JP6656963B2 - 後発酵型ドリンクヨーグルトおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
カードの粉砕が必要なソフトヨーグルトやドリンクヨーグルトは前発酵型製法で製造され、一方で、カードの粉砕が必要ないプレーンヨーグルトやハードヨーグルトは後発酵型製法で製造されている。
上述の通り、ドリンクヨーグルトは、流動性に優れている必要がある為、発酵後にカードの粉砕を行ってから充填を行う前発酵型製法で製造される。
後発酵製法でドリンクタイプのヨーグルトを製造する方法の一つとして、ヨーグルトミックス液中のカゼイン濃度を下げることで(カゼイン:ホエイタンパク比4:96〜12:88)、ヨーグルトのカード形成が阻害され、発酵後にカード粉砕を行わなくても製造できるという方法が知られている(特許文献1参照)。
しかし、ホエイタンパク質は酸への耐性は強いが、熱安定性が低く、加熱により変性し、凝集やゲル化が生じる性質がある。
すなわち、後発酵型製法で、カード粉砕を行うことなくドリンクヨーグルトを製造する為には、カゼイン濃度を下げ、ホエイタンパク質濃度を上げる必要があるが、ホエイタンパク質濃度を上げると加熱殺菌の際に凝集やゲル化が発生する恐れがある。
しかしながら、この場合、ホエイタンパク質を物理的又は化学的に処理するための装置や薬剤等が必要であり、製造コストの増加に繋がってしまう問題点が生じている。
以上より、ホエイ原材料を多く使用してドリンクヨーグルトを製造するということはあまり見られず、その為、ドリンクヨーグルトは、カゼイン濃度を下げ、ホエイタンパク質濃度を上げる後発酵型製法でなく、発酵後にカードの粉砕を行う前発酵型製法で製造されるのが一般的となっているのが実情である。
本発明者らは、上述のカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比に調整した後発酵型ドリンクヨーグルトは、ホエイタンパク質の凝集やゲル化による品質への悪影響は見られず、また配送等で品質劣化の要因となる離水もほとんど無く、適度で滑らかな流動性を維持していることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完成するに至った。
(1)ヨーグルトミックス液に乳酸菌スターターを添加した後、容器に充填してから発酵を行うことにより製造される後発酵型ドリンクヨーグルトであって、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量が1.5質量%〜2.5質量%であり、かつ乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比が65:35〜35:65である、後発酵型ドリンクヨーグルト。
(2)発酵後のカード粉砕をすることなく得られた、前記(1)に記載の後発酵型ヨーグルト。
(3)ホエイタンパク質の熱安定性向上処理を行うことなく得られた、前記(1)又は(2)に記載の後発酵型ヨーグルト。
(4)ヨーグルトミックス液に乳酸菌スターターを添加した後、容器に充填してから発酵を行う後発酵型ドリンクヨーグルトを製造するにあたり、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量を1.5質量%〜2.5質量%とし、かつ乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比を65:35〜35:65としたことを特徴とする、後発酵型ドリンクヨーグルトの製造方法。
(5)発酵後のカード粉砕を行わない、前記(4)に記載の後発酵型ヨーグルトの製造方法。
(6)ホエイタンパク質の熱安定性向上処理を行わない、前記(4)又は(5)に記載の後発酵型ヨーグルトの製造方法。
ここで、後発酵型のヨーグルトとは、原料であるヨーグルトミックス液に、乳酸菌スターターを添加し、容器に充填した後に発酵させる(後発酵)ことにより製造されるタイプのヨーグルトを指している。さらに、ドリンクヨーグルトであることから、容器内で固まっている、いわゆる食べるヨーグルトとは異なり、流動性を付与しているドリンクタイプのヨーグルト、いわゆる飲むヨーグルトに関するものである。
本発明においては、この2つの条件を共に具備することが必要であって、いずれか一方のみの条件を具備したとしても、本発明の目的を達成することはできない。
ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量が1.5質量%未満のものであると、風味が悪いものとなってしまう。一方、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量が2.5質量%を超えたものであると、カゼインの凝固による強固なカード形成が見られるおそれ又は、加熱の影響によるホエイタンパク質の凝集が見られ、ヨーグルトがゲル化するおそれがある。
乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比が65:35を超えたもの(カゼインタンパクの割合がこれより多いもの)であると、カゼインの凝固による強固なカード形成が見られるおそれがあるため好ましくない。一方、乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比が35:65未満のもの(カゼインタンパクの割合がこれより少ないもの)であると、加熱の影響によるホエイタンパク質の凝集が見られ、ヨーグルトがゲル化するおそれがあるため好ましくない。
また、本発明の後発酵型ドリンクヨーグルトは、ホエイタンパク質の熱安定性向上処理を行うことなく得られたものである。
本発明の方法においては、この2つの条件を共に具備することが必要であって、いずれか一方のみの条件を具備したとしても、本発明の方法の目的を達成することはできない。
ここで、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量の好適範囲やその理由は、前記の後発酵型ドリンクヨーグルトについての箇所で述べたとおりである。
また、乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比の好適範囲やその理由も、前記の後発酵型ドリンクヨーグルトについての箇所で述べたとおりである。
乳酸菌スターターとしては、ラクトバチルス・ブルガリクス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、ラクトコッカス・ラクティス、ラクトバチルス・ガセリ、ビフィドバクテリウム・ビフィダムなどのヨーグルトの製造に一般的に用いられる乳酸菌や酵母を用いることができ、これらを単独で、或いは、2種以上を混合して用いることができる。
発酵は、40〜44℃、好ましくは41〜43℃で行い、乳酸酸度が0.6〜0.8%、好ましくは0.65〜0.75%になったときに発酵を終了し、1〜10℃に冷却する。
得られたヨーグルトは、好ましくはストローで飲用すると、より滑らかで良好な流動性のヨーグルトとなる。
生乳20.00%、脱脂粉乳1.22%、ホエイパウダー5.68%、上白糖7.00%および水64.10%の割合で原料を混合した。
この時の乳タンパク質の含有量は、1.80質量%であり、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比は50:50であった。
次いで、このヨーグルトミックス液を90℃で10分間保持し殺菌した後、42℃まで冷却した。
冷却したヨーグルトミックス液に、乳酸菌スターターを2.00%添加した後、容器に充填し、シールを行った。
乳酸菌スターターとして、ラクトバチルス・ブルガリクス、ストレプトコッカス・サーモフィルスおよびビフィズス菌からなる混合乳酸菌スターターを使用した。
42℃の温度で、乳酸酸度が0.65%になるまで発酵を行った後、5℃まで冷却して、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
なお、総合評価は、3要素(風味、カード、ざらつき)の最も悪い評価を採用した。
◎:極めて良好(5点満点中、4.5点以上)
○:良好(5点満点中、3.5点以上、4.5点未満)
△:普通(5点満点中、2.5点以上、3.5点未満)
▲:やや不良(5点満点中、1.5点以上、2.5点未満)
×:不良(5点満点中、1.5点未満)
実施例1において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表1に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.20質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表1に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例1において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表1に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.50質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表1に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例3において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表1に示すように変えて、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比を65:35としたこと以外は、実施例3と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表1に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例3において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表1に示すように変えて、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比を35:65としたこと以外は、実施例3と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表1に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例1において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表1に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.50質量%とし、かつ、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比を70:30としたこと以外は、実施例1と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表1に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、風味は良好でかつ、ざらつきはなかったが、カゼインによる強固なカードが形成されており、流動性が悪かった。
実施例1において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表1に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.50質量%とし、かつ、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比を30:70としたこと以外は、実施例1と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表1に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、加熱の影響によるホエイタンパク質の凝集によりざらつき、ゲル化が見られ、風味も良くなかった。
生乳20.00%、脱脂粉乳0.48%、ホエイパウダー9.45%、上白糖7.00%および水61.07%の割合で原料を混合した。
この時の乳タンパク質の含有量は、2.00質量%であり、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比は35:65であった。
次いで、このヨーグルトミックス液を90℃で10分間保持し殺菌した後、42℃まで冷却した。
冷却したヨーグルトミックス液に乳酸菌スターターを2.00%添加した後、容器に充填し、シールを行った。
乳酸菌スターターとして、ラクトバチルス・ブルガリクス、ストレプトコッカス・サーモフィルスおよびビフィズス菌からなる混合乳酸菌スターターを使用した。
42℃の温度で、乳酸酸度が0.65%になるまで発酵を行った後、5℃まで冷却して、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例6において、生乳と脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表2に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を1.50質量%としたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表2に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例6において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表2に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.50質量%としたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表2に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例6において、生乳と脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表2に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を1.30質量%としたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表2に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、カードはなめらかであったが、乳タンパク質量が少ない為、風味が良くなかった。
実施例6において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表2に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.70質量%としたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表2に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、加熱の影響によるホエイタンパク質の凝集によりざらつき、ゲル化が見られ、風味も良くなかった。
生乳20.00%、脱脂粉乳2.69%、ホエイパウダー3.15%、上白糖7.00%および水65.16%の割合で原料を混合した。
この時の乳タンパク質の含有量は、2.00質量%であり、乳タンパク質に含まれるカゼインとホエイタンパク質の質量比は65:35であった。
この原材料を混合し溶解後、70℃に加温し、15MPaの均質圧で均質化した。
次いで、このヨーグルトミックス液を90℃で10分間保持し殺菌した後、42℃まで冷却した。
冷却したヨーグルトミックス液に乳酸菌スターターを2.00%添加した後、容器に充填し、シールを行った。
乳酸菌スターターとして、ラクトバチルス・ブルガリクス、ストレプトコッカス・サーモフィルスおよびビフィズス菌からなる混合乳酸菌スターターを使用した。
42℃の温度で、乳酸酸度が0.65%になるまで発酵を行った後、5℃まで冷却して、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例9において、生乳と脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表3に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を1.50質量%としたこと以外は、実施例9と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表3に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例9において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表3に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.50質量%としたこと以外は、実施例9と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表3に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例9において、生乳と脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表3に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を1.30質量%としたこと以外は、実施例9と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表3に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、カードはなめらかであったが、乳タンパク質量が少ない為、風味が良くなかった。
実施例9において、脱脂粉乳とホエイパウダーと水の使用割合を表3に示すように変えて、乳タンパク質の含有量を2.70質量%としたこと以外は、実施例9と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
条件と結果を表3に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、風味は良好でかつ、ざらつきはなかったが、カゼインによる強固なカードが形成されており、流動性が悪かった。
実施例6において、さらに7倍濃縮のりんご果汁と重曹を加え、水の使用割合を変えて表4に示す原料組成のものとしたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
なお、7倍濃縮のりんご果汁は、8.57質量%加え、還元果汁換算60質量%とした。また、果汁中和の為に、重曹0.10質量%を加えた。
条件と結果を表4に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、良好な風味を有し、かつ、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例6において、さらに7倍濃縮のりんご果汁と重曹を加え、水の使用割合を変えて表4に示す原料組成のものとしたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
なお、7倍濃縮のりんご果汁は、14.29質量%加え、還元果汁換算100質量%とした。また、果汁中和の為に、重曹0.17質量%を加えた。
条件と結果を表4に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、りんご風味に富み、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
実施例6において、さらに2.23倍濃縮のマンゴーピューレと重曹を加え、水の使用割合を変えて表4に示す原料組成のものとしたこと以外は、実施例6と同様にして行い、後発酵型ドリンクヨーグルトを得た。
なお、2.23倍濃縮のマンゴーピューレは、26.90質量%加え、還元果汁換算60質量%とした。また、果汁中和の為に、重曹0.10質量%を加えた。
条件と結果を表4に示す。
発酵、冷却後の容器中のヨーグルトは、マンゴーの風味に富み、ざらつきのないなめらかな流動性のヨーグルトであった。
従って、本発明は、乳製品を製造する分野において有効に用いることができるものと期待される。
Claims (6)
- ヨーグルトミックス液に乳酸菌スターターを添加した後、容器に充填してから発酵を行うことにより製造される後発酵型ドリンクヨーグルトであって、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量が1.5質量%〜2.5質量%であり、かつ乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比が65:35〜35:65である、後発酵型ドリンクヨーグルト。
- 発酵後のカード粉砕をすることなく得られた、請求項1に記載の後発酵型ヨーグルト。
- ホエイタンパク質の熱安定性向上処理を行うことなく得られた、請求項1又は2に記載の後発酵型ヨーグルト。
- ヨーグルトミックス液に乳酸菌スターターを添加した後、容器に充填してから発酵を行う後発酵型ドリンクヨーグルトを製造するにあたり、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の含有量を1.5質量%〜2.5質量%とし、かつ乳タンパク質に含まれるカゼインタンパクとホエイタンパクとの質量比を65:35〜35:65としたことを特徴とする、後発酵型ドリンクヨーグルトの製造方法。
- 発酵後のカード粉砕を行わない、請求項4に記載の後発酵型ヨーグルトの製造方法。
- ホエイタンパク質の熱安定性向上処理を行わない、請求項4又は5に記載の後発酵型ヨーグルトの製造方法。
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