JP6676484B2 - 貼合装置 - Google Patents

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本発明は、ロールフィルムから取り出したフィルムを別のロールフィルムに貼着する貼合装置に関する。
従来より、ロール状に巻かれた基材上に配置された各種機能フィルムを、テンション管理しながらロール状の基材から取り出して、別のロールに貼り合わせて搬送する技術が一般的に知られている。
さらに、特許文献1のように、フィルム同士を貼合する技術も一般的に知られている。例えば、図14及び図15に示すように、一定のテンション110で張られかつロール状態で供給される基材シート103に対して、厚み方向において、セパレータ101を残して機能フィルム102のみをカットするハーフカットを行う。そして、図示しない剥離ブロック上でセパレータ101のみを鋭角に送ることにより、セパレータ101から機能フィルム102のみを剥離し、機能フィルム102を、図示しない貼合台で吸着固定される。貼合台に吸着固定された機能フィルム102を貼合台で搬送しながら、機能フィルム102の位置調整を行い、機能フィルム102を貼合対象物のロールに貼り付けている。
特開2013−139108号公報
ところで、特許文献1の場合、機能フィルム102を貼合対象物のロールに貼り付けるとき、まず、機能フィルム102と貼合対象物のロールの貼り付け位置とのアライメント調整を行っている。その後、機能フィルム102を吸着保持する吸着盤の先端を傾斜させ、傾斜に伴い貼合対象物のロールの搬送方向と上下方向との位置ずれ量を、傾斜角度に応じた固定値分だけ補正する。その後、傾斜した吸着盤の先端を貼合対象物のロールに押し付けて貼り付けを行うようにしている。
このような貼り付け動作では、一旦、アライメント調整を行って高精度の位置調整をしたにもかかわらず、その後の傾斜動作で位置ずれが発生し、しかも、その補正は固定値で行っているため、傾斜角度のばらつきにより高精度での位置調整が維持されておらず、結果として、±10μmオーダーで高精度な貼り付けができないといった問題があった。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、±10μmオーダーでの高精度な貼り付けが可能な貼合装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の第1態様によれば、フィルム同士を貼り合わせる貼合装置において、
長尺で一方の表面にセパレータが配置された第1フィルムを搬送する第1搬送部と、
長尺の第2フィルムを搬送する第2搬送部と、
前記第1フィルムから前記セパレータを残して前記第1フィルムだけを所定の大きさと形状にハーフカットしてシート状個片を形成するハーフカット処理部と、
ハーフカットして形成された前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着保持する吸着保持部と、
ハーフカットして形成された前記第1フィルムの前記シート状個片以外の残余部分及び前記セパレータをブレードによって反転して、前記吸着保持部に吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片を前記セパレータから剥離する剥離部と、
前記吸着保持部において、前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着する吸着動作制御部と、
剥離して前記吸着保持部で吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片を、前記剥離部から前記第1フィルムの前記シート状個片と前記第2フィルムとの貼合わせ位置へ移動させる移送機構部と、
前記貼合わせ位置にて、前記吸着動作を実施している前記吸着保持部に吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片を、前記第2フィルムに対して貼り付ける貼付部とを備え、
前記貼付部は、
前記貼合わせ位置にて、前記第2フィルムを吸着保持する第2フィルム吸着保持部と、
前記吸着保持部に吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片と、第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムとの位置調整を行う位置調整部と、
前記吸着保持部の貼付開始側の先端に配置され、前記吸着保持部の前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着保持する吸着保持面よりも高さ方向に高い位置に前記第1フィルムの前記シート状個片の貼付開始端部を載置保持するフィルム貼付開始部材と、
第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムに対して接離するように前記吸着保持部を昇降させる昇降部と、
貼付開始時に、前記吸着保持部において前記フィルム貼付開始部材が、前記第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムに接触可能に前記吸着保持部を傾動させる傾動部と、
前記吸着保持部を前記第2フィルムの搬送方向とは逆方向に移動させる移動装置とを備え、
前記貼付部は、前記位置調整部で位置調整した状態でかつ前記傾動部で前記吸着保持部を傾動する前に前記昇降部で前記吸着保持部を上昇して、前記吸着保持部の前記フィルム貼付開始部材に保持された前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部を、前記第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムに接触させたのち、前記貼付開始端部を前記第2フィルムに接触させた状態で前記傾動部で前記吸着保持部を傾動させその後、前記傾動部での傾動を維持しつつ前記吸着保持部を前記第2フィルムの搬送方向とは逆方向の貼付方向に移動させて、前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部より後方の領域を前記フィルム貼付開始部材に順に送りつつ、前記フィルム貼付開始部材で前記第2フィルムに貼り付ける、貼合装置を提供する。
本発明の前記第1態様によれば、位置調整部で高精度に第1フィルムのシート状個片と第2フィルムとを位置合わせしたのち、昇降部で吸着保持部を上昇させて、フィルム貼付開始部材に保持された第1フィルムのシート状個片の貼付開始端部を第2フィルムに接触させたのち、この接触を維持しつつシート状個片を吸着保持する吸着保持部を傾動部で傾動させ、その接触及び傾動状態のまま、吸着保持部を第2フィルムの搬送方向とは逆方向に移動装置で移動させて、シート状個片の貼付開始端部より後方の領域をフィルム貼付開始部材に順に送りつつ、フィルム貼付開始部材で第2フィルムに貼り付けるようにしている。この結果、高精度に位置合わせした状態を維持しつつ貼り付けができるので、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合が可能となる。
本発明の一実施形態にかかる貼合装置の全体の斜視図 実施形態にかかる貼合装置で実施する貼合方法の概略工程図 ハーフカット後の剥離前の装置状態の説明図 ハーフカットされた機能フィルムを吸着盤に吸着する説明図 ハーフカットされた機能フィルムをロールから剥離する説明図 剥離された機能フィルムにかかっている応力を表す説明図 吸着を停止又は緩めることで機能フィルムにかかっている応力をリセットし、再度しっかりと吸着した状態を表した説明図 吸着盤の平面図 吸着盤の吸引孔の領域分割を説明する図 変形例にかかる吸着盤の吸引孔の領域分割を説明する図 貼合対象物のロールテンションを調整した装置状態の説明図 カメラで両材料のアライメントマークを認識して調整する説明図 吸着盤を上昇させて貼合対象物に貼付する説明図 ハーフカット前のロールテンションのかかった状態の説明図 ハーフカットによってシート化される事により縮む方向に応力がかかる事を表す説明図 貼合された機能フィルムの状態を表している説明図であり、(a)は貼合する両方の材料が共に前工程までのテンションと応力が同じであれば位置ズレは起きない事を表す説明図であり、(b)は貼合時に発生する不明な応力が加わる事でフィルムの伸び縮みにより発生する微妙なズレを表す説明図 吸着保持部材の拡大側面図 貼合動作のアライメント工程の説明図 貼合動作の傾動工程の説明図 貼合動作の貼付工程の説明図 傾動部の傾動前の状態の説明図 傾動部の傾動状態の説明図 変形例にかかる入替機構部の斜視図 変形例にかかる入替機構部を使用する貼合動作のアライメント工程の説明図 変形例にかかる入替機構部を使用する貼合動作のアライメント工程の説明図 変形例にかかる入替機構部を使用する貼合動作の貼付工程の説明図 変形例にかかる入替機構部を使用する貼合動作の貼付工程の説明図 変形例にかかる入替機構部を使用する貼合動作の貼付工程の説明図 従来例にかかる貼合動作の説明図 従来例にかかる貼合動作の説明図 従来例にかかる貼合動作の説明図 従来例にかかる貼合動作の説明図 従来例にかかる貼合動作の説明図
(本発明の知見)
まず、本発明を説明する前に、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合ができない理由について説明する。
機能フィルム102を貼合対象物のロール122に貼り付けるとき、まず、図25Aに示すように、機能フィルム102と貼合対象物のロール122の貼り付け位置との高精度の位置調整を行っている。その後、図25Bに示すように、機能フィルム102を吸着保持する吸着盤123の先端を傾斜させ、図25Cに示すように、傾斜に伴い貼合対象物のロール122の搬送方向と上下方向との位置ずれ量を、傾斜角度に応じた固定値分だけ補正する(矢印124を参照)。その後、図25Dに示すように、傾斜した吸着盤123の先端を貼合対象物のロール122に矢印125に示すように押し付けて、図25Eに示すように、貼り付けを行うようにしている。
このような貼り付け動作では、一旦、高精度の位置調整をしたにもかかわらず、その後の傾斜動作で位置ずれが発生してしまう。しかも、その位置ずれの補正は固定値で行っているため、傾斜機構の傾斜角度決定部分の機構的な摩耗又は製造誤差などの原因により傾斜角度がばらつくと、高精度での位置調整が維持されず、結果として、±10μmオーダーで高精度な貼り付けができないといった問題があった。
そこで、本発明者らは、高精度の位置調整をした状態でフィルム同士の貼付開始位置を確定できれば、以降はローラ貼合でアライメント通りに貼合出来ることを想到して発明をするに至ったものである。すなわち、高精度の位置調整をした状態で第1フィルムを傾動する前に、まず、第1フィルムの貼付開始端部を第2フィルムの貼付対象領域の貼付開始端部に接触させて貼付開始位置を固定したのち、第1フィルムを傾動させて、第1フィルムの貼付開始端部以降の領域を第2フィルムに貼り付ければ、アライメント通りの貼合ができて、±10μmオーダーで高精度な貼り付けができることを見出したものである。
なお、本発明者らは、さらに高精度な貼り付けがより確実にできるように、貼合前の機能フィルム102に残留している応力についても検討している。
図14及び図15で先に説明したように、センサ基材のような機能フィルム102などがセパレータ101上に何層にも積層されて構成されかつロールテンション110が加えられた基材シート103において、機能フィルム102に対してのみ、図15のようにハーフカット104を入れると、機能フィルム102に縮む力105が働く。このとき、機能フィルム102の厚み又は材料によって、機能フィルム102に作用する応力は不明であり、ロールのテンション110の調整だけで、機能フィルム102に作用する応力を制御するのは困難である。その上、機能フィルム102をセパレータ101から剥離することにより、機能フィルム102には、どのような応力が残留しているか全く不明な状態となる。そのような不明な状態のまま、機能フィルム102が吸着盤などで吸着保持されて、機能フィルム102と貼合対象物との貼合が行われるため、貼合後にどのような反りが発生するか全く不明なものとなり、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合ができなかった。
特に、フォトリソグラフ又はエッチングで形成されたパターンは、定められたロールテンションで加工されており、貼合するときに発生する不明な応力がパターンに加わると、フィルムの伸び縮みにより、図16の上側(a)に示す理想的な貼合に対して、下側(b)に示すように、微妙なズレが発生して貼合することになり、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合ができなかった。
そこで、本発明者らは、吸着盤などで吸着保持されている機能フィルム102において、吸着保持を一旦停止又は緩和して、残留している応力を解放することを想到して発明をするに至ったものである。
(実施形態)
以下、図面を参照して本発明における第1実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態にかかる貼合方法を実施できる貼合装置は、図1及び図3に示すように、フィルム同士を貼り合わせる貼合装置であって、第1搬送部11と、第2搬送部12と、ハーフカット処理部13と、吸着保持部14と、剥離部15と、吸着動作制御部17と、移送機構部18と、貼付部19とを備えて構成している。
この貼合装置では、図2に示すように、第1搬送部11側では、第1搬送部11から第1フィルム1が搬出された(巻き戻された)のち、ハーフカット工程S11と、吸着及び剥離工程S12と、移送工程S13とを行う一方、第2搬送部12側では、第2搬送部12から第2フィルム4が搬出された(巻き戻された)のち、必要に応じてセパレータ剥離工程S21と、貼付部19での吸着工程S22と、貼付部19でのアライメント工程S23と、貼付工程S24とを経て、第2フィルム4が巻き取られるものである。
第1搬送部11は、一定のロールテンション20で、長尺で一方の表面にセパレータ3が配置された第1フィルム1を第1フィルム1の搬送方向沿いに搬送する。第1フィルム1は、長尺の樹脂フィルムのセパレータ3側の一方面、セパレータ3側とは反対側の他方面のうちいずれかに第1導電パターンが長手方向に一定間隔で多数個形成された機能フィルムである。例えば、導電パターンとして一種の電極と当該電極から引き出された配線とを形成したセンサ基材用フィルムである。第1搬送部11としては、具体的には、図1及び図3に示すように、第1フィルム巻戻ローラ11aから巻き戻された第1フィルム1を多数の案内ローラ11cで案内するとともに、ハーフカット処理部13と吸着保持部14と剥離部15とに案内したのち、シート状個片2以外の第1フィルム1を第1フィルム巻取ローラ11bで巻取るようにしている。
第2搬送部12は、一定のテンションで、長尺の第2フィルム4を第2フィルム4の搬送方向沿いに搬送する。第2フィルム4は、長尺の樹脂フィルムの両面に第2導電パターンが長手方向に一定間隔で多数個形成された機能フィルムである。例えば、導電パターンとして表裏合わせて2種の電極と当該電極から各々引き出された配線とを形成したセンサ基材用フィルムである。なお、第2フィルム4も、一方面にセパレータが配置されていて、貼付部19に搬送される前に剥離されてもよい。この第2フィルム4の導電パターンに対して第1フィルム1から抜き出したシート状個片2の導電パターンを高精度に位置合わせして、第2フィルム4と第1フィルム1から抜き出したシート状個片2とを貼合させるのが、この貼付装置である。第2搬送部12としては、具体的には、図1及び図3に示すように、第2フィルム巻戻ローラ12aから巻き戻された第2フィルム4を多数の案内ローラ12cで案内するとともに、貼付部19の第1フィルム1から抜き出されたシート状個片2を第2フィルム4との貼合わせ位置92に案内したのち、第2フィルム4にシート状個片2が貼合された状態で第2フィルム巻取ローラ12bで巻取るようにしている。第2フィルム巻戻ローラ12aの近傍には、第2フィルム4のテンションを検出して、テンションを制御できる機構12dが配置されている(図11を参照)。
ハーフカット処理部13は、ハーフカット工程S11を実施するものであり、第1フィルム1からセパレータ3を残して第1フィルム1だけを所定の大きさと形状とに、厚み方向にハーフカットして、多数のシート状個片2すなわちシート状個片2を形成する。ハーフカット処理部13は、図3に示すように、第1フィルム巻戻ローラ11aの近傍に配置されて、ハーフカット部7でハーフカットされて生ずるシート状個片2をセパレータ3と共に、吸着保持部14と剥離部15とに案内ローラ12cで案内される。
吸着保持部14及び剥離部15は、吸着及び剥離工程S12を実施するものである。
吸着保持部14は、図3に示すように、剥離部15の近傍でかつハーフカット処理部13側に配置されている。吸着保持部14は、第1フィルム1の搬送が間欠的に停止されて剥離部15の近傍の吸着保持位置91に停止し、かつ、セパレータ3上の、ハーフカットされることにより第1フィルム1から生じたシート状個片2を吸着保持する。吸着保持部14は、図8に示す多数の吸引孔41を有して第1フィルム1のうちシート状個片2のみに全面を吸着保持可能な吸着盤42と、吸着盤42の各吸引孔41に連通する真空吸引装置などの吸引機構部47とを備え、吸着動作制御部17で吸引機構部47による吸引動作(すなわち吸着動作)を制御している。吸着盤42は、図4に示すように昇降装置14bにより上下方向沿いに昇降するとともに、図5に示すように第1移動装置14cにより第1フィルム1の搬送方向沿いに移動可能としている。よって、吸着盤42の下部には、昇降装置14bと第1移動装置14cとが配置され、さらには、移送機構部18と連結されるか又は移送機構部18に支持されて、移送機構部18で吸着盤42が、第1フィルム1の搬送方向と直交する方向沿いに、剥離部15と、第1フィルム1のシート状個片2と貼合わせ装置92との間を往復移動可能としている。昇降装置14bと第1移動装置14cと移送機構部18とは、それぞれ、±10μmオーダーで位置調整が可能でかつボールネジにもガタ付きが少ない直動装置、例えばサーボモータなどのアクチュエータを利用して構成される直線的に往復移動可能な駆動装置であって高精度で位置決めできる機構が良い。
剥離部15は、案内板15aでセパレータ3及び第1フィルム1を第1フィルム1の搬送方向沿いに案内しつつ、ハーフカットして形成された第1フィルム1のシート状個片2以外の残余部分1a及びセパレータ3を、案内板15aの先端に固定されたブレード16によって鋭角に反転して、吸着保持位置91で吸着保持部14に吸着保持された第1フィルム1のシート状個片2を、セパレータ3から円滑に剥離する。このとき、図5に示すように、第1フィルム1を第1搬送部11で搬送方向沿いに搬送するとともに、吸着保持部14も第1移動装置14cにより第1フィルム1の搬送方向沿いに第1フィルム1の搬送速度と同じ速度で同期して移動しつつ、この剥離動作が行われる。
剥離動作によりセパレータ3から剥離された第1フィルム1のシート状個片2は、図6に示すように、吸着保持部14の吸着盤14aに吸着保持されている(下記の第1吸着動作S41を参照。)が、この状態では、従来と同様に、縮む力81の他、剥がした力82及び吸着力83などの力が作用して、不明な応力が残留している。この残留している不明な応力は、吸着動作制御部17での以下の動作で解消することができる。
吸着動作制御部17は、吸着保持部14において、吸引機構部47による吸引動作を制御することにより、第1吸着動作S41と、吸着制御動作S42と、第2吸着動作S43とを順に実施する。これらの一連の動作は、剥離動作から貼合わせ位置92への移送動作終了までの間に行われる。よって、例えば、剥離動作開始から剥離動作終了までに第1吸着動作S41を行い、剥離動作終了後から移送開始前に吸着制御動作S42を行い、移送開始後から移送終了までに第2吸着動作S43を行うことができる。又は、剥離動作開始から移送動作終了までに第1吸着動作S41を行い、移送動作終了後に吸着制御動作S42と第2吸着動作S43とを順に行うこともできる。
第1吸着動作S41は、第1フィルム1のシート状個片2を吸着盤14aの全ての吸引孔41で吸着する。
吸着制御動作S42は、図7に示すように、第1吸着動作S41後に吸着動作を、全体的に停止するか、全体的に緩めるか、部分的に停止するか、部分的に緩めるかのいずれかを行う。この吸着制御動作S42により、吸着盤14aにシート状個片2が吸着保持されているとき、シート状個片2に残留している不明な応力を、シート状個片2から解放するようにしている。よって、シート状個片2に対する吸引孔41による吸着保持力をすべて停止すれば、確実に解放できるが、その際、応力の影響等によりシート状個片2が吸着盤14aの当初に吸着保持した位置から大きく位置ずれして、アライメントの認識時に視野角から外れることが懸念される。そのような場合には、吸着保持力を全体的に緩めるか、すべての吸引孔41のうちの一部の吸引孔41による吸着保持力を維持しつつ残りの吸引孔41による吸着保持力を停止して部分的に停止するか、又は、すべての吸引孔41のうちの一部の吸引孔41による吸着保持力を維持しつつ残りの吸引孔41による吸着保持力を低下させて部分的に緩めるようにすればよい。このようにすれば、シート状個片2が、吸着盤14aの当初に吸着保持した位置から大きく位置ずれすることを防止することができる。
この動作は、図8に示す吸着盤14aに多数配列された吸引孔41を、例えば図9に示すように複数の(例えば6列の)縦列の領域43に分割し、各領域43毎に吸引孔41による吸着保持力を独立して制御できるように吸着動作制御部17で吸引機構部47を制御すればよい。具体的には、真空吸引装置及び真空を発生させる機構と各領域43とを連結する連結通路に制御弁をそれぞれ配置し、吸着動作制御部17で各制御弁を開閉制御すれば、各領域43毎の吸着保持力を吸着維持、吸着停止、及び緩めるなどの動作制御を行うことができる。
吸着盤14aにおける吸引孔41の領域の分け方としては、図9に示すものに限らず、図10(a)に示すように横方向の領域44に分けたり、図10(b)に示すようにマトリックス状の領域45に分けたり、図10(c)に示すように同心円状の領域46に分けたりすることができる。このように、吸着盤14aにおける吸引孔41を複数の領域に分割したのち、任意の領域毎に吸着保持力を吸着維持、吸着停止、及び緩めるなどの動作制御を行うほか、特定の領域での吸着保持力を吸着維持しつつ、残りの領域での吸着保持力を吸着停止又は緩めるなどの動作制御を行うようにしてもよい。
さらに、残りの領域のうち、少なくとも1つの領域の吸引孔41での吸引機構部47による吸引動作を、再稼働するか、又は再強化したのちに、吸引動作を維持していた領域での吸引機構部47による吸引動作を、停止するか、又は緩めるように制御するようにしてもよい。このようにすれば、すべての領域で、残留している不明な応力をすべて解放することができる。
よって、例えば、分割された領域のうち、いずれか一端部の領域(例えば、図9の右端又は左端の領域、図10(a)の上端又は下端の領域)の吸引孔41での吸引機構部47による吸引動作を維持した状態で、残りの領域の吸引孔で41の吸引機構部47による吸引動作を、停止するか、又は緩めるように制御すれば、一端部が支持された状態で、一端部を除く他の領域の残留応力を解放することができ、その後、他端部を吸着維持して一端部の吸着を停止して、一端部の領域の残留応力を解放すれば、残留応力をより円滑に解放することができる。同様に、例えば、分割された領域のうち、中央部の領域(例えば、図10(c)の中心の領域)の吸引孔41での吸引機構部47による吸引動作を維持した状態で、残りの領域の吸引孔で41の吸引機構部47による吸引動作を、停止するか、又は緩めるように制御すれば、中央部が支持された状態で、中央部を除く他の領域の残留応力を解放することができ、その後、中央部以外の部分を吸着維持して中央部の吸着を停止して、中央部の領域の残留応力を解放すれば、残留応力をより円滑に解放することができる。
第2吸着動作S43は、吸着制御動作S42後に、残留している応力が無くなったと思われる第1フィルム1のシート状個片2を吸着盤14aに再び吸着して、貼合動作に備える。
移送機構部18は、移送工程S13を実施するものであり、吸着保持部14を支持するか、又は、吸着保持部14と一体的に設けられている。移送機構部18は、吸着保持部14の吸着盤14aを、剥離部15と、貼付部19の第1フィルム1のシート状個片2と第2フィルム4との貼合わせ位置92との間で往復移動可能に配置している。剥離部15で剥離した第1フィルム1のシート状個片2を吸着保持した吸着保持部14の吸着盤14aを、第1フィルム1の搬送方向とは直交する横方向に移動し、第2フィルム4の搬送方向を横切って、図11〜図13に示すように、貼合わせ位置92の貼付部19の下方まで移動させる。
貼付部19は、図11〜図13に示すように、吸着保持部14と協働して、吸着工程S22とアライメント工程S23と貼付工程S24とを行うものである。貼付部19は、第2フィルム吸着保持部の一例として機能する第2フィルム吸着盤60と、位置調整部61と、フィルム貼付開始部材62と、昇降部63と、傾動部64と、移動装置とを備えるように構成している。こでは、第1移動装置14cが、移動装置の一例として機能する。
第2フィルム吸着盤60は、吸着工程S22を行うものであり、貼合わせ位置92に配置され、真空吸引装置などの吸引機構部19aに接続された多数の吸引孔を有する吸着盤として機能し、その下面に、第2フィルム4の四角形の貼付対象領域4aを含む領域を吸着保持する。第2フィルム吸着盤60の下方には、移送機構部18で貼合わせ位置92まで移送されてくる吸着保持部14の吸着盤14aの上面が、貼り付けのため。対向して配置可能となっている。
位置調整部61は、アライメント工程S23を行うものであり、貼合わせ位置92において、第2吸着動作S43を実施している吸着保持部14の吸着盤14aに吸着保持された第1フィルム1のシート状個片2と、第2フィルム吸着盤60で吸着保持された第2フィルム4の貼付対象領域4aとを接近させた状態で、位置調整部61による位置調整が行われる。このとき、第1フィルム1のシート状個片2と第2フィルム4とがほぼ平行な状態であることが、高精度に位置調整する観点から、好ましい。一例として、貼合わせ位置92に対して、シート状個片2と第2フィルム4の貼付対象領域4aとは、それぞれ、大よその正確な位置までは、移送機構部18と第2フィルム巻戻ローラ12aと第2フィルム巻取ローラ12bとなどの駆動装置としてそれぞれのサーボモータなどのアクチュエータを利用すれば位置調整可能である。よって、大よその正確な位置の後の高精度な微調整を位置調整部61で行っている。
ここで、シート状個片2が四角形の場合、図16に示すように、四隅に第1アライメントマーク69を形成しておくとともに、対応する、第2フィルム4の四角形の貼付対象領域4aの四隅にも第2アライメントマーク70を形成しておく。一例として、第1アライメントマーク69と第2アライメントマーク70とは、いずれか一方が小さな黒丸点とし、他方を円環として、小さな黒丸点が円環の中に入り込むことにより、アライメント調整ができるように設定することができる。一例として、小さな黒丸点は直径1mmの点であり、円環は外径2mmである。各アライメントマーク69,70は、それぞれ、丸又は円形状に限定されるものではなく、その他種々の形状であってもよく、例えば四角であってもよい。
より具体的には、位置調整部61は、一例として、4個のカメラ48と、補正量算出部66と、位置制御部67とで構成されている。
4個のカメラ48は、吸着保持部14において、吸着保持部14に吸着保持された第1フィルム1の四角形のシート状個片2の四隅それぞれの付近を撮像可能に配置されている。よって、4個のカメラ48は、シート状個片2の四隅の第1アライメントマーク69と、これらに対向する第2フィルム4の四角形の貼付対象領域4aの四隅の第2アライメントマーク70とを画像取得できるようにしている。例えば、各カメラ48で同時的に第1アライメントマーク69と第2アライメントマーク70とを画像取得してもよいし、各カメラ48の焦点距離を切り替えて、第1アライメントマーク69と第2アライメントマーク70とをそれぞれ画像取得してもよい。
補正量算出部66は、4個のカメラ48でそれぞれ取得した画像を基に画像処理を行って、四隅のそれぞれの第1アライメントマーク69と第2アライメントマーク70との位置ずれ量を算出して、第2フィルム4の搬送方向とその搬送方向と直交する横方向との、互いに直交する2方向の補正量を求める。
位置制御部67は、補正量算出部66で求めた補正量を基に、第1移動装置14cと移送機構部18とで吸着盤14aの位置調整を行う。例えば、位置制御部67の制御により、吸着保持部14の第1移動装置14cで第2フィルム4の搬送方向沿いの位置調整を行い、移送機構部18で第2フィルム4の搬送方向と直交する横方向沿いの位置調整を行う。第1移動装置14cと移送機構部18とのそれぞれの駆動装置としてサーボモータなどの高精度位置決め可能なアクチュエータを使用することにより、±10μmオーダーでの高精度な位置調整、すなわち、第2フィルム4に形成されている導電パターンに対して、シート状個片2が有する導電パターンの高精度な位置調整が可能である。このようにして、位置調整部61での高精度な位置調整が行われる。
貼付工程S24は、第2フィルム吸着盤60と、フィルム貼付開始部材62と、昇降部63と、傾動部64と、第1移動装置14cとで行われる。
フィルム貼付開始部材62は、吸着保持部14の吸着盤14aの貼付開始側の先端14eに配置され、吸着保持部14の吸着盤14aのシート状個片2を吸着保持する吸着保持面14fよりも高さ方向に高い位置に、第1フィルム1のシート状個片2の貼付開始端部2cを載置保持する。
ここで、高さ方向に高い位置とは、例えば0.1mm〜2mmだけ吸着保持面14fよりも高い位置とする。もし2mmを越えて高くなると、単純に斜辺d3の長さが大きくなり、貼り付け誤差が大きくなる。一方、0.1mm未満の高い位置では、そのような数値の高さに高さ調整することが困難であり、貼付開始端部2cのみを接触させたいにもかかわらず、他の部分も接触する可能性がある。
このシート状個片2の貼付開始端部2cの高さについては、以下のような関係がある。図17に示すように、フィルム貼付開始部材62の上に第1フィルム1のシート状個片2の貼付開始端部2cを載置保持するとき、吸着保持面14fからフィルム貼付開始部材62にかけての貼付開始端部2c付近において、側面からみると、直角三角形の関係が成立している。すなわち、シート状個片2が傾斜した斜辺d3と、貼付開始端部2c付近以外の領域のシート状個片2の下面を吸着保持する吸着保持面14f沿いの横の辺d1と、吸着保持面14fから貼付開始端部2cの下面までの高さを示す高さd2とで直角三角形が成立している。このように傾斜して直角三角形が成立している状態で上昇させて位置決めを行った場合、アライメントマークの有る吸着保持面14fに保持されている部分と、第2フィルム4に接触させる貼付開始端部2cとの高さが違うため、シート状個片2が傾斜せずに第2フィルム4と平行な場合と比べて、斜めになっている分だけ、貼り合せる時に位置ズレを起こす可能性がある。その位置ズレの誤差は、辺d1と高さd2とから斜辺d3を算出でき、算出された斜辺d3から辺d1を引いた数値である。例えば、辺d1を6mm、高さd2を1mmと想定すると、斜辺d3は√(6+1)=6.08276mmとなり、斜辺d3−辺d1=6.08276mm−6mm=0.08276mmとなるので、82μmの誤差があることになる。実際の設計において±10μmオーダーの高精度を求められる場合は、高さd2を1mm以下とすることを考慮しないと、高精度な貼合には厳しいと考えられる。そこで、後述する調整機構により、高さd2を1mmから0.5mmに変更した場合、誤差は±10μm以内、すなわち、誤差の範囲は20μmまで小さくすることができる。また、辺d1を長くすれば、誤差は小さくなることがわかる。
一例として、高さ方向に高い位置とは、例えば0.1mm〜2mmの中の固定値とする以外に、この0.1mm〜2mmの範囲内で、使用状況に応じて調整機構で高さを任意に調節可能に構成するようにしてもよい。この使用状況とは、材料又は材質により撓みなどが発生する場合、例えば、硬すぎる材料の場合は、吸着パットで吸着が困難になるので高さd2の距離を大きくするなど、辺d1と高さd2とで最適な位置への調整が必要になる。構造上、高さd2の距離を変えると、斜辺d3の長さを合わせる必要が出るため、高さ変更が必要になる。
フィルム貼付開始部材62の一例としては、図17などに示すように、吸着パッド部材65で構成することができる。吸着パッド部材65は、図示しないが多数の吸引孔があり、多数の吸引孔に連通する真空吸引装置などの貼付用吸引機構部71を有して、第1フィルム1のシート状個片2の貼付開始端部2cを、吸着パッド部材65の上面に載置保持するように吸着保持するとともに、貼り付け開始時には、貼付用吸引機構部71で吸引保持力を停止又は緩和できるようにしている。なお、吸着パッド部材65は、吸着及び剥離工程S12では吸着動作には関わらないようにしている。
フィルム貼付開始部材62の別の例としては、図18などに示すように、回転自在に吸着盤14aに支持された貼付ロール68で構成して、第1フィルム1のシート状個片2の貼付開始端部2cを載置保持するようにしてもよい。
昇降部63は、貼合わせ位置92で、第2フィルム吸着盤60で吸着保持された第2フィルム4に対して、吸着盤14aで吸着保持されたシート状個片2を接離するように吸着保持部14を昇降させるものであり、昇降装置14bで兼用することができる。
傾動部64は、貼付開始時の最初に、吸着保持部14において先端14eの吸着パッドユニット65で載置保持したシート状個片2の貼付開始端部2cが、第2フィルム吸着盤60で吸着保持された第2フィルム4に接触可能に吸着保持部14を傾動(チルト)させる。具体的には、図21及び図22に示すように、T字状の吸着保持部14の吸着盤14aは、その脚部14hの下部のチルト支点軸14j周りに揺動可能に基台部14pに支持されている。吸着盤14aの後端には下方に屈曲した係止突起14kが突出し、傾動時に基台部14pの後部のストッパ14mに係止突起14kが当接して、吸着盤14aのチルト支点軸14j周りの傾動角度が所定角度に規制されるようにしている。基台部14pの後部と吸着盤14aの後端との間には、シリンダなどの傾動駆動装置14nが配置されて、シリンダ14nからピストンロッドを伸縮させることにより、吸着盤14aがチルト支点軸14j周りに揺動可能としている。傾動駆動装置14nとしては、シリンダに限らず、±10μmオーダーで位置調整が可能でかつサーボモータなどのアクチュエーターを利用して構成されかつボールネジにもガタ付きが少ない直動装置でもよい。なお、基台部14pは、昇降装置14bと第1移動装置14cと移送機構部18とに連結されて、吸着盤14aと一体的に、それぞれの方向に移動できるようにしている。
このような構成の貼付部19は、以下のようにして貼付工程S24を行う。
図18に示すように、貼付部19は、位置調整部61で位置調整した状態でかつ傾動部64で吸着保持部14を傾動する前に昇降部63で吸着保持部14を位置調整状態よりもさらに上昇して、吸着保持部14のフィルム貼付開始部材62に載置保持されたシート状個片2の貼付開始端部2cを、第2フィルム吸着盤60で吸着保持された第2フィルム4に接触させる。このとき、シート状個片2の貼付開始端部2c以外の他の領域は、第2フィルム4には接触していない状態とする。
次いで、図19に示すように、シート状個片2の貼付開始端部2cが、第2フィルム4に接触した状態で、傾動部64のシリンダ14nを駆動して、所定角度まで吸着保持部14すなわち吸着盤14aを傾動させる。
次いで、図20に示すように、シート状個片2の貼付開始端部2cが、第2フィルム4に接触するとともに傾動部64で吸着保持部14を所定角度まで傾動させた状態で、吸着保持部14を第2フィルム4の搬送方向とは逆方向である貼付方向に第1移動装置14cで移動させて、シート状個片2の貼付開始端部2cより後方の領域をフィルム貼付開始部材62に順に送りつつ、フィルム貼付開始部材62で第2フィルム4に貼り付ける。このようにして、シート状個片2の全体を第2フィルム4の貼付対象領域4aに貼り付けると、昇降部63で吸着保持部14を下降させて、次のシート状個片2の吸着保持のため、移送機構部18で吸着保持位置91まで戻って、吸着及び剥離工程S12を行う。
なお、図2に示す一連の貼合動作を実施するそれぞれの駆動装置等は、貼合制御部で制御するのが好ましい。
前記実施形態によれば、位置調整部61で高精度に第1フィルム1のシート状個片2と第2フィルム4とを位置合わせしたのち、昇降部63で吸着盤14aを上昇させて、フィルム貼付開始部材62に保持された第1フィルム1のシート状個片2の貼付開始端部2cを第2フィルム4に接触させたのち、この接触を維持しつつシート状個片2を吸着保持する吸着盤14aを傾動部64で傾動させ、その接触及び傾動状態のまま、吸着盤14aを第2フィルム4の搬送方向とは逆方向に第1移動装置14cで移動させて、シート状個片2の貼付開始端部2cより後方の領域をフィルム貼付開始部材62に順に送りつつ、フィルム貼付開始部材62で第2フィルム4に貼り付けるようにしている。この結果、高精度に位置合わせした状態を維持しつつ貼り付けができるので、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合が可能となる。
また、吸着動作制御部17で、吸着保持部14において、吸着動作後に吸着動作を、全体的に停止するか、全体的に緩めるか、部分的に停止するか、部分的に緩めるかのいずれかを行う吸着制御動作を行うことによって、吸着保持部14に保持されていたシート状個片2の応力を解放したのち、貼合することができる。このため、シート状個片2には残留応力が無く、フィルム対フィルムであってもシートの伸び縮みによる位置ズレが起きず、貼合後の反りを効果的に防止できて、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合がさらに確実に可能となり、品質向上に繋がる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、残留応力を解放するため、吸着保持力の停止又は緩和以外に、吸着保持力の停止する上にエアなどを吸引孔41から少量吹き出して、残留応力をより解放しやすくしてもよい。
また、フィルム貼付開始部材62として吸着パッド部材65と、回転自在に配置された貼付ロール68との両方を備えて、適宜、入れ替えて使用するようにしてもよい。
すなわち、図23に示すように、貼付部19は、フィルム貼付開始部材62として、上端面に、シート状個片2の貼付開始端部を吸着保持する吸着パッド部材65と、回転自在に配置された貼付ロール68とを有する入替機構部73を備える。
入替機構部73は、吸着盤14aの貼付開始側の先端14eにおいて、吸着パッド部材65が吸着盤14aの端部近傍に、第2フィルム4の搬送方向沿いに、貼付位置99Aと退避位置99Bとの間で吸着パッド部材移動装置74で移動可能に配置されている。また、入替機構部73は、吸着盤14aの貼付開始側の先端14eにおいて、貼付ロール68が吸着盤14aの端部近傍に、上下方向沿いに、貼付位置98Aと退避位置98Bとの間で貼付ロール移動装置75で移動可能に配置されている。
フィルム貼付開始部材62として、上端面に、第1フィルム1のシート状個片2の貼付開始端部2cを吸着保持する吸着パッド部材65と、回転自在に配置された貼付ロール68とを有している。
吸着盤14aの貼付開始側の先端14eの位置に、貼付開始時には吸着パッド部材65を配置し、貼付開始後には貼付ロール68を配置するように、吸着パッド部材65と貼付ロール68との位置を入替機構部73で入れ替える。
貼付開始時、吸着パッド部材65の吸着パッド面でシート状個片2の貼付開始端部2cを吸着保持して貼付開始したのち、入替機構部73で吸着パッド部材65と貼付ロール68とを入れ替えたのち、貼付ロール68でシート状個片2の貼付開始端部2cより後方の領域を第2フィルム4に貼り付ける。
図24A〜図24Eは、入替機構部73の動作を説明するための図である。
図24Aには、位置調整部61で、4点カメラ48などを使用してアライメント工程S23を実施して位置合わせする状態を示している。このとき、吸着パッド部材65が貼付位置99Aに位置し、貼付ロール68が退避位置98Bに位置している。
次いで、図24Bでは、吸着保持部14が昇降部63により上昇して、吸着盤14aに吸着保持されたシート状個片2であって吸着パッド部材65に保持された貼付開始端部2cが、第2フィルム4に押圧接触させられる。このとき、吸着パッド部材65が貼付位置99Aに位置し、貼付ロール68が退避位置98Bに位置している。
次いで、図24Cでは、シート状個片2の貼付開始端部2cが第2フィルム4に接触した状態において、吸着パッド部材65が貼付位置99Aから退避位置99Bに吸着パッド部材移動装置74で移動するとともに、貼付ロール68が退避位置98Bから貼付位置98Aに貼付ロール移動装置75で上昇して、貼付ロール68でシート状個片2の貼付開始端部2cが第2フィルム4に押圧接触させるようになる。この結果、吸着パッド部材65が退避位置99Bに位置し、貼付ロール68が貼付位置98Aに位置している。
次いで、図24Dは、シート状個片2の貼付開始端部2cが第2フィルム4に貼付ロール68で接触させた状態において、傾動部64で吸着盤14aを所定角度まで傾動させる。
次いで、図24Eは、シート状個片2の貼付開始端部2cが第2フィルム4に貼付ロール68で接触させた状態でかつ吸着盤14aが傾動した状態で、第1移動装置14cにより第2フィルム4の搬送方向とは逆方向沿いに吸着盤14aを移動させて、シート状個片2の貼付開始端部2cより後方の領域を、貼付ロール68に順に送りながらかつ貼付ロール68が回転することにより押圧力を作用させながら、第2フィルム4に貼り付ける。なお、第1移動装置14cにより、傾動動作での位置ずれ分の移動を接触位置に変化が出ないように連動させながら移動する。このとき、吸着パッド部材65が退避位置99Bに位置し、貼付ロール68が貼付位置98Aに位置している。
このような構成によれば、以下のような利点がある。すなわち、最初に、吸着盤14aの端部に、貼付ロール68の代わりに吸着パッド部材65を配置する理由は、シート状個片2の端部まで吸着する事で、シート状個片2のカールを抑える事ができるためである。また、貼付ロール68による接触の場合には、円滑に貼り付けが行えるが、シート状個片2の端部のカールが原因で、外観不良(めくれ上がりなど)が発生するリスクがある。そこで、貼付ロール68と吸着パッド部材65とを両方備え、かつ、機構的に同一箇所に両部材を同時に配置出来ないため、両部材を適切なタイミングで入れ替え方式とすることにより、貼付ロール68と吸着パッド部材65とのそれぞれの利点を享受できるようにしている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、第2フィルム4も、長尺の樹脂フィルムの一方面のみに第2導電パターンが長手方向に一定間隔で多数個形成された機能フィルムであってもよい。また、第1フィルム1及び第2フィルム4の一方が、絵柄パターンが長手方向に一定間隔で多数個形成された加飾フィルムであってもよい。さらには、フィルム状の有機LEDと機能フィルム又は加飾フィルムとの貼り合せにも適用可能である。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明にかかる貼合装置は、±10μmオーダーでの高精度な位置での貼合が可能であり、ロールフィルムから取り出したフィルムを別のロールフィルムに貼着する場合に有用である。
1 第1フィルム
1a シート状個片以外の残余部分
1c 第1フィルムの貼付開始端部
2 シート状個片
3 セパレータ
4 第2フィルム
4a 第2フィルムの貼付対象領域
7 ハーフカット部
11 第1搬送部
11a 第1フィルム巻戻ローラ
11a 第1フィルム巻取ローラ
11c 案内ローラ
12 第2搬送部
12a 第2フィルム巻戻ローラ
12b 第2フィルム巻取ローラ
12c 案内ローラ
13 ハーフカット処理部
14 吸着保持部
14a 吸着盤
14b 昇降装置
14c 第1移動装置
14e 吸着保持部の貼付開始側の先端
14f 吸着保持面
14h 脚部
14j チルト支点軸
14k 係止突起
14n シリンダ
14p 基台部
15 剥離部
15a 案内板
16 ブレード
17 吸着動作制御部
18 移送機構部
19 貼付部
19a 吸引機構部
20 ロールテンション
41 吸引孔
42 吸着盤
43,44,45,46 領域
47 吸引機構部
48 カメラ
60 吸着盤
61 位置調整部
62 フィルム貼付開始部材
63 昇降部
64 傾動部
65 吸着パッド部材
66 補正量算出部
67 位置制御部
68 貼付ロール
69 第1アライメントマーク
70 第2アライメントマーク
71 貼付用吸引機構部
73 入替機構部
74 吸着パッド部材移動装置
75 貼付ロール移動装置
91 吸着保持位置
92 貼合わせ位置
S11 ハーフカット工程
S12 吸着及び剥離工程
S13 移送工程
S21 剥離工程
S22 吸着工程
S23 アライメント工程
S24 貼付工程
S41 第1吸着動作
S42 吸着制御動作
S43 第2吸着動作

Claims (6)

  1. フィルム同士を貼り合わせる貼合装置において、
    長尺で一方の表面にセパレータが配置された第1フィルムを搬送する第1搬送部と、
    長尺の第2フィルムを搬送する第2搬送部と、
    前記第1フィルムから前記セパレータを残して前記第1フィルムだけを所定の大きさと形状にハーフカットしてシート状個片を形成するハーフカット処理部と、
    ハーフカットして形成された前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着保持する吸着保持部と、
    ハーフカットして形成された前記第1フィルムの前記シート状個片以外の残余部分及び前記セパレータをブレードによって反転して、前記吸着保持部に吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片を前記セパレータから剥離する剥離部と、
    前記吸着保持部において、前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着する吸着動作制御部と、
    剥離して前記吸着保持部で吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片を、前記剥離部から前記第1フィルムの前記シート状個片と前記第2フィルムとの貼合わせ位置へ移動させる移送機構部と、
    前記貼合わせ位置にて、前記吸着動作を実施している前記吸着保持部に吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片を、前記第2フィルムに対して貼り付ける貼付部とを備え、
    前記貼付部は、
    前記貼合わせ位置にて、前記第2フィルムを吸着保持する第2フィルム吸着保持部と、
    前記吸着保持部に吸着保持された前記第1フィルムの前記シート状個片と、第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムとの位置調整を行う位置調整部と、
    前記吸着保持部の貼付開始側の先端に配置され、前記吸着保持部の前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着保持する吸着保持面よりも高さ方向に高い位置に前記第1フィルムの前記シート状個片の貼付開始端部を載置保持するフィルム貼付開始部材と、
    第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムに対して接離するように前記吸着保持部を昇降させる昇降部と、
    貼付開始時に、前記吸着保持部において前記フィルム貼付開始部材が、前記第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムに接触可能に前記吸着保持部を傾動させる傾動部と、
    前記吸着保持部を前記第2フィルムの搬送方向とは逆方向に移動させる移動装置とを備え、
    前記貼付部は、前記位置調整部で位置調整した状態でかつ前記傾動部で前記吸着保持部を傾動する前に前記昇降部で前記吸着保持部を上昇して、前記吸着保持部の前記フィルム貼付開始部材に保持された前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部を、前記第2フィルム吸着保持部で吸着保持された前記第2フィルムに接触させたのち、前記貼付開始端部を前記第2フィルムに接触させた状態で前記傾動部で前記吸着保持部を傾動させその後、前記傾動部での傾動を維持しつつ前記吸着保持部を前記第2フィルムの搬送方向とは逆方向の貼付方向に移動させて、前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部より後方の領域を前記フィルム貼付開始部材に順に送りつつ、前記フィルム貼付開始部材で前記第2フィルムに貼り付ける、貼合装置。
  2. 前記フィルム貼付開始部材に載置保持された前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部は、前記吸着保持部の前記吸着保持面よりも高さ方向に0.1mm〜2mmだけ高い位置に位置するように、前記フィルム貼付開始部材が前記吸着保持部の前記吸着保持面よりも高い位置に配置されている、
    請求項1に記載の貼合装置。
  3. 前記フィルム貼付開始部材は、上端面に、前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部を吸着保持する吸着パッド部材である、
    請求項1又は2に記載の貼合装置。
  4. 前記フィルム貼付開始部材は、回転自在に配置された貼付ロールである、
    請求項1又は2に記載の貼合装置。
  5. 前記貼付部は、
    前記フィルム貼付開始部材として、上端面に、前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部を吸着保持する吸着パッド部材と、回転自在に配置された貼付ロールとを有するとともに、
    前記吸着保持部の貼付開始側の前記先端の位置に、貼付開始時には前記吸着パッド部材を配置し、貼付開始後には前記貼付ロールを配置するように、前記吸着パッド部材と前記貼付ロールとの位置を入れ替える入替機構部とを備え、
    貼付開始時、前記吸着パッド部材で前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部を吸着保持して貼付開始したのち、前記入替機構部で前記吸着パッド部材と前記貼付ロールとを入れ替えたのち、前記貼付ロールで前記第1フィルムの前記シート状個片の前記貼付開始端部より後方の領域を前記第2フィルムに貼り付ける、
    請求項1又は2に記載の貼合装置。
  6. 前記吸着動作制御部は、前記吸着保持部において、前記第1フィルムの前記シート状個片を吸着する第1吸着動作と、前記第1吸着動作後に吸着動作を、全体的に停止するか、全体的に緩めるか、部分的に停止するか、部分的に緩めるかのいずれかを行う吸着制御動作と、前記吸着制御動作後に前記第1フィルムの前記シート状個片を再び吸着する第2吸着動作とを順に実施するように制御する、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の貼合装置。
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