JP6649762B2 - 架橋型高分子凝集剤及びその製造方法並びにそれを用いる廃水処理方法 - Google Patents
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Description
従来の線状型水溶性高分子から成る高分子凝集剤を水に溶解して水溶液とする場合、凝集剤分子同士の相互作用や水分子との水素結合に起因し、線状型の凝集剤分子が糸まり状になっていると考えられる。糸まり状になった高分子凝集剤は、汚泥との反応が進行し難く、強固な汚泥フロックを形成することが困難である。また、線状型水溶性高分子から成る凝集剤はその添加量を多くする必要がある。特に、畜産廃水は、固形分が少なく、その一部がエマルション状となっている。また、畜産廃水は、畜産の飼料が変化することにより、その性状が変化する。そのため、従来の線状型水溶性高分子から成る高分子凝集剤は、畜産廃水から生じる汚泥を効率良く脱水することが困難であることが多い。
1≦y<500 ・・・式(1)
を満たすとともに、
レオメーターを用いた0.1質量%水溶液の25℃での角周波数依存性測定における貯蔵弾性率G3と損失弾性率G4とが等しくなる角周波数x(rad/s)が下記式(2)
0.05<x≦15 ・・・式(2)
を満たすことを特徴とする架橋型高分子凝集剤。
カチオン性単量体5〜98.9999モル%と、
ノニオン性単量体1〜94.9999モル%と、
架橋性単量体0.0001〜0.01モル%と、
からなる単量体混合物を重合して得られる水溶性高分子である〔1〕に記載の架橋型高分子凝集剤。
下記一般式(1)
(但し、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜3のアルキル基又はベンジル基、R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Xは酸素原子又はNH、Qは炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基、Z−は対アニオンをそれぞれ表す。)
で表されるカチオン性単量体である〔2〕に記載の架橋型高分子凝集剤。
ノニオン性単量体1〜94.9999モル%と、
架橋性単量体0.0001〜0.01モル%と、
からなる単量体混合物をエマルション重合することを特徴とする〔4〕に記載の架橋型高分子凝集剤の製造方法。
ノニオン性単量体1〜94.9999モル%と、
架橋性単量体0.0001〜0.01モル%と、
からなる単量体混合物をエマルション重合して重合体エマルションを得、該重合体エマルションを乾燥することを特徴とする〔5〕に記載の架橋型高分子凝集剤の製造方法。
全蒸発残留物が2,000〜50,000(mg/L)の廃水に〔1〕乃至〔5〕のいずれかに記載の架橋型高分子凝集剤を添加することを特徴とする廃水処理方法。
なお、本明細書においては、アクリレート及び/又はメタクリレートを(メタ)アクリレートと表し、アクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を(メタ)アクリロイル基と表し、アクリルアミド及び/又はメタクリルアミドを(メタ)アクリルアミドと表し、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を(メタ)アクリル酸と表す。
本発明の架橋型高分子凝集剤は、以下に説明するパラメータを具備する架橋型水溶性高分子から成ることを特徴とする。本発明の架橋型高分子凝集剤は、線状型高分子を実質的に含まない。ここで、実質的に含まないとは、線状型高分子の含有率が1質量%未満であることをいう。
本発明の高分子凝集剤は、水溶液が所定の粘弾性を有する架橋型水溶性高分子から成ることを特徴とする。架橋型水溶性高分子が高分子凝集剤としての優れた性能を発揮するための物性は、レオメーターを用いて測定する粘弾性によって規定することができる。
角周波数依存性測定における貯蔵弾性率G3と損失弾性率G4とが、角周波数≦0.05rad/sの時は常にG3<G4の関係にあり、0.05rad/s<角周波数≦15rad/sの範囲においてG3とG4との大小関係が逆転し、角周波数>15rad/sの時は常にG3>G4の関係となることを特徴とする。
tanδ1=G2/G1 ・・・式(2)
で表されるtanδ1が1となるのは、歪み率が1%以上500%未満の範囲内である。tanδ1=1となるのは、歪み率が5〜400%の範囲内であることが好ましく、10〜300%の範囲内であることがさらに好ましく、20〜200%の範囲内であることが特に好ましい。tanδ1=1となる点が歪み率500%以上である場合、架橋型水溶性高分子の架橋が不十分であり、その性質は線状型水溶性高分子の性質に近くなる。その結果、フロック径が大きくならなかったり、ろ過速度が向上しなかったり、脱水ケーキの含水率が低下しないことがある。また、様々な性状を有する畜産廃水に対して、その効果を発揮し難くなる。tanδ1=1となる点が歪み率1%未満である場合、水溶性高分子の架橋反応が進み過ぎて、添加量が増加したり、脱水ケーキの含水率を十分に低下できないことがある。
tanδ2=G4/G3 ・・・式(3)
で表されるtanδ2が1となるのは、角周波数xが0.05rad/s<x≦15rad/sの範囲内である。tanδ2=1となるのは、角周波数が0.08〜12rad/sの範囲内であることが好ましく、0.1〜10rad/sの範囲内であることがさらに好ましく、0.12〜1.6rad/sの範囲内であることが特に好ましい。tanδ2=1となる点が角周波数0.05rad/s以下である場合、水溶性高分子の架橋が不十分であり、その性質は線状型水溶性高分子の性質に近くなる。その結果、フロック径が大きくならなかったり、ろ過速度が低下したり、脱水ケーキの含水率が低下しないことがある。また、様々な性状を有する畜産廃水に対して効果を発揮し難くなる。tanδ2=1となる点が角周波数15rad/sを超える場合、水溶性高分子の架橋反応が進み過ぎて、高い性能を発揮するのに必要な添加量が増えたり、脱水ケーキの含水率を十分に低下できないことがある。
なる角周波数を低くすることができる。
カチオン性単量体としては、ラジカル重合し得るラジカル重合性の二重結合及びカチオン基を有する単量体であって、下記一般式(1)で表される化合物の他、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド等のジアリルジアルキルアンモニウムハロゲン化物等を挙げることができる。これらのカチオン性単量体の中でも、ラジカル重合反応性に優れて、高分子凝集剤として必要な高分子量化が容易であり、得られる架橋型水溶性高分子の高分子凝集剤としての性能が優れることから、下記一般式(1)で表される化合物が好ましい。
これらのカチオン性単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
ノニオン性単量体としては、下記一般式(2)で表される(メタ)アクリルアミド系化合物の他、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルキル、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等を挙げることができる。これらのノニオン性単量体の中でも、カチオン性単量体との共重合性に優れて、高分子凝集剤として必要な高分子量化が容易であり、高分子凝集剤としての性能が優れることから、下記一般式(2)で表される(メタ)アクリルアミド系化合物が好ましい。
これらのノニオン性単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
架橋性単量体としては、下記一般式(3)で表される(メタ)アクリロイル基を、1分子中に2個以上有する(メタ)アクリレート系架橋性単量体(以下、単に「架橋性単量体」又は「架橋剤」と略記することもある)を挙げることができる。
前記架橋性単量体の1分子中に有する(メタ)アクリロイル基の数は、2個以上である。2〜5個であるものが好ましく、2〜3個であるものがさらに好ましい。1分子中に有する(メタ)アクリロイル基の数が5個を超えても、(メタ)アクリロイル基の数に相応の高分子凝集剤としての性能向上の効果が得られない場合がある。
本発明の高分子凝集剤は、前記カチオン性単量体の他、必要に応じて共重合可能な単量体の1種又は2種以上を併用してもよい。共重合可能な単量体としては、特に制限されないが、以下に記載するアニオン性単量体が例示される。
これらのアニオン性単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
架橋型水溶性高分子を得るための重合の方法は、ラジカル重合であること以外には特に制限されないが、本発明に適用可能なラジカル重合の具体的な形態として、水溶液重合や懸濁重合、エマルション重合等が例示される。これらの中でも操作方法が簡便且つ原料及び製品の取扱いが容易であり、工業的な生産における生産コストの面でも有利な水溶液重合やエマルション重合が好ましい。また、エマルション重合後に水層や油層を揮発させて粉末化させても良い。
水溶液重合は、上記単量体混合物の水溶液をラジカル重合開始剤の存在下で重合する方法である。水溶液重合の場合、前記単量体混合物の濃度は、25〜85質量%とすることが好ましく、30〜65質量%とすることが特に好ましい。単量体混合物の水溶液のpHは2〜5に調整することが好ましい。
水溶性アゾ系開始剤の具体例としては、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)2塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)等が例示される。
これらの光重合開始剤は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
これらの連鎖移動剤は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
エマルション重合は、所定の単量体、ラジカル開始剤及び連鎖移動剤等を含有する水相と、非混和性の炭化水素からなる油状物質と、油中水滴型エマルションを形成させる有効量の界面活性剤と、を用いて油中水滴型エマルションを形成させ、このエマルションの液滴内で単量体を重合させる方法である。
本発明の高分子凝集剤を用いる廃水処理方法では、下水処理、し尿処理及び生活廃水処理等で発生する汚泥の他、食品工場、食肉加工及び化学工場等の各種産業廃水処理で発生する汚泥、養豚場等の畜産関係で発生する生し尿及びその廃水処理で発生する汚泥、パルプ又は製紙工業で発生する汚泥等の各種汚泥が処理対象になる。汚泥の種類にも制限はなく、初沈汚泥、余剰汚泥及びこれらの混合汚泥、濃縮汚泥及び嫌気性微生物処理した消化汚泥等がいずれも処理対象になる。本発明の高分子凝集剤は畜産廃水に対して特に優れた性能を有する。即ち、一部がエマルション状となっている廃水や成分が変動する廃水に対して特に有効に作用する。
アントンパール社製 MCRレオメーターを用いて、試料を固形分0.1質量%に溶解した水溶液粘弾性の振動歪み率依存性と角周波数依存性を測定した。
<粘弾性測定装置>
アントンパール社製MCR302型レオメーター、制御ソフトウエアレオプラス32(ver.3.62)
<測定条件>
治具:50mmφ_0.5°コーンプレート
測定温度:25℃
<歪み率依存性測定>
周波数1Hzにおいて歪み率1%→1000%をかけた場合の溶液の貯蔵弾性率と損失弾性率を測定した。
<周波数依存性測定>
歪み率0.1〜10%線形昇降範囲で、角周波数100→0.1rad/sをかけた場合の溶液の貯蔵弾性率と損失弾性率を測定した。
内径75mm、深さ100mm、目開き80meshのステンレス製篩に、凝集した汚泥を一気にそそぎ込み、重力ろ過した。このとき、ろ液が200mLのメスシリンダーに入るようにロートをセットしておき、汚泥投入後、5秒、10秒、20秒、30秒経過後のろ液の容量を計測して、重力ろ過性を評価した。このうち、10秒経過後のろ液の容量を10秒後ろ液量(mL)とした。
前記のろ過速度測定後にステンレス製篩上に残った汚泥の含水ケーキを全量取り出し、ベルトプレス用ろ布(ポリエステル製、杉綾織)に挟んで卓上試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3分間圧搾することで脱水ケーキを得た。得られた脱水ケーキから中心の一部をサンプリングしてアルミパンに秤量し、105℃の熱風乾燥機で16時間乾燥した後、乾燥後の質量を測定し、乾燥による減少量と乾燥前の質量の質量比から含水率を求めた。
79%ジメチルアミノエチルアクリレート塩化メチル4級塩水溶液313gと50%アクリルアミド水溶液45.4gを混合し、イソプロピルアルコール1.6g、キレート剤EDTAの5%水溶液を4.0g、開始剤としてt−ブチルハイドロパーオキサイド0.03gとメチレンビスアクリルアミド(MBA)0.0036gを含む水溶液を含む水溶液2.0gを添加後、イオン交換水を添加し、98%硫酸でpH3.0に調整し、704.2gの水相を調製した。油相を撹拌しながら、水相を添加し、ホモジナイザーにて高速撹拌して油中水型エマルションを調製した。フラスコに窒素ガス吹き込み管、還流冷却器、温度計をつけ、撹拌翼で撹拌しながら、窒素ガスで脱気を開始した。十分に脱気した後、窒素ガスを供給しながら、さらに二酸化硫黄を0.02vol%含む窒素ガスを34.9ml/分の供給量で乳化液中に吹き込み、重合を開始させた。50℃に到達後、2時間この温度を保持した後、二酸化硫黄を含む窒素ガスの供給量を186.4ml/分に増やし、さらに50℃で1時間保持した後、窒素ガスおよび二酸化硫黄を含む窒素ガスを停止し、重合を終了した。親水性界面活性剤として、HLB値13.5のポリエチレングリコールモノオレートをエマルションに含まれる総乳化剤の加重平均のHLB値が10.0となるように、14.1g加えて混合し、エバポレーターにて脱水後、減圧乾燥を行い、粉末の重合体1を得た。この重合体の粘弾性の測定結果を表1に示した。
単量体組成を表1に記載のように変更した以外は、製造例1と同様に操作して重合体を得た。これらの重合体の粘弾性の測定結果を表1に示した。
(実施例1〜4、比較例1〜6)
猪牧場から採取した畜産廃水を用い、凝集及び脱水性能を評価した。使用した廃水は、pH=6.69、TS(Total Solid)=5,000(mg/L)、SS(Suspended Solids)=3,840(mg/L)である。この廃水200mLを300mLのビーカーに入れ、各凝集剤をそれぞれ添加した。添加率(凝集剤の固形分として)は表2に記載した。この廃水を、ジャーテスターを用いて200rpmで30秒間攪拌し、フロックを形成させ、10秒ろ過速度を測定した。ろ布上の汚泥を採取し、試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3.0分間圧搾して脱水ケーキを得、ケーキ含水率を測定した。これらの結果を表2に示した。
比較例5及び6は、線状ポリマーと架橋ポリマーの混合物であり、実施例1〜4よりも添加量が増加した。
(実施例5〜8、比較例7〜9)
黒豚牧場から採取した畜産廃水を用い、凝集及び脱水性能を評価した。使用した廃水は、pH=7.14、TS(Total Solid)=13,700(mg/L)、SS(Suspended Solids)=11,100(mg/L)である。この廃水200mLを300mLのビーカーに入れ、各凝集剤をそれぞれ添加した。添加率(凝集剤の固形分として)は表2に記載した。この廃水を、ジャーテスターを用いて200rpmで30秒間攪拌し、フロックを形成させ、10秒ろ過速度を測定した。ろ布上の汚泥を採取し、試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3.0分間圧搾して脱水ケーキを得、ケーキ含水率を測定した。これらの結果を表3に示した。
(実施例9〜11、比較例10〜12)
黒豚牧場から採取した畜産廃水を用い、凝集及び脱水性能を評価した。使用した廃水は、pH=7.52、TS(Total Solid)=18,100(mg/L)、SS(Suspended Solids)=14,600(mg/L)である。この廃水200mLを300mLのビーカーに入れ、各凝集剤をそれぞれ添加した。添加率(凝集剤の固形分として)は表2に記載した。この廃水を、ジャーテスターを用いて200rpmで30秒間攪拌し、フロックを形成させ、10秒ろ過速度を測定した。ろ布上の汚泥を採取し、試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3.0分間圧搾して脱水ケーキを得、ケーキ含水率を測定した。
これらの結果を表4に示した。
Claims (7)
- ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩を50〜95モル%と、
アクリルアミドを5〜50モル%と、
メチレンビスアクリルアミドを0.0001〜0.01モル%と、
からなる単量体混合物であり、且つ前記ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩とアクリルアミドとの合計量に対する前記ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩のモル分率が60モル%以上である単量体混合物を重合して得られる水溶性高分子であって、
線状型高分子を実質的に含まず、
0.2%水溶液の粘度が400〜1100mPa・sであり、
レオメーターを用いた0.1質量%水溶液の25℃での歪み率依存性測定における貯蔵弾性率G1と損失弾性率G2とが等しくなる歪み率y(%)が下記式(1)
1≦y<500 ・・・式(1)
を満たすとともに、
レオメーターを用いた0.1質量%水溶液の25℃での角周波数依存性測定における貯蔵弾性率G3と損失弾性率G4とが等しくなる角周波数x(rad/s)が下記式(2)
0.05<x≦15 ・・・式(2)
を満たすことを特徴とする架橋型高分子凝集剤。 - 前記架橋型高分子凝集剤の剤型がエマルションである請求項1に記載の架橋型高分子凝集剤。
- 前記架橋型高分子凝集剤の剤型が粉末である請求項1に記載の架橋型高分子凝集剤。
- ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩を50〜95モル%と、
アクリルアミドを5〜50モル%と、
メチレンビスアクリルアミドを0.0001〜0.01モル%と、
からなる単量体混合物であり、且つ前記ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩とアクリルアミドとの合計量に対する前記ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩のモル分率が60モル%以上である単量体混合物をエマルション重合することを特徴とする請求項1に記載の架橋型高分子凝集剤の製造方法。 - ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩を50〜95モル%と、
アクリルアミドを5〜50モル%と、
メチレンビスアクリルアミドを0.0001〜0.01モル%と、
からなる単量体混合物であり、且つ前記ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩とアクリルアミドとの合計量に対する前記ジメチルアミノエチル(メタ)クリレートの塩化メチル4級塩のモル分率が60モル%以上である単量体混合物をエマルション重合して重合体エマルションを得、該重合体エマルションを乾燥することを特徴とする請求項1に記載の架橋型高分子凝集剤の製造方法。 - 無機凝集剤を添加しない廃水処理方法であって、
全蒸発残留物が2,000〜50,000(mg/L)の廃水に請求項1乃至3のいずれか1項に記載の架橋型高分子凝集剤を添加することを特徴とする廃水処理方法。 - 前記廃水が畜産廃水である請求項6に記載の廃水処理方法。
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