JP6641616B2 - 車体の下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の下部構造に関する。
特許文献1には、車体下部に車体幅方向に延設されて下部フレーム構造の一部を構成するクロスメンバの上面部に、車両前後方向に延在する配管類・配線類を通過させる凹部を設けた構造が記載されている。
特開2015−30361号公報
特許文献1の構造では、凹部を通過する配管類・配線類(線状部材)が車体側に保持されていないので、車両の走行時等に線状部材が振れて損傷する可能性がある。係る不都合は、クリップ等の保持具により線状部材を凹部に固定することによって解消可能であるが、この場合、凹部内に保持具の配置スペースを確保しなければならず、保持具によって線状部材の収容領域が狭められてしまう。
そこで、本発明は、線状部材の収容領域を狭めることなく、線状部材の損傷を防止することが可能な車体の下部構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、車体フレームを構成する複数のクロスメンバの各々が車幅方向に延びて前後方向に離間して並ぶ車体の下部構造であって、複数のクロスメンバ上面凹部と収容空間形成部材と線状部材とカバーとを備える。
クロスメンバ上面凹部は、複数のクロスメンバの各々の上面部に形成されて下方に凹む。収容空間形成部材は、複数のクロスメンバ上面凹部を前後方向に横断してクロスメンバ上面凹部の各々に支持される底板部を有し、上方が開放された収容空間を区画形成する。線状部材は、収容空間に収容される。カバーは、平板状であり、収容空間の上方を閉止した状態で車体フレームに対して固定される。線状部材は、収容空間内でカバーと底板部とによって上下から挟持される。
本発明の第1の態様は、上記車体の下部構造であって、収容空間形成部材は、底板部の車幅方向両端縁から上方へ延びる左右の縦板部を有する。カバーは、収容空間形成部材の左右の縦板部の上方に載置される。線状部材は、収容空間内でカバーと底板部とに接した状態でカバーと底板部とによって上下から挟持される。
上記構成では、収容空間内の線状部材は、カバーと底板部とによって上下から挟持され、車両の走行時等の線状部材の振れが抑制されるので、線状部材の損傷を防止することができる。
また、収容空間内に線状部材を固定するための保持具を設ける必要がないので、線状部材の収容領域を狭めることがない。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車体の下部構造であって、線状部材は、断熱性を有する緩衝材によって外周面が覆われた配管であ
上記構成では、緩衝材によって、配管の損傷をさらに防止するとともに、配管の断熱効果を得ることができる。
本発明によれば、線状部材の収容領域を狭めることなく、線状部材の損傷を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る車両を模式的に示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る車体フレームを模式的に示す斜視図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 図1のIV−IV矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車体の下部構造について図面を参照して詳細に説明する。図中の矢印FRは車両の前方を、矢印UPは上方を、矢印INは車幅内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両は、いわゆる低床型のバス1である。バス1の車体左側面には、左前輪2よりも前方側に前乗降口4が設けられ、左前輪2と左後輪3との間に中乗降口5が設けられている。車室床面を構成するフロアパネル6は、前乗降口4の開口下縁及び中乗降口5の開口下縁と略同一の高さに設定される。
図2に示すように、バス1の車体下部の構造体である車体フレーム10は、左右1対のサイドメンバ11と、複数のクロスメンバ12と、フロントエンドクロスメンバ13と、リヤエンドクロスメンバ14とから主に構成される。
左右のサイドメンバ11は、Z状断面を有し(図3参照)、車幅方向両側で前後方向に延びる。フロントエンドクロスメンバ13は、車体前端部で車幅方向に延び、左右のサイドメンバ11の前端部を連結する。リヤエンドクロスメンバ14は、車体後端部で車幅方向に延び、左右のサイドメンバ11の後端部を連結する。
複数のクロスメンバ12は、フロントエンドクロスメンバ13とリヤエンドクロスメンバ14との間に配置されて前後方向に互いに離間して並ぶ。各クロスメンバ12は、車幅方向に延びて左右のサイドメンバ11の中間部を連結し、その両端部は、左右のサイドメンバ11よりも車幅方向外側へ張出している。すなわち、各サイドメンバ11は、各クロスメンバ12を前後方向に貫通した状態で各クロスメンバ12と結合されている。
各クロスメンバ12は、上面部12aと、上面部12aの前端縁から略鉛直下方へ延びる前面部12bと、上面部12aの後端縁から略鉛直下方へ延びて前面部12bと対向する後面部12cとを一体的に有する。
各クロスメンバ12の上面部12aには、所定の幅で且つ所定の深さで下方へ凹むクロスメンバ上面凹部(以下、単に凹部と称する)15が形成されている。各凹部15は、左右のサイドメンバ11の間で車幅方向の略中央に配置され、略同高さで前後方向に直線状に並ぶ。各クロスメンバ12の前面部12bの上縁中央部には、凹部15の前側を開放する切欠きが形成され、後面部12の上縁中央部には、凹部15の後側を開放する切欠きが形成されている。
図3は、クロスメンバ12の後方近傍で車体フレーム10を車幅方向に沿って切断した状態を後方から視た断面図であり、図4は、隣接するクロスメンバ12の中間で車体フレーム10を車幅方向に沿って切断した状態を後方から視た断面図である。
図3に示すように、凹部15は、車幅方向両側に段差を有する矩形溝形状であり、矩形平面状の主面部16と、主面部16の車幅方向両端縁から上方へ延びる左右の下縦面部17と、下縦面部17の上端縁から車幅方向外側へ延びる左右の横面部18と、横面部18の車幅方向外側の端縁から上方へ延びる左右の上縦面部19とによって形成される。凹部15の左右の上面部12aは、上縦面部19の上端縁から車幅方向外側へそれぞれ延びる。
凹部15には、収容空間形成パネル(収容空間形成部材)20が装着される。収容空間形成パネル20は、凹部15の形状に沿ってU状に曲折する金属板材であり、主面部16に載置される底板部21と、底板部21の車幅方向両端縁から上方へ延びる左右の下縦板部22と、下縦板部22の上端縁から車幅方向外側へ延びる左右のフランジ部23と、フランジ部23の車幅方向外側の端縁から上方へ延びる左右の上縦板部24とを一体的に有し、複数の凹部15に亘って前後方向に延びる。
底板部21は、複数の凹部15を前後方向に横断して各凹部15の主面部16に下方から支持され、下縦板部22は、各凹部15の下縦面部17に近接又は接触し、フランジ部23は、各凹部15の横面部18に下方から支持され、上縦板部24は、各凹部15の上縦面部18に近接又は接触する。底板部21と左右の下縦板部22とは、上方が開放された収容空間41を区画形成する。なお、上縦板部24は、クロスメンバ12と重なる(交叉する)領域に設けられ、クロスメンバ12と重ならない領域には設けられていない(図4参照)。
収容空間形成パネル20は、各凹部15の主面部16に底板部21を載置し、各凹部の左右の横面部18に左右のフランジ部23を載置した状態で、各クロスメンバ12に溶接等によって固定され、クロスメンバ12と重なる範囲でのみクロスメンバ12によって支持される(図3及び図4参照)。
収容空間41には、線状部材30が前後方向に沿って収容される。本実施形態の線状部材30は、グラスウールや発泡樹脂などの断熱性を有する緩衝材32によって外周面が覆われた配管(金属管)31である。なお、収容空間41に収容する線状部材30は、配管31以外(例えば、ワイヤハーネス等の配線など)であってもよい。
収容空間41の上方は、フロアパネル6の一部を構成する平板状のカバー40によって閉止される。カバー40は、車幅方向の両端部がフランジ部23に面接触して載置された状態で、車体フレーム10に対して固定される。このカバー閉止状態で、収容空間41内の線状部材31は、カバー40と収容空間形成パネル20とによって外周全域が覆われるとともに、カバー40と底板部21とによって上下から挟持される。なお、底面部21のうちクロスメンバ12と重なる部分の車幅方向の中央には、カバー40の車幅方向の中央を下方から支持するカバー支持部材25が固定されている。
本実施形態によれば、収容空間41内の線状部材30は、カバー40と底板部21とによって上下から挟持され、バス1の走行時等の線状部材30の振れが抑制されるので、線状部材30(配管31)の損傷を防止することができる。
収容空間41内に線状部材30を固定するための保持具を設ける必要がないので、線状部材30の収容領域を狭めることがない。
また、配管31の外周面を緩衝材32によって覆っているので、配管31の損傷をさらに防止するとともに、配管31の断熱効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、低床型のバス1について説明したが、乗降口とフロアパネルとの間にステップが存在する高床型のバスやバス以外のトラック等を含む他の種類の車両に本発明を適用してもよい。
また、図2では複数のクロスメンバ12の全てに凹部15を形成する例を図示したが、収容空間形成パネル20を装着する任意の複数のクロスメンバ12にのみ凹部15を形成してもよい。
また、複数のクロスメンバ12の全てに凹部15を形成し、そのうち任意の複数のクロスメンバ12にのみ収容空間形成パネル20を装着してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の車体の下部構造は、複数のクロスメンバによって車体フレームが構成される車両に適用可能である。
1:バス(車両)
6:フロアパネル
10:車体フレーム
11:サイドメンバ
12:クロスメンバ
12a:クロスメンバの上面部
15:凹部(クロスメンバ上面凹部)
16:凹部の主面部
18:凹部の横面部
20:収容空間形成パネル(収容空間形成部材)
21:収容空間形成パネルの底板部
23:収容空間形成パネルのフランジ部
30:線状部材
31:配管
32:緩衝材
40:カバー
41:収容空間

Claims (2)

  1. 車体フレームを構成する複数のクロスメンバの各々が車幅方向に延びて前後方向に離間して並ぶ車体の下部構造であって、
    前記複数のクロスメンバの各々の上面部に形成されて下方に凹む複数のクロスメンバ上面凹部と、
    前記複数のクロスメンバ上面凹部を前後方向に横断して前記クロスメンバ上面凹部の各々に支持される底板部と、前記底板部の車幅方向両端縁から上方へ延びる左右の縦板部とを有し、上方が開放された収容空間を区画形成する収容空間形成部材と、
    前記収容空間に収容される線状部材と、
    前記収容空間形成部材の前記左右の縦板部の上方に載置されて前記収容空間の上方を閉止した状態で前記車体フレームに対して固定される平板状のカバーと、を備え、
    前記線状部材は、前記収容空間内で前記カバーと前記底板部とに接した状態で前記カバーと前記底板部とによって上下から挟持される
    ことを特徴とする車体の下部構造。
  2. 請求項1に記載の車体の下部構造であって、前記線状部材は、断熱性を有する緩衝材によって外周面が覆われた配管である
    ことを特徴とする車体の下部構造。
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