JP6667996B2 - メイクアップ用化粧料及びその製造方法 - Google Patents
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で表される化合物と、
(b)油剤と、
(c)体質粉体と
を含有し、化粧料中の前記(a)式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5.0質量%である、メイクアップ用化粧料に関する。
で表される化合物と、
(b)油剤と、
(c)体質粉体と
を混合する工程を含み、化粧料中の前記(a)式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5.0質量%である、メイクアップ用化粧料の製造方法に関する。
下記表1及び表2に示す組成のケーキ状パウダーファンデーションを次の方法で調製した。
成分(11)〜(19)を60℃で加熱し、混合した。また、成分(1)〜(10)をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合し、均一に分散させた。上記で得られた成分(1)〜(10)の混合物に、上記で得られた成分(11)〜(19)の混合物を添加し、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合した。得られた混合物を60メッシュの篩に通し、次いで、金皿に充填し、圧縮成型して、ケーキ状パウダーファンデーションを得た。
女性被験者(30〜50歳)5名に、実施例及び比較例のケーキ状パウダーファンデーションを使用した。洗顔後、化粧下地を使用せずに、化粧用スポンジを用いて直接顔に塗布し、使用感と仕上がりを「塗布時の伸び広がりの良さ」、「粉っぽさのなさ」、「肌への密着感」の3項目について、以下に示す評価基準に基づき自己評価により評価した。以下に示す判断基準により各実施例及び比較例のケーキ状パウダーファンデーションを評価した。結果を表1及び表2に示す。
[評価基準]
評価結果 : 評点
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
ふつう : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
[判断基準]
評点の平均点 : 判定結果
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
*1:SA−セリサイトFSE(三好化成社製)
*2:SA−タルクJA46R(三好化成社製)
*3:KSP−100(信越化学工業社製)
*4:2501 Cosmetic Wax(東レ・ダウコーニング社製))
*5:KF−96A−20CS(信越化学工業社製)
*1:SA−セリサイトFSE(三好化成社製)
*2:SA−タルクJA46R(三好化成社製)
*3:KSP−100(信越化学工業社製)
*4:2501 Cosmetic Wax(東レ・ダウコーニング社製))
*5:KF−96A−20CS(信越化学工業社製)
(組成) (質量%)
(1) シリコーン処理タルク(*2) 残余
(2) シリコーン処理セリサイト(*1) 20.0
(3) セルロース 10.0
(4) 窒化ホウ素 8.0
(5) シリコーンパウダー(*3) 5.0
(6) シリコーン処理酸化チタン 5.0
(7) 赤色干渉雲母チタン 4.0
(8) 無水ケイ酸 2.0
(9) 黄色干渉雲母チタン 1.0
(10)N−ラウロイル−L−リジン 1.0
(11)ポリメタクリル酸メチル 1.0
(12)シリコーン処理赤色酸化鉄 0.4
(13)シリコーン処理黄色酸化鉄 1.8
(14)シリコーン処理黒色酸化鉄 0.2
(15)メトキシケイヒ酸エチルへキシル 3.0
(16)イソノナン酸イソノニル 2.0
(17)ビスPEG−18メチルエーテルジメチルシラン(*4) 1.0
(18)オリーブ油 0.5
(19)フェノキシエタノール 0.3
(20)メチルパラベン 0.1
(製法)
成分(15)〜(20)を60℃で加熱し、混合した。また、成分(1)〜(14)をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合し、均一に分散させた。上記で得られた成分(1)〜(14)の混合物に、上記で得られた成分(15)〜(20)の混合物を添加して、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合した。得られた混合物を60メッシュの篩に通し、容器に充填し、ルース状ファンデーションを得た。
(評価)
得られたルース状ファンデーションについて、実施例1〜6及び比較例1〜5と同様の評価を行ったところ、全ての項目で優れた化粧料であった。
(組成) (質量%)
(1) タルク 残余
(2) セリサイト 20.0
(3) ナイロンパウダー 10.0
(4) マイカ 5.0
(5) 微粒子酸化亜鉛 3.0
(6) ステアリン酸マグネシウム 3.0
(7) 赤色酸化鉄 2.0
(8) 黄色酸化鉄 2.0
(9) 黒色酸化鉄 1.0
(10)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5.0
(11)イソノナン酸イソトリデシル 3.0
(12)ワセリン 1.0
(13)ビスPEG−18メチルエーテルジメチルシラン(*4) 0.5
(14)フェノキシエタノール 0.3
(製法)
成分(10)〜(14)を60℃で加熱し、混合した。また、成分(1)〜(9)をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製FM−10)で混合し、均一に分散させた。上記で得られた成分(1)〜(9)の混合物に、上記で得られた成分(10)〜(14)の混合物を添加して、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製FM−10)で混合した。得られた混合物を60メッシュの篩に通し、次いで、金皿に充填し、圧縮成型してケーキ状頬紅を得た。
(評価)
得られたケーキ状頬紅について、実施例1〜6及び比較例1〜5と同様の評価を行ったところ、全ての項目で優れた化粧料であった。
(組成) (質量%)
(1) タルク 残余
(2) セリサイト 20.0
(3) 雲母チタン(*6) 15.0
(4) マイカ 10.0
(5) 窒化ホウ素 5.0
(6) ステアリン酸亜鉛 1.0
(7) 赤色酸化鉄 4.0
(8) 黄色酸化鉄 3.0
(9) 黒色酸化鉄 1.0
(10)オクチルドデカノール 3.0
(11)スクワラン 1.0
(12)メチルポリシロキサン(*5) 1.0
(13)ビスPEG−18メチルエーテルジメチルシラン(*4) 0.3
(14)フェノキシエタノール 0.2
*6:フラメンコ パール(BASF社製)
(製法)
成分(10)〜(14)を60℃で加熱し、混合した。また、成分(1)〜(9)をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合し、均一に分散させた。上記で得られた成分(1)〜(9)の混合物に、上記で得られた成分(10)〜(14)の混合物を添加して、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合した。得られた混合物を60メッシュの篩に通し、容器に充填し、パウダー状アイシャドウを得た。
(評価)
得られたパウダー状アイシャドウについて、実施例1〜6及び比較例1〜5と同様の評価を行ったところ、全ての項目で優れた化粧料であった。
(組成) (質量%)
(1) セリサイト 残余
(2) タルク 20.0
(3) 酸化チタン 10.0
(4) ポリメタクリル酸メチル 3.0
(5) 黒色酸化鉄 15.0
(6) 赤色酸化鉄 3.0
(7) 黄色酸化鉄 1.0
(8) リンゴ酸ジイソステアリル 5.0
(9) スクワラン 5.0
(10)ビスPEG−18メチルエーテルジメチルシラン(*4) 2.0
(11)メチルポリシロキサン(*5) 1.0
(12)フェノキシエタノール 0.2
(製法)
成分(8)〜(12)を60℃で加熱し、混合した。また、成分(1)〜(7)をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合し、均一に分散させた。上記で得られた成分(1)〜(7)の混合物に、上記で得られた成分(8)〜(12)の混合物を添加して、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、FM−10)で混合した。得られた混合物を60メッシュの篩に通し、次いで、金皿に充填し、圧縮成型してケーキ状アイブロウを得た。
(評価)
得られたケーキ状アイブロウについて、実施例1〜6及び比較例1〜5と同様の評価を行ったところ、全ての項目で優れた化粧料であった。
本願の出願当初の特許請求の範囲に記載されていた各請求項は、以下の通りであった。
請求項1:
(a)下記式(I):
(式中、m及びnは、各々独立して10〜26の整数を示す)
で表される化合物と、
(b)油剤と、
(c)体質粉体と
を含有し、化粧料中の前記(a)式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5.0質量%である、メイクアップ用化粧料。
請求項2:
前記(b)油剤が高極性の油剤を少なくとも含む、請求項1に記載のメイクアップ用化粧料。
請求項3:
前記メイクアップ用化粧料の剤形が粉末化粧料又は油性化粧料である、請求項1又は2に記載のメイクアップ用化粧料。
請求項4:
(a)下記式(I):
(式中、m及びnは、各々独立して10〜26の整数を示す)
で表される化合物と、
(b)油剤と、
(c)体質粉体と
を混合する工程を含み、化粧料中の前記(a)式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5.0質量%である、メイクアップ用化粧料の製造方法。
請求項5:
前記混合する工程が、前記(a)式(I)で表される化合物と前記(b)油剤とを混合し、次いで、得られた前記(a)式(I)で表される化合物と前記(b)油剤との混合物を、前記(c)体質粉体と混合することにより行われる、請求項4に記載のメイクアップ用化粧料の製造方法。
請求項6:
前記(b)油剤が高極性の油剤を少なくとも含む、請求項4又は5に記載のメイクアップ用化粧料の製造方法。
Claims (3)
- (a)下記式(I):
(式中、m及びnは、各々独立して10〜26の整数を示す)
で表される化合物と、
(b)リンゴ酸ジイソステアリル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一の油剤と、
(c)体質粉体と
を含有し、化粧料中の前記(a)式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5.0質量%であり、水を意図的に配合せず、水の含有量が0.1質量%以下である、メイクアップ用固形粉末化粧料。 - (a)下記式(I):
(式中、m及びnは、各々独立して10〜26の整数を示す)
で表される化合物と、
(b)リンゴ酸ジイソステアリル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一の油剤と、
(c)体質粉体と
を混合する工程を含み、化粧料中の前記(a)式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5.0質量%であり、水を意図的に配合せず、水の含有量が0.1質量%以下である、メイクアップ用固形粉末化粧料の製造方法。 - 前記混合する工程が、前記(a)式(I)で表される化合物と前記(b)油剤とを混合し、次いで、得られた前記(a)式(I)で表される化合物と前記(b)油剤との混合物を、前記(c)体質粉体と混合することにより行われる、請求項2に記載のメイクアップ用固形粉末化粧料の製造方法。
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