JP6650115B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、横向きに開口するフード部を有する待受け側ハウジングをパネルの取付孔に設け、嵌込側ハウジングをフード部内に嵌合するようにしたコネクタが開示されている。
特開2008−103325号公報
この種のコネクタにおいて、嵌込側ハウジングの外周とフード部の内周との隙間に浸入した水が残留したままになると、両ハウジングに設けた端子金具が被水する虞がある。この対策としては、フード部の内周と嵌込側ハウジングの外周との間にシール部材を設けて浸水を防げば良いのであるが、そうすると、部品点数が増えるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フード内に水が残留することを防止することを目的とする。
本発明は、
前方に開口するフード部を有し、パネルの取付孔に取り付けられた待受け側ハウジングと、
前記フード部に嵌入可能な端子収容部を有する嵌込側ハウジングと、
前記フード部を構成する下壁部に形成された排水口と、
前記排水口の開口縁の一部のみから前記排水口の開口領域内に突出し、上面が前記下壁部の上面に連なる誘水面となっている誘水突起とを備えているところに特徴を有する。
下壁部の上面のうち排水口に隣接する領域に水膜が形成さると、その水膜が表面張力により誘水面に引き込まれ、排水口の開口領域からフード部外へ排出される。これにより、フード部内に水が残留することを防止できる。
実施例1のコネクタにおいて待受け側ハウジングと嵌込側ハウジングを離脱させた状態をあらわす側面図 図1のA−A線断面図 待受け側ハウジングと嵌込側ハウジングの嵌合途中の状態をあらわすA−A線相当断面図 待受け側ハウジングの背面図 待受け側ハウジングの底面図 図4のB−B線断面図 図4のC−C線部分拡大断面図 実施例2のコネクタの待受け側ハウジングの背面図 実施例2の待受け側ハウジングの底面図 図8のD−D線断面図 図8のE−E線部分拡大断面図
本発明は、前記誘水面が、前記排水口の開口縁から前記排水口の開口領域内に向かって下り勾配となるように傾斜していてもよい。この構成によれば、誘水面の傾斜によって、排水効率が向上する。
本発明は、前記誘水面が前記下壁部の上面に対し鈍角状に連なっていてもよい。この構成によれば、下壁部の上面の水膜が誘水面に移行し易い。
本発明は、前記誘水突起が、前記誘水面の突出端から下方へ延出した流下面を有していてもよい。この構成によれば、誘水面上に引き込まれた水膜は、誘水面の突出端から流下面に引き込まれることにより、確実に排出される。
本発明は、前記下壁部の下面から突出し、前記誘水突起の下端部に連なる補強部を備えていてもよい。この構成によれば、フード部の外面に露出する誘水突起に異物が干渉しても、誘水突起の変形を防止できる。
本発明は、前記フード部が、前記下壁部の後端部に連なる背壁部を有しており、前記排水口が前記背壁部の下端部にも開口されており、前記背壁部には、前記排水口の開口縁を構成する上縁部の一部のみから前記排水口の開口領域内へ下向きに突出した形態の補助誘水突起が形成されていてもよい。この構成によれば、背壁部を伝って落ちた水が、排水口の開口縁の上縁部に隣接する領域に水膜を形成すると、その水膜は、補助誘水突起によって排水口内に引き込まれて排水される。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図7を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1〜3,5〜7における右方を前方と定義する。上下の方向については、図1,4,7にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
本実施例1のコネクタ10は、図1〜3に示すように、パネルPの取付孔Hに取り付けられた待受け側ハウジング11と、待受け側ハウジング11と嵌合可能な嵌込側ハウジング30とを備えて構成されている。待受け側ハウジング11は、複数の雄端子金具(図示省略)を保持する端子保持部12と、端子保持部12の前端から前方へ延出したフード部13とを有している。
フード部13は、端子保持部12の前端外周縁から全周に亘ってフランジ状に張り出した背壁部14と、背壁部14の外周から前方へ突出した筒部15とを備えている。筒部15は、下壁部16と、下壁部16の左右両側縁から上方へ延出した左右両側壁部17と、左右両側壁部17の上端縁を連結した形態の上壁部18とから構成されている。筒部15の前端部外周には、パネルPの後面における取付孔Hの孔縁部に当接するフランジ状の当接部19が形成されている。フード部13には、背壁部14から左右両側壁部17の内面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態の弾性係止片20が形成されている。
待受け側ハウジング11は、フード部13の前端の開口部を取付孔Hに対応させ、当接部19をパネルPの後面に当接させるとともに、弾性係止片20の抜止め突起を、バネルの前面における取付孔Hの孔縁部に係止させることにより、パネルPに対して取り付けた状態に保持されている。また、弾性係止片20は、取付孔Hの孔縁部に対し弾性的に当接している。したがって、パネルPや待受け側ハウジング11が振動を受けたり、待受け側ハウジング11に前方からの外力が作用しても、待受け側ハウジング11はパネルPから離脱する虞はない。
嵌込側ハウジング30は、複数の雌端子金具(図示省略)を収容する端子収容部31を備えている。嵌込側ハウジング30は、待受け側ハウジング11の前方から端子収容部31をフード部13内に収容させるようにして、待受け側ハウジング11に嵌合される。嵌込側ハウジング30の背面側(待受け側ハウジング11とは前後反対側)には、防水手段としての弾性を有するグロメット32が取り付けられている。

両ハウジング11,30が正規嵌合した状態(図示省略)では、グロメット32が、パネルPの前面のうち取付孔Hを全周に亘って包囲する領域に液密状に密着する。このグロメット32により、パネルPの前面側において両ハウジング11,30の嵌合部分に浸水することと、パネルPの前方から取付孔Hとフード部13との隙間に浸水することとが防止されている。
本実施例1のコネクタ10では、パネルPの後面と待受け側ハウジング11の当接部19との隙間にはシール手段が設けられていないため、パネルPの後面と当接部19との隙間からフード部13内に浸水することが懸念される。その対策として、フード部13の下壁部16には、フード部13の内部(下壁部16の上面16S)とフード部13の外部(下壁部16の下方及び背壁部14の後方)との間を連通させる左右一対の排水口21が形成されている。
排水口21は、下壁部16の後端部から背壁部14の下端部に亘って開口している。図5,6に示すように、平面視における排水口21の開口領域は、前後寸法に比べて左右寸法の大きい略方形をなしている。図4に示すように、背面視における排水口21の開口領域は、上下寸法に比べて左右寸法の大きい略方形をなしている。平面視の開口領域の左右方向における形成範囲と、背面視における排水口21の開口領域の左右方向における形成範囲は、同じ範囲に設定され、互いに連通して1つの開口部を構成している。
フード部13内に浸入して背壁部14の内面を伝って流れ落ちた水の一部は、背壁部14における排水口21の開口領域からフード部13の外部下方へ滴下する。また、フード部13内に浸入して背壁部14や側壁部17の内面を伝って流れ落ちた水は、下壁部16の上面16S(フード部13の内面)において水膜(図示省略)を形成し、水膜が排水口21に隣接すると、その水膜が排水口21からフード部13の外部へ排出される。
本実施例1では、排水口21からの排水効率を向上させる手段としては、下壁部16には誘水突起22が形成されている。図5〜7に示すように、誘水突起22は、下壁部16において各排水口21の開口領域を区画する開口縁のうち前縁部21Fから、開口領域内に向かって後方へ片持ち状に突出した形態である。前縁部21Fは、左右方向に直線状に延びている。
誘水突起22は、前縁部21Fの一部、即ち前縁部21Fにおける左右方向中央位置のみに配されている。したがって、誘水突起22の幅寸法(左右寸法)は、排水口21の開口領域の幅寸法よりも小さい。また、誘水突起22が形成されているのは開口縁のうち前縁部21Fだけであり、側縁部には形成されていない。1つの排水口21に形成されている誘水突起22は、1つだけである。
誘水突起22の上面は、その突出端(開口領域)に向かって下り勾配となるように傾斜した誘水面23となっている。誘水面23の全領域は、傾斜角度が一定の1つの平面だけで構成されている。誘水面23の前端(基端)は、下壁部16の上面16Sに対し鈍角状に連なっている。したがって、下壁部16の上面16Sと誘水面23との境界には、段差部は存在しない。
フード部13には、各誘水突起22に個別に連なる左右一対の補強部24が形成されている。補強部24は、下壁部16の下面(外面)からリブ状に突出した形態であり、前後方向に長く延びている。左右方向(幅方向)における誘水突起22の形成領域と補強部24の形成領域とは一致しており、補強部24の後端部が誘水突起22の下端部に連なっている。また、誘水突起22の後端面と補強部24の後端面は、鉛直方向の流下面25となっている。流下面25の上端は、誘水面23の後端に対し鈍角をなして連なっている。
下壁部16の上面16Sのうち排水口21の近傍前側に隣接する領域に水膜(図示省略)が形成され、その水膜が、排水口21の前縁部21Fに到達し、前縁部21Fよりも幅狭の誘水面23の前端部に接すると、表面張力により水膜が下壁部16の上面16Sから誘水面23へ引き込まれる。また、誘水面23は、下壁部16における水膜の存在領域から遠ざかる方向(排水口21の開口領域の内部)に向かって下るように傾斜している。したがって、表面張力と誘水面23の傾斜とにより、下壁部16の水膜が排水口21の開口領域内へ引き込まれ、排水口21からフード部13の外部下方へ確実に排出される。
本実施例1のコネクタ10は、前方に開口するフード部13を有し、パネルPの取付孔Hに取り付けられた待受け側ハウジング11と、フード部13に嵌入可能な端子収容部31を有する嵌込側ハウジング30とを備えている。フード部13を構成する下壁部16には、排水口21が形成されているとともに、排水口21の開口縁(前縁部21F)の一部のみから排水口21の開口領域内に突出する誘水突起22が形成されている。誘水突起22の上面は、下壁部16の上面16Sに連なる誘水面23となっている。
この構成によれば、下壁部16の上面16Sのうち排水口21の前縁部21Fに隣接する領域に水膜が形成されると、前縁部21Fから排水口21の開口領域内に突出している幅狭の誘水突起22(誘水面23)には、下壁部16の上面16Sよりも大きい表面張力が生じる。この表面張力により、下壁部16の水膜は、誘水面23に引き込まれ、排水口21の開口領域からフード部13外へ排出される。したがって、本実施例1のコネクタ10によれば、フード部13内(下壁部16の上面16S)に水が残留することを防止できる。
また、誘水面23は、排水口21の前縁部21Fから排水口21の開口領域内に向かって下り勾配となるように傾斜しているので、排水効率が向上する。また、誘水面23は、下壁部16の上面16Sに対して鈍角状に連なっているので、下壁部16の上面16Sの水膜が誘水面23に移行し易い。また。誘水突起22は、誘水面23の突出端(後端)から下方へ延出した流下面25を有しているので、誘水面23上に引き込まれた水膜は、誘水面23の突出端から流下面25に引き込まれることにより、確実に排出される。
また、誘水突起22は、フード部13の下壁部16の外面(下面)に開口する開口領域内に突出しているため、誘水突起22が下壁部16の外面に露出していると、誘水突起22に対する異物の干渉が懸念される。しかし、本実施例1では、下壁部16の下面に、誘水突起22の下端部の全領域に連なる補強部24を形成している。この補強部24は、下壁部16の下面(外面)からリブ状に突出しているので、誘水突起22の剛性を高める機能を有する。したがって、誘水突起22に異物が干渉しても、誘水突起22の変形を防止できる。また、誘水突起22に対する下方から異物の干渉を、補強部24の後端部によって回避することもできる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図8〜図11を参照して説明する。本実施例2のコネクタ40は、実施例1のコネクタ10において、待受け側ハウジング41のフード部43を構成する背壁部44に補助誘水突起46を追加するとともに、待受け側ハウジング41を構成する端子保持部42に補助補強部48を追加したものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
補助誘水突起46は、背壁部44における排水口45の開口領域を区画する上縁部45Uから、開口領域内に向かって下方へ片持ち状に突出した形態である。補助誘水突起46の前面(フード部43内に臨む面)は、背壁部44の前面(フード部43の内面)に対して面一状に連なる補助誘水面47となっている。左右方向における補助誘水突起46の形成範囲は、誘水突起の形成範囲と一致いている。したがって、補助誘水突起46の幅寸法(左右寸法)は、上縁部45Uの幅寸法より小さい。
補助補強部48は、端子保持部42の下面(外面)から下方へリブ状に突出すると同時に背壁部44の後面(外面)からリブ状に突出した形態である。左右方向(幅方向)における補助誘水突起46の形成領域と補助補強部48の形成領域とは一致しており、補助補強部48の前端部が補助誘水突起46の後端部に連なっている。また、補助誘水突起46の下端面(突出端面)と補助補強部48の下端面は、水平方向の縁切面49となっている。縁切面49の前端は、補助誘水面47の下端に対し直角に連なっている。
フード部43内に浸入して背壁部44の内面(前面)を伝って流れ落ちた水が、背壁部44における排水口45の上縁部45Uに到達し、上縁部45Uよりも幅狭の補助誘水面47の上端部に接すると、表面張力により水膜が背壁部44の内面から補助誘水面47へ引き込まれる。これにより、水膜は、開口領域からフード部43の外部下方へ滴下する。また、鉛直方向の補助誘水面47の下端では、水平な縁切面49が直角に連なっているので、補助誘水面47の下端に到達した水は、確実に補助誘水面47から離脱して落下する。
上述のように本実施例2のコネクタ40は、フード部43が、下壁部の後端部に連なる背壁部44を有しており、排水口45が背壁部44の下端部にも開口されている。そして、背壁部44には、排水口45の開口縁を構成する上縁部45Uの一部のみから排水口45の開口領域内へ下向きに突出した形態の補助誘水突起46が形成されている。この構成によれば、背壁部44を伝って落ちた水が、排水口45の開口縁の上縁部45Uに隣接する領域に水膜を形成すると、その水膜は、補助誘水突起46によって排水口45内に引き込まれて排水される。
また、補助誘水突起46は、フード部43の背壁部44の外面(後面)に開口する開口領域内に突出しているため、補助誘水突起46が背壁部44の外面に露出していると、補助誘水突起46に対する異物の干渉が懸念される。しかし、本実施例2では、背壁部44の外面に、補助誘水突起46の後端部の全領域に連なる補助補強部48を形成している。この補助補強部48は、背壁部44の後面(外面)からリブ状に突出しているので、補助誘水突起46の剛性を高める機能を有する。したがって、補助誘水突起46に異物が干渉しても、補助誘水突起46の変形を防止できる。また、補助誘水突起46に対する後方から異物の干渉を、補助補強部48によって回避することもできる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1,2に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1,2では、誘水面が、排水口の開口領域に向かって下り勾配となるように傾斜しているが、誘水面は水平であってもよい。
(2)上記実施例1,2では、誘水面の全領域が1つの平面だけで構成されているが、誘水面は、水平面に対する角度の異なる複数の平面で構成されていてもよく、1つの曲面だけで構成されていてもよく、曲率の異なる複数の曲面で構成されていてもよく、平面と曲面とによって構成されていてもよい。
(3)上記実施例1,2では、誘水面が下壁部の上面に対し鈍角状に連なっているが、誘水面は下壁部の上面に対し段差状に連なっていてもよい。
(4)上記実施例1,2では、誘水突起が、排水口の開口縁を構成する1つの直線状の前縁部の幅方向中央から突出しているが、誘水突起は、排水口の前縁部における幅方向中央以外の位置から突出してもよい。
(5)上記実施例1,2では、誘水突起が、排水口の開口縁を構成する前縁部のみに形成されているが、誘水突起は、排水口の開口縁を構成する側縁部や後縁部に形成されていてもよい。
(6)上記実施例1,2では、フード部には、誘水突起に連なる補強部が形成されているが、フード部は補強部を有しない形態であってもよい。
(7)上記実施例1,2では、排水口が下壁部と背壁部とに開口しているが、排水口は下壁部のみに開口する形態であってもよい。
(8)上記実施例1では、1つの排水口に1つの誘水突起が形成されているが、1つの排水口に複数の誘水突起が形成されていてもよい。
(9)上記実施例2では、1つの排水口に2つの誘水突起が形成されているが、1つの排水口に3つ以上の誘水突起が形成されていてもよい。
P…パネル
H…取付孔
10,40…コネクタ
11,41…待受け側ハウジング
13,43…フード部
14,44…背壁部
16…下壁部
16S…下壁部の上面
21,45…排水口
21F…前縁部(排水口の開口縁)
22…誘水突起
23…誘水面
24…補強部
25…流下面
30…嵌込側ハウジング
31…端子収容部
45U…上縁部
46…補助誘水突起

Claims (5)

  1. 前方に開口するフード部を有し、パネルの取付孔に取り付けられた待受け側ハウジングと、
    前記フード部に嵌入可能な端子収容部を有する嵌込側ハウジングと、
    前記フード部を構成する下壁部に形成された排水口と、
    前記排水口の開口縁の一部のみから前記排水口の開口領域内に突出し、上面が前記下壁部の上面に連なる誘水面となっている誘水突起とを備え
    前記下壁部の下面から突出し、前記誘水突起の下端部に連なる補強部を備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前方に開口するフード部を有し、パネルの取付孔に取り付けられた待受け側ハウジングと、
    前記フード部に嵌入可能な端子収容部を有する嵌込側ハウジングと、
    前記フード部を構成する下壁部に形成された排水口と、
    前記排水口の開口縁の一部のみから前記排水口の開口領域内に突出し、上面が前記下壁部の上面に連なる誘水面となっている誘水突起とを備え、
    前記フード部が、前記下壁部の後端部に連なる背壁部を有しており、
    前記排水口が前記背壁部の下端部にも開口されており、
    前記背壁部には、前記排水口の開口縁を構成する上縁部の一部のみから前記排水口の開口領域内へ下向きに突出した形態の補助誘水突起が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 前記誘水面が、前記排水口の開口縁から前記排水口の開口領域内に向かって下り勾配となるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記誘水面が前記下壁部の上面に対し鈍角状に連なっていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記誘水突起が、前記誘水面の突出端から下方へ延出した流下面を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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