JP6039369B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents
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(A)寒天、カラギーナン及びゼラチンから選ばれるゲル形成剤、油性成分、並びに酸化チタンを含有するハイドロゲル粒子 20〜80質量%、
(B)架橋型ジメチルポリシロキサン 0.01〜5質量%、
(C)数平均分子量が400〜10000のポリエチレングリコール 0.01〜5質量%、
(D)25℃で液状の油剤 5〜20質量%、
(E)水溶性増粘剤 0.01〜5質量%、
(F)水
を含有する水中油型乳化化粧料に関する。
ゲル形成剤は、寒天、カラギーナン及びゼラチンから選ばれるものである。ゲル形成剤は、これらのうち単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。ゲル形成剤としては、これらの中では寒天が好ましい。
非架橋型ハイドロゲルのゼリー強度は、化粧料等に適用した場合の使用時の感触の観点から、147kPa(1500g/cm2)以下であることが好ましく、19.6kPa(200g/cm2)〜127kPa(1300g/cm2)であることがより好ましい。ゼリー強度は、日寒水式法により求めることができる。具体的には、ゼリー強度は、ゲル形成剤の1.5質量%水溶液を調製し、その水溶液を20℃で15時間放置して凝固させたゲルに、日寒水式ゼリー強度測定器(木屋製作所社製)により荷重をかけ、20℃においてゲルが20秒間その荷重に耐えるときの表面積1cm2あたりの最大質量(g)として求めることができる。
ハイドロゲル粒子における分散相の含有量は、ハイドロゲル粒子の化粧料への配合時の壊れの防止の観点から、1〜70質量%であることが好ましく、7.5〜70質量%であることがより好ましく、10〜70質量%であることがさらに好ましく、20〜60質量%であることが特に好ましい。
油性成分の全分散相における総含有量は、使用時における感触が良好であるという観点から、1〜99質量%であることが好ましく、50〜99質量%であることがより好ましい。
成分(A)のハイドロゲル粒子における油性成分の総含有量は、使用時の感触が良好であり、ハイドロゲル粒子の化粧料への配合時の崩壊を防止するという観点から、0.01〜60質量%であることが好ましく、7.5〜50質量%であることがより好ましく、10〜40質量%であることがさらに好ましい。
「固体脂」とは、融点が35℃以上の油性成分をいい、「液体油」とは、融点が35℃未満の油性成分をいう。
成分(A)に含まれる油性成分における固体脂の含有量は1〜12質量%であることが好ましく、2〜10質量%であることがより好ましく、4〜10質量%であることがさらに好ましい。
成分(A)における油性成分に含まれる固体脂全体の融点は、35℃以上であることが好ましく、40〜120℃であることがより好ましい。
成分(A)中の油性成分に含まれる液体油全体の融点は、35℃未満であることが好ましい。
液体油としては、例えば、液体の皮膚保護剤、液体の油剤、液体の香料等が挙げられる。液体油は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。
成分(A)中の油性成分における液体の皮膚保護剤の含有量は10〜99質量%であることが好ましく、20〜95質量%であることがより好ましい。
また、液体の油剤として、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシルなどの有機紫外線吸収剤も挙げられる。
液体の油剤は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。
成分(A)中の油性成分における液体の油剤の含有量は10〜99質量%であることが好ましく、20〜95質量%であることがより好ましい。
油性成分における液体の香料の含有量は10〜99質量%であることが好ましく、20〜95質量%であることがより好ましい。
成分(A)のハイドロゲル粒子における酸化チタン粒子の総含有量は、紫外線防御能の観点から、0.1〜40質量%であることが好ましく、1〜40質量%がより好ましく、1〜30質量%であることがさらに好ましい。
表面活性抑制剤としては、例えば、水酸化アルミニウム(或いはアルミナ)、含水ケイ酸、シリコーン(メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル;メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシランなどのアルキルシラン; トリフルオロメチルエチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシランなどのフルオロアルキルシラン)、脂肪酸(パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ロジン酸、1,2−ヒドロキシステアリン酸など)、脂肪酸石鹸(ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、1,2−ヒドロキシステアリン酸など)、脂肪酸エステル(デキストリン脂肪酸エステル、コレステロール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステルなど)等が挙げられる。酸化チタン粒子は、その粒子表面に表面活性抑制処理としてシリコーン処理が施されていることが好ましい。
着色剤としては、例えば、顔料及び染料が挙げられる。顔料としては、例えば、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン等の無機顔料、タール色素等の有機顔料が挙げられる。染料としては、例えば、油溶性染料、建染染料、レーキ染料等が挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸メチル、イソプロピルメチルフェノール、エタノール、フェノキシエタノール、デヒドロ酢酸及びその塩類等が挙げられる。
すなわち、水中油型分散液を調製した後、その水中油型分散液から、一般的な滴下法、噴霧法、或いは、攪拌法により、製造することができる。ハイドロゲル粒子からの油性成分の漏出を抑制する観点から、滴下法、或いは、噴霧法で製造するのが好ましい。
水中油型分散液は、まず、連続相の構成成分である水性成分としてゲル形成剤をイオン交換水と混合し、その溶解温度以上の温度に加熱して十分に溶解させることにより、連続相成分液を調製し、一方、分散相の構成成分を混合して加熱溶解させることにより分散相成分液を調製する。そして、ゲル化温度以上の温度で、連続相成分液と分散相成分液とを混合して、水中油型分散液を調製する。水中油型分散液を調製する際には、各種攪拌機、分散機等による公知の技術を用いることができる。また、水中油型分散液の安定性の観点から、連続相成分液及び/又は分散相成分液に乳化分散剤を添加することが好ましく、連続相成分液に乳化分散剤を添加することがより好ましい。
以上のようにして得られたハイドロゲル粒子は、そのまま、あるいは、必要に応じてさらに粉砕等により、微細なハイドロゲル粒子にして用いることができる。
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、常法に従って製造することができ、例えば、ジメトキシジメチルシロキサンとビニルジメチルメトキシシロキサンを脱アルコール縮合させた後、アゾビスイソブチロニトリルなどの重合開始剤を用いて、付加重合させることにより製造することができる。
成分(B)は、低粘度シリコーン油と混合して膨潤させてペースト状になったものを用いるのが、本発明の効果をより十分に発揮することができ、好ましい。具体的には、25℃での動粘度が100mm2/s以下のシリコーン油との混合物として使用するのが好ましく、シリコーン油としては、低重合度の直鎖状又は分岐状ジメチコン、環状のシクロシロキサン、メチルフェニルシロキサン、アルキル等による変性シリコーンなどが挙げられ、のびが軽く肌上での広がりが良い点で、25℃での動粘度が20mm2/s以下の直鎖状又は分岐状ジメチコン、環状シリコーンが好ましい。より具体的には、20mm2/s以下の直鎖状又は分岐状ジメチコンや、環状のシクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサンが挙げられ、シリコーンKF−96(5CS)、シリコーンKF−96(10CS)、TMF−1.5(以上、信越化学工業社)、シリコーンSH200 Fluid 2CS、シリコーンSH200 Fluid 6CS、SH245 Fluid(以上、東レ・ダウコーニング社)、SF1258(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社)等が挙げられる。
中でも、安定性、なめらかな塗布性の観点から、KSG−16((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー)が好ましい。
具体的には、ポリエチレングリコール1000(PEG−20)、ポリエチレングリコール1540(PEG−32)、ポリエチレングリコール2000(PEG−40)等が挙げられる。
これらのうち、なめらかな塗布性が得られる点から、ポリエチレングリコール1540(PEG−32)が好ましい。
具体的には、パラフィン、スクワラン、スクワレン等の炭化水素類;ツバキ油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、オリーブ油等のトリグリセリドを主体とする天然動植物油;ホホバ油、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリンジステアリン酸エステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、フタル酸ジエチル、乳酸ミリスチル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸セチル、乳酸セチル、1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリセロール、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、オレイン酸−2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソトリデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等のエステル油;アルキル−1,3−ジメチルブチルエーテル等のエーテル油;ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ユーカリ油、ハッカ油等の精油等が挙げられる。
これらのうち、エステル油が好ましく、紫外線防御効果をより高めるため、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルがより好ましい。
ここで(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマーとは、C10−30アルキルアクリル酸とアクリル酸、メタクリル酸又はこれらの低級アルキルエステルとの共重合体であって、ショ糖のアリルエーテル又はペンタエリスリトールのアリルエーテルで架橋したものであり、ペムレンTR−1、ペムレンTR−2、カーボポールETD2020、カーボポール1342、カーボポール1382(以上、Lubrizol Advanced Materials 社)等の市販品を用いることができる。
本発明は、成分(A)のハイドロゲル粒子を含有していても、成分(B)、(C)、(D)及び(E)を併用することにより、塗布時にダマになりにくく滑らかな塗布性を実現し、かつ、塗布後のファンデーションの塗布性も良好となる。
ここで、平均粒径は、エタノールを溶媒とし、レーザー回折式粒度分布測定器を用いて測定された体積基準平均粒径をいう。
ポリメチルシルセスキオキサンは、メチルトリメトキシシロキサンをアルカリ水溶液中で乳化重合させた固形物であり、例えば、トスパール145A、トスパール150KA等のトスパールシリーズ(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル社製)等の市販品を好適に用いることができる。
また、本発明の水中油型乳化化粧料は、化粧下地、ファンデーション;ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料などとして適用することができる。なかでも、化粧下地、リキッドファンデーション、日焼け止め化粧料がより好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
(A)寒天、カラギーナン及びゼラチンから選ばれるゲル形成剤、油性成分、並びに酸化チタンを含有するハイドロゲル粒子 20〜80質量%、
(B)架橋型ジメチルポリシロキサン 0.01〜5質量%、
(C)数平均分子量が400〜10000のポリエチレングリコール 0.01〜5質量%、
(D)25℃で液状の油剤 5〜20質量%、
(E)水溶性増粘剤 0.01〜5質量%、
(F)水
を含有する水中油型乳化化粧料。
<3>成分(A)のハイドロゲル粒子において、油性成分の固体脂が、高級アルコール及び固形パラフィンを含むと共に、油性成分中の含有量が1〜12質量%である前記<1>又は<2>記載の水中油型乳化化粧料。
<4>成分(A)のハイドロゲル粒子の体積基準平均粒子径が10〜300μmである前記<1>〜<3>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<5>成分(A)のハイドロゲル粒子において、内部に分散している酸化チタン粒子が、表面活性抑制処理が施されている前記<1>〜<4>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<7>成分(A)のハイドロゲル粒子において、油性成分に含まれる液体油の融点が35℃未満である前記<1>〜<6>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<8>成分(A)の含有量が、全組成中に20〜80質量%であって、25〜70質量%が好ましく、30〜65質量%がより好ましい前記<1>〜<7>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<10>成分(B)の含有量が、全組成中に0.01〜5質量%であって、0.05〜3質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がより好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<11>成分(C)が、ポリエチレングリコール1000(PEG−20)、ポリエチレングリコール1540(PEG−32)及びポリエチレングリコール2000(PEG−40)から選ばれる1種または2種以上である前記<1>〜<10>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<12>成分(C)の含有量が、全組成中に0.01〜5質量%であって、0.05〜4質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<14>成分(D)の含有量が、全組成中に5〜20質量%であって、6〜18質量%が好ましく、7〜16質量%がより好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<16>成分(E)の含有量が、全組成中に0.01〜5質量%であって、0.05〜3質量%が好ましく、0.1〜1質量%がより好ましい前記<1>〜<15>のいずれか1記載の水中油型乳化化粧料。
<18>成分(G)が、ポリメチルシルセスキオキサンである前記<17>記載の水中油型乳化化粧料。
<19>成分(G)の含有量が、全組成中に0.01〜5質量%であって、0.05〜3質量%が好ましく、0.1〜2質量%がより好ましい前記<17>又は<18>記載の水中油型乳化化粧料。
固体脂として、高級アルコール(花王社製、商品名:KALCOL220−80、融点72℃、炭素数18〜22の混合物、ベヘニルアルコール含有量80質量%以上)、及び固形パラフィン(SONNEBORN社製 商品名:Multiwax835)、液体油として、ポリグリセリン変性シリコーン(信越化学工業社製 商品名:KF−6104)、及びシクロペンタシロキサン(信越化学工業社製 商品名:KF−995、融点−40℃)(以上、油性成分)、並びに疎水化処理酸化チタン微粒子(表面活性抑制剤としてシリコーンにより表面処理されたもの)を含む分散相成分液を調製した。このとき、得られるハイドロゲル粒子における含有量が、高級アルコール1.0質量%、固形パラフィン1.0質量%、ポリグリセリン変性シリコーン2.45質量%、シクロペンタシロキサン20.3質量%、及び疎水化処理酸化チタン微粒子12.25質量%となるように配合を行った。各成分の分散相成分液における含有量は、高級アルコール2.70質量%、固形パラフィン2.70質量%、ポリグリセリン変性シリコーン6.62質量%、シクロペンタシロキサン54.9質量%、及び疎水化処理酸化チタン微粒子33.1質量%である。従って、固体脂の分散相成分液における含有量は5.4質量%である。また、固体脂の油性成分における含有量は8.08質量%である。
次いで、この混合液を乳化機〔特殊機化社製 商品名:T.K.ホモミクサーMARKII2.5型〕を用いて回転数10000rpmで3分間攪拌して水中油型分散液を調製した。
表2及び表3に示す組成の水中油型乳化化粧料を製造し、化粧のり、ダマの発生、きしみ感のなさ及び毛穴ぼかし効果を評価した。結果を表2及び表3に併せて示す。
80℃に加熱し、プロペラで攪拌している成分(F)の一部に、成分(C)及び(E)のヒドロキシエチルセルロースを加え、水相を調製する。油相として、成分(D)に成分(B)、成分(E)のアクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマー、成分(G)を加え、ディスパーで攪拌して分散させる。室温まで冷却した水相に、油相、成分(F)の残部に溶解したその他成分を徐々に添加して乳化し、さらに、成分(A)を加えて分散させ、水中油型乳化化粧料を得た。
(1)化粧のり(ファンデーションのよれにくさ):
ヒト頬部(4cm×4cm)に各化粧料25〜30mgを均一になるよう指で塗布する。1分間乾燥後、各化粧料の上から、固形粉末タイプのパウダーファンデーション(組成は表1参照)を、パウダーファンデーション用パフを用いて3回重ねて塗布する。この場合の塗布直後の化粧のり(ファンデーションのよれにくさ)を、専門パネラー3人の協議により、下記基準で評価した。
◎:のりがよい(よれにくい)。
○:のりがややよい(ややよれにくい)。
△:のりがやや悪い(ややよれやすい)。
×:のりが悪い(よれやすい)。
ヒト頬部(4cm×4cm)に各化粧料を1回当たり0.3gと規定(推奨使用量より算出)し、規定した1回当たりの使用量を人差し指で馴染ませ、馴染んだらすぐ同化粧料を重ね塗りしていき、ダマが発生するまでの回数をカウントした。
◎:5回以上の重ね塗りでダマが発生した。
○:4回の重ね塗りでダマが発生した。
△:3回の重ね塗りでダマが発生した。
×:2回の重ね塗りでダマが発生した。
ヒト頬部(4cm×4cm)に各化粧料を1回当たり0.3gと規定(推奨使用量より算出)し、規定した1回当たりの使用量を人差し指で馴染ませ、専門パネラー3人の協議により、きしみ感のなさについて、以下の基準で評価した。
◎:きしみ感がない。
○:ほとんどきしみ感がない。
△:ややきしみ感がある。
×:きしみ感がある。
直径5cm、厚さ5mmの肌模型(商品名;バイオカラー、H010-029、ビューラックス社製)に各化粧料0.05gを均一になるよう指で塗布する。1分間乾燥後、専門パネラー3人の協議により、毛穴ぼかし効果について、以下の基準で目視評価した。
◎:毛穴がきれいにぼやけた
○:毛穴がややぼやけた
△:毛穴がややぼやけない
×:毛穴がぼやけない
Claims (10)
- 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F):
(A)寒天、カラギーナン及びゼラチンから選ばれるゲル形成剤、油性成分、並びに酸化チタンを含有するハイドロゲル粒子 20〜80質量%、
(B)架橋型ジメチルポリシロキサン 0.01〜5質量%、
(C)数平均分子量が400〜10000のポリエチレングリコール 0.01〜5質量%、
(D)25℃で液状の油剤 5〜20質量%、
(E)水溶性増粘剤 0.01〜5質量%、
(F)水
を含有する水中油型乳化化粧料。 - 成分(A)、(B)及び(C)の質量割合(A)/((B)+(C))が、10〜120である請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(A)のハイドロゲル粒子において、油性成分の固体脂が、高級アルコール及び固形パラフィンを含むと共に、油性成分中の含有量が1〜12質量%である請求項1又2記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(A)のハイドロゲル粒子の体積基準平均粒子径が10〜300μmである請求項1〜3のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(A)のハイドロゲル粒子において、内部に分散している酸化チタン粒子が、表面活性抑制処理が施されている請求項1〜4のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(A)のハイドロゲル粒子において、表面活性抑制処理がシリコーン処理である請求項5記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(A)のハイドロゲル粒子において、油性成分に含まれる液体油の融点が35℃未満である請求項1〜6のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(D)の油剤が、メトキシケイ皮酸エチルヘキシルを含む請求項1〜7のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
- 成分(E)の水溶性増粘剤が、ヒドロキシエチルセルロース及び/又は(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマーである請求項1〜8のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
- さらに、(G)平均粒径1〜15μmの粉体を含有する請求項1〜9のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
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