JP6281203B2 - クロスメンバ - Google Patents

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Description

本発明は、クロスメンバに関し、特に、バス等の下部フレーム構造を構成するクロスメンバに関する。
バス等においては、地面からフロアパネルまでのクリアランスを低く設定した、いわゆる低床バスが多用されている。このような低床バスの下部フレーム構造は、車体幅方向に延設された複数のクロスメンバを車体前後方向に所定間隔で配置すると共に、これらクロスメンバ間にサイドフレームを介在させて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−260937号公報
ところで、バス等においては、車体前後方向に延在する配管類・配線類等をフロアパネルの下方に収納させている。しかしながら、低床バスでは、フロアパネルと下部フレーム構造との隙間が狭いため、これら配管類・配線類をフロアパネルの下方に収納すると、クロスメンバと干渉する可能性がある。
配管類・配線類との干渉を回避する構造として、例えば、図4に示すように、クロスメンバ120の側面に貫通穴200を形成し、この貫通穴200に配管類400や配線類450を挿通させる構造がある。しかしながら、全ての貫通穴200に配管類400や配線類450を挿通する作業は手間が掛り、作業効率の悪化を招く課題がある。また、貫通穴200よりも大径のコネクタ等は、配線類450を貫通穴200に挿通させた後に取り付ける必要があり、作業工程が制約を受ける課題もある。さらに、配管類400や配線類450のメンテナンスを行う際は、貫通穴200から引き抜く必要があり、メンテナンス作業性の悪化を招く課題もある。
本発明の目的は、配管類・配線類との干渉を確実に防止すると共に、これら配管類・配線類の組み付け作業性及び、メンテナンス作業性を効果的に向上することができるクロスメンバを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のクロスメンバは、車体下部に車体幅方向に延設されて下部フレーム構造の一部を構成するクロスメンバであって、その上面部から車体下方に所定の深さで凹設されると共に、少なくとも配管又は配線を車体前後方向に通過させる凹部を有することを特徴とする。
また、前記凹部の開口上面を塞ぐ蓋板部材をさらに備えてもよい。
前記凹部の底部から車体上方に向けて突出すると共に、その突出端で前記蓋板部材の下面を支持する支持部材をさらに備えてもよい。
本発明のクロスメンバによれば、配管類・配線類との干渉を確実に防止すると共に、これら配管類・配線類の組み付け作業性及び、メンテナンス作業性を効果的に向上することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の一例を示す模式的な左側面図である。 本発明の一実施形態に係る下部フレーム構造を示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係るクロスメンバを車体前方側から視た模式的な正面図である。 従来のクロスメンバを車体前方側から視た模式的な正面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るクロスメンバを説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る車両の一例であるバス1について説明する。バス1の車体左側面には、左前輪2よりも前方側に前乗降口4が形成されると共に、左前輪2と左後輪3との間に中乗降口5が形成されている。車室床面を構成するフロアパネル80は、前乗降口4の開口下縁及び中乗降口5の開口下縁と略同一の高さで設けられている。すなわち、本実施形態のバス1は、車体の地上高を低く設定した、いわゆる低床バスとして構成されている。
次に、図2,3に基づいて、本実施形態に係るクロスメンバ12の詳細構成について説明する。
図2は下部フレーム構造10の斜視図であり、図3はクロスメンバ12を車体前方から正面視した図である。なお、図2中において、符号13は、車体前端側に配置されたフロントエンドクロスメンバ、符号14は、車体後端側に配置されたリアエンドクロスメンバを示している。また、図3中において、符号40は、燃料供給配管やブレーキホース等の配管類を示し、符号45は、電装部品等に接続される配線類を示している。
図2に示すように、下部フレーム構造10は、車体前後方向に延設された複数本のサイドメンバ11と、車体幅方向に延設された複数本のクロスメンバ12とを備えて構成されている。
サイドメンバ11は、金属材料等で縦断面略Z字状に形成されると共に、その車体前後方向の両端をクロスメンバ12の側面に固定されている。より詳しくは、一対のサイドメンバ11が、各クロスメンバ12間の車体右側及び左側にそれぞれ対向するように配置されると共に、クロスメンバ12と交差しながら車体前後方向に延設されている。
なお、車体前端側の一対のサイドメンバ11は、その後方端のみをクロスメンバ12の前側面に固定されると共に、その前方端にはフロントエンドクロスメンバ13が架設されている。また、車体後端側の一対のサイドメンバ11は、その前方端のみをクロスメンバ12の後側面に固定されると共に、その車体後方端にはリアエンドクロスメンバ14が架設されている。
クロスメンバ12は、金属材料等で形成された断面略U字のインナ部材とアウタ部材とを互いに接合することで、その縦断面形状を略矩形状に形成されている。また、クロスメンバ12の上面部には、車体前後方向に延在する配管類40・配線類45(何れも図3に示す)を通過させる凹部20が設けられている。
より詳しくは、図3に示すように、凹部20は、クロスメンバ12の上面部を車体下方に向かって所定の深さで略U字状に切り欠くと共に、その切り欠き開口縁に、底部を構成する底板部材21及び、側部を構成する左右一対の側板部材22を溶着等で固定して形成されている。また、凹部20の車体幅方向の両上縁には、所定の深さで凹む段差部23がそれぞれ形成されている。この段差部23には、凹部20の開口上面を塞ぐ平板状の蓋板部材24が固定される。さらに、凹部20の底部(底板部材21の上面)には、車体上方に向かって突出する断面L字状の支持部材25が設けられている。この支持部材25は、下方が開口する断面コの字形状であり、底部から車体上方に向けて突出すると共に、その上面で、段差部23に固定された蓋板部材24の下面を支持する。
すなわち、配管類40・配線類45を取り付ける際は、凹部20内に配管類40・配線類45を配置し、蓋板部材24の両端を段差部23に固定するのみで、車体前後方向に延在する配管類40・配線類45を、フロアパネル80(図1参照)下方の下部フレーム構造10内に容易に収納できるように構成されている。また、配管類40・配線類45のメンテナンスを行う場合は、フロアパネル80(図1参照)を取り外した後、蓋板部材24を取り外すのみで、これら配管類40・配線類45に容易にアクセスできるように構成されている。
次に、本実施形態に係るクロスメンバ12による作用効果を説明する。
従来、バス等の車両では、フロアパネルと下部フレーム構造との隙間が狭いため、車体前後方向に延在する配管類・配線類をフロアパネルの下方に収納すると、これら配管類・配線類がクロスメンバに干渉する課題がある。また、クロスメンバに貫通穴を形成して配管類・配線類を挿通させる構造もあるが、配管類・配線類の取り付け作業性やメンテナンス作業性の悪化を招く課題がある。
これに対し、本実施形態のクロスメンバ12では、車体前後方向に延在する配管類40・配線類45を、クロスメンバ12の上面部から下方に凹設された凹部20内に収容することで、これら配管類40・配線類45とクロスメンバ12との干渉を回避させている。また、取り付け作業時は、凹部20内に配管類40・配線類45を配置し、蓋板部材24を固定するのみでよく、メンテナンス作業時は、フロアパネル80(図1参照)を取り外した後、蓋板部材24を取り外すのみで、配管類40・配線類45に容易にアクセスできるように構成されている。
したがって、本実施形態のクロスメンバ12によれば、配管類40・配線類45との干渉を確実に防止することができると共に、取り付け作業性及び、メンテナンス作業性を効果的に向上することができる。また、貫通穴等に挿通させる必要がないため、予めコネクタ等が取り付けられた配線類45であっても容易に収納することができる。
また、本実施形態のクロスメンバ12では、凹部20の開口上面を塞ぐ蓋板部材24、底板部材21及び、一対の側板部材22によって略矩形状の閉断面が形成されるように構成されている。
したがって、本実施形態のクロスメンバ12によれば、凹部20を設けたクロスメンバ12上面部の剛性・強度を、蓋板部材24、底板部材21及び、一対の側板部材22で形成される閉断面によって効果的に向上することができる。
また、本実施形態のクロスメンバ12では、蓋板部材24の下面が、凹部20の底部から上方に突出する支持部材25によって支持されている。すなわち、蓋板部材24やフロアパネル80(図1参照)の撓み等を効果的に抑止するように構成されている。
したがって、本実施形態のクロスメンバ12によれば、凹部20の車体幅方向の開口幅を広く確保することが可能となり、多くの配管類40・配線類45を効果的に収納することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、クロスメンバ12の本数は、図2に示す本数に限定されず、バス1の車体サイズ等に応じて適宜最適な本数で設定することが可能である。また、バス1は、低床バスに限定されず、乗降口とフロアパネルとの間にステップが存在する高床バスにも適用することが可能である。
10 下部フレーム構造
11 サイドメンバ
12 クロスメンバ
13 フロントエンドクロスメンバ
14 リアエンドクロスメンバ
20 凹部
21 底板部材
22 側板部材
23 段差部
24 蓋板部材
25 支持部材
40 配管類
45 配線類

Claims (3)

  1. 車体下部に車体幅方向に延設されて下部フレーム構造の一部を構成するクロスメンバであって、
    その上面部から車体下方に所定の深さで凹設されると共に、少なくとも配管又は配線を車体前後方向に通過させる凹部と、
    前記凹部の開口上面を塞ぐ蓋板部材と、
    前記蓋板部材を支持する支持部材と、を備え、
    前記凹部は、側部と底部とを有し、
    前記側部には、前記蓋板部材を固定する固定部が設けられ、
    前記支持部材は、下方が開口する断面コの字形状であり、前記底部から車体上方に向けて突出すると共に、その上面で前記蓋板部材の下面を支持する
    ことを特徴とするクロスメンバ。
  2. 前記支持部材は、前記配管又は前記配線を配置する前記凹部の空間を区分けする
    請求項1に記載のクロスメンバ。
  3. 前記支持部材は、前記凹部の中央部分に設けられる
    請求項1又は2に記載のクロスメンバ。
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