気)が前方に向けて流れてしまうことを抑制し、これにより冷気が漏れてしまういわゆるコールドアイルの発生を抑止して商品の冷却効率(温度調整効率)を良好なものとすることができる。また、フェンス66により外気、特に冷凍サイクルの排熱により加熱された空気が吸込口51に吸い込まれることを抑制することができる。
そして、デッキパン65等に対して商品を補充して陳列する場合には、図4に示すように、棚板651を前方に向けてスライド移動させる。これによりフェンス66は、棚板651に当接されて押圧されることで付勢手段の付勢力に抗して前方に向けて揺動して横倒姿勢となり棚板651のスライド移動を許容する。この結果、棚板651が前方に向けてスライド移動して前面開口41aを貫通した状態となり、棚板651に商品を補充して陳列させることができる。このようにフェンス66は、前方にスライド移動する棚板651に押圧されて起立姿勢から横倒姿勢に揺動するので、棚板651のスライド移動のためにフェンス66を取り除く必要がなく、棚板651への商品の陳列を容易なものとすることができる。
以上説明したように本発明の実施の形態2であるショーケースによれば、棚板651への商品の陳列を容易なものとしながら、商品の冷却効率を良好なものとすることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1及び2では、蒸発器4,44が温度調整手段の一例として説明したが、本発明における温度調整手段は、商品陳列室の空気を冷却するものに限られず、商品陳列室の空気を加熱するものであっても構わない。
上述した実施の形態1では、フェンス252が通風孔253を介して棚板251に一体的に形成してあったが、本発明においては、フェンスは、棚板の上面よりも上方に突出する態様で設けられて棚板とともにスライド移動可能であればよく、必ずしも棚板に一体的に形成されていなくてもよい。
1 ケース本体
1a 前面開口
2 商品陳列室
3 空気循環手段
4 蒸発器
11 吸込口
12 吹出口
21 商品陳列棚
22 商品陳列棚
23 商品陳列棚
24 商品陳列棚
25 デッキパン
251 棚板
252 フェンス
253 通風孔
254 支持アーム
26 固定金
30 空気通路
31 下方ダクト
32 背面ダクト
33 上方ダクト
41 ケース本体
41a 前面開口
42 商品陳列室
43 空気循環手段
44 蒸発器
51 吸込口
52 吹出口
61 商品陳列棚
62 商品陳列棚
63 商品陳列棚
64 商品陳列棚
65 デッキパン
651 棚板
66 フェンス
661 軸状部
67 固定金
70 空気通路
71 下方ダクト
72 背面ダクト
73 上方ダクト
F1 循環ファン
F2 循環ファン
NC ナイトカバー

Claims (2)

  1. 前面に形成された前面開口を臨む商品陳列室の内部に空気を吹き出すための吹出口と、前記商品陳列室の内部の空気を吸い込むための吸込口とを通じて、前記商品陳列室の内部と外部との間で空気を循環させる空気循環手段と、
    前記空気循環手段により循環させられる空気を所定の温度に調整する温度調整手段と
    を備え、
    前記商品陳列室に陳列された商品を所望の温度状態に保持するようにしたショーケースにおいて、
    前記商品陳列室の底部を構成するデッキパンは、
    上面が商品を載置するための載置面を構成し、かつ前後方向に沿ってスライド移動可能な棚板と、
    前記棚板の上面よりも上方に突出する態様で設けられ、かつ前記棚板とともにスライド移動可能なフェンスと、
    前記棚板と前記フェンスとの間に形成され、かつ前記棚板が最も後方側に位置する場合に前記吸込口に連通する通風孔と
    を備えたことを特徴とするショーケース。
  2. 前面に形成された前面開口を臨む商品陳列室の内部に空気を吹き出すための吹出口と、前記商品陳列室の内部の空気を吸い込むための吸込口とを通じて、前記商品陳列室の内部と外部との間で空気を循環させる空気循環手段と、
    前記空気循環手段により循環させられる空気を所定の温度に調整する温度調整手段と
    を備え、
    前記商品陳列室に陳列された商品を所望の温度状態に保持するようにしたショーケースにおいて、
    前記商品陳列室の底部を構成するデッキパンは、上面が商品を載置するための載置面を構成し、かつ前後方向に沿ってスライド移動可能な棚板を備えてなり、
    前記吸込口の前方側において起立姿勢と横倒姿勢との間で自身の軸状部の軸心回りに揺動可能に配設され、起立姿勢となる場合には前記棚板の上面よりも上方に突出する一方、横倒姿勢となる場合には前記棚板が前方に向けてスライド移動することを許容するフェンスを備えたことを特徴とするショーケース。
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