JP6679496B2 - ポリビニルアルコール系重合体フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
特に、PVA系重合体フィルムの機械流れ方向(長さ方向)の複屈折率をフィルムの厚み方向に平均化した値、および、PVA系重合体フィルムの幅方向の複屈折率をフィルムの厚み方向に平均化した値がそれぞれ特定の範囲にある前記したPVA系重合体フィルムは、当該フィルムの厚みが、偏光フィルムの製造に従来一般に用いられてきたPVA系重合体フィルムの厚みよりも薄い、10〜65μm程度の厚みであっても、高い限界延伸倍率を有しているために、破断を生ずることなく、高倍率で円滑に一軸延伸することができ、それによって偏光フィルムの製造時の一層の薄膜化が可能で、偏光フィルムを製造する際の乾燥時間を一層短縮できることを見出した。
本発明者らは、上記の知見に基づいて更に検討を重ねて本発明を完成した。
[1]下記の式(I)および(II)を満足することを特徴とするPVA系重合体フィルム、
Δn(MD)Ave ≦ 1.3×10−3 (I)
Δn(TD)Ave ≦ 1.3×10−3 (II)
[上記式中、Δn(MD)Aveは、PVA系重合体フィルムの機械流れ方向の複屈折率を当該フィルムの厚み方向に平均化した値を示し、Δn(TD)Aveは、PVA系重合体フィルムの幅方向の複屈折率を当該フィルムの厚み方向に平均化した値を示す。]
[2]厚みが10〜65μmの範囲内にある、前記[1]のPVA系重合体フィルム、
[3]光学フィルム製造用原反フィルムである、前記[1]または[2]のPVA系重合体フィルム、
[4]光学フィルムが偏光フィルムである、前記[3]のPVA系重合体フィルム、
[5]PVA系重合体フィルムの製造方法であって、
(a) 回転軸が互いに平行な複数の乾燥ロールを備える製膜装置を使用し、当該製膜装置の第1乾燥ロール上にPVA系重合体を含む製膜原液を膜状に吐出して部分乾燥した後にそれに続く乾燥ロールで更に乾燥して製膜し;その際に、
(b) 第1乾燥ロールの周速(S1)に対する最終乾燥ロールの周速(SL)の比(SL/S1)を0.955〜0.980にし;
(c) 揮発分率が20質量%になったときのPVA系重合体膜の膜幅(H20)および揮発分率が9質量%になったときのPVA系重合体膜の膜幅(H9)より計算される収縮率((1−H9/H20)×100)(%)を1%以上にする;ことを特徴とする製造方法、
[6]PVA系重合体膜の揮発分率が20質量%になったときの乾燥ロールから、PVA系重合体膜の揮発分率が9質量%になったときの乾燥ロールまでの各乾燥ロールの表面温度について、これらの平均値を85℃以上にする、前記[5]の製造方法、
[7]製膜原液の揮発分率が60〜75質量%である、前記[5]または[6]の製造方法、
[8]第1乾燥ロールの周速(S1)を8〜25m/分にする、前記[5]〜[7]のいずれか1つの製造方法、
[9]前記[3]のPVA系重合体フィルムから製造した光学フィルム、
[10]偏光フィルムである、前記[9]の光学フィルム、
に関する。
特に、本発明のPVA系重合体フィルムは、フィルムの厚みが、偏光フィルムなどを製造するために従来一般に用いられてきたPVA系重合体フィルムの厚みよりも薄い、10〜65μm程度の厚みであっても、高い限界延伸倍率を有しているために、破断を生ずることなく、高倍率で円滑に一軸延伸することができ、それに伴って延伸フィルムを製造する際の一層の薄膜化が可能になり、偏光フィルムなどを製造する際の乾燥時間の一層の短縮化およびそれによる生産性の向上が可能になる。
また、近年、偏光フィルム製造用の原反フィルムとして、長さが5000mを超えるPVA系重合体フィルムも用いられているが、本発明のPVA系重合体フィルムは高い限界延伸倍率を有しているため、従来のものよりも一層高倍率で延伸することができ、それによってPVA系重合体フィルムからの偏光フィルムの取得量を従来よりも多くすることができる。
更に、本発明の製造方法を採用することによって、上記した優れた特性を有する本発明のPVA系重合体フィルムを高い生産性で円滑に連続して製造することができる。
一般に、PVA系重合体などの透明なポリマーを用いて製造した透明なフィルムでは、ポリマー鎖がずり応力による塑性変形や歪みなどによって流れ方向(機械流れ方向:長さ方向)に配向してポリマーを構成する原子団の分極方向がマクロ的に揃い、それによってポリマー特有の複屈折が生ずる。
PVA系重合体フィルムにおける機械流れ方向の複屈折率[Δn(MD)]は下記の式
[i]から求められ、また幅方向の複屈折率[Δn(TD)]は下記の式[ii]から求められる。
Δn(MD)=nMD−nz [i]
Δn(TD)=nTD−nz [ii]
[式中、nMDはフィルムの機械流れ方向(長さ方向)の屈折率、nTDはフィルムの幅方向の屈折率、nzはフィルムの厚み方向の屈折率を示す。]
Δn(MD)Ave ≦ 1.3×10−3 (I)
Δn(TD)Ave ≦ 1.3×10−3 (II)
[上記式中、Δn(MD)Aveは、PVA系重合体フィルムの機械流れ方向の複屈折率を当該フィルムの厚み方向に平均化した値を示し、Δn(TD)Aveは、PVA系重合体フィルムの幅方向の複屈折率を当該フィルムの厚み方向に平均化した値を示す。]
(i) PVA系重合体フィルムの長さ方向(MD)の任意の位置で、図1の(a)に示すように、フィルムの幅方向(TD)における中央部からMD×TD=2mm×10mmの大きさの細片を切り出し、その細片を厚み100μmのPETフィルムで両側を挟み、それを更に木枠に挟んでミクロトーム装置に取り付ける。
(ii) 次に、前記で採取した細片を、図1の(b)に示すように(PETフィルムおよび木枠は図示せず)、細片の長さ方向(MD)と平行に10μm間隔でスライスし、図1の(c)に示す観察用のスライス片(MD×TD=2mm×10μm)を10個作製する。このスライス片の中から、スライス面が平滑で且つスライス厚み斑のないスライス片5個を選び、それぞれをスライドガラス上に載せてマイクロスコープ(キーエンス社製)でスライス厚みを測定する。なお、観察は接眼10倍、対物20倍(トータル200倍)の視野で行う。
(iii) 次いで、スライス面が観察できるように、スライス片を図1の(d)のように倒してスライス面を上向きとしてスライドガラス上に載せてカバーガラスとシリコーンオイル(屈折率1.04)で封じ、二次元光弾性評価システム「PA−micro」(株式会社フォトニックラティス製)を用いてスライス片5個のレタデーションを測定する。
(iv) 各スライス片のレタデーション分布を「PA−micro」の測定画面に表示した状態で、スライス片を横切るように当初のフィルムの表面に垂直な線αを引き、その線分α上でライン解析を行ってフィルムの厚み方向のレタデーション分布データを取得する。なお、観察は接眼10倍、対物20倍(トータル200倍)の視野で行う。また、スライス片上で線分αの通る位置が変わることによる誤差を抑えるため、線幅を300画素としてレタデーションの平均値を採用する。
(v) 上記で得られたフィルムの厚み方向のレタデーション分布の値をマイクロスコープで測定した厚みで除してフィルムの厚み方向の複屈折率Δn(MD)分布を求め、当該フィルムの厚み方向の複屈折率Δn(MD)分布の平均値を採る。スライス片5個について求めたそれぞれのフィルムの厚み方向の複屈折率Δn(MD)分布の平均値を更に平均して、「Δn(MD)Ave」とする。
(ここでは、PVA系重合体フィルムの幅方向(TD)の中央部におけるΔn(TD)Aveの測定法を例示する。)
(i) PVA系重合体フィルムの長さ方向(MD)の任意の位置で、図2の(a)に示すように、フィルムの幅方向(TD)における中央部からMD×TD=10mm×2mmの大きさの細片を切り出し、その細片を厚み100μmのPETフィルムで両側を挟み、それを更に木枠に挟んでミクロトーム装置に取り付ける。
(ii) 次に、前記で採取した細片を、図2の(b)に示すように(PETフィルムおよび木枠は図示せず)、細片の幅方向(TD)と平行に10μm間隔でスライスし、図2の(c)に示す観察用のスライス片(MD×TD=10μm×2mm)を10個作製する。このスライス片の中から、スライス面が平滑で且つスライス厚み斑のないスライス片5個を選び、それぞれをスライドガラス上に載せてマイクロスコープ(キーエンス社製)でスライス厚みを測定する。なお、観察は接眼10倍、対物20倍(トータル200倍)の視野で行う。
(iii) 次いで、スライス面が観察できるように、スライス片を図2の(d)のように倒してスライス面を上向きとしてスライドガラス上に載せてカバーガラスとシリコーンオイル(屈折率1.04)で封じ、二次元光弾性評価システム「PA−micro」(株式会社フォトニックラティス製)を用いてスライス片5個のレタデーションを測定する。
(iv) 各スライス片のレタデーション分布を「PA−micro」の測定画面に表示した状態で、スライス片を横切るように当初のフィルムの表面に垂直な線βを引き、その線分β上でライン解析を行ってフィルムの厚み方向のレタデーション分布データを取得する。なお、観察は接眼10倍、対物20倍(トータル200倍)の視野で行う。また、スライス片上で線分βの通る位置が変わることによる誤差を抑えるため、線幅を300画素としてレタデーションの平均値を採用する。
(v) 上記で得られたフィルムの厚み方向のレタデーション分布の値をマイクロスコープで測定した厚みで除してフィルムの厚み方向の複屈折率Δn(TD)分布を求め、当該フィルムの厚み方向の複屈折率Δn(TD)分布の平均値を採る。スライス片5個について求めたそれぞれのフィルムの厚み方向の複屈折率Δn(TD)分布の平均値を更に平均して、「Δn(TD)Ave」とする。
一方、PVA系重合体フィルムの厚みが薄すぎると、偏光フィルムを製造するための一軸延伸時にフィルムの破断が生じ易くなる傾向があることから、PVA系重合体フィルムの厚みは15μm以上であることがより好ましく、18μm以上であることが更に好ましく、20μm以上であることが特に好ましい。
ここでいう質量膨潤度とは、PVA系重合体フィルムを30℃の蒸留水中に30分間浸漬した際の質量を、前記浸漬後105℃で16時間乾燥した後の質量で除して得られる値の百分率を意味し、具体的には以下の実施例に記載する方法により測定することができる。
本発明のPVA系重合体フィルムを形成するPVA系重合体が変性PVA系重合体である場合は、PVA系重合体における変性量は15モル%以下であることが好ましく、5モル%以下であることがより好ましい。
ここで、本明細書におけるPVA系重合体の「平均重合度」とは、JIS K6726−1994に準じて測定される平均重合度をいい、PVA系重合体を再けん化し、精製した後に30℃の水中で測定した極限粘度から求められる。
ここで、本明細書におけるPVA系重合体の「けん化度」とは、けん化によりビニルアルコール単位に変換され得る構造単位(典型的にはビニルエステル単位)とビニルアルコール単位との合計モル数に対して当該ビニルアルコール単位のモル数が占める割合(モル%)をいう。PVA系重合体のけん化度は、JIS K6726−1994の記載に準じて測定することができる。
(a) 回転軸が互いに平行な複数の乾燥ロールを備える製膜装置を使用し、当該製膜装置の第1乾燥ロール上にPVA系重合体を含む製膜原液を膜状に吐出して部分乾燥した後にそれに続く乾燥ロールで更に乾燥して製膜し;その際に、
(b) 第1乾燥ロールの周速(S1)に対する最終乾燥ロールの周速(SL)の比(SL/S1)を0.955〜0.980にし;
(c) 揮発分率が20質量%になったときのPVA系重合体膜の膜幅(H20)および揮発分率が9質量%になったときのPVA系重合体膜の膜幅(H9)より計算される収縮率((1−H9/H20)×100)(%)を1%以上にする;
本発明の製造方法によって、高い生産性で円滑に連続して製造することができる。
PVA系重合体フィルムを含む製膜原液は、PVA系重合体を液体媒体と混合して溶液にしたり、液体媒体などを含むPVA系重合体ペレットなどを溶融して溶融液にしたりすることによって調製することができる。
PVA系重合体の液体媒体への溶解、液体媒体などを含むPVA系重合体ペレットの溶融は、撹拌式混合装置、溶融押出機などを使用して行うことができる。
その際に用いる液体媒体としては、例えば、水、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミンなどを挙げることができ、これらの液体媒体は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも水、ジメチルスルホキシド、または両者の混合物が好ましく用いられ、特に水がより好ましく用いられる。
可塑剤としては多価アルコールが好ましく用いられ、例えば、エチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチロールプロパンなどを挙げることができ、これらの可塑剤は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも延伸性の向上効果に優れる点から、グリセリン、ジグリセリンおよびエチレングリコールのうちの1種または2種以上が好ましく使用される。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸カリウムなどのカルボン酸型、オクチルサルフェートなどの硫酸エステル型、ドデシルベンゼンスルホネートなどのスルホン酸型のアニオン性界面活性剤が好適である。
また、ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどのアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのアルキルフェニルエーテル型、ポリオキシエチレンラウレートなどのアルキルエステル型、ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテルなどのアルキルアミン型、ポリオキシエチレンラウリン酸アミドなどのアルキルアミド型、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテルなどのポリプロピレングリコールエーテル型、ラウリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミドなどのアルカノールアミド型、ポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルなどのアリルフェニルエーテル型のノニオン性界面活性剤が好適である。これらの界面活性剤は1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ここで、本明細書でいう「製膜原液の揮発分率」とは、下記の式[iii]により求めた揮発分率をいう。
製膜原液の揮発分率(質量%) = {(Wa−Wb)/Wa}×100[iii]
[式中、Waは製膜原液の質量(g)、WbはWa(g)の製膜原液を105℃の電熱乾燥機中で16時間乾燥した後の質量(g)を示す。]
第1乾燥ロールから剥離する際のPVA系重合体膜の揮発分率が上記下限以上であることにより、Δn(MD)Aveの値が大きくなりすぎるのを抑制することができる。一方、第1乾燥ロールから剥離する際のPVA系重合体膜の揮発分率があまりに高すぎると、第1乾燥ロールからの剥離が困難になる傾向があり、場合によっては破断したりムラが発生し易くなったりすることがある。
A(質量%) = {(Wc−Wd)/Wc}×100 [iv]
[式中、Aは、PVA系重合体膜またはPVA系重合体フィルムの揮発分率(質量%)、WcはPVA系重合体膜またはPVA系重合体フィルムから採取したサンプルの質量(g)、Wdは前記サンプルWc(g)を温度50℃、圧力0.1kPa以下の真空乾燥機中に入れて4時間乾燥した時の質量(g)を示す。]
第1乾燥ロール上にあるPVA系重合体膜の第1乾燥ロール非接触面に熱風を吹き付けるに当っては、第1乾燥ロール非接触面の全領域に対して風速1〜10m/秒の熱風を吹き付けることが好ましく、風速2〜8m/秒の熱風を吹き付けることがより好ましく、風速3〜8m/秒の熱風を吹き付けることが更に好ましい。
第1乾燥ロール非接触面に吹き付ける熱風の風速が小さ過ぎると、本発明で目的としている限界延伸倍率の高いPVA系重合体フィルムが得られにくくなるとともに、第1乾燥ロール上での乾燥時に水蒸気などの結露が発生し、その水滴がPVA系重合体膜に滴下して最終的に得られるPVA系重合体フィルムにおける欠陥が生じ易くなる。一方、第1乾燥ロール非接触面に吹き付ける熱風の風速が大き過ぎると、本発明で目的としている限界延伸倍率の高いPVA系重合体フィルムが得られにくくなるとともに、最終的に得られるPVA系重合体フィルムに厚み斑が発生し、それに伴って染色斑の発生などのトラブルが発生し易くなる。
PVA系重合体フィルムを製造する際の前記した比(SL/S1)は、0.975以下であることが好ましく、0.970以下であることがより好ましく、0.960以下であることが更に好ましい。
上記した一連の処理によって最終的に得られるPVA系重合体フィルムの揮発分率は1〜5質量%の範囲にあることが好ましく、2〜4質量%の範囲にあることがより好ましい。
延伸後のフィルム(偏光フィルム)の厚みは、1〜35μm、特に5〜25μmであることが好ましい。
以上のようにして得られた偏光板は、アクリル系などの粘着剤を被覆した後、ガラス基板に貼り合わせて液晶ディスプレー装置の部品として使用することができる。偏光板をガラス基板に貼り合わせる際に、位相差フィルム、視野角向上フィルム、輝度向上フィルムなどを同時に貼り合わせてもよい。
以下の実施例および比較例において、製膜原液の揮発分率、PVA系重合体膜またはPVA系重合体フィルムの揮発分率(水分率)、および、PVA系重合体フィルムの各物性は以下の方法により測定した。
上記した方法にしたがって、上記の式[iii]により求めた。
上記した方法にしたがって、上記の式[iv]により求めた。なお、PVA系重合体膜またはPVA系重合体フィルムの揮発分率(水分率)の測定は、乾燥ロールから取り出したPVA系重合体膜またはPVA系重合体フィルムの幅方向(TD)中央部から採取したサンプルを用いて行った。
PVA系重合体フィルムの幅方向(TD)の中央部におけるΔn(MD)Aveを「《1》Δn(MD)Aveの測定法」の項目において上記した方法により求め、これをPVA系重合体フィルムのΔn(MD)Aveとした。
PVA系重合体フィルムの幅方向(TD)の中央部におけるΔn(TD)Aveを「《2》Δn(TD)Aveの測定法」の項目において上記した方法により求め、これをPVA系重合体フィルムのΔn(TD)Aveとした。
PVA系重合体フィルムを1.5gとなるようにカットし、30℃の蒸留水1000g中に30分間浸漬し、30分間浸漬後にPVA系重合体フィルムを取り出し、濾紙で表面の水を吸い取った後、その質量(We)を測定した。続いてそのPVA系重合体フィルムを105℃の乾燥機で16時間乾燥した後、その質量(Wf)を測定した。得られた質量WeおよびWfから、以下の式[vi]によって、PVA系重合体フィルムの質量膨潤度を求めた。
質量膨潤度(%) = (We/Wf)×100 [vi]
以下の実施例または比較例で得られた延伸前のPVA系重合体フィルムの幅方向(TD)の中央部から長さ方向(MD)×幅方向(TD)=10cm×5cmの試験片を採取し、当該試験片の長さ方向の両端を、延伸部分のサイズが長さ方向(MD)×幅方向(TD)=5cm×5cmとなるように延伸治具に固定し、30℃の水中に38秒間浸漬している間に12cm/分の延伸速度で元の長さの2.2倍に長さ方向(MD)に一軸延伸(1段目延伸)した後、ヨウ素を0.03質量%およびヨウ化カリウムを3質量%の濃度で含有する温度30℃のヨウ素/ヨウ化カリウム水溶液中に90秒間浸漬している間に12cm/分の延伸速度で元の長さの3.5倍まで長さ方向(MD)に一軸延伸(2段目延伸)し、次いでホウ酸を3質量%およびヨウ化カリウムを3質量%の濃度で含有する温度30℃のホウ酸/ヨウ化カリウム水溶液中に約20秒間浸漬している間に12cm/分の延伸速度で元の長さの3.9倍まで長さ方向(MD)に一軸延伸(3段目延伸)し、続いてホウ酸を4質量%およびヨウ化カリウムを約5質量%の濃度で含有する温度約63℃のホウ酸/ヨウ化カリウム水溶液中に浸漬しながら12cm/分の延伸速度で試験片が破断するまで長さ方向(MD)に一軸延伸し、試験片が破断したときの延伸倍率(元の長さに対する破断時の長さの比)と、破断時の試験片幅を読み取った。
同じPVA系重合体フィルムについて、上記した延伸試験を5回行って、その平均値をとってPVA系重合体フィルムの限界延伸倍率(倍)と、偏光フィルム幅とした。
上記の方法で採取したサンプルより得られた限界延伸倍率、偏光フィルム幅、延伸前フィルム幅(5cm)から、以下の式[vii]によって、PVA系重合体フィルムのネックイン度を求めた。
ネックイン度 = 偏光フィルム幅 ÷(延伸前フィルム幅 ÷ √限界延伸倍率) [vii]
ここで、ネックイン度の数値が高くなる程、限界延伸倍率に対する偏光フィルム幅が広いことを示しており、採取できる偏光フィルム面積が大きくなることを表す。
(1)PVA系重合体フィルムの製造:
(i) ポリ酢酸ビニルをけん化することにより得られたPVA(けん化度99.9モル%、重合度2400)100質量部、グリセリン12質量部、ラウリン酸ジエタノールアミド0.1質量部および水からなる揮発分率66質量%の製膜原液をTダイから、回転軸が互いに平行な複数の乾燥ロールを備える製膜装置の第1乾燥ロール(表面温度93℃、周速(S1)16.0m/分)上に膜状に吐出し、当該第1乾燥ロール上で、第1乾燥ロール非接触面の全体に90℃の熱風を5m/秒の風速で吹き付けながら揮発分率21質量%になるまで乾燥し、次いで第1乾燥ロールから剥離して、第2乾燥ロール以降の乾燥ロールで更に乾燥し、その後、表面温度102℃の乾燥ロール(熱処理ロール)で熱処理を行った後、巻き取ってPVA系重合体フィルム(厚み60μm、幅3m、揮発分率3質量%)を得た。
この実施例1では、第1乾燥ロールの周速(S1)に対する最終乾燥ロールの周速(SL)の比(SL/S1)を0.958とし、揮発分率が20質量%になったときのPVA系重合体膜の膜幅(H20)および揮発分率が9質量%になったときのPVA系重合体膜の膜幅(H9)より計算される収縮率((1−H9/H20)×100)を2.03%とし、PVA系重合体膜の揮発分率が20質量%になったときの乾燥ロールからPVA系重合体膜の揮発分率が9質量%になったときの乾燥ロールまでの各乾燥ロールの表面温度について、これらの平均値を90.0℃とした。
(ii) 上記(i)で得られたPVA系重合体フィルムのΔn(MD)Ave、Δn(TD)Ave、質量膨潤度、限界延伸倍率およびネックイン度を上記した方法で測定したところ、下記の表1に示すとおりであった。
(1) 実施例1において、PVA系重合体フィルムを製造する際の製膜条件を、下記の表1に記載するように変えて、実施例1の(1)と同様にしてPVA系重合体フィルムを製造した。
これにより得られた各PVA系重合体フィルムのΔn(MD)Ave、Δn(TD)Ave、質量膨潤度、限界延伸倍率およびネックイン度を上記した方法で測定したところ、下記の表1に示すとおりであった。
それに対して、比較例1〜3のPVA系重合体フィルムは式(I)および(II)を満たしていないために、実施例1〜3のPVA系重合体フィルムに比べて、いずれも、限界延伸倍率およびネックイン度が低かった。
Claims (10)
- 下記の式(I)および(II)を満足することを特徴とするポリビニルアルコール系重合体フィルム。
Δn(MD)Ave ≦ 1.3×10−3 (I)
Δn(TD)Ave ≦ 1.3×10−3 (II)
[上記式中、Δn(MD)Aveは、ポリビニルアルコール系重合体フィルムの機械流れ方向の複屈折率を当該フィルムの厚み方向に平均化した値を示し、Δn(TD)Aveは、ポリビニルアルコール系重合体フィルムの幅方向の複屈折率を当該フィルムの厚み方向に平均化した値を示す。] - 厚みが10〜65μmの範囲内にある、請求項1に記載のポリビニルアルコール系重合体フィルム。
- 光学フィルム製造用原反フィルムである、請求項1または2に記載のポリビニルアルコール系重合体フィルム。
- 光学フィルムが偏光フィルムである、請求項3に記載のポリビニルアルコール系重合体フィルム。
- ポリビニルアルコール系重合体フィルムの製造方法であって、
(a) 回転軸が互いに平行な複数の乾燥ロールを備える製膜装置を使用し、当該製膜装置の第1乾燥ロール上にポリビニルアルコール系重合体を含む製膜原液を膜状に吐出して部分乾燥した後にそれに続く乾燥ロールで更に乾燥して製膜し;その際に、
(b) 第1乾燥ロールの周速(S1)に対する最終乾燥ロールの周速(SL)の比(SL/S1)を0.955〜0.980にし;
(c) 揮発分率が20質量%になったときのポリビニルアルコール系重合体膜の膜幅(H20)および揮発分率が9質量%になったときのポリビニルアルコール系重合体膜の膜幅(H9)より計算される収縮率((1−H9/H20)×100)(%)を1%以上にする;
ことを特徴とする製造方法。 - ポリビニルアルコール系重合体膜の揮発分率が20質量%になったときの乾燥ロールから、ポリビニルアルコール系重合体膜の揮発分率が9質量%になったときの乾燥ロールまでの各乾燥ロールの表面温度について、これらの平均値を85℃以上にする、請求項5に記載の製造方法。
- 製膜原液の揮発分率が60〜75質量%である、請求項5または6に記載の製造方法。
- 第1乾燥ロールの周速(S1)を8〜25m/分にする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の製造方法。
- 請求項3に記載のポリビニルアルコール系重合体フィルムから製造した光学フィルム。
- 偏光フィルムである、請求項9に記載の光学フィルム。
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