JP6569079B2 - 広角レンズ系及び撮像装置 - Google Patents
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0.45 < (R21−R22)/(R21+R22) < 0.8 ・・・(1A)
1.50 < n asp < 1.65 ・・・(7)
20 < ν asp < 60 ・・・(8)
1.81 < n1 < 1.95 ・・・(9)
ここで、
R21:第2レンズ素子の物体側の近軸曲率半径、
R22:第2レンズ素子の像側の近軸曲率半径、
n asp :少なくとも2枚の非球面レンズのd線における屈折率、
ν asp :少なくとも2枚の非球面レンズのd線におけるアッベ数、
n1:第1レンズ素子のd線における屈折率、
である。
(広角レンズ系の構成)
図1は、実施の形態1に係る広角レンズ系10を表している。広角レンズ系10は、図1に示すように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、開口絞りAと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、平行平板Pと、で構成される。
(カメラへの適用例)
実施の形態1に係る広角レンズ系10を適用したカメラの例を説明する。カメラは、監視カメラを例にして説明を行う。なお、実施の形態1に替えて実施の形態2、3に係る広角レンズ系20、30の何れかを適用しても良い。
以下、実施の形態1〜3に係る広角レンズ系が満足することが可能な条件を説明する。なお、実施の形態1〜3に係る広角レンズ系に対して、複数の可能な条件が規定されるが、これらの条件すべてを満足する広角レンズ系の構成が最も効果的である。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏する広角レンズ系を得ることも可能である。
ここで、
R21:メニスカス形状を有する第2レンズ素子L2の物体側の近軸曲率半径
R22:メニスカス形状を有する第2レンズ素子L2の像側の近軸曲率半径
である。
(R21−R22)/(R21+R22) < 0.65 ・・・(1B)
このように構成すれば、小型で大口径、かつ高性能な広角レンズ系を実現できる。
ここで、
2ω:画角
である。
ここで、
ΣDi:第1レンズ群G1に含まれるレンズ素子の中心厚みの和
T1:第1レンズ群G1の総厚
である。
ΣDi/T1 < 0.60 ・・・(3B)
このように構成すれば、小型かつ高性能な広角レンズ系を実現できる。
ここで、
fG1:第1レンズ群G1の焦点距離
fG2:第2レンズ群G2の焦点距離
である。
|fG1/fG2| < 3.5 ・・・(4B)
このように構成すれば、小型で高性能な広角レンズ系を実現できる。
ここで、
PgF:部分分散比
νd:アッベ数
である。
PgF + 0.0018 × νd ≦ 0.70 ・・・(5B)
このように構成すれば、近赤外の波長領域まで良好に色収差を補正することができ、小型で高性能な広角レンズ系を実現できる。
ここで、
Th:射出瞳位置(像面からの距離)
h:像高
である。
4.0 ≦ |Th / h| ・・・(6A)
このように構成すれば、撮像素子への光線入射角度を適切に設定でき、小型で高性能な広角レンズ系を実現できる。
20 < νasp <60 ・・・(8)
ここで、
nasp:非球面レンズのd線における屈折率
νasp:非球面レンズのd線におけるアッベ数
である。
ここで、
n1:最も物体側のレンズのd線における屈折率
である。
n1 < 1.93 ・・・(9B)
このように構成すれば、像面湾曲を適切に補正した広角レンズ系を実現できる。
以下、実施の形態1〜3に係る広角レンズ系の実施例1〜3を説明する。なお、各実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数、である。また、各実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
(実施例1)
実施例1は、図1に示した実施の形態1に係る広角レンズ系10に対応する。広角レンズ系10の面データを表1に、非球面データを表2に、無限遠合焦状態での各種データを表3に示す。
実施例2は、図3に示した実施の形態2に係る広角レンズ系20に対応する。広角レンズ系20の面データを表4に、非球面データを表5に、無限遠合焦状態での各種データを表6に示す。
実施例3は、図5に示した実施の形態3に係る広角レンズ系30に対応する。広角レンズ系30の面データを表7に、非球面データを表8に、無限遠合焦状態での各種データを表9に示す。
(実施の形態の展開例)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1から3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
G2 第2レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
P 平行平板
A 開口絞り
S 撮像素子の像面
10、20、30 広角レンズ系
100 監視カメラ
102 撮像素子
103 CPU
Claims (10)
- 物体側から像側へと順に、
第1レンズ群と、
開口絞りと、
正のパワーを有する第2レンズ群と、からなり、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へと順に、少なくとも、
物体側に凸形状を構成し、負のパワーを有するメニスカス形状の第1レンズ素子と、
物体側に凸形状を構成し、負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズ素子と、
像側に凹形状を構成し、負のパワーを有する第3レンズ素子と
後続レンズ素子と、を含み、
前記第2レンズ素子は非球面で構成され、
前記第1レンズ群は、前記第2レンズ素子を含む少なくとも2枚の非球面レンズを有し、
次の条件式(1A)、(7)、(8)および(9)を同時に満足し、
0.45 < (R21−R22)/(R21+R22) < 0.8 ・・・(1A)
1.50 < nasp < 1.65 ・・・(7)
20 < νasp < 60 ・・・(8)
1.81 < n1 < 1.95 ・・・(9)
ここで、
R21:第2レンズ素子の物体側の近軸曲率半径、
R22:第2レンズ素子の像側の近軸曲率半径、
nasp:前記少なくとも2枚の非球面レンズのd線における屈折率、
νasp:前記少なくとも2枚の非球面レンズのd線におけるアッベ数、
n1:前記第1レンズ素子のd線における屈折率、
である、広角レンズ系。 - 前記少なくとも2枚の非球面レンズは、前記第3レンズ素子を含む、
請求項1に記載の光学レンズ系。 - 前記第3レンズ素子は、物体側に凹形状を構成する、
請求項1から2のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 次の条件式(2)を満足し、
2ω ≧ 180° ・・・(2)
ここで、
2ω:画角、
である、請求項1から3のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 前記第1レンズ群の厚みと、第1レンズ群に含まれるレンズ素子の中心厚みの和が、次の条件式(3)を満足し、
0.35 < ΣDi/T1 < 0.70 ・・・(3)
ここで、
ΣDi: 第1レンズ群に含まれるレンズ素子の中心厚みの和、
T1:第1レンズ群の総厚、
である、請求項1から4のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は次の条件式(4)を満足し、
0.5 < |fG1/fG2| < 4.0 ・・・(4)
ここで、
fG1:第1レンズ群の焦点距離、
fG2:第2レンズ群の焦点距離、
である、請求項1から5のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 前記第2レンズ群は少なくとも1組の接合レンズを含み、少なくとも4枚のレンズ素子で構成される、
請求項1から6のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 前記第1レンズ群の負のパワーを有するレンズ素子の内少なくとも2つ、及び、前記第2レンズ群の正のパワーを有するレンズ素子の内少なくとも2つは、次の条件式(5)を満足し、
0.62 ≦ PgF + 0.0018 × νd ≦ 0.72 ・・・(5)
ここで、
PgF:部分分散比、
νd:アッベ数、
である、請求項1から7のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 次の条件式(6)を満足し、
3.0 ≦ |Th / h| ・・・(6)
ここで、
Th:射出瞳位置(像面からの距離)、
h:像高、
である、請求項1から8のいずれか一項に記載の広角レンズ系。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の広角レンズ系と、前記広角レンズ系によって形成された像を受光する撮像素子を有する撮像装置。
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