JP6504875B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents
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Description
しかしながら、文献1〜3のような被膜形成性の高い樹脂を配合した場合は、化粧料自体の二次付着防止効果や耐水性は向上するものの、外相の水等の揮発成分が揮発すると、組成中の樹脂成分の比率が高まって、のび広がりが悪くなり、化粧膜がほぼ完成する段階の「止まり際」と呼ばれる時点で、急激にのびが重くなる違和感を感じることがあった。更に、従来の被膜形成性の樹脂では、化粧膜が硬く柔軟性に欠けることから、化粧膜が表情の変化による動きに追随できず、化粧膜のよれや、突っ張り感が生じることや、保存安定性が悪化することがあった。
(a)デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステル
(b)(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体
(c)水
を含有することを特徴とする水中油型乳化化粧料である。
本発明で用いる成分(a)はデキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステル、デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルである。成分(a)デキストリンへの脂肪酸の置換度は、グルコース単位当たり1.0〜3.0であり、好ましくは1.2〜2.8である。この置換度が1.0未満であると液状油等への溶解温度が100℃以上と高くなり、着色や特異な臭いが生じ、好ましくない。成分(a)は被膜を形成することにより、化粧効果の持続性を高めることができる。
(1)液状油に混合したときに液状油がゲル化しない。
「液状油がゲル化しない」とは、ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/sである流動パラフィンを液状油とする場合、デキストリン脂肪酸エステルを5質量%含有する該流動パラフィンを100℃で溶解し、24時間後25℃で粘度を測定したとき、粘度が、Yamco DIGITAL VISCOMATE粘度計VM−100A(振動式)(山一電機社製)の検出限界以下であることを意味する。なお、ゲル化する場合には、粘度が検出されることで確認できる。
「タック性」を、支持体に該デキストリン脂肪酸エステルを塗布し、もうひとつの支持体を相互に離れた状態から面接触させた後に、後退させて別離させ、後退を開始してから完全に別離するまでの接触点にかかる荷重変化(最大応力値)で表す場合、該デキストリン脂肪酸エステルを40質量%含有する軽質流動イソパラフィン溶液をガラス板に400μm厚のアプリケーターで成膜し、乾燥させた皮膜に、テクスチャーアナライザー、たとえば、テクスチャーアナライザーTA.XTplus(Stable Micro Systems社製)を用いて、プローブとして直径12.5mm円柱状のポリアセタール樹脂(Delrin(登録商標)デュポン社製)製プローブを使用し、100gの荷重をかけ10秒保持後に0.5mm/秒で離したときの荷重変化、すなわちタック性が30〜1,000gである。
製造方法としては、特に限定されず、公知の製法を採用することができるが、たとえば以下のようにして製造することができる。
(1)グルコースの平均重合度が3〜150であるデキストリンと、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を全脂肪酸誘導体に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上(以下、これらの脂肪酸誘導体をまとめて表すときは「その他の脂肪酸誘導体」という)を全脂肪酸誘導体に対して0mol%以上50mol%未満を含有する脂肪酸誘導体とを反応させる。
(1)及び(2)のいずれの場合も、まず、デキストリンを反応溶媒に分散し、必要に応じて触媒を添加する。これに、上記脂肪酸のハロゲン化物、酸無水物等を添加して反応させる。(1)の製造法の場合は、これらの酸を混合して同時に添加反応させ、(2)の製造法の場合は、まず反応性の低い分岐飽和脂肪酸誘導体を反応させた後、次いでその他の脂肪酸誘導体を添加反応させる。
以下に本発明に用いる成分(a)の参考製造例を示す。また、下記方法で置換度、構成脂肪酸のmol%を求めた。
参考製造例1のデキストリン脂肪酸エステルのIRスペクトルを測定し、アルカリ分解後の脂肪酸量とガスクロマトグラフィーから、置換度と、構成脂肪酸のmol%を求めた。
尚、エメリー型の出発原料はコグニス社製のEMARSOL873を用いた。本原料の脂肪酸組成は分岐飽和脂肪酸が60mol%、その他の脂肪酸が40mol%(パルミチン酸10mol%を含む)のものを用いた。(以下同様)
得られた参考製造例1のデキストリン脂肪酸エステルは、置換度は2.2、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)であった。
本発明において用いられる成分(c)の水は、化粧料に一般的に使用される精製水の他、海洋深層水、温泉水、果実水、植物水、植物の水蒸気蒸留水等を挙げることができる。これらは、1種又は2種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。
(d)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる、一部に三次元架橋構造を有する重合物である。これは、例えば、特公平8−6035号公報、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報、特開2001−342255号公報、国際公開第2003/024413号パンフレットに記載されているものを使用することができる。
(B−2)は、下記一般式(イ)で表わされるポリオキシアルキレンである。
CmH2m−1O(C2H4O)h(C3H6O)iCmH2m−1・・・(イ)
(式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す)
(B−3)は、下記一般式(ロ)で表される不飽和炭化水素である。
CnH2n−1(CH2)jCnH2n−1・・・(ロ)
(但し、nは2〜6、jは1以上の整数である。)
実施例1〜6および比較例1〜5水中油型メークアップ下地
表1、2に示す組成の水中油型メークアップ下地を調整し、みずみずしい使用感、止まり際の違和感、化粧膜の柔軟性、化粧効果の持続性、保存安定性を下記方法により評価し、この結果を併せて表1に示した。
*2:SH200C FLUID 6CS(東レ・ダウコーニング社製)
*3:KSG−16 (信越化学工業社製)
*4:参考製造例1
*5:KF−9021 (固形分50%シクロメチコン溶液 信越化学工業社製)
*6:ビニブランGV−5651(固形分35% 日信化学工業社製)
*7:SIMULGEL EG(固形分37.5% SEPPIC社製)
*8:オルガソール2002EXD (アトフィナ・ジャパン社製)
A:成分(12)〜(19)を3本ロールミルで分散処理する。
B:成分(1)〜(11)を70℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C:成分(20)〜(28)を70℃に加熱し、均一に混合溶解する。
D:CにBを加え、乳化して、40℃まで冷却する。
E:DにAを混合し、水中油型乳化化粧料を得た。
(イ)みずみずしい使用感
(ロ)止まり際の違和感
(ハ)化粧膜の柔軟性
(ニ)化粧効果の持続性
(ホ)保存安定性
専門評価パネル10名により、各試料を上記(イ)〜(ニ)について、下記絶対評価を用いて5段階に評価し、各試料ごとの評点の平均値を4段階判定基準を用いて判定した。(ニ)については、試料を塗布後、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後の化粧膜について評価した。(イ)は使用時にみずみずしい感触を得ることができるかどうか、(ロ)は、「止まり際」と呼ばれる時点で、急激にのびが重くなる違和感を感じないかどうか、(ハ)は化粧膜に柔軟性を感じるかどうかを評価した。
(評点):(評価)
5点 :非常に良好
4点 :良好
3点 :普通
2点 :不良
1点 :非常に不良
(4段階判定基準)
(判定):(判定基準)
◎ :平均点4.5点以上
○ :平均点3.5点以上4.5点未満
△ :平均点2.5点以上3.5点未満
× :平均点2.5点未満
(4段階判定基準)
(判定):(評価基準)
◎ :変化が見られない
○ :僅かに粘度変化又は分離が見られる
△ :明らかに粘度変化又は分離が見られる
× :著しく粘度変化があり分離している
成分(a)を含有しない比較例1では、特に化粧効果の持続性が得られず、止まり際の違和感も劣るものであった。
成分(b)を含有しない比較例2では、特に保存安定性が悪く、止まり際の違和感、化粧膜の柔軟性の点で劣るものであった。一方成分(b)の代わりにカルボキシビニルポリマーを用いた比較例3では化粧効果の持続性がなく、分離して保存安定性が悪いという点で満足いくものが得られなかった。成分(a)の代わりにトリメチルシロキシケイ酸を用いた比較例4では、化粧膜の柔軟性に欠け、化粧膜が硬くなるため化粧効果の持続性が低下してしまう点で満足いくものが得られなかった。成分(a)の代わりに酢酸ビニル重合体を用いた比較例5では、止まり際の違和感を感じ、化粧膜の柔軟性に欠け、化粧膜が硬くなるため化粧効果の持続性の点で満足いくものが得られなかった。
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 3
2.モノ水添なたね油脂肪酸グリセリン 2
3.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1
4.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル *9 1
5.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 1
6.メトキシケイ皮酸オクチル 4
7.ミリスチン酸(3%)メチルハイドロジェンポリシロキサン
(15%)処理酸化亜鉛(粒子径20nm) 10
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 15
9.(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固形分15%) *10 9
10.ジメチコン/PEG10−15・クロスポリマー シリコーン
分散物(固形分25%)*11 1
11.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 2
12.精製水 残量
13.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 5
14.1,3−ブチレングリコール 8
15.ポリエチレングリコール *12 5
16.ナイロン−12 *8 2
17.香料 0.1
*9:ユビナール A PLUS GRANULAR (BASF社製)
*10:KSG−18(信越化学工業社製)
*11:KSG−210 (信越化学社製)
*12:PEG400(三洋化成工業社製)
(製造方法)
A:成分(7)〜(10)を三本ロールにて分散処理する。
B:A及び成分(1)〜(6)を70℃に加温する。
C:成分(11)〜(15)を70℃に加温する。
D:CにBを加え、乳化する。
E:Dに成分(16)〜(17)を均一に混合する。
F:Eを冷却してクリーム状水中油型乳化日焼け止め料を得た。
本実施例7で得られたクリーム状水中油型乳化日焼け止め料は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビット 1
3.(ジメチコン/ビニルジメチコン)
クロスポリマー混合物(固型分5%) *13 10
4.メチルトリメチコン 5
5.ベヘニルアルコール 0.5
6.メトキシケイ皮酸オクチル 2
7.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニル
トリアジン *14 1
8.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 0.5
9.精製水 残量
10.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 1
11.フェノシキエタノール 0.3
12.1,3−ブチレングリコール 10
13.アクリル酸アルキルコポリマーエマルション *15 3
14.トリエタノールアミン 3.5
15.黒酸化鉄 0.5
16.ベンガラ 1.3
17.酸化チタン 8
18.黄酸化鉄 0.7
19.タルク 5
20.ポリスチレン *16 1
21.赤色202号 0.2
*13:KSG−15 (信越化学工業社製)
*14:TINOSORB S (BASF社製)
*15:ウルトラゾール V−280C (アイカ工業社製)
*16:ガンツパールGS−0605 (アイカ工業社製)
(製造方法)
A:(11)〜(21)を三本ロールにて分散処理する。
B:成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
C:Bに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
D:CにAを混合する。
E:Dを容器に充填してリキッドファンデーションを得た。
本実施例8で得られた水中油型リキッドファンデーションは、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
(成分) (%)
1.水素添加大豆リン脂質 2
2.フィトステロール 0.5
3.ポリオキシエチレン(5)セチルエーテルリン酸ナトリウム 0.5
4.グリセリン 20
5.PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー混合物
(固型分30%) *17 5
6.ジメチルポリシロキサン *18 15
7.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 1
8.ポリアクリル酸アミド混合液 *19 0.5
9.アルカリゲネス産生多糖体 *20 0.05
10.精製水 10
11.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 2
12.グリセリン 1.5
13.精製水 残量
14.香料 0.1
*17:KSG−310(流動パラフィン混合物:信越化学工業社製)
*18:KF−96(2CS)(信越化学工業社製)
*19:セピゲル305(SEPPIC社製)
*20:アルカシーラン(伯東社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を70℃に加温し、均一に混合する。
B:成分(8)〜(10)を均一に膨潤する。
C:成分(11)〜(14)を均一に混合溶解する。
D:成分B、Cを混合し70℃に加温する。
E:AにDを加え、乳化する。
F:Eを冷却して容器に移し、水中油型美容液が得られた。
本実施例9で得られた水中油型美容液は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(80E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60E.O.)
ソルビット 1
3.ミツロウ *21 10
4.2−エチルヘキサン酸セチル 0.5
5.トリメチルトリメチコン 5
6.水添ロジン酸ペンタエリスリチル *22 2
7.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 1
8.セトステアリルアルコール 0.5
9.精製水 残量
10.N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *23 0.1
11,1,2−ペンタンジオール 5
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
13.トリエタノールアミン 1.5
14.アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *24 0.3
15.ペクチン 0.4
16.寒天 0.3
17.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固型分5%) *13 10
18.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 1
19.精製水 5
20.酸化チタン 5
21.ベンガラ 0.5
22.黄酸化鉄 1
23.黒酸化鉄 0.1
24.雲母チタン *25 1
25.タルク 10
26.香料 0.1
*21:BEES WAX S(クローダジャパン社製)
*22:エステルガム HP(荒川化学工業社製)
*23:アミソフト HS−11(味の素社製)
*24:ペミュレンTR−1(NOVEON社製)
*25:チミロンスーパーゴールド(メルク社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B:Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C:(17)〜(19)を均一に混合する。
D:Bに(11)〜(16)、(20)〜(26)、Cを混合する。
E:Dを容器に充填して頬紅を得た。
本実施例10で得られた頬紅は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の急激なのびの悪さがなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビット 1
3.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固型分5%) *13 5
4.メチルトリメチコン 5
5.ベヘニルアルコール 0.5
6.メトキシケイ皮酸オクチル 2
7.イソドデカン 5
8.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *27 0.5
9.精製水 残量
10.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 3
11.フェノシキエタノール 0.3
12.1,3−ブチレングリコール 5
13.カルボキシビニルポリマー 1
14.トリエタノールアミン 0.1
15.ポリメタクリル酸メチル *28 5
16.ナイロンー12 *8 3
17.酸化チタン被覆ガラス末 *29 2
18.無水ケイ酸 *30 3
19.タルク 5
20.ポリスチレン *16 2
21.赤色202号 0.2
22.ベンガラ 0.5
23.黄酸化鉄 1
24.黒酸化鉄 0.1
25.雲母チタン *31 1
26.タルク 10
27.水添レシチン 1
*27:ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)
*28:マツモトマイクロスフェアM101(松本油脂製薬社製)
*29:マイクログラスメタシャイン MT1080RB(日本板硝子社製)
*30:サンスフェアH−121(AGCエスアイテック社製):粒径 12μm
*31:チミロンスーパーレッド(メルク社製)
(製造方法)
A:(11)〜(27)を三本ロールにて分散処理する。
B:成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
C:Bに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
D:CにAを混合する。
E:Dを容器に充填してアイシャドウを得た。
本実施例11で得られたアイシャドウは、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
Claims (6)
- 次の成分(a)〜(c)、
(a)デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステル 0.05〜10質量%
(b)(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体 0.05〜10質量%
(c)水
(d)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 0.1〜10質量%
を含有する水中油型乳化化粧料。 - 更に成分(e)粉体を含有する請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
- 更に成分(f)揮発性油剤を含有する請求項1または2に記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記水中油型乳化化粧料がメークアップ下地である請求項1〜3のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
- アクリル−シリコーン系グラフト共重合体を含まない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記成分(a)の含有量が0.1〜5質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水中油型乳化化粧料。
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