JP6635772B2 - 粉体物の混合方法および樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
粉体物の混合方法および樹脂組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6635772B2 JP6635772B2 JP2015237148A JP2015237148A JP6635772B2 JP 6635772 B2 JP6635772 B2 JP 6635772B2 JP 2015237148 A JP2015237148 A JP 2015237148A JP 2015237148 A JP2015237148 A JP 2015237148A JP 6635772 B2 JP6635772 B2 JP 6635772B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixing
- raw material
- resin
- pellet
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
本発明は上記事情にかんがみてなされたものであり、混合物中に原料の塊がなく混合状態が良好な混合物を得ることが可能な粉体物の混合方法を提供することを目的とする。また本発明は、その混合方法により得られた混合物を用い、物性バラつきを良好に低減することが可能な樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
(A)ペレット状熱可塑性樹脂69.5〜85.9質量部、(B)粉体原料13〜27質量部、および(C)展着剤1.1〜3.5質量部を混合する方法であって、下記(1)または(2)の工程を含む粉体物の混合方法である。
(1):タンブラー混合機内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して50〜95質量%の(A)、(C)展着剤全量、(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して5〜50質量%の(A)、および(B)粉体原料全量の順で供給し、供給後10〜50rpmで2〜30分混合する工程
(2):タンブラー混合機内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂全量、(C)展着剤全量、および(B)粉体原料全量の順で供給し、供給後10〜50rpmで2〜30分混合する工程
本発明の粉体物の混合方法は、(A)ペレット状熱可塑性樹脂69.5〜85.9質量部、(B)粉体原料13〜27質量部、(C)展着剤1.1〜3.5質量部を混合する方法であって、下記(1)または(2)を含む混合方法である。
(1)は、タンブラー混合機内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して50〜95質量%の(A)、(C)展着剤全量、(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して5〜50質量%の(A)、および(B)粉体原料全量の順で供給し、10〜50rpmで2〜30分混合する工程である。
(2)は、タンブラー混合機内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂全量、(C)展着剤全量、および(B)粉体原料全量の順で供給し、10〜50rpmで2〜30分混合する工程である。
以下に、混合物の各原料について説明する。
本発明において、ペレット状熱可塑性樹脂組成物とは、ペレット形状に成形された熱可塑性樹脂単体又は複数の熱可塑性樹脂のブレンド物をいう。(A)ペレット状熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンエーテルとアルケニル系樹脂のブレンド物、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂のブレンド物、ポリスチレン系樹脂(ゼネラルパーパスポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン)、アクリロニトリル・スチレン共重合体、シンジオタクチックポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ビニル芳香族化合物共重合体(スチレン・ブタジエンブロック共重合体、水素添加スチレン・ブタジエンブロック共重合体、水素添加スチレン・イソプレンブロック共重合体等)、ポリカーボネート、ポリオレフィン系樹脂(高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等)、ポリアセタール、ポリフェニレンスルニド、ポリアミド樹脂(ポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド4,6、ポリアミド11,ポリアミド12,ポリアミド6,10、ポリアミド6,12、ポリアミド6,6/6、ポリアミド6/6,12、ポリアミドMXD(m−キシリレンジアミン),6、ポリアミド6,T、ポリアミド9,T、ポリアミド6,I、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,I、ポリアミド6,6/6,T、ポリアミド6,6/6,I、ポリアミド6/6,T/6,I、ポリアミド6,6/6,T/6,I、ポリアミド6/12/6,T、ポリアミド6,6/12/6,T、ポリアミド6/12/6,I、ポリアミド6,6/12/6)、ポリアミドイミド、ポリアリーレート、ポリアリールスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリテトラフルオロエチレン及びポリエーテルケトンから選ばれた少なくとも1種の樹脂又は樹脂組成物が挙げられる。
本発明の混合方法において使用する(B)粉体原料の種類に限定はなく、例えば、ケイ酸カルシム、マイカ、タルク、ガラスフレーク、炭酸カルシウム、クレー、カオリン、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、メラミンシアヌレート系難燃剤、ホスフィン酸塩類、ジホスフィン酸およびホスフィン酸塩類とジホスフィン酸との縮合物から選ばれた少なくとも1種を使用することができる。混合の観点より、粉体原料の嵩比重は0.1〜0.9であることが好ましい。(B)の含有量は、混合後の原料の塊や分級の観点から、(A)、(B)及び(C)の合計100質量部に対し、13〜27質量部であり、14〜25質量部以下であることが好ましい。粉体原料は、(A)と後述の(C)が主となる原料の塊を少なくする観点から、13質量部以上であり、(B)の展着を十分に行い、分級を抑制する観点から、粉体原料が27質量部以下である。
本発明の混合方法において使用する(C)展着剤は、液体であれば特に限定はなく、樹脂組成物の用途等に応じて適宜決定することができ、具体的には、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、シリコン系オイル、ミネラルオイル、リン酸エステル系化合物、ポリアルキレン多価アルコール、ポリアルキレン多価アルコールの脂肪酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。(C)の粘度は、混合および/または展着効率の観点より、5〜200mPa/s(25℃)であり、60〜120mPa/s(25℃)がより好ましい。
本発明の混合方法は、以下の(1)または(2)の工程を含む。
(1):タンブラー混合機内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して50〜95質量%の(A)、(C)展着剤全量、(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して5〜50質量%の(A)、(B)粉体原料全量の順で供給し、10〜50rpmで2〜30分混合する工程。回転数は、混合効率の観点から、10〜50rpmである、好ましくは15〜40rpmである。混合時間は、生産性の観点から30分以下、混合性の観点から2分以上であり、好ましくは5〜25分である。
(2):タンブラー混合機内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂全量、(C)展着剤全量、および(B)粉体原料全量、の順で供給し、10〜50rpmで、2〜30分、好ましくは5〜25分、混合する工程。回転数は、混合効率の観点から、10〜50rpmである、好ましくは15〜40rpmである。混合時間は、生産性の観点から30分以下、混合性の観点から2分以上であり、好ましくは5〜25分である。
従来技術の混合方法は、ペレット状熱可塑性樹脂に展着させた後、粉体原料を供給し、ブレンドする方法である。一方、本発明のように(C)の量が多い場合、従来技術の方法では、ペレット状熱可塑性樹脂に展着しきれなかった過剰の展着剤がタンブラー内壁・蓋へ付着し、内壁・蓋へ付着した展着剤が後から投入される粉体原料を抱き込みやすくなるため、混合原料の内壁・蓋への付着や払出し不良や分級が生じる。本発明の混合方法とすることで、展着剤をペレット熱可塑性樹脂および/または粉体原料へ展着させられ、タンブラー内壁・蓋へ付着する展着剤の絶対量を低減できる、と本発明者らは推測している(ただし、効果はこれに限らない)。
本発明の樹脂組成物の製造方法は、(1)または(2)の工程で得られた混合物を溶融混錬するものである。溶融混錬装置としては、単軸押出機および二軸同方向回転押出機等を使用することができる。このような押出機としては、例えば、COPERION社製ZSKシリーズ、東芝機械製TEMシリーズ、日本製鋼所TEXシリーズ等が適しており、バラつきが抑制された樹脂組成物を得られる。さらに、上述の製造方法で得られた樹脂組成物は、マスターバッチペレットとして使用してもよく、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンエーテルとアルケニル系樹脂のブレンド物、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ビニル芳香族化合物共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレートからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の熱可塑性樹脂と溶融混練して熱可塑性樹脂組成物を得ることができる。
単軸押出機の場合、(1)または(2)の工程で得られた混合物を供給装置を用いて供給してもよい。
タンブラー混合機内で、(A)、(B)及び(C)の混合物を得た後に、(A)および(B)の少なくとも一方を追加投入して、再度タンブラー混合機で混合すると、(A)成分に添着していた(B)成分が脱落する、あるいは、混合物が分級することがあるため、溶融混練時に追加することが好ましい。
なお、追加投入する(A)が複数種である場合、その複数種全てをあらかじめ混合してから、上記(1)または(2)の工程で得られた混合物を供給した供給装置とは異なる供給装置から溶融混練装置に供給してもよい。または、複数種の(A)を1種類ずつ別々の供給装置から溶融混練装置に供給してもよい。また、追加投入する(B)が複数種である場合も(A)の場合と同様に供給することができる。
本発明の混合方法においては、ペレット状熱可塑性樹脂、粉体原料及び展着剤に加えて、さらに、粉体原料分散剤(エチレンビスアマイド、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸)、エラストマー、官能基付与剤(マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、リンゴ酸、クエン酸)、各種着色剤、着色補剤(酸化チタン等)、紫外線吸収剤、耐電防止剤、安定剤(酸化亜鉛、硫化亜鉛、燐系、イオウ系、ヒンダードフェノール系等)を混合することができる。
<混合物の混合状態>
ブレンド工程で得られた混合物におけるペレット状熱可塑性樹脂と粉体原料の混合状態は、以下の基準に従って目視で判定した。
4:タンブラー内壁に原料の付着無し。払出した混合原料は、塊が無く、かつ分級が生じていない。
3:タンブラー内壁に原料の付着無し。払出した混合原料は、僅かに塊があるが分級は生じていない。
2:タンブラー内壁に原料の付着無し。払出した混合原料は、塊があるが分級は生じていない。
1:タンブラー内壁に原料の付着があり、払出し後に原料が一部残る。払出した混合原料は、塊および/または分級が生じている。
混合原料を投入したロスインウェイトフィーダーの供給安定性を、以下の基準に従って判定した。フィーダースクリュー部への原料の付着状況は、運転終了後の状況を目視で確認した。
良:フィード量の設置値に対して、実績値が±5%以内
可:フィード量の設置値に対して、実績値が±7%以内
不可:フィード量の設置値に対して、実績値が±7%を超える
各実施例及び比較例のポリアミド樹脂組成物ペレットについて評価を行った。各評価項目及びその結果を表1に示す。各評価項目の評価方法は以下のとおりとした。
ポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成型機(商品名「PS40E」、日精樹脂(株)製)を用いて、シリンダー温度270℃、金型温度80℃に設定し、射出25秒、冷却10秒の射出成形条件で射出成形し、4mm厚みのISO試験片を得た。得られたISO試験片を用いてISO179に準じ、Charpy衝撃強度の測定を行った。各例あたり10サンプルを測定し、バラつきの指標として標準偏差を求めた。
ポリアミド樹脂組成物の押出しを1時間行い、15分毎にサンプリングした。得られた樹脂ペレットを650℃に設定した電気炉にて樹脂成分を焼却後、その残渣質量から含まれるタルク含有量を測定し、標準偏差を求めた。
(a−1)ポリアミド66 旭化成ケミカルズ(株)製レオナ(登録商標)1300
(b−1):メラミンシアヌレート 嵩比重0.18
(b−2):タルク 嵩比重0.35
(c−1)PEM:ポリオキシエチレンモノラウレート 花王(株)製エマノーン(登録商標)1112 粘度75mPa/s(25℃)
(c−2)PEG:ポリエチレングリコール 三洋化成工業(株)製PEG400 粘度95mPa/s(25℃)
樹脂組成物の混合装置として、プラテック社製SKD25Sに、(a−1)全量のうち75質量%を投入した後、(c−1)、(a−1)の残量、および(b−1)の順に投入し、回転数30rpmで15分間混合した。得られた混合物は、ロスインウェイトフィーダーを用いて、二軸押出機(東芝機械(株)製TEM35BS、二軸同方向スクリュー回転型、L/D=47.6)の第一供給口へ供給した。バレル温度270℃、吐出量30kg/hr、スクリュー回転数300rpmで押出しを行った。押出機先端ノズルからストランド状にポリマーを排出し、水冷、カッティングを行い、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
混合装置に、(a−1)、(c−1)、および(b−1)の順に投入した以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
各成分の組成を表1に記載のとおりとした以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
混合装置に、(a−1)、および(c−1)の順に投入し、回転数30rpmで15分間混合し、さらに(b−1)を投入後、回転数30rpmで15分間混合した以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
各成分の組成を表1に記載の通りとした以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
樹脂組成物の混合装置として、プラテック社製SKD25Sに、(a−1)全量のうち75質量%を投入した後、(c−1)、(a−1)の残量、および(b−1)の順に投入し、回転数30rpmで15分間混合した。得られた混合物は、ロスインウェイトフィーダーを用いて、二軸押出機(東芝機械(株)製TEM35BS、二軸同方向スクリュー回転型、L/D=47.6)の第一供給口へ供給した。なお、同第一供給口より組成物中に(b−1)が原料の仕込み上35質量%となるように、別のロスインウェインフィーダーで(b−1)の量を調整して、バレル温度270℃、吐出量30kg/hr、スクリュー回転数300rpmで押出しを行った。押出機先端ノズルからストランド状にポリマーを排出し、水冷、カッティングを行い、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
混合装置に、(a−1)、および(c−1)の順に投入し、回転数30rpmで15分間混合し、さらに(b−1)を投入後、回転数30rpmで15分間混合した以外は、実施例5と同様にして、ポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
樹脂組成物の混合装置として、プラテック社製SKD25Sに、(a−1)全量のうち75質量%を投入した後、(c−1)、(a−1)の残量、および(b−2)の順に投入し、回転数30rpmで15分間混合した。得られた混合物は、ロスインウェイトフィーダーを用いて、二軸押出機(東芝機械(株)製TEM35BS、二軸同方向スクリュー回転型、L/D=47.6)の第一供給口へ供給した。バレル温度270℃、吐出量30kg/hr、スクリュー回転数300rpmで押出しを行った。押出機先端ノズルからストランド状にポリマーを排出し、水冷、カッティングを行い、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。押出しは1時間行い、15分毎にサンプリングし、得られた樹脂ペレットを650℃に設定した電気炉にて樹脂成分を焼却した。その残渣重量から含まれるタルク含有量を測定し、標準偏差を求めた。
混合装置に、(a−1)、および(c−1)の順に投入し、回転数30rpmで15分間混合し、さらに(b−2)を投入後、回転数30rpmで15分間混合した以外は、実施例6と同様にして、ポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
さらに、実施例5より、別の供給装置から押出機へ(B)を追加投入しても良好な混合状態を得ることがわかった。
一方、実施例1および実施例5とそれぞれ原料の配合比が同じであっても、(A)および(C)を投入した後に混合し、さらに(B)を投入した後にも混合した比較例1、4、7および8は、混合状態が実施例より劣り、組成物においては物性のバラつきが大きい。また本発明の原料配合比の範囲から外れる比較例2、3、5および6は、本発明の(1)の工程による混合方法を用いても混合状態が悪く、組成物の物性においても実施例より劣ることがわかった。
本発明の混合方法によれば、ペレット状熱可塑性樹脂と粉体原料の混合状態の良好な混合物を得ることができ、さらにこの混合物を使用して溶融混練を行えば、バラつきが抑制された樹脂組成物組成物を製造することができる。
Claims (6)
- (A)ペレット状熱可塑性樹脂69.5〜85.9質量部、(B)粉体原料13〜27質量部、および(C)展着剤1.1〜3.5質量部をタンブラー混合機で混合する方法であって、該タンブラー混合機のタンブラータンクの内容積に対する前記(A)ペレット状熱可塑性樹脂と前記(B)粉体原料の容積が40〜70%であり、下記(1)または(2)の工程を含む粉体物の混合方法。
(1):前記タンブラータンク内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して50〜95質量%の(A)、(C)展着剤全量、(A)ペレット状熱可塑性樹脂の全量に対して5〜50質量%の(A)、および(B)粉体原料全量の順で供給し、供給後10〜50rpmで2〜30分混合する工程
(2):前記タンブラータンク内に(A)ペレット状熱可塑性樹脂全量、(C)展着剤全量、および(B)粉体原料全量の順で供給し、供給後10〜50rpmで2〜30分混合する工程 - 前記(A)ペレット状熱可塑性樹脂が、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンエーテルとアルケニル系樹脂のブレンド物、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ビニル芳香族化合物共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレートからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の粉体物の混合方法。
- 前記(B)粉体原料が、ケイ酸カルシム、マイカ、タルク、ガラスフレーク、炭酸カルシウム、クレー、カオリン、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、メラミンシアヌレート系難燃剤、ホスフィン酸塩類、ジホスフィン酸、およびホスフィン酸塩類とジホスフィン酸との縮合物からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に記載の粉体物の混合方法。
- 前記(C)展着剤が、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、シリコン系オイル、ミネラルオイル、リン酸エステル系化合物、ポリアルキレン多価アルコール、およびポリアルキレン多価アルコールの脂肪酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3いずれか1項に記載の粉体物の混合方法。
- 請求項1〜4いずれか1項に記載の粉体物の混合方法により得られた混合物を溶融混練する工程を含む樹脂組成物の製造方法。
- さらに、(A)ペレット状熱可塑性樹脂および(B)粉体原料の少なくとも一方を、前記混合物を溶融混練装置に供給した供給装置とは異なる供給装置より供給する請求項5に記載の樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015237148A JP6635772B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 粉体物の混合方法および樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015237148A JP6635772B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 粉体物の混合方法および樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017101191A JP2017101191A (ja) | 2017-06-08 |
JP6635772B2 true JP6635772B2 (ja) | 2020-01-29 |
Family
ID=59016298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015237148A Active JP6635772B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 粉体物の混合方法および樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6635772B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20240117163A1 (en) * | 2020-12-25 | 2024-04-11 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Resin Raw Material Composition for Molding Use, Resin Raw Material Composition for Microporous Membranes, and Methods Respective for Producing those Products |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004285101A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | ポリアミド樹脂粒状体およびそれを用いたフィルム、モノフィラメント |
JP2005239882A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂ペレットの製造法 |
WO2008149892A1 (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-11 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | ポリアミド樹脂組成物 |
JP5759279B2 (ja) * | 2011-06-16 | 2015-08-05 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 粉体フィラーのブレンド方法 |
JP6436534B2 (ja) * | 2015-02-24 | 2018-12-12 | 旭化成株式会社 | ポリアミドマスターバッチペレット、それを用いたポリアミド樹脂組成物及び成形体 |
-
2015
- 2015-12-04 JP JP2015237148A patent/JP6635772B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017101191A (ja) | 2017-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103571054A (zh) | 一种低voc聚丙烯复合材料及其制备与应用 | |
CN101568577A (zh) | 导热和电绝缘的可模塑组合物及其制备方法 | |
AU2017269856B2 (en) | Molecular modification of polyethylene resin | |
CN103342859A (zh) | 一种低气味、低voc玻纤增强聚丙烯复合材料及其制备方法 | |
KR20170110078A (ko) | 폴리카보네이트와 폴리프로필렌 블렌드의 조성물 | |
Dobrovszky et al. | Effects of SEBS-g-MA on rheology, morphology and mechanical properties of PET/HDPE blends | |
JP6635772B2 (ja) | 粉体物の混合方法および樹脂組成物の製造方法 | |
JP6472350B2 (ja) | 難燃性マスターバッチ | |
CN110819017B (zh) | 粒料和热塑性树脂组合物 | |
TWI725342B (zh) | 射出成形機及模具用洗淨劑樹脂組成物、以及其使用方法 | |
JP2009001739A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物および成形品 | |
JP2019014163A (ja) | 射出成形品およびその製造方法 | |
JP5759279B2 (ja) | 粉体フィラーのブレンド方法 | |
JP2020147006A (ja) | サイドフィーダー、押出機、および熱可塑性樹脂組成物の製造方法 | |
JP2019056129A (ja) | 難燃性マスターバッチの製造方法、難燃性樹脂組成物の製造方法、及び難燃性樹脂組成物 | |
JP2018115305A (ja) | ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物の製造方法、ポリフェニレンエーテル系樹脂粒子の製造方法、及びポリスチレン系樹脂粒子の製造方法 | |
JP7315179B2 (ja) | 成形機用洗浄剤 | |
JP2005219398A (ja) | 成形機用洗浄剤 | |
JP2011126995A (ja) | 再生abs樹脂組成物の製造方法 | |
JP2005281327A (ja) | 難燃剤マスターバッチ樹脂組成物を用いたポリスチレン系樹脂の成形方法、および、その成形方法によって得られる成形品 | |
JP2010222562A (ja) | ポリアミドマスターバッチの製造方法およびポリアミド樹脂組成物の製造方法 | |
JP2019503411A (ja) | 卵殻粉末樹脂組成物 | |
JP2008222749A (ja) | 結晶性ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
JP2008195883A (ja) | 樹脂組成物の製造方法 | |
JP6816489B2 (ja) | 射出成形品およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160401 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160516 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170608 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6635772 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |