JP6504875B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、肌上で化粧膜がほぼ完成する段階の「止まり際」と呼ばれる段階で、急激にのびが重くなる違和感(以下、「止まり際の違和感」と略す)がなく、経時での保存安定性に優れ、柔軟性のある化粧膜が得られる水中油型乳化化粧料に関するものである。
従来から、水中油型乳化化粧料に樹脂成分を配合することで、化粧料の耐水性や化粧持続性が向上することが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、文献1〜3のような被膜形成性の高い樹脂を配合した場合は、化粧料自体の二次付着防止効果や耐水性は向上するものの、外相の水等の揮発成分が揮発すると、組成中の樹脂成分の比率が高まって、のび広がりが悪くなり、化粧膜がほぼ完成する段階の「止まり際」と呼ばれる時点で、急激にのびが重くなる違和感を感じることがあった。更に、従来の被膜形成性の樹脂では、化粧膜が硬く柔軟性に欠けることから、化粧膜が表情の変化による動きに追随できず、化粧膜のよれや、突っ張り感が生じることや、保存安定性が悪化することがあった。
特開平7−267817号公報 特開平9−25218号公報 特開平11−180823号公報
そこで、従来の被膜形成性の樹脂による止まり際の違和感や、化粧膜の突っ張り感を解決するために、液状油剤や多価アルコールの含有量を増加させることが考えられるが、反対に、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい伸び広がりといった使用感が損なわれたり、分離が見られるなど保存安定性が悪化することがあった。また、みずみずしい使用感や、止まり際の違和感は、粉体を含有することで悪くなる傾向にある。特にメークアップ下地は、化粧料自体の化粧効果の持続性と、その上に塗布する化粧料を塗布しやすく、その化粧持続性を向上させる必要があるため、化粧膜が表情の変化による動きに追随できる化粧膜の柔軟性は重要な要素である。
本発明は、化粧効果に持続性があり、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性が得られ、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜が得られる水中油型乳化化粧料を提供するものである。
上記実情を鑑み、本発明者は鋭意研究を行った結果、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体と、特定のデキストリン脂肪酸エステルとを組み合わせることで、止まり際の違和感がなく、みずみずしい使用感も保たれ、柔軟な化粧膜が肌上に形成されることにより化粧効果の持続性が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(c):
(a)デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステル
(b)(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体
(c)水
を含有することを特徴とする水中油型乳化化粧料である。
本発明の水中油型乳化化粧料は、化粧効果の持続性があり、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性が得られ、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜が得られる水中油型乳化化粧料である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる成分(a)はデキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステル、デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルである。成分(a)デキストリンへの脂肪酸の置換度は、グルコース単位当たり1.0〜3.0であり、好ましくは1.2〜2.8である。この置換度が1.0未満であると液状油等への溶解温度が100℃以上と高くなり、着色や特異な臭いが生じ、好ましくない。成分(a)は被膜を形成することにより、化粧効果の持続性を高めることができる。
本発明の成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルは、次の特性を有する。
(1)液状油に混合したときに液状油がゲル化しない。
「液状油がゲル化しない」とは、ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/sである流動パラフィンを液状油とする場合、デキストリン脂肪酸エステルを5質量%含有する該流動パラフィンを100℃で溶解し、24時間後25℃で粘度を測定したとき、粘度が、Yamco DIGITAL VISCOMATE粘度計VM−100A(振動式)(山一電機社製)の検出限界以下であることを意味する。なお、ゲル化する場合には、粘度が検出されることで確認できる。
(2)成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルが形成する皮膜が特定範囲のタック性を有する。
「タック性」を、支持体に該デキストリン脂肪酸エステルを塗布し、もうひとつの支持体を相互に離れた状態から面接触させた後に、後退させて別離させ、後退を開始してから完全に別離するまでの接触点にかかる荷重変化(最大応力値)で表す場合、該デキストリン脂肪酸エステルを40質量%含有する軽質流動イソパラフィン溶液をガラス板に400μm厚のアプリケーターで成膜し、乾燥させた皮膜に、テクスチャーアナライザー、たとえば、テクスチャーアナライザーTA.XTplus(Stable Micro Systems社製)を用いて、プローブとして直径12.5mm円柱状のポリアセタール樹脂(Delrin(登録商標)デュポン社製)製プローブを使用し、100gの荷重をかけ10秒保持後に0.5mm/秒で離したときの荷重変化、すなわちタック性が30〜1,000gである。
成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルに用いられるデキストリンは、グルコース平均重合度3〜150、特に10〜100のデキストリンが好ましい。グルコース平均重合度が2以下では、得られたデキストリン脂肪酸エステルがワックス様となって油剤への溶解性が低下する。また、グルコース平均重合度が150を超えると、デキストリン脂肪酸エステルの油剤への溶解温度が高くなる、又は溶解性が悪くなる等の問題を生ずることがある。デキストリンの糖鎖は直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれでもよい。
成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸は、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を必須とし、さらに炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸、及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上(以下、これら炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸以外の脂肪酸をまとめて表すときは「その他の脂肪酸」という)を含有してもよいものである。
脂肪酸の組成割合は、全脂肪酸に対して、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上が50mol%より多く100mol%以下、好ましくは55mol%以上100mol%以下であり、その他の脂肪酸は、0mol%以上50mol%未満、好ましくは、0mol%以上45mol%以下である。
炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸としては、例えば、イソ酪酸、イソ吉草酸、2−エチル酪酸、エチルメチル酢酸、イソヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソアラキン酸、イソヘキサコサン酸等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を適宜選択又は組み合わせて使用することができる。これらのうち、炭素数12〜22のものが好ましく、特にイソステアリン酸が好ましく、構造の違い等の限定は特にない。
本発明において、イソステアリン酸とは、分岐したステアリン酸の1種、又は2種以上の混合物を意味する。例えば5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン酸は、イソブチレン2量体のオキソ反応により炭素数9の分岐アルデヒドとし、次いでこのアルデヒドのアルドール縮合により炭素数18の分岐不飽和アルデヒドとし、次いで水素添加、酸化することにより製造することができ(以下、「アルドール縮合型」と略す)、これは例えば日産化学工業社より市販されている。2−ヘプチルウンデカン酸はノニルアルコールをガーベット反応(Guerbet反応、ゲルベ反応ともいう)により二量化し、酸化することにより製造することができ、これは例えば三菱化学社より市販されており、分岐位置の若干異なる類似混合物として、日産化学工業社より市販され、さらに出発アルコールが直鎖飽和ではない2箇所メチル分岐したタイプも同様に日産化学社より市販されている(以下総じて「ガーベット反応型」と略す)。また、メチル分岐イソステアリン酸は、例えばオレイン酸のダイマー製造時の副産物として得られるもので〔例えばJ.Amer.Oil Chem.Soc.,51,522(1974)に記載〕、例えば米国エメリー社などから市販されていたものがあげられる(以下「エメリー型」と略す)。エメリー型イソステアリン酸の出発物質であるダイマー酸のさらに出発物質は、オレイン酸だけでなく、リノール酸、リノレン酸等も含まれる場合がある。本発明においては特にこのエメリー型がより好ましい。
また、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸としては、例えば、酢酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を適宜、選択又は組み合わせて使用することができる。これらの中でも、炭素数8〜22のものが好ましく、特に炭素数12〜22のものが好ましい。
炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸としては、例えば、モノエン不飽和脂肪酸としては、シス−4−デセン(オブツシル)酸、9−デセン(カプロレイン)酸、シス−4−ドデセン(リンデル)酸、シス−4−テトラデセン(ツズ)酸、シス−5−テトラデセン(フィセテリン)酸、シス−9−テトラデセン(ミリストレイン)酸、シス−6−ヘキサデセン酸、シス−9−ヘキサデセン(パルミトレイン)酸、シス−9−オクタデセン(オレイン)酸、トランス−9−オクタデセン酸(エライジン酸)、シス−11−オクタデセン(アスクレピン)酸、シス−11−エイコセン(ゴンドレイン)酸、シス−17−ヘキサコセン(キシメン)酸、シス−21−トリアコンテン(ルメクエン)酸等が挙げられ、ポリエン不飽和脂肪酸としては、ソルビン酸、リノール酸、ヒラゴ酸、プニカ酸、リノレン酸、γ−リノレン酸、モロクチ酸、ステアリドン酸、アラキドン酸、EPA、イワシ酸、DHA、ニシン酸、ステアロール酸、クレペニン酸、キシメニン酸等が挙げられる。
炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸は、環状構造を基本骨格の少なくとも一部に有する炭素数6〜30の飽和又は不飽和脂肪酸を意味し、例えば9,10−メチレン−9−オクタデセン酸;アレプリル酸、アレプリン酸、ゴルリン酸、α−シクロペンチル酸、α−シクロヘキシル酸、α−シクロペンチルエチル酸、α−シクロヘキシルメチル酸、ω−シクロヘキシル酸、5(6)−カルボキシ−4−ヘキシル−2−シクロヘキセン−1−オクタン酸、マルバリン酸、ステルクリン酸、ヒドノカルピン酸、ショールムーグリン酸などが挙げられる。
次に、成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルの製造方法について説明する。
製造方法としては、特に限定されず、公知の製法を採用することができるが、たとえば以下のようにして製造することができる。
(1)グルコースの平均重合度が3〜150であるデキストリンと、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を全脂肪酸誘導体に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上(以下、これらの脂肪酸誘導体をまとめて表すときは「その他の脂肪酸誘導体」という)を全脂肪酸誘導体に対して0mol%以上50mol%未満を含有する脂肪酸誘導体とを反応させる。
(2)グルコースの平均重合度が3〜150であるデキストリンと、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上とを反応させ、次いで、その生成物とその他の脂肪酸誘導体とを反応させる。その場合、全脂肪酸誘導体に対して炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、その他の脂肪酸誘導体を全脂肪酸誘導体に対して0mol%以上50mol%未満使用する。
上記デキストリンとのエステル化反応に使用される脂肪酸誘導体としては、例えば、上記脂肪酸のハロゲン化物、酸無水物等が用いられる。
(1)及び(2)のいずれの場合も、まず、デキストリンを反応溶媒に分散し、必要に応じて触媒を添加する。これに、上記脂肪酸のハロゲン化物、酸無水物等を添加して反応させる。(1)の製造法の場合は、これらの酸を混合して同時に添加反応させ、(2)の製造法の場合は、まず反応性の低い分岐飽和脂肪酸誘導体を反応させた後、次いでその他の脂肪酸誘導体を添加反応させる。
成分(a)の製造にあたり、これらのうちの好ましい方法を採用することができる。反応溶媒にはジメチルホルムアミド、ホルムアミド等のホルムアミド系;アセトアミド系;ケトン系;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族化合物系;ジオキサン等の溶剤を適宜使用することができる。反応触媒としてはピリジン、ピコリン等の3級アミノ化合物などを用いることができる。反応温度は原料脂肪酸等により適宜選択されるが、0℃〜100℃の温度が好ましい。このような成分(a)の市販品としては、ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)等が挙げられる。
本発明における成分(a)の含有量は、化粧効果の持続性が得られ、止まり際の違和感のなさの点において0.05〜10質量%(以下単に「%」と記す)が好ましく、より好ましくは0.1〜5%である。
参考製造例1:成分(a)のデキストリン脂肪酸エステル
以下に本発明に用いる成分(a)の参考製造例を示す。また、下記方法で置換度、構成脂肪酸のmol%を求めた。
(置換度、構成脂肪酸のmol%の測定方法)
参考製造例1のデキストリン脂肪酸エステルのIRスペクトルを測定し、アルカリ分解後の脂肪酸量とガスクロマトグラフィーから、置換度と、構成脂肪酸のmol%を求めた。
平均グルコース重合度30のデキストリン21.41g(0.132mol)をジメチルホルムアミド71g、3−メチルピリジン62g(0.666mol)とからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)120g(0.396mol)を30分かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質107gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
尚、エメリー型の出発原料はコグニス社製のEMARSOL873を用いた。本原料の脂肪酸組成は分岐飽和脂肪酸が60mol%、その他の脂肪酸が40mol%(パルミチン酸10mol%を含む)のものを用いた。(以下同様)
得られた参考製造例1のデキストリン脂肪酸エステルは、置換度は2.2、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)であった。
本発明に用いられる成分(b)の(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体は、INCI名で「SODIUM ACRYLATE/ACRYLOYLDIMETHYL TAURATE COPOLYMER」と記載される、アクリル酸ナトリウムとアクリロイルジメチルタウリンナトリウムとの共重合体である。本発明において成分(b)は、成分(a)を含有する油滴を水中に安定に含有し、その保存安定性を良好にすることができる。成分(b)の市販品としては、固型分37.5%ポリマーエマルションである、SIMULGEL EG(SEPPIC社製)等が挙げられる。
本発明に用いられる成分(b)の含有量は特に限定されるものではないが、みずみずしい伸び広がりや、止まり際の違和感がないといった使用感の点において、0.01%〜10%が好ましく、より好ましくは0.05〜5%である。
本発明に用いる成分(c)水は、水中油型乳化化粧料の外相を構成する成分として、また、みずみずしい使用感を演出する成分として必須の成分である。
本発明において用いられる成分(c)の水は、化粧料に一般的に使用される精製水の他、海洋深層水、温泉水、果実水、植物水、植物の水蒸気蒸留水等を挙げることができる。これらは、1種又は2種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられる成分(c)の含有量は、特に限定されるものではないが、みずみずしい使用感と、保存安定性に優れる点において、35〜90%が好ましく、45%〜80%がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、更に成分(d)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有すると、みずみずしい使用感や、良好な安定性を得る上で優位である。
(d)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる、一部に三次元架橋構造を有する重合物である。これは、例えば、特公平8−6035号公報、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報、特開2001−342255号公報、国際公開第2003/024413号パンフレットに記載されているものを使用することができる。
成分(d)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、例えば、次の(A)に示されるケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、(B)に示される分子中に平均で1.5個以上のビニル性反応部位を有する化合物との付加重合によって得ることができる。
(A)は、SiO単位、HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、RSiO単位、RSiO0.5単位及びRHSiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く、置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等である。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。
(B)は次の(B−1)〜(B−3)から選ばれる1種又は2種以上である。(B−1)は、SiO単位、(CH=CH)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、R(CH2=CH)SiO単位、R2SiO単位、R3SiO0.5単位及びR2(CH=CH)SiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基や、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等が挙げられる。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つ分子中にケイ素原子に結合したビニル基を平均で1.5個以上含有するオルガノポリシロキサンである。
(B−2)は、下記一般式(イ)で表わされるポリオキシアルキレンである。
H2m−1O(CO)(CO)H2m−1・・・(イ)
(式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す)
(B−3)は、下記一般式(ロ)で表される不飽和炭化水素である。
H2n−1(CHH2n−1・・・(ロ)
(但し、nは2〜6、jは1以上の整数である。)
成分(d)の具体例としては、INCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)で表すと、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンが挙げられる。また、分子中にポリオキシアルキレン基を含有する重合物としては、例えば、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等の部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンが挙げられる。分子中に長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーンが挙げられる。分子中にポリオキシアルキレン基及び長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンが挙げられる。分子中にハロゲン化炭化水素基を含有する重合物としては、例えば、(トリフルオロプロピルジメチコン/トリフルオロプロピルジビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型フッ素変性シリコーンが挙げられる。これらの1種又は2種以上を適宜選択して含有することができる。
成分(d)は、混合物の形態で市販されており、部分架橋型メチルポリシロキサンと環状シリコーンとの混合物としてKSG−15(固形分5%)、部分架橋型メチルポリシロキサンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−16(固形分20〜30%)、部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンとフェニルトリメチコンとの混合物としてKSG−18(固形分10〜20%)、部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−210(固形分20〜30%)、部分架橋型アルキル変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−41(固形分25〜35%)、KSG−42(固形分20〜30%)、KSG−43(固形分25〜35%)及びKSG−44(固形分25〜35%)、部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−310(固形分25〜35%)、KSG−320(固形分20〜30%)、KSG−330(固形分15〜25%)、KSG−340(固形分25〜35%)及びKSG−340(固形分25〜35%)(以上、信越化学工業社製)が挙げられる。また、部分架橋型フッ素変性シリコーンは、フルオロアルキル基含有環状オルガノポリシロキサン等の環状フッ素含有シリコーンとの混合物として用いられ、例えばKSG−51(固形分15〜25%:信越化学工業社製)がある。これらの中でも部分架橋型メチルポリシロキサン、部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンおよびこれらの油剤との混合物を用いると、止まり際の違和感を軽減し、柔軟性のある化粧膜を得る点で好ましい。
本発明に用いられる成分(d)の含有量は特に限定されないが、止まり際の違和感が軽減され、かつ柔軟性のある化粧膜の点において、0.05〜20%であることが好ましく、より好ましくは0.1%〜10%である。
本発明の水中油型乳化化粧料は、更に成分(e)粉体を含有することで、メーキャップ効果を得ることができる。これらは通常化粧料に使用されるものであれば、球状、板状、紡錘状、針状等の形状、粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、コンジョウ、群青、無水ケイ酸、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、雲母、スメクタイト、ベントナイト、カオリン、合成雲母、合成セリサイト、セリサイト、タルク、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、有機顔料被覆雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ポリスチレン、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー等の有機粉体類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。
本発明に用いられる成分(e)粉体の含有量は特に限定されないが、みずみずしい使用感でありながら、止まり際の違和感を軽減する点において、0.1〜20%が好ましく、より好ましくは0.5%〜15%である。
本発明の水中油型乳化化粧料においては、さらに成分(f)揮発性油剤を含有することができる。成分(f)は、1気圧での沸点が270℃以下のものであり、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定さない。成分(f)を含有することで、ずるつかず、みずみずしい使用感が格段に優れたものになり、保存安定性もよいものとなる。具体的には、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、イソヘキサデカン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、エチルトリシロキサン等が挙げられる。市販品としては、軽質流動イソパラフィンとしてはアイソパーH(エッソ化学社製)、イソドデカン(バイエル社製)、イソヘキサデカン(ユニケマ社製)、IPソルベント1620MU、IPソルベント2028MU、IPソルベント2835(以上、出光興産社製)、デカメチルシクロペンタシロキサンとしてはTFS405(東芝シリコーン社製)、SH245、DC345(東レ・ダウコーニング社製)、KF−995(信越化学工業社製)、メチルトリメチコンとしては、シリコーンTMF−1.5(信越化学工業社製)、メチルポリシロキサンとしてはKF−96L−2CS(信越化学工業社製)、デカメチルテトラシロキサンとしてはKF−96L−1.5CS(信越化学工業社製)、エチルトリシロキサンとしてはSILSOFTETS(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)などが挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。中でも、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン、イソドデカンがみずみずしい使用感や、保存安定性の点で好ましい。
本発明に用いられる成分(f)の含有量は特に限定されないが、みずみずしい使用感でありながら保存安定性の良好な点において、0.1%〜40%が好ましく、より好ましくは0.5%〜30%である。
本発明の水中油型乳化化粧料には、本発明の効果を妨げない限り、上記成分(a)〜(f)以外に通常化粧料に用いられる各種成分を必要に応じて適宜含有することができる。このような成分としては、例えば、界面活性剤、油剤、アルコール類や水溶性高分子等の水性成分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、香料、薬効成分等を挙げることができる。
界面活性剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、非イオン界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。また、アニオン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。更に、カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。更にまた、両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプの硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型、及びリン脂質等を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。中でも、ステアリン酸、ラウリン酸のような高級脂肪酸の、ナトリウム、カリウム、カルシウム等の無機塩及びトリエタノールアミン等の有機塩やリン脂質が乳化安定性と粉体分散性に優れるという点で好ましい。界面活性剤は、含有する油性成分量、及び粉体量により、相違するものであるが、概ね0.1〜10%の含有量であれば、安定な乳化化粧料を得ることができる。
油剤としては、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸−2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ロジン酸ペンタエリトリット、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル等のエステル類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)等のアミノ酸系油剤、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。本発明の水中油型乳化化粧料における油剤の含有量は、1〜50%が好ましい。
成分(c)以外の水性成分としては、特に限定されないがエタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール,ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができ、含有量は、0.1〜30%が好ましい。
水溶性高分子としては、グアーガム、スクレロチウムガム、ジェランガム、ペクチン、寒天、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。中でもアルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いると、、乳化安定性が特に優れる水中油型乳化化粧料を得ることができる。本発明の水中油型乳化化粧料に水溶性高分子を含有する場合、含有量は、0.01〜5%が好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、その性状は特に限定されず、用途に応じて選択することができ、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状、固形状等、種々の剤型にて実施することができる。なかでも、肌への塗布が容易であり、均一な化粧膜を得られやすいという理由から、液状〜クリーム状のものが好ましく、粘度で表すと、25℃において(B型粘度計により測定)、5000〜100000mPa・sの範囲のものが好ましい。
また、乳液、クリーム、アイクリーム等の基礎化粧料、ヘアクリーム、ヘアワックス等の頭髪化粧料、メークアップ下地、コントロールカラー、口紅、コンシーラー、ファンデーション、頬紅、日焼け止め化粧料、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー等のメークアップ化粧料に用いることができる。この中でも柔軟な化粧膜でありながら化粧効果の持続性を高める観点からメークアップ下地用水中油型乳化化粧料が好ましい。
本発明の化粧料は、常法に従って製造することができる。特に限定されないが、例えば、予め油相中に成分(a)と必要に応じ成分(d)(f)を混合し、これを成分(b)(c)と必要に応じ成分(e)を含有する水相中に添加、混合して得ることができる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜6および比較例1〜5水中油型メークアップ下地
表1、2に示す組成の水中油型メークアップ下地を調整し、みずみずしい使用感、止まり際の違和感、化粧膜の柔軟性、化粧効果の持続性、保存安定性を下記方法により評価し、この結果を併せて表1に示した。
*1:KF−995 (信越化学工業社製)
*2:SH200C FLUID 6CS(東レ・ダウコーニング社製)
*3:KSG−16 (信越化学工業社製)
*4:参考製造例1
*5:KF−9021 (固形分50%シクロメチコン溶液 信越化学工業社製)
*6:ビニブランGV−5651(固形分35% 日信化学工業社製)
*7:SIMULGEL EG(固形分37.5% SEPPIC社製)
*8:オルガソール2002EXD (アトフィナ・ジャパン社製)
(製造法1):実施例1〜6
A:成分(12)〜(19)を3本ロールミルで分散処理する。
B:成分(1)〜(11)を70℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C:成分(20)〜(28)を70℃に加熱し、均一に混合溶解する。
D:CにBを加え、乳化して、40℃まで冷却する。
E:DにAを混合し、水中油型乳化化粧料を得た。
(評価項目)
(イ)みずみずしい使用感
(ロ)止まり際の違和感
(ハ)化粧膜の柔軟性
(ニ)化粧効果の持続性
(ホ)保存安定性
(評価方法)
専門評価パネル10名により、各試料を上記(イ)〜(ニ)について、下記絶対評価を用いて5段階に評価し、各試料ごとの評点の平均値を4段階判定基準を用いて判定した。(ニ)については、試料を塗布後、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後の化粧膜について評価した。(イ)は使用時にみずみずしい感触を得ることができるかどうか、(ロ)は、「止まり際」と呼ばれる時点で、急激にのびが重くなる違和感を感じないかどうか、(ハ)は化粧膜に柔軟性を感じるかどうかを評価した。
(絶対評価基準)
(評点):(評価)
5点 :非常に良好
4点 :良好
3点 :普通
2点 :不良
1点 :非常に不良
(4段階判定基準)
(判定):(判定基準)
◎ :平均点4.5点以上
○ :平均点3.5点以上4.5点未満
△ :平均点2.5点以上3.5点未満
× :平均点2.5点未満
(ホ)は、50℃の恒温槽に1ヶ月間保管し、1ヵ月後の外観、流動性を目視にて観察し、以下の4段階判定基準を用いて判定した。
(4段階判定基準)
(判定):(評価基準)
◎ :変化が見られない
○ :僅かに粘度変化又は分離が見られる
△ :明らかに粘度変化又は分離が見られる
× :著しく粘度変化があり分離している
表1に示す結果より、本発明の水中油型メークアップ下地は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
成分(a)を含有しない比較例1では、特に化粧効果の持続性が得られず、止まり際の違和感も劣るものであった。
成分(b)を含有しない比較例2では、特に保存安定性が悪く、止まり際の違和感、化粧膜の柔軟性の点で劣るものであった。一方成分(b)の代わりにカルボキシビニルポリマーを用いた比較例3では化粧効果の持続性がなく、分離して保存安定性が悪いという点で満足いくものが得られなかった。成分(a)の代わりにトリメチルシロキシケイ酸を用いた比較例4では、化粧膜の柔軟性に欠け、化粧膜が硬くなるため化粧効果の持続性が低下してしまう点で満足いくものが得られなかった。成分(a)の代わりに酢酸ビニル重合体を用いた比較例5では、止まり際の違和感を感じ、化粧膜の柔軟性に欠け、化粧膜が硬くなるため化粧効果の持続性の点で満足いくものが得られなかった。
実施例7:クリーム状水中油型乳化日焼け止め料
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 3
2.モノ水添なたね油脂肪酸グリセリン 2
3.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1
4.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル *9 1
5.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 1
6.メトキシケイ皮酸オクチル 4
7.ミリスチン酸(3%)メチルハイドロジェンポリシロキサン
(15%)処理酸化亜鉛(粒子径20nm) 10
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 15
9.(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固形分15%) *10 9
10.ジメチコン/PEG10−15・クロスポリマー シリコーン
分散物(固形分25%)*11 1
11.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 2
12.精製水 残量
13.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 5
14.1,3−ブチレングリコール 8
15.ポリエチレングリコール *12 5
16.ナイロン−12 *8 2
17.香料 0.1

*9:ユビナール A PLUS GRANULAR (BASF社製)
*10:KSG−18(信越化学工業社製)
*11:KSG−210 (信越化学社製)
*12:PEG400(三洋化成工業社製)
(製造方法)
A:成分(7)〜(10)を三本ロールにて分散処理する。
B:A及び成分(1)〜(6)を70℃に加温する。
C:成分(11)〜(15)を70℃に加温する。
D:CにBを加え、乳化する。
E:Dに成分(16)〜(17)を均一に混合する。
F:Eを冷却してクリーム状水中油型乳化日焼け止め料を得た。
本実施例7で得られたクリーム状水中油型乳化日焼け止め料は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
実施例8:水中油型リキッドファンデーション
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビット 1
3.(ジメチコン/ビニルジメチコン)
クロスポリマー混合物(固型分5%) *13 10
4.メチルトリメチコン 5
5.ベヘニルアルコール 0.5
6.メトキシケイ皮酸オクチル 2
7.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニル
トリアジン *14 1
8.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 0.5
9.精製水 残量
10.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 1
11.フェノシキエタノール 0.3
12.1,3−ブチレングリコール 10
13.アクリル酸アルキルコポリマーエマルション *15 3
14.トリエタノールアミン 3.5
15.黒酸化鉄 0.5
16.ベンガラ 1.3
17.酸化チタン 8
18.黄酸化鉄 0.7
19.タルク 5
20.ポリスチレン *16 1
21.赤色202号 0.2

*13:KSG−15 (信越化学工業社製)
*14:TINOSORB S (BASF社製)
*15:ウルトラゾール V−280C (アイカ工業社製)
*16:ガンツパールGS−0605 (アイカ工業社製)
(製造方法)
A:(11)〜(21)を三本ロールにて分散処理する。
B:成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
C:Bに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
D:CにAを混合する。
E:Dを容器に充填してリキッドファンデーションを得た。
本実施例8で得られた水中油型リキッドファンデーションは、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
実施例9:水中油型美容液
(成分) (%)
1.水素添加大豆リン脂質 2
2.フィトステロール 0.5
3.ポリオキシエチレン(5)セチルエーテルリン酸ナトリウム 0.5
4.グリセリン 20
5.PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー混合物
(固型分30%) *17 5
6.ジメチルポリシロキサン *18 15
7.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 1
8.ポリアクリル酸アミド混合液 *19 0.5
9.アルカリゲネス産生多糖体 *20 0.05
10.精製水 10
11.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 2
12.グリセリン 1.5
13.精製水 残量
14.香料 0.1

*17:KSG−310(流動パラフィン混合物:信越化学工業社製)
*18:KF−96(2CS)(信越化学工業社製)
*19:セピゲル305(SEPPIC社製)
*20:アルカシーラン(伯東社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を70℃に加温し、均一に混合する。
B:成分(8)〜(10)を均一に膨潤する。
C:成分(11)〜(14)を均一に混合溶解する。
D:成分B、Cを混合し70℃に加温する。
E:AにDを加え、乳化する。
F:Eを冷却して容器に移し、水中油型美容液が得られた。
本実施例9で得られた水中油型美容液は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
実施例10:水中油型頬紅
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(80E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60E.O.)
ソルビット 1
3.ミツロウ *21 10
4.2−エチルヘキサン酸セチル 0.5
5.トリメチルトリメチコン 5
6.水添ロジン酸ペンタエリスリチル *22 2
7.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *4 1
8.セトステアリルアルコール 0.5
9.精製水 残量
10.N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *23 0.1
11,1,2−ペンタンジオール 5
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
13.トリエタノールアミン 1.5
14.アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *24 0.3
15.ペクチン 0.4
16.寒天 0.3
17.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固型分5%) *13 10
18.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 1
19.精製水 5
20.酸化チタン 5
21.ベンガラ 0.5
22.黄酸化鉄 1
23.黒酸化鉄 0.1
24.雲母チタン *25 1
25.タルク 10
26.香料 0.1

*21:BEES WAX S(クローダジャパン社製)
*22:エステルガム HP(荒川化学工業社製)
*23:アミソフト HS−11(味の素社製)
*24:ペミュレンTR−1(NOVEON社製)
*25:チミロンスーパーゴールド(メルク社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B:Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C:(17)〜(19)を均一に混合する。
D:Bに(11)〜(16)、(20)〜(26)、Cを混合する。
E:Dを容器に充填して頬紅を得た。
本実施例10で得られた頬紅は、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の急激なのびの悪さがなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。
実施例11:水中油型アイシャドウ
(成分) (%)
1.ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1
2.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビット 1
3.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー混合物
(固型分5%) *13 5
4.メチルトリメチコン 5
5.ベヘニルアルコール 0.5
6.メトキシケイ皮酸オクチル 2
7.イソドデカン 5
8.成分(A)のデキストリン脂肪酸エステル *27 0.5
9.精製水 残量
10.(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン
ナトリウム)共重合体分散物 *7 3
11.フェノシキエタノール 0.3
12.1,3−ブチレングリコール 5
13.カルボキシビニルポリマー 1
14.トリエタノールアミン 0.1
15.ポリメタクリル酸メチル *28 5
16.ナイロンー12 *8 3
17.酸化チタン被覆ガラス末 *29 2
18.無水ケイ酸 *30 3
19.タルク 5
20.ポリスチレン *16 2
21.赤色202号 0.2
22.ベンガラ 0.5
23.黄酸化鉄 1
24.黒酸化鉄 0.1
25.雲母チタン *31 1
26.タルク 10
27.水添レシチン 1

*27:ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)
*28:マツモトマイクロスフェアM101(松本油脂製薬社製)
*29:マイクログラスメタシャイン MT1080RB(日本板硝子社製)
*30:サンスフェアH−121(AGCエスアイテック社製):粒径 12μm
*31:チミロンスーパーレッド(メルク社製)
(製造方法)
A:(11)〜(27)を三本ロールにて分散処理する。
B:成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
C:Bに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
D:CにAを混合する。
E:Dを容器に充填してアイシャドウを得た。
本実施例11で得られたアイシャドウは、化粧効果の持続性が良好で、水中油型乳化化粧料の持つみずみずしい使用感と良好な保存安定性を有し、止まり際の違和感がなく、柔軟性のある化粧膜を得られるものであった。

Claims (6)

  1. 次の成分(a)〜(c)、
    (a)デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステル 0.05〜10質量%
    (b)(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体 0.05〜10質量%
    (c)水
    (d)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 0.1〜10質量%
    を含有する水中油型乳化化粧料。
  2. 更に成分(e)粉体を含有する請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
  3. 更に成分(f)揮発性油剤を含有する請求項1または2に記載の水中油型乳化化粧料。
  4. 前記水中油型乳化化粧料がメークアップ下地である請求項1〜のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
  5. アクリル−シリコーン系グラフト共重合体を含まない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水中油型乳化化粧料。
  6. 前記成分(a)の含有量が0.1〜5質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水中油型乳化化粧料。
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