JP6652335B2 - 屋外階段接続部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外階段接続部構造に関する。
下記特許文献1には、屋外階段を建物の外壁から所定の寸法以内で納めることを可能にする技術が開示されている。具体的には、外壁を構成する外壁材の一部を板厚方向で取除き、当該外壁材において取除かれた部分に屋外階段のささら桁又は側桁の一方をはめ込んだ状態で躯体に当接させることで、その分、外壁材の表面から張り出す屋外階段の張出量を抑えるというものである。
特開平11−107473号公報
しかしながら、この先行技術では、外壁材の一部が板厚方向で取除かれているため、建物の耐火性が不十分である。また、この先行技術では、外壁材の一部が板厚方向で取除かれることで建物の防水性が損なわれるため、当該防水性を確保するために別途水切りが設けられている。
本発明は上記事実を考慮し、屋外階段取付用の階段接続金物が躯体に固定された状態で、建物の耐火性能、防水性能を担保することができる屋外階段接続部構造を得ることが目的である。
第1の態様に係る屋外階段接続部構造は、建物の躯体に固定され、外壁材に形成された開口部を塞ぐと共に先端部に屋外階段の上部が固定されかつ前記先端部に空洞部が形成された階段接続金物と、前記空洞部内に設けられ、耐火性を有する耐火部材と、前記開口部の内縁部と前記階段接続金物の間の隙間を埋めて止水する止水部材と、を備え、前記階段接続金物は、前記躯体に固定される固定部と、前記固定部と一体に設けられ、前記開口部内に配置され当該開口部を塞ぐ閉塞部と、を含んで構成され、前記閉塞部のうち少なくとも前記外壁材を貫通する部分が前記固定部側を開口とする箱形形状を成す箱体であり、前記空洞部は、前記箱体によって形成されている。
第1の態様に係る屋外階段接続部構造では、建物の躯体に階段接続金物が固定され、当該階段接続金物によって、外壁材に形成された開口部が塞がれると共に、当該階段接続金物の先端部には、屋外階段の上部が固定されるようになっている。
ここで、階段接続金物の先端部には空洞部が形成されており、空洞部内には耐火性を有する耐火部材が設けられている。このため、例えば、躯体側に耐火被覆材が用いられている場合、階段接続金物の空洞部内に耐火部材が設けられることによって、階段接続金物の有無に拘らず建物の耐火性能を維持することができる。
また、本態様では、階段接続金物は固定部と閉塞部を含んで構成されており、固定部によって階段接続金物が躯体に固定され、外壁材の開口部内に閉塞部が配置された状態で当該開口部は塞がれる。このように、外壁材に開口部を形成することによって、階段接続金物を躯体に直接固定させることができる。これにより、外壁材に屋外階段を固定させた場合と比較して、外壁材の表面から張り出す屋外階段の張出量を小さくすることができる。
ところで、外壁材の開口部の内縁部と階段接続金物の閉塞部の間の隙間に止水部材を埋める際、閉塞部の外面が止水部材の座面を成すことになる。本態様では、閉塞部のうち少なくとも当該外壁材を貫通する部分が、固定部側を開口とする箱形形状を成す箱体となっている。これにより、本態様では、例えば、閉塞部が板状の場合と比較して閉塞部の外周方向の長さを大きくすることができ、その分、止水部材の座りが安定し、止水性が向上する。
また、開口部の内縁部と階段接続金物の間の隙間には止水部材が設けられており、この止水部材によって当該隙間は埋められ止水されている。このように、階段接続金物と外壁材の開口部の隙間が止水部材によって止水されることによって、屋外側から屋内側への雨水などの浸入が防止され、建物の防水性を確保することができる。
第2の態様に係る屋外階段接続部構造は、第1の態様に係る屋外階段接続部構造において、前記躯体に耐火性を有する耐火材が設けられ、前記耐火部材は、前記耐火材と連続的して設けられている。
第2の態様に係る屋外階段接続部構造では、躯体に耐火性を有する耐火材が設けられ、階段接続金物の空洞部内に設けられた耐火部材は、当該耐火材と連続して設けられている。これにより、建物12の耐火性能を維持することができる
外壁材の開口部の内縁部と階段接続金物の閉塞部の間の隙間に止水部材を埋める際、閉塞部の外面が止水部材の座面を成すことになる。このため、第4の態様に係る屋外階段接続部構造では、閉塞部が箱形形状を成すことで、例えば、閉塞部が板状の場合と比較して閉塞部の外周方向の長さを大きくすることができる。したがって、その分、止水部材の座りが安定し、止水性が向上する。
以上説明したように、本発明に係る屋外階段接続部構造は、屋外階段取付用の階段接続金物が躯体に固定された状態で、建物の耐火性能、防水性能を担保することができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る屋外階段接続部構造の構成を示す分解斜視図である。 本実施の形態に係る屋外階段接続部構造の構成を示す縦断面図である。 本実施の形態に係る屋外階段接続部構造の構成を示す正面図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施の形態に係る屋外階段接続部構造について説明する。
(屋外階段接続部構造の構成)
まず、本実施の形態に係る屋外階段接続部構造の構成について説明する。図1〜図3には、本発明の一実施形態に係る屋外階段接続部構造10の構成が示されている。図1には、屋外階段接続部構造10の構成を示す分解斜視図が示されており、図2には、屋外階段接続部構造10の構成を示す縦断面図が示されている。
これらの図に示される屋外階段接続部構造10が適用された建物12は、基礎(図示省略)上に複数の鉄骨の柱(図示省略)及び梁14を組み上げた鉄骨軸組構造の躯体16で構成されており、当該躯体16の外側に屋外階段18が設けられている。なお、図3は、屋外階段接続部構造10の構成を示す正面図であるが、説明の便宜上、屋外階段18の図示を省略している。
図1及び図2に示されるように、躯体16の一部を構成する梁14にはH鋼が用いられている。このため、当該梁14は、建物12の高さ方向に沿って配置されたウエブ14Aと、ウエブ14Aの上端部に設けられ略水平方向に沿って張り出す上フランジ14Bと、ウエブ14Aの下端部に設けられ略水平方向に沿って張り出す下フランジ14Cと、で構成されている。
上述のように、本実施形態では、躯体16の外側に屋外階段18が設けられるようになっているが、屋外階段取付用の階段接続金物20が躯体16に固定された状態で、当該階段接続金物20を介して屋外階段18が躯体16に取付けられる(固定される)ようになっている。
(階段接続金物20)
ここで、階段接続金物20について説明する。
図1に示す階段接続金物20は、アルミニウムなどの金属で形成されており、屋外階段18の段板18Aの長手方向の両端部に設けられる。なお、ここでは段板18Aの長手方向の一端部のみが図示されている。階段接続金物20は、固定部22及び閉塞部24を含んで構成されており、閉塞部24は屋外26側に配置される。
また、上述のように、図2には、屋外階段接続部構造10の構成を示す縦断面図が示されているが、各部材(梁14、階段接続金物20、屋外階段18)間の接続構造を分かりやすく示す目的で、階段接続金物20の閉塞部24と固定部22とで切断面の位置を変えている。具体的には、閉塞部24では、図1に示すB−B線に沿った切断面における縦断図が示されており、固定部22では図1に示すA−A線に沿った切断面における縦断図が示されている。
図1に示されるように、固定部22は、屋外26側から見た正面視で、略矩形状を成す立壁部28を備えている。この立壁部28は、屋外階段18の段板18Aの長手方向に沿った方向を長手方向として形成されており、立壁部28の長手方向の両端部かつ下端部からは、屋外26側へ向かって下壁部30A、下壁部30Bがそれぞれ延出されている。
また、立壁部28には固定穴28A、28Bが形成されており、建物12の高さ方向に沿って配列されている。この固定穴28A、28Bに対応して、梁14のウエブ14Aには固定穴31、32が形成されている。階段接続金物20側の固定穴28A、28B及び梁14側の固定穴32には、ボルト34が挿入可能とされており、当該ボルト34及びナット35(図2参照)を介して、梁14のウエブ14Aには階段接続金物20の立壁部28が締結(固定)される。なお、固定穴31にはボルト37が挿入可能とされており、当該ボルト37及びナット39を介して、梁14のウエブ14Aに小梁15を連結させるためのブラケット17が締結(固定)される。
また、下壁部30(下壁部30A、下壁部30B)には、固定穴36がそれぞれ形成されている。この固定穴36に対応して、梁14の下フランジ14Cには固定穴38がそれぞれ形成されている。そして、階段接続金物20側の固定穴36及び梁14側の固定穴38には、ボルト40が挿入可能とされており、当該ボルト40及びナット41を介して、梁14の下フランジ14Cには階段接続金物20の下壁部30が締結(固定)される。
なお、立壁部28の長手方向の両端部からは、屋外26側へ向かって側壁部42A、42Bがそれぞれ延出されている。この側壁部42A、42Bはそれぞれ下壁部30A、30Bと繋がっており、これにより、固定部22が補強されている。
一方、閉塞部24は、立壁部28の略中央部に当該立壁部28と一体に形成されている。具体的には、例えば、後述する閉塞部24の脚片44、46の先端部が立壁部28に溶接され、これにより、閉塞部24と立壁部28とが一体化されている。
ここで、図3に示されるように、閉塞部24は、屋外26側から見た正面視で、建物12の高さ方向を長手方向とする矩形状を成しており、図1に示されるように、頭部48と一対の脚片44、46とを備えている。頭部48は箱形形状を成しており、頭部48内には空洞部50が設けられている。この空洞部50は立壁部28側が開放された状態で形成されており、頭部48の屋外26側は、いわゆる箱体の底壁に相当する取付壁56とされている。この取付壁56の長手方向に沿った両端側には、固定穴56Aが形成されている。
また、頭部48の外側壁55は、長手方向に配置された長側壁52と幅方向に配置された短側壁54とで構成されており、頭部48の端面48Aのうち、長側壁52からは上述の脚片44、46がそれぞれ延出されている。つまり、脚片44と脚片46の間で形成される隙間部58は、建物12の高さ方向に沿って貫通しており、当該隙間部58と空洞部50とは連通している。
図2にドットで示されるように、躯体16は、ロックウール等の耐火被覆材57によって被覆されている。一方、階段接続金物20の頭部48内には、空洞部50が設けられているため、当該空洞部50内には耐火部材59が充填されている。
また、躯体16の屋外26側には、矩形状の木パネル60(図1参照)がブラケット61、63を介して取付けられている。なお、図1では、ブラケット61、63の図示を省略している。ブラケット61、63は、アルミニウムなどの金属によってそれぞれ形成されており、躯体16の一部である梁14の上フランジ14Bにブラケット63が固定され、梁14の下フランジ14Cにブラケット61が固定されている。そして、当該ブラケット61、63を介して木パネル60が躯体16に取付けられるようになっている。
具体的に説明すると、ブラケット61は側面視でクランク状を成しており、ブラケット61の中央部61Aは建物12の高さ方向に沿って配置されている。また、ブラケット61の上部61B及び下部61Cは略水平方向に沿ってそれぞれ配置されており、ブラケット61の上部61Bは中央部61Aから躯体16の屋内84側へ向かって延出され、ブラケット61の下部61Cは中央部61Aから躯体16の屋外26側へ向かって延出されている。
ブラケット61の上部61Bは、図示はしないがボルトや溶接などにより梁14の下フランジ14Cに固定されている。一方、ブラケット61の下部61Cは、木パネル60の下端部60Bに当接し当該木パネル60を支持している。
また、ブラケット61の上部61Bには、アルミニウムなどの金属で形成されたブラケット65が図示はしないボルトや溶接などにより固定されるようになっており、ブラケット61の下部61Cと対向して配置される。当該ブラケット65は側面視で略L字状を成しており、ブラケット65の一端部65Aがブラケット61の上部61Bに固定され、ブラケット65の他端部65Bは、木パネル60の裏面60Cに固定されている。
一方、ブラケット63は側面視で略L字状を成しており、ブラケット63の一端部63Aは、ボルト66及びナット67を介して梁14の上フランジ14Bに固定され、ブラケット63の他端部63Bは、木パネル60の裏面60Cに固定されている。
以上のようにして、躯体16の屋外26側には木パネル60が取付けられるが、この木パネル60は外壁材62を取付けるための下地材となっており、木パネル60の屋外26側に外壁材62が固定されるようになっている。このため、木パネル60は、外壁材62の高さ方向に沿って断続的に設けられている。
また、図1に示されるように、木パネル60及び外壁材62には、階段接続金物20の閉塞部24が挿入可能な開口部60A、62Aがそれぞれ形成されている。そして、図2に示されるように、木パネル60を介して外壁材62を躯体16側に取付けた状態で、木パネル60の開口部60A及び外壁材62の開口部62Aからは、階段接続金物20の閉塞部24の取付壁56が屋外26側に露出している。
つまり、階段接続金物20の閉塞部24は、木パネル60及び外壁材62が躯体16側に取付けられた状態で、当該閉塞部24の取付壁56が外壁材62の意匠面64から凹むことがないよう当該意匠面64から屋外26側へ突出する長さとなるように設定されている。さらに、閉塞部24の頭部48の端面48Aは、木パネル60及び外壁材62が躯体16側に取付けられた状態で、木パネル60の裏面60Cよりも屋内84側に配置されるように設定されている。
図2及び図3に示されるように、木パネル60の開口部60Aと階段接続金物20の閉塞部24との間には隙間68が設けられている。当該隙間68内には止水部材としてのバックアップ材70が嵌め込まれており、後述する止水部材としてのシール材72を位置決めする。また、外壁材62の開口部62Aと階段接続金物20の閉塞部24との間には、隙間74が設けられており、隙間74内にはシール材72が充填されている。
一方、屋外階段18の最上段の段板18Aの背面側には、建物12の高さ方向に沿って垂下された階段側取付壁76を備えた取付ブラケット78が設けられている。この取付ブラケット78は、アルミニウムなどの金属で形成されており、取付ブラケット78の階段側取付壁76には、階段接続金物20の取付壁56に形成された固定穴56Aに対応して固定穴80が形成されている。
そして、屋外階段18側の固定穴80及び階段接続金物20側の固定穴56Aには、ボルト82が挿入可能とされている。階段側取付壁76にはナット83(図2参照)が溶接などによって設けられており、当該ボルト82及びナット83を介して、階段接続金物20の取付壁56に屋外階段18の取付ブラケット78が締結(固定)される。
(屋外階段接続部構造の作用・効果)
次に、本実施の形態に係る屋外階段接続部構造の作用・効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態では、まず、建物12の躯体16に階段接続金物20が固定される。
具体的には、梁14のウエブ14Aに形成された固定穴32に階段接続金物20の立壁部28に形成された固定穴28A、28Bを重ねた状態で、ボルト34をナット35に螺合させ、当該ボルト34及びナット35を介して、梁14のウエブ14Aに階段接続金物20の立壁部28を固定する。
次に、梁14の下フランジ14Cに形成された固定穴38に階段接続金物20の下壁部30に形成された固定穴36を重ねた状態で、ボルト40をナット41に螺合させ、当該ボルト40及びナット41を介して、梁14の下フランジ14Cに階段接続金物20の下壁部30を固定する。つまり、この状態で、躯体16の一部を構成する梁14に階段接続金物20が固定される。
次に、梁14の下フランジ14Cに固定されたブラケット61の下部61Cに木パネル60の下端部60Bを当接させた状態で、ブラケット61に固定されたブラケット65の他端部65Bに木パネル60の裏面60Cを固定させると共に、梁14の上フランジ14Bに固定されたブラケット63の他端部63Bに木パネル60の裏面60Cを固定させる。
この状態で、木パネル60に形成された開口部60A内には、階段接続金物20の閉塞部24が配置されている。ここで、躯体16は、耐火被覆材57によって被覆されているため、階段接続金物20の閉塞部24の空洞部50内に耐火部材59を充填する。
また、木パネル60の屋外26側には、サイディング材等の外壁材62が固定されるようになっているが、外壁材62には、木パネル60に形成された開口部60Aと重なる開口部62Aが形成されている。このため、木パネル60の屋外26側に外壁材62が固定された状態で、開口部60A内には、階段接続金物20の閉塞部24が配置される。
このように、木パネル60及び外壁材62が躯体16側に固定された状態で、木パネル60の開口部60Aと階段接続金物20の閉塞部24との間の隙間68内にバックアップ材70を嵌め込み、外壁材62の開口部62Aと階段接続金物20の閉塞部24との間の隙間74内にシール材72を充填する。
次に、階段接続金物20の取付壁56に形成された固定穴56Aに屋外階段18の取付ブラケット78に形成された固定穴80を重ねた状態で、ボルト82をナット83に螺合させ、当該ボルト82及びナット83を介して、階段接続金物20に屋外階段18を固定する。つまり、躯体16に固定された階段接続金物20を介して屋外階段18が躯体16に固定される。
以上のように、本実施形態では、建物12の躯体16に階段接続金物20が固定され、当該階段接続金物20によって、木パネル60及び外壁材62にそれぞれ形成された開口部60A、62Aが塞がれる。そして、当該階段接続金物20の先端部に位置する取付壁56に、屋外階段18の上部に位置する取付ブラケット78が固定されるようになっている。
また、本実施形態では、躯体16は耐火被覆材57によって被覆されている。階段接続金物20の閉塞部24の頭部48には空洞部50が設けられているため、当該空洞部50内に耐火部材59が充填されることによって、階段接続金物20の有無に拘らず建物12の耐火性能を維持することができる。
また、図2及び図3に示されるように、階段接続金物20の閉塞部24と外壁材62の開口部62Aの隙間74にはシール材72が設けられている。これにより、当該隙間74は埋められ止水されている。このように、階段接続金物20と外壁材62の開口部62Aの隙間74がシール材72によって止水されることによって、屋外26側から屋内84側への雨水などの浸入が防止され、建物12の防水性を確保することができる。
すなわち、本実施形態では、屋外階段取付用の階段接続金物20が躯体16に固定された状態で、建物12の耐火性能、防水性能を担保することができる。
また、本実施形態では、階段接続金物20の閉塞部24と木パネル60の開口部60Aとの間の隙間68内にはバックアップ材70が嵌め込まれている。これにより、シール材72が位置決めされ、シール材72における止水性がさらに向上する。
ところで、本実施形態では、木パネル60及び外壁材62にそれぞれ開口部60A、62Aを形成し、当該開口部60A、62Aを通じて階段接続金物20の閉塞部24の取付壁56を屋外26側に露出させている。これにより、階段接続金物20を当該躯体16に直接固定させることができる。
このため、外壁材62に屋外階段18を固定させた場合と比較して、屋外階段18において、外壁材62の表面(意匠面)64から張り出す屋外階段18の張出量を小さくすることができる。その結果、屋外階段18を建物12の外壁材62から所定の範囲内に納めることができる。
また、本実施形態では、階段接続金物20は固定部22と閉塞部24を含んで構成されており、固定部22によって階段接続金物20が躯体16に固定され、閉塞部24によって外壁材62の開口部62Aは塞がれる。そして、閉塞部24の先端部に位置する取付壁56は、開口部62Aを塞いだ状態で外壁材62の意匠面64よりも屋外26側へ突出している。このため、躯体16側の寸法公差を吸収することができる。
つまり、躯体16側の寸法公差のプラス側とマイナス側で階段接続金物20の閉塞部24の取付壁56が外壁材62の意匠面64から凹んだり突出したりしないようにすることができる。より具体的には、例えば、躯体16側が寸法公差のプラス側で建物12が建築された場合、外壁材62の意匠面64から階段接続金物20の閉塞部24の取付壁56が凹んだりしないようにすることができる。
一方、例えば、閉塞部24と外壁材62の開口部62Aの間にバックアップ材70を嵌め込む際、閉塞部24の外側壁55がバックアップ材70の座面を成すことになる。このため、本実施形態では、閉塞部24が箱形形状を成すことで、例えば、図示はしないが、閉塞部24が板状の場合と比較して、閉塞部24の外周方向の長さを大きくすることができる。したがって、その分、バックアップ材70の座りが安定し、外壁材62の止水性が向上する。なお、閉塞部24は必ずしも箱形形状を成す必要はなく、円筒状を成していてもよい。
また、閉塞部24の頭部48の端面48Aは、木パネル60及び外壁材62が躯体16側に取付けられた状態で、木パネル60の裏面60Cよりも屋内84側に配置されるように設定されている。つまり、外壁材62の開口部62A及び木パネル60の開口部60Aを閉塞部24の頭部48が貫通した状態となっている。換言すると、当該開口部62A、60Aはシール材72を介して頭部48によって塞がれている。このため、外壁材62の止水性がさらに向上する。
さらに、閉塞部24の脚片44と脚片46の間で形成される隙間部58は、建物12の高さ方向に沿って貫通し、当該隙間部58と空洞部50とは連通している。このため、木パネル60が躯体16側に固定された状態で、当該隙間部58を通じて閉塞部24の空洞部50内に耐火部材59を充填させることができる。これにより、図示はしないが階段接続金物20を耐火被覆材で被覆させる必要が無くなる。つまり、耐火被覆材の増し貼りが低減される。なお、閉塞部24の隙間部58は、必ずしも建物12の高さ方向に沿って貫通させる必要はない。
また、本実施形態では、階段接続金物20を梁14に固定したが、図示しない柱に固定してもよい。さらに、本実施形態では、鉄骨軸組構造への適用例を説明したが、鉄骨軸組構造以外の工法(例えば、ユニット工法等)による住宅が含まれる他、住宅以外の用途の建物も含まれる。
以上、本発明を実施するための一形態として一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 屋外階段接続部構造
12 建物
14 梁(躯体)
16 躯体
18 屋外階段
20 階段接続金物
22 固定部
24 閉塞部
26 屋外
48 頭部(閉塞部)
50 空洞部
56 取付壁(閉塞部の先端部)
59 耐火部材
60A 開口部
62 外壁材
62A 開口部
64 意匠面(外壁材の表面)
72 シール材(止水部材)
74 隙間

Claims (2)

  1. 建物の躯体に固定され、外壁材に形成された開口部を塞ぐと共に先端部に屋外階段の上部が固定されかつ前記先端部に空洞部が形成された階段接続金物と、
    前記空洞部内に設けられ、耐火性を有する耐火部材と、
    前記開口部の内縁部と前記階段接続金物の間の隙間を埋めて止水する止水部材と、
    を備え、
    前記階段接続金物は、
    前記躯体に固定される固定部と、
    前記固定部と一体に設けられ、前記開口部内に配置され当該開口部を塞ぐ閉塞部と、
    を含んで構成され、
    前記閉塞部のうち少なくとも前記外壁材を貫通する部分が前記固定部側を開口とする箱形形状を成す箱体であり、前記空洞部は、前記箱体によって形成されている屋外階段接続部構造。
  2. 前記躯体に耐火性を有する耐火材が設けられ、
    前記耐火部材は、前記耐火材と連続して設けられている請求項1に記載の屋外階段接続部構造。
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