JP6660163B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6660163B2 JP6660163B2 JP2015236559A JP2015236559A JP6660163B2 JP 6660163 B2 JP6660163 B2 JP 6660163B2 JP 2015236559 A JP2015236559 A JP 2015236559A JP 2015236559 A JP2015236559 A JP 2015236559A JP 6660163 B2 JP6660163 B2 JP 6660163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituted
- alkyl group
- alkyl
- main chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
前記電子写真感光体は、その長手方向に沿って、第1の部分と、前記第1の部分と異なる第2の部分とを有し、
前記第2の部分は、前記当接部材と当接する部分であり、
前記電子写真感光体は、支持体と、電荷発生物質及びポリアセタール樹脂を含有する電荷発生層と、表面層と、をこの順に有し、
前記第1の部分において、前記電子写真感光体が、電子輸送物質と架橋剤を含む組成物の重合物を含有する下引き層を、前記電荷発生層の前記支持体に対向する面と隣接して有し、
前記第2の部分において、前記電子写真感光体が、金属酸化物粒子及びフェノール樹脂を含有する中間層を、前記支持体と、前記電荷発生層との間に互いに隣接して有し、
前記架橋剤が、イソシアネート化合物またはアミノ化合物であり、
前記電子輸送物質が、下記一般式(A1)〜(A11)で示される化合物から選択される少なくとも1種であることを特徴とする電子写真感光体によって達成される:
R 11 〜R 16 の少なくとも1つ、R 21 〜R 30 の少なくとも1つ、R 31 〜R 38 の少なくとも1つ、R 41 〜R 48 の少なくとも1つ、R 51 〜R 60 の少なくとも1つ、R 61 〜R 66 の少なくとも1つ、R 71 〜R 78 の少なくとも1つ、R 81 〜R 90 の少なくとも1つ、R 91 〜R 98 の少なくとも1つ、R 101 〜R 110 の少なくとも1つ、R 111 〜R 120 の少なくとも1つは、下記一般式(A)で示される1価の基であり、
それ以外は、それぞれ独立に、
水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルキル基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいアリール基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよい複素環、もしくは、
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つがO、S、NH又はNR 121 (R 121 はアルキル基)で置き換わった基である。
Z 21 、Z 31 、Z 41 及びZ 51 は、それぞれ独立に、炭素原子、窒素原子、又は酸素原子を示す。但し、Z 21 が酸素原子である場合はR 29 及びR 30 は存在せず、Z 21 が窒素原子である場合はR 30 は存在しない。Z 31 が酸素原子である場合はR 37 及びR 38 は存在せず、Z 31 が窒素原子である場合はR 38 は存在しない。Z 41 が酸素原子である場合はR 47 及びR 48 は存在せず、Z 41 が窒素原子である場合はR 48 は存在しない。Z 51 が酸素原子である場合はR 59 及びR 60 は存在せず、Z 51 が窒素原子である場合はR 60 は存在しない。
βは、フェニレン基、炭素数1〜6のアルキル置換フェニレン基、ニトロ置換フェニレン基、ハロゲン基置換フェニレン基、又はアルコキシ基置換フェニレン基を示す。
前記フェニレン基、前記アルキル置換フェニレン基、前記ニトロ置換フェニレン基、前記ハロゲン置換フェニレン基、及び前記アルコキシ置換フェニレン基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
γは、水素原子、主鎖の原子数が1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1〜6の置換アルキル基を示す。前記アルキル基及び前記置換アルキル基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つは、O又はS又はNR 123 (式中、R 123 は、水素原子又はアルキル基を示す。)で置き換わっていても良い。
α、β、及びγの少なくとも1つは、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される置換基を有する基である。
l及びmは、それぞれ独立に、0又は1であり、lとmの和は、0以上2以下である。)。
本発明者らが、当接部材が当接する電子写真感光体の端部(当接部)に下引き層を設けない場合の、層の剥離の発生箇所に関して検討を行ったところ、下引き層の端部(画像形成領域部と当接部との境界近傍)において、電荷発生層の剥離が発生しやすいことが分かった。そこで、本発明者らは、当接部における支持体と、電荷発生層との間に、互いに隣接するように、中間層を設け、かつ、電荷発生層と中間層のそれぞれに、互いに結合するような特定の樹脂を含有させることによって、層間の密着性を高め、上述の下引き層の端部での剥離を抑制できることを見出したのである。
(A)下引き層は、支持体aと電荷発生層bとの間に互いに隣接するように設けられる。
(B)下引き層は、中間層yと電荷発生層bとの間に互いに隣接するように設けられる。
本発明のプロセスカートリッジは、電子写真装置本体に着脱可能に構成されたものである。そして、本発明のプロセスカートリッジは、電子写真感光体と、電子写真感光体を帯電する帯電部材及び電子写真感光体に現像剤を供給する現像剤担持部材から選択される少なくとも何れかと、を有する。更に、帯電部材及び/又は現像剤担持部材は、電子写真感光体との間隔を保持するための間隔保持部材などの当接部材を有する。更に、転写部材やクリーニング部材を有していてもよい。
本発明の電子写真感光体は、支持体と、電荷発生層と、表面層とをこの順に有する。感光体の第1の部分の表面が、画像形成を行うことが可能な領域(画像形成領域)を含み、感光体の第2の部分の表面が、当接部材が当接する領域を含む。第2の部分は、感光体の端部であることが好ましい。係る構成、即ち、感光体の端部において当接部材と当接するような構成とすることで、画像形成領域を最大限確保できる。第2の部分は、感光体の両端に設けられていることが好ましく、感光体の端部から、長手方向に20mm以下の範囲で設けられることが好ましい。
本発明において、支持体は、導電性を有する導電性支持体であることが好ましい。導電性支持体としては、例えば、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅、金などの金属又は合金で形成される支持体や、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ガラスなどの絶縁性支持体上に、アルミニウム、クロム、銀、金などの金属の薄膜;酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛などの導電性材料の薄膜;銀ナノワイヤーを加えた導電性インクの薄膜を形成した支持体が挙げられる。
本発明において、支持体の上に導電層を設けてもよい。導電層は、金属酸化物粒子を含有することが好ましい。
本発明において、電荷発生層は、電荷発生物質及びポリアセタール樹脂を含有する。更に、電子写真感光体の第1の部分で、電荷発生層は、支持体に対抗する面(表面層に対向する面と反対側の面)において、後述する下引き層と隣接する。
本発明において、表面層は、電子写真感光体の最表面に設けられる層である。具体的には、電荷輸送層のみから構成される場合や、表面保護層のみから構成される場合や、電荷輸送層及び表面保護層で構成される場合が挙げられる。以下、電荷輸送層、表面保護層についてそれぞれ説明する。
本発明において、電荷輸送層は、電荷輸送物質及び樹脂を含有することが好ましい。
電荷輸送物質としては、多環芳香族化合物、複素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、ベンジジン化合物、トリアリールアミン化合物、トリフェニルアミン、及び、これらの化合物から誘導される基を主鎖又は側鎖に有するポリマーが挙げられる。これらの中でもトリアリールアミン化合物、ベンジジン化合物、スチリル化合物を用いることが好ましい。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリスチレン樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂を用いることが好ましい。樹脂の重量平均分子量は、10,000以上300,000以下であることが好ましい。
本発明において、表面保護層の具体例としては、導電性粒子、電荷輸送物質、樹脂を含有するものが挙げられる。導電性粒子としては、例えば、酸化スズ粒子などの金属酸化物粒子が挙げられる。更に、潤滑材などの添加剤を含有してもよい。また、樹脂自体が導電性や電荷輸送性を有する場合には、導電性粒子や電荷輸送物質を含有しなくてもよい。
本発明において、下引き層は、電子輸送物質と架橋剤を含む組成物の重合物を含有する。更に、電子輸送物質と架橋剤と樹脂を含む組成物の重合物であってもよい。上記組成物における、電子輸送物質とそれ以外の材料(架橋剤、樹脂など)の質量比率は、2/7〜8/2が好ましく、3/7〜7/3がより好ましい。上記組成物の重合物を得る際の重合温度は、120℃〜200℃であることが好ましい。
(測定条件)
光源:水銀・キセノンランプ
照射波長:633nm
受光範囲:3CCDの赤領域のみ
対物レンズ:5倍(NA0.15)
光量設定:700
また、「当接部材に接触し得る領域の総面積」とは、電子写真感光体の第2の部分のうち、当接部材の幅に対応した全周分の表面積であり、例えば、当接部材の幅が4mmであり、シリンダーの直径が30mmの場合、4(mm)×周長[30(mm)×3.14]で計算され、376.8mmとなる。
電子輸送物質としては、キノン化合物、イミド化合物、ベンズイミダゾール化合物、シクロペンタジエニリデン化合物などが挙げられる。本発明において、電子輸送物質は、重合性官能基を有する電子輸送物質であることが好ましい。特に、同一分子内に2つ以上の重合性官能基を有する電子輸送物質であることがより好ましい。重合性官能基としては、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基、メトキシ基などが挙げられる。本発明においては、電子輸送物質が、下記一般式(A1)〜(A11)で示される化合物から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
Z21、Z31、Z41及びZ51は、それぞれ独立に、炭素原子、窒素原子、又は酸素原子を示す。Z21が酸素原子である場合はR29及びR30は存在せず、Z21が窒素原子である場合はR30は存在しない。Z31が酸素原子である場合はR37及びR38は存在せず、Z31が窒素原子である場合はR38は存在しない。Z41が酸素原子である場合はR47及びR48は存在せず、Z41が窒素原子である場合はR48は存在しない。Z51が酸素原子である場合はR59及びR60は存在せず、Z51が窒素原子である場合はR60は存在しない。
架橋剤としては、公知の材料を何れも用いることができる。具体的には、山下晋三,金子東助編「架橋剤ハンドブック」大成社刊(1981年)に記載されている化合物などが挙げられる。本発明において、架橋剤は重合性官能基を有することが好ましい。
本発明において、イソシアネート化合物は、イソシアネート基を有する。イソシアネート基の数は同一分子内に3〜6個であることが好ましい。イソシアネート化合物は、反応性の制御が難しい場合があるため、塗布液中に添加する際には、イソシアネート基を保護基で保護したブロックイソシアネート化合物の形で用いることが好ましい。
本発明において、アミノ化合物は、−CH2−OH、−CH2−O−R1(R1は炭素数1以上10以下のアルキル基(分岐していてもよい)を示す)で示される基を有する化合物であることが好ましい。更には、下記一般式(C1)〜(C5)に示される化合物であることが好ましく、分子量が200以上1,000以下であることが、均一な硬化膜を形成する上でより好ましい。
本発明において、下引き層は、電子輸送物質と架橋剤と樹脂を含む組成物の重合物を含有してもよい。樹脂の重量平均分子量は、5,000以上400,000以下であることが好ましい。
AQD−457、AQD−473(以上、日本ポリウレタン工業製)、GP−400、GP−700(以上、三洋化成工業製サンニックス)などのポリエーテルポリオール系樹脂;
フタルキッドW2343(日立化成工業製)、ウォーターゾールS−118、CD−520、ベッコライトM−6402−50、M−6201−40IM(以上、DIC製)、ハリディップWH−1188(ハリマ化成製)、ES3604、ES6538(以上、日本ユピカ製)などのポリエステルポリオール系樹脂;
バーノックWE−300、WE−304(以上、DIC製)などのポリアクリルポリオール系樹脂;
クラレポバールPVA−203(クラレ製)などのポリビニルアルコール系樹脂;
BX−1、BM−1、KS−5(以上、積水化学工業製)などのポリビニルアセタール系樹脂;
トレジンFS−350(ナガセケムテックス製)などのポリアミド系樹脂;
アクアリック(日本触媒製)、ファインレックスSG2000(鉛市製)などのカルボキシル基含有樹脂;
ラッカマイド(DIC製)などのポリアミン樹脂;
QE−340M(東レ製)などのポリチオール樹脂などが挙げられる。これらの中でも重合性官能基を有するポリビニルアセタール系樹脂、重合性官能基を有するポリエステルポリオール系樹脂などが重合性、下引き層の均一性の観点からより好ましい。
本発明の電子写真感光体は、第2の部分において、金属酸化物粒子及びフェノール樹脂を含有する中間層を、前記支持体と、前記電荷発生層との間に互いに隣接して有する。
電荷発生層を塗布する前の中間層表面を、赤外ATR法により測定し、
P1:水酸基由来のピーク(3335cm−1におけるピーク)
P2:ベンゼン環の伸縮由来のピーク(1625cm−1におけるピーク)
P3:C=O基由来のピーク(650cm−1におけるピーク)
のピーク強度が以下の関係式を満足する場合、「中間層に水酸基が残存している」と判断する。
P1/(P2+P3)≧1.0
更には、上記式で算出される値が、1.5以下であることが好ましい。係る上限を満足することで、中間層の硬化が特に適正となり、電子写真特性が向上する。上記赤外ATR法による測定は、具体的には、以下の要旨にて行うことができる。先ず、中間層が形成された支持体を、1cm×1cmに切り出す。これを、Frontier FT IRスペクトロメーター(パーキンエルマージャパン製)の試料台にセットし、顕微ATR−IR法(ゲルマニウムプリズムを試料表面に当接、圧力ゲージ50)にて、測定条件:スキャン分解能4cm−1、積算回数8回として測定する。測定後のデータに対しては、3998cm−1と2500cm−1の2点間及び1800cm−1と1554cm−1の2点間でベースライン補正を行う。
本発明において、当接部材は、上述した電子写真感光体の第2の部分の表面と当接する。当接部材としては、例えば、帯電部材及び/又は現像剤担持部材と、電子写真感光体との間隔を保持するための間隔保持部材が挙げられる。
本発明の電子写真装置は、これまで述べてきた電子写真感光体と、帯電部材及び現像剤担持部材から選択される少なくとも何れかの部材とを有する。更に、露光手段や転写手段を有してもよい。
(1)支持体の用意
(支持体A)
長さ260.5mm、直径30mmであるアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金)を導電性の支持体Aとして用いた。
(支持体B)
長さ261.6mm、直径24mmであるアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金)を導電性の支持体Bとして用いた。
(中間層用塗布液A)
金属酸化物粒子:酸素欠損型酸化スズが被覆されている酸化チタン粒子(個数平均一次粒子径:200nm)214部、フェノール樹脂:プライオーフェンJ−325(大日本インキ化学工業製)132部、メタノール40部、1−メトキシ−2−プロパノール58部を、直径0.8mmのガラスビーズ450部を用いたサンドミルに入れ、回転数:2000rpm、分散処理時間:4.5時間、冷却水の設定温度:18℃の条件で分散処理を行い、分散液を得た。この分散液からメッシュ(目開き:150μm)でガラスビーズを取り除いた。その後、この分散液に、シリコーンオイル:SH28PA(東レダウコーニング製)を、金属酸化物粒子とフェノール樹脂の合計の含有量に対して0.01質量%となるように加えて攪拌し、中間層用塗布液Aを調製した。
(中間層用塗布液A)において、更に、樹脂粒子:トスパール120(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製)を、金属酸化物粒子とフェノール樹脂の合計の含有量に対して5部となるように加えた以外は同様にして、中間層用塗布液Bを調製した。
(中間層用塗布液A)において、更に、樹脂粒子:トスパール120(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製)を、金属酸化物粒子とフェノール樹脂の合計の含有量に対して10部となるように加えた以外は同様にして、中間層用塗布液Cを調製した。
(中間層用塗布液C)において、金属酸化物粒子の使用量を250部に、フェノール樹脂の使用量を90部に変更した以外は同様にして、中間層用塗布液Dを調製した。
(中間層用塗布液C)において、金属酸化物粒子の使用量を300部に、フェノール樹脂の使用量を100部に変更した以外は同様にして、中間層用塗布液Eを調製した。
(中間層用塗布液C)において、金属酸化物粒子の使用量を150部に、フェノール樹脂の使用量を150部に変更した以外は同様にして、中間層用塗布液Fを調製した。
以下の表に記載の種類及び使用量(部)の電子輸送物質、架橋剤、樹脂を、触媒としてのヘキサン酸亜鉛(II)(三津和化学薬品製)0.05部と共に、テトラヒドロフラン50部と1−メトキシ−2−プロパノール50部の混合溶媒に溶解し、撹拌することによって、下引き層用塗布液を調製した。
尚、表中の樹脂D1は、2.5mmol/gのヒドロキシル基を有するポリビニルブチラール樹脂(重量平均分子量:340,000)である。D2は、2.1mmol/gのヒドロキシル基を有するポリエステル樹脂(重量平均分子量:10,000)である。D3は、2.8mmol/gのメトキシ基を有するポリオレフィン樹脂(重量平均分子量:7,000)である。D4は、3.3mmol/gのヒドロキシル基を有するポリビニルブチラール樹脂(重量平均分子量:40,000)である。D5は、3.3mmol/gのヒドロキシル基を有するポリビニルブチラール樹脂(重量平均分子量:100,000)である。
電荷発生物質としてヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(CuKα線を用いたX線回折パターン(ブラッグ角2θ±0.2°)におけるピーク位置:7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°及び28.3°)10部、ポリアセタール樹脂:エスレックBX−1(積水化学工業製)5部、及びシクロヘキサノン250部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、1.5時間分散処理した。次に、これに酢酸エチル250部を加えることで、電荷発生層用塗布液を調製した。
電荷輸送物質として下記式で示されるアミン化合物7部と、
以下の方法で、電子写真感光体をそれぞれ作製した。更に、得られた感光体に関し、各層の平均膜厚、中間層のマルテンス硬さ、当接部材との接触領域における下引き層の存在面積(当接部材に接触し得る領域に存在する下引き層の総面積/当接部材に接触し得る領域の総面積)をそれぞれ上述の方法で測定した。支持体及び各塗布液の種類、物性値などを各々表に示した。
先ず、中間層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を下記表に記載の乾燥条件にて乾燥・熱硬化させることによって、中間層を形成した。得られた中間層に関し、支持体の片端から130mm位置における十点平均粗さRzJIS(基準長さ0.8mm)を、表面粗さ測定器サーフコーダーSE−3400(小坂研究所製)を用いて測定した。更に、中間層表面における水酸基の残存量を上述の方法で測定・算出した。表中に、得られたP1/(P2+P3)の値を示す。
電子写真感光体1−1の作製において、以下の変更点以外は、同様にして電子写真感光体1−83を作製した。
(1)支持体を、長さ357.5mm、直径30mmであるアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金)に変更した。
(2)下引き層用塗布液を浸漬塗布し下引き層を形成する領域を15mmまでの領域から18mmまでの領域に変更した。
(3)表面層用塗布液を塗布せずに、代わりに、以下の電荷輸送層用塗布液及び表面保護層用塗布液を用いて、膜厚が18μmである電荷輸送層と、膜厚が5μmである表面保護層をこの順に形成した。
電子写真感光体1−83の作製において、表面保護層を形成する際の、以下の表面保護層用塗布液に変更し、電子線の吸収線量を8500Gyに変更した以外は、同様にして、電子写真感光体1−84を作製した。
先ず、支持体A及びBは、それぞれホーニング処理を行ったものに置き換えた。
上記で作製した電子写真感光体を、以下のレーザービームプリンターX又はYに装着した。その際、電子写真感光体の両端部(浸漬塗布時の上部と下部をそれぞれ「上端部」と「下端部」という)に、現像剤担持部材との間隔を保持するための間隔保持部材(円筒状。ポリオキシメチレン素材)を当接させた。当接の際の中心位置は、感光体の両端部からそれぞれ9mmとした。尚、電子写真感光体の画像形成領域は、上端部から約20mm〜下端部から約20mmの領域であった。
・レーザービームプリンターX:HP LaserJet Enterprise600 M603(ヒューレットパッカード製);非接触現像方式、プリント速度:A4縦60枚/分、間隔保持部材の幅が4mm
・レーザービームプリンターY:HP LaserJet Enterprise 500 Color M551(ヒューレットパッカード製);接触現像方式、プリント速度:A4縦30枚/分、間隔保持部材の幅が2mm
何れのレーザービームプリンターも、間隔保持部材から電子写真感光体の上端部及び下端部にかかる圧力(当接力)を独立に制御できるように改造を施した。
A:変化がなかった
B:軽微な浮きが観察された
C:一部浮きが観察されたが、剥がれには至っていなかった
D:剥がれが観察された。
用いた電子写真感光体及びレーザービームプリンターの種類、感光体の上端部及び下端部にかかる当接力、並びに、評価結果を以下の表に示した。
電子写真感光体1−83及び1−84をそれぞれ
カラー複写機:iR−ADV C5255(キヤノン製);2成分現像方式、プリント速度:A4横55枚/分、端部シール部材の幅が5mm
のBkステーションに装着した。その際、電子写真感光体の両端部に、現像剤が漏れないようにするための端部シール部材を当接させた。当接の際の中心位置は、感光体の両端部からそれぞれ15mmとした。そして、上記と同様の評価方法及び評価基準で評価を行った。
Claims (6)
- 電子写真感光体を帯電する帯電部材及び電子写真感光体に現像剤を供給する現像剤担持部材から選択される少なくとも一方が、当接部材を介して電子写真感光体に当接可能に配置されている電子写真画像形成装置に装着される電子写真感光体であって、
前記電子写真感光体は、その長手方向に沿って、第1の部分と、前記第1の部分と異なる第2の部分とを有し、
前記第2の部分は、前記当接部材と当接する部分であり、
前記電子写真感光体は、支持体と、電荷発生物質及びポリアセタール樹脂を含有する電荷発生層と、表面層と、をこの順に有し、
前記第1の部分において、前記電子写真感光体が、電子輸送物質と架橋剤を含む組成物の重合物を含有する下引き層を、前記電荷発生層の前記支持体に対向する面と隣接して有し、
前記第2の部分において、前記電子写真感光体が、金属酸化物粒子及びフェノール樹脂を含有する中間層を、前記支持体と、前記電荷発生層との間に互いに隣接して有し、
前記架橋剤が、イソシアネート化合物またはアミノ化合物であり、
前記電子輸送物質が、下記一般式(A1)〜(A11)で示される化合物から選択される少なくとも1種であることを特徴とする電子写真感光体:
R 11 〜R 16 の少なくとも1つ、R 21 〜R 30 の少なくとも1つ、R 31 〜R 38 の少なくとも1つ、R 41 〜R 48 の少なくとも1つ、R 51 〜R 60 の少なくとも1つ、R 61 〜R 66 の少なくとも1つ、R 71 〜R 78 の少なくとも1つ、R 81 〜R 90 の少なくとも1つ、R 91 〜R 98 の少なくとも1つ、R 101 〜R 110 の少なくとも1つ、R 111 〜R 120 の少なくとも1つは、下記一般式(A)で示される1価の基であり、
それ以外は、それぞれ独立に、
水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルキル基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいアリール基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよい複素環、もしくは、
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つがO、S、NH又はNR 121 (R 121 はアルキル基)で置き換わった基である。
Z 21 、Z 31 、Z 41 及びZ 51 は、それぞれ独立に、炭素原子、窒素原子、又は酸素原子を示す。但し、Z 21 が酸素原子である場合はR 29 及びR 30 は存在せず、Z 21 が窒素原子である場合はR 30 は存在しない。Z 31 が酸素原子である場合はR 37 及びR 38 は存在せず、Z 31 が窒素原子である場合はR 38 は存在しない。Z 41 が酸素原子である場合はR 47 及びR 48 は存在せず、Z 41 が窒素原子である場合はR 48 は存在しない。Z 51 が酸素原子である場合はR 59 及びR 60 は存在せず、Z 51 が窒素原子である場合はR 60 は存在しない。
βは、フェニレン基、炭素数1〜6のアルキル置換フェニレン基、ニトロ置換フェニレン基、ハロゲン基置換フェニレン基、又はアルコキシ基置換フェニレン基を示す。
前記フェニレン基、前記アルキル置換フェニレン基、前記ニトロ置換フェニレン基、前記ハロゲン置換フェニレン基、及び前記アルコキシ置換フェニレン基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
γは、水素原子、主鎖の原子数が1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1〜6の置換アルキル基を示す。前記アルキル基及び前記置換アルキル基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つは、O又はS又はNR 123 (式中、R 123 は、水素原子又はアルキル基を示す。)で置き換わっていても良い。
α、β、及びγの少なくとも1つは、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される置換基を有する基である。
l及びmは、それぞれ独立に、0又は1であり、lとmの和は、0以上2以下である。)。 - 前記電子写真感光体が、前記中間層を、前記第2の部分から前記第1の部分に亘って連続して有している請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記中間層の表面の、JIS B 0601:2001における十点平均粗さRzJIS(基準長さ0.8mm)が0.5μm以上2.5μm以下である請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の、前記第2の部分における前記電荷発生層の平均膜厚が、前記第1の部分における前記電荷発生層の平均膜厚より小さい請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子写真感光体。
- 電子写真装置本体に着脱可能に構成されているプロセスカートリッジであって、
電子写真感光体を帯電する帯電部材及び電子写真感光体に現像剤を供給する現像剤担持部材から選択される少なくとも一方と、
電子写真感光体と、を具備し、
前記電子写真感光体は、前記帯電部材及び前記現像剤担持体の少なくとも一方に、当接部材を介して当接しており、
前記電子写真感光体は、その長手方向に沿って、第1の部分と、前記第1の部分と異なる第2の部分とを有し、
前記第2の部分が、前記当接部材と当接しており、
前記電子写真感光体は、支持体と、電荷発生物質及びポリアセタール樹脂を含有する電荷発生層と、表面層と、をこの順に有し、
前記第1の部分において、前記電子写真感光体が、電子輸送物質と架橋剤を含む組成物の重合物を含有する下引き層を、前記電荷発生層の前記支持体に対向する面と隣接して有し、
前記第2の部分において、前記電子写真感光体が、金属酸化物粒子及びフェノール樹脂を含有する中間層を、前記支持体と、前記電荷発生層との間に互いに隣接して有し、
前記架橋剤が、イソシアネート化合物またはアミノ化合物であり、
前記電子輸送物質が、下記一般式(A1)〜(A11)で示される化合物から選択される少なくとも1種である、ことを特徴とするプロセスカートリッジ:
R 11 〜R 16 の少なくとも1つ、R 21 〜R 30 の少なくとも1つ、R 31 〜R 38 の少なくとも1つ、R 41 〜R 48 の少なくとも1つ、R 51 〜R 60 の少なくとも1つ、R 61 〜R 66 の少なくとも1つ、R 71 〜R 78 の少なくとも1つ、R 81 〜R 90 の少なくとも1つ、R 91 〜R 98 の少なくとも1つ、R 101 〜R 110 の少なくとも1つ、R 111 〜R 120 の少なくとも1つは、下記一般式(A)で示される1価の基であり、
それ以外は、それぞれ独立に、
水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルキル基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいアリール基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよい複素環、もしくは、
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つがO、S、NH又はNR 121 (R 121 はアルキル基)で置き換わった基である。
Z 21 、Z 31 、Z 41 及びZ 51 は、それぞれ独立に、炭素原子、窒素原子、又は酸素原子を示す。但し、Z 21 が酸素原子である場合はR 29 及びR 30 は存在せず、Z 21 が窒素原子である場合はR 30 は存在しない。Z 31 が酸素原子である場合はR 37 及びR 38 は存在せず、Z 31 が窒素原子である場合はR 38 は存在しない。Z 41 が酸素原子である場合はR 47 及びR 48 は存在せず、Z 41 が窒素原子である場合はR 48 は存在しない。Z 51 が酸素原子である場合はR 59 及びR 60 は存在せず、Z 51 が窒素原子である場合はR 60 は存在しない。
βは、フェニレン基、炭素数1〜6のアルキル置換フェニレン基、ニトロ置換フェニレン基、ハロゲン基置換フェニレン基、又はアルコキシ基置換フェニレン基を示す。
前記フェニレン基、前記アルキル置換フェニレン基、前記ニトロ置換フェニレン基、前記ハロゲン置換フェニレン基、及び前記アルコキシ置換フェニレン基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
γは、水素原子、主鎖の原子数が1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1〜6の置換アルキル基を示す。前記アルキル基及び前記置換アルキル基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つは、O又はS又はNR 123 (式中、R 123 は、水素原子又はアルキル基を示す。)で置き換わっていても良い。
α、β、及びγの少なくとも1つは、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される置換基を有する基である。
l及びmは、それぞれ独立に、0又は1であり、lとmの和は、0以上2以下である。)。 - 電子写真感光体を帯電する帯電部材及び電子写真感光体に現像剤を供給する現像剤担持部材から選択される少なくとも一方と、電子写真感光体と、を具備し、
前記電子写真感光体が、前記帯電部材及び前記現像剤担持体の少なくとも一方に、当接部材を介して当接している電子写真装置であって、
前記電子写真感光体は、その長手方向に沿って、第1の部分と、前記第1の部分と異なる第2の部分とを有し、
前記第2の部分が、前記当接部材と当接しており、
前記電子写真感光体は、支持体と、電荷発生物質及びポリアセタール樹脂を含有する電荷発生層と、表面層と、をこの順に有し、
前記第1の部分において、前記電子写真感光体が、電子輸送物質と架橋剤を含む組成物の重合物を含有する下引き層を、前記電荷発生層の前記支持体に対向する面と隣接して有し、
前記第2の部分において、前記電子写真感光体が、金属酸化物粒子及びフェノール樹脂を含有する中間層を、前記支持体と、前記電荷発生層との間に互いに隣接して有し、
前記架橋剤が、イソシアネート化合物またはアミノ化合物であり、
前記電子輸送物質が、下記一般式(A1)〜(A11)で示される化合物から選択される少なくとも1種である、ことを特徴とする電子写真装置:
R 11 〜R 16 の少なくとも1つ、R 21 〜R 30 の少なくとも1つ、R 31 〜R 38 の少なくとも1つ、R 41 〜R 48 の少なくとも1つ、R 51 〜R 60 の少なくとも1つ、R 61 〜R 66 の少なくとも1つ、R 71 〜R 78 の少なくとも1つ、R 81 〜R 90 の少なくとも1つ、R 91 〜R 98 の少なくとも1つ、R 101 〜R 110 の少なくとも1つ、R 111 〜R 120 の少なくとも1つは、下記一般式(A)で示される1価の基であり、
それ以外は、それぞれ独立に、
水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子、またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルキル基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいアリール基、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、またはアルコキシ基で置換されていてもよい複素環、もしくは、
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つがO、S、NH又はNR 121 (R 121 はアルキル基)で置き換わった基である。
Z 21 、Z 31 、Z 41 及びZ 51 は、それぞれ独立に、炭素原子、窒素原子、又は酸素原子を示す。但し、Z 21 が酸素原子である場合はR 29 及びR 30 は存在せず、Z 21 が窒素原子である場合はR 30 は存在しない。Z 31 が酸素原子である場合はR 37 及びR 38 は存在せず、Z 31 が窒素原子である場合はR 38 は存在しない。Z 41 が酸素原子である場合はR 47 及びR 48 は存在せず、Z 41 が窒素原子である場合はR 48 は存在しない。Z 51 が酸素原子である場合はR 59 及びR 60 は存在せず、Z 51 が窒素原子である場合はR 60 は存在しない。
βは、フェニレン基、炭素数1〜6のアルキル置換フェニレン基、ニトロ置換フェニレン基、ハロゲン基置換フェニレン基、又はアルコキシ基置換フェニレン基を示す。
前記フェニレン基、前記アルキル置換フェニレン基、前記ニトロ置換フェニレン基、前記ハロゲン置換フェニレン基、及び前記アルコキシ置換フェニレン基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
γは、水素原子、主鎖の原子数が1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のアルキル基で置換された主鎖の原子数が1〜6の置換アルキル基を示す。前記アルキル基及び前記置換アルキル基は、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基で置換されていてもよい。
アルキル基の主鎖中のCH 2 の1つは、O又はS又はNR 123 (式中、R 123 は、水素原子又はアルキル基を示す。)で置き換わっていても良い。
α、β、及びγの少なくとも1つは、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基及びメトキシ基からなる群より選択される置換基を有する基である。
l及びmは、それぞれ独立に、0又は1であり、lとmの和は、0以上2以下である。)。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US14/971,156 US9599917B2 (en) | 2014-12-26 | 2015-12-16 | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
DE102015016639.5A DE102015016639B4 (de) | 2014-12-26 | 2015-12-21 | Elektrophotographisches lichtempfindliches element, prozesskartusche und elektrophotographische vorrichtung |
CN201510996300.4A CN105739252B (zh) | 2014-12-26 | 2015-12-25 | 电子照相感光构件、处理盒和电子照相设备 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014266493 | 2014-12-26 | ||
JP2014266493 | 2014-12-26 | ||
JP2015117435 | 2015-06-10 | ||
JP2015117435 | 2015-06-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016218426A JP2016218426A (ja) | 2016-12-22 |
JP6660163B2 true JP6660163B2 (ja) | 2020-03-11 |
Family
ID=57578456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015236559A Active JP6660163B2 (ja) | 2014-12-26 | 2015-12-03 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6660163B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60170859A (ja) * | 1984-02-16 | 1985-09-04 | Canon Inc | 電子写真感光体およびその製造方法 |
JPS61169851A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-31 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP2000056487A (ja) * | 1998-08-06 | 2000-02-25 | Sharp Corp | 電子写真用感光体及びその製造方法 |
JP4336557B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2009-09-30 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2006267856A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Canon Inc | 電子写真感光体、その製造方法およびその電子写真感光体を用いる電子写真装置 |
JP5961142B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-08-02 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP5972218B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-08-17 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体の製造方法 |
JP2014215477A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
-
2015
- 2015-12-03 JP JP2015236559A patent/JP6660163B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016218426A (ja) | 2016-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101599578B1 (ko) | 전자 사진 감광체, 프로세스 카트리지 및 전자 사진 장치 | |
CN105739252B (zh) | 电子照相感光构件、处理盒和电子照相设备 | |
JP6456126B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法 | |
JP6508948B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP6463104B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
KR101599579B1 (ko) | 전자 사진 감광체, 프로세스 카트리지 및 전자 사진 장치 | |
KR101690363B1 (ko) | 전자사진 감광 부재, 전자사진 감광 부재의 제조 방법, 프로세스 카트리지, 및 전자사진 장치 | |
JP2014215477A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP6833343B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
EP2680077B1 (en) | Electrophotographic photosensitive member, process catridge, and electrophotographic apparatus | |
JP6719879B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5961142B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5981887B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP7254596B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置、並びに、電子写真感光体の製造方法 | |
JP5975942B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置、ならびに電子写真感光体の製造方法 | |
JP6660163B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6652843B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置 | |
JP6570223B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP2015222410A (ja) | 電子写真装置 | |
JP6700714B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置およびイミド化合物 | |
JP2016122170A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6347696B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2015210447A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および電子写真装置 | |
JP2017187658A (ja) | 塗膜除去塗膜塗布による円筒状の電子写真感光体の製造方法 | |
JP2015210446A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および電子写真装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20171214 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180126 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191010 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200207 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6660163 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |