JP6672570B2 - 基板収納容器及び基板収納容器の製造方法 - Google Patents
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Description
(2)上記(1)の態様において、前記摺動部材は、前記容器本体がなければ、一方向のみに移動可能な状態で、前記摺動部材取付部品に取付けられていてもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記摺動部材は、前記容器本体及び前記摺動部材取付部品の材料よりも摩擦係数が低い材料で形成されていてもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか一つの態様において、前記摺動部材取付部品は、前記容器本体の材料と同一の材料、又は、前記容器本体と溶着可能な材料から形成されていてもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか一つの態様において、前記容器本体及び前記摺動部材嵌合部品は、非結晶性樹脂から形成され、前記摺動部材は、結晶性樹脂から形成されていてもよい。
(6)本発明に係る別の一つの態様は、前面に開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する蓋体と、前記開口部を正面とした際、前記容器本体の外側に形成される装置位置決め部と、を備え、前記装置位置決め部は、摺動部材取付部品と、前記摺動部材取付部品とは別部材の摺動部材と、を有する基板収納容器の製造方法において、前記摺動部材を、一方向のみに移動可能な状態で、前記摺動部材取付部品に取付け、装置位置決め部品を形成する工程と、前記装置位置決め部品を、金型に配置して、溶融した熱可塑性樹脂を加熱圧縮して前記容器本体の前記外側にインサート成形する工程と、を含むものである。
(7)上記(6)の態様において、前記装置位置決め部品を、前記容器本体の前記外側にインサート成形することにより、前記摺動部材取付部品を、前記容器本体に溶着するとともに、前記摺動部材を、前記摺動部材取付部品と前記容器本体とで保持又は挟持してもよい。
まず、基板収納容器100について説明する。図1は、基板収納容器100を示す分解概略斜視図である。
図1に示される基板収納容器100は、基板Wを収納するもので、前面に開口部11を有する容器本体1と、開口部11を閉鎖する蓋体2と、パッキン3と、を備えている。
図2(a)は容器本体1を底面51側から見た斜視図、(b)は背面61、側面31及び底面51側から見た斜視図である。
そして、装置位置決め部52は、摺動部材取付部品510と、摺動部材取付部品510とは別部材の摺動部材520と、を有しており、容器本体1の底面51にインサート成形により一体化されている。
この基板収納容器100の製造方法は、装置位置決め部品形成工程S1と、インサート成形工程S2と、を少なくとも含んでいる。なお、成形型を用いた樹脂成形に必要な、成形品の離型工程や突出し工程や、付加的に行われるバリを除去する整形工程などについては、説明を省略する。
つぎに、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、装置位置決め部52A(装置位置決め部品500A、摺動部材取付部品510A、摺動部材520A)の形状及び構造が異なる以外は、第1実施形態と同様である。
図6(a)は、本実施形態における容器本体1Aを底面51A側から見た斜視図、(b)は背面61、側面31及び底面51A側から見た斜視図である。図7(a)は装置位置決め部52Aを示す斜視図、(b)は(a)におけるB−B断面斜視図である。
摺動部材取付部品510Aは、図8(a)に示すように、幅方向の中心に、長手方向にY字型の溝511が形成されており、また、この溝511の両側に、摺動部材520Aを挟み込む縦壁513が長手方向の略中央に形成されている。
上記実施形態では、摺動部材520,520Aは、容器本体1,1Aがなければ(ない状態では)、一方向のみに移動可能な状態で、摺動部材取付部品510,510Aに取付けられているが、多方向に移動可能な状態で、取付けられていてもよい。この場合でも、摺動部材520,520Aが、摺動部材取付部品510,510Aに取付けられた状態でインサート成形により一体化され、摺動部材520,520Aが、摺動部材取付部品510,510Aと容器本体1,1Aとで、位置ずれしないように保持又は挟持されていればよい。
2 蓋体
3 パッキン
10 前枠板、11 開口部、12 接触面
20 左側板
30 右側板、31 側面
40 天板
50,50A 底板、51,51A 底面
500,500A 装置位置決め部品
510,510A 摺動部材取付部品、511 溝、512 ガイド溝、513 縦壁
52,52A 装置位置決め部、520,520A 摺動部材、521 案内孔、522,523 凸部、524 本体、525 脚
60 背板、61 背面
71 支持体
100 基板収納容器
W 基板
Claims (7)
- 前面に開口部を有する容器本体と、
前記開口部を閉鎖する蓋体と、
前記開口部を正面とした際、前記容器本体の外側に形成される装置位置決め部と、を備える基板収納容器において、
前記装置位置決め部は、摺動部材取付部品と、前記摺動部材取付部品とは別部材の摺動部材と、を有するとともに、前記容器本体の前記外側にインサート成形されており、
前記摺動部材は、前記摺動部材取付部品と前記容器本体とで保持又は挟持されている
ことを特徴とする基板収納容器。 - 前記摺動部材は、前記容器本体がなければ、一方向のみに移動可能な状態で、前記摺動部材取付部品に取付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。 - 前記摺動部材は、前記容器本体及び前記摺動部材取付部品の材料よりも摩擦係数が低い材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板収納容器。 - 前記摺動部材取付部品は、前記容器本体の材料と同一の材料、又は、前記容器本体と溶着可能な材料から形成されている
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の基板収納容器。 - 前記容器本体及び前記摺動部材取付部品は、非結晶性樹脂から形成され、
前記摺動部材は、結晶性樹脂から形成されている
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の基板収納容器。 - 前面に開口部を有する容器本体と、
前記開口部を閉鎖する蓋体と、
前記開口部を正面とした際、前記容器本体の外側に形成される装置位置決め部と、を備え、
前記装置位置決め部は、摺動部材取付部品と、前記摺動部材取付部品とは別部材の摺動部材と、を有する基板収納容器の製造方法において、
前記摺動部材を、一方向のみに移動可能な状態で、前記摺動部材取付部品に取付け、装置位置決め部品を形成する工程と、
前記装置位置決め部品を、金型に配置して、溶融した熱可塑性樹脂を加熱圧縮して前記容器本体の前記外側にインサート成形する工程と、を含む
ことを特徴とする基板収納容器の製造方法。 - 前記装置位置決め部品を、前記容器本体の前記外側にインサート成形することにより、前記摺動部材取付部品を、前記容器本体に溶着するとともに、
前記摺動部材を、前記摺動部材取付部品と前記容器本体とで保持又は挟持する
ことを特徴とする請求項6に記載の基板収納容器の製造方法。
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