JP2018090995A - 外壁の防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ち上がり部と外装材との間の防水性を確保できるとともに防水処理に係る施工性を向上させることが可能な外壁の防水構造を提供することを目的とする。【解決手段】屋外床のある場所に面して設けられた外壁1の防水構造であって、外壁1は、屋外床から立ち上がる立ち上がり部2と、立ち上がり部2の上方に配置された外装材3と、建物躯体によって支持されているとともに外装材3を支持する支持材4を備えており、立ち上がり部2の上端部と支持材4との間には隙間5が形成されている。そして、立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、隙間5を介して、支持材4の屋内側面にかけて防水シート7が貼り付けられて設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、屋外床のある場所に面して設けられた外壁の防水構造に関する。
従来、例えばバルコニーや陸屋根の屋上等のような屋外床のある場所に面して設けられる外壁は、屋外床よりも上方に立ち上がる立ち上がり部と、この立ち上がり部の直上に位置する外装材(またはサッシ)と、を備えた構成となっている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1においては、チャネル材および合板からなる立ち上がり部の直上に外装材が目地部を介して設けられており、当該立ち上がり部が金属製の被覆部材によって被覆されている。そして、床材を被覆する防水シートを、金属製の被覆部材をさらに被覆しながら目地部の奥まで貼り付けることによって防水処理を行っている。
特開2009−079452号公報
ところで、屋外に面する外壁の施工手順は例えば建物構造や輸送の都合等に応じて異なり、立ち上がり部から施工し、その後に外装材を施工するパターンと、外装材を施工し、その後に立ち上がり部を施工するパターンとがあり、施工現場で選択される場合がある。
ところが、このように立ち上がり部と外装材の施工手順が前後してしまうと、立ち上がり部と外装材との間の防水処理を行う際の手順を、施工現場で選択されたパターンに応じて変更しなければならず、統一性に欠けるため、施工に手間がかかる場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、立ち上がり部と外装材との間の防水性を確保できるとともに防水処理に係る施工性を向上させることが可能な外壁の防水構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1,図3〜図5に示すように、屋外床のある場所に面して設けられた外壁1の防水構造であって、
前記外壁1は、前記屋外床から立ち上がる立ち上がり部2と、前記立ち上がり部2の上方に配置された外装材3と、建物躯体によって支持されているとともに前記外装材3を支持する支持材4を備えており、
前記立ち上がり部2の上端部と前記支持材4との間には隙間5が形成されており、
前記立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、前記隙間5を介して、前記支持材4の屋内側面にかけて防水シート7が貼り付けられて設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外装材3を支持する支持材4は、立ち上がり部2の上方に配置されているものの、立ち上がり部2によって支持されてはおらず、建物躯体によって支持されているので、これら立ち上がり部2と支持材4は構造的に離隔した状態となっている。そのため、外壁1の施工手順が、例えば建物構造や輸送の都合等に応じて前後しても滞りなく施工できることになる。換言すれば、立ち上がり部2と外装材3とを先後関係なく施工することができる。
そして、立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、隙間5を介して、支持材4の屋内側面にかけて防水シート7が貼り付けられて設けられているので、立ち上がり部2と支持材4とが離隔した状態であっても、屋外側から隙間5に向かって浸入しようとする水を防水シート7によって確実に遮ることができ、外壁1における立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を確保することができる。しかも、隙間5が形成された後であれば、防水シート7による立ち上がり部2と外装材3との間の防水処理をいつでも行うことができるので、外壁1の防水処理に係る施工性を向上させることも可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1,図3〜図5に示すように、請求項1に記載の外壁1の防水構造において、
前記支持材4は、
前記建物躯体側に位置するとともに鉛直に設けられた鉛直板部4aと、
前記鉛直板部4aの下端部から屋外側に突出するとともに上面に前記外装材3の下端部が載せられた支持板部4bと、を有しており、
前記防水シート7の上端部が、前記鉛直板部4aの屋内側面に貼り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、防水シート7の上端部が、建物躯体側に位置するとともに鉛直に設けられた鉛直板部4aの屋内側面に貼り付けられているので、防水シート7の上端部は屋内側に回り込んだ状態となっている。そのため、例えば防水シート7の上端部が支持板部4bの下面に貼り付けられる場合よりも、屋外側から隙間5に向かって水が浸入しにくくなる。
また、支持材4は、鉛直板部4aの下端部から屋外側に突出するとともに上面に外装材3の下端部が載せられた支持板部4bを有するので、外装材3を安定的に支持することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1,図3〜図5に示すように、請求項2に記載の外壁1の防水構造において、
前記外装材3は、前記支持材4における前記鉛直板部4aに係合する係合部3cを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、外装材3は、支持材4における鉛直板部4aに係合する係合部3cを有するので、この係合部3cを支持材4における鉛直板部4aに係合させれば、外装材3の支持状態を一層安定的なものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1,図3〜図5に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁1の防水構造において、
前記隙間5には、当該隙間5を埋めるようにして、かつ前記防水シート7を遮蔽するようにして防水カバー材8が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、隙間5には、当該隙間5を埋めるようにして、かつ防水シート7を遮蔽するようにして防水カバー材8が設けられているので、この防水カバー材8によって立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を向上させることができるとともに、立ち上がり部2と外装材3との間の外観意匠性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1,図3に示すように、請求項4に記載の外壁1の防水構造において、
前記防水カバー材8は、
前記隙間5のうち前記外装材3の屋外側面よりも奥まった位置から前記立ち上がり部2の上端部における屋外側面にかけて設けられた水切部9と、
前記立ち上がり部2の上端面に設けられているとともに前記水切部9が取り付けられた取付下地部10と、を有しており、
前記防水シート7は、前記防水カバー材8における前記取付下地部10によって前記立ち上がり部2の上端面に押さえ付けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、防水カバー材8は、隙間5のうち外装材3の屋外側面よりも奥まった位置から立ち上がり部2の上端部における屋外側面にかけて設けられた水切部9を有するので、この水切部9によって、外装材3の屋外側面を伝って下方に落ちる水を屋外床に向かって落とすことができる。
そして、防水カバー材8は、立ち上がり部2の上端面に設けられているとともに水切部9が取り付けられた取付下地部10を有しており、防水シート7は、防水カバー材8における取付下地部10によって立ち上がり部2の上端面に押さえ付けられているので、この取付下地部10によって、防水シート7が剥がれやすくなることを防ぎつつ、水切部9の取付状態を安定的なものにすることができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1,図3〜図5に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外壁1の防水構造において、
前記立ち上がり部2には、前記屋外床から前記立ち上がり部2の上端部にかけて連続する床側防水シート6が貼り付けられており、
前記防水シート7は、前記床側防水シート6の上端部に上から重ね合わせられるようにして貼り付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、防水シート7が、屋外床から連続する床側防水シート6の上端部に上から重ね合わせられるようにして貼り付けられているので、防水シート7の下縁部からの水の浸入と、床側防水シート6の上縁部からの水の浸入を防ぐことができ、結果的に、立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を確保することができる。
本発明によれば、立ち上がり部と外装材との間の防水性を確保できるとともに防水処理に係る施工性を向上させることができる。
外壁の防水構造を示す側断面図である。 サッシが設けられた場合の外壁の防水構造を示す側断面図である。 外壁の防水構造の変形例を示す側断面図である。 外壁の防水構造の変形例を示す正面側概略図である。 図4に示す変形例の側断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1において符号1は外壁を示す。この外壁1は、屋外床(図示せず)のある場所に面して設けられたものであり、建物躯体(図示せず)の周囲に設置された状態となっている。なお、屋外床のある場所とは、屋外床が設けられた場所を指す。
建物躯体は、柱や梁等によってフレーム状に形成されたものであり、使用される構造材(建築材料)は木製でもよいし、金属製でもよい。さらには、その他の材質のものでもよい。
屋外床は、建物躯体に対して設けられている。この屋外床は、屋外空間に面した状態となるため、防水シート等の防水加工が施されたり、排水のための設備と共に建物躯体に組み込まれたりしている。
本実施形態における外壁1は、住宅やオフィスビル等の建物における屋上に設けられたペントハウスの外壁である。ただし、これに限られるものではなく、例えば、バルコニーに面する外壁や、屋外廊下に面する外壁、屋外床のある場所に面して設けられた外壁であれば採用できる。
このような外壁1は、屋外床から立ち上がる立ち上がり部2と、立ち上がり部2の上方に配置された外装材3と、建物躯体によって支持されているとともに外装材3を支持する支持材4を備える。
そして、立ち上がり部2の上端部と、支持材4との間には隙間5が形成されており、隙間5には、屋外側から屋内側への水の浸入を防ぐための防水処理(床側防水シート6、防水シート7、防水カバー材8)が施されている。
立ち上がり部2は、立ち上がり本体2aと、耐火面材2bと、上面板材2cと、つなぎ材2dと、を有する。
立ち上がり本体2aは、角筒状に形成された複数本の柱状体が互いに間隔を空けて並べられることで形成されている。複数本の柱状体は、建物躯体における例えば梁のような横材に対して設けられているものとする(図示せず)。
耐火面材2bは、複数本の柱状体からなる立ち上がり本体2aの屋外側面に取り付けられており、立ち上がり本体2aにおける外側面を構成している。
上面板材2cは、複数本の柱状体の上端部間に架け渡されて設けられており、立ち上がり本体2aにおける上端面を構成している。
つなぎ材2dは、断面L型のスチール材であり、上面板材2cと共に立ち上がり部2を構成する複数本の柱状体の上端部間に架け渡されて設けられている。換言すれば、つなぎ材2dは、上面板材2cと共に複数本の柱状体同士を繋いだ状態となっている。そして、このようなつなぎ材2dを介して耐火面材2bが立ち上がり本体2aの屋外側面に取り付けられている。
このような立ち上がり部2には、屋外床から立ち上がり部2の上端部にかけて連続する床側防水シート6が貼り付けられている。
より詳細に説明すると、床側防水シート6は、屋外床の表層である防水面を構成するシートであって、屋外床と立ち上がり部2との取り合い部分(接し合う部分、または境界部分とも言う)を跨いで、立ち上がり部2側にも貼り付けられている。このような床側防水シート6は、屋外床から立ち上がり部2における耐火面材2bの上端面にかけて連続して貼り付けられている。
なお、本実施形態における耐火面材2bとしては例えばセメント板が採用されている。このようなセメント板である耐火面材2bに対して床側防水シート6を貼り付ける場合は、耐火面材2bの上端部に設けられた断面L型の塩ビ鋼板2eに対して床側防水シート6の上縁部を溶着させている。そして、このように床側防水シート6が塩ビ鋼板2eを介して耐火面材2bに貼り付けられていることにより、床側防水シート6が剥がれにくくなっている。
外装材3は、本体パネル3aと、表面仕上げ材3bと、係合部3cと、を有する。
本体パネル3aは、ある程度の厚みがあり、当該本体パネル3aを上下方向に貫通する空洞部が複数形成されている。これら複数の空洞部同士は、本体パネル3aの幅方向に並んで配置されている。このような本体パネル3aとしては、例えば押出成形セメント板が採用されている。
表面仕上げ材3bは、本体パネル3aの屋外側面に取り付けられており、外装材3自体の仕上げ面を構成している。なお、本実施形態における表面仕上げ材3bは、タイル調の仕上げ材が採用されているが、これに限られるものではない。また、この表面仕上げ材3bは、本体パネル3aに対して一体化されていてもよい。
係合部3cは、詳細については後述するが、本体パネル3aの屋内側面に設けられており、支持材4に係合することによって外装材3の取付状態の安定化に貢献するものである。
支持材4は、鉛直板部4aと、支持板部4bと、を有するアングル材である。
鉛直板部4aは、建物躯体側に位置するとともに鉛直に設けられる部位である。
支持板部4bは、鉛直板部4aの下端部から屋外側に突出するとともに上面に外装材3の下端部が載せられる部位である。
なお、支持材4は、上述のように建物躯体によって支持されているが、その形態は特に限定されるものではない。
本実施形態においては、鉛直板部4aが、間隔を空けて配置された建物躯体の柱間に架け渡されるようにして支持材4が建物躯体によって支持されている。つまり、鉛直板部4aの屋内側面が、建物躯体における複数本の柱の側面に固定された状態となっている。
このような支持の形態に限られるものではなく、例えば、鉛直板部4aおよび支持板部4bの長さ方向両端面が、建物躯体における複数本の柱の側面間に架け渡されて固定される形態を採用してもよい。ただし、このような形態採用して支持材4を建物躯体で支持する場合は、建物躯体における複数本の柱間に外装材3が配置された状態となるため、建物躯体における柱と外装材3との間の仕上げ処理が別途必要となる。
その他にも、支持板部4bの下面が、建物躯体における複数本の柱の側面から突出するブラケット材の上面に固定される形態を採用してもよい。
そして、以上のような支持材4における鉛直板部4aに対して、外装材3における係合部3cが係合する。
より詳細に説明すると、係合部3cは、角度の緩い略S型に形成されている。そして、この係合部3cは、外装材3における本体パネル3aの屋内側面に接する板状の第一部位3dと、鉛直板部4aの屋内側面に接する板状の第二部位3eと、これら第一部位3dと第二部位3eとを繋ぐ板状の第三部位3fと、を有する。
この係合部3cは、ボルト3gによって本体パネル3aの屋内側面に固定されている。ボルト3gは、本体パネル3aに形成された空洞部を利用することで、本体パネル3aに対して留め付けが可能となっており、ボルト3gの先端が空洞部内に納まるようになっている。そして、第二部位3eと鉛直板部4aとの間には滑り止め3hが介在しており、ボルト3gの締め付け強度を高めれば、第二部位3eが、滑り止め3hを介在させた状態で鉛直板部4aに密着することになる。
以上のような係合部3cが、外装材3の屋内側面の複数箇所に適用されている。なお、支持材4は水平に設けられるため、複数の係合部3cも互いに略等しい高さとなるように外装材3の屋内側面に設けられることになる。
以上のような構成においては、外装材3と、これを支持する支持材4は、立ち上がり部2の上方に配置されているものの、立ち上がり部2によって支持されてはおらず、建物躯体によって支持されている。したがって、これら立ち上がり部2と、外装材3および支持材4は構造的に離隔した状態となっている。そして、構造的に離隔した立ち上がり部2と、外装材3および支持材4との間に、隙間5がある状態となっている。
隙間5には、床側防水シート6と、防水シート7と、防水カバー材8と、を利用して防水処理が施されている。
床側防水シート6は、上述のように、屋外床から立ち上がり部2における耐火面材2bの上端面にかけて連続して貼り付けられている。
なお、上述した床側防水シート6として、本実施形態では塩ビシートが採用されているが、防水性を確保できれば他の材質を採用してもよく、特に限定されるものではない。
防水シート7は、立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、隙間5を介して、支持材4の屋内側面にかけて貼り付けられて設けられている。
より詳細に説明すると、防水シート7は、その下端部が床側防水シート6の上端部に上から重ね合わせられるようにして貼り付けられている。そして、防水シート7の下端部における縁部は、床側防水シート6の上端部における屋外側面に重ね合わせられている。
また、防水シート7の上端部は、鉛直板部4aの屋内側面に貼り付けられている。
なお、本実施形態における防水シート7としては粘着力のあるブチル耐水シートが採用されている。
防水カバー材8は、隙間5に対して、当該隙間5を屋外側から埋めるようにして、かつ防水シート7を遮蔽するようにして設けられている。
この防水カバー材8は、水切部9と、取付下地部10と、を有する。
水切部9は、隙間5から水の浸入を防ぐとともに外装材3側からの水を下方に落とすために設けられるものであり、隙間5のうち外装材3の屋外側面よりも奥まった位置から立ち上がり部2の上端部における屋外側面にかけて設けられている。
取付下地部10は、立ち上がり部2の上端面に設けられているとともに水切部9が取り付けられている。そして、この取付下地部10は、防水シート7を立ち上がり部2の上端面に押さえ付けるようにして設けられている。
水切部9は、隙間5(立ち上がり部2の上端部及び外装材3の下端部の幅方向)に沿って長尺に形成されている。水切部9よりも隙間5の方が長い場合は、複数の水切部9を、図示しないジョイナーで繋いで用いるようにする。
また、取付下地部10は、水切部9と同様に隙間5に沿って長尺に形成されていてもよいし、当該取付下地部10を幅寸法の短いピース材として複数用い、互いに間隔を空けて設けるようにしてもよい。
防水カバー材8について、より詳細に説明すると、まず、取付下地部10は押さえ部10aと下地本体10bとを有するアングル材であり、押さえ部10aが水平に設けられ、下地本体10bは鉛直に設けられている。
押さえ部10aは、防水シート7の上面に直接接する部位である。そして、立ち上がり部2における上面板材2cに対して、防水シート7を介在させた状態で、ビス等の固定材によって固定されている。
下地本体10bは、押さえ部10aの屋内側端部から上方に立ち上がった状態となっており、上端部に、水切部9が固定される。
水切部9は、固定部9aと、傾斜部9bと、下垂部9cと、上端部9dと、シーリング材9eと、を備えており、この水切部9によって、防水シート7と、床側防水シート6が重なり合った箇所を覆い隠すことができる。
固定部9aは、取付下地部10における下地本体10bに固定される部位であり、下地本体10bに対してビス等の固定材によって固定されている。
傾斜部9bは、固定部9aの下端部から屋外側に向かって突出し、かつ屋外側に向かうにつれて下向き傾斜する部位である。突出方向先端部は、立ち上がり部2の屋外側面よりも、さらに屋外側に位置している。
下垂部9cは、傾斜部9bの突出方向先端部から下方に向かって垂設された部位であり、水を下方に落とすことができる。
上端部9dは、固定部9aの上端部から屋外側に水平に突出した部位であり、外装材3の下端面および支持材4の下面と対向する部位である。そして、この上端部9dと外装材3の下端面との間には、シーリング材9eが充填されており、水切部9と外装材3との間の水密性を確保している。
外壁1には、開口部が形成される場合があり、図2に示すように、開口部には窓用のサッシ11が嵌め込まれる。
サッシ11は外装材3と、外壁1の幅方向に連続して配置されるため、立ち上がり部2との位置関係は、外装材3と立ち上がり部2との位置関係と同様の状態となっている。すなわち、本実施形態においては、外装材3及びサッシ11が、立ち上がり部2に対して建物内部側にセットバックした状態となっている。
なお、ビス等の固定材によって押さえ部10aを上面板材2cに固定する作業は、外装材3の施工前に行われることが好ましい。換言すれば、隙間5が形成される前に行われることが好ましい。しかし、このように外装材3及びサッシ11が立ち上がり部2に対してセットバックした状態であれば、ビス等の固定材を設けるためのスペースを確保でき、施工手順に左右されずに押さえ部10aを上面板材2cに固定することができる。
サッシ11は、外装材3と連続して配置されて窓障子等の建具を有するサッシ本体12と、サッシ本体12の下端部に設けられたサッシ水切13と、を備える。
サッシ水切13は、図示しない位置でサッシ本体12に固定される固定部13aと、固定部13aの下端部から屋外側に向かって突出し、かつ屋外側に向かうにつれて下向き傾斜する傾斜部13bと、傾斜部9bの突出方向先端部から下方に向かって垂設された下垂部13cと、を有する。
サッシ11の下方に位置する立ち上がり部2には、上述の上面板材2cと略等しい厚さ寸法の底板部14aと、底板部14aの屋内側端部から上方に立ち上がる壁部14bと、を有するアングル材14が設けられている。すなわち、このアングル材14は、立ち上がり本体2aを構成する複数本の柱状体の上端部間に架け渡されて設けられており、立ち上がり本体2aにおける上端面を構成している。
アングル材14は、壁部14bによって屋内側への水の浸入を防ぐために設けられており、側面視における壁部14bの位置は、サッシ本体11よりも屋内側に位置している。
サッシ11の下方における防水シート7は、立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、サッシ本体11と立ち上がり部2との間の隙間5を介して、アングル材14の壁部14bにかけて貼り付けられて設けられている。
サッシ本体11と立ち上がり部2との間の隙間5にも、水切部9と取付下地部10とを有する防水カバー材8が設けられている。
取付下地部10は、アングル材14の底板部14aに対して確実に設置できるように、押さえ部10aが、屋内側を向くように配置されて底板部14aの上に取り付けられている。このとき、押さえ部10aは、底板部14aに対して、防水シート7を介在させた状態で、ビス等の固定材によって固定されている。
取付下地部10の下地本体10bは、外装材3と立ち上がり部2との間に設けられた取付下地部10の下地本体10bと長さ方向に連続して設けられている。
サッシ11下方の水切部9は、外装材3と立ち上がり部2と間の隙間5に設けられた防水カバー材8における水切部9と長さ方向に連続して設けられている。これら水切部9,9同士は、図示しない位置でジョイナーによって接続されているものとする。
水切部9の固定部9aは、取付下地部10の下地本体10bに対してビス等の固定材によって固定されている。
水切部9は、サッシ水切13の下方に位置するようにして配置されており、互いの傾斜部9b,13b同士が平行した状態となっている。また、水切部9の傾斜部9bの上方に下垂部13cが位置した状態となっている。
なお、水切部9の上端部9dと、サッシ水切13における傾斜部13bの下面との間には、シーリング材9eが充填されており、水切部9とサッシ水切13との間の水密性を確保している。
以上のように構成された外壁1を施工する方法は、屋外床の上に立ち上がり部2を設ける立ち上がり部2の施工工程と、建物躯体に支持材4を固定し、当該支持材4に対して外装材3を設ける外装材3の施工工程と、を含む。
ただし、これらの施工工程は、どちらが先に行われてもよいものとする。そして、まずは、立ち上がり部2の施工と、外装材3の施工が行われる。
続いて、立ち上がり部2の上端部と支持材4との間に形成された隙間5を利用して、防水シート7の貼付作業を行う。より具体的には、防水シート7を、立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、隙間5を介して、支持材4の屋内側面にかけて貼り付ける。
なお、隙間5の上下方向の間隔は、防水シート7の貼付作業を行う作業者の手指が入る程度の寸法に設定されている。
続いて、防水カバー材8を、隙間5に対して、当該隙間5を埋めるようにして、かつ防水シート7を遮蔽するようにして設ける。
より詳細には、取付下地部10を、立ち上がり部2の上端面に対して、防水シート7を介在させた状態で取り付けて固定する。
そして、このような取付下地部10に対して水切部9を固定して、水切部9の上端部9dと外装材3の下端面との間にシーリング材9eを充填する。
以上のような施工方法で外壁1を構築することができる。
すなわち、隙間5の防水処理を、立ち上がり部2の施工と、外装材3の施工が終わった後に行うようにすれば、防水処理に係る施工性を向上させることができる。
また、外壁1にサッシ11が設けられる場合には、立ち上がり部2とサッシ11との間の隙間5における防水処理も同時進行的に行われており、外壁1全体の防水処理が行われる。
なお、以上のような本実施形態において、図示はしないが、立ち上がり部2や外装材3は、外壁1を形成する上で必要な分の幅寸法に適宜設定されており、このような立ち上がり部2や外装材3の幅方向に沿って設けられる上述の各部材や各部位は、これに対応した寸法に適宜設定されているものとする。
本実施の形態によれば、外装材3を支持する支持材4は、立ち上がり部2の上方に配置されているものの、立ち上がり部2によって支持されてはおらず、建物躯体によって支持されているので、これら立ち上がり部2と支持材4は構造的に離隔した状態となっている。そのため、外壁1の施工手順が、例えば建物構造や輸送の都合等に応じて前後しても滞りなく施工できることになる。換言すれば、立ち上がり部2と外装材3とを先後関係なく施工することができる。
そして、立ち上がり部2の上端部における屋外側面から、隙間5を介して、支持材4の屋内側面にかけて防水シート7が貼り付けられて設けられているので、立ち上がり部2と支持材4とが離隔した状態であっても、屋外側から隙間5に向かって浸入しようとする水を防水シート7によって確実に遮ることができ、外壁1における立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を確保することができる。しかも、隙間5が形成された後であれば、防水シート7による立ち上がり部2と外装材3との間の防水処理をいつでも行うことができるので、外壁1の防水処理に係る施工性を向上させることも可能となる。
また、防水シート7の上端部が、建物躯体側に位置するとともに鉛直に設けられた鉛直板部4aの屋内側面に貼り付けられているので、防水シート7の上端部は屋内側に回り込んだ状態となっている。そのため、例えば防水シート7の上端部が支持板部4bの下面に貼り付けられる場合よりも、屋外側から隙間5に向かって水が浸入しにくくなる。
また、支持材4は、鉛直板部4aの下端部から屋外側に突出するとともに上面に外装材3の下端部が載せられた支持板部4bを有するので、外装材3を安定的に支持することができる。
また、外装材3は、支持材4における鉛直板部4aに係合する係合部3cを有するので、この係合部3cを支持材4における鉛直板部4aに係合させれば、外装材3の支持状態を一層安定的なものとすることができる。
また、隙間5には、当該隙間5を埋めるようにして、かつ防水シート7を遮蔽するようにして防水カバー材8が設けられているので、この防水カバー材8によって立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を向上させることができるとともに、立ち上がり部2と外装材3との間の外観意匠性を向上させることができる。
また、防水カバー材8は、隙間5のうち外装材3の屋外側面よりも奥まった位置から立ち上がり部2の上端部における屋外側面にかけて設けられた水切部9を有するので、この水切部9によって、外装材3の屋外側面を伝って下方に落ちる水を屋外床に向かって落とすことができる。
そして、防水カバー材8は、立ち上がり部2の上端面に設けられているとともに水切部9が取り付けられた取付下地部10を有しており、防水シート7は、防水カバー材8における取付下地部10によって立ち上がり部2の上端面に押さえ付けられているので、この取付下地部10によって、防水シート7が剥がれやすくなることを防ぎつつ、水切部9の取付状態を安定的なものにすることができる。
また、防水シート7が、屋外床から連続する床側防水シート6の上端部に上から重ね合わせられるようにして貼り付けられているので、防水シート7の下縁部からの水の浸入と、床側防水シート6の上縁部からの水の浸入を防ぐことができ、結果的に、立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を確保することができる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
〔変形例1〕
上述の実施形態では、外装材3が、立ち上がり部2に対して建物内部側にセットバックした状態となっている。
これに対して、本変形例における外装材3は、図3に示すように、上述の実施形態における外装材3よりも屋外側に位置した状態となっている。このような場合には、外装材3と共に、防水カバー材8における水切部9と取付下地部10も屋外側に寄せて配置されることとなる。
これに伴って、水切部9における下垂部9cと立ち上がり部との間には、比較的大きな隙間15が形成されるため、この隙間15には、止水材15aが設けられて水の浸入を防ぐことができる。
さらに、取付下地部10は、上述の実施形態と同じ向きで使用すると、上面板材2cに載らない状態となってしまう。そのため、押さえ部10aが建物内部側を向くようにして取付下地部10が配置されており、押さえ部10aが、防水シート7を介在させた状態で、上面板材2cに取り付けられている。これによって、防水カバー材8を確実かつ安定的に設けることができるので、外装材3が屋外側に寄せて配置された場合であっても、立ち上がり部2と外装材3との間の防水性を確保することができる。
〔変形例2〕
上述の実施形態における外壁1では、取付下地部10の押さえ部10aがビス等の固定材によって立ち上がり部2の上面板材2cに固定されている。
これに対して、本変形例における外壁1Aでは、図4,図5に示すように、立ち上がり部2の上端部に、ピース材である断面L型の上面板材20が互いに間隔を空けて複数設けられている。当該複数の上面板材20は、立ち上がり部2を構成する複数の柱状体の上端部ごとに設けられてもよいし、複数の柱状体の上端部間に架け渡されて設けられてもよい。
上面板材20は、図5に示すように、水平部位の屋内側端部から鉛直方向に立ち上がる支持板部21を備えて断面L型に形成されている。そして、複数の上面板材20における各水平部位の上面に、複数の取付下地部10Aが溶接されている。
また、複数の取付下地部10A間及び複数の上面板材20間には隙間5Aが形成されており、当該隙間5Aは、立ち上がり部2と外装材3との間の隙間5と連続する状態となっている。
さらに、上面板材20における支持板部21の上端面は、支持材4の下面に接しており、支持材4を介して外装材3を支持している。また、この支持板部21を備えた断面L型の上面板材20の幅寸法は、取付下地部10Aの幅寸法と比較して略等しいか、若しくは幅狭に設定されている。
なお、本変形例においても、水切部9は隙間5に沿って長尺に形成されており、水切部9と複数の取付下地部10Aとで防水カバー材8を構成している。
また、本変形例における上面板材20はピース材として複数用いるものとしたが、水平部位が立ち上がり部2の幅方向に沿って長尺に形成され、このような水平部位の屋外側端部に、複数の支持板部21が櫛歯状に間隔を空けて設けられることによって構成されていてもよい。
複数の取付下地部10Aは上面板材2cの上面に溶接されているため、当該取付下地部10Aの押さえ部10aによって防水シートを上面板材2cに押さえ付けることができない。そのため、本変形例においては、複数の取付下地部10A間の隙間5Aを通るようにして防水シート7Aが複数設けられている。
より詳細に説明すると、防水シート7Aは、図4,図5に示すように、その下端部が床側防水シート6の上端部に上から重ね合わせられるようにして貼り付けられ、上端部は、鉛直板部4aの屋内側面に貼り付けられている。
また、防水シート7Aは、隙間5A分の幅寸法に設定されている。そのため、複数の防水シート7Aにおける隣り合う側縁部の屋内側面間には補助防水シート7Bが設けられている。また、補助防水シート7Bは、立ち上がり部2の上端部における屋内側面から支持材4の鉛直板部4aにおける屋内側面にかけて設けられている。
このように複数の防水シート7Aにおける隣り合う側縁部の屋内側面間に補助防水シート7Bが設けられることによって、隣り合う防水シート7A,7A同士の間隙を埋めることができる。そのため、補助防水シート7Bは、複数の防水シート7Aにおける隣り合う側縁部の屋内側面に対して密着し、水密性を確保している。
また、補助防水シート7Bは、上述のように立ち上がり部2の上端部における屋内側面から支持材4の鉛直板部4aにおける屋内側面にかけて設けられているため、補助防水シート7Bに密着する防水シート7Aは、補助防水シート7Bの位置に対応して設けられている。換言すれば、防水シート7Aは、補助防水シート7Bの位置を想定して設けられており、補助防水シート7Bは、このような防水シート7Aに沿って設けられている。
さらに、補助防水シート7Bは、部分的に、上面板材20の屋外側面にも貼り付けられているものとする。
なお、本実施形態における防水シート7A及び補助防水シート7Bとしては粘着力のあるブチル耐水シートが採用されている。
以上のような構成の外壁1Aを施工する場合は、まず、立ち上がり部2の施工と、外装材3の施工が行われる。複数の取付下地部10Aは、立ち上がり部2における上面板材2cの上面に溶接されているため、この時点で、これら複数の取付下地部10Aも施工された状態となっている。
また、補助防水シート7Bは、その下端部を立ち上がり部2の上端部における屋内側面に貼り付けて垂らし、立ち上がり部2に対して予め取り付けた状態にしておく。
立ち上がり部2の施工と、外装材3の施工が行われた後は、複数の防水シート7Aを、複数の取付下地部10A間の隙間5Aを通るようにして設ける。
続いて、垂らした状態としておいた補助防水シート7Bの上端部を支持材4の鉛直板部4aにおける屋内側面に貼り付ける。そして、複数の防水シート7Aにおける隣り合う側縁部の屋内側面に対して密着させる。
その後、防水カバー材8を、隙間5に対して、当該隙間5を埋めるようにして、かつ防水シート7Aを遮蔽するようにして設ける。より詳細には、複数の取付下地部10Aに対して水切部9を固定して、水切部9の上端部9dと外装材3の下端面との間にシーリング材9eを充填する。
以上のような施工方法で外壁1Aを構築することができる。
このような外壁1Aの施工方法によれば、隙間5,5Aの防水処理を、立ち上がり部2の施工と、外装材3の施工が終わった後に行うようにすれば、防水処理に係る施工性を向上させることができる。
また、複数の取付下地部10Aを上面板材2cの上面に予め溶接しておくことで、施工性の向上を図ることができる。さらに、補助防水シート7Bを、立ち上がり部2の上端部における屋内側面に貼り付けて垂らし、立ち上がり部2に対して予め取り付けた状態にしておくことで、より一層、施工性を向上させることができる。
1 外壁
2 立ち上がり部
3 外装材
3c 係合部
4 支持材
4a 鉛直板部
4b 支持板部
5 隙間
6 床側防水シート
7 防水シート
8 防水カバー材
9 水切部
10 取付下地部

Claims (6)

  1. 屋外床のある場所に面して設けられた外壁の防水構造であって、
    前記外壁は、前記屋外床から立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部の上方に配置された外装材と、建物躯体によって支持されているとともに前記外装材を支持する支持材を備えており、
    前記立ち上がり部の上端部と前記支持材との間には隙間が形成されており、
    前記立ち上がり部の上端部における屋外側面から、前記隙間を介して、前記支持材の屋内側面にかけて防水シートが貼り付けられて設けられていることを特徴とする外壁の防水構造。
  2. 請求項1に記載の外壁の防水構造において、
    前記支持材は、
    前記建物躯体側に位置するとともに鉛直に設けられた鉛直板部と、
    前記鉛直板部の下端部から屋外側に突出するとともに上面に前記外装材の下端部が載せられた支持板部と、を有しており、
    前記防水シートの上端部が、前記鉛直板部の屋内側面に貼り付けられていることを特徴とする外壁の防水構造。
  3. 請求項2に記載の外壁の防水構造において、
    前記外装材は、前記支持材における前記鉛直板部に係合する係合部を有することを特徴とする外壁の防水構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁の防水構造において、
    前記隙間には、当該隙間を埋めるようにして、かつ前記防水シートを遮蔽するようにして防水カバー材が設けられていることを特徴とする外壁の防水構造。
  5. 請求項4に記載の外壁の防水構造において、
    前記防水カバー材は、
    前記隙間のうち前記外装材の屋外側面よりも奥まった位置から前記立ち上がり部の上端部における屋外側面にかけて設けられた水切部と、
    前記立ち上がり部の上端面に設けられているとともに前記水切部が取り付けられた取付下地部と、を有しており、
    前記防水シートは、前記防水カバー材における前記取付下地部によって前記立ち上がり部の上端面に押さえ付けられていることを特徴とする外壁の防水構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の外壁の防水構造において、
    前記立ち上がり部には、前記屋外床から前記立ち上がり部の上端部にかけて連続する床側防水シートが貼り付けられており、
    前記防水シートは、前記床側防水シートの上端部に上から重ね合わせられるようにして貼り付けられていることを特徴とする外壁の防水構造。
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