JP6645511B2 - レンズユニット、撮像装置、及びモバイル機器 - Google Patents

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Description

本発明は、小型で収差を抑えた非広角タイプのレンズユニット並びにこれを組み込んだ撮像装置及びモバイル機器に関し、特に虹彩の結像によって認証を可能にする虹彩認証その他の用途に適するレンズユニット等に関する。
例えば、虹彩認証用の撮像光学系として、物体側から順に、正の第1レンズ、負の第2レンズ、及び負の第3レンズを備えるものが公知となっている(特許文献1)。ここで、第1レンズは、物体側に凸のメニスカスレンズであり、第2レンズは、弓状レンズであり、第3レンズも、弓状レンズである。
また、虹彩認証用に限らない撮像光学系として、物体側から順に、正の第1レンズ、近軸で正で周辺で負の第2レンズ、及び負の第3レンズを備えるものが公知となっている(特許文献2)。ここで、第1レンズは、物体側に凸のメニスカスレンズであり、第2レンズは、近軸で正かつ周辺で負のレンズであり、第3レンズは、近軸で物体側に凸のメニスカスレンズである。
しかしながら、特許文献1の撮像光学系は、第2レンズの負のパワーが大きく、収差補正が不十分なものとなっている。
また、特許文献2の撮像光学系は、第1レンズと第2レンズとの間隔が狭く、収差補正が不十分なものとなっている。特に、虹彩認証用の撮像光学系の場合、焦点距離が長く、球面収差や像面湾曲が良好に補正されており、高周波数での高い性能が要求されるが、特許文献1及び特許文献2に記載の撮像光学系では、上述の理由もあり、虹彩認証に十分適したものとなっていない。
中国特許出願公開第104090347号明細書 国際公開第2011/092983号
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、小型ながら収差を抑えることによって信頼度を高めた認証等を可能にするレンズユニット、撮像装置、及びモバイル機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るレンズユニットは、撮像光学系と、撮像光学系を保持するレンズ鏡筒とを有するレンズユニットであって、撮像光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、少なくとも1面が非球面形状である第2レンズと、負の屈折力を有し、少なくとも1面が非球面形状であり、光軸との交点以外の変曲点を有する第3レンズとから実質的になり、下記条件式を満足する。
f/TL>0.92 … (1)
0.10>f/f2>−0.17 … (2)
0.60>d2/f≧0.28 … (3)
但し、
f;撮像光学系全系の焦点距離
TL;撮像光学系の最も物体側のレンズ面から像側焦点までの光軸上の距離
d2;第1レンズと第2レンズとの軸上空気間隔
f2;第2レンズの焦点距離
上記レンズユニットは、物体側に正の第1レンズを配置し、像側に負の第3レンズを配置する、いわゆるテレフォトタイプの構成となっている。このレンズ構成は、撮像光学系の全長の小型化には有利な構成である。また、3枚構成のうち、最も像側に配置された第3レンズの少なくとも1面を非球面とすることにより、画面周辺部での諸収差を良好に補正することができる。さらに、この非球面を交点以外の位置に変曲点を有する非球面形状とすることで、像側光束のテレセントリック特性を確保しやすくなる。ここで、「変曲点」とは、有効半径内でのレンズ断面形状の曲線において、非球面形状の2階微分値の符号の正負が逆転するような非球面上の点のことである。なお、撮像光学系の最も像側の面と像側焦点位置との間に、光学的ローパスフィルター、バンドパスフィルター、または固体撮像素子パッケージのシールガラス等の平行平板が配置される場合には、平行平板部分は空気換算距離としたうえで上記TLの値を計算するものとする。
上記条件式(1)は、焦点距離と撮像光学系の全長とを適切に設定するためのものである。条件式(1)の下限を上回ることで、画角が小さくなる対象を撮影するため適切な焦点距離を確保しつつ、モバイル機器への搭載が可能な小型なレンズとなる。さらに、値f/TLについては下記の条件式を満たすことが望ましい。
f/TL>0.95 … (1)'
上記条件式(2)及び(3)は、焦点距離が長く、小型でありながら諸収差を良好に補正するためのものである。条件式(2)を満たすことで、第2レンズは強い正でも強い負でもない屈折力となり、さらに第2レンズの少なくとも1面を非球面とすることでテレフォトタイプの特性を弱めることなく、諸収差の補正を行うことができる。また、条件式(3)の下限を上回ることで、少なくとも1面が非球面である第2レンズの位置を適度に像側に近づけ、画面周辺部での諸収差を良好に補正することができる。一方、条件式(3)の上限を下回ることで、第2レンズが像側に近づきすぎず、第3レンズを適切な位置に配することができ、テレセントリック特性を確保することができる。さらに、値f/f2及び値d2/fについては下記の条件式を満たすことが望ましい。
0.08>f/f2>−0.15 … (2)'
0.50>d2/f≧0.28 … (3)'
上記目的を達成するため、本発明に係る撮像装置は、上述したレンズユニットと、レンズユニットによって形成された像を検出する像検出部と、像検出部からの信号を処理する処理部とを有する。
上記目的を達成するため、本発明に係るモバイル機器は、上述した撮像装置を備え、撮像装置に撮像を行わせる。
上記モバイル機器は、本発明に係る撮像装置を備え、画角が小さくなる対象について高精度の撮影を可能にする。モバイル機器に組み込まれる撮像光学系としては全長が6mm以下であることが好ましいが、条件式(1)〜(3)を満たすことで、諸収差を良好に補正しつつ、全長が6mm以下の場合にも対応可能な撮像光学系を得ることができる。特に、上記モバイル機器は、虹彩像の撮影が可能であり、虹彩認証機能を持たせることで、セキュリティや信頼性を高めることができる。
本発明に係る一実施形態のレンズユニット及びこれを組み込んだ撮像装置を説明する図である。 図1の撮像装置を備えるモバイル機器を説明する斜視図である。 実施例1の撮像光学系の断面図である。 図4A〜4Eは、実施例1の収差図である。 実施例2の撮像光学系の断面図である。 図6A〜6Eは、実施例2の収差図である。 実施例3の撮像光学系の断面図である。 図8A〜8Eは、実施例3の収差図である。 実施例4の撮像光学系の断面図である。 図10A〜10Eは、実施例4の収差図である。 実施例5の撮像光学系の断面図である。 図12A〜12Eは、実施例5の収差図である。 実施例6の撮像光学系の断面図である。 図14A〜14Eは、実施例6の収差図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るレンズユニットと、これを組み込んだ撮像装置とを説明する図である。
撮像装置100は、画像信号を形成するためのカメラモジュール30と、カメラモジュール30を動作させることにより撮像装置100としての機能を発揮させる処理部60とを備える。
カメラモジュール30は、虹彩認証用の撮像光学系10と撮像光学系10を保持するレンズ鏡筒41とを有するレンズユニット40と、撮像光学系10によって形成された被写体像を画像信号に変換する像検出部であるセンサー部50とを備える。虹彩認証用のレンズユニット40は、収差を抑えた標準又は望遠タイプの撮像光学系10を有するものながら小型とでき、虹彩認証のための虹彩撮影に適している。
レンズユニット40のうち、撮像光学系10は、画角45°以下の標準又は望遠タイプの撮像レンズであり、後に詳述するが、物体側から順に、開口絞りSと、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3とを備え、第3レンズL3の像側には、1つ以上の平行平板Fを配置することができる。平行平板Fには、波長その他に関するフィルター機能を持たせることができる。レンズ鏡筒41は、樹脂等で形成され、第1〜第3レンズL1〜L3等を内部に収納し保持している。レンズ鏡筒41は、物体側からの光線束を入射させる開口OPを有する。
センサー部(像検出部)50は、撮像光学系10によって形成された被写体像を光電変換する固体撮像素子51(例えば、CMOS型のイメージセンサー)と、この固体撮像素子51を背後から支持するとともに配線、付随回路等を設けた基板53とを備える。センサー部50は、レンズ鏡筒41を介してレンズユニット40に固定される。
固体撮像素子(撮像素子)51は、撮像面Iとしての光電変換部51aを有し、その周囲には、不図示の信号処理回路が形成されている。光電変換部51aには、画素つまり光電変換素子が2次元的に配置されている。なお、固体撮像素子51は、上述のCMOS型のイメージセンサーに限るものでなく、CCD等の他のものを適用したものであってもよい。
処理部60は、撮像回路部61と、通信部62と、記憶部63と、制御部68とを備え、センサー部(像検出部)50からの信号を処理する。撮像回路部61は、制御部68から固体撮像素子51を電気的に駆動するための電圧やクロック信号の供給を受けたりすることによって、固体撮像素子51を動作させている。通信部62は、外部機器と接続されて画像データの出力や制御信号の授受を可能にする。記憶部63は、撮像装置100の動作に必要な情報、カメラモジュール30によって取得した画像データ等を保管する部分である。制御部68は、撮像回路部61、通信部62、及び記憶部63の動作を統括的に制御しており、例えばカメラモジュール30によって得た画像データに対して種々の画像処理を行うことができる。
なお、詳細な説明を省略するが、撮像装置100又はカメラモジュール30は、虹彩認証装置の一部としてモバイル機器に内蔵される。ここで、モバイル機器は、ノートPC、スマートフォンその他の携帯端末、ウェアラブルPCのほか、カメラ、PDA等を含む各種携帯型電子機器を意味する。撮像装置100又はカメラモジュール30は、車載カメラ又はこれを利用した虹彩認証装置の一部として用いることもできる。処理部60の具体的な機能は、本撮像装置100が組み込まれる虹彩認証装置又はモバイル機器の機能及び動作に応じて適宜調整される。
図2は、図1に示す撮像装置100又はカメラモジュール30を組み込んだモバイル機器の一例を説明する斜視図である。図示のモバイル機器200は、本体71とディスプレイ72とを備えるノートPCであり、ディスプレイ72の上部に、虹彩認証装置として一対の光源81,82と、撮像装置100とを備え、不図示の制御部分によって撮像装置100に撮像動作を行わせる。一対の光源81,82は、波長750nm〜900nmの近赤外の照明光をノートPCのユーザーに向けて射出する。撮像装置100は、ノートPCのユーザーの顔、特に目周辺を撮影する。
以下、図1を参照して、実施形態の撮像光学系10について説明する。なお、図1で例示した撮像光学系10は、後述する実施例1の撮像光学系11と同一の構成となっている。
図示の撮像光学系10は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負、正又はゼロの屈折力を有する第2レンズL2と、負の屈折力を有する第3レンズL3とから実質的になる。第1レンズL1は、入射面S11及び射出面S12のうち1面又は両面を非球面とすることができる。第2レンズL2は、入射面S21及び射出面S22のうち少なくとも1面が非球面であり、両光学面(レンズ面)を非球面とすることができる。第3レンズL3は、入射面S31及び射出面S32のうち少なくとも1面が非球面であり、両光学面を非球面とすることができる。さらに、第3レンズL3については、光軸AXとの交点以外において変曲点を有するものとなっている。
上記撮像光学系10は、物体側に正の第1レンズL1を配置し、像側に負の第3レンズL3を配置する、いわゆるテレフォトタイプの構成となっている。このレンズ構成は、撮像光学系10の全長の小型化にとって有利な構成である。また、パワーの弱い第2レンズL2を構成する一対の光学面(入射面S21及び射出面S22)のうち少なくとも1面を非球面とすることにより、後述する配置等と相まって収差の良好な補正が可能になる。さらに、最も像側に配置された第3レンズL3を構成する一対の光学面(入射面S31及び射出面S32)のうち少なくとも1面を非球面とすることにより、画面周辺部での諸収差を良好に補正することができる。さらに、この光学面を光軸AXとの交点以外の位置に変曲点を有する非球面形状とすることで、像側光束のテレセントリック特性を確保しやすくなる。
第1〜第3レンズL1〜L3は、近赤外の波長域で光透過性を有するプラスチックやガラスで形成される。虹彩その他の特殊な対象の撮影には、検出精度を高めるべく近赤外光が利用されることが多いためである。また、第1レンズL1は、ガラス材料で形成されることが好ましい。ガラス材料は温度による屈折率変化や膨張収縮が小さく、第1レンズL1をガラス製とすることで環境変化に対する性能変化を小さく抑えることができる。
撮像光学系10は、以下の条件式(1)〜(3)を満たす。
f/TL>0.92 … (1)
0.10>f/f2>−0.17 … (2)
0.60>d2/f≧0.28 … (3)
ここで、値fは、撮像光学系10全系の焦点距離であり、値TLは、撮像光学系10の最も物体側の第1レンズL1の入射面S11から像側焦点までの光軸AX上の距離であり、値d2は、第1レンズL1と第2レンズL2との軸上空気間隔であり、値f2は、第2レンズL2の焦点距離である。
上記条件式(1)は、焦点距離と撮像光学系10の全長とを適切に設定するためのものである。値f/TLが条件式(1)の下限を上回ることで、画角が小さくなる対象を撮影するため適切な焦点距離を確保しつつ、モバイル機器200への搭載が可能な小型なレンズとなる。さらに、値f/TLについては、下記の条件式を満たすことが望ましい。
f/TL>0.95 … (1)'
上記条件式(2)及び(3)は、焦点距離が長く、小型でありながら諸収差を良好に補正するためのものである。値f/f2が条件式(2)を満たすことで、第2レンズL2は強い正でも強い負でもない屈折力となり、さらに第2レンズL2の光学面(レンズ面)S21,S22のうち少なくとも1面を非球面とすることで、テレフォトタイプの特性を弱めることなく、諸収差の補正を行うことができる。また、値d2/fが条件式(3)の下限を上回ることで、少なくとも1面が非球面である第2レンズL2の位置を適度に像側に近づけ、画面周辺部での諸収差を良好に補正することができる。一方、値d2/fが条件式(3)の上限を下回ることで、第2レンズL2が像側に近づきすぎず、第3レンズL3を適切な位置に配することができ、テレセントリック特性を確保することができる。さらに、値f/f2及び値d2/fについては、下記の条件式を満たすことが望ましい。
0.08>f/f2>−0.15 … (2)'
0.50>d2/f≧0.28 … (3)'
撮像光学系10は、上記条件式(1)〜(3)に追加して以下の条件式(4)を満たすことが望ましい。
1.1>f1/f>0.7 … (4)
ここで、値f1は、第1レンズL1の焦点距離であり、値fは、撮像光学系10全系の焦点距離である。
上記条件式(4)は、第1レンズL1の焦点距離を適切に設定するためのものである。値f1/fが条件式(4)の上限を下回ることで、第1レンズL1の屈折力を適度に維持することができるため、全系の主点位置をより物体側に配置することができ、撮像光学系10の全長を短くすることができる。一方、値f1/fが条件式(4)の下限を上回ることで、第1レンズL1の焦点距離が必要以上に短くなりすぎず、第1レンズL1で発生する高次の球面収差やコマ収差を小さく抑えることができる。さらに、値f1/fについては、下記の条件式を満たすことが望ましい。
1.0>f1/f>0.8 … (4)'
撮像光学系10は、上記条件式(1)〜(3)等に追加して以下の条件式(5)を満たすことが望ましい。
−0.8>f3/f>−1.2 … (5)
ここで、値f3は、第3レンズL3の焦点距離であり、値fは、撮像光学系10全系の焦点距離である。
上記条件式(5)は、第3レンズL3の焦点距離を適切に設定するための条件式である。値f3/fが条件式(5)の上限を下回ることで、第3レンズL3の負の焦点距離が必要以上に短くなりすぎず、固体撮像素子51の画面周辺部に結像する光線束が過度に跳ね上げられることがなくなり、像側光束のテレセントリック性の確保を容易にすることができる。一方、値f3/fが条件式(5)の下限を上回ることで、第3レンズL3の負の焦点距離を適度に長くすることができ、撮像光学系10の全長の短縮化及び像面湾曲や歪曲収差等の諸収差の補正を良好に行うことができる。さらに、値f3/fについては、下記の条件式を満たすことが望ましい。
−0.85>f3/f>−1.15 … (5)'
撮像光学系10は、上記条件式(1)〜(3)等に追加して以下の条件式(6)を満たすことが望ましい。
45°>2w … (6)
但し、
ここで、値wは半画角である。
上記条件式(6)は、撮像光学系10の画角を適切に設定するための条件式である。条件式(6)の範囲とすることで、画角が小さくなる対象(例えば瞳又は虹彩)の撮像に適する画像を得ることができる。さらに、値2wについては、下記の条件式を満たすことが望ましい。
40°>2w … (6)'
なお、撮像光学系10は、実質的に屈折力又はパワーを持たないその他の光学素子(例えばレンズ、フィルター部材等)をさらに有するものであってもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の撮像光学系又はレンズユニットの実施例を示す。各実施例に使用する記号は下記の通りである。
R :近軸曲率半径
D :軸上面間隔
Ns :レンズ材料のs線に対する屈折率
ER :有効半径
各実施例において、各面番号(Surf-N)の後に「*」が記載されている面が非球面形状を有する面であり、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとして以下の「数1」で表す。その他、無限大を「INF」と表し、開口絞りを「ST」と表している。
〔数1〕
Figure 0006645511
ただし、
Ai:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
(実施例1)
実施例1の撮像光学系又はレンズユニットの基本的な特徴は以下のようなものである。ただし、fは撮像光学系全系の焦点距離を示し、FはFナンバーを示し、2Yは撮像素子の撮像面対角線長を示す。なお、実施例1は、本発明に属さない。
f=4.00mm
F=2.3
2Y=2.70mm

実施例1の撮像光学系又はレンズユニットのレンズ面等のデータを以下の表1に示す。
〔表1〕
Surf-N R(mm) D(mm) Ns ER(mm)
1(ST) INF -0.25 0.90
2* 1.433 0.88 1.5374 0.91
3* 6.035 0.90 0.85
4* -3.386 0.60 1.6160 0.80
5* -4.036 0.67 0.92
6* 5.877 0.45 1.6160 0.99
7* 1.843 0.30 1.21
8 INF 0.45 1.5098 1.27
9 INF 1.33
実施例1の撮像光学系又はレンズユニットに含まれる非球面の非球面係数を以下の表2に示す。なお、これ以降(表のレンズデータを含む)において、10のべき乗数(たとえば2.5×10−02)をE(たとえば2.5E−02)を用いて表すものとする。
〔表2〕
第2面
K=-0.10589E+00, A4=-0.15751E-03, A6=-0.49012E-02,
A8=0.79154E-02, A10=-0.60362E-02
第3面
K=0.85780E+01, A4=0.26577E-02, A6=-0.32336E-02,
A8=-0.35857E-02, A10=-0.86912E-02
第4面
K=0.12274E+02, A4=-0.75759E-01, A6=-0.13796E-01,
A8=0.50942E-01, A10=-0.15285E+00, A12=0.13526E+00
第5面
K=-0.24628E+02, A4=-0.13158E+00, A6=0.99810E-01,
A8=-0.77630E-01, A10=0.42610E-01
第6面
K=-0.88231E+00, A4=-0.35409E+00, A6=0.12438E+00,
A8=-0.24967E-01, A10=-0.24671E-01, A12=0.18759E-02
第7面
K=-0.64941E+01, A4=-0.23189E+00, A6=0.11747E+00,
A8=-0.60444E-01, A10=0.52629E-02, A12=0.57128E-02,
A14=-0.17454E-02
実施例1の単レンズデータを以下の表3に示す。
〔表3〕
レンズ 始面 焦点距離(mm)
1 2 3.279
2 4 -52.711
3 6 -4.554
図3は、実施例1の虹彩認証用の撮像光学系11又はカメラモジュール等の断面図である。撮像光学系11は、近軸で物体側に凸で正メニスカスの第1レンズL1と、近軸で屈折力略ゼロの第2レンズL2と、近軸で物体側に凸で負メニスカスの第3レンズL3とを備える。第1〜第3レンズL1〜L3は、両光学面が非球面である。第1〜第3レンズL1〜L3は、全てプラスチックレンズである。第1レンズL1の物体側には、開口絞りSが配置されている。さらに、第3レンズL3の像側には、平行平板Fが配置されている。なお、平行平板Fを介して第3レンズL3の射出面に対向して、固体撮像素子51の光電変換部51aに対応する撮像面Iが配置されている。この撮像光学系11は、s線(波長852.11nm)の使用を前提としている。
図4A〜4Cは、実施例1の撮像光学系11の縦収差図(球面収差、非点収差、及び歪曲収差)を示し、図4D及び4Eは、実施例1の撮像光学系11の横収差図を示している。
(実施例2)
実施例2の撮像光学系又はレンズユニットの基本的な特徴は以下のようなものである。
f=5.00mm
F=2.1
2Y=3.60mm
実施例2の撮像光学系又はレンズユニットのレンズ面等のデータを以下の表4に示す。
〔表4〕
Surf-N R(mm) D(mm) Ns ER(mm)
1(ST) INF -0.35 1.21
2* 1.885 0.65 1.5374 1.22
3* 8.555 2.17 1.20
4* 5.612 0.24 1.5374 1.11
5* 4.182 0.78 1.24
6* -12.952 0.32 1.5374 1.41
7* 4.180 0.15 1.62
8 INF 0.60 1.5098 1.70
9 INF 1.78
実施例2の撮像光学系又はレンズユニットに含まれる非球面の非球面係数を以下の表5に示す。
〔表5〕
第2面
K=-0.58238E+00, A4=0.71587E-02, A6=-0.34319E-03,
A8=0.20615E-02, A10=-0.84561E-03
第3面
K=0.26126E+02, A4=-0.24748E-02, A6=-0.65712E-03,
A8=-0.15531E-03, A10=-0.65127E-03
第4面
K=0.20763E+02, A4=-0.17795E+00, A6=-0.10361E+00,
A8=0.19555E-01, A10=-0.16158E-01, A12=0.74402E-02
第5面
K=-0.73109E+01, A4=-0.11336E+00, A6=-0.89317E-01,
A8=0.45742E-01, A10=0.11394E-02
第6面
K=-0.12991E+02, A4=-0.12834E+00, A6=0.43272E-01,
A8=-0.42223E-01, A10=0.35021E-01, A12=-0.91855E-02
第7面
K=0.33322E+01, A4=-0.13115E+00, A6=0.18298E-01,
A8=-0.15549E-03, A10=-0.93599E-03, A12=0.76266E-03,
A14=-0.27825E-03
実施例2の単レンズデータを以下の表6に示す。
〔表6〕
レンズ 始面 焦点距離(mm)
1 2 4.351
2 4 -32.458
3 6 -5.843
図5は、実施例2の虹彩認証用の撮像光学系12等の断面図である。撮像光学系12は、近軸で物体側に凸で正メニスカスの第1レンズL1と、近軸で屈折力略ゼロの第2レンズL2と、近軸で両凹で負の第3レンズL3とを備える。第1〜第3レンズL1〜L3は、両光学面が非球面である。第1〜第3レンズL1〜L3は、全てプラスチックレンズである。第1レンズL1の物体側には、開口絞りSが配置されている。さらに、第3レンズL3の像側には、平行平板Fが配置されている。なお、平行平板Fを介して第3レンズL3の射出面に対向して、固体撮像素子51の光電変換部51aに対応する撮像面Iが配置されている。この撮像光学系12は、s線(波長852.11nm)の使用を前提としている。
図6A〜6Cは、実施例2の撮像光学系12の縦収差図(球面収差、非点収差、及び歪曲収差)を示し、図6D及び6Eは、実施例2の撮像光学系12の横収差図を示している。
(実施例3)
実施例3の撮像光学系又はレンズユニットの基本的な特徴は以下のようなものである。
f=4.80mm
F=2.2
2Y=3.20mm
実施例3の撮像光学系又はレンズユニットのレンズ面等のデータを以下の表7に示す。
〔表7〕
Surf-N R(mm) D(mm) Ns ER(mm)
1* 1.777 1.00 1.5374 1.18
2* 8.274 0.35 0.96
3(ST) INF 1.01 0.84
4* INF 0.62 1.5374 0.91
5* INF 0.29 1.02
6* -15.278 0.83 1.6160 0.99
7* 3.457 0.26 1.33
8 INF 0.60 1.5098 1.42
9 INF 1.54
実施例3の撮像光学系又はレンズユニットに含まれる非球面の非球面係数を以下の表8に示す。
〔表8〕
第1面
K=-0.54909E+00, A4=0.76479E-02, A6=-0.93508E-04,
A8=0.16057E-02, A10=-0.65847E-03
第2面
K=0.37166E+02, A4=-0.55676E-02, A6=-0.31076E-02,
A8=-0.19567E-02, A10=-0.99367E-03
第4面
K=0.00000E+00, A4=-0.80339E-01, A6=-0.96357E-02,
A8=-0.54949E-01, A10=0.37193E-01, A12=-0.36720E-01
第5面
K=0.00000E+00, A4=-0.17381E+00, A6=0.55744E-01,
A8=-0.95010E-01, A10=0.30495E-01
第6面
K=-0.50000E+02, A4=-0.26438E+00, A6=0.30690E-01,
A8=0.98208E-02, A10=-0.83035E-01, A12=0.47423E-01
第7面
K=0.34381E+01, A4=-0.15880E+00, A6=0.57019E-01,
A8=-0.24556E-01, A10=0.52680E-02, A12=-0.14046E-03,
A14=-0.17275E-03
実施例3の単レンズデータを以下の表9に示す。
〔表9〕
レンズ 始面 焦点距離(mm)
1 1 3.995
2 4 INF
3 6 -4.501
図7は、実施例3の虹彩認証用の撮像光学系13等の断面図である。撮像光学系13は、近軸で物体側に凸で正メニスカスの第1レンズL1と、近軸で屈折力ゼロの第2レンズL2と、近軸で両凹で負の第3レンズL3とを備える。第1〜第3レンズL1〜L3は、両光学面が非球面である。第1〜第3レンズL1〜L3は、全てプラスチックレンズである。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置されている。さらに、第3レンズL3の像側には、平行平板Fが配置されている。なお、平行平板Fを介して第3レンズL3の射出面に対向して、固体撮像素子51の光電変換部51aに対応する撮像面Iが配置されている。この撮像光学系13は、s線(波長852.11nm)の使用を前提としている。
図8A〜8Cは、実施例3の撮像光学系13の縦収差図(球面収差、非点収差、及び歪曲収差)を示し、図8D及び8Eは、実施例3の撮像光学系13の横収差図を示している。
(実施例4)
実施例4の撮像光学系又はレンズユニットの基本的な特徴は以下のようなものである。
f=4.00mm
F=2.3
2Y=2.70mm
実施例4の撮像光学系又はレンズユニットのレンズ面等のデータを以下の表10に示す。
〔表10〕
Surf-N R(mm) D(mm) Ns ER(mm)
1(ST) INF -0.25 0.90
2* 1.683 0.64 1.5374 0.90
3* 10.944 1.92 0.87
4* -7.145 0.67 1.6160 0.91
5* -5.843 0.32 1.11
6* 59.799 0.40 1.6160 1.16
7* 2.075 0.16 1.37
8 INF 0.10 1.5098 1.36
9 INF 1.36
実施例4の撮像光学系又はレンズユニットに含まれる非球面の非球面係数を以下の表11に示す。
〔表11〕
第2面
K=-0.12902E+00, A4=-0.15985E-02, A6=-0.14720E-02,
A8=0.17904E-02, A10=-0.32346E-03
第3面
K=0.13611E+01, A4=0.59369E-02, A6=0.46508E-02,
A8=-0.59765E-02, A10=0.40717E-02
第4面
K=0.50000E+02, A4=-0.15124E+00, A6=-0.68429E-01,
A8=-0.23026E-02, A10=-0.11215E+00, A12=0.11924E+00
第5面
K=-0.48037E+02, A4=-0.27310E+00, A6=0.75548E-01,
A8=-0.29968E-01, A10=0.23299E-01
第6面
K=-0.50000E+02, A4=-0.50357E+00, A6=0.32331E+00,
A8=-0.50259E-01, A10=0.41836E-02, A12=-0.11958E-01
第7面
K=-0.12985E+02, A4=-0.24008E+00, A6=0.19620E+00,
A8=-0.89234E-01, A10=0.14896E-01, A12=-0.39140E-02,
A14=0.98668E-03
実施例4の単レンズデータを以下の表12に示す。
〔表12〕
レンズ 始面 焦点距離(mm)
1 2 3.614
2 4 43.478
3 6 -3.499
図9は、実施例4の虹彩認証用の撮像光学系14等の断面図である。撮像光学系14は、近軸で物体側に凸で正メニスカスの第1レンズL1と、近軸で屈折力略ゼロの第2レンズL2と、近軸で物体側に凸で負メニスカスの第3レンズL3とを備える。第1〜第3レンズL1〜L3は、両光学面が非球面である。第1〜第3レンズL1〜L3は、全てプラスチックレンズである。第1レンズL1の物体側には、開口絞りSが配置されている。さらに、第3レンズL3の像側には、平行平板Fが配置されている。なお、平行平板Fを介して第3レンズL3の射出面に対向して、固体撮像素子51の光電変換部51aに対応する撮像面Iが配置されている。この撮像光学系14は、s線(波長852.11nm)の使用を前提としている。
図10A〜10Cは、実施例4の撮像光学系14の縦収差図(球面収差、非点収差、及び歪曲収差)を示し、図10D及び10Eは、実施例4の撮像光学系14の横収差図を示している。
(実施例5)
実施例5の撮像光学系又はレンズユニットの基本的な特徴は以下のようなものである。
f=5.50mm
F=2.3
2Y=3.60mm
実施例5の撮像光学系又はレンズユニットのレンズ面等のデータを以下の表13に示す。
〔表13〕
Surf-N R(mm) D(mm) Ns ER(mm)
1(ST) INF -0.35 1.21
2* 1.924 0.62 1.5374 1.22
3* 7.157 2.20 1.19
4* INF 0.28 1.5374 1.12
5* INF 0.83 1.23
6* -7.189 0.46 1.5374 1.33
7* 5.066 0.29 1.62
8 INF 0.60 1.5098 1.71
9 INF 1.77
実施例5の撮像光学系又はレンズユニットに含まれる非球面の非球面係数を以下の表14に示す。
〔表14〕
第2面
K=-0.56411E+00, A4=0.76467E-02, A6=-0.32184E-03,
A8=0.19056E-02, A10=-0.58480E-03
第3面
K=0.19413E+02, A4=-0.31786E-02, A6=-0.14799E-02,
A8=0.45921E-03, A10=-0.79168E-03
第4面
K=0.00000E+00, A4=-0.13493E+00, A6=-0.81841E-01,
A8=0.27519E-01, A10=-0.10199E-01, A12=0.43475E-02
第5面
K=0.00000E+00, A4=-0.11086E+00, A6=-0.67873E-01,
A8=0.43677E-01, A10=-0.49541E-02
第6面
K=0.82036E+01, A4=-0.10814E+00, A6=0.18448E-01,
A8=-0.34288E-01, A10=0.38504E-01, A12=-0.12713E-01
第7面
K=0.75685E+01, A4=-0.10190E+00, A6=0.40015E-02,
A8=0.25652E-02, A10=-0.15129E-02, A12=0.48033E-03,
A14=-0.18442E-03
実施例5の単レンズデータを以下の表15に示す。
〔表15〕
レンズ 始面 焦点距離(mm)
1 2 4.701
2 4 INF
3 6 -5.459
図11は、実施例5の虹彩認証用の撮像光学系15等の断面図である。撮像光学系15は、近軸で物体側に凸で正メニスカスの第1レンズL1と、近軸で屈折力ゼロの第2レンズL2と、近軸で両凹で負の第3レンズL3とを備える。第1〜第3レンズL1〜L3は、両光学面が非球面である。第1〜第3レンズL1〜L3は、全てプラスチックレンズである。第1レンズL1の物体側には、開口絞りSが配置されている。さらに、第3レンズL3の像側には、平行平板Fが配置されている。なお、平行平板Fを介して第3レンズL3の射出面に対向して、固体撮像素子51の光電変換部51aに対応する撮像面Iが配置されている。この撮像光学系15は、s線(波長852.11nm)の使用を前提としている。
図12A〜12Cは、実施例5の撮像光学系15の縦収差図(球面収差、非点収差、及び歪曲収差)を示し、図12D及び12Eは、実施例5の撮像光学系15の横収差図を示している。
(実施例6)
実施例6の撮像光学系又はレンズユニットの基本的な特徴は以下のようなものである。
f=4.84mm
F=2.2
2Y=3.20mm
実施例6の撮像光学系又はレンズユニットのレンズ面等のデータを以下の表16に示す。
〔表16〕
Surf-N R(mm) D(mm) Ns ER(mm)
1* 1.743 1.00 1.5468 1.32
2* 6.797 0.34 1.05
3(ST) INF 1.07 0.84
4* 94.017 0.62 1.5374 0.90
5* 317.843 0.29 1.02
6* -9.031 0.83 1.6160 0.99
7* 4.043 0.20 1.33
8 INF 0.60 1.5098 1.40
9 INF 1.52
実施例6の撮像光学系又はレンズユニットに含まれる非球面の非球面係数を以下の表17に示す。
〔表17〕
第1面
K=-0.64366E-01, A4=-0.22702E-02, A6=-0.18226E-02,
A8=0.10595E-02, A10=-0.57239E-03
第2面
K=0.11071E+02, A4=0.67171E-03, A6=0.70747E-03,
A8=-0.22554E-02, A10=0.49890E-03
第4面
K=-0.50000E+02, A4=-0.88276E-01, A6=-0.17832E-01,
A8=-0.56050E-01, A10=0.40888E-01, A12=-0.47452E-01
第5面
K=0.50000E+02, A4=-0.17726E+00, A6=0.28529E-01,
A8=-0.87880E-01, A10=0.35114E-01
第6面
K=-0.32147E+02, A4=-0.26375E+00, A6=0.25791E-01,
A8=-0.25440E-01, A10=-0.45659E-01, A12=0.45023E-01
第7面
K=0.61755E+01, A4=-0.14939E+00, A6=0.45398E-01,
A8=-0.14347E-01, A10=-0.20197E-02, A12=0.33636E-02,
A14=-0.98142E-03
実施例6の単レンズデータを以下の表18に示す。
〔表18〕
レンズ 始面 焦点距離(mm)
1 1 4.008
2 4 248.219
3 6 -4.427
図13は、実施例6の虹彩認証用の撮像光学系16等の断面図である。撮像光学系16は、近軸で物体側に凸で正メニスカスの第1レンズL1と、近軸で屈折力略ゼロの第2レンズL2と、近軸で両凹で負の第3レンズL3とを備える。第1〜第3レンズL1〜L3は、両光学面が非球面である。第1レンズL1は、ガラスレンズであり、第2及び第3レンズL2,L3は、プラスチックレンズである。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置されている。さらに、第3レンズL3の像側には、平行平板Fが配置されている。なお、平行平板Fを介して第3レンズL3の射出面に対向して、固体撮像素子51の光電変換部51aに対応する撮像面Iが配置されている。この撮像光学系16は、s線(波長852.11nm)の使用を前提としている。
図14A〜14Cは、実施例6の撮像光学系16の縦収差図(球面収差、非点収差、及び歪曲収差)を示し、図14D及び14Eは、実施例6の撮像光学系16の横収差図を示している。
以下の表19は、参考のため、条件式(1)〜(6)に対応する各実施例1〜6の値をまとめたものである。
〔表19〕
Figure 0006645511
以上、実施形態や実施例に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、撮像光学系を虹彩認証用としたが、本発明の撮像光学系は、かかる用途に限らず、様々な非広角型の撮像系に適用可能である。

Claims (10)

  1. 撮像光学系と、前記撮像光学系を保持するレンズ鏡筒とを有するレンズユニットであって、
    前記撮像光学系は、物体側から順に、
    正の屈折力を有する第1レンズと、
    少なくとも1面が非球面形状である第2レンズと、
    負の屈折力を有し、少なくとも1面が非球面形状であり、光軸との交点以外の変曲点を有する第3レンズと、から実質的になり、
    下記条件式を満足するレンズユニット。
    f/TL>0.92 … (1)
    0.10>f/f2>−0.17 … (2)
    0.60>d2/f≧0.28 … (3)
    但し、
    f;撮像光学系全系の焦点距離
    TL;撮像光学系の最も物体側のレンズ面から像側焦点までの光軸上の距離
    d2;前記第1レンズと前記第2レンズとの軸上空気間隔
    f2;前記第2レンズの焦点距離
  2. 下記条件式を満足する、請求項1に記載のレンズユニット。
    1.1>f1/f>0.7 … (4)
    但し、
    f1;前記第1レンズの焦点距離
    f;撮像光学系全系の焦点距離
  3. 下記条件式を満足する、請求項1又は2に記載のレンズユニット。
    −0.8>f3/f>−1.2 … (5)
    但し、
    f3;前記第3レンズの焦点距離
    f;撮像光学系全系の焦点距離
  4. 下記条件式を満足する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズユニット。
    45°>2w … (6)
    但し、
    w;半画角
  5. 前記第1レンズは、ガラス材料で形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  6. 前記第1〜第3レンズは、近赤外の波長域で光透過性を有する材料で形成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  7. 実質的に屈折力を有しない光学素子をさらに備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  8. 前記レンズユニットは虹彩認証用である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のレンズユニットと、前記レンズユニットによって形成された像を検出する像検出部と、前記像検出部からの信号を処理する処理部とを有する撮像装置。
  10. 請求項9に記載の撮像装置を備え、前記撮像装置に撮像を行わせるモバイル機器。
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