JP2004262919A - 炭化水素オイル及びシリコーンオイルを含む化粧品組成物 - Google Patents

炭化水素オイル及びシリコーンオイルを含む化粧品組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2004262919A
JP2004262919A JP2003315977A JP2003315977A JP2004262919A JP 2004262919 A JP2004262919 A JP 2004262919A JP 2003315977 A JP2003315977 A JP 2003315977A JP 2003315977 A JP2003315977 A JP 2003315977A JP 2004262919 A JP2004262919 A JP 2004262919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
composition according
silicone oil
weight
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003315977A
Other languages
English (en)
Inventor
Xavier Blin
グザヴィエ・ブラン
Veronique Ferrari
ヴェロニク・フェラーリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2004262919A publication Critical patent/JP2004262919A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/37Esters of carboxylic acids
    • A61K8/375Esters of carboxylic acids the alcohol moiety containing more than one hydroxy group
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/31Hydrocarbons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/37Esters of carboxylic acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8105Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8111Homopolymers or copolymers of aliphatic olefines, e.g. polyethylene, polyisobutene; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/89Polysiloxanes
    • A61K8/891Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/04Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
    • A61Q1/06Lipsticks

Abstract

【課題】 優れた化粧品及び感覚特性、特に経時的保持力、更に光沢及び快適さの特性を示し、こうした特性を特に光沢の点で一日中持続させるために十分な保持力を有するフィルムを形成可能な化粧品組成物を提供する。
【解決手段】 生理学的に許容される媒質中に、その粘度が500cSt以上である少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル及び500g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルを含む化粧品組成物であって
【選択図】 なし

Description

本発明は、生理学的に許容される媒質中に、高粘度フェニルシリコーンオイル、不揮発性炭化水素オイル、レオロジー調整剤、及び微粒子相を含む化粧品組成物に関する。この組成物は特に、頭皮を含むヒトの顔とヒトの身体との両方の皮膚、唇、またはヒトの皮膚骨格付属物、例えば髪、睫、眉毛、または爪のケアまたはメイクアップ組成物である。該組成物は、著しい化粧品特性、特に保持力を備え、光沢及び/または快適な特性をメイクアップまたはケア製品に付与する。
本発明の組成物は特に、ケラチン物質(皮膚、唇、皮膚骨格付属物)のためのメイクアップ製品の形態であって、潜在的に非治療的トリートメント及び/またはケア特性を有してよい。特にこれはリップスティックまたはリップグロス、ファンデーション、ルースまたはコンパクトパウダー、ブラッシャーまたはアイシャドウ、メイクアップベース、コンシーラー、タトゥー製品、マスカラ、アイライナー、ネイルエナメル、人口日焼け製品、またはヘアケアもしくはヘアカラー製品を構成する。
化粧品組成物、特にメイクアップ組成物中におけるシリコーン化合物の使用は、製剤者にとっては馴染みがある。例えば、EP-A-0407205を挙げることができ、これは優れた保持力、延び、及び快適性を有する、シリコーンゴムとシリコーンオイルとの組み合わせを含む組成物を記載している。特にこの組み合わせは、化粧品組成物にこの上ない感覚特性、とりわけ非脂性の感触、延び特性、及び潤滑特性を与え、皮膚上に特に均質なフィルムが得られるようにする。
同様に知られているのは、化粧品組成物、特にメイクアップの保持力を増大させる目的のための、これらシリコーン化合物の使用である。保持力が乏しいことの問題は、ファンデーション及び頬紅の場合には、一般的に皮膚によって分泌される皮脂及び/または発汗との相互作用の結果として、あるいはリップスティックの場合には唾液との相互作用の結果としての色の変化(色変化、色褪せ)によって特徴付けられる。このため、使用者は頻繁な間隔で新たにメイクアップを適用する必要があり、これは時間の無駄となる。
しかしながら、これらシリコーン化合物は時に製剤化問題、特に、シリコーン媒質を含む組成物中に顔料を分散させるという困難を生じ、これにより該組成物の色調が十分に発色せず、さらに粒状の外観を生じさせるが、こうしたことは、消費者をこのタイプの製品から遠のかせるし、また光沢のある組成物の製造にとって好ましくない。
しかし、ケラチン物質(皮膚、唇、皮膚骨格付着物)への適用の後の、付着したフィルムの光沢特性が非常に重要な化粧品組成物は多数ある。例えば、リップスティック、アイシャドウ、ネイルエナメル、あるいは所定の髪用製品を挙げることができる。
FR2771628には、化粧品組成物中におけるフェニルトリメチコーン中の溶液中におけるシリコーンゴムの使用が記載されている。このゴムは、化粧品中に通常使用されるオイルと可溶性であるという利点を有する。
EP1112734には、互いに不溶性である炭化水素オイルとシリコーンオイルとを含む転移耐性組成物を含む。該組成物は、更に揮発性溶媒を含む。
EP-A-0407205 FR2771628 EP1112734 FR0207108 EP-A-1068854 EP-A-1086945 "Specialist Surfactants" edited by D. Robb, 1997, pp. 209-263, chapter 8 by P. Terech
製剤者の間では、光沢を改善するために、高粘度及び高屈折率を有するオイル、例えば油性ポリマー、例えばポリブテンまたは所定の植物油(例えばヒマシ油)を使用することが知られている。しかしながら、これらの化合物では、特に光沢の点で一日中持続させるために十分な保持力を有する、組成物のフィルムを得ることが不可能である。
驚くべきことに、出願人は、互いに可溶性又は分散性である高粘度フェニルシリコーンオイルと不揮発性炭化水素オイルとの組み合わせを使用することにより、優れた化粧品及び感覚特性、特に経時的保持力、更に光沢及び快適さの特性を示し、ケラチン物質によって刺激性でない組成物が得られることを見出した。
本発明は、第1に、生理学的に許容される媒質中に、その粘度が500cSt以上である少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル及び500g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルを含む化粧品組成物であって、200のうち100より大なる平均光沢及び100のうち40より大なる試行後保持力を有することを特徴とする、化粧品組成物を提供する。
平均光沢は、従来、下記の方法により光沢度計を使用して測定される。Lenetaコントラストチャート、品番Form 1A Penopac(Leneta contrast chart referenced Form 1A)を、自動スプレッダーを使用して、平均光沢を評価しようとする組成物の50μm層と共に広げる。該層は、少なくとも前記チャートの白色の背景を覆う。その直後に、Byk Gardner microTri-Gloss光沢度計を使用し、20°にて白色背景上で光沢を測定する。該組成物の光沢はまた、該組成物を塗布した1時間後にも測定してよい。
塗布時に測定された該組成物の平均光沢は、好ましくは200のうち120、130、140、150、及びより好ましくは160より大である。
塗布の1時間後に測定された組成物の平均光沢は、好ましくは200のうち120より大、更に好ましくは130より大である。
本発明の組成物の試行後保持力は、下記のように少なくとも10名の人のグループで評価することができる。各人について、化粧品の適用を意図する唇上で、入射光の拡散指数の減少をフィルムカメラで測定する。10回の測定の平均を算出する。測定条件は、その内容を参照のために本願に取り込むこととする、特許出願FR0207108に記載されている。その後、各人は、それぞれの唇にティッシュペーパーを適用する。メイクアップした唇上で入射光の拡散指数の減少を再度測定し、測定の平均を算出する。保持力の評価に参加した人は、熱い飲み物を飲み、その後グラスの水を飲み、サンドウィッチを4口及びリンゴを半分食べる。メイクアップした唇上での、この食事の後の入射光の拡散指数の減少を測定し、測定の平均を算出する。
試行後保持力は、a)食事後の、メイクアップした唇上での入射光の拡散指数の減少と、メイクアップ適用前の素の唇の拡散指数の減少との間の相違、並びにb)メイクアップした唇上での入射光の拡散指数の減少と素の唇の拡散指数の減少との間の相違、のパーセンテージとして表される。
本発明による組成物の試行後保持力は、100のうち40より大であり、好ましくは100のうち50より大である。
本発明は、第2に、生理学的に許容される媒質中に、a)500cSt以上の粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル、b)前記シリコーンオイルに可溶性または分散性であって、600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイル、及びc)少なくとも1つのレオロジー調整剤を含み、前記レオロジー調整剤がシリコーンワックスであることを特徴とする化粧品組成物を提供する。
本発明は、第3に、生理学的に許容される媒質中に、a)500cSt以上の粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル、b)600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイル、及びc)微粒子相を含み、5%未満の不揮発性オイルを含むことを特徴とする化粧品組成物を提供する。
本発明は、更に、第4に、生理学的に許容される媒質中に、500cSt以上の粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル及び600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルを含み、前記炭化水素オイルが、前記シリコーンオイルに可溶性又は分散性である、化粧品組成物を提供する。
同様に、本発明は、生理学的に許容される媒質を含む組成物中における、500cSt以上の高粘度を有するフェニルシリコーンオイルと、前記シリコーンオイル中に可溶性または分散性であって600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルとの組み合わせの使用を提供し、前記組成物は、保持力及び光沢の特性を有する。
同様に、本発明は、生理学的に許容される媒質を含む組成物中における、前記組成物に保持力及び/または光沢及び/または快適性を付与する剤としての、少なくとも1つの高粘度フェニルシリコーンオイルと、600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルとの組み合わせの使用を提供する。
本発明は更に、化粧品組成物のフィルムに保持力及び/または光沢及び/または快適性の特性を付与する化粧的方法であって、前記組成物中に、少なくとも1つの高粘度フェニルシリコーンオイルと、前記シリコーンオイル中に可溶性または分散可能であって600g/molより大なる分子量を有する、少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルとの有効量を導入する工程を含む方法を提供する。
「生理学的に許容される」とは、非毒性であり、人の皮膚(瞼の内側を含む)、唇または皮膚骨格付属物に適用することができることを意味する。
「少なくとも」1つの化合物は、1つ又はそれ以上の化合物を意味する。
「オイル」は、常温(25℃)及び常圧(760mmHg)にて液体である、あらゆる非水性媒質を意味する。
「不揮発性」化合物は、何時間にも亘って皮膚または唇上に維持されうる化合物である。不揮発性化合物は、特に、常温及び常圧にて、0.02mmHg(2.66Pa)未満のゼロではない蒸気圧を有する。
「揮発性」化合物は、皮膚または唇から1時間未満で蒸発しうる化合物である。揮発性化合物は、特に常温及び常圧において、0.02mm乃至300mmHg(2.66Pa乃至40000Pa)、好ましくは0.1乃至90mmHg(13Pa乃至12000Pa)の蒸気圧を有する化合物から選択される。
「高粘度」フェニルシリコーンオイルは、ASTM D-445基準により測定される、25℃において少なくとも500cStの粘度を有するオイルである。該シリコーンオイルは、好ましくはシリコーンゴムではない。該高粘度フェニルシリコーンオイルは、有利には、25℃にて、例えば、500乃至10000cSt、好ましくは600乃至5000cSt、更に好ましくは600乃至3000cStの粘度を有する。
本発明による組成物は、有利には、ASTM D-445基準により測定される、25℃において500cSt未満の粘度を有する低粘度フェニルシリコーンオイルを更に含む。該低粘度フェニルシリコーンオイルは、好ましくは、25℃にて、例えば5乃至499cSt、好ましくは5乃至300cSt、更に好ましくは5乃至100cStの粘度を有する。
高粘度フェニルシリコーンオイル及び(存在するならば)低粘度フェニルシリコーンオイルは、例えば、フェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、または異なるフェニルシリコーンオイルの混合物、及び特に下式(A)に相当するものであってよい。
Figure 2004262919
式中、
・R9及びR12は、それぞれ独立にC1-C30アルキル基、アリール基、またはアラルキル基であり、
・R10及びR11は、それぞれ独立にC1-C30アルキル基またはアリール基またはアラルキル基であり、
・u、v、w、及びxはそれぞれ独立に0乃至900の整数である
(但し、v+w+xの合計は0ではなく、u+v+w+xの合計は1乃至900であり;特にu+v+w+xが1乃至800であることを前提とする。
好ましくは、vは0である。
低粘度フェニルシリコーンオイルは、好ましくは、式(A)においてu+v+w+xの合計が1乃至150、更に好ましくは1乃至100、更には1乃至50であることを満たし、高粘度フェニルシリコーンオイルは、好ましくは、式(A)においてu+v+w+xの合計が151乃至900、更に好ましくは160乃至800、更には160乃至500であることを満たす。
特に、低粘度フェニルシリコーンオイルは、下式(B)を満たす。
Figure 2004262919
式中、
・R8は、C1-C30アルキル基、アリール基、またはアラルキル基であり、
・nは0乃至100、更に好ましくは100未満の整数であり、
・mは0乃至100、更に好ましくは100未満の整数であり、
(但し、n+mの合計は1乃至100、更に好ましくは100未満であることを前提とする。)
本発明に使用可能な高粘度フェニルシリコーンオイルには、PCR社製のオイル、15 M 30(500cSt)またはWacker社製のBelsil PDM 1000(1000cSt)が含まれる。括弧内の値は、25℃における粘度を表す。
本発明に使用可能な低粘度フェニルシリコーンオイルには、Dow Corning社製のDC556(22.5cSt)、SF558(10-20cSt)、Goldschmidt社製のAV8853(4-6cSt)、Rhone Poulenc社製のSilbione 70 633 V 30(28cSt)、PCR社製の15 M 40(50乃至100cSt)、15 M 50(20乃至25cSt)、Bayer社製のSF1550(25cSt)、PK 20(20cSt)、Wacker社製のBelsil PDM 200(200cSt)及びBelsil PDM 20(20cSt)、及びShin-Etsu社製のKF 53(175cSt)、KF 54(400cSt)、及びKF 56(14cSt)が含まれる。
高粘度フェニルシリコーンオイルは、組成物全重量の5乃至99重量%、好ましくは7.5乃至80重量%、更に好ましくは10乃至60重量%、非常に好ましくは20乃至50重量%を占めて良い。
低粘度フェニルシリコーンオイルは、もし存在するならば、組成物全重量の5乃至99重量%、好ましくは7.5乃至80重量%、更に好ましくは10乃至60重量%、非常に好ましくは10乃至40重量%を占めて良い。
低粘度フェニルシリコーンオイルと高粘度フェニルシリコーンオイルとの間の重量比は、例えば1/10乃至10/1、好ましくは2/10乃至10/2、更に好ましくは3/10乃至10/5であってよい。好ましくは、この重量比は1/3である。
本発明による組成物は、500g/molより大なる、好ましくは600g/molより大なる、更に好ましくは650g/molより大なるが、15000g/molを越えない分子量を有し、及び/または20℃にて1.440より大なる、有利には1.450より大なる、更に好ましくは1.460より大なる屈折率(屈折率は、屈折計で測定される)を有する、少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルを更に含む。
「炭化水素」化合物は、主として炭素及び水素の原子と、ヒドロキシル、エステル、エーテル、及びカルボキシル官能基から選択される任意の1つ以上の官能基を含む化合物である。これらの化合物は、特に-Si-O-基を持たない。
この不揮発性炭化水素オイルは、
−親油性ポリマー、例えば
・ポリブチレン、例えばAmoco社により製造または市販の、Indopol H-100(モル質量もしくはMM=965g/mol)、Indopol H-300(MM=1340g/mol)、Indopol H-1500(MM=2160g/mol)、
・水素添加ポリイソブチレン、例えばAmoco社により製造または市販のPanalane H-300 E(M=1340g/mol、屈折率:1.498)、Synteal社により製造または市販のViseal 20000(MM=6000g/mol)、及びWitco社により製造または市販のRewopal PIB 1000(MM=1000g/mol)、
・ポリデセン及び水素添加ポリデセン、例えばMobil Chemicals社により製造または市販のPuresyn 10(MM=723g/mol)及びPuresyn 150(MM=9200g/mol)、
−エステル、例えば
・30乃至70の炭素数を有する直鎖状脂肪酸エステル、例えばペンタエリスリチルテトラペラルゴネート(MM=697.05g/mol)、
・ヒドロキシエステル、例えばジイソマレート(MM=639g/mol、屈折率:1.462)、
・芳香族エステル、例えばトリデシルトリメリテート(MM=757.19g/mol)、
・C24-C28分枝状脂肪酸または脂肪アルコールのエステル、例えばEP-A-0955039に記載のもの、特にトリイソセチルシトレート(MM=856g/mol)、ペンタエリスリチルテトライソノナノエート(MM=697.05g/mol)、グリセリルトリイソステアレート(MM=891.51g/mol)、グリセリル=トリイソステアレート(MM=1143.98g/mol)、ペンタエリスリチル=テトライソステアレート(MM=1202.02g/mol)、ポリ-2-グリセリル=テトライソステアレート(MM=1232.04g/mol)、またはペンタエリスリチル=2-テトラデシルテトラデカノエート(MM=1538.66g/mol)、
・植物由来のオイル、例えばゴマ油(820.6g/mol)、
・これらの混合物、
から選択して良い。
前記不揮発性炭化水素オイルは、好ましくは、30乃至70の総炭素数を有する直鎖状脂肪酸エステル、ヒドロキシエステル、芳香族エステル、C24-C28分枝状脂肪酸または脂肪アルコールのエステル、及びこれらの混合物から選択される。
前記不揮発性炭化水素オイルは、好ましくは、直鎖状脂肪酸エステル、ヒドロキシル基の有無によらない多価酸と脂肪アルコールとのエステル、及びこれらの混合物から選択される。更に好ましくは、不揮発性炭化水素オイルは、ヒドロキシル含有ポリエステル、特に脂肪モノアルコールとヒドロキシ含有多価カルボン酸とのポリエステルである。前記脂肪モノアルコールは、好ましくは16乃至22の炭素原子を含み、前記多価カルボン酸は、好ましくはジカルボン酸である。
不揮発性炭化水素オイルは、組成物全重量に対して5乃至99%、好ましくは10乃至60%、更に好ましくは15乃至50%を占めて良い。
本発明による組成物は、その生理学的に許容される媒質を構成化する、少なくとも1つのレオロジー調整剤を含む。
このレオロジー調整剤は、組成物を増粘及び/またはゲル化することができる。これは、該組成物の粘度を、特に、自身の重量で流れない製品である固体ゲルが得られる時点まで増大させるために有効な量で存在して良い。こうして、スティックを得ることが可能である。このレオロジー調整剤は、ワックス、常温(25℃)にてペースト状である脂肪化合物、親油性ゲル化剤、及びこれらの混合物から選択されるのが有利である。
レオロジー調整剤は、組成物全重量に対して、0.5乃至65重量%、好ましくは1乃至50重量%、更に好ましくは3乃至40重量%、非常に好ましくは5乃至30重量%存在して良い。
本発明の目的のためには、「ワックス」は、常温(25℃)にて固体であり、固体から液体に可逆的に変化し、30℃より高い、より好ましくは45℃より高く、150℃程の融点を有し、常温で0.5MPaより大なる硬度を有し、更に固体状態において異方性結晶性組織を有する親油性脂肪化合物である。ワックスをその溶融温度にすることにより、これをオイルと混和性にして、微視的に均質な混合物を形成することができるが、該混合物の温度を常温に戻すことにより、ワックスは、該混合物のオイル中において再結晶する。
本発明において使用可能なワックスには、一般的に化粧品分野で用いられるものが含まれ、これらは特に、天然由来のもの、例えば蜜蝋、カルナウバワックス、カンデリラワックス、オウリカリーワックス、モクロウ、コルク繊維ワックス、又はサトウキビワックス、米ぬか、モンタンロウ、パラフィンワックス、リグナイトワックス、又はマイクロクリスタリンワックス、セレシン又はオゾケライト、水素添加オイル、例えば水素添加ヒマシ油またはホホバオイル;合成ワックス、例えば、エチレンの重合又は共重合により得られたポリエチレンワックス、及びフィッシャートロプシュワックス、又はオクタコサニルステアレートなどの脂肪酸のエステル類、30℃で、好ましくは45℃で固体のグリセリド、シリコーンワックス、例えばアルキル−又はアルコキシ−ジメチコーンであってアルキル又はアルコキシ鎖が10乃至45の炭素原子を有するもの、30℃で固体であり、そのエステル鎖が少なくとも10の炭素原子を含むポリ(ジ)メチルシロキサンエステル、又はジ(1,1,1-トリメチロール-プロパン)テトラステアレート(Heterene社により、HEST 2T-4Sの名で製造又は市販されている);及びそれらの混合物である。
レオロジー調整剤は、好ましくはマイクロクリスタリンワックスとシリコーンワックス、例えばC30-C45のアルキル鎖を有するアルキルジメチコーンとの混合物を含む。
ワックスは、組成物全重量に対して0.1乃至50重量%、より好ましくは1乃至30重量%、非常に好ましくは3乃至25重量%の量で存在して良い。
レオロジー調整剤はまた、常温(25℃)にてペースト状の脂肪化合物であってよい。「ペースト状の脂肪化合物」は、常温で測定して、0.001乃至0.5MPa、好ましくは0.005乃至0.4MPaの硬度を有する脂肪物質を意味する。ペーストはまた、20乃至60℃、好ましくは25乃至45℃の融点を有する。ペースト状化合物は、固体フラクション及び液体フラクションを含む粘性生成物である。
これら脂肪物質は、好ましくは炭化水素化合物であり、任意にポリマー性の性質である。これらはまた、シリコーン化合物及び/またはフッ化化合物から選択されて良い。これらは同様に炭化水素及び/またはシリコーン及び/またはフッ化化合物の混合物の形態で存在して良い。異なるペースト状脂肪物質の混合物の場合には、ペースト状炭化水素化合物を主要な割合で使用することが好ましい。
本発明による組成物における使用に適当なペースト状化合物には、ラノリン及びラノリン誘導体、例えばアセチル化ラノリン、マグネシウムラノレート、またはオキシプロピレン化ラノリン、及びこれらの混合物が含まれる。脂肪酸または脂肪アルコールのエステル、特に20乃至65の炭素原子を有するもの(20乃至35℃の融点を有する)、例えばトリイソステアリルシトレート、アラキジルプロピオネート、及びポリビニルラウレート;コレステロールエステル;植物由来のトリグリセリド、例えば水素添加植物オイル、粘性ポリエステル、例えばポリ(12-ヒドロキシステアリン)酸、及びこれらの混合物を使用することもまた可能である。使用可能な植物由来のトリグリセリドには、水素添加ヒマシ油の誘導体、例えばRheox社製のThixinr、あるいはSasol社により品番Softisan 100として製造または市販の、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、及びステアリン酸のトリグリセリドの混合物が含まれる。
シリコーンペースト状脂肪物質、例えば、8乃至24の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシタイプのペンダント鎖、20-55℃の融点を有するポリジメチルシロキサン(PDMS)、例えばステアリルジメチコーン、特にDow Corning社により商品名DC2503及びDC25514の商品名で市販のもの、及びこれらの混合物を挙げることができる。
ペースト状脂肪物質は、存在する場合には、組成物全重量に対して0.1乃至60重量%の割合、好ましくは1-45重量%の割合、更に一層好ましくは2-30重量%の割合で、該組成物中に存在して良い。
親油性ゲル化剤は、有機又は無機、ポリマー性または分子性であってよい。無機親油性ゲル化剤として挙げて良いのは、任意に変性された粘土、例えばC10乃至C22の脂肪酸アンモニウムクロライドで変性したヘクトライト、例えばジステアリルジメチルアンモニウムクロライドヘクトライトで変性したヘクトライト;発熱性シリカ、任意に疎水性表面処理を施され、その粒径が1μm未満のものである。ポリマー性有機親油性ゲル化剤は、例えば、部分的または完全に架橋した、3次元構造の弾性オルガノポリシロキサン、例えばShin-Etsu社によりKSG6、KSG16、及びKSG18の名で市販のもの、Dow Corning社により市販のTrefil E-505CまたはTrefil E-506C、Grant Industries社により市販のGransil SR-CYC、SR DMF10、SR-DC556、SR 5CYCゲル、SR DMF 10ゲル、及びSR DC 556ゲル、及びGeneral Erectric社により市販のSF1204及びJK113;エチルセルロース、例えばDow ChemicalによりEthocelの名で市販のもの;エチレンジアミンと縮合したC36の二価酸のコポリマーであって、およそ6000の重量平均分子量を有するもの、例えばArizona Chemical社によりUniclear 80及びUniclear 100の名で市販の化合物、ゴム、特にシリコーンゴム、例えば100000センチストークより大なる粘度を有するPDMS、飽和又は不飽和のアルキル鎖で置換された、糖ユニット1つ当たり1乃至6、より好ましくは2乃至4のヒドロキシル基を含むガラクトマンナン、例えばC1乃至C6、好ましくはC1乃至C3のアルキル鎖でアルキル化されたグアールガム、及びこれらの混合物である。
好ましい親油性ゲル化剤として、有機ゲラーとも呼称され、その分子同士の間に物理的相互作用を確立させ、ひいては3D超分子ネットワークの形成を伴い、液体脂肪相のゲル化の原因である、分子同士の自己凝集をもたらすことのできる化合物である、非ポリマー性の分子有機ゲル化剤が使用される。
本発明の目的のための「液体脂肪相」は、常温(25℃)及び常圧(760mmHgもしくは105Pa)にて液体である脂肪相であり、オイルとも呼称され、一般的に互いに適合性である、常温で液体の1つ以上の脂肪物質を含む。特に、この液体脂肪相は、上述の不揮発性炭化水素オイルを含む。
フィブリルのネットワークの形成(これは有機ゲラー分子の積層または凝集による)から、超分子ネットワークが生成してよく、このため液体脂肪相の分子が不動化される。
フィブリルのこのネットワーク、ひいてはゲルが形成される傾向は、有機ゲラーの性質(または化学分類)に、または所与の化学分類についてその分子に担持される置換基の性質に、及び液体脂肪相の性質に、依存する。物理的相互作用は多様であるが、共結晶化を覗く。これらの相互作用は、特に、自己補足的水素相互作用タイプ、不飽和環間のπ相互作用、双極子相互作用、有機金属誘導体との配位結合、及びこれらの組み合わせである。一般的にいって、有機ゲラーの各分子は、多数のタイプの隣接分子との物理的相互作用を確立することができる。
更に、有利には、本発明による有機ゲラーの分子には、水素結合を確立することのできる少なくとも1つの基、更に好ましくは水素結合を確立することのできる少なくとも2つの基、少なくとも1つの芳香環、さらに好ましくは少なくとも2つの芳香環、少なくとも1つ以上のエチレン性不飽和結合及び/または少なくとも1つ以上の不斉炭素が含まれる。前記水素結合を形成可能な基は、好ましくはヒドロキシル、カルボニル、アミン、カルボン酸、アミド、ウレア、およびベンジル基、及びこれらの混合物から選択されることが好ましい。
本発による有機ゲラーは、透明で均一な液体相が得られる時点まで加熱した後の液体脂肪相に可溶性である。これらは常温及び常圧にて固体または液体であってよい。
本発明による組成物中に使用可能な分子有機ゲラーは、特に、”Specialist Surfactants” edited by D. Robb, 1997, pp. 209-263, chapter 8 by P. Terech、欧州特許出願EP-A-1068854及びEP-A-1086945、あるいは出願WO-A-02/47031に記載のものである。
これらの有機ゲラーの中では、特にカルボン酸、とりわけトリカルボン酸のアミド、例えばシクロヘキサントリカルボキサミド(欧州特許出願EP-A-1068854参照)、それぞれ1乃至22の炭素原子、例えば6乃至18の炭素原子を含む炭化水素鎖を有するジアミン(前記鎖はエステル、ウレア、及びフルオロ基から選択される少なくとも1つの置換基によって置換された、または無置換である(出願EP-A-1086945参照))、及びとりわけジアミノシクロヘキサン、とりわけトランス形のジアミノシクロヘキサンと酸塩化物との反応から生じるジアミド、例えばN,N’-ビス(ドデカノイル)-1,2-ジアミノシクロヘキサン、N-アシルアミノ酸のアミド、例えばN-アシルアミノ酸と1乃至22の炭素原子を含むアミンとの反応から生じるジアミド、例えばWO-93/23008に記載のもの、特にN-アシルグルタミン酸のアミドであって、そのアシル基がC8乃至C22のアルキル鎖を表すもの、例えばN-ラウロイル-L-グルタミン酸のジブチルアミド(Ajinomoto社によりGP-1の名で製造または市販)、及びこれらの混合物を挙げてよい。
親油性ゲル化剤は、組成物全重量に対して、0.1乃至50重量%、好ましくは1乃至30重量%、さらに好ましくは2乃至20重量%を占めてよい。
本発明による組成物中に存在する微粒子相は、化粧品組成物に従来使用される、顔料及び/または真珠層及び/または充填剤を含む。
前記微粒子相は、一般的に組成物全重量に対して0.01乃至60重量%、好ましくは10乃至25重量%の割合で存在する。
本発明によれば、レオロジー調整剤は、微粒子相、特に前記微粒子相中に任意に存在する充填剤からは隔離される。
顔料は、白色または有色、無機または有機、被覆または未被覆、且つ球状または引き延ばされたものであってよい。無機顔料には、任意に表面処理した二酸化チタン、酸化ジルコニウムまたは酸化セリウム、および酸化亜鉛、酸化鉄(黒、黄、茶、または赤)、または酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、及びプルシアンブルーであってよい。有機顔料には、カーボンブラック、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、またはアルミニウムの有機レーキタイプの顔料、あるいはコキニールカルミンをベースとするレーキが含まれる。顔料は、最終組成物中に0.05乃至40重量%、好ましくは非粉体組成物について2乃至20%の割合で存在してよい。
真珠層顔料は、白色真珠層顔料、例えばチタンまたはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、有色真珠層顔料、例えば酸化鉄を用いたチタンマイカ、特にプルシアンブルーまたは酸化クロムを用いたチタンマイカ、上記のタイプの有機顔料を用いたチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスをベースとする真珠層顔料から選択してよい。ゴニオクロマティック(goniochromatic)特性を有する顔料、特に液晶顔料または多層顔料を使用することも可能である。真珠層は、組成物全重量中に0.01乃至20%の割合で、好ましくは1乃至15%程度のレベルで存在してよい。
充填剤は、(存在するならば)組成物全重量の0.01乃至35%、好ましくは0.5乃至15%の割合で存在してよい。特にタルク、マイカ、カオリン、ラウロイルリシン、ポリアミドパウダー、例えばNylon(登録商標)(特にOrgasol)、及びポリエチレンパウダー、ポリテトラフルオロエチレン(Teflon(登録商標))パウダー、デンプン、窒化ホウ素、コポリマーミクロスフィア、例えばExpancel(登録商標)(Nobel Industrie)、Polytrap(登録商標)(Dow Corning)、Polypore(登録商標)L 200(Chemdal Corporation)及びシリコーン樹脂ミクロビーズ(例えばTospeal(登録商標)、Toshiba製)を挙げてよい。
本発明の組成物は、好ましくは、揮発性オイルを全く含まないか僅かに含み、特に組成物全重量に対して10%未満、好ましくは5%未満、更に好ましくは2%未満含み;有利には揮発性オイルを含まない。
本発明による組成物は、前記フェニルシリコーンオイル及び500g/molより大なる分子量を有する不揮発性炭化水素オイル以外の更なる非水性化合物を更に含んでも良く、前記化合物は、オイル、ゴム、樹脂、親油性ポリマー、及びこれらの混合物から選択される。
本発明において使用可能なゴムは、一般的にオイルに可溶性の形態で存在し、樹脂は、常温にて液体または固体であってよい。
ゴム及び樹脂の性質及び量は、所望のテクスチュア及び機械特性の相関的要素である。
更なるオイルは、炭化水素及び/またはシリコーン及び/またはフッ化オイルであってよい。これらのオイルは、動物、植物、鉱物、または合成由来であってよい。本発明に使用可能な更なるオイルの可能な例には、
・ 動物由来の炭化水素オイル、例えばペルヒドロスクアレン;
・ 植物性炭化水素オイル、例えば4乃至10の炭素原子を有する脂肪酸の液体トリグリセリド、例えばヘプタン酸またはオクタン酸のトリグリセリド、またはホホバオイル;
・ 鉱物または合成由来の直鎖状または分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン及びこれらの誘導体、及びワセリン;
・ 合成エステル及びエーテル、特に脂肪酸のエステル及びエーテル、例えば式R1COOR2(式中、R1は1乃至40の炭素原子を含む高級脂肪酸の残基を表し、R2は1乃至40の炭素原子を含む炭化水素鎖を表し、ここで10≦R1+ R2≦41である)のオイル、例えばイソプロピルミリステート、2-エチルヘキシルパルミテート、2-オクチルドデシルステアレート、及び2-オクチルドデシルエルケート;
・ 12乃至26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、及びオレイルアルコール;
・ C8-C26の高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸、またはイソステアリン酸;
・ フッ化オイル、任意に部分的に炭化水素及び/またはシリコーンフラクションを有するもの;
・ シリコーンオイル、例えば揮発性または不揮発性の、直鎖状または環状のポリジメチルシロキサン(PDMS);2乃至24の炭素原子を有する、ペンダント状またはシリコーン鎖の末端のアルキルまたはアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン;
・ 及びこれらの混合物;
が含まれる。
本発明の組成物は、懸かる分野において従来使用される少なくとも1つの添加剤、例えば水、染料、芳香剤、香料、抗酸化剤、保存料、中和剤、水相ゲル化剤、分散剤、美容活性剤、及びこれらの混合物を更に含んでよい。水以外のこの添加剤は、組成物全重量の1乃至70%、さらに好ましくは1乃至60%を占めてよく、組成物中に該組成物全重量の0.0005乃至20%、より好ましくは0.001乃至10%の割合で存在してよい。
「美容活性剤」とは、ケラチン物質に、とりわけ皮膚及び唇に有益である親油性または親水性の化合物である。
本発明に使用可能な美容活性剤には、ビタミンA、E、C、B3、およびF、プロビタミン、例えばD-パンテノール、鎮静活性剤、例えばα-ビサボロール、アロエベラ、アラントイン、植物抽出物または精油、保護剤、または再構築剤、例えばセラミド、爽快活性剤(freshness actives)、例えばメントール及びその誘導体、皮膚軟化剤(ココアバター、ジメチコーン)、保湿剤(アルギニンPCA)、しわ防止活性剤、必須脂肪酸、サンスクリーン、及びこれらの混合物が含まれる。
当業者は、むろん、企図する添加によって本発明による有利な特性が損なわれることのないように、または本質的に損なわれることのないように、あらゆる補足的添加剤及び/、またはこれらの量を選択するであろう。
本発明による組成物の応用は多様であり、有色であろうとそうでなかろうと、全ての化粧製品に関し、とりわけリップスティックまたはリップグロスあるいはまたリップペンシル等の唇のメイクアップ製品に関する。
本発明の特別な実施態様においては、本発明による組成物は成型製品の形態、例えばスティックの形態、あるいはスポンジとの直接の接触によって使用可能なディッシュの形態、あるいは加熱バッグ(heating bag)の形態であってよい。特にこれは固体形態であり、その場合は成型ファンデーション、成型ブラッシャーまたはアイシャドウ、リップスティック、リップケアベースまたはバーム、あるいはコンシーラー製品として使用される。これはまたリキッドファンデーションまたはリップスティック、リップグロス、サンスクリーン製品、または皮膚着色製品の形態で使用してよい。
本発明の組成物は、該組成物全重量に対して5重量%未満の添加水を含んでも良い。この場合は、これは特に、イオン性及び/または非イオン性脂質の小胞分散物を含む、油性ゲル、油性液体、無水ペーストまたはスティックの形態で存在してよい。
これはまた、油性または水性の連続相をもつ一相または多相エマルジョンの形態、またはイオン性及び/または非イオン性脂質の小胞による水性相中の油性分散物の形態で存在してよい。
本発明による組成物は、有色または無色のスキンケア組成物の形態で、日光保護組成物またはメイクアップ除去組成物の形態で、あるいは衛生組成物の形態で存在してよい。これが美容活性剤を含むならば、これは皮膚、例えば手または顔、あるいは唇の非治療的トリートメントまたはケアベース(冷気及び/または日光及び/または風から唇を保護するリップバーム)として、あるいは人口日焼け製品として使用してよい。
本発明の組成物はまた、有色皮膚メイクアップ製品、特に顔のメイクアップ製品、例えば頬紅、ブラッシャー、またはアイシャドウの形態、ボディのメイクアップ製品、例えば半永久的タトゥー製品の形態、あるいはリップメイクアップ製品、例えばリップスティックまたはリップグロスの形態であって、潜在的に非治療的トリートメントまたはケア特性を有するもの、皮膚骨格付属物のメイクアップのための製品、例えばネイルエナメル、マスカラ、アイライナー、またはヘアケアまたはヘアカラー製品として存在してよい。
本発明による組成物は、好ましくはリップメイクアップ製品、例えばリップスティックまたはリップグロスの形態で存在する。
リップメイクアップ製品は、有利には無水形態で存在する。
本発明の組成物は、むろん生理学的に許容され、すなわち無毒性であってヒトの皮膚(瞼の内側を含む)、唇、または皮膚骨格付属物に適用することができる。これは特に化粧品として許容され、すなわち味、感触、外観、及び/または臭気について快適であて、何ヶ月にも亘って1日に数回適用することができる。
本発明による組成物は、化粧品分野において一般的に使用される既知の工程により製造してよい。
以下の実施例の目的は、本発明の主題の非限定的例示を与えることである。量は、質量%で与えられる。
(実施例1乃至4:比較試験-リップスティック)
表1に特徴を記した組成物は、以下のとおりである。
・ 実施例1の組成物は、シリコーンオイル、シクロペンタシロキサンを含む;
・ 実施例2の組成物は、揮発性炭化水素オイル、170g/molの分子量をもつイソドデカンを含む;
・ 実施例3の組成物は、不揮発性炭化水素、284g/molの分子量及び1.436の屈折率を有するイソノニルイソノナノエートを含む;
・ 本発明による実施例4の組成物は、639g/molの分子量及び1.462の屈折率を有するジイソステアリルマレートを含む。
Figure 2004262919
(操作)
顔料(C相)を、A相のジイソステアリルマレート中で粉砕し、その後粉砕生成物をB相(ワックス及びペースト)及びA相の残りと混合する。混合物をカバー付き容器(jacketed pot)中でワックスが完全に溶解した後少なくとも30分間に亘って加熱する。
得られたペーストを、スティックに適した型中で成型し、これを40-42℃で過熱し、その後-18℃で30分間保持する。該スティックを型から外す。
(化粧品評価)
4つのリップスティックを、5名の適格者によって、様々な基準により評価した。
実施例2及び3のスティックは、過剰に柔らかなコンシステンシーのために付着特性に劣ると判定され;実施例1のスティックは、唇によく付着するが、経時的に光沢を喪失すると判定された。
本発明による実施例4のスティックは、よく付着すると判定され、また該組成物のフィルムは均一で光沢があると判定された。
(実施例5:リップスティック)

A:ジイソステアリルマレート 100とする残量
フェニルトリメチルトリシロキサン(20cSt)、
Dow Corning社により製造または市販のDC556 18
フェニルトリメチルトリシロキサン(1000cSt) 、
Wacker社により製造または市販のBelsil PDM 1000 27
B:ミクロクリスタリンワックス 10
30-C45アルキルジメチコーン 2.5
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、及びステアリン酸の
トリグリセリドの混合物(50/20/10/10)、
Sasol社により製造または市販のSoftisan 100 10
C:Red 7 0.26
Red 21 0.06
酸化鉄黒 0.09
酸化鉄茶 2.1
酸化チタンマイカ 1.8
操作は、実施例1乃至4のものと同様とする。
(化粧品評価)
この組成物の保持力を、リップスティックを適用した12名の適格者のパネルで、道具的及び感覚的方法を用いて評価した。
保持力を以下のように評価した。
・ 第一段階では、全体の「感覚的」保持力の評価を、唇への該製剤の適用の1時間後に実行する。
・ 第二段階では、「道具的」保持力の評価を、ティッシュペーパーを2回「噛み」、熱い飲み物、その後冷たい飲み物を飲み、サンドウィッチを4口及びリンゴを1つ食べるという一連の試験の後に実行する。
感覚的保持力は、1乃至10のスケールで評価され、1は全く保持力を持たない製剤に相当し、10は保持力に非常に優れる製剤に相当する。
道具的保持力は、1乃至100のスケールで評価され、1は全く保持力を持たない製剤に相当し、100は保持力に非常に優れる製剤に相当する。
光沢及び快適性もまたこれら12名の個人によって評価した。
・光沢を該製剤の適用直後及びその1時間後に評価した(道具的光沢を、1乃至200のスケールで評価し、1は全く光沢のない製剤に相当し、200は非常に光沢ある製剤に相当する)。道具的光沢は、以下の方法により光沢計を用いて測定される。Lenetaコントラストチャート、品番Form 1A Penopacを、自動スプレッダーを使用して、平均光沢を評価しようとする組成物の50μm層と共に広げる。該層は、少なくとも前記チャートの白色の背景を覆う。その後、Byk Gardner microTri-Gloss光沢度計を使用し、20°にて白色背景上で光沢を測定する。
・快適性は、1時間後に測定した。
Figure 2004262919
該組成物は優れた化粧品特性、特に光沢及び快適性を有し、その経時的保持力は申し分がない。組成物のフィルムの適用(適用の容易さ及び潤滑性)もまた十分であると判定された。

Claims (38)

  1. 生理学的に許容される媒質中に、500cSt以上の高粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル及び、500g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルを含む化粧品組成物であって、200のうち100より大なる平均光沢及び100のうち40より大なる試行後保持力を有することを特徴とする、化粧品組成物。
  2. 生理学的に許容される媒質中に、a)500cSt以上の高粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル、b)前記シリコーンオイル中に可溶性または分散可能であり、500g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイル、及びc)少なくとも1つのレオロジー調整剤を含む化粧品組成物であって、前記レオロジー調整剤がシリコーンワックスであることを特徴とする化粧品組成物。
  3. 生理学的に許容される媒質中に、a)500cSt以上の高粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル、b)600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイル、及びc)微粒子相を含む化粧品組成物であって、5%未満の揮発性オイルを含むことを特徴とする化粧品組成物。
  4. 生理学的に許容される媒質中に、500cSt以上の高粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイル、及び600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルを含む化粧品組成物であって、前記炭化水素オイルが、前記シリコーンオイル中に可溶性または分散可能である、化粧品組成物。
  5. 前記不揮発性炭化水素オイルが、直鎖状脂肪酸エステル及び脂肪アルコールとヒドロキシル基の有無によらない多価酸とのポリエステル及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記不揮発性炭化水素オイルが、ヒドロキシル含有ポリエステル、特に脂肪モノアルコールとヒドロキシル含有ポリカルボン酸とのポリエステルから選択されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記不揮発性炭化水素オイルが、30乃至70の総炭素数を有することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記不揮発性炭化水素オイルが、ペンタエリスリチルテトラペラルゴネート、ジイソステアリルマレート、トリデシルトリメリテート、トリイソセチルシトレート、ペンタエリスリチルテトライソノナノエート、グリセリルトリイソステアレート、グリセリル=2-トリデシル=テトラデカノエート、ペンタエリスリチルテトライソステアレート、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記不揮発性炭化水素オイルが、組成物全重量に対して5乃至99重量%、好ましくは10乃至60重量%、更に好ましくは15乃至50重量%を占めることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記高粘度フェニルシリコーンオイルが、25℃にて500乃至10000cStの粘度を有することを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記高粘度フェニルシリコーンオイルが、25℃にて600乃至5000cStの粘度を有することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記高粘度フェニルシリコーンオイルが、25℃にて600乃至3000cStの粘度を有することを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記高粘度フェニルシリコーンオイルが、当該組成物の5乃至99重量%を占めることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 500cSt未満の低粘度をもつフェニルシリコーンオイルを更に含むことを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルが、25℃にて5乃至500cStの粘度を有することを特徴とする、請求項14に記載の組成物。
  16. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルが、25℃にて5乃至300cStの粘度を有することを特徴とする、請求項11または12に記載の組成物。
  17. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルが、25℃にて5乃至100cStの粘度を有することを特徴とする、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の組成物。
  18. 前記高粘度フェニルシリコーンオイル及び/または低粘度フェニルシリコーンオイルが、下式(A):
    Figure 2004262919
    [式中、
    ・R9及びR12は、それぞれ独立にC1-C30アルキル基、アリール基、またはアラルキル基であり、
    ・R10及びR11は、それぞれ独立にC1-C30アルキル基またはアリール基またはアラルキル基であり、
    ・u、v、w、及びxはそれぞれ独立に0乃至900の整数である
    (但し、v+w+xの合計は0ではなく、u+v+w+xの合計は1乃至900であり;特にu+v+w+xが1乃至800であることを前提とする)]
    のオイルから選択されることを特徴とする、請求項14乃至17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルが、当該組成物の5乃至99重量%を占めることを特徴とする、請求項11乃至15のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルと前記高粘度シリコーンオイルとの重量比が、1/10乃至10/1であることを特徴とする、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルと前記高粘度シリコーンオイルとの重量比が、2/10乃至10/2であることを特徴とする、請求項11乃至17のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 前記低粘度フェニルシリコーンオイルと前記高粘度シリコーンオイルとの重量比が、3/10乃至10/5であることを特徴とする、請求項11乃至18のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 前記レオロジー調整剤が、ワックス、周囲温度(25℃)にてペースト状である脂肪化合物、親油性ゲル化剤、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1乃至22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 前記レオロジー調整剤が、組成物全重量に対して0.1乃至65重量%、好ましくは1乃至50重量%、更に好ましくは3乃至40重量%、非常に好ましくは5乃至30重量%を占めることを特徴とする、請求項1乃至23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 前記シリコーンワックスが、10乃至45の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシ基を有するアルキルジメチコーンまたはアルコキシジメチコーン、30℃にて固体であって、そのエステル鎖が少なくとも10の炭素原子を含むポリ(ジ)メチルシロキサンエステル、あるいはまた、ジ(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラステアレート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
  26. パラフィン、リグナイトワックス、またはマイクロクリスタリンワックス、セレシンまたはオゾケライト、合成ワックス、例えばエチレンの重合または共重合から得られるポリエチレンワックス、フィッシャー-トロプシュワックス、及びこれらの混合物から選択される無極性炭化水素ワックスを更に含むことを特徴とする、請求項25に記載の組成物。
  27. 前記親油性ゲル化剤が、有機ゲラーである、請求項23に記載の組成物。
  28. 前記有機ゲラーが、トリカルボン酸のアミド、それぞれ1乃至22の炭素原子を含む炭化水素鎖を有するジアミド(前記鎖は、無置換であるかまたはエステル、ウレア、及びフルオロ基から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)、N-アシル-アミノ酸のアミド、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項27に記載の組成物。
  29. 前記有機ゲラーが、シクロヘキサントリカルボキサミド、ジアミノシクロヘキサンと酸塩化物との反応から生じるジアミド、N-アシルアミノ酸と1乃至22の炭素原子を含むアミンとの反応から生じるジアミド、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項27または28に記載の組成物。
  30. 前記親油性ゲル化剤が、組成物全重量に対して0.1乃至50重量%、更に好ましくは1乃至30重量%、非常に好ましくは2乃至20重量%を占めることを特徴とする、請求項26乃至28のいずれか一項に記載の組成物。
  31. 前記微粒子相が、顔料及び/または真珠層及び/または充填剤を含むことを特徴とする、請求項1乃至30のいずれか一項に記載の組成物。
  32. 前記微粒子相が、組成物全重量に対して0.01乃至60重量%、好ましくは5乃至25重量%、の割合で存在することを特徴とする、請求項1乃至31のいずれか一項に記載の組成物。
  33. 皮膚骨格付属物及び/または唇、身体または顔用のケア及び/またはメイクアップ製品の形態であることを特徴とする、請求項1乃至32のいずれか一項に記載の組成物。
  34. リップメイクアップ製品の形態であることを特徴とする、請求項1乃至33のいずれか一項に記載の組成物。
  35. 無水形態であることを特徴とする、請求項34に記載の組成物。
  36. 生理学的に許容される媒質を含む組成物中における、500cSt以上の高粘度を有する少なくとも1つのフェニルシリコーンオイルと、前記シリコーンオイル中に可溶性または分散可能であって、600g/molより大なる分子量を有する、少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルとの組み合わせの使用であって、前記組成物が保持力及び光沢の特性を有するものである使用。
  37. 生理学的に許容される媒質を含む組成物中における、前記組成物に保持力及び光沢を付与する剤としての、少なくとも1つの高粘度フェニルシリコーンオイルと、600g/molより大なる分子量を有する少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルとの組み合わせの使用。
  38. 化粧品組成物のフィルムに保持力及び光沢の特性を付与する化粧的方法であって、前記組成物中に、少なくとも1つの高粘度フェニルシリコーンオイルと、前記シリコーンオイル中に可溶性または分散可能であり、600g/molより大なる分子量を有する、少なくとも1つの不揮発性炭化水素オイルとの有効量を導入する工程を含む方法。
JP2003315977A 2002-09-06 2003-09-08 炭化水素オイル及びシリコーンオイルを含む化粧品組成物 Pending JP2004262919A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0211095A FR2844186B1 (fr) 2002-09-06 2002-09-06 Composition cosmetique comprenant des huiles, un agent rheologique et une phase particulaire

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004262919A true JP2004262919A (ja) 2004-09-24

Family

ID=31725912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003315977A Pending JP2004262919A (ja) 2002-09-06 2003-09-08 炭化水素オイル及びシリコーンオイルを含む化粧品組成物

Country Status (6)

Country Link
EP (2) EP1405625B1 (ja)
JP (1) JP2004262919A (ja)
AT (1) ATE461728T1 (ja)
DE (1) DE60331801D1 (ja)
ES (1) ES2342881T3 (ja)
FR (1) FR2844186B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153812A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Noevir Co Ltd 油性化粧料
JP2012046449A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Nippon Shikizai Inc 油性化粧料
JP2017504612A (ja) * 2013-12-23 2017-02-09 ロレアル カルボシロキサンデンドリマーユニットを持つビニルポリマー及び2つの非相溶性フェニルシリコーン油を有する固体組成物、並びに処理方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2939033B1 (fr) * 2008-12-02 2012-08-31 Oreal Composition cosmetique de maquillage et/ou de soin des matieres keratiniques, et procede de maquillage
FR2946876B1 (fr) 2009-06-19 2011-07-29 Oreal Composition cosmetique de maquillage et/ou de soin comprenant une resine tackifiante, et une association d'huiles particulieres
FR2957786B1 (fr) * 2010-03-29 2012-06-15 Oreal Composition de maquillage des cils ou sourcils, ensemble et procedes
FR2976805B1 (fr) * 2011-06-23 2013-07-12 Oreal Composition cosmetique comprenant un compose supramoleculaire capable d'etablir des liaisons hydrogene, et deux huiles siliconees particulieres distinctes
FR3015259B1 (fr) * 2013-12-23 2017-05-12 Oreal Composition solide avec un polymere vinylique a motif dendrimere carbosiloxane, une huile ester alcool non volatile et procede de traitement
FR3015257B1 (fr) * 2013-12-23 2015-12-11 Oreal Composition solide avec un polymere vinylique a motif dendrimere carbosiloxane, deux huiles siliconees phenylees incompatibles et procede de traitement
CN115778855A (zh) * 2022-12-16 2023-03-14 上海臻臣化妆品有限公司 口红及其制备方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61210018A (ja) * 1985-03-15 1986-09-18 Shiseido Co Ltd メ−キヤツプ化粧料
FR2751213B1 (fr) * 1996-07-17 1998-12-04 Oreal Composition comprenant un composant hydrophile, et l'association d'un compose volatil et d'une huile siliconee phenylee, et utilisation de ladite association
FR2771628B1 (fr) * 1997-12-02 2000-07-13 Dior Christian Parfums Utilisation de gomme de dihpenyldimethicone dissoute dans une silicone non volatile de type phenyltrimethicone pour la fabrication d'une composition cosmetique ou pharmaceutique, notamment dermatologique comprenant une phase grasse
FR2801785B1 (fr) * 1999-12-03 2002-09-27 Oreal Composition cosmetique sans transfert comprenant un compose non volatil silicone et une huile hydrocarbonee non volatile incompatible avec ce compose silicone
FR2823103B1 (fr) * 2001-04-10 2003-05-23 Oreal Produit de maquillage bicouche contenant un pigment goniochromatique et un pigment monocolore et kit de maquillage contenant ce produit
FR2823102B1 (fr) * 2001-04-10 2004-03-05 Oreal Produit de maquillage bicouche, ses utilisations et kit de maquillage contenant ce produit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153812A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Noevir Co Ltd 油性化粧料
JP2012046449A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Nippon Shikizai Inc 油性化粧料
JP2017504612A (ja) * 2013-12-23 2017-02-09 ロレアル カルボシロキサンデンドリマーユニットを持つビニルポリマー及び2つの非相溶性フェニルシリコーン油を有する固体組成物、並びに処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1405625B1 (fr) 2010-03-24
FR2844186B1 (fr) 2006-03-31
EP1405625A1 (fr) 2004-04-07
DE60331801D1 (de) 2010-05-06
FR2844186A1 (fr) 2004-03-12
EP1738748A1 (fr) 2007-01-03
ATE461728T1 (de) 2010-04-15
ES2342881T3 (es) 2010-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8110206B2 (en) Cosmetic composition comprising a hydrocarbon oil and a silicone oil
JP4069975B2 (ja) ヘテロ原子を有する少なくとも1つのポリマーと少なくとも1つの不活性フィラーを含有する組成物及びその使用方法
JP3388194B2 (ja) 一部不揮発性の液体脂肪相中の非フィルム形成性ポリマ―粒子分散物を含む転移のない化粧品組成物
JP4124560B2 (ja) 非揮発性シリコーン化合物と該シリコーン化合物と非融和性の非揮発性炭化水素系油を含有する耐移り性化粧品組成物
JP4739751B2 (ja) 少なくとも一つのシリコーンポリアミドポリマーで構造化された少なくとも一つのオイル、及び少なくとも一つのゲル化剤を含む組成物、並びにその使用方法。
JP4118540B2 (ja) 非揮発性シリコーン化合物、非揮発性炭化水素系油及び不活性な粒子相を含有する耐移り性化粧品組成物
US20070274941A9 (en) Two-coat cosmetic product comprising at least one silicone polymer
US20110002869A1 (en) Cosmetic makeup and/or care process using a siloxane resin and a non-volatile oil
US20110110990A1 (en) Cosmetic compositions comprising at least one dimethicone, at least one linear hydrocarbon wax and at least one compatibilizing agent
US20060159643A1 (en) Cosmetic composition comprising at least one metallic dyestuff
JP2006510793A (ja) 少なくとも一の短鎖エステルと、少なくとも一のシリコーン−ポリアミドポリマーで構造化された少なくとも一の油を含有する組成物、及びその使用方法
JP2006513234A (ja) 少なくとも一のシリコーン−ポリアミドポリマーで構造化された少なくとも一の油を含有する組成物
WO2012089692A2 (en) Comfortable, long-wearing, transfer-resistant colored cosmetic compositions having a non-tacky feel
EP1616558A1 (fr) Produit cosmétique bicouche comprenant un polymère de silicone
JP2003034616A (ja) 角度依存性顔料と単色顔料を含有する2層コートメークアップ製品及び該製品を含むメークアップキット
JP2006510794A (ja) 少なくとも一の結晶性シリコーン化合物と、少なくとも一のシリコーン−ポリアミドポリマーで構造化された少なくとも一の油を含有する組成物及びその使用方法
JP2004517856A (ja) ヘテロ原子を有するポリマーと有機ゲル化剤で構造化された組成物
KR20190036567A (ko) 카르보실록산 덴드리머 유닛을 가진 폴리머와 다량의 모노알코올을 포함하는 조성물
FR2947175A1 (fr) Composition cosmetique comprenant un copolymere styrene/acrylate et une resine siliconee
JP2001206821A (ja) ポリマーとペースト状脂肪物質で構造化された持続性組成物
JP2004231669A (ja) ポリマーで構造が与えられた液体脂肪相を含む固形エマルション
JP2002322020A (ja) 2層コートメークアップ製品、その用途、及びこの製品を収容するメークアップキット
JP2004256539A (ja) ポリマー粒子の分散体と酸および多価アルコールのエステルとを含む化粧品組成物
JP2004131475A (ja) デキストリンエステルでゲル化された組成物
US20030082125A1 (en) Matt cosmetic composition comprising a non-volatile hydrocarbon oil and an inert particulate phase

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050215

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050516

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050815

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070104

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070228

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070413

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090610

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090910

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100630

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100705