JP6673479B2 - 圧電トランス - Google Patents

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Description

本発明は、圧電トランスに関するものである。
国際公開WO2015/171224(特許文献1)には、圧電体層を備える超音波トランスデューサが記載されている。特許文献1では、基板上に2種類の圧電体層の積層構造を載せることによって振動膜を構成している。この超音波トランスデューサでは、振動膜の中心部が腹となり、外周部が節となるようにして面に垂直な方向の変位を伴う振動モードを利用している。
国際公開WO2016/006433(特許文献2)には、振動装置が記載されている。この振動装置は、並列に接続された複数の振動部を備える。隣り合う振動部同士は互いに逆相で振動する。
国際公開WO2015/171224 国際公開WO2016/006433
特許文献1に記載されたものは超音波トランスデューサであるが、この超音波トランスデューサに含まれる圧電体層の積層構造を利用して圧電トランスフォーマ(以下「圧電トランス」という。)を実現しようとした場合、第2の圧電体層に電圧を印加し、積層構造で構成される振動膜を特定の振動モードで励振し、第1の圧電体層から変圧された電圧を取り出すということになる。しかし、このような圧電トランスでは、1素子当たりのインピーダンスが高く、外部回路とのマッチングを取りにくいという問題がある。インピーダンスを下げるために、振動膜の面積を大きくすることも考えられるが、振動膜の面積を大きくした場合、共振周波数が変わってしまうという問題がある。
上述と同様の問題は、圧電振動子においても存在する。この問題を解決するために、特許文献2に記載された振動装置では、隣同士で逆相に駆動されるように複数の振動部を並列接続して1つの圧電振動子を構成している。このように複数の振動部で振動装置を構成することにより、同じ形状の振動部単体の場合に比べて共振周波数を大きく変化させることなくインピーダンスを下げることができる。しかし、圧電トランスを実現しようとした場合には、電圧を与えて振動させるのみでなく、振動からさらに得られた電圧を取り出す必要があるので、特許文献2に記載された振動装置では圧電トランスにはなり得ない。
そこで、本発明は、インピーダンスを下げつつ圧電トランスを実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく圧電トランスは、基材と、上記基材によって支持された上部層とを備える。上記上部層は、上記上部層のうち上記基材に重ならない部分である振動部集合部を含む。上記振動部集合部は、厚み方向に互いに離隔して厚み方向に順に並ぶように配置された出力電極、中間電極および入力電極を含む。nを2以上の整数としたとき、上記振動部集合部は、1つの方向に並ぶn個の振動部を含む。上記上部層は、少なくとも上記n個の振動部の各々において上記出力電極および上記中間電極によって挟み込まれる部分を含むように配置された第1圧電体層と、上記第1圧電体層に重なるように配置されつつ少なくとも上記n個の振動部の各々において上記中間電極および上記入力電極によって挟み込まれる部分を含むように配置された第2圧電体層とを含む。上記入力電極は、上記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の入力電極片を含む。上記出力電極は、上記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の出力電極片を含む。上記第1圧電体層および上記第2圧電体層は、上記n個の振動部にわたって一定の向きに分極されている。上記n個の振動部の各々を、上記1つの方向に沿って一端から他端にかけて1番目からn番目の振動部と呼ぶこととしたとき、上記1個以上n個以下の入力電極片においては、奇数番目の振動部に対応する入力電極片のうち1つ以上が属する集合である第1入力電極片群と、偶数番目の振動部に対応する入力電極片のうち1つ以上が属する集合である第2入力電極片群とに対して、上記中間電極の電位を基準として逆相となるような電圧を、それぞれ印加可能なように配線されている。上記1個以上n個以下の出力電極片においては、奇数番目の振動部に対応する出力電極片のうち1つ以上が属する集合である第1出力電極片群と、偶数番目の振動部に対応する出力電極片のうち1つ以上が属する集合である第2出力電極片群との間で、いずれか一方の電圧の位相を反転してから両者を結合して、上記中間電極の電位を基準とした電圧を取り出すことが可能なように配線されている。
本発明によれば、インピーダンスを下げつつ圧電トランスを実現することができる。
本発明に基づく実施の形態1における圧電トランスの斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における圧電トランスの平面図である。 図2におけるIII−III線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における圧電トランスの概念図である。 本発明に基づく実施の形態1における圧電トランスの振動部集合部の挙動の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1に関連して行なった実験の第1の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1に関連して行なった実験の第2の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1に関連して行なった実験の第3の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1に関連して行なった実験の第4の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1に関連して行なった実験で得られた昇圧比に関するグラフである。 本発明に基づく実施の形態1に関連して行なった実験で得られた出力インピーダンスに関するグラフである。 本発明に基づく実施の形態2における圧電トランスの斜視図である。 本発明に基づく実施の形態2における圧電トランスの平面図である。 本発明に基づく実施の形態2における圧電トランスの概念図である。 本発明に基づく実施の形態2における圧電トランスの振動部集合部の挙動の説明図である。 本発明に基づく実施の形態3における圧電トランスの平面図である。 図16におけるXVII−XVII線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における圧電トランスの平面図である。 図18におけるXIX−XIX線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における圧電トランスの概念図である。 本発明に基づく実施の形態4における圧電トランスの振動部集合部の挙動の説明図である。
図面において示す寸法比は、必ずしも忠実に現実のとおりを表しているとは限らず、説明の便宜のために寸法比を誇張して示している場合がある。以下の説明において、上または下の概念に言及する際には、絶対的な上または下を意味するとは限らず、図示された姿勢の中での相対的な上または下を意味する場合がある。
(実施の形態1)
図1〜図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1における圧電トランスについて説明する。本実施の形態における圧電トランス101の外観を図1に示す。圧電トランス101の平面図を図2に示す。図2におけるIII−III線に関する矢視断面図を図3に示す。圧電トランス101の振動膜を、関連する配線と共に表示した概念図を図4に示す。
図1に示すように、圧電トランス101は、基材1と、基材1によって支持された上部層15とを備える。基材1は、たとえばSiからなる部材であってもよい。基材1は板状のものとは限らないが、板状の部材を用いて形成することができる。たとえばSi基板を利用して基材1を形成してもよい。図3に示すように、上部層15は、上部層15のうち基材1に重ならない部分である振動部集合部9を含む。振動部集合部9は、厚み方向に互いに離隔して厚み方向に順に並ぶように配置された出力電極2、中間電極4および入力電極6を含む。nを2以上の整数としたとき、振動部集合部9は、1つの方向に並ぶn個の振動部9a〜9dを含む。ここでは、説明の便宜のため、n=4であるものとして以下の説明を続けるが、これはあくまで一例であって、nは4以外であってもよい。上部層15は、少なくともn個の振動部9a〜9dの各々において出力電極2および中間電極4によって挟み込まれる部分を含むように配置された第1圧電体層3と、第1圧電体層3に重なるように配置されつつ少なくともn個の振動部9a〜9dの各々において中間電極4および入力電極6によって挟み込まれる部分を含むように配置された第2圧電体層5とを含む。入力電極6は、n個の振動部9a〜9dのうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dを含む。出力電極2は、n個の振動部9a〜9dのうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dを含む。中間電極4は、n個の振動部9a〜9dのうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の中間電極片を含む。
ここでは、振動部の数nが4であって、入力電極片、出力電極片、中間電極片の各数がいずれもnすなわち4であるものとして説明するが、これはあくまで一例である。入力電極片、出力電極片、中間電極片のうちいずれかの数が振動部の数nより少なくてもよい。
第1圧電体層3は、n個の振動部9a〜9dにわたって一定の向きに分極されている。第2圧電体層5も、n個の振動部9a〜9dにわたって一定の向きに分極されている。図4において第1圧電体層3および第2圧電体層5の内部に表示された矢印は分極の向きを表す。以下では、説明の便宜のため、n個の振動部の各々を、1つの方向に沿って一端から他端にかけて1番目からn番目の振動部と呼ぶこととする。1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dにおいては、奇数番目の振動部に対応する入力電極片のうち1つ以上が属する集合である第1入力電極片群と、偶数番目の振動部に対応する入力電極片のうち1つ以上が属する集合である第2入力電極片群とに対して、中間電極4の電位を基準として逆相となるような電圧を、それぞれ印加可能なように配線されている。1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dにおいては、奇数番目の振動部9a,9cに対応する出力電極片2a,2cのうち1つ以上が属する集合である第1出力電極片群と、偶数番目の振動部9b,9dに対応する出力電極片2b,2dのうち1つ以上が属する集合である第2出力電極片群との間で、いずれか一方の電圧の位相を反転してから両者を結合して、中間電極4の電位を基準とした電圧を取り出すことが可能なように配線されている。ここで示した例では、第1出力電極片群は、出力電極片2a,2cの全てを含む集合であり、第2出力電極片群は、出力電極片2b,2dの全てを含む集合である。圧電トランス101は、パッド電極35に与えられる電位を基準としてパッド電極31,32の間に互いに逆相となる電圧をそれぞれ入力して使用すべきものである。パッド電極31,32にそれぞれ入力される電圧を、互いに逆相とするための機構自体を、圧電トランス自体が備えていてもよい。入力される電圧を逆相とするための機構は、圧電トランス101に含まれないものとして、使用者が別途用意するものとしてもよい。出力側に関しても同様である。すなわち、第1出力電極片群と第2出力電極片群との間で、いずれか一方の電圧の位相を反転して両者を結合するための機構は、圧電トランス自体が備えていてもよい。一方、この機構は圧電トランス101に含まれないものとして、使用者が別途用意するものとしてもよい。
圧電トランス101を得るための製造方法について説明する。
基材1としてのSi基板の表面にMo膜を厚み100nm程度となるように成膜し、このMo膜をパターニングする。これによって、出力電極2が形成される。なお、出力電極2を形成する前に、AlN膜などを成膜して、出力電極保護膜(図示せず)を形成してもよい。出力電極保護膜は、図3における出力電極2を下側から一括して覆う形で形成される保護膜である。図3では出力電極保護膜がない例を示している。
出力電極2を上側から覆うように、第1圧電体層3としてのAlN膜を、厚み1100nmとなるようにスパッタ法を用いて成膜する。続いて、第1圧電体層3を覆うようにPt膜を厚み100nm程度となるように成膜し、このPt膜をパターニングする。Pt膜と第1圧電体層3であるAlN膜の間には予め密着層を形成してもよい。こうしてパターニングしたPt膜によって、中間電極4が形成される。
続いて、第2圧電体層5としてのPZT膜を、厚み1200nmでスパッタ法、あるいはゾルゲル法を用いて成膜する。続いて、第2圧電体層5を覆うように厚み100nm程度のAu膜を成膜し、パターニングする。Au膜と第2圧電体層5としてのPZT膜との間には予め密着層を形成してもよい。パターニングしたAu膜によって、入力電極6が形成される。
続いて、出力電極2、中間電極4にそれぞれ接続するためのパッド電極となる部分を露出させるために、第1圧電体層3および第2圧電体層5をエッチングする。パッド電極35は配線によって中間電極4に接続されている。本実施の形態では、中間電極4が1個以上n個以下の中間電極片に分割されているので、図2に示すように、パッド電極35から1個以上n個以下の中間電極片の各々に配線が接続されている。パッド電極35は中間電極4と同じ高さにあるものであり、第2圧電体層5をエッチングすることによりパッド電極35を露出させる。パッド電極33は配線によって第1出力電極片群としての出力電極片2a,2cに接続されている。パッド電極34は配線によって第2出力電極片群としての出力電極片2b,2dに接続されている。パッド電極33,34は出力電極2と同じ高さにあるものであるが、第1圧電体層3および第2圧電体層5をエッチングすることにより、パッド電極33,34を露出させる。その後、各パッド電極が露出した部分においては、露出した各パッド電極を覆うようにAl膜などを形成する。
続いて、基材1の裏面から、出力電極2および第1圧電体層3に到達するまで基材1をエッチングする。この際、上述した出力電極保護膜があれば、出力電極保護膜によってエッチングの進行を遮断することが容易にできる。こうして、基材1に開口部8が形成され、開口部8の上側に残る部分は振動部集合部9となる。ここで示す例では、開口部8は貫通孔として形成されている。
以上のようにして、図1〜図3に示した構造の圧電トランス101を得ることができる。
本実施の形態で示した例では、振動部集合部9は主に出力電極2、第1圧電体層3、中間電極4、第2圧電体層5、入力電極6の積層構造で構成されているが、これ以外にも可撓膜として1000nm程度の厚みで別途形成されたAlN膜やSiN膜、SiO2膜、ZrO2膜などが積層されていてもよい。また、基材1を得るためにSi基板の代わりにSOI基板などを用いて、活性層としてのSi層を可撓膜として用いてもよい。SOI基板における活性層としてのSi層の厚みは、たとえば3μm以上50μm以下であってもよく、このSi層をそのままの厚みで可撓膜として用いることとしてもよい。
本実施の形態で示した例では、振動部集合部9に存在する出力電極2、中間電極4、入力電極6は、それぞれ4つの島状の部分に分割されている。図2では、これらのうち入力電極6のみが見えているが、入力電極6の紙面奥側に隠れるように、中間電極4が配置されている。中間電極4のさらに紙面奥側に出力電極2が配置されている。ここでは、振動部の数nが4であるものとして説明しているので、このnの値に合わせて、出力電極2、中間電極4、入力電極6の各々の分割数を「4つ」としているが、これはあくまで一例であり、振動部の数nが変われば、出力電極2、中間電極4、入力電極6の各々の分割数もこれに合わせて変わりうる。出力電極2、中間電極4、入力電極6の各々の分割数は、適宜、他の数であってもよい。
さらに、図2および図4に示すように、出力電極2と入力電極6においては、隣り同士の電極が電気的に分離されており、1つ飛ばしで配線を介して導通するように接続されている。その結果、出力電極2に属する1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dは2つの群に分けられる。すなわち、出力電極片2a,2cからなる第1出力電極片群と、出力電極片2b,2dからなる第2出力電極片群とに分けられる。同一の出力電極片群内では各出力電極片は同電位であるが、異なる出力電極片群同士は異なる電位となりうる。
入力電極6に属する1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dも同様に2つの群に分けることができる。すなわち、入力電極片6a,6cからなる第1入力電極片群と、入力電極片6b,6dからなる第2入力電極片群とに分けることができる。同一の入力電極片群内では各入力電極片は同電位であるが、異なる入力電極片群同士は異なる電位となりうる。
中間電極4については、中間電極片としては4つの島状に分割されているものの、これらの島状の部分のいずれも配線を介して導通するように接続され、1つの中間電極片群を形成している。
図2では配線が実線および破線で示されているが、各パッド電極からどこに配線が接続されているかがわかりやすいように、異なる層にある配線の位置を少しずつずらして表示している。これらの配線のずらした配置はあくまで説明の便宜のためであって、実際には、異なる層にある配線同士が上から見たときに重なる位置関係となっていてもよい。配線の電気的接続関係については、図4にも示されている。
本実施の形態では、図4に示すように、中間電極4を基準電位として、第1入力電極片群を交流電源の入力端子36に、第2入力電極片群を位相反転器30aを介して入力端子36に接続した。ここでいう入力端子36は、パッド電極31,32とは別に存在するものとしたが、圧電トランス101が位相反転器30aを備えるものとしてもよい。その場合、パッド電極31と第1入力電極片群との間、あるいは、パッド電極32と第2入力電極片群との間のいずれか一方に位相反転機能を備えてもよい。これらのうちいずれか一方に位相反転機能が備わっていれば、交流電源から供給される同位相の入力電圧Vinをパッド電極31,32の両方に同じく接続するだけで一方の位相が反転する構成とすることができる。
本実施の形態では、中間電極4を基準電位として、出力端子37において出力電圧Voutが取り出される。出力電圧Voutを取り出すために、第1出力電極片群に接続されたパッド電極33を出力端子37に接続し、第2出力電極片群に接続されたパッド電極34を、位相反転器30bを介して出力端子37に接続した。ここでは、出力端子37がパッド電極33,34とは別に存在するものとしたが、圧電トランス101が位相反転器30bを備えるものとしてもよい。そのようにした場合、パッド電極33と第1出力電極片群との間、あるいは、パッド電極32と第2出力電極片群との間のいずれか一方に位相反転機能を備えることによって、パッド電極33,34から同位相の出力電圧Voutを取り出すことができる。
以上のように得られた素子は、交流電源の電圧を変圧して出力端子に出力させる圧電トランスとして利用できる。本実施の形態によれば、インピーダンスを下げつつ圧電トランスを実現することができる。このことについて、以下に詳しく説明する。
本実施の形態における圧電トランスは、具体的には、以下のような原理で駆動する。まず、交流電源による印加電圧によって第2圧電体層5であるPZT膜が伸縮し、その結果、図5に示すように振動部9a〜9dの各々が駆動する。
図5では、第1圧電体層3および第2圧電体層5の中に表示された単純な矢印は分極の向きを表し、第2圧電体層5の中に表示された白抜き矢印は発生する電界の向きを表す。
この際、図5に示すように、第1入力電極片群としての入力電極片6a,6cが配置される領域と第2入力電極片群としての入力電極片6b,6dが配置される領域とで、与えられる電圧が逆位相であるので、これらの領域の第2圧電体層5に生じる変形は互いに逆相となる。第1入力電極片群が配置される領域と第2入力電極片群の配置される領域とは交互に並ぶように配列されているので、第1入力電極片群が配置される領域と第2入力電極片群の配置される領域とで変位が逆相となるような振動モードが励振される。こうして、振動部9a〜9dは共振振動となる。
第1出力電極片群としての出力電極片2a,2cが配置される領域と第2出力電極片群としての出力電極片2b,2dが配置される領域との間でも同様の関係が成立する。振動部9a〜9dの共振駆動によって第1圧電体層3であるAlN膜には電荷が発生する。第2圧電体層5によって引き起こされる変位が互いに逆相であるので、図5に「+」および「−」によって示すように、第1出力電極片群が配置される領域と第2出力電極片群が配置される領域とで、発生する電荷の極性は逆となる。最終的に、これらの電荷は出力端子37から出力電圧として検出される。この際、得られる出力電圧Voutは入力電圧Vinとは異なった値とすることができる。特に、ここで示した例のように、第1圧電体層3をAlN膜によって形成し、第2圧電体層5をPZT膜によって形成することとすれば、出力電圧Voutは入力電圧Vinよりも大きくすることができるので、電圧の昇圧動作が実現される。なお、この構成において入出力を互いに入れ替えれば電圧の降圧動作も実現することができる。
圧電トランスを作製する際には、圧電トランスとして駆動する前に、第1入力電極片群としての入力電極片6a,6cと中間電極4との間に入力電圧Vinよりも大きい直流電圧を印加することによって分極処理を行なうことが好ましい。この場合、併せて第2入力電極片群としての入力電極片6b,6dと中間電極4との間にも、先ほど印加したのと同じ振幅、極性で直流電圧を印加することによって分極処理をすることが好ましい。
(実験結果)
以上のようにして、1つの振動部集合部9において出力電極片、中間電極片、入力電極片の個数がそれぞれn個であるものとすると、図1〜図5で示した圧電トランス101ではn=4であった。これに対して、n=1,2,4,6とした圧電トランスをそれぞれ作製した。各圧電トランスにおいて振動膜の大きさは開口部8の大きさによって定まる。各圧電トランスにおける開口部8の大きさや各電極片の大きさについては図6〜図9に示す通りである。いずれも、紙面奥手前方向に重なり合う位置関係にある出力電極片、中間電極片、入力電極片の相互間ではサイズは同じであるものとした。なお、いずれの電極も振動膜の中心に対して対称となるように配置した。これによって、いずれのnにおいても同程度の共振周波数で屈曲振動する振動モードを励振することができる。
このようにして得られた素子に対して、上述のように入力端子にたとえば10mVの交流電源を接続し、出力端子にはインピーダンス整合するように負荷を接続し、その負荷間に出力される電圧を読み取った。得られた出力電圧の振幅を前記入力電圧の振幅で除した値を昇圧比として算出した。また、同時に入力端子、および出力端子の電力を測定し、それらの比を取って効率(出力電力/入力電力)を求めた。それぞれの結果を図10に示す。また、出力インピーダンス、共振周波数とnの関係も図11に示す。
図10に示した通り、いずれのnにおいても数十倍の昇圧比、数十%の効率の圧電トランスを実現できていることが確認された。さらに、図11からは、前記性能を実現しつつ、共振周波数を大きく変化させることなく出力インピーダンスを下げることができていることが確認できる。
本実施の形態では、図2に示したように、平面図で見たときに複数の電極片が1列に並んだ構造となっている。このように複数の電極片が同一層の中では1方向のみに並ぶ構造とした場合、振動モードはその方向に並ぶように複数の腹を持つ一方で、これと直交する方向には腹を1つしか持たない。このため、振動膜および各電極片の大きさを、前記直交する方向に伸縮しても、共振周波数はほとんど変わらない。つまり、このような構造で得られる振動モードを用いれば、さらに容易にインピーダンスを調整することが可能である。
(実施の形態2)
図12〜図14を参照して、本発明に基づく実施の形態2における圧電トランスについて説明する。本実施の形態における圧電トランス102の外観を図12に示す。圧電トランス102の平面図を図13に示す。圧電トランス102の振動膜を、関連する配線と共に表示した概念図を図14に示す。
圧電トランス102は、基材1と、基材1によって支持された上部層15とを備える。上部層15は、上部層15のうち基材1に重ならない部分である振動部集合部9を含む。振動部集合部9は、厚み方向に互いに離隔して厚み方向に順に並ぶように配置された出力電極2、中間電極4および入力電極6を含む。nを2以上の整数としたとき、振動部集合部9は、1つの方向に並ぶn個の振動部9a〜9dを含む。ここでは、説明の便宜のため、n=4であるものとして以下の説明を続けるが、これはあくまで一例であって、nは4以外であってもよい。上部層15は、少なくともn個の振動部9a〜9dの各々において出力電極2および中間電極4によって挟み込まれる部分を含むように配置された第1圧電体層3と、第1圧電体層3に重なるように配置されつつ少なくともn個の振動部9a〜9dの各々において中間電極4および入力電極6によって挟み込まれる部分を含むように配置された第2圧電体層5とを含む。入力電極6は、n個の振動部9a〜9dのうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dを含む。出力電極2は、n個の振動部9a〜9dのうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dを含む。第1圧電体層3は、n個の振動部9a〜9dにわたって一定の向きに分極されている。以下では、説明の便宜のため、n個の振動部の各々を、1つの方向に沿って一端から他端にかけて1番目からn番目の振動部と呼ぶこととする。図14に示すように、第2圧電体層5は、n個の振動部9a〜9dのうち少なくとも一部に対応するように1個以上n個以下の分極領域を有している。これらの1個以上n個以下の分極領域においては、奇数番目の振動部に対応する分極領域のうち1つ以上が属する集合である第1分極領域群と、偶数番目の振動部に対応する分極領域のうち1つ以上が属する集合である第2分極領域群とで、互いに逆向きとなるようにそれぞれ分極されている。
1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dにおいては、中間電極4の電位を基準として同位相の電圧を、それぞれ印加可能なように配線されている。本実施の形態では、図14に示すように、中間電極4を基準電位として、1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dの全てを交流電源の入力端子としてのパッド電極31に接続した。パッド電極35は配線によって中間電極4に接続されている。
1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dにおいては、奇数番目の振動部9a,9cに対応する出力電極片2a,2cのうち1つ以上が属する集合である第1出力電極片群と、偶数番目の振動部9b,9dに対応する出力電極片2b,2dのうち1つ以上が属する集合である第2出力電極片群との間で、いずれか一方の電圧の位相を反転してから両者を結合して、前記中間電極の電位を基準とした電圧を取り出すことが可能なように配線されている。本実施の形態では、図14に示すように、中間電極4を基準電位として、出力端子37において出力電圧Voutが取り出される。第1出力電極片群、第2出力電極片群から出力端子37に至る配線は、実施の形態1で説明したものと同様である。
本実施の形態では、入力電圧Vinを印加したときの挙動は、図15に示すようになる。各矢印の意味は図5に関して説明したのと同様である。図15では、第2圧電体層5の1個以上n個以下の分極領域に印加される電圧はいずれも同位相であるので、電界を表す白抜き矢印の向きはいずれも同じとなっている。本実施の形態では、第2圧電体層5の1個以上n個以下の分極領域は図15に単純矢印で示すように隣り合うもの同士が逆向きとなるようにそれぞれ分極されているので、たとえ電界の向きが同じであってもそれぞれ逆向きに変形を引き起こす。こうして、振動部9a〜9dは共振振動となる。
この共振振動によって出力側の第1圧電体層3で電荷が発生する。この電荷が出力電圧として取り出される仕組みについては、実施の形態1で説明したものと同じである。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。本実施の形態では、入力側の第2圧電体層5を単一位相の電圧で駆動することができるので、入力側の配線や回路を簡素化することができる。
(実施の形態3)
図16〜図17を参照して、本発明に基づく実施の形態3における圧電トランスについて説明する。本実施の形態における圧電トランス103の平面図を図16に示す。図16におけるXVII−XVII線に関する矢視断面図を図17に示す。
本実施の形態における圧電トランス103では、基本的な構成は、実施の形態1で説明した圧電トランス101と同様であるが、以下の点で異なる。本実施の形態では、中間電極4iを備える。中間電極4iは、n個の振動部にまたがって一体的に形成された電極を含む。実施の形態1の中間電極4はn個の島状の部分に分割されていたが、本実施の形態における中間電極4iは大きな一枚物の電極となっている。ここで示した例では、中間電極4iは振動部9a〜9dの全体にまたがって一括して延在している。図16では、中間電極4iの外形線は破線で示されている。図16では、入力電極片6a〜6dの隙間から背後の中間電極4iの外形線の一部が見えている。ここで示した例では、中間電極4iは入力電極6および出力電極2の外側の輪郭とほぼ一致するような範囲の内側に延在するように示されているが、中間電極4iが延在する範囲はこれに限られない。たとえば、入力電極6または出力電極2の外側の輪郭からさらにはみ出すように延在していてもよい。中間電極4iは振動膜の範囲内に延在するのみならず、振動膜以外の部分を含む範囲にわたって延在していてもよい。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。本実施の形態では、中間電極が島状の部分に分割されていないので、振動膜の内部構造を簡素化することができる。本実施の形態では、中間電極がn個の振動部にまたがる広い範囲にわたって一括して延在する構造とすることができるので、振動膜の最表面に段差が生じる度合を低減することができる。本実施の形態では、このようにして振動膜の平坦化を図ることができ、圧電トランスの信頼性を向上させることができる。
ここではn個の振動部の全てに渡って1枚で覆うように中間電極4iが備わっている例を示したが、このような例に限らない。たとえば、中間電極として複数の中間電極片が存在し、これらのうちの少なくとも1つの中間電極片が2以上の振動部にまたがって延在する構成であってもよい。
(実施の形態4)
図18〜図20を参照して、本発明に基づく実施の形態4における圧電トランスについて説明する。本実施の形態における圧電トランス104の平面図を図18に示す。図18におけるXIX−XIX線に関する矢視断面図を図19に示す。圧電トランス104の振動膜を、関連する配線と共に表示した概念図を図20に示す。
本実施の形態における圧電トランス104では、基本的な構成は、実施の形態1で説明した圧電トランス101と同様であるが、以下の点で異なる。本実施の形態では、中間電極は、互いに離隔して配置された出力側中間電極41と入力側中間電極42とを含む。出力側中間電極41と出力電極2との間に生じた電圧を取り出すことが可能なように配線されている。ここで示した例では、出力側中間電極41と入力側中間電極42との間には、中間絶縁層10が介在している。中間絶縁層10は、第1圧電体層3および第2圧電体層5のいずれか一方と同じ材料で形成されていてもよい。中間絶縁層10は、第1圧電体層3および第2圧電体層5のいずれかとも異なる材料で形成されていてもよい。本実施の形態では、出力側中間電極41は、1個以上n個以下の島状の部分すなわち出力側中間電極片に分割されている。入力側中間電極42は、1個以上n個以下の島状の部分すなわち入力側中間電極片に分割されている。ここで示した例では、入力側が上側であり、出力側が下側であるが、これはあくまで一例であって、上下逆の配置もありうる。出力側中間電極片と出力電極片とはそれぞれほぼ1対1に対応して配置されている。入力側中間電極片と入力電極片とはそれぞれほぼ1対1に対応して配置されている。振動部集合部9に属する各振動部の内部では、出力電極片、出力側中間電極片、入力側中間電極片、入力電極片がそれぞれ上下方向に離隔しつつ上下方向に重なり合うように配置されている。
本実施の形態における圧電トランス104の製造方法は、実施の形態1で説明した圧電トランス101を得るための製造方法と基本的には同様であるが、異なる点について説明する。
本実施の形態における製造方法では、基材1の表面に出力電極2を形成するところまでは、実施の形態1で説明した製造方法と同様である。本実施の形態では、出力電極2を上側から覆うように、第1圧電体層3としてのAlN膜を、厚み1000nmとなるようにスパッタ法を用いて成膜する。続いて、第1圧電体層3を覆うようにMo膜を厚み100nm程度となるように成膜し、このMo膜をパターニングする。これにより出力側中間電極41を得る。さらに出力側中間電極41を覆うように、中間絶縁層10としてのAlN膜を、厚み100nm程度となるようにスパッタ法を用いて成膜する。
Pt膜を厚み100nm程度となるように成膜し、このPt膜をパターニングする。Pt膜と第1圧電体層3であるAlN膜の間には密着層を形成してもよい。こうしてパターニングしたPt膜によって、入力側中間電極42を得る。
続いて、第2圧電体層5としてのPZT膜を、厚み1200nmでスパッタ法、あるいはゾルゲル法を用いて成膜する。続いて、第2圧電体層5を覆うように厚み100nm程度のAu膜を成膜し、パターニングする。Au膜と第2圧電体層5としてのPZT膜との間には予め密着層を形成してもよい。パターニングしたAu膜によって、入力電極6が形成される。
続いて、出力電極2、出力側中間電極41、入力側中間電極42にそれぞれ接続するためのパッド電極となる部分を露出させるために、第1圧電体層3、中間絶縁層10および第2圧電体層5をエッチングする。パッド電極351は配線によって出力側中間電極41に接続されている。本実施の形態では、出力側中間電極41が1個以上n個以下の出力側中間電極片に分割されているので、パッド電極351から1個以上n個以下の出力側中間電極片の各々に配線が接続されている。パッド電極352は配線によって入力側中間電極42に接続されている。本実施の形態では、入力側中間電極42が1個以上n個以下の入力側中間電極片に分割されているので、パッド電極352から1個以上n個以下の入力側中間電極片の各々に配線が接続されている。パッド電極351を露出させるためには、第2圧電体層5および中間絶縁層10をエッチングする。パッド電極352を露出させるためには、第2圧電体層5をエッチングする。
以降の工程については、実施の形態1で説明したものと同様である。
本実施の形態では、入力電圧Vinを印加したときの挙動は、図21に示すようになる。各矢印の意味は図5に関して説明したのと同様である。第2圧電体層5の各領域では、白抜き矢印で示すような電界が生じるので、隣り合う領域同士で逆向きの変形が引き起こされ、振動部9a〜9dは共振振動となる。第2圧電体層5に対して中間絶縁層10を介して重なっている第1圧電体層3においては、共振振動で引き起こされる変形により電荷が発生する。この電荷が出力電圧として取り出される仕組みについては、実施の形態1で説明したものと同じである。
本実施の形態では、中間電極が出力側中間電極41および入力側中間電極42の二重構造となっているので、入力に関わる中間電極と出力に関わる中間電極とを別々のものとすることができる。したがって、入力と出力との間で絶縁することができる。
なお、上記各実施の形態では、第1圧電体層3がAlN膜によって形成され、第2圧電体層5がPZT膜によって形成されている例を示したが、この材料の選択および組合せはあくまで一例であって、第1圧電体層3および第2圧電体層5の一方または両方の層において異なる材料を用いてもよい。第1圧電体層3と第2圧電体層5とで用いる材料を逆にしてもよい。
なお、上記各実施の形態では、主に昇圧を想定して圧電トランスの構成を説明したが、圧電トランスは昇圧に用いるだけでなく降圧に用いてもよい。
なお、上記各実施の形態では、基材に近い側の圧電体層が出力用、基材から遠い側の圧電体層が入力用としているが、この配置は逆であってもよい。
なお、上記各実施の形態では、振動膜は、基材1の開口部8を完全に塞ぐように配置されたものとして説明した。振動膜は振動部集合部9を含む。上部層15のうち基材1に重なる部分を、以下「基材被覆上部層」というものとする。上部層15のうち振動部集合部9となる部分は、振動部集合部9の外周の全てにおいて、基材被覆上部層とつながっていたが、これはあくまで一例であり、このような構成には限らない。上部層15のうち振動部集合部9と基材被覆上部層とは、限られた部分を介して接続されていてもよい。振動部集合部9の外周の一部は、振動部集合部9と基材被覆上部層とを隔てるようにスリットとなっていてもよい。振動部集合部9と基材被覆上部層とはブリッジ状の部分を介してつながっていてもよい。1つの振動部集合部9を支持するために2ヶ所以上のブリッジ状の部分が設けられていてもよい。
上記各実施の形態では、開口部8は貫通孔であるものとして説明したが、開口部8は貫通孔とは限らない。開口部8を取り囲む基材1は、平面図で見たときに完全に1周分がつながっている閉ループ形状とは限らず、1周分のうち途中で途切れた構造、たとえばC字形状、U字形状などであってもよい。
上記各実施の形態では、n個存在する振動部の全てに対して電圧が印加されている例を示して説明してきたが、たとえばn個存在する振動部のうちに電圧が印加されない振動部が1個以上混入していてもよい。電圧が印加されない振動部には入力電極片を形成しなくてもよい。振動部に対応して入力電極片が存在していても入力電極片に配線がつながっていない状態のものが混入していてもよい。このように、電圧が印加されない振動部が混入している場合には、そのような振動部が混入していない場合に比べて電気的特性は劣るが、全体として動作することができれば、ある程度の効果を得ることができる。
このことは入力側だけでなく出力側においてもいえる。上記各実施の形態では、全ての振動部から電圧が取り出されているが、たとえばn個存在する振動部のうちに電圧が取り出されない振動部が1個以上混入していてもよい。電圧が取り出されない振動部には出力電極片を形成しなくてもよい。振動部に対応して出力電極片が存在していても出力電極片に配線がつながっていない状態のものが混入していてもよい。このように、電圧が取り出されない振動部が混入している場合には、そのような振動部が混入していない場合に比べて電気的特性は劣るが、全体として動作することができれば、ある程度の効果を得ることができる。
これらの変更は、必要とされる電気的特性により適宜選択されるものである。
電圧が印加されない振動部も電圧が取り出されない振動部も全く混入していない場合の構成については、以下のように表現することができる。
たとえば実施の形態1に示した圧電トランス101(図1、図2参照)において、図4に示すように、前記第1入力電極片群は、1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dのうち奇数番目の振動部9a,9cに対応する入力電極片6a,6cの全てを含む。前記第2入力電極片群は、1個以上n個以下の入力電極片6a〜6dのうち偶数番目の振動部9b,9dに対応する入力電極片6b,6dの全てを含む。前記第1出力電極片群は、1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dのうち奇数番目の振動部9a,9cに対応する出力電極片2a,2cの全てを含む。前記第2出力電極片群は、1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dのうち偶数番目の振動部9a,9cに対応する出力電極片2b,2dの全てを含む。このような構成であれば、振動膜を効率良く振動させることができ、振動膜に生じた電位差を出力電圧として効率良く取り出せるので好ましい。
たとえば実施の形態2に示した圧電トランス102(図12、図13参照)において、図14に示すように、前記第1出力電極片群は、1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dのうち奇数番目の振動部9a,9cに対応する出力電極片2a,2cの全てを含む。前記第2出力電極片群は、1個以上n個以下の出力電極片2a〜2dのうち偶数番目の振動部9b,9dに対応する出力電極片2b,2dの全てを含む。このような構成であれば、振動膜に生じた電位差を出力電圧として効率良く取り出せるので好ましい。ここでは圧電トランス102について述べたが、圧電トランス101においても同様である。
ここではいずれも振動部の数nが4である場合を例に説明したが、nが4以外であっても同様に考えることができる。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 基材、2 出力電極、2a,2b,2c,2d 出力電極片、3 第1圧電体層、4 中間電極、5 第2圧電体層、6 入力電極、6a,6b,6c,6d 入力電極片、8 開口部、9 振動部集合部、9a,9b,9c,9d 振動部、10 中間絶縁層、15 上部層、30a,30b 位相反転器、31,32,33,34,35,351,352 パッド電極、36 入力端子、37 出力端子、41 出力側中間電極、42 入力側中間電極、101,102,103,104 圧電トランス。

Claims (6)

  1. 基材と、
    前記基材によって支持された上部層とを備え、
    前記上部層は、前記上部層のうち前記基材に重ならない部分である振動部集合部を含み、
    前記振動部集合部は、厚み方向に互いに離隔して厚み方向に順に並ぶように配置された出力電極、中間電極および入力電極を含み、
    nを2以上の整数としたとき、
    前記振動部集合部は、1つの方向に並ぶn個の振動部を含み、
    前記上部層は、少なくとも前記n個の振動部の各々において前記出力電極および前記中間電極によって挟み込まれる部分を含むように配置された第1圧電体層と、前記第1圧電体層に重なるように配置されつつ少なくとも前記n個の振動部の各々において前記中間電極および前記入力電極によって挟み込まれる部分を含むように配置された第2圧電体層とを含み、
    前記入力電極は、前記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の入力電極片を含み、
    前記出力電極は、前記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の出力電極片を含み、
    前記第1圧電体層および前記第2圧電体層は、前記n個の振動部にわたって一定の向きに分極されており、
    前記n個の振動部の各々を、前記1つの方向に沿って一端から他端にかけて1番目からn番目の振動部と呼ぶこととしたとき、
    前記1個以上n個以下の入力電極片においては、奇数番目の振動部に対応する入力電極片のうち1つ以上が属する集合である第1入力電極片群と、偶数番目の振動部に対応する入力電極片のうち1つ以上が属する集合である第2入力電極片群とに対して、前記中間電極の電位を基準として逆相となるような電圧を、それぞれ印加可能なように配線されており、
    前記1個以上n個以下の出力電極片においては、奇数番目の振動部に対応する出力電極片のうち1つ以上が属する集合である第1出力電極片群と、偶数番目の振動部に対応する出力電極片のうち1つ以上が属する集合である第2出力電極片群との間で、いずれか一方の電圧の位相を反転してから両者を結合して、前記中間電極の電位を基準とした電圧を取り出すことが可能なように配線されている、圧電トランス。
  2. 基材と、
    前記基材によって支持された上部層とを備え、
    前記上部層は、前記上部層のうち前記基材に重ならない部分である振動部集合部を含み、
    前記振動部集合部は、厚み方向に互いに離隔して厚み方向に順に並ぶように配置された出力電極、中間電極および入力電極を含み、
    nを2以上の整数としたとき、
    前記振動部集合部は、1つの方向に並ぶn個の振動部を含み、
    前記上部層は、少なくとも前記n個の振動部の各々において前記出力電極および前記中間電極によって挟み込まれる部分を含むように配置された第1圧電体層と、前記第1圧電体層に重なるように配置されつつ少なくとも前記n個の振動部の各々において前記中間電極および前記入力電極によって挟み込まれる部分を含むように配置された第2圧電体層とを含み、
    前記入力電極は、前記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の入力電極片を含み、
    前記出力電極は、前記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように分割されて配列された1個以上n個以下の出力電極片を含み、
    前記第1圧電体層は、前記n個の振動部にわたって一定の向きに分極されており、
    前記n個の振動部の各々を、前記1つの方向に沿って一端から他端にかけて1番目からn番目の振動部と呼ぶこととしたとき、
    前記第2圧電体層は、前記n個の振動部のうち少なくとも一部に対応するように1個以上n個以下の分極領域を有しており、前記1個以上n個以下の分極領域においては、奇数番目の振動部に対応する分極領域のうち1つ以上が属する集合である第1分極領域群と、偶数番目の振動部に対応する分極領域のうち1つ以上が属する集合である第2分極領域群とで、互いに逆向きとなるようにそれぞれ分極されており、
    前記1個以上n個以下の入力電極片においては、前記中間電極の電位を基準として同位相の電圧を、それぞれ印加可能なように配線されており、
    前記1個以上n個以下の出力電極片においては、奇数番目の振動部に対応する出力電極片のうち1つ以上が属する集合である第1出力電極片群と、偶数番目の振動部に対応する出力電極片のうち1つ以上が属する集合である第2出力電極片群との間で、いずれか一方の電圧の位相を反転してから両者を結合して、前記中間電極の電位を基準とした電圧を取り出すことが可能なように配線されている、圧電トランス。
  3. 前記第1入力電極片群は、前記1個以上n個以下の入力電極片のうち奇数番目の振動部に対応する入力電極片の全てを含み、前記第2入力電極片群は、前記1個以上n個以下の入力電極片のうち偶数番目の振動部に対応する入力電極片の全てを含み、前記第1出力電極片群は、前記1個以上n個以下の出力電極片のうち奇数番目の振動部に対応する出力電極片の全てを含み、前記第2出力電極片群は、前記1個以上n個以下の出力電極片のうち偶数番目の振動部に対応する出力電極片の全てを含む、請求項1に記載の圧電トランス。
  4. 前記第1出力電極片群は、前記1個以上n個以下の出力電極片のうち奇数番目の振動部に対応する出力電極片の全てを含み、前記第2出力電極片群は、前記1個以上n個以下の出力電極片のうち偶数番目の振動部に対応する出力電極片の全てを含む、請求項1または2に記載の圧電トランス。
  5. 前記中間電極は、互いに離隔して配置された出力側中間電極と入力側中間電極とを含み、前記出力側中間電極と前記出力電極との間に生じた電圧を取り出すことが可能なように配線されている、請求項1から4のいずれかに記載の圧電トランス。
  6. 前記中間電極は、前記n個の振動部にまたがって一体的に形成された電極を含む、請求項1から5のいずれかに記載の圧電トランス。
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